『バタフライエフェクト』(3)

Posted by 秋山孝二
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 NHK総合テレビ『シリーズ映像の世紀』、『バタフライエフェクト』3回目は、昨年退任したドイツのアンゲラ・メルケル前首相、4期16年首相を務めてEUで絶大な存在感を示しました。

<これまでの関連記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44020

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44041

 冷戦下の東ドイツ。抑圧された社会で生きる3人の女性、見えない将来に絶望していた物理学者のアンゲラ・メルケル、デモで自由を訴えた学生のカトリン・ハッテンハウワー、体制への批判を歌にこめた歌手ニナ・ハーゲン、それぞれの立ち位置からベルリンの壁崩壊後も独自の人生を歩んでいきます。

 アンゲラ・メルケルは新進気鋭の東ドイツ出身の元物理学者でした。

<これまでのメルケル首相関連記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38111

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38377

 同じ時代、東ドイツで暮らしててデモにも積極的に参加していた芸術家の若手、カトリン・ハッテンハウワー。

 そして、歌手のニナ・ハーゲン、彼女による『カラーフィルムを忘れたのね(https://www.youtube.com/watch?v=EKe9ybFDQ1A)』は当時東ドイツの若者たちの心をつかみ大ヒットしたそうです。

 1989年、政府報道官のひとつの失言から始まったベルリンの壁崩壊は、巨大な嵐を巻き起こし、3人の女性の運命を変えていきます。宰相メルケル誕生に秘められた、絶望の中から希望をつかんだ女性たちの物語、ベルリンの壁崩壊のその時に、メルケルはその場に居合わせていました。私は2011年秋にベルリンのブランデンブルグ門に足を運びましたが、足が震えるほどの感動でした。

* 関連の私の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10458

 メルケル首相は退任式で、恒例のリクエスト三曲の中の一曲として、ニナ・ハーゲンの東ドイツで爆発的に人気を博したこの曲『カラーフィルムを忘れたのね(https://www.youtube.com/watch?v=8G7NXHB0BBk』を選曲し、軍楽隊が急遽楽譜を取り寄せる等、大いに戸惑わせたと言います。

 いずれにせよ、物理学者から政治の世界へ、最後まで信念を貫いてきた人生に心から敬意を表します。

アナザーストーリー、山一破綻!

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 NHKテレビ『アナザーストーリー、山一破綻!(https://tvpalog.blog.fc2.com/blog-entry-3333.html』は、私の記憶にも新しく、衝撃のニュースを思い出しました。

 3兆5千億円の負債を抱え、廃業に追い込まれた四大証券会社の一つ、山一証券。「社員は悪くありません」、そういって社長が泣き崩れた歴史的な破たん劇はいかにして起きたのか?三つの視点からこの破綻を読み解く。すべての始まりは、雑誌記者・木村秀哉の執念のスクープ。タレコミをきっかけに、不正の闇を追求していった。その全貌を記者がテレビで初めて証言、さらに旧経営陣・藤橋忍も舞台裏を明かした。バブルの絶頂から破たんへ、数奇な運命をたどった中、当時の社員・永野修身の今は?

 私が五代目社長だった(株)秋山愛生舘が、100周年を機に札幌証券取引所に上場し、その後に東京証券取引所市場第二部に上場した時の幹事証券会社が山一証券でした。この破綻後も、当時山一証券の社員だった方々とは、今も付き合いが続いています。逮捕されたお二人の経営トップの方々とも親しくお話をしたことも鮮明に覚えています。今、四半世紀を経て、当時の関係者もそれぞれの人生を歩んでこられた様子をしり、あらためて時の流れを感じたひと時でした。

いいね、山崎育三郎!

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 NHK総合テレビ『SONGS』、昨年に引き続いて山崎育三郎(https://www.ken-on.co.jp/1936/)がゲストで登場、彼のここまでの経歴を知り、あらためてその魅力に取りつかれました(https://www.nhk.or.jp/music/songs/466238.html)。

 小椋佳との出会い他、ミュージカルでも大活躍中、5月には札幌でもライブコンサートが予定されています、これからも楽しみですね!

大泉洋と山崎育三郎

大泉洋と山崎育三郎

 『生きてることが辛いなら(https://www.youtube.com/watch?v=nDigr8mIwpQ)』もよかった!

酷い発言、吉野家常務!

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 先日の朝飛び込んできたニュース、今の時代にまだこんな発言の経営幹部がいるとは、まさに恥を知れ!ですね。

https://digital.asahi.com/articles/ASQ4M52GJQ4MUTIL00H.html?ref=mor_mail_topix1

 このプログラム、早稲田大学の社会人対象とのこと、こんな高い授業料でこんな講師の発言、レベルの劣化に唖然とします。

 彼は、日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の元マーケターとしても有名だったとの報道、P&Gは女性登用に積極的な印象があっただけに、残念ですね。問題発言は恐らく過去にもあったのでしょうが、今まではそのまま聞き流されてしまっていたのでしょう。大企業のサラリーマン社会で乱暴な発言がマスメディアにもてはやされ、出世街道を昇っていく様子は手に取るように分かります。以前にも書いた気がしますが、一方で経営トップに「辛口」で存在感を高めてのし上がるタイプもいますね。取締役会で荒っぽく社長を批判し、翌日社長室のドアをノックして「昨日は言い過ぎました」と平身低頭する輩、いずれも古き時代の組織に蔓延る悪しき連中、許されざると私は思います。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2204/19/news130.html

家族全員集合!

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 これまで身内のことはプライベートな話題と勝手に思って、ほとんど話題にしてきませんでしたが、今回、4人の子供のうち、唯一東京で暮らしていた次男家族が札幌に移住してきたのを機会に、初めて全員集合で写真を撮影しました。振り返ると、4人の子供たちはそれぞれ高校を或いは大学を卒業して、札幌を離れて暮らし、パートナーを見つけて家族を持ち、各々の人生を歩んできましたが、その後別々のタイミングで札幌に移住してきて、数えてみると総勢22名、少子化の日本社会では少しは貢献できているのかなと、控え目に喜びとしています。とは言っても、男5人女7人、12人の孫たちが本当に安全・安心で健やかに育てる社会であって欲しいと、コロナ禍、ウクライナ戦争の中、祈らざるを得ない昨今です。

 撮影前後は保育園状態です。

『バタフライエフェクト』(2)

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 NHKテレビ「映像の世紀」シリーズ、第二回目は「アインシュタイン 科学者たちの罪と勇気」です。「相対性理論E=mc2 」は原子爆弾に繋がり、「ブラウン運動に関する数式」は、後に「ブラック・ショールズ方程式」として国際金融の世界に大きな影響を与えています。

~~~~~~~~~~~~~~ HPより

 就職先が見つからなかった若きアインシュタイン。仕方なくスイスの特許局に職を求めたことが、天才科学者誕生のきっかけだった。1905年、3つの論文を発表。「相対性理論」は第二次大戦下、アメリカの科学者たちによって磨き上げられ、遂には核というパンドラの箱を開いた。「ブラウン運動に関する数式」は、彼の死後、経済学者たちに応用され、金融市場に革命をもたらした。一人の天才から始まる科学者たちの罪と勇気の物語。

~~~~~~~~~~~~~~

 「相対性理論(https://news.kodansha.co.jp/7428」は時代的に原子爆弾の開発競争へと突き進む力となりました。

 一方、「ブラウン運動に関する数式」から派生した「ブラック・ショールズ方程式(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E2%80%93%E3%82%B7%」は国際金融に大きな影響を及ぼしました。

 この一連の「バタフライエフェクト」企画、第一回のモハメド・アリに関しても今回も、実に興味深い構成で今後も楽しみです。

* 第一回の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44020

雪融け一気に @ 札幌

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 4月に入り、20℃を越える日があったかと思うと最高気温が10℃を下回る時もあったり、でも春は確実にやってきていて、多かった雪も一気に融けている札幌市内です。

 今年は1月に入って連日の大雪、久しぶりに窓まで届く積雪でしたが、今はすっかり融けています、土の温度はパワーですね。

今年2月の様子、下は数日前の景色。

家の裏もすっかり融けて!

家の裏もすっかり融けて!

 札幌平岸霊園も、3月のお彼岸の時ままだ雪の下に埋もれていましたが、数日前にはさすがに融けていました。

秋山家の墓

秋山家の墓

『バタフライエフェクト』(1)

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 「映像の世紀『バタフライエフェクト』(https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/2LQ7JGJ6M2/

~モハメド・アリ 勇気の連鎖~」、様々な戦いの連鎖をその後の歴史に起こしました。

~~~~~~~~~ HPより

 1954年、12歳だったアリが愛用の自転車を盗まれたことがすべての始まりだった。怒りに燃えたアリはボクサーを志し、無敵のチャンピオンとなる。その言動は、世界を大きく揺さぶった。ベトナム反戦運動を燃え上がらせ、オリンピックを揺るがす表彰台での黒人差別への抗議をもたらし、史上初の黒人大統領誕生へとつながる。世界を敵に回しても信念を貫いたアリの勇気は、世界を変えたのだ。貴重映像でたどる勇気の連鎖の物語。

~~~~~~~~~

 彼の生い立ちから始まり、自転車の盗難に端を発した物語のスタート!今も、メモリアルとして自転車が掲げられています。

 私の世代、戦う姿勢のシンボルとして、カシアス・クレイの時代から深く心に残っています。

 1968年メキシコオリンピックでのこの場面ほか、1960年代はまさに激動の時代でした。

* 関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42229

 モハメド・アリの娘さんが語る父からのメッセージ、『他人が求める自分ではなく、なりたい自分になるんだ!」と。

 そして、オバマ元大統領も、ホワイトハウスのダイニングルームにはアリから送られたボクシンググローブを離さず飾っていたとか。

田中泯さんの魅力

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 私はこの歳になって、こんな男になりたいなって思う時があります。自分にないもの、自分と全く違った人生を歩んでる存在に憧れる!道を究めている人生が、60歳を越えると顔のしわににじみ出てくるから凄いです、そんな思いから私はダンサー・田中泯(http://www.min-tanaka.com/さんの表情と姿に憧れます、圧倒的な存在感!!

 先日のNHK総合テレビ、『スイッチインタビュー』(https://www.nhk.jp/p/switch-int/ts/MPZZ23W13W/episode/te/16398R8VX3/)で橋本愛さんとの対談で。

~~~~~~~~~~~~~~~ 番組HPより

 伝説のドラマ「あまちゃん」でブレイクした女優・橋本愛。その後も数々の作品に出演、春には人生初のダンス公演に挑む。そんな橋本が会いたいと望んだのは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」出演で話題沸騰のダンサー・田中泯。即興で踊る“場踊り”をライフワークとし、30か国以上で公演を行ってきた。年齢差50歳、EP1の今回は田中のダンス公演が行われる京都を橋本が訪ね、その素顔に迫る。歴代名ドラマの秘蔵映像もご紹介!

~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

吉田泯と橋本愛

田中泯と橋本愛

 『たそがれ清兵衛(https://www.youtube.com/watch?v=aPVFRJl2qdo)』で一躍物凄い存在感を示しました。

 こちらも話題の映画でした、『名付けようのない踊り(https://happinet-phantom.com/unnameable-dance/)』。

 多くの作品に登場していて、言葉の力ではなくある瞬間の表情と姿でインパクトを与えるプロフェッショナルの凄み、以前の札幌の小劇場で観た米倉斉加年さんの存在と似たものを感じています。

* 米倉斉加年さんの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14812

『地球クライシス2022』 BS朝日

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 BS朝日のシリーズ『地球クライシス~第三弾(https://www.bs-asahi.co.jp/earth-crisis2022/』、先日はその道の専門家の大変興味深いお話の数々でした、今回は、「地球温暖化による“水”の脅威」をテーマに日本と世界の現状に迫りました。

 特別ゲストの平田仁子さん(NPO法人「クライメート インテグレート(http://climateintegrate.org/」)、2021年、環境分野のノーベル賞とよばれる「ゴールドマン環境賞(https://www.goldmanprize.org/」を日本人の女性として初めて受賞。(日本人としては3人目 23年ぶりの受賞)されています。

* https://www.kikonet.org/kiko-blog/2021-07-06/4485

 海外ではイギリスBBCが制作し、世界各地に起きている気候変動の全貌を描く骨太ドキュメンタリーで、バングラデシュとブータンでのの事例紹介、映像の力により説得力があります。国内でも起こっている「“水”の脅威」とは。

 一方国内では、近年、「日本の砂浜が減少」しているといわれ、そこでは生態系の変化、経済価値の損失、高潮・高波被害が増え、このままでは将来、より深刻な状況を迎えることに。さらに、今、琵琶湖に起きている危機も映像を交えて紹介されていました。

『ドライブ・マイ・カー』と広島

Posted by 秋山孝二
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 第94回アカデミー賞の授賞式が先月末にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー(https://dmc.bitters.co.jp/』が国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)を受賞しました。同部門で日本映画が受賞するのは滝田洋二郎監督の『おくりびと』(2008)以来13年ぶり、ノミネートは是枝裕和監督の『万引き家族』(2018)以来3年ぶりと大変な話題です。

 更に、アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の計4部門にノミネート。日本映画として初めて作品賞にノミネートされる快挙を成し遂げたほか、濱口監督が『乱』(1985)の黒澤明監督以来36年ぶりに日本人として監督賞の候補、濱口監督と大江崇允が日本人として初めて脚色賞の候補にもなりました。これに先立ち、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞を皮切りに、全米映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞などアカデミー賞の前哨戦となる賞レースで作品賞を受賞。英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞などで外国語映画賞も受賞していました。

 先日はNHK中国放送『ラウンドちゅうごく(https://www.nhk.or.jp/hiroshima-blog/6000/462714.html)』は裏話的な番組で面白かったですね。なぜ、広島でのロケだったのかを軸に。

~~~~~~~~~~~~番組HPより

 平和記念公園や国際会議場など世界に誇る名建築や瀬戸内の風景といった、美しい広島の今の魅力が映し出されている。「原爆から復興した広島の姿に、妻を亡くした男性の再生を描いた物語が重なる」と濱口竜介監督は語る。広島の街に導かれたという撮影現場。そのクライマックスにNHKのカメラが潜入。世界的に評価を受ける映画の舞台裏とは?濱口監督が広島に託した思いに迫る。

~~~~~~~~~~~~

 「喪失」と「再生」が広島とこの作品を結ぶキーワードなのですね、納得です!!

コロナ禍で思う、いくつか!

Posted by 秋山孝二
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 コロナ禍はもう2年以上続いていますが、この数週間にあった出来事から二つ、コロナ禍ゆえの悩みというか、大変心に残る場面があったので紹介します。

 先ずは先日、街中で本当に久しぶりにお会いした方、市民活動の幾つかの場で何回かお話をしました。コロナ禍でも活動は続けていたそうですが、人によってこの「コロナ状況」の受け止め方が違うので、イベントへのお誘いとか集まりのご案内でも個々に応じて気を使っているとか。「こんな時期に参加できる訳ないでしょう!」と強く拒否される場合もあれば、逆に「どうしてこんなに縮小してしまったの!」とお叱りを受けたり、これまでになくそれぞれの相手によって対応を考えなければならないことが自分にとってストレスが溜まってくると。高齢者がコロナに敏感という訳でもなく、基礎疾患がある方、若い方でも一歩の家から出ないでメンタル的にやられる人もいるとか。本当にこの間の様々な暮らしぶりにより活動ばかりでなく、メンタルに変化をきたしている場合も多いようです。

 もう一つのお話、これは私にっては一層心が痛みました。先月末に、長く東京都内に住んでいた私の次男家族5人、妻は東京育ち、ともに仕事を辞めて札幌に移住してきました。子供が3人、小学生の長男、今月から小学生になる長女、保育園の二女、先日、引っ越しを終えたその日の夜に、近くのファミリーレストランで私たち爺さん、婆さんと移ってきて初めて夕食を一緒にしました。掘りごたつの丸テーブル、隣はすだれ一枚で中年男性ばかり6人程度の席で、私たちが座る前からすでに食事が始まっていて、大声での話と笑いで盛り上がっている様子、こちらはゆっくり飲み物・食事メニューで注文したあと、ふと小学生の彼がなぜは元気がなく少しうつむき加減の様子に気が付き、どうしたの?と聞くと、隣の大声でのやり取りが許されていいのか、に近い小声のつぶやき、更に聞いていみると、小学校ではかなり厳しく「黙食」を先生からいわれているらしく、隣の状況が許されない、或いはそれを見逃している私たちが理解できない、翻訳するとそんな意味合いのようでした。考えてみると、同伴の保護者は一人と限定されて入学式もろくに行われず、休校が続いたり学校行事はほとんど中止の連続、そんなこの2年間が幼い子供たちにどれ程の悪影響を及ぼしているか、コロナが悪いと言う以前に、この間の大人の対応に大いに責任があるのだろうなと胸が痛んだ場面でした。

 私のように70歳を越えた世代にとってはわずか2年間、人生のごくごく一部なのですが、人生の分母が小さな子供達には計り知れないストレスを与えているのでしょうね、ともあれ、未だに変異株に翻弄される人間社会、この夏までには何とか目途をつけたいものです。それと同時に、今回のようなパンデミックを幼い頃に経験した世代が、貴重な経験として今後の人生の中でたくましく生きていって欲しい、そんな祈りにも似た気持ちにもなった夕食でした。

JCJオンライン講演会から

Posted by 秋山孝二
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 JCJ(日本ジャーナリスト会議:http://www.jcj.gr.jp/)オンライン講演会、今回はいま、地方から発信する意味――なぜ全国紙記者からフリーに?(https://chihoukara.peatix.com/event/3159545/view?utm_campaign=follow-organizer&utm_medium=email&utm_source=event%3A3159545&kme=reco-clk&km_reco-str=PodMember」と題して、講師に元朝日新聞記者・宮崎園子さんでした。

 「ニュースの現場は地方にある」との信念で、全国紙を辞して地元広島に移り住み、ローカルの現場から切れ味の良い発信を続けています。昨年の菅義偉首相が広島で開かれた平和記念式典で、あいさつ文の一部を読み飛ばした件、大手メディア等はノリがついてて読み飛ばしたと一斉に報道しましたが、その真実を明快にしたのは彼女でしたね。

【宮崎園子さん略歴】 みやざき・そのこ 1977年、広島県生まれ。高校卒業までを香港、アメリカ、東京などで過ごす。慶應義塾大法学部卒業後、金融機関勤務を経て2002年朝日新聞社入社。神戸総局、広島総局、大阪本社社会部、生活文化部で、警察・司法、災害、原爆・戦争、社会福祉などを担当。2021年7月退社。現在、広島を拠点に、取材・執筆活動を続けている。

* https://note.com/sonoko_miyazaki/n/n6a32b7ee15c1

<これまでのJCJ関連記事>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31051

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42515

 オンラインで多くの方々のご参加がありました。

 彼女が語った「ニュースの現場は地方にある」は、同時に「活動の現場は地方にある」と言い換えることもできますね。SDGsの本来的意味は、人間の社会生活の基本ユニットは地域である、そうも言えると思うのです。地域に根差した活動を続けている私にとっても大いに共感し、宮崎さんの今後にエールを送ります!!!