異業種交流で25年以上続く「北を語る会」の第110回例会が開催されました。移動例会等も含めて、いつも多彩なプログラム、そして登壇者と参加者です。
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今回は、講演として、北海道博物館(http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/)の石森秀三館長による「ホッカイドウ・アズ・ナンバーワン:アジアの中の北海道の未来」、廣田直美(NAOMI)さんのライブでした。
石森館長は、2年前にご就任になりましたが、その時からのこの施設の理念を明確に示されました。北海道開拓記念館(1971年開館)と道立アイヌ民族文化研究センター(1994年開所)という2つの道立施設を統合して、2015年4月に北海道博物館(愛称:森のちゃれんが)として新たに開館しました。2つの施設が築き上げてきた伝統や優れた業績を受け継ぎ、名実共に北海道を代表する「総合博物館」を目指すとの意気込みも。
そして、この博物館は、道民と共に歩み、愛される博物館として「道民参画型博物館」を目指すとともに、北海道の「中核的博物館」として地域の博物館などとの連携を図り、地域活性化に貢献したいとの思いも語られました。現在28名の学芸員・研究職員を擁する「研究博物館」でもあり、多様な専門的・総合的研究の成果を活かして北海道の未来に貢献し、アイヌの歴史や有形・無形の文化に関する専門的研究組織を有する世界に誇るべき総合博物館として、アイヌ文化の振興に寄与するとともに、多文化共生社会の実現に努力しているそうです。
今回のお話は、19項目にわたっての詳細なレジュメを丁寧に語られ、特に印象的な言葉として、「人口ボーナス」から「人口オーナス」へ、アジア諸国にとっての「新世界としての北海道』、パナマ文書とホセ・ムヒカ大統領、なぜ「カーブス(Curves)(http://www.curves.co.jp/)」は急成長したのか?、です。
続いては、NAOMIさんの素晴らしいライブでした。