「札幌演劇シーズン 2017夏」、終了!

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 「札幌演劇シーズン 2017夏(http://s-e-season.com/program/index.html」が大盛況のうちに終了しました。先日は劇団と劇場の方々、札幌演劇シーズン実行委員会メンバーが集まり、それぞれの今回の感想・反省等、皆さんのエネルギーたるや凄まじいものがありました。各劇団の単独公演ではなく、蓄えてきたレパートリー作品を長期間にわたり再演し続けるプラットホームとしての機能が確認できてきた気がします

 札幌で生まれた優れた演劇を、札幌の財産として受け継ぎ、札幌ならではの「資源」として、演劇の持つ力で札幌の街をさらに活力あふれる街に変えていく、「札幌演劇シーズン」はそんなことを目指している取り組み。人々がシーズンを心待ちにし、シーズンが幕を開けると街は観光客も含めて一気に活気づく、私たちはそんな劇場文化を札幌にも根付かせたいと考え、これまで「札幌演劇シーズン」を開催してきました。

 これまでの「札幌演劇シーズン」の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

 この打ち上げでは、担う側の劇団の演出家、脚本家、俳優の方々の苦労話ほか、貴重なお話の数々が身近に聞けて大変楽しいひと時でした。過去最高の観客数には、関係する多くの方々の確かな活動の裏付けがあったのですね、大変元気を貰ったひと時でした。今後も数を追いかける以上に、内容の魅力度アップと新しい分野へのチャレンジ、ラインアップの多様性等の評価を軸に、益々進化して欲しいと思いました。写真は全てピンボケですがお許し下さいね。

 最後はこのプロジェクトの代表の閔さんの総括。「演劇はまさに総合芸術」を実感しながら、それぞれの方々のそれぞれの総括と今後の抱負、これからも楽しみです!

札南高学校林 経過観察 2017夏

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 札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/では、この数年、教育林・環境林として多様な活動を展開しています。特に今年は、有志で「キノコプロジェクト」、「エゾエノキとオオムラサキ繁殖プロジェクト」等、しばらく中断していた調査・研究を再開し始め、ほぼ毎月現場に入って経過を観察しています。今回のササ刈り、キノコ類の生育にとってプラスかマイナスか、これは今後の推移を見守るしかありませんね。陽当たり、風通しが良くなることは他の動植物にとっても快適な場合も多いでしょうし、自然界、生態系は本当に「複雑系」です。

 これまでの学校林の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 今月も、先月末のイベントとは別に、晩夏の学校林に入ってキノコプロジェクトのその後、エゾエノキの植林地調査を行いました。冬、春とはまた違った緑濃く木の実もチラホラの景観に、あらたな学校林の表情をみた思いでした。

ササ他が繁茂するキノコプロジェクトの現場

ササ他が繁茂するキノコプロジェクトの現場

早速草刈りを1時間ほど

早速、草刈りを1時間ほど

シイタケの榾木周辺の陽当たりも良くなり

シイタケの榾木周辺の陽当たりも良くなり

ヒラタケ、ナメコの生育を期待し

ヒラタケ、ナメコの生育を期待し

 一方、少し離れた南斜面には、この十数年間、札南定時制生徒、同窓生らが植林したエゾエノキが400本程度。ただ、隣地、地質、陽当たりの違いによるものか、その生育にはかなりばらつきがあり、今後は植えた木々の育樹に重点を移すことになりそうです。

エゾエノキの小枝の先にはトンボの姿

エゾエノキの小枝の先には若いトンボの姿

目印のリボンに残る蝉の抜け殻

目印のリボンに残る蝉の抜け殻

 地道な作業が続きますが、コツコツ、根気よく仲間と活動を続けていきたいです。

中島公園百物語 2017

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 8/19(土)、20(日)の2日間、札幌国際芸術祭2017公式プログラム「中島公園百物語 by 札幌座&こぐま座」公演は、昼の赤レンガ広場のパレード、夜の中島公園での30分のコンパクトな物語と、押すな押すなの子連れのお客さま、私は懐かしさと新たな気づきでいっぱい、素晴らしい作品でした!夜の野外観劇には虫よけスプレーが必要でしたね。

http://www.syaa.jp/sisetu/gekijou/kogumaza/schedule/pg643.html

https://www.youtube.com/watch?v=KbCw-sAYphc&feature=youtu.be

チラシ

当日チラシ

 初日昼、赤レンガテラス広場でのパレード。多くの市民、観光客の注目を集めました!道庁赤レンガとこのパレードのコラボが絵になりました!

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、屋外

 夜7時半からの中島公園児童会館前広場には、30分以上前から押すな押すなのお客様。照明に虫たちも引き寄せられて、防虫スプレーが大活躍。

公演開始前から人・人・人

公演開始前から人・人・人

 公演は、札幌中島公園の100年の歴史をコンパクトに紹介していました。ライオン食堂、屋外プール、遊園地、冬のスケート場等、懐かしい私の思い出とも重なり、さらに新しい気づきもありました。

サーカス小屋から像が逃げた

サーカス小屋から像が逃げた

フィナーレ

フィナーレ

 公演終了後も交流が続き、お客様はなかなか帰りません。

講演終了後も交流が続き

 2日間で約2,000名近くの方にご来場いただき本当にたくさんのみなさまに感謝です。このプログラム、これで終わりではもったいない気がします、中島公園、ススキノ界隈の観光ツーリズムで夜のプログラムのレパートリーとして、「中島公園百物語」をラインナップしたいですね。

 今年の3月から動き出したこのプロジェクト。札幌座の皆さんによる興味深い中島公園の歴史エピソードのプレゼンをもとに、やまびこ座・こぐま座の子どもたちが妖怪のキャラクターを考え、それを美術監督の沢則行さんに子どもたちがプレゼン、子どもたちのアイディアをヒントに沢さんが素敵な妖怪たちをデザインしてくれました。そして沢さんや舞台の専門スタッフのみなさんに教えてもらいながらの人形製作、プロの役者であり演出家の斎藤歩さんからの演技指導と、子どもたちにとっては、刺激的な日々だったようです。作品を与えられたのではなく、まさに「創作した」日々、そうです、この間、子供たちの「活動」があったのです。

* 沢則行さんーー> http://norisawa.net/?page_id=46

 感動しました。沢則行さんは公演終了後、翌日にはホームグラウンドのチェコに飛び立ったそうです、本当にご指導ありがとうございます。北海道演劇財団札幌座の斉藤歩さん、磯貝圭子さん、お疲れさま。

千葉県館山市 @ 2017 夏

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 毎年夏、千葉県館山市では8月8日が恒例の花火大会で、私はその前後に館山にある私の小さな家に数日間夏休みで滞在します。ところがこの花火大会、昨年は悪天候で順延、今年も台風通過後の強風で順延となり、翌日札幌に向けて帰るスケジュールの私は、2年続けて花火大会・フラメンコフェスティバルを見逃しました。

 これまでの館山関連記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%A4%A8%E5%B1%B1

 でも、今年はお墓参りと家の近くの県立安房高前庭をゆっくり散歩できました。ご承知のように安房高は、昨今ではX-JAPANのミュージシャン「YOSHIKI(http://www.yoshiki.net/」で一躍有名になりました。その他に剣道部は全国大会出場の常連で、優秀な成績を毎年挙げ、野球部も甲子園出場で勝った実績もあります。地方の伝統校としての風格を感じる校門・前庭・校舎です。

正面玄関の門

正面玄関の門

 正門の左には、優秀成績の記念碑が輝いてます。

左・野球部甲子園出場記念、右・剣道部全国大会出場記念

左・野球部甲子園出場記念、右・剣道部全国大会三冠達成記念ほか

剣道部・全国三冠達成記念

剣道部・全国三冠達成記念

全国高校野球甲子園出場、一回戦勝利!

全国高校野球甲子園出場、一回戦勝利!

 この安房高から歩いて3分の所に、私の小さな家があります。もう建ててから20年位経ちますが、東京湾のアクアラインが完成して館山道も整備され、東京駅からの高速バスが便利になり、東京出張の折には宿泊としても頻繁に使うようになりました。羽田空港行きのバスがあり朝早い飛行機便にも間に合います。空気がきれいで、特に北条海岸・鏡ケ浦の夕焼け(http://tateyamacity.com/archives/2667)は本当に燃えるような天空が素晴らしく、もちろん、お寿司も旬の地魚はじめ、田舎寿司ほか、日本海の魚とはまた違った顔がラインアップで毎回楽しみです。

 ただ、家の周りの地面は雑草が生い茂り、行くたびに抜いたり刈ったりで忙しいです、今年の夏も草刈り中に、毛虫と目が合いました。札幌と比較して、砂地であること、気温・湿度が高く、草木の生育スピードがとにかく速いのです。

かなり大きい!

かなり大きい!

 館山市の特徴は、マキの生垣でしょうか。路地の両サイドから香りが心地よいです。

マキのつらなり

マキのつらなり

 お米が豊富に採れ、海の幸も豊か、地方都市の良い事例としてこのマチはこれからも続くのでしょうね。

公開対談「メディアと政治、市民」

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 ジャーナリスト・作家の外岡秀俊さんと法政大学法学部教授の山口二郎さんの公開対談、お盆でお休みの人も多いかと思いましたが、当日は会場満席の160名が集まり、関心の高さを示しました。外岡秀俊さんは、私の小・中・高の三年後輩、山口二郎さんはメディアアンビシャス代表世話人。主催は、メディアアンビシャス(http://media-am.org/)、日本ジャーナリスト会議北海道(http://jcj-daily.seesaa.net/)、さっぽろ自由学校「遊」(http://sapporoyu.org/)で、会の冒頭、私はメディアアンビシャス世話人の一人としてご挨拶をしました。

* 外岡秀俊 (http://www.asahi.com/topics/word/%E5%A4%96%E5%B2%A1%E7%A7%80%E4%BF%8A.html

* 山口二郎 (http://www.yamaguchijiro.com/

画像に含まれている可能性があるもの:2人

 私なりの問題意識は、最近の関心事と共に以下の通りで、事前に主催者にもお伝えしておきました。

1)昨年のブリグジット、トランプ現象で最近よく目にする「post-truth(ポスト真実)」、「post-truth-politics」時代において、従来のマスメディアと新たなソーシャルメディアの関係性は?

2)「post-truth(ポスト真実)」の時代、市民はどう真贋、真実を見極めたらよいのか?

3)議会制民主主義が機能しない時、市民の政治参加のオルタナティブは何か?

4)市民として今の政治に「嘆き」「憤り」を越える行動として何が期待されるか?

post-truth(ポスト真実)~「客観的事実(真実)より感情的な訴えが勝る感情化社会の到来」を示す言葉>

* http://www.bbc.com/japanese/38009790

* http://kyodo-pr.co.jp/pr-souken/column/2017/02/08/118/

お二人の公開対談!

お二人の公開対談!

 1時間15分の濃密な意見交換とその後のフロアーからの質問に対するやり取りも興味深かったです。

* 民主主義はいかに壊れるか

* 取材する記者たちのパソコンを必死に打つ姿に、『新自由主義』は文化にまで影響を及ぼしているのではないか

* 本来の記者の取材とは

* 市民による国会前抗議行動・全国各地のデモが確実に現政権に影響を与えていること

* 週刊誌を含めた昨今のマスメディアの報道の変化、潮目が変わってきている

* 議会での対峙が期待できないアメリカの「大統領制」の下、メディアの使命感は日本とは比較にならない程強い

* 新しい時代におけるSNSの影響

等、メディアと政治、そして市民の立ち位置、立ち振る舞い、お二人のお話は尽きることなく続きました。

 対談終了後の懇親会にも30名以上の方が引き続き参加し、現在の政治とメディアに危機感を募らせながらも、新しい時代の到来を感じさせるお盆の夕べとなりました。

日本の近代とは? @三谷太一郎先生

Posted by 秋山孝二
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 この十数年読んできた中で、私にとってトップレベルで納得した三谷太一郎著「日本の近代とは何であったか――問題史的考察(http://www.jicl.jp/now/ronbun/backnumber/20170410.html)でした、素晴らしい本です。

 三谷太一郎先生は、2011年の秋山財団顕彰事業「新渡戸・南原賞」の受賞者です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10292

* 新渡戸・南原賞 http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02

<山本和生さん撮影>

 日本の近代政治史を考察した内容。日本の近代化を以下の四つの視点、統治としての「政党政治」がどのようにして生まれたのか、「資本主義」がなぜ形成されたのか、いかにして「植民地帝国」となっていったのか、「天皇制」とは何なのか、について分かりやすい考察です。ウォルター・バジョットの近代概念である「議論による政治」をキー概念にしながら「貿易」「植民地化」を促進要因として注視しながら解き明かしています。

 一つずつ少し内容を紹介します。

 近代化の政党政治への変遷は、立憲主義の導入において、一つの側面として「権力の分散」等、多くを幕藩体制から学び取り、もう一つの側面は「議会制」、すなわち「慣習の支配」から「議論による統治」へと形を作ります。さらに思想的には、「明治憲法」と対を成す形で「教育勅語」を位置づけ、市民的には憲法よりもむしろ教育勅語に実質的にはその思想の基盤を求めていた構図も明解に解説していました。「教育勅語」に関して、天皇の「超立憲君主的性格」「半宗教的絶対者」を明示との指摘は、今こそきっちり理解したいポイントです。昨今の政治家たちの「教育勅語」発言が、いかに浅薄で歴史を踏まえていないものか、明らかです。

 近代日本の資本主義形成、つまりは非外債政策を基本とする「自立的資本主義」から、国際金融資本との協調路線である「国際的資本主義」へと転換する過程をまず興味深く読みました。金解禁と軍縮条約はセットだったこと、東亜新秩序の地域主義への位置付け等々、私にとっては新たな視点を得るとともに、第一次大戦後のワシントン体制成立を、国際金融政策からの背景説明に強く共感します、政治は経済の反映であることに。

 植民地を求めての遅れて出てきた帝国主義についても分かりやすい分析でした。日本はアジアにおいて歴史上最初の、そしておそらく唯一で最後の植民地を領有する国家となったこと、その第一歩を踏み出したのは日清戦争の前後だと。それは丁度、不平等条約下の自立的資本主義から条約改正後の国際的資本主義へと転換した時期でした。さらに、議会での枢密院での議論、陸軍の勢力伸長等、複雑な政治的主導権争いが繰り広げられる様子を解説しています。イデオロギー的には、新しい国際秩序として「地域主義」が台頭してくるのです、これが後の「大東亜」の道筋へと続きます。日本の近代史が韓国、中国との関係性を抜きに語ることができないのは、この辺の歴史認識からも必然だと思われます。

 「天皇制」についての言及も分かりやすいですね。当時の日本の憲法起草責任者・伊藤博文は、仏教を含めて既存の日本の宗教にはヨーロッパにおけるキリスト教の機能を果たしうるものは見出すことはできませんでした。そこで彼は、「我が国にあって基軸とすべきは独り皇室あるのみ」と決断し、「神」の不在が天皇の神格化をもたらしました。ヨーロッパ近代は宗教改革を媒介として、ヨーロッパ中世から「神」を継承しましたが、日本近代は維新前後の政策・運動により前近代から「神」を継承しませんでした。言い換えると、日本における「天皇制」は、ヨーロッパにおける「君主制」以上の過重な負担を負わされることになります。

 さらに明治憲法第一条に規定する統治の主体としての天皇と、憲法第三条の天皇の「神聖不可侵性」とは、法論理的には両立せず、憲法外で「神聖不可侵性」を体現する超立憲君主的性格を積極的に明示したのが「教育勅語」だっと説明しています。当初から、天皇を単なる「立憲君主」にとどめず、「半宗教的絶対者」の役割を果たすべき「国家の基軸」に据えた結果でした。これは、明治憲法と教育勅語との矛盾、立憲君主としての天皇と道徳の立法者としての天皇との立場の矛盾は消えることはなく、これと不可分の「政体」と「国体」、「府中」と「宮中」との相剋は、日本近代の恒常的な不安定要因だったと結論づけています。さらにそんな状況の中、一般国民に対して圧倒的影響力を持ったのは憲法ではなく教育勅語だったようで、いわば「市民宗教」の要約と言ってもいいのでしょう。

 この憲法と教育勅語との関係をしっかり押さえていくと、戦後の日本国憲法における「象徴天皇」の持つ意味合い、「教育基本法」の意義も、より明確になってくるような気がします。戦後の「教育基本法」といえば、その草案作成の中心人物・南原繁を忘れることはできません。私自身、「新渡戸・南原賞」事業で、「南原繁研究会(http://nanbara.sakura.ne.jp/」の活動を垣間見ました、加藤節(http://nanbara.sakura.ne.jp/hello.html)先生のお話が忘れられません。

 かなり端折って書いてしまいました、とにかく、濃い内容なのでどうしても長い説明になります。多くの方々がおっしゃっているように、現在の国際社会、どの国も内向きで視野狭窄に陥っているような気がします。三谷太一郎先生がおっしゃる「ワシントン体制」の歴史的教訓、すなわち軍縮条約に基づく平和的・現実的な多国間秩序の構築に向けた外交努力の必要性が、今こそ重要なのだと強く感じました。

 最後の部分に、「これからの日本が歩むべき道」として、重要なのは各国・各地域のデモクラシーの実質的担い手である、と書かれています。デモクラシーにとっての平和の必要性を知る「能動的人民(active demos)」の国境を越えた多様な国際共同体組織であり、国家間の協力とともに、市民社会間の協力を促進する努力の必要性を訴えています。まさに「civil society」、「NGO」の出番なのでしょう。

 日本の「近代」の成り立ちを踏まえて、今の課題解決、将来の国のあるべき姿を模索したいですね。

木朝会 30周年記念パーティ

Posted by 秋山孝二
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 1987(昭和62)年7月18日に「木朝(もくちょう)会」発会式が札幌パークホテルで開催されて、今年7月で30周年を迎えることができました。その記念パーティがごく内輪で、札幌市中央区の「ル・ジャンティオム(http://www.le-gentilhomme.com/」開催されました。

 今思えば本当にあっという間の30年、初代代表幹事の竹内實先生ほか歴代の代表幹事の先生、OB、現役メンバー、事務局が集まり、お一人お一人が設立時当時のお話ほか、それぞれの振り返りでこれまでの活動を再認識しました。そして特別ゲストの明楽みゆき(http://www.ongakuno-mori.com/)さんのチェンバロの演奏と北前船のお話も含めて3時間、思い出話の数々と料理とワイン、楽しいひと時でした。

 これまでの木朝会の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%A8%E6%9C%9D%E4%BC%9A

初代代表幹事の竹内先生

初代代表幹事の竹内實先生

歴代の代表幹事の先生方

歴代の代表幹事の先生方

明楽さんのチェンバロ演奏と北前船のお話

明楽みゆきさんのチェンバロ演奏と北前船のお話

同じテーブルの先生たちと

同じテーブルの先生たちと

参加者全員で記念撮影

参加者全員で記念撮影

 最後には、西澤寛俊先生のご挨拶で、「10年後の40周年」を目標に会の継続を約束しました。終了後にチェンバロ演奏の明楽さんと私は記念撮影も。この30年、メンバーは入れ替わった先生もいらっしゃいますが、立ち上げに関わって初代の事務局長を務めた私としても、医療政策の構築ほか、皆さん「同志」的な絆を感じ、何か大きな節目を越えた気がして気持のよい帰り道でした。

素晴らしいひと時!

素晴らしいひと時!

札南高学校林、夏の交流会 2017

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 札南高学校林では、この数年、幾つかのイベントにトライしています。この「夏の交流会」も気が付けば初めてのイベント、特段の作業はなく、ここまで活動している作業道の散策、軽トラでの踏査、拠点のキッチン・カマド周辺での懇談等、24名の参加、まさに「交流」中心のイベントでした。ここでのアルコール付きも初めて、と。私にとっては、正直、初めての乾杯だったの?といった感じ。これまでに個別・自主的に拠点でやっていたということが分かりました?!

当日の様子 https://photos.app.goo.gl/V0GuvX1l8snShh8q2

初めてのアルコール付き?これまで私は自主的に日本酒付き!

初めてのアルコール付き?これまで私は自主的に日本酒付き!

世代を越えて

世代を越えて

説明を受けながらの散策も

説明を受けながらの散策も

気持のいい手作り作業道、いずれは散策道へ

気持のいい手作り作業道、いずれは散策道へ

昼食も終えての拠点キッチン・カマドの残る火

昼食も終えての拠点キッチン・カマドの残る火

 今回は初めての試みでした、今後はさらに多くの方々へのご案内をして、夏の学校林の魅力を満喫したいものです、気がつけば当日参加者の中で私が最高齢者、でも、また楽しみが一つ増えました。

 終了後に幾つかの前向きな提案もありました、ここで「トイレ」と言っているのは「コンポスト」です。

* チェンソーで薪小屋作り、どうですか?小屋っていうか薪棚です。半日でできるくらいのものです。材料は板以外は拠点周りにあるカラマツでできます

* トイレが昼間でもちょっと暗いと感じました。乾電池式の安いランタンみたいなものでも置くようにしようか。使用方法の案内もも見やすくなるだろうし

* 初めてトイレを使いましたが、使い方を書いている紙が小さく、周りも暗くて、内容もはじめて使う方には少し分かりづらいかもしれません

* 春の散策会に比べ、長い距離を歩いたり、トラック移動があったりで、山の広がりを強く感じることができて楽しかったです。そのとき思ったのは、今どこを歩いているのだろう?山田林道ってどこのことだろう?とういうことでした。林道やファイヤープレイスの位置が、簡単に書いてある地図を片手に散策できたら、理解しやすくより楽しめるかなと思いました

* 冬のときはマップを用意したんだけど、今回はそこまで準備できなかった。ハンドブックみたいのを作って、参加者に配布することも考えてみようと思います

 私からもコメント: いろいろ次につながるコメント、いいですね。今回のイベントばかりではないのですが、次回以降は、「いつものメンバー」にならないように、広くご案内をしたいですね。毎回、新しい参加者が少しずつでも現れるような。それと、これも議論が必要ですが、学校林内にあまりベタベタ看板を立てるのではなく、参加する個人側にマップほか情報を与えて、「ここかな?」みたいな感じが宜しいのではと私は思っています。至れり尽くせりのテーマパークではなく、まさに「散策」「逍遥」の場としてこれからも保っていきたいと思うのですが・・・。トイレは大きな課題ですね。紙の代わりは葉っぱかな?縄一本という方式も如何、乾燥してまた次の方が使える?未熟なアイディアで失礼!:

と、トイレ(コンポスト)の提案をしましたが、賛成の方は一人も現れず、でした。

祝 米寿、和久奈ちよさん!

Posted by 秋山孝二
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 「公益財団法人 ワグナー・ナンドール財団(http://wagnernandor.jp/」の和久奈ちよさんは今年米寿を迎え、東京でごく近い方々でお祝いをしました。ご本人はお祝いをされるたびに歳を取っていく気がしてと必ずしも満面の喜びとはいかない様子でしたが、とても88歳には見えないお元気な姿、これからも現役でワグナー・ナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.com/indexj.htm)で頑張って頂きたいものです。

 これまでのちよさんの記事: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81%A1%E3%82%88

米寿のお祝い!

米寿のお祝い!

手作りの寄せ書き

色紙に寄せ書き

少人数でのお祝いの宴

少人数でのお祝いの宴

SIAF応援 ティ・パーティ 2017

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 今年で2回目となる「札幌国際芸術祭(http://siaf.jp/)」、それを市民サイドから応援する「V-net(http://artvolunteer.net/」が主催する2回目の「ティ・パーティ」が開催され、80名を越える各団体のボランティアの皆さんで大いに盛り上がりました。

 これまでの「SIAF」関連掲載記事

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19858

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20738

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21910

 今年の芸術祭のテーマは、「芸術祭ってなんだ?」です。「V-net(さっぽろアートボランティア・ネットワーク)」の構想は、「札幌国際芸術祭(SIAF)2014」の開催を契機に実現しました。以来、さまざまなジャンルの芸術・文化にかかわる市民ボランティア団体が手を結び、情報の共有、相互支援など幅広い連携のため活動しています。それは普遍的な〝学びと実践″であるリベラルアーツを念頭に置いた市民活動です。

 私が代表を務める「(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」もこのメンバーの一員となっていて、同時に私はあまり力になっていませんが運営委員も務めています、まさに新渡戸の言う「リベラルアーツ」の活動です。

 今回のティ・パーティは、学生5チームそれぞれから数名と指導に当たった映画監督早川渉さん、アニメーション作家横須賀令子さん、シアターキノの中島洋さんらによるトーク、そのほかSIAF実行委員会事務局から、芸術祭の見どころについても。

 学生の皆さんが制作した芸術祭のCMを鑑賞しながら、その制作意図、プロセス、アドバイザーからのご意見等、ワイワイガヤガヤのひと時でした。

ティ・パーティ

ティ・パーティ

V-netメンバー

V-netメンバー

 作品鑑賞の前に、この集まりの代表の西川吉武さんからこれまでの経緯とご挨拶。

代表の西川さん

代表の西川吉武さん

創作CMの発表会

創作CMの発表会

 札幌国際芸術祭実行委員会事務局長の熊谷淳さんからは、今年のプログラムと見どころを。

札幌芸術祭 2017 のキーマン

熊谷淳さんのプレゼン:札幌芸術祭 2017 のキーマンお二人

熊谷事務局長

熊谷淳実行委員会事務局長

 プロジェクトの一つ、「都市と市電」の漆崇博さん。

漆さんの市電プロジェクト

漆崇博さんの市電プロジェクト

都市と市電

都市と市電

 CM鑑賞の後に、それぞれの作品を作成した学生さんたちが、苦労したポイントほかを説明し、参加者との意見交換も活発でした。アニメ制作の現場の苦労を垣間見た気がします。

制作者の皆さん

制作者の皆さん(1)

製作者の皆さん(2)

製作者の皆さん(2)

 お任せの「芸術祭」ではなく、幅広い市民の手作り芸術祭の意図を感じ、なかなか2回目は進化したことの運びかな、と。これを応援する私たちも、ただ多彩な芸術作品の消費者ではなく、応援者としてともに参加するスタンス「サッポロスタイル」が大切ですね。今月から10月1日までのロングラン、多くの皆さまと楽しんでいきたいものです。

遠友みらい塾 第11回例会

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 「遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/)」、先月は第11回目で、私も報告者の一人でした。

第11回目、今回は外国留学生も

第11回目、今回は外国留学生も

 7月のカナダ・バンクーバー、ヴィクトリア訪問の報告。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E3%81%AE%E8%B6%B3%E8%B7%A1+%EF%BC%A0+%E3%82%AB%E3%83

私から「新渡戸稲造の足跡」をバンクーバ、ヴィクトリアから

私から「新渡戸稲造の足跡」をバンクーバ、ヴィクトリアから

 ブログにも書いたのですが、1933(昭和8)年2月、日本が国際連盟脱退を通告したその年の秋、カナダのバンフで開かれた太平洋問題調査会の第5回会議に、登壇はしませんでしたが日本代表団団長として、カナダを訪問しました。この会議は8月14日から26日まで開催され、米・日・中・英・豪・ニュージーランド・加・比に加え仏・蘭・蘭領東インド(現インドネシア)が新たに正式参加し11地域となりました。テーマは「太平洋地域に於ける経済上の軋轢とその統制」、日本に対する諸外国の風当たりは強く、厳しい雰囲気の中での参加だったようです。会議終了後、当時、国際港のあった西海岸ヴィクトリアで倒れ、市内のロイヤル・ジュビリー病院に入院し、10月15日、治療の甲斐なく息を引き取りました。後に、友人たちにより石灯籠を中心としたささやかな庭園が造られました。当時の日本を代表する外交官だったと同時に、「国際人」としての高い評価と尊敬を集めていたことを示すものですね。

 今回のみらい塾、もう一人は、同塾の事務局員でもある磯真査彦氏(ネオス)が「ドローン」についての報告。部屋の中で飛行の実演も交えての興味深いお話でした。道内初となるJUIDA(一般社団法人 日本UAS産業振興協議会)認定のドローン操縦者養成スクール「日本ドローンアカデミー札幌校」のスクール開設とドローンを使用した様々な可能性についてお話されました。

まずは、最近見られるユニークな活用方法を紹介。2017年には米国スーパーボールのハーフタイムショーで、ドローン約300機にLEDを搭載してレディ・ガガのライブを演出したことや、ドローンそのものを使用したレース、さらには、人命救助、人工知能と融合してソーラパネルの故障部などを発見するスカイロボットとしての活用など、撮影だけではなく、幅広い分野で多様な活用がなされていることを紹介して頂きました。

* レディ・ガガ https://www.youtube.com/watch?v=POtyYqDt_fA

* Sky Magic Live at Mt.Fuji  https://www.youtube.com/watch?v=NngqCk1zxkI

ドローンの昨今の話題

ドローンの昨今の話題&室内での飛行実演

 今後は農業分野での活用ほか、学校教育カリキュラムにもきっちり位置付けての展開も視野に入れているようです。ただ、このドローンは、そもそも軍事用に開発が始まったものであり、将来の戦争がドローンの空中戦とロボットの地上戦も容易に想像されて、少し心に引っ掛かったのは私だけだったのかな?

北を語る会 110回例会

Posted by 秋山孝二
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 異業種交流で25年以上続く「北を語る会」の第110回例会が開催されました。移動例会等も含めて、いつも多彩なプログラム、そして登壇者と参加者です。

 これまでの掲載記事はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BC%9A

 今回は、講演として、北海道博物館(http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/)の石森秀三館長による「ホッカイドウ・アズ・ナンバーワン:アジアの中の北海道の未来」、廣田直美(NAOMI)さんのライブでした。

北海道博物館の石森秀三館長のお話

北海道博物館の石森秀三館長のお話

 石森館長は、2年前にご就任になりましたが、その時からのこの施設の理念を明確に示されました。北海道開拓記念館(1971年開館)と道立アイヌ民族文化研究センター(1994年開所)という2つの道立施設を統合して、2015年4月に北海道博物館(愛称:森のちゃれんが)として新たに開館しました。2つの施設が築き上げてきた伝統や優れた業績を受け継ぎ、名実共に北海道を代表する「総合博物館」を目指すとの意気込みも。

 そして、この博物館は、道民と共に歩み、愛される博物館として「道民参画型博物館」を目指すとともに、北海道の「中核的博物館」として地域の博物館などとの連携を図り、地域活性化に貢献したいとの思いも語られました。現在28名の学芸員・研究職員を擁する「研究博物館」でもあり、多様な専門的・総合的研究の成果を活かして北海道の未来に貢献し、アイヌの歴史や有形・無形の文化に関する専門的研究組織を有する世界に誇るべき総合博物館として、アイヌ文化の振興に寄与するとともに、多文化共生社会の実現に努力しているそうです。

 今回のお話は、19項目にわたっての詳細なレジュメを丁寧に語られ、特に印象的な言葉として、「人口ボーナス」から「人口オーナス」へ、アジア諸国にとっての「新世界としての北海道』、パナマ文書とホセ・ムヒカ大統領、なぜ「カーブス(Curves)(http://www.curves.co.jp/)」は急成長したのか?、です。

 続いては、NAOMIさんの素晴らしいライブでした。

ナオミさんの歌

ナオミさんの歌

素晴らしいステージ

素晴らしいステージ

SDGs 異業種勉強会 2017

Posted by 秋山孝二
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 枝廣淳子さんの異業種勉強会、今回は第46回「SDGsの本質を理解する(http://www.es-inc.jp/network/forum/2017/nwk_id009046.html)」でした。 厳しい時代を生き抜くには、SDGsを事業やCSRの中枢に置いて、社員やサプライチェーンが一丸となって本業の成長と重ねて考えていく必要があり、そのためには社員ひとり一人の理解が不可欠とのこと、新しい時代に確かに突入しています。

 昨年9月にも、この勉強会でテーマに挙がりました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24492)。

 これまでの勉強会の幾つか:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27400

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28724

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29366

 今回のゲストスピーカーは、広告コミュニケーションのプロ、SDGsの社会実装の実現に向けてさまざまなプロジェクトを展開している博報堂広報室CSRグループ推進担当部長の川廷(かわてい)昌弘さんの予定でした。

 SDGsの背景や意図、そして内外の先進企業の事例のほか、博報堂社内では実際どのように意識啓発などを進めていらっしゃるのかについても紹介して頂けるはずでしたが、アメリカからの帰国便が遅延して、結局、空港から直行して懇親会途中に間に合いました。大変お疲れの所、国連でのピコ太郎(http://avex.jp/pikotaro/)のパフォーマンス、ニューヨーク市内での人気沸騰ぶり、裏側のお話しなどホットなお話を語って頂き、動画も含めて大いに盛り上がりました。

 川廷さん、乗り換えを経て長距離の飛行機の旅から直行で駆けつけて頂き、誠にありがとうございます。最後は、参加者全員で「17」のサインで決めポーズです!

枝廣淳子さん、川廷昌弘さんとご一緒に参加者で決めポーズ「17」!

 今回、面白かったのは、グループで「ゴール17一つ一つをノック方式で考える」ワークを行いました。「17」のゴールの中で、業界・業種によって自社の取り組みに重ねて考えやすかったものと、そうでないものが分かれる一方、ゴール「10」や「16」は業界に関わらず、共通してワガコトとして考えにくいことが分かりました。SDGsのゴールや指標を一つ一つ確認し、他社はどうなのか、わかりにくさも含めて多面的にみることで現状を理解し、掘り下げる機会となりました。しっかりとSDGsの本質を理解した上で、SDGsを21世紀の企業競争力の源泉にすべく、「世界の共通語」として異業種が集まるこの機会に知恵を出し合い、持ち帰る場として、これからも期待したいですね。

< 参考 >

ピコ太郎 × 外務省 : https://www.youtube.com/watch?v=H5l9RHeATl0

ピコ太郎 × UN in New York: https://www.youtube.com/watch?v=tEjAztwMvM0

 それにしても川廷昌弘さんは、アメリカから帰国してその足で会場に駆けつけ、遅れたとはいえその誠実さに頭が下がります。お陰で、報道では断片的でしたが、NY国連本部、タイムズスクエアでのサプライズパフォーマンスの動画も観て、一連の日本のSDGsへの関わりのアピールには十分貢献したようですね。

オオムラサキ、ほか @ 栗山町

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高学校林の活動は、これまで何回も書いてきましたが、昨今、幾つかのプロジェクトが本格稼働しています。その一つ、「エゾエノキ植林&オオムラサキ観察プロジェクト」の続きとして、先月、チームで栗山町を訪問しました。

* 学校林関連――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%8D%97%E9%AB%98%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 まずは、「くりやま家具・工房まつり(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/docs/2012071400021/」。箱崎陽一先生もスタッフとして関わっていますが、家具職人さんたちのこだわりをご説明から強く感じました。さらに展示スペースの奥にはオークション会場、ハスカップ栽培、温室トマト等、実に多彩な活動を確かに観てきました。

画像に含まれている可能性があるもの:1人、室内

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画像に含まれている可能性があるもの:植物、花、木、空、自然、屋外

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる、植物、木、草、子供、屋外、自然

黒川智子さん撮影

 午後からは「ファーブルの森(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/furusato/nature/field/fabre.html」です。園内にあるファーブルの森観察飼育舎では、学芸員の方が丁寧なご説明、7月上旬~8月上旬まで、オオムラサキを間近で観察できるほか、季節に応じた様々な昆虫たちの生態が観察できると。オオムラサキは森の豊かさの象徴とも言え、雑木林の機能と森の役割についての学校の授業の一環として環境教育活動も担っているそうです。

 この他に栗山町の取り組みは多彩です(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/furusato/)。

ファーブルの森

ファーブルの森

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト

画像に含まれている可能性があるもの:4人、、スマイル、立ってる(複数の人)

学芸員の方とチームメンバー

 とにかく、このくらい広い空間を確保しての飼育・観察ですと、間近にオオムラサキの孵化、幼虫、蛹、脱皮、羽化、成虫と、一連の生態変化が観て取れますね、素晴らしい環境です。

オオムラサキの接写!

オオムラサキの接写!(松本美奈子さん撮影)

見事な芸術品ですね、卵

見事な芸術品ですね、卵 (松本美奈子さん撮影)

羽化したばかり

羽化したばかり

広い空間の確保

広い空間の確保

 これから学校林でどこまでのオオムラサキの飼育を行うのか、まだ先の課題ではありますが大きなヒントを得た気がします。それにしてもオオムラサキの羽音は近くで聴くと大変な迫力でした、生きる力を感じましたね!