ワグナーナンドール展示会 2015春

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 ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.com/indexj.htm)の「展示会 2015春」が今月15日から始まっています。今年は初めての企画として、五角堂での「ミニコンサート」が毎日開催されていて、連日大いに盛り上がっているようです。先日はその初日、財団の奨学金助成事業で応援した阿久澤政行さん(http://www.danube4seasons.com/search/international-student/02_d4s_2012-15_2.html)と、一緒に演奏活動をされているチェロの白佐武史(http://takeshirasa.blogspot.jp/)さんが、財団内のアトリエで演奏を披露しました、素晴らしいひと時でした。

アトリエでの阿久澤政行さんのライブ

アトリエでの阿久澤政行さんのライブ

チェロ・白佐さんとのコラボレーション

チェロ・白佐武史さんとのコラボレーション

 阿久澤政行さんは当日配布のチラシに次のように書いています。

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 奨学生としての2年間、あっという間に過ぎました。演奏家としての技量の幅と感性の磨きは、生涯かけて学ぶものと感じております。この2年間で、私は多くのことを習得できました。演奏から学ぶだけでなく、幅広い芸術家との交流ができたことも、とても勉強になりました。

 特に大きな演奏会の前には、この「哲学の庭」にて、静かに心を清め、頭の中で音楽を流しながら本番に向けてのイメージトレーニングをすることが、最近の私のこだわりです。また、演奏会の燕尾服は、ワグナー・ナンドール先生が着ていらしたものです。

 ワグナーナンドール財団のご支援に心から感謝するとともに、より一層演奏家として精進して参る所存です。4月18日のアトリエでの演奏では、成果の発表とともに財団への感謝を音に込めたいと思います。今後とも更なるご指導、ご鞭撻のほどを宜しくお願い申し上げます。

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 阿久澤政行さんは、以前、宇都宮南図書館でも演奏をしています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18276)。

 一方、チェロの白佐武史さんは北海道釧路のご出身で、6月には地元での予定もあります。

埋め込み画像への固定リンク
 今回の演目は、ゾルタン・ゴダイ作曲の曲「ウィーンの音楽時計(ハーリヤーノシュより)」、「ドビュッシーへのオマージュ」、「上場的ロマンス」を中心に、サンサーンス作曲「白鳥」、ヴィラロボス作曲「黒鳥」等、普段あまり耳にしない曲も多く、聴き入りました。翌日からの五角堂でのミニ演奏会は、楽器、ソプラノ他盛りだくさんのプログラム、彫刻と音楽のコラボレーションは、また新しいワグナー・ナンドールの世界で大変嬉しいですね、これからも若い世代の皆さんに夢を託したいと思います、宜しく!

全国経済同友会フォーラム in 金沢(下)

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 基調講演後の分科会、私は第二分科会に参加しましたが大変興味深い議論でした。種村均議長が、「少子化」について、子供の数、社会の比率の「量の問題」ばかりでなく、次代の担い手育成という「質の問題」の両方の視点から冒頭に問題提起をされました。子供を大切にしない国が、どうして繁栄する国と成り得るのか、と。

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■第二分科会 出生率UP・日本の次代の担い手をどう育むか

結婚や出産が減少する要因として、経済的な問題、子育て環境などが指摘されるが、根源的に は、家庭の崩壊や家族の絆の弱まりがあるのではないか、本質的な対策を検討する。

●議長:  種村 均 中部経済同友会 代表幹事/ノリタケカンパニーリミテド 会長 (http://www.noritake.co.jp/

●パネリスト

山崎 史郎 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部 事務局長代理 (http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/

白河 桃子 少子化ジャーナリスト、作家、相模女子大学 客員教授 (http://ameblo.jp/touko-shirakawa/

北城 恪太郎 経済同友会 終身幹事/日本アイ・ビー・エム 相談役、国際基督教大学 理事長 (http://systemincome.com/main/kakugen/tag/%E5%8C%97%E5%9F%8E%E6%81%AA%E5%A4%AA%E9%83%8E

伊藤 歳恭 中部経済同友会 会員/百五銀行 頭取 (http://www.hyakugo.co.jp/profile/message.html

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第二分科会で

第二分科会で

 山﨑史郎さんは、第三次ベビーブームが来なかったことが現在の最大の問題であり、この事実を厳しく認識すべきと。晩婚化が非婚化へと至っていった経過を説明し、若者を増やして高齢化率を押しとどめ、「人口安定+生産性向上」によって経済成長を促すこと、これが地方再生の大きなポイントであると指摘しました。

少子化のトレンド

少子化のトレンド、山崎史郎さん

 白川桃子さんは、「婚活」という言葉の生みの親。女性が子育てと仕事を両立できる環境が重要であると。マイルドな表現ながら鋭い視点が印象的でした。

パネラー

白河桃子さん

 北城恪太郎さん、伊藤歳恭さんは、経営者のお立場からこういった時代の企業経営における「イノベーション」の大切さ、時代に見合った働き方の環境づくりを企業内、社会で実践すること等、分りやすくご説明になりました。いつも感じることですが、経営者の方々のお話は、本当に分かりやすいですね、曖昧さがなく、リスクをしっかり取る覚悟が出来れているというか、毎年このフォーラムに参加して学ぶ点です。パネリストがそれぞれのお立場から、ただ評論・分析だけでなく、前向きな提案が多く、充実した内容でした。

 二日目の特別講演は作家の村松友視さんで、演題は「金沢の不思議」です。こんなエッセイも書かれています(https://www.hot-ishikawa.jp/hayawakari/essay/daisuki/121026.html)。

二日目の特別講演・村松友視さん

二日目の特別講演・村松友視さん

<ご参考著書> 『金沢の不思議』 http://www.amazon.co.jp/%E9%87%91%E6%B2%A2%E3%81%AE%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0-%E6%9D%91%E6%9D%BE-%E5%8F%8B%E8%A6%96/dp/4120046974

 今年のこのフォーラム、主催者の発表によると参加者は1355名とこれまでの最高とのことでした。地元からの登録が400名を越えていることを考えると、やたら数を追いかける風潮は戒めたいとは思います。

 夜の盛大な懇親会では、久しぶりに北城恪太郎さんとお話が出来て嬉しかったです、変わらぬ柔和はお姿の中になお社会の最前線でご活躍の様子は素晴らしいですね。

 北城さんについてのこれまで書き留めたもの:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9773

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10292

全国経済同友会フォーラム in 金沢(上)

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 「全国経済同友会セミナー」が、今年は金沢市で開催されました、第28回目となります。今年のテーマは、「戦後70年、地域活性化で日本の再生を」でした(http://www.doyukai.or.jp/publish/2014/pdf/2014_12_15.pdf)。この恒例のセミナーについては、これまでも何回か書き留めています:

* 2014 静岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81

* 2013 盛岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* 2012 富山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12606

* 2011 福岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221

* 2010 高知 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3911

* 2009 札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1272

金沢で

金沢で

 基調講演は、元デンマーク特命全権大使の近藤誠一・前文化庁長官。現在の国際社会について、イスラム過激派の台頭などで「英米型自由民主主義が行き詰まっている」と指摘し、「自然を許容しあいまいさや相手を尊重する日本の文化芸術の視点は、自由民主主義のモラル回復に大変重要である」と語り、地域の伝統・文化・芸術の奮起を促し、期待感も滲ませました。

基調講演・近藤誠一さん

基調講演・近藤誠一さん

近藤さん

近藤誠一さん

寺島塾 2015春 in 奈良(5 最終)

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 今回の寺島塾は、東大寺大仏殿特別拝観、続いて平岡昇修先生(東大寺執事長・大仏殿院主)、寺島実郎氏の講演、交流会と続きました。いずれも濃密な情報の質・量で、手元の資料とメモをまとめるのが大変です。私がモタモタしているうちに、同じくご参加された多摩大学副学長・久恒啓一先生が当日の様子を詳細にブログに書かれています。久恒先生と入れ違いでしたがほんの少し前に、私も三月堂拝観でバッタリ寺島さんとお会いし、向いの茶店でくず餅をご馳走になり、しばし歓談して私は先の散策に出かけました、不思議な出会いでした。

* http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/20150413

 東大寺の歴史を学ぶ時、「大仏像」の歴史と「大仏殿」の歴史を分けて紐解く必要があります。平岡昇修先生のご講演「江戸時代の大仏殿再建物語」では、公慶上人、隆光大僧正、そして特に桂昌院のご業績、五代将軍綱吉の「生類哀れみの令」が日本の福祉政策の始まりとなった優れた政策だったこと等、新しい気づきを与えて頂きました。新井白石、水戸光圀公の評価も興味深いものでした。

江戸時代の大仏殿改築では両側で四間狭くなりました

江戸時代の大仏殿改築では両側で四間狭くなりました

背景の仏像は実は大きさを変えている、天井の一マスの大きさも

背景の仏像は実は大きさを変えている、天井の一マスの大きさも

蝶々の足は8本あります!

蝶々の足は8本あります、何ゆえか!

 続いての寺島実郎塾長のお話は、いつもながら丹念にデータと事実に基づいて、日本の今、世界の今を読み解いていきました、物事の「繋がり」が見えてくる、それが「知性」であると。空海は唐に渡る前にこの東大寺で学びました。空海のそそり立つ「知性」、さらには「生命誌」と「人類史」がこの十数年のテーマです。今回特筆すべき寺島実郎さんのトピックスは、「沖縄の歴史」に対する言及です、「21世紀の日本の試金石」、「国家が国家であるということはどういうことか~常識に立ち返る」と表現されていました。

 東大寺は大仏殿の存在が訪問する人々を圧倒しますが、法華堂(三月堂)の本尊不空羂索(ふくうけんさく)観音菩薩像を含めた静寂な空間は心が落ち着きます。

一番の印象に残るは法華堂(三月堂)

一番の印象に残るは法華堂(三月堂)

 3年前の2月に、寺島実郎さんからお勧めがあって足を運んだ飛鳥寺、岡寺に共通する「何か」を、私は今回も強く感じました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11728

 更にJR奈良駅近くのレストランでは、「大仏きつねうどん」です、全てがジャンボ!

 まだまだ報告し足りないのですが、今回学んだことは今後の活動に活かしていこうと思います、ひとまずこれで一区切りとします。

寺島塾 2015春 in 奈良(4)

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 さて、東大寺ですが、特別講演の前に、広大な敷地内の三月堂・二月堂・正倉院を散策しました。それから敷地を越えて奈良公園を上がり、奥の春日大社にも足を運びました。

 まずは、三月堂(法華堂)(http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance5.htmlです。お堂内の静かな空間の中央で、不空羂索(ふくうけんさく)観音菩薩像としばし向き合うことができました。

法華堂(三月堂)

法華堂(三月堂)

 隣の二月堂(http://www.todaiji.or.jp/contents/guidance/guidance6.htmlを違った角度から。

髙い位置からの大仏殿の背景が素晴らしい

髙い位置からの大仏殿の背景が素晴らしい

 坂を下って大仏殿の裏手、宮内庁の正倉院(http://shosoin.kunaicho.go.jp/です。HPによると、この正倉院宝庫は,千有余年の間,朝廷の監督の下に東大寺によって管理されてきましたが,明治8年(1875),宝物の重要性にかんがみ内務省の管轄となり,次いで農商務省を経て宮内省に移り,引き続き宮内庁の所管するところとなったそうです。宝庫は現在,古来の正倉のほかに西宝庫・東宝庫があり,いま宝物はこの両宝庫に分納して保存されています。

高床式校倉造り

高床式校倉造りの正倉院「正倉」

倉庫を支える確かな柱

正倉院宝庫を支える確かな柱

 南大門を抜けて更に奈良公園を上って春日大社(http://www.kasugataisha.or.jp/です。折から、平成19年から始まった「第60次式年造替(http://www.kasugataisha.or.jp/zoutai/index.html」の最中で、平成28年の御本社御本殿の正遷宮をもって完了するようです。丁度、ご本殿特別公開でした(http://www.kasuga-houshuku.jp/special/)。

今は遷宮の最中

今は遷宮の最中

ご神木も根元だけの拝観

ご神木も根元だけの拝観

 本来は、第Ⅳ期寺島経営戦略塾の報告をしたいのですが、その前にスポット紹介が続いて申し訳ありません。それぞれの場所で、あらためて悠々と流れる時を感じて書き留めているうちに、4回を費やしてしまいました、次回こそ寺島塾の報告を致します。

寺島塾 2015春 in 奈良(3)

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 奈良の散策は西ノ京方面も。昨年訪問した薬師寺、足を延ばして唐招提寺(http://www.toshodaiji.jp/垂仁天皇御陵(http://travel.biglobe.ne.jp/tguide/spot/s13369.html、そして松伯美術館(http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/shohaku/でした。

 昨年(2014年)3月の薬師寺訪問の様子はこちら:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19195

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19395

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19364

 唐招提寺は、HP(http://www.toshodaiji.jp/)からの引用ですが、南都六宗の一つである律宗の総本山です。多くの苦難の末、7回目で来日をはたされた鑑真大和上は、東大寺で5年を過ごした後、新田部(にたべ)親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)を下賜されて、天平宝字3年(759)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きました。「唐律招提」と名付けられ鑑真和上の私寺として始まった当初は、講堂や新田部親王の旧宅を改造した経蔵、宝蔵などがあるだけでした。金堂は8世紀後半、鑑真和上の弟子の一人であった如宝の尽力により、完成したといわれます。現在では、奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える、貴重な伽藍となっています。

雨に煙る唐招提寺金堂

雨に煙る唐招提寺金堂

鑑真大和尚のお墓に続く境内で

鑑真大和尚のお墓に続く境内で

 垂仁天皇御陵(http://travel.biglobe.ne.jp/tguide/spot/s13369.html)は、広大な水と緑のひっそりと眠るスポットで。

小雨の中の前方後円墳

小雨の中の前方後円墳

 更に足を延ばして松伯美術館(http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/shohaku/)、「いのちの輝き」上村松篁展(前期)です。HPにもあるように、自然への深いまなざしと伝統に学ぶ勤勉な姿勢を持ち続け清澄で気品ある独自の画風を確立した上村松篁。いのちの輝きを詠い続け、画家として人として見事な98年間の生き様に触れる機会となりました。上村松園・松篁・淳之の作品を集めての展示を前に、しばし日本の「いのちの輝き」に浸った時でした。後で知りましたが、この美術館は近鉄の名誉会長であった、佐伯勇氏の邸宅敷地に建設されたそうですね。

玄関前のアプローチ

玄関前のアプローチ

特別展「いのちの輝き」のご案内

特別展「いのちの輝き」のご案内

 こころの原点を見つめる散策となりました。

寺島塾 2015春 in 奈良(2)

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 経営塾に先立って、昨年に続いて奈良市内を散策する時間もありました。

 丁度この時期、興福寺中金堂では、2018年度の完成を目指す再建現場の様子を見学できました(http://www.asahi.com/articles/ASH424D55H42POMB00G.html)。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 朝日新聞記事より

 奈良・興福寺の「特別公開2015」(朝日新聞社主催)が6日、開幕した。2018年の落慶を目指している中枢の仏堂、中金堂(ちゅうこんどう)の再建現場が公開されている、19日まで。

 中金堂は奈良時代に建立されたが、戦災や火災で7回焼失。1717年に焼けた後は仮のお堂でしのいできたが、寺の悲願である300年ぶりの本格復興に向けて再建が進んでいる。東西約37メートル、南北約23メートル、高さ約21メートル。奈良では東大寺大仏殿に次ぐ巨大な木造建築になる。完成後は見上げることになる組み物や屋根瓦などを間近に見られる、最初で最後の機会となりそうだ。

~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

* http://www.kohfukuji.com/

猿沢の池から五重塔を臨む

猿沢の池から五重塔を臨む

 中金堂では再建現場の公開中、貴重な機会となり、まさに「匠の技」でした。原材料の太い支柱はアフリカ・カメルーン産、屋根を葺いている木材はカナダ産と係の方から伺いました。

鬼瓦ほか最上階を間近に

鬼瓦ほか最上階を間近に

一つ下の階は、一つ前工程です

一つ下の階は、一つ前工程です

槍鉋(やりかんな)の実演も:削るほどに木の香りも素晴らしい!

槍鉋(やりかんな)の実演も:削るほどに木の香りも素晴らしい!

寺島塾 2015春 in 奈良(1)

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 寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)、第Ⅳ期今回5回目は、奈良・東大寺(http://www.todaiji.or.jp/)での開催でした。

 まずは、東大寺大仏殿特別拝観、続いて平岡昇修先生(東大寺執事長・大仏殿院主)、寺島実郎氏の講演。示唆に富むお話、新たな気づきも多々あり、大変意味深いひと時でした。

東大寺大仏殿

東大寺大仏殿

大仏殿

大仏殿

南大門

東大寺南大門

東大寺南大門

東大寺南大門

 このシリーズ、一昨年の京都・高台寺(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15178)、昨年の奈良・薬師寺(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A5%88%E8%89%AF%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6)に続いての第三弾でした!

愛生舘サロン 4月例会

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 愛生舘サロン(http://aiseikan.net/salon)4月例会は「利き酒会」でした。講師は「唎酒師(http://www.ssi-w.com/?page_id=19」の資格を持つ公認会計士の中村泰道先生。資料に基づきながら日本酒のカテゴリー名称とその由来等、大変興味深いお話でした。

* 愛生舘サロン http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16586

利き酒師・中村先生

利き酒師・中村泰道先生

同じ銘柄でも違いが

同じ銘柄でも違いが

 当日の内容はこちらにもコンパクトにまとまっています:

http://www.nomooo.jp/blog/?p=7287

 日本酒の奥行きの深さを、あらためて学び直した感じです、ね。

打ち破る、変える力って?

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 ここ数年、いくつかの集まりに出席していて、つくづく日本の組織の新陳代謝への疑問を感じます、急にどうしたと思われるかもしれませんが、例えば、会合とか式典での冒頭あいさつ、ひどいものが多いのですよ、お年寄りの繰り返しと延々と続く挨拶、不適切な言葉・フレーズの使用、それ以上にそういった人の役回りを変えられない組織の硬直性とでも言うのでしょうか、呆れる場面に出くわすと、思わず日本の今の社会、古い体制とか仕組みを打ち破る力、変える力はどこに存在して、或はどう育成していくか、暗澹たる気持になるのです。ワンフレーズでは「新陳代謝を促す装置の欠如」でしょうか。

 国際会議でこうなってくると、「日本の恥」と感じてしまうのは言い過ぎでしょうか。ただひたすら、不適切な言葉・内容を上手に通訳してくれ、敢えて訳さないでと祈るばかりの状態となります。

 人前で話をするというのは、メッセージの伝達であり、コミュニケーションの原点です。特に多くの聴衆への挨拶・演説は、誰にでも与えられる場ではなく、ことさらに吟味された言葉・内容でなければならないはずです。その貴重な機会で、意味のないどころか酷いものであれば、それこそ会自体を台無しにする犯罪性を帯びるものです。

 昨年のある大きな会合、会長職の年配の方が全体会議、昼食交流会時、懇親パーティで連日のご挨拶でした。まずは全てに同じ方に挨拶を割り振る運営側のセンスの無さが指摘されますが、どなたが原稿を書かれたのか、或は全く関与していないのか、全てが長すぎて気持よくそれ以降の次第が進行できなく、そもそも話の内容がゼロに近い(少なくとも私にとっては)のです。芝居でもそうですが、冒頭の「ツカミ」は大変重要で、会議のかなりの雰囲気を形作ります、形式的な時間潰しではないのです。

 また、今年のあるフォーラムでは、恐らく事務局が会長の冒頭の話が長くなると予想して原稿を渡してありました。それを読み終えて、私は今日は短く終わると思いきや、「さて、」と始まって延々とそこから15分、曖昧な語尾でどうでもよい持論を展開し始めたのです。こうなるともうただ「忍」の一字で時の過ぎるのを待つしかないですね。やがてご本人は、何事もなかったように「簡単措辞ですが」と言い放って降壇しました。

 考えてみると、お話の内容以前に、人事的に組織を代表する方がもう賞味期限が切れている場合が多いのかもしれません。その組織を代表するのですから、これまでにはもちろん輝かしい実績と足跡を残されていることに疑いはないのですが、人間は必ず衰えるものですし、ご本人の名誉の為にも、ピーク時に拍手喝采の中で舞台から降りて頂く「仕組み」を組織は持っている必要があると思います、本来は「任期」というのがそれなのでしょうが、機能していません。「勲章」の授与等は、昔はその機能を果たしていたのでしょうが、今では、それを受け取ってもなお現役職位に留まり続ける方が多くて困ります、高齢化の弊害ですね。とにかく、組織の長の若返りを急がないと、特に国際会議等での日本のステイタスは低落するばかりです。若い世代にもっともっとチャンスを与えていかなくては、です。

 この点、外国は実に躍動的です。登壇される方々のお話はコンパクトな中にメッセージを詰め込んだ小気味よい内容が多いような気がします。まずは圧倒的に短くせいぜい3分程度でしょうか、挨拶される方の持論の展開ではなく、それ以降に続く会合の趣旨等と関連するものが多いですね。言葉が吟味されてなおかつユーモアに満ちて、会に臨む姿勢の違いを感じます。

 日本のガラパゴス化は、組織形成にも顕著なのでしょうか。

 一方で、これまでの話でよく吟味されているなと思った事例は以下の通りです、日本語の簡素な美しさを感じます:

* 宮内庁HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

平成27年 新年

  昨年は大雪や大雨,さらに御嶽山の噴火による災害で多くの人命が失われ,家族や住む家をなくした人々の気持ちを察しています。また,東日本大震災からは4度目の冬になり,放射能汚染により,かつて住んだ土地に戻れずにいる人々や仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々もいまだ多いことも案じられます。昨今の状況を思う時,それぞれの地域で人々が防災に関心を寄せ,地域を守っていくことが,いかに重要かということを感じています。

  本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々,広島,長崎の原爆,東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。

  この1年が,我が国の人々,そして世界の人々にとり,幸せな年となることを心より祈ります。

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* 2015年4月 パラオ訪問時の晩餐会での天皇陛下ご挨拶から~~~~~~~~~~

  ミクロネシア地域は第一次世界大戦後、国際連盟の下で、日本の委任統治領になりました。パラオには、南洋庁が設置され、多くの日本人が移住してきました。移住した日本人はパラオの人々と交流を深め、協力して地域の発展に力を尽くしたと聞いております。クニオ・ナカムラ元大統領はじめ、今日貴国で活躍しておられる方々に日本語の名を持つ方が多いことも、長く深い交流の歴史を思い起こさせるものであり、私どもに親しみを感じさせます。


  しかしながら、先の戦争においては、貴国を含むこの地域において日米の熾烈(しれつ)な戦闘が行われ、多くの人命が失われました。日本軍は貴国民に、安全な場所への疎開を勧める等、貴国民の安全に配慮したと言われておりますが、空襲や食糧難、疫病による犠牲者が生じたのは痛ましいことでした。ここパラオの地において、私どもは先の戦争で亡くなったすべての人々を追悼し、その遺族の歩んできた苦難の道をしのびたいと思います。

  また、私どもは、この機会に、この地域の人々が、厳しい戦禍を体験したにもかかわらず、戦後に慰霊碑や墓地の管理、清掃、遺骨の収集などに尽力されたことに対して心から謝意を表します。

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* 沖縄県知事選挙の菅原文太 https://www.youtube.com/watch?v=8PFTMiaHXAc

エネチェン、大きな記事に!

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 「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」は、北海道における再生可能エネルギーへのシフトを提唱し、全道各地で活動を展開しています。先日、北海道新聞夕刊に大きく、提言を含めて取り上げられました。

 この北海道の条例はこちら:――> http://bit.ly/1F5Qan3

北海道新聞4月6日夕刊に掲載

北海道新聞4月6日夕刊に掲載

 今月の統一地方選挙を前に、知事候補、市長候補、各議員候補の皆さんに、提言書を提出しています。これを織り込んでの政策を提示、演説等をしている候補者もいらっしゃいます。

 以前に提案したエネルギーチェンジの「ロードマップ」の「英語版」も、先日出来上がりました。(http://enechan100.blogspot.jp/2015/04/a-roadmap-to-100-renewable-energy-of.html

 再生可能エネルギーの宝庫として、北海道の成長戦略の軸としてもエネルギー創造を位置付けたいものです。

「あのころ」で新聞掲載

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 若者の就活シリーズのページに記事になりました。自分のこれまでの経験を振り返る良い機会でしたね。土曜日、翌日の日曜日、お会いする方々から「出ていましたね」と言われました。その後の感想も私はお聞きしたいのですが、ね。

 今回、私が言いたかったことは、よくアスリートたちの「決して諦めてはいけない、強く思えば必ず成し遂げられる!」みたいなメッセージを目にするけれど、若者の人生において一番大切なのは、その結果よりも現実に真摯に向き合っていた自分を肯定できるかどうか、それが財産になるのでは、なのです。人生は勝ち負けではなく、納得性なのではないかと、今、私は思っています。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/lifestyle/jobhunting/anokoro/2-0025260.html

2015年4月4日(土)北海道新聞朝刊

2015年4月4日(土)北海道新聞朝刊

 7年前のこのブログのスタート時にも教諭時代を振り返って書いています:

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27

バイオディーゼル燃料の今は!

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 先月16日、「(株)エコERC:http://www.ecoerc.com/の為廣正彦社長からご案内があって、「バイオディーゼル燃料利用促進セミナー」に出席しました。今、全国で様々な実践が盛んです。

 以前、アースカフェで十勝を訪問した時に見学もしました: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13373

 その後、エネチェン研究会でも: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15991

 「小岩井農場(http://www.koiwai.co.jp/」で有名な小岩井農牧株式会社の地域社会を支え合うしみとして、人づくりとして、地域環境づくりとしての省エネ、創エネ、環境教育jは、大変参考になりました。産学官民の連携、地域社会を構成するメンバーを総動員しての取り組みです。さらに2011・3・11から学んだこととして、地域エネルギー、地域ネットワークの重要性を強調されていました。

講演1 岩手の取り組み

講演1 岩手の取り組み

さん

野澤日出夫さん

 「BDF」の登録商標をもつ「株式会社BDF(http://bdf.sakura.ne.jp/bdf.html」は、技術的な側面からのアプローチでした。

講演2

講演2

 最後の札幌市の取り組みは、「さっぽろスリムネット(http://www.slim-net.org/」です、10年前に設立したごみ減量実践の活動です。

 
市民・事業者・行政が一体となって、ごみ減量活動を推進していくための枠組みとして、平成17年3月にごみ減量実践活動ネットワーク(以下、「スリムネット」という。)を設立いたしました。
スリムネットは、自主性とパートナーシップを基本とし循環型社会への転換を図るため、市民の日常生活や企業の事業活動におけるごみの発生抑制、排出抑制、再利用、リサイクル等のごみ減量につながる具体的な活動を展開することを目的としています。

第6回六華交流会、大盛り上がり!

Posted by 秋山孝二
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 先月開催された「六華交流会」、第6回目のメインイベントは山木将平くん(南58期)のミニライブでした。「愛生舘サロン」の後ろのウオールには、同窓生の寄せ書きと本人のサインも。私も「全国、世界で活躍を!」と書きました!

山木将平ミニライブ @ 愛生舘サロン

山木将平ミニライブ @ 愛生舘サロン

それぞれのフィールドのプロたちと

それぞれのフィールドのプロたちと

皆で記念写真!

皆で記念写真!

 これまで六華同窓会の若い世代の交流を目的とした「六華交流会」について、書いてきました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17854

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21219

 東京の東京六華同窓会の「六華サロン」はこちらです:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16472

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18127

 皆さん各所属での現役、稼ぎ頭ばかり、始まる前から交流が密で会を重ねる度に盛り上がりを見せていて嬉しいですね。

雪が融けてみれば・・・

Posted by 秋山孝二
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 今日から4月、今年の札幌の雪解けは早いですね。3年前の同じ時期はこんな感じ: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12436

 この時期は、たくさんの方々の異動の報も目にします。場所を代え、職を変え、部署を代え、それぞれの新しい挑戦が成功裡に推移することを祈念致します。私自身は、昨年からさらに引き受けた二つの組織の長を含めて、各団体の課題解決に年度の変りも意識しない程、忙しく立ち回っています、数年前までに「下山の哲学」を書いた頃とは、自ら招いたとはいえ、大いに違った状況です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%8B%E5%B1%B1%E3%81%AE

 そんな日々、久しぶりに我が家の庭を見てみると、地面に奇怪な黄色の物体を目にしました、これは何だかお分かりでしょうか?

我が家の庭に新種?

我が家の庭に新種の植物?

 昨年秋の「ハロウィーン(http://park12.wakwak.com/~tomotomo/halloween/halloween.html)」で活躍した「食べられないカボチャ(パンプキン)」です。使用後に、我が家に用済みで捨てていった男がいて、一冬雪の下で過ごした結果の姿です。

 「パンプキン」と言えば、4年前のドイツ・ハノーバーでの展示会を思い出します、そう、あの「ホッカイドウ・パンプキン」です、すごく高級なブランドでした!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10448

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10624

 時は確実に過ぎていく、新しい出会いを求めてと前向きに受けとめたいですね、それぞれの素晴らしい旅立ちを祝します、「マッサン」ではありませんが、「人生」はアドベンチャー!