永い年月を経て @ 薬師寺

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 薬師寺にはこれまで何回も足を運んでいますが、昨年はここの食堂(じきどう)でのライブコンサートがあると伺い、前後の日程もあったりで参加しました。

 田辺靖雄さんと九重佑三子さんのご夫婦。薬師寺大谷執事長のご配慮で最前列の真ん中の席で臨場感満載の時間でした。ライブ前に本堂の薬師如来に奉納のお参りもご一緒にさせて頂きました。その昔、九重佑三子さんのファンだった私としては60年近くの時を経て至近距離でお話ができました。お父様が北海道の礼文島ご出身とか。

* Bing 動画

* これまでの薬師寺関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

スローフード第2弾、盛況!

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 湯浅優子さんが代表の「秋山財団ネットワーク交流会実行委員会によるトークイベント第2弾」は、予定の参加者を大幅に越えて大盛況でした。

* 秋山財団ネットワーク交流会実行委員会によるトークイベント第2弾のご案内 - 秋山記念生命科学振興財団

 アリス・ウオータースの映画『食べることは生きること』上映を含め、昨年11月の第1弾も内容の濃い参加者との交流でしたが、今年は更に全国で活躍するお二人のゲストの事例発表も感動しました。

* 映画『食べることは生きること 〜アリス・ウォータースのおいしい革命〜』公式 | 世界中の料理人と教育者に影響を与える彼女が信じる「おいしい革命」とはー?

* 小野寺愛|note

* 阿部裕志 風と土と

* 昨年11月の第1弾ーー> 秋山財団ネットワーク交流会上映会&TALKが開催されました - 秋山記念生命科学振興財団

 更に関連してそれに先立って一昨年開催されたイベントにも小野寺愛さんはご参加されていました。

<2023年5月のトマムで>

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝 スローフード北海道 20周年!(上)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝 スローフード北海道 20周年!(下)

 今回の第2弾、前日夜の交流会。

 この会の代表で秋山財団評議員の湯浅優子さん。

 翌日は映画上映会とお二人のゲストの事例発表と意見交換会。

 小野寺愛さんの映画の解説ほか。

 阿部さんからは海士(あま)町の実践ほか。

 昼食後は、4名の方々からそれぞれの素晴らしい実践のご報告とアピールでした。これからの秋山財団のアウトリーチ活動の軸として「食~農」の楽しみなネットワークが進化しそうです!!!

6月の川甚 @ 札幌

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 札幌に残る数少ない割烹「川甚」、しばらくぶりに集合時間前にしばしお庭を拝見、夕暮れ前からのライトアップに映える変わらぬご神木のポプラです。

* さっぽろ川甚本店

 さる場所にはこんなものも?!

 今回のメンバーはこちら、川甚オーナー会社会長を囲んで岐阜からのご一行でした!

 今から40年くらい前の札幌には、「いく代」、「海陽亭(小樽が本拠)」、「あをき」等、私が知っているだけでも複数あったのですが、現在はこの「川甚」さんくらいしか昔の風情がある割烹は無いような気がします、貴重な札幌のおもてなしの場ですね、加森公人さんに感謝です!

旅立ったお二人!

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 一緒に仕事をしてきて自分より若い方が旅立つのは、心にポッカリ穴が開いた感じで、なかなか受け入れるのに時間がかかります。
 演劇界、とりわけ北海道に多大な足跡とレガシーを築いた斎藤歩が6月11日にご自宅で静かにを息を引き取りました。私が(公財)北海道演劇財団理事長の時に当時の田淵専務理事と、彼を北海道に呼び戻した張本人、一緒に持続可能な財団運営を目指して共に尽力した言わば戦友の気持ちですが、多くの苦労を掛けてしまった懺悔の気持ちもあるのが正直な心境です。

* これまでの斎藤歩関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 亡くなられた当日、眠るように横たわるお姿を拝むことはできました。葬儀は家族葬で営まれて、私は外せない出張があり参列できませんでしたが、ご家族以外にも多くの方々がお別れに訪れたようです。

 私が好きな最近の彼の写真、『ひかりごけ』公演での船長の舞台です。

斎藤歩

 歩さん、これまでの演劇界へのご貢献に心から感謝致します、どうか安らかにお眠りください、

 もうお一人の旅立ちは、(公財)ワグナーナンドール記念財団の事務局長の小方良子さんの急逝です。4月28日、折からの春の展示会の最中、出勤予定の時刻になってもギャラリーに現れないので不審に思って関係者がご自宅に行ったところ、虚血性心疾患でお亡くなりになっていました。突然の訃報を受けて、私はしばし茫然、直前までSNSでメールのやり取りもしていたので。ご主人は出張中で急遽益子に戻り、海外勤務の娘さんご家族も駆け付けて、家族葬で見送られました。

* これまでのワグナーナンドール財団関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 在りし日の小方良子さん、FMラジオスタジオにて(座っている小方さん)

 20年の財団へのご尽力、まさに基盤を支えてくれたその業績に心から感謝致します、以下、私のHPでのご挨拶を添付します。

< 訃報 >
謹んで当財団をご支援して頂いてる皆様にご報告申し上げます。
これまで20年あまり、皆さまにお世話になり当財団の事務を担っていた小方良子が、2025(令和7)年4月28日午後6時頃に虚血性心疾患で急逝しました。突然の報に関係者はにわかには受け入れ難く、対応に追われて皆様へのご連絡が遅れた事を深くお詫び申し上げます。葬儀は家族葬でごく内輪にてお済ませとご親族から連絡を受けております。今年度「春の展示会」の最中の悲報でしたが、私たちは当初予定通り5月15日迄開催して多くのお客様にお越し頂き、滞りなく終了しました。
小方良子は和久奈ちよと共に、益子のアートギャラリーの運営に献身的に尽力し、展示会での応対をはじめ、作品・建築物・庭園等の日々のメインテナンスを担っている方々とのコミュニケーション、栃木県庁担当部署への報告、理事会・評議員会資料作成等、事務全般をこの間担って、当財団の活動の基盤を構築してくれました。2021(令和3)年10月にちよが亡くなった後は、まさに孤軍奮闘で新たな当財団の方向性を探りながら仕事に向き合っていました。
私とも頻繁に意見交換を行って、ちよ亡き後のギャラリーの展開を語り合ったり、地元益子町の方々との更なる関係構築、栃木県を芸術の視点から情報発信するための方策についてもアイディアを交換したりして、ギャラリーの将来像を明るい眼差しで思い描いていました。
今、在りし日の姿を顧みると、小方良子は日本航空国際線CAの誇りを胸に、いつも仕事に向き合っていたような気がします。そして、若い後進を育てる途上での今回の突然の旅立ちは、どこか心残りだったかもしれません。
残された今を預かる私を含めた財団関係者は、そんなギャラリーへの熱い思いをしっかり受け継ぎ、これからのこの美術館の更なる発展に尽力することをお誓い申し上げて、ご報告に代えさせて頂きます。
今後とも、皆さま方に喜んで頂ける「ワグナー・ナンドール アートギャラリー」を目指して参ります、どうか宜しくお願い申し上げます。

令和7年5月19日
公益財団法人ワグナー・ナンドール記念財団
理事長 秋山 孝二

二人の被ばく女性、禎子&節子

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 NHKの『映像の世紀~バタフライエフェクト』シリーズは毎回歴史の繋がりを人の関係から追いかける素晴らしい企画です。

* シリーズ 核の80年(2)ヒロシマ 世界を動かした2人の少女 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK

 今回は被爆者の女性二人、佐々木禎子と中村節子(現・サーロー節子)、それを世に知らしめ問いかけた二人のジャーナリストのお話、皆さんの勇気ある行動に敬意を表します。禎子は白血病を患い折り鶴に希望を託しながら12歳でこの世を去り、節子は生き埋めから奇跡的に生還、戦後カナダに移住し、英語で原爆被害を生々しく伝え続けています。

芦別での出会い(下:最終)

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 この芦別シリーズ(上)でも少しご紹介した今回のサプライズ、先ずはこの『野のおもひで館』で大林宣彦監督の奥様の恭子さんとお会いし、昼食を共にしながらこれまでのたくさんのご経験他を伺うことができました。また、ご一緒にいらっしゃった映画・テレビ・美術監督協会の竹内公一理事長とも大林監督との永いお付き合いのお話も新鮮でした。

 恭子さんからはサイン入りの著書を頂き、札幌に戻ってから一気に読みました。

 そしていつも恭子さんが持ち歩いている大林監督のCM制作時代の一枚、その時に撮影したもう一枚『ムーん、マンダム!』、「男の世界」で有名になったチャールズ・ブロンソンとの写真は竹内さんが保管していました。大林監督は初期の時代、ソフィアローレンの「ホンダ・ロードパル』の「ラッタッタ!」CMも手掛けたのですよね、いずれも1970年代の忘れられないCMです!

* マンダム CM (1970年) チャールズ・ブロンソン 男の世界

* 1976年 ホンダ ロードパル CM ラッタッタ

 もう一つのサプライズは、何と女優の常盤貴子さんとの「再会」です、「再会」とは言ってもあちらは覚えているはずもないのですが、私としては「お久しぶりで!」とご挨拶、詳細はお忍びのようなので書きません。

 以前お会いしたというのはこちらの写真、2014年、札幌で映画『ののなななのか』の先行上映のパーティで。

大林宣彦監督と女優の常盤貴子さんと札幌で

 今回の芦別訪問の日程は、全く私自身の都合で合間を見て石川睦子さんにお伝えしたのですが、何とも偶然にお会いできて思い出に残る滞在となりました。それにつけてもここまでの情熱で関係性を創り上げてきた石川睦子さんのご尽力には心から感動するとともに、地域を愛して地域に生きる姿勢を学びましたね、これからも益々のご活躍を祈ります、貴重な出会いをありがとうございました!!

芦別での出会い(中)

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 大林宣彦監督の「野のなななのか」は、芦別を舞台にした映画で、地元の方々の多大な協力によって制作されました、DVDでも観ることができます

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%87%8E%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B

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人の生き死には、常に誰か別の人の生き死にに繋がっている。

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 そんな地元の中心となったのが石川睦子さん、永らく芦別の薬局経営で私たちの会社「(株)秋山愛生舘」も大変お世話になりました。下の北海道新聞の告知で一番下に秋山財団の名前も記載されて、品川徹さん、常盤貴子さんが出演と出ています。石川さんは当時の新聞を大切に保管されていました。

野のなななのか

野の男二人、いいですね!

野の男二人、いいですね!

  エンドロールのクレジットにも石川睦子さんのお名前が数カ所に。「制作パートナーズ」、「実行委員会」!!

 大林宣彦監督はお亡くなりになりましたが、石川さんは奥様の恭子さん、俳優の常盤貴子さん他当時のスタッフとは今も交流が続いています、それを目の当たりにしたサプライズ、次の私のメッセージで!!

芦別での出会い(上)

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 今年の年明けから約束していた芦別訪問、6月になり先日実現しましたが、サプライズの連続で素晴らしい時間を過ごしました。

 以前は札幌から道内地方の長距離バスは札幌駅ターミナルに集中していましたが、新幹線札幌延伸工事に伴って、現在は道庁・駅前通り付近に分散されています。芦別方面富良野行きは道庁正門横からの出発です。折からのよさこいソーラン祭りの会場の一つになっているので、開始前から観客が集まり始めていました。

 芦別訪問の目的は、『野のおもひで館(https://obayashinobuhiko.life/nonoomoidekan-1720』の石川睦子館長にお会いすることでした。永くJR芦別駅近くで「一の薬局」を開業され、ご主人が亡くなられた後も切り盛りし続けました。2022年9月に薬局を他の方に譲り、土地を得て『野のおもひで館』を開設しました。「星のふる里芦別・映画学校』を20年続けて、集大成として芦別を舞台とした大林宣彦監督の映画『野のなななのか』に至りました。映画については次の記事で詳細をお知らせします。

 芦別市内を眺望できる高台に映画でも登場した医院の正面をイメージした館、中は大林宣彦ワールドが空間いっぱいに拡がっていました。

 天井には当時使われていた巨大フラッグも全面展開!!他にも大林宣彦監督関連、映画で使用された家具、絵画等がびっしり展示されて大変興味深いですね。そして最初のサプライズは何と大林宣彦監督の奥様・恭子さまがちょうど滞在されていたのです。

祝 !「未来教育サポート」10周年

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 「一般社団法人未来教育サポート | mirai-ksp.jp」の創立10周年記念祝賀会にご案内を頂き、出席しました。代表の棚橋伸男さんは、秋山財団のネットワーク形成事業助成の選考委員としてお世話になっています。

 私は主賓の挨拶として最初に登壇でした。自分自身の東京での教師生活ほか、経済同友会の終身幹事だった品川正治さんのお言葉、「未来は予測するものではなく、創り出すもの!」をお伝えし、この10年間のご業績を称賛しました。

 会が始まる前に、参加者全員での記念撮影、私は何と偉そうにド真ん中に座っていますよ。

 会の締めでは代表の棚橋伸男さんが御礼のご挨拶。

 オープニングのマーチングバンド演奏とダンスに始まり、多彩なテーブルスピーチの数々、二胡演奏、ギター&プレゼントソング、10年の歩みのスライドショー等、リラックスして楽しいひと時の祝賀会でした。これからの10年、20年のこの会のご活躍を期待しています、おめでとうございました!!!

館山の初夏 2025

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 千葉県館山市は私の第二の故郷とも言えます。今も小さな家があり、東京駅からの高速バスで2時間弱、東京湾アクアラインを通って行くことができ、館山から羽田空港へのバスも本数は限定的ですがアクセスも便利です。以前は、JR内房線で東京湾をぐるりと廻っての行程がバス運行に代わって、東京都内・横浜方面の人々の往来も盛んです。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 館山駅西口からは海が見え、今回は生憎の曇天でしたが天気の良い時は富士山の姿も。

 鏡ケ浦の夕焼けは殊の外美しく幻想的、近くの海上自衛隊館山航空基地は歴史的にも太平洋からの敵機侵入把握最前線としても名を残していますが、今はヘリコプター訓練基地となっています。

* なぜ館山に自衛隊があるの? - 南房総 花海街道

 東京駅発の館山行きの高速バスと言えば、先日気が付いたのですが、優先席が一番後ろの席にありました。なぜ?と思ってよくよく考えるとすぐ後ろがトイレでした。昨今の高齢社会、優先席は最前方との先入観がありますが、長距離、高速バスの場合は、トイレ近くの席の方が優しい心配りなのかもしれませんね。因みに私は別の後方座席の予約でしたが、出発後に優先席が空いていたのでこちらに移動した次第です?!

アートでよみがえった瀬戸内海!

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 NHK総合「新プロジェクトX」の『島に誇りを~アートでよみがえった瀬戸内海~』は、アートとは何か、を考えさせられた素晴らしい番組でした。

* 島に誇りを ~アートでよみがえった瀬戸内海~ - 新プロジェクトX〜挑戦者たち〜 - NHK

~~~~~~~~NHK公式サイトから引用

 世界から年間100万人を超える観光客がおしよせる瀬戸内海の小さな島の物語。目当ては、アートと島に残る日本の原風景の融合だ。しかし、この海はかつて「瀕死の海」、島々は「はげ山」「ゴミの島」と呼ばれ、衰退の一途を辿っていた。再生に乗り出した教育企業だが、逆境続き。赤字を垂れ流す客の来ないアートホテル。無関心な島民。起死回生の一手は、倒壊寸前の民家を使ったアートだった。失われた誇りを取り戻す奇跡の物語。

~~~~~~~~

 瀬戸内海に浮かぶ小さな島・直島。かつては人口減少に悩む過疎の島でした。しかし今や、自然・アート・建築・地域の絶妙なバランスで、世界中からアート好きが押し寄せる「聖地」になっています。従来の美術館建設ではなく、島全体をアートで再生するという壮大なチャレンジ。ベネッセ・コーポレーション福武總一郎さんと安藤忠雄さんが中心となって始まったこのプロジェクトは、芸術への熱き想いとロマンなのでしょうね。

 直島の象徴といえば「地中美術館」。その名の通り、建物の多くが地中に埋まっているのですよね。

* 地中美術館 | アート・建築をみる | ベネッセアートサイト直島

 更に、「家プロジェクト」。島の集落にある古い民家をアーティストがリノベーションした作品群です。外見は昔ながらの民家なのに、中に入ると現代アートの空間、残すものは残し、新しく導入するものは大胆に取り入れる。

 直島の成功は隣の豊島(てしま)にも伝播されます、豊島美術館は、水滴のような形が印象的、実にシンプルですが、奥が深い動く造形は素晴らしい。

* 豊島美術館 | アート・建築をみる | ベネッセアートサイト直島

 これまで話としては聞いていましたが、ここに至る様々な人々の苦労をこの番組で垣間見て、地域の再生に本気で立ち向かう人々のエネルギーに感動しました。世界の人々が注目するプロジェクト、私の周りの活動もこうありたいものです。

懐かしいお名前の方々

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 北海道新聞の朝刊「卓上四季」、朝永振一郎先生、湯川秀樹先生のお名前が懐かしかったですね。私は高校時代に、大学入試で朝永振一郎先生に憧れて東京教育大学応用数理学科を受験しようと年末までその気でいましたが、年明けの1969年、東京大学が学園闘争で、東京教育大学も筑波移転問題等だったかで共に入学試験が中止となる前代未聞の年でした。

 私はノーベル物理学賞受賞されたということばかりでなく、世界平和へのスタンスでも朝永先生を尊敬し、直接教えを請いたい思いでしたが叶いませんでした。

朝永振一郎 の画像をもっと見る

* <参考> 朝永振一郎教授の「思い出ばなし」

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<卓上四季>
 科学者の社会に対する責任とはなにか。物理学者の朝永(ともなが)振一郎が向き合い続け、実践したテーマだ。ともにノーベル賞に輝いた湯川秀樹と手を携え、核兵器廃絶へ力を尽くす▼研究成果の善用がいかに好ましく、悪用がいかに破壊的か。<正しい評価は科学者が科学上のデータに立ってはじめてなし得ることであります>。政策決定者が判断を誤らぬよう、科学者には伝える責務がある―。1962年発表の朝永の講演録にある▼科学者が戦時下、軍事研究に関わった負の歴史があった。朝永はレーダーの開発、湯川は原爆の可能性を検討する形で軍部の研究に加わっている▼人文・社会科学でも同様の動きはあった。片や政府や軍部の意に沿わない研究が弾圧される。学問の自由を奪って、異論を消し去ったことが無謀な戦争につながったのではないか。その反省から日本学術会議が生まれる。朝永は60年代に学術会議の会長を務め、平和を大切にする姿勢を貫いた▼こうした積み重ねを揺るがしかねない。学術会議を改組する法案の国会審議が大詰めを迎えている。政府が介入し、会議の独立性が損なわれるとの懸念は強い▼フランスの哲学者コンドルセは学問の精神を説いた。<現行制度の賛美者を作ることではなく、制度を批判し改善する力を養うこと>。これこそが学術会議の役割だ。
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 日本学術会議の位置づけを巡って、今国会での法案提出で、研究者の方々の反対が激しくなっていますが、戦時下の自らの研究を猛省してのお二人の戦後の活躍は、今も高く評価されてしかるべきだと思います。
*日本学術会議に関連するこれまでの記事ーー> 秋山孝二の部屋

今年もまた海軍記念日 2025

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 5月27日の海軍記念日に札幌護国神社で「全海軍英魂の碑」の慰霊祭が催されました。年々参加者は減ってきていますが、ご遺族他関係者の参列もあり、今年も厳かに執り行われました。

* これまでの県連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 高校の大先輩で、予科練飛行生で終戦を迎えられた横山末雄さんがお元気で出席されました。97歳でゴルフもおやりになっていると笑顔でお話されていました、「誘ってくれる仲間に感謝だよ」と。

 今年は終戦80年の節目の年、また8月にはマスメディアで何かと喧伝されるのでしょうが、一足先に鎮魂の思いを共有した次第です。

ケンユー会総会・懇親会 2025

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 (株)スズケンの出身者の「ケンユー会」の愛生舘支部総会・懇親会が今年も大勢の参加者で盛況でした。

* これまでの記事ーー> 秋山孝二の部屋


左 大場ケンユー会会長、右 スズケン畔柳部長

左 大場ケンユー会会長、右 スズケン畔柳部長

私は締めのご挨拶

私は締めのご挨拶

 毎年、会社からいらっしゃる現役役員は代わりますが、北海道にいるメンバーは今年も元気にご参加でした。ただ、年齢に関わらず1年間にお亡くなりになる方々も増えていて、一抹の寂しさも率直に感じる昨今です。

 今年は特に、サリン事件から30年ということで、先日のテレビ番組でスズケンが紹介されたことが話題になりました。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » サリン事件の裏方で!

 締めのご挨拶で私は、北海道的には同じ1995年6月21日、函館空港のANAジャンボ機ハイジャック事件、歌手の加藤登紀子さんも乗客の一員で記憶に残っていますが、秋山愛生舘の連携プレーのエピソードをご紹介しました。当時、マスメディアでは警察の動きをメインに報道していましたが、「膠着状態」という表現の裏側では、400名分のサリンの解毒剤「パム注」の調達が行われ、一切報道はされませんでしたが、それはまさに医薬品卸業「秋山愛生舘」の真骨頂でした。物流センター、ヘリコプター使用、陸送の手配へと連携し、函館の関係者と同じマンションに住んでいて第一報を本社に伝えた当時の秋山の社員が、今回のこの会の司会をしていた岩崎俊一さんというのも、何かの縁なのでしょうね、印象に残る今年の会となりました。

* Bing 動画

『大地の侍』@ 北八劇場

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 ジョブキタ北八劇場主催・HAL財団共催の映画「大地の侍」上映セミナーが札幌の北八劇場で開催されました。

* 映画「大地の侍」上映セミナー | 劇場スケジュール | ジョブキタ北八劇場

* 一般財団法人HAL財団

 単なる上映会ではなく、「上映セミナー」と銘打ってのイベント、磯田憲一HAL財団理事長の熱い思いのお話と相まって、会場いっぱいの参加者も大いに感動した時間で、全道で自主上映ツアーも行っています。

 明治維新後に朝敵の汚名を受けた奥羽岩出山伊達家の主従が、新天地を求めて北海道の石狩川の大原野に挑み、屈辱・困窮に耐えながら肥沃の大地を築いていく開拓の歴史の物語、原作は本庄睦男の小説『石狩川』です。映画では当別町と特定されていますが、現在北海道に住む私たちにとっては、本州から移住してきた多様なふるさとともに、それぞれの入植地に共通する物語として普遍化されます。

 私は以前にも観ていました、上映後の質疑応答でも語られましたが、この作品には複数のテーマを読み取れます。「主従の熱い関係」、「本来のリーダーとは」、「ふるさとへの熱き想い」等です。今回は字幕も入ってのDVD,印象的セリフが目にも焼き付いて感動を与えたような気がします。

春の散策会 @ 学校林 2025

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 札幌南高等学校の学校林で、今年も春の散策会が100名を越える参加者で開催されました。今年は子供さんたちの参加が多く、参加者平均年齢が大幅に下がったような気がします。私は、この学校林財団の理事長として、冒頭にご挨拶をしましたが、今年は散策には参加せず、タクシーを待たせて新千歳空港に向かわざるを得ませんでした。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 最初の登り坂はエゾエノキ植林エリア、今年もオオムラサキ繁殖の観察がありました。

今年も登場『オオムラサキ』嬢!!

今年も登場『オオムラサキ』嬢!!

 一直線に坂を上り切って山田林道を進むと『造林育人』碑があり、ここでも学校林の歴史についての説明があります。

 下山してお楽しみの昼食で盛り上がった後は、皆で記念撮影、今年もたくさんの参加者ありがとうございます。

 南50期高橋実行委員長ほかご担当の幹事当番期の皆さん、企画・準備ほかありがとうございます!!

EXPO 2025(下)

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 今回の『EXPO 2025』見学は、ハンガリーパビリオンの企画への参加が主目的だったので、プレゼンのリハーサルほかパソコン調整等で殆どの滞在時間を使い、他の前評判の高かったパビリオンには足を運べませんでした。ただ、大屋根リングの上を時間を掛けてゆっくり散策し、万博会場の内外を観ることはできました。

人気のイタリア館

人気のイタリア館

開館が遅れてかえって人気となったインド館

開館が遅れてかえって人気となったインド館

韓国館の巨大スクリーン

韓国館の巨大スクリーン

 大阪湾に出っ張っているリングの部分もあったりして。

 今回の万博、事前のメディアのバッシングがかなり激しく、一つ一つもっともな指摘はあるのでしょうが、各国の力の入れようは伝わってきて、特に子供達には是非足を運んで貰いたいなと思いましたね。藤本壮介さんの企画意図を理解すると、マスメディアの姿勢と、政治の手垢にまみれたやり取りに強い違和感を抱きます。

EXPO 2025(中)

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 ハンガリーパビリオンでの『The Art and Legacy of Nandor Wagner in Japan』セミナー、私は1時間のプレゼン準備のために、前日に下見で足を運び、当日も数時間前に会場入りしてパソコン等のリハーサルを行いました。

* The Art and Legacy of Nándor Wagner in Japan Tickets, Mon, May 12, 2025 at 3:00 PM | Eventbrite

 階段の壁にはハンガリー縁の物語がオシャレにイラスト!

会場入り口で

会場入り口で

 キシュ・シャンドールさんのプレゼン、ワグナー・ナンドールのハンガリー、スウェーデンでの創作活動について、私も初めてみる写真も数多く、素晴らしい内容でした。

ハンガリーからのキシュ・シャンドールさんご講演

ハンガリーからのキシュ・シャンドールさんご講演

 続いては私のプレゼン、主としてナンドール・ちよ夫妻の栃木県益子町での創作活動について語りました。後半にはNHKエデュケーショナル制作『哲学の庭』の22分間の動画も紹介。

* 哲学の庭ーー> 秋山孝二の部屋

 最後に、今回のこの『EXPO 2025』の「大屋根リング」と「哲学の庭」のサークルの目指す理念に共通項を見出して不思議な縁(円?)を感じたことも付け加えました。

* 大屋根リング | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

 更にこの大イベント、「基本設計・実施設計・工事監理:2025年日本国際博覧会 会場デザインプロデューサー 藤本壮介」となっています。3年前にハンガリー・ブダペストを訪問した時のあの音楽堂の設計者でした、またご縁を感じました!!

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 3年ぶり、ハンガリーへ 2022(9)

EXPO 2025(上)

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 先月から始まった「大阪・関西万博2025」、私は1970年はじめこれまでの万博には足を運んだことがありませんでしたが、今回はハンガリーパビリオンの企画でプレゼンをする任があり、一日半の日程で行って参りました。

* https://www.expo2025.or.jp/

ロゴマークについて | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

 激混みかと思いきや、時間にもよるのか思ったよりも並んだりはしませんでした。ただ人気のパビリオンは列をなしていて、それを避けるように歩いて先ずは俯瞰する感じで。

西ゲート前

西ゲート前

 事前の情報が自分には少なかったので、午後遅くに着いた私は、先ずは全体を把握するのに時間を要しましたね。でも、各国がお金を掛けて臨んでいる雰囲気は十分伝わってきました。

春の展示会の一コマ @ 益子

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 栃木県益子町の(公財)ワグナー・ナンドール記念財団が運営するアートギャラリーは、今年も春の展示会が開催されました。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 先日は、併設展の五角堂ギャラリーで開催されている「片口直樹 絵画展 Sanctuaryではトークショーが開催されて、柱に投影しながらのセッションが大変好評でした。

* KATAGUCHI Naoki

 そしてちょうど同じ日に、ハンガリーからお越しのこの財団の理事でもあるキッシュ・シャンドールさんと石彫家のお二人も足を運ばれて、庭園ほかアトリエの内部でも興味深そうに時間を掛けてご見学されていました。

 キッシュさんは、今回、『EXPO2025』のハンガリーパビリオンの出展にご尽力、そこでの一連のイベントも企画・参加されて、大阪と東京を忙しく行き来していらっしゃって、その合間に昨年に引き続き益子町にも足を運んで頂きました。

* ハンガリーパビリオン | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト