Lionel氏、3年ぶりで!

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 ここ3年間、コロナ禍の海外からの入国が難しく会っていなかったLionel氏、久しぶりの日本滞在中に東京で昼食をご一緒にしながら、この間の溜まっていたお話の機会があり、大変面白かったですね。同じコロナ禍・ロシアのウクライナ侵攻を体験しながら、違った立ち位置からのコメントは私にとって貴重です。

Facebookのプロフィール写真

 その中から幾つかを。

* スイスから日本への飛行機便、途中乗客の一人の体調が悪くなり、急遽北京空港に緊急着陸。その途端に一斉に全員が機内でマスクを付けることに、ゼロコロナ政策の徹底は機内にも及んでいた。

* 日本国の負債の累積が心配、少子化でしかもこれまでの累積財政赤字は全て後代負担、所得も伸びない低成長時代に若者が支払う原資をどこから見出すのか。国内の富裕層はそんな国から移住していくのではないか、事実、香港、大陸中国からヨーロッパ諸国にすでに移住は始まったいる。

* ヨーロッパ各国の政治状況、昔は左翼といえば工場労働者とかだったが、今では複数の国で公務員等が中心で環境・人権等の理想主義的理念の基づいて形成し、それに対していわゆるエッセンシャルワーカー、工場労働者は、日々の生活に困窮して右翼的発想になる傾向、基本的に国民の格差、移民・難民の広がりがその原因。各国は自国最優先の政策に回帰し、グローバリズムとの矛盾に行き詰っている感。

* ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナはこれまでにロシアとの様々な歴史的確執があり、建国後はまだ30年の国。西側メディアはプーチン叩きで溢れているが、ヨーロッパ諸国、アメリカはそれぞれの国の思惑で関わっているのが現実ではないか。アメリカは距離を置きながらひたすら武器輸出で武器見本市の意味合いも。

* 日本だけがコロナ禍の今もマスク着用をほぼ全国民が守っているが、ヨーロッパではもう誰もマスクなどしていない。以前からマスク着用の習慣が社会に定着している社会だからなのだろう。

 以上、思い出せるだけを書き留めましたが、私は10月のハンガリー訪問でも感じましたが、特にウクライナ問題の捉え方、難民・避難民への受け止め方は、地政学的に近いゆえの認識の違いを強く感じました。昨今、台湾問題に関するフォーラムでも理解しましたが、ウクライナ問題を台湾有事に置き換えると、アメリカのスタンスが容易に想像できて、日本が巻き込まれるどころか対中国との当事者になりかねない、そして今、武器購入ほか防衛費の増額方針もアメリカの影を感じ大きな方向性の誤りだと思わざるを得ませんね。

 日本国内の論評、マスメディア報道だけでは、大きな歴史の転換点を見誤る気がします、これからも幅広くこれまでのネットワークを活かして正しい現状認識につとめたいものです。

師走 2022

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 11月末は栃木県、東京都への出張、そして今日、2022年師走を迎えました。

 先ずは栃木県益子町、落葉が一面に広がり、晩秋の美しさを醸し出して。都会のマンション前では、これらの落葉が「困ったゴミ」と認識される昨今、植物へのリスペクトもなく日本社会の疲弊を感じる時もありますね。

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

 JR宇都宮駅では佐野ラーメンと餃子・日本酒で今年の仕上げです。来年こそは本場の佐野市に行って、ラーメンのはしごをしたいものです。

 そして東京、寺島実郎さんのリレー塾、今回もアメリカ・中国の今、そして日本の立ち位置、濃密な第一人者3人の鼎談でした。寺島さんの今月中に発売になる新著も楽しみです。

今回初のリアル参加!

今回初のリアル参加!

 東京都丸の内と御成門付近、師走ですね。ヨーロッパ各国ではエネルギー高騰の折から、今年はクリスマスのライティングは軒並み中止で、街なかは真っ暗とか、どこか多少の罪悪感も感じる今年の師走です。そして、羽田空港もクリスマスツリーが飾られて師走ムードです。

 丸の内で久しぶりに丸善で立ち読みしていると、『山本義隆』の文字と『原子・原子核・原子力』の文字が飛び込んできました、山本義隆さん未だにご健在ですぐに買いました、読むのが楽しみです!!

 そして札幌ではいよいよ雪が降ってきました。

半藤一利、戦争を解く!

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 NHK総合『半藤一利、戦争を解く(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/LG7JG59QNK/』は、その緻密な取材と資料に裏付けられた鋭い視線で歴史の考察をされていたドキュメンタリー作家の執念を追っていました。

 昨年享年90歳で亡くなった作家・半藤一利さん。遺品に「日本のいちばん長い日」草稿ノートが残されていました。1945年、終戦前日からの24時間、政府首脳ら「和平派」と陸軍将校ら「抗戦派」の苦悩・葛藤が克明に浮かび上がってきた記録です。戦争終結の妨げになった要因とは何だったのか、そこから読み解いていきました。その後も続く戦争に対して、自らの戦争体験からの視座は今の私たちにとって羅針盤です。「正義」という名の「熱狂」、それを防ぐものは何なのか、いつも問い続けていました。

 ソ連のアフガニスタン侵攻が始まった1979年の大論争『戦争と平和』、「文芸春秋」編集長だった半藤さんが仕掛けた大論争でした。

 お亡くなりになる前日、奥様への最期の言葉は「『墨子』を読みなさい!」だったとか。

 半藤一利さんが追い求めた「戦争のない世界」という理想、熱狂が戦争を生み、その熱狂を作り出すのは人間であるというお言葉、今の状況にも響く重たいものです。

Eテレ『ブラッドが見つめた戦争』

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 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻から今日まで、メディアでは様々の報道がされていますが、ウクライナ国内でのジャーナリスト他の方々の人生を追いかけた番組は特に興味深いものがあります。

NHK・ETV特集『ブラッドが見つめた戦争~あるウクライナ市民兵の8年(https://ortus-japan.co.jp/2022/10/31/%E3%80%9011%E6%9C%885%E6%97%A5nhk-e%E3%83%86%E3%83%A』もその一つでした。

~~~~~~~~~~~NHK教テレビHP番組HPよりhttps://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/RKJV24KQQ1/

 ウクライナの戦争の最前線で映像を記録・発信している市民兵がいる。ヴォロディーミル・デムチェンコ。2014年の「マイダン革命」をきっかけに、仕事をやめて軍に志願。ドンバス地方の戦闘に参加したのち世界放浪の旅に出たが、今回ロシアの侵攻が始まると、再び一市民兵として志願した。私たちが入手した彼の映像日記は500時間を超す。番組では、この長尺の記録を通じて、ひとりのウクライナ青年の8年間の心の軌跡を描く。

~~~~~~~~~~~引用おわり

 2014年のクリミア侵攻時にカメラマンの身で兵士を志願し、一度はごく普通の市民に戻り世界を取材した後、再度今回のロシアによる侵攻で戦闘の激しい南部に志願する姿、郷土、国を愛する本来の強い意志に引き込まれます。この番組はNHK新人ディレクターが制作したもののようですね、素晴らしい着眼です。

 8月のNスぺ『戦火の放送局』に続いての優れた番組でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=44845

 こちらは別のNHKの番組だったかもしれませんが、ヨーロッパの対ロシアとの関係で、ハンガリーのオルバン首相のこの間の動きを紹介していました。2014年オルバン首相の記者会見に同席していたテーケシュ・ラスローさんを見つけました。つい先月、ハンガリーのブダペストで久しぶりにお会いしましたが、確かこの会見時はEUの評議員だったと思います。

* テーケシュ・ラスローさん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B7%E3%83%A5

 いずれにせよ、今ヨーロッパはエネルギー・食ほか大きく歴史的大転換を迎えている気がします。

北海道農業の未来@『北海道道』

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 北海道のNHKローカル番組『北海道道(https://www.nhk.jp/p/hokkaidodo/ts/2J211716Z5/)』、今回は北海道農業・酪農に関するテーマ、帯広畜産大学の谷昌幸先生が登場でした!!谷先生たちのプロジェクトに同行して、アフリカ訪問は忘れらない思い出、その他『アースカフェ』プロジェクトでも栗山、帯広で何回もお世話になっています。

* アフリカ旅行ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A3

 今回も北海道の「土壌」について、大変分かりやすくご説明されていました。それにしてもテレビカメラの前での堂々たるお姿、語り、これから出演オファーが増えること間違いなしの魅力でした。

 ウクライナ情勢、円安、中国の国際社会での一層の台頭により、日本の農業の構造的改革が迫られていることをあらためて痛感した時間でした。

『INAZOサミット』、再び札幌で!

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 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」が声掛けをして始めた『INAZOサミット』、初回は札幌で開催し、順次、花巻、十和田、盛岡と続いて、今年再び札幌で『第五回INAZOサミット』を開きました。この5年間の活動の進化を表現できたと自負しています。

* これまでの『INAZOサミット』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

写真の説明はありません。

当日早くからの準備

当日早くからの準備

 受付の皆さんも早くからご苦労さま!

 第一回に続いて今回も実行委員会委員長は宮澤洋子さんでした。

 今回の司会は鶴羽佳子さん、私の千葉大学教育学部の後輩になります。

* https://ameblo.jp/tsuruhayoshiko/

司会の鶴羽さん

司会の鶴羽佳子さん

 冒頭はこの会の趣旨と活動報告を松井博和理事長から。

 続いては私から『INAZOサミット』のこれまでの経緯をご説明しました。

 今回は、若い世代の参加・発表も多く、2030年、2050年に向けての力強いメッセージが。

 そして北海道大学からはSDGsに関して岩渕和則教授からの深いお話も。

* https://sdgs.hokudai.ac.jp/

 今回の趣旨、「SDGsの実装化に向けての事例1」として、水野雅弘さんからは実装化プロジェクトの興味深いプレゼン。

SDGsが生み出す未来のビジネス(できるビジネス)

 「SDGsの実装化に向けての事例2」として、地元企業の取り組みは(株)テックサプライ(https://www.tec-supply.jp/)の幡優子社長。サーキュラーエコノミーの実装化実現に向けてのこの間の活動、今後の展望について熱弁でした。

 サプライズ演奏は、第一回でもオープニングで登場して頂いた杉田知子さんのバイオリン、『You raise me up』は心に染み入りました。

* 『You raise me up』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=qe6AXBu9DzA

 各テーブルでの意見交換・交流の時間もたっぷり。老いも若きも、多様な所属の皆さまとなかなか貴重な時間となりました。

 途中でどうしてもお帰りになった方もいらっしゃいましたが、最後は記念撮影、皆さん実にいい笑顔でした。

『バタフライエフェクト』(18)

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 映像の世紀シリーズバタフライエフェクト、今回は「ソ連崩壊 ゴルバチョフとロックシンガー」です。

* https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/NR82Y3XGL5/

 ソ連崩壊は1979年のアフガニスタン侵攻によって始まりました。短期間で終わらせるはずだった軍事作戦は10年に及ぶ泥沼の戦争となり、西側諸国の経済制裁とソ連自身の戦費拡大で、危機を迎えた時に登場したのがミハエル・ゴルバチョフでした。一方、ペレストロイカの中で若者たちの絶大な支持を集めるロックバンド「キノー」が誕生し、ヒット曲「変化!(https://www.youtube.com/watch?v=ZcdO5GkrrQk)」は、自由を求める人々を鼓舞し続けました。

 ロックバンド「キノー」のヴィクトル・ツォイはカリスマに。

 『ろっ骨レコード(https://www.youtube.com/watch?v=BZTe6I9A7J0)』も。

 こなん方々もこの時代に深く関わっています。

 私たちが生きている時代にソ連邦の解体を目の当たりにし、今もなお続く歴史に関わっている重要な人たちです。

 この番組に先立って、10月上旬に放映されたNHK教育『ゴルバチョフの警告』も見応えがありました。

* https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/8Z3Y3MRJGL/

道傳愛子さんと

道傳愛子さんと山内聡彦さん

* 道傳愛子さんの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%93%E5%82%B3%E6%84%9B%E5%AD%90

 ドイツのコール首相との交渉も。

 そして歴史的な米ソ核軍縮交渉妥結。

 そして、道半ばだった全欧安保首脳会議。

 戦争は20世紀で終焉したかと思っていましたが、今のロシアによるウクライナ侵攻を見ていると、どうやらまだまだ人間の知恵では乗り越えられない時代が続くのでしょうか。それでも、以前に品川正治さんがおっしゃっていたように、「戦争を始めるのも人間、それを終えるのも人間」とのお言葉の重みを痛感します。

* 品川正治さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%93%81%E5%B7%9D%E6%AD%A3%E6%B2%BB

『バタフライエフェクト』(17)

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 最近のこの私のブログ、テレビ番組の紹介に終始して肝心の私自身のコメントが少なくなっていると感じています。その理由の一つは何かと多忙で紹介するに留まっている時間的問題、もう一つは、私の知らなかった歴史的事実、相関関係等、ただただ新鮮な情報を知ったという感動によるところが大きい気がします。今後も番組HPで詳細は語られているのでそちらのサイトを掲載することで代えさせて頂き、できるだけ私の感想も書き加えようと思います、まずは弁解でした。

 ずっと追いかけている「映像の世紀『バタフライエフェクト』」シリーズは、年末を迎えて再放送もあったりですが、引き続き興味深い内容が続いていますね。

 今回は二つの番組を同時にアップします。

* 『虐殺と黙殺』

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/2ZZ785ZYY2/

* 『大恐慌 欲望と破滅の1929年』

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/5MKN6Y5WQG/

「ジェノサイド」

 第二次世界大戦時、ナチスのユダヤ人大量虐殺を、イギリスのチャーチルは「名前のない犯罪」と呼び、その悲劇を繰り返さないために、戦後世界は「ジェノサイド」という概念を生み出して「戦争犯罪」と認定し、1948年にジェノサイドを禁止する条約に世界が賛同、新たな時代を迎えたと誰もが歓迎しました。しかし条約は現実の前に限界を露呈し、その後も悲劇が繰り返されてきました、なぜジェノサイドを止められないのか、人類の悲劇と失敗の物語です。

 ユダヤ人大量虐殺の存在は事前にヤン・カルスキの諜報活動、連合軍の航空写真によりアメリカに伝えられていましたが、当時のルーズベルト大統領ほかは取り合わず、莫大な犠牲者を出しました。

 戦後世界は「ジェノサイド」という概念を生み出して「戦争犯罪」と認定し、1948年にジェノサイドを禁止する条約に世界が賛同しました。

 しかし条約は現実の前に限界を露呈し、その後も悲劇が繰り返されてきました。アフリカ・ルワンダでPKO部隊司令官としてジェノサイドと闘ったロメオ・ダレールも孤立します。

 次の番組は
『大恐慌 欲望と破滅の1929年』です。

 1929年10月24日、ウォール街を突如襲った株価大暴落『暗黒の木曜日』を皮切りに、世界は大恐慌に陥り、多くの人生が狂わされました。「ブロードウェイの父」と呼ばれた演出家フローレンス・ジーグフェルドは破滅、全米に愛された天才作家フィッツジェラルドの人生も転落。その一方、市場崩壊を見抜いた伝説的な相場師ジョセフ・ケネディはいち早く売り抜いて巨万の富を築き、やがて大統領の父となります。永遠の成長を信じた人々の欲望と破滅の物語。

 「ブロードウェイの父」と呼ばれた演出家フローレンス・ジーグフェルドは破滅。

 一方、市場崩壊を見抜いた伝説的な相場師ジョセフ・ケネディは、いち早く売り抜いて巨万の富を築き、やがて大統領の父となりました。

 歴史の二面性、あらためて映像の力、記録の再現性、アーカイブスの凄さを感じます。

著書・ドラマ『パチンコ』!

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 先月末に開催された国際シンポジウム「 グローバルな物語としての『パチンコ』-『在日』の表象と植民地主義の記憶」は、大変興味深いお話と議論でした。

* https://www.imc.hokudai.ac.jp/rfmc/event/202210/002842.html

 【開催趣旨】~~~HPより
 「歴史認識」が大衆文化として消費される歴史修正主義の時代を私たちは生きています。日本の戦争責任の問題解明を担ってきた専門家の研究やジャーナリストの映像作品に裏づけられる学知は、こうした言説空間ではあまり有効なファクトチェックとしての機能を果たせていません。それどころか、学知よりも情動的な主張を展開する歴史修正主義の組織的な動きは、「戦後50年」に向けて表明されることで一定の共感を引き出した「歴史認識」のコンセンサスを掘り崩しています。
 学知と社会の間隙がますます乖離する時代に、「加害」と「被害」の対立的構図を超えて、東アジアでは、互いに共感できる歴史/物語をいかにして築きあげることができるのでしょうか。そのような意味において、在米コリアンのミンジン・リーの同名小説をドラマ化して2022年に配信を開始したApple TV+シリーズ「PACHINKO パチンコ」は「良質な物語」といえます。一方で、ディアスポラの普遍性に訴えるドラマ的効果が「在日」の単調な描写によって劇的になることは、国民国家とグローバル資本が生産する歴史叙述のあいだにずれが生じる歴史的リアリティへの問いを提起します。本シンポジウムでは、グローバルなメディア消費が普遍的となる状況に鑑みて、歴史的リアリティは誰に向けて、どのように構築されるのか、またそれらが消費され再生産されるスタイルに照準をあて、国内外の研究者がこれからの学知と社会とのあり方について議論します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◎基調講演 「パチンコ」と在日コリアンの「社会資本」−歴史とフィクションのはざま
テッサ・モーリス・スズキ(オーストラリア国立大学)

◎座談会 ドラマ「パチンコ」から考えるグローバル・メディア時代の記憶と忘却
テッサ・モーリス・スズキ/鄭炳浩(漢陽大学)/姜信子(作家)

◎パネルディスカッション 「在日」からみたディアスポラと植民地主義
倉橋耕平(創価大学)/深沢潮(作家)/ハン・トンヒョン(日本映画大学)/伊地知紀子(大阪公立大学)/宮地忠彦(専修大学)

司会:玄武岩(北海道大学)/金敬黙(早稲田大学)/李美淑(東京大学)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 学知と社会が乖離する時代、東アジアで互いに共感できる歴史・物語をいかにして築き上げていくか、今を生きる私たちの課題だと再認識しました。

祝 公法協50周年!

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 『公益財団法人公益法人協会(https://kohokyo.or.jp/』は今年で創立50周年を迎え、先日、東京でその記念シンポジウムが開催されました。私もこの財団の評議員をお引き受けしています。

* https://kohokyo.or.jp/research/report/50thsympo/

 開始予定時刻よりもかなり前から参加者が着席していました。

基調講演「公益法人のガバナンスと成長戦略」

パネルディスカッション「公益法人制度の環境と課題―10年を振り返る―」

同「多様化する社会と公益法人―展望と提言―」

を踏まえ、同シンポジウムのまとめとして、「大会声明2022」を発表しました。声明は、

Ⅰ「新たな事態に対応するための施策の要望」

Ⅱ「現行の法令等に対する改正や修正の提言」

Ⅲ「公益法人のあるべき姿」

の3部から構成されています。

* 『大会声明022』ーー> https://kohokyo.or.jp/non-profit/kohokyo20221019/

館山の秋 2022

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 千葉県館山市は私の第二のふるさとです。先日、久しぶりに安房高の近くの小さな自分の家に泊まり、翌日早朝には近くの鏡ケ浦を散策しました。ピリッとした空気が新鮮でマスクを外して深く呼吸すると、肺の隅々まで染み入るのが分かります。

* これまでの館山関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%A4%A8%E5%B1%B1

三浦半島方面を臨む

北条海岸から三浦半島方面を臨む

 パノラマ写真で撮影するとこんな感じ。

 鏡ケ浦には観測船が停泊しています。

グローバル金融の視座、一筋の光

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 長いお付き合いの外資系金融会社のミニフォーラム、虎ノ門ヒルズで開催されました。東京もどんどん変わっていっているのですね、新しい高級ホテルも次々にです。

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ

 ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー・食糧危機、北朝鮮の相次ぐミサイル発射、各国のインフレ懸念、円安による日本国内の物価高等、普段国内で暮らしていると何とも鬱陶しいニュースばかり、国際金融の視点からの議論はまた一味違って新鮮です。それにしてもアベノミクスの真摯な総括もなく、日銀はただこれまでの政策を継続という無策。更にこの難局を財源の当てもなく数兆円をバラ撒いての人気取りにもならない政策、後代負担も一層ひどくなる昨今の政治の劣化に、私は海外の金融会社の展望に一筋の光を見出す気持ちです。

 憂いてばかりいても前には進めません、私の関わる複数の財団は、こんな状況の中でも事業を継続する財源を捻出して、多くの皆さまを応援し続けていく覚悟を新たにしたひと時でした。

札幌 宮の森 11月 2022

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 今年の札幌は未だに初雪がありません、手稲山はすでに少し頂上付近は白くはなっていますが、例年より遅れている気がします。

 今朝の札幌中央区宮の森の朝、冷え込みが厳しく2℃、早朝にごみ出しに行くと朝焼けが美しかったですね。

 一方、我が家の庭のドウダンツツジも、紅葉がいつもより若干遅れ気味の感じです。

 数日前の北海道神宮境内から円山公園は、紅葉真っ盛り。

神宮境内の梅林を臨む

神宮境内の梅林を臨む

円山公園には人影もなく

円山公園には人影もなく

 秋は、私は四季の中で一番好きな季節です!

朗読会@益子、感動!

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 ワグナー・ナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.htmlでは秋季展が始まっています。

 今回は、昨年10月29日に亡くなった和久奈ちよの一周忌を踏まえて、五角堂併設展は「ワグナー夫妻の日々」企画となっています。普段、事務棟横の祈りの部屋に掛けられている絵画「夫婦」も、特別に移設して展示しています。また、二週間前にハンガリーで開催された「ワグナー・ナンドール生誕100年展」の様子も、江原評議員のご尽力で編集されて放映しています。

五角堂特別展

五角堂併設展

先日のハンガリーでの特別展のう様子も

先日のハンガリーでの特別展の様子も

 そして先日は、哲学の庭横で『朗読会・ワグナー・ナンドール物語』を開催しました。2008年に幻冬舎から出版された下村徹先生著『ドナウの叫び』をベースにした2時間のフルートと朗読の熱の入ったコラボです。この10月23日は、1956年ソ連がハンガリーに侵攻してきた記念すべき日です、この日にこの企画を選んで頂いた沼尾さんに感謝ですね。日本の教科書では「ハンガリー動乱」と記述されていますが、ソ連邦崩壊後は、ハンガリー国民も「ハンガリー革命」として後世に伝えています。今、ウクライナ情勢を鑑みて決して20世紀の出来事として仕舞う訳にはいきません。

* 朗読 沼尾ひろ子さん(https://www.hirokonumao.com/

* フルート 高橋詩織さん(https://www.musikolor.com/

 屋外の会場は予想を遥かに上回るお客さまで、駐車場も満杯。終演後は皆さま口々に感動したとのお言葉で嬉しかったですね。

大勢のお客さま

大勢のお客さま

 スペシャル企画で原作の下村徹先生、ワグナー・ナンドール財団評議員でもご尽力して頂いていますが、沼尾さん、高橋さんとのアフタートークも大好評でした。

 全て終了後には下村ご夫妻を囲んでの記念撮影、秋の益子を背景に素晴らしいひと時でした。

終演後に記念撮影

終演後に記念撮影

『バタフライエフェクト』(16)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト(https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/list/?pastOffset=10)』は、更に続いての興味深い番組です。

ダニエル・イノウエ&ロン・デルムス

「ひとつの友情がアメリカを変えた」

https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/K783QV45G4/

~~~~~~~~~~~~~~NHKーHPより
初回放送日: 2022年10月3日

 逆境からはい上がり、アメリカで自由と平等のために戦った2人の連邦議員がいた。少年時代、政府の強制収容で日系人の親友を失った黒人ロン・デルムス。第二次大戦中、日系人への差別を跳ね返そうと苛酷な戦場に志願し、右腕を失ったダニエル・イノウエ。その後連邦議員となった2人は、知らぬうちに助け合い、自由を保障する法律を実現。その波は南アのアパルトヘイト撤廃に結実する。世界とアメリカを変えた勇気の連鎖の物語。

 更にその後、バーバラ・リー下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)に受け継がれてきました、2001年9月11日に起きた同時多発テロの直後から、米国は終わりなき「対テロ戦争」に突入、当時、アメリカ議会でただ1人、武力行使を認める決議に反対した彼女の勇気に。

https://www.asahi.com/articles/ASP8B4HS6P89UHBI004.html

 勇気ある人々の連鎖ですね。

『バタフライエフェクト』(15)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト(https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/list/?pastOffset=10)』は、続いての興味深い番組です。

 「ルーズベルトVSリンドバーグ 大戦前夜 アメリカは参戦すべきか」

~~~~~~~~NHKーHPより
初回放送日: 2022年9月26日

 1933年に撮影されたフランクリン・ルーズベルトの襲撃映像が残されていた。九死に一生を得た大統領は6年後、世紀の大論争に立たされる。「アメリカはヒトラーと戦うべきか」、ヨーロッパで始まった第二次世界大戦への参戦を視野に入れるルーズベルトに対し、参戦反対を訴え国民の絶大な支持を集めたのは史上初の大西洋単独無着陸飛行を成し遂げた英雄チャールズ・リンドバーグだった。世界の命運を担った二人の激闘の物語。

~~~~~~~~~

 ルーズベルト大統領が暗殺寸前だったこと、リンドバーグとドイツ空軍との関係、IBMワトソン社長、フォード社のヘンリー・フォード社長、建築家のフロイド・ライト氏と二人との出会い、ナチスドイツとの関係、そしてジョン・F・ケネディ氏等、当時を生きた人々の様々に織りなす新たな歴史を垣間見る気がしました。

決して撮影させなかった車椅子姿

決して撮影させなかった車椅子姿

リンドバーグ

リンドバーグ

六華同窓会総会・懇親会 2022

Posted by 秋山孝二
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 今年も私の母校の高校、『六華同窓会』総会が開催され、今年は懇親会も3年ぶりに限定的でしたがリアルで開催されました、やっぱり同じ空間を共有する時間は貴重ですね!!私はこの間長く幹事長、副会長を務めていましたが、今期で退任することができました。同窓会の財政改革を若い世代と一緒に約10年、みんなもよく頑張ってくれました、今後も永く活動を続けられる基盤もできました。

* これまでの六華同窓会記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A

 開会前から札南高学校林のパネル展示準備も行ってくれていました。

 総会は定刻に開始し、議案は全て承認となりました。最後に私にも感謝状が贈られました。

私は今期で副会長を退任

総会開会前、壇上から

大西雅之会長も2期4年でご退任

大西雅之会長も2期4年でご退任

 懇親会は3年ぶりに人数制限はありましたが、着席で3年ぶりに開催できました。

 私は乾杯のご挨拶でした、これまでの御礼とこの間の財政改革を一緒に進めた皆さんへの御礼、新しい若手への期待をメッセージとして語ったつもりです。私は南19期ですが今後は20期代以降の同窓生が担っていってくれるでしょう、託したいですね。

 今年は特別ゲストとして、今年お亡くなりになった『風月』の娘さんがサプライズでご挨拶、手元には『風月お好み焼き』が配られていました。札南高生のソウルフードなのでしょうね。娘さんのお話も力強い素晴らしい感謝のお言葉でした。

 懇親会締めのご挨拶は新しい会長に就任された林美香子さん、当日は札南高のスクールから『古代紫』の洋服での登場でした。

新会長の林美香子さん

新会長の林美香子さん

 終了後は、新旧会長の歓送迎会と東京六華同窓会幹部の反省会・懇親会でした、初めての企画で大いに盛り上がりました、記念写真でも皆さんいい顔で嬉しかったです。ただ、私は久しぶりの少人数の同期会には顔を出すことができずに少し残念でしたが。

 新しい体制による六華同窓会運営、私は少し楽になり『札南高学校林財団(http://www.rikka-forest.jp/)』理事長に専念することができそうです。林会長ほか、頑張って下さいね!

市民講座 新渡戸稲造講演会!

Posted by 秋山孝二
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 すっかり報告が遅くなりました、先月の新渡戸稲造講演会、札幌農学同窓会主催でした。

* https://www.alumni-sapporo.or.jp/news/9%e6%9c%8823%e6%97%a5%e3%81%ab%e6%96%b0%e6%b8%a1%e6%88%b8%e7%a8%b2

 冒頭に北海道大学横田篤副学長のご挨拶。

 札幌農学同窓会の松井博一理事長が藤井茂さんのご紹介。

3年ぶり、ハンガリーへ 2022(10:最終)

Posted by 秋山孝二
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 今回のハンガリー出張は、昨年ちよさんが亡くなってから初めての訪問で、皆さんにはお世話になった御礼の意味も込めてご挨拶と思っていました。そんな中、次の世代にしっかりと繋がる方々との出会いも多く、持続可能な今後の活動に明るいメッセージを受け止めました。

3Dによる制作の方

3Dによる制作の方

お父さまの代からの契約カメラマン!

お父さまの代からの契約カメラマン!

 今回、ハンガリーの方々とのお話で幾つか印象的だったことを最後に書き留めます。

* 3Dによる野外彫刻の室内展示の初めての試みは大成功

* 「彫刻」は、多くの方々に観られて彫刻自体の価値が深まり、多様になり、「成長していく」もの

* ハンガリーは港がない国、エネルギーは全てパイプラインに依存せざるを得ない

* ウクライナは国としての歴史はわずか30年、世界の報道はアメリカからのものに偏っているのでは

* これからの活動は、作品の『見える化」が重要、関係者への取材を短編動画にする等のビジュアル化を実現

 そして、前回に続き道中ご一緒だった江原稔さん、100年記念展示のオープニング式典のライブが中止になり、日本の皆さんには動画による後日配信の重要性が高まり、一連のイベントを丹念に記録されていました、お疲れ様でした。ひとまず今回の報告はこれで終わりにします!

3年ぶり、ハンガリーへ 2022(9)

Posted by 秋山孝二
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 今回の3年ぶりの訪問は、何かと話題が多く、なかなか語り尽くせないのが残念ですが、そろそろ終わりに向けて話題を絞らなければなりません。

 先ずはハンガリーの企画で、ちよさん亡き後、和久奈ナンドール・ちよの一対の胸像をハンガリーと日本で建立しようというものです。その一つが今回の『生誕100年祭』にお目見えしました。そして、彫刻家のアトリエを訪問して日本に送られる予定のもう一対の胸像とも対面しました。

 右端の彫刻家の方のアトリエで。日本でどう配置するかを意見交換しました。

制作の彫刻家のアトリエで

制作の彫刻家のアトリエで

 次はキッシュさんのご自宅で今後の財団の事業展開について打ち合わせを。私も数回泊めて頂いたり、ちよさんは長期滞在を何回もしていました。今日のワグナー・ナンドール作品の再評価があるのは、偏にキッシュ・シャンドールさんのご尽力によるものです、感謝しかありません。奥様のイロナさん、娘さんのレイカさん、皆さん日本語の権威で素晴らしいです。

 最終日、空港に行く前に、昨今話題の日本人建築家の藤本壮介さん設計の新しい建物『音楽堂』です。今回の展示会開催の現代美術館のすぐ近く、大勢のお客さんが並んでいました。

* https://architecturephoto.net/109540/

 その隣にも奇抜な建物&公園?!弧を描いている建物です!!!!

 とにかく歴史的建物と現代のイノベイティブな建物が混在している懐深いまちづくりと言えるのでしょうね。