第36回を迎えた『全国経済同友会セミナー』、今年は福井で開催されました。私はこの全国セミナー、もう15年以上連続で参加しています。今年元旦に能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県ですが、一方で3月16日に北陸新幹線福井・敦賀間が開業したこともあり、今、北陸が注目されています。
* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)
その中で私も2012年、パネリストの一人として分科会で登壇しました。
* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 経営者たち、変わる認識 (2) (akiyama-foundation.org)
今回私は、前日に札幌から小松空港に飛び、バスで新幹線小松駅に移動して新しく開業した北陸新幹線に乗って福井駅に到着しました。
福井駅前広場には動き、鳴く恐竜たちがお出迎え、壁からも恐竜が飛び出したりして!!
『羽鳥慎一モーニングショー』ではタイムリーな話題を掘り下げています。先日は、台湾の地震被害の迅速な対応と日本のそれの比較を行い、課題を炙り出していました。
日本でも災害対応の研究者の方々も示唆に富んだ指摘をしています。私たちの財団が応援してきている根本昌宏先生もその中のおひとりです。
* 根本昌宏先生関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)
一方、日本における課題は山積しています。
NHK総合『映像の世紀~バタフライエフェクト』シリーズは、これまでにも大変貴重な視点から歴史の連鎖を捉えた優れた番組だと思っています。先日の『東京裁判』では、それに先立った『ニュールンベルク裁判』の理念からの流れを映像で追いかけていました。
* ニュールンベルク裁判ーー> https://rekisiru.com/6772
* 『映像記録 東京裁判』 HPより~~~~~~~
アメリカなど11か国が裁判官と検察官を務めた東京裁判は、日本の戦争指導者の責任を追及する様子を世界に発信するため、照明など撮影に万全の体制を整えた法廷で行われた。被告人25人のうち7人に極刑が言い渡された。傍聴していた作家・川端康成は、「劇的な人間の生と死との分れ目を私は眼前に見て、深く打たれるものがあった」と記している。東条英機、広田弘毅など戦争指導者が裁かれた東京裁判の2年6か月をたどる。
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『ニュールンベルク裁判』にメディア記者として出席していた後の西ドイツのヴィリー・ブラント首相の議会での演説も奥深いです。
その後の極東裁判でも先立って開催されたニュールンベルク裁判の理念が引き継がれました。
福島の「牛飼い」吉沢正巳さんを追いかけたNHK総合の番組『こころの時代:185頭と1人』は、「いのちとは何か」を深く考える素晴らしい内容でした。
福島県浪江町にある「希望の牧場」。
原発事故により出荷できなくなった肉牛を飼い続け、自らを「牛飼い」と呼ぶ吉沢正巳さんが「命の意味、生きている価値」を問い続ける日々を追った番組です。「どんな命にも意味があり、それを全うするべきだ」との信念から、原発事故で出荷できなくなった肉牛の世話を続け、全国から寄付を募り商品にならない牛に餌をやり、生かし続ける日々。
汚染牛を一切処分せず、自然の流れのまま命を全うさせようと懸命に世話する姿を追う姿、特に牛の命の看取りの場面に言いしれない感動を覚えます。
ある時期は渋谷の街頭で自らの主張を訴え、多くの人々の賛同を集めたりはしたけれど、必ずしも持続した応援の力にはならなく、いつか一人去りまた一人去っていく状況も。
これまでの多くの支援にもかかわらず、原発事故から13年がたち、高齢により衰弱する牛たちを看取りながら、果たして生かすことに意味があるのか、一見無意味にも思える営みを続ける吉沢正巳さん、命と向き合う日々の現実と向き合っての取材に基づいた番組は心を打ちました。
NHKハートネットTV『一人ひとりの力を信じて 〜トルコ・能登半島地震 支援の現場から〜』は、被災地の現状や復興の進捗について紹介されていて、その災害と向き合う姿勢から多くの学びを得ることができます。
~~~~~~~~~~~NHKのHPより
去年2月のトルコ地震と今年1月の能登半島地震。国境を超えて支援に奔走する神戸の災害ボランティア団体の吉椿雅道さん。「復興の主役は被災した人」を信条にトルコでは最大の被災地・ハタイ県で住民の声に耳を傾けながら、住宅再建に取り組む。能登で目の当たりにしたのは行政の支援やボランティアもいない中、自分たちで避難所を運営する住民たちの姿だった。被災者一人ひとりの力を信じて格闘を続ける吉椿さんの日々に密着。
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トルコ地震(去年の2月)と能登半島地震(今年の1月)について、神戸の災害ボランティア団体の吉椿雅道さんが国境を超えて支援に奔走しています。吉椿さんは「復興の主役は被災した人」という信念のもと、トルコの最大被災地であるハタイ県で、住民の声に耳を傾けながら住宅再建に取り組んでいます。能登では、行政の支援やボランティアが不足している中、住民たちが自分たちで避難所を運営している姿が目撃されています。吉椿さんは被災者一人ひとりの力を信じて格闘しており、その日々に密着して紹介しています。
一つ一つの言葉から、地域の住民のその土地に対する敬意と信頼の篤さ、その土地への感謝の念が伝わってきて、自然界の恵みと災害を受け入れてなお共に生きていこうとする力強さとレジリエンスを感じます。
三年の春のいそしみを
共に励まし競いつつ
ああ若人のこの集い
雪にきたえし精神は
堅忍不抜ゆるぎ無き
我が先人の旗印
ああつぎ行かんこの誇り
世紀のいぶき高くして
希望あふるる自由の地
我等が使命謳わなん
ああ札南の我が母校
時代時代とともに言葉・表現は変わるのでしょうが、そんな中でも高校の伝統を守り続けている姿を見ると、これまでの学校教育関係者の皆さんのご尽力に頭が下がる思いです。
NHK総合『知恵泉』、今回は『大倉喜八郎』の人生・功績の紹介でした。渋沢栄一とほぼ同時代を生きた明治の実業家、経歴の冒頭には「武器商人」と記載されていますが、彼の思想から学ぶことは多いですね。
* 大倉喜八郎ってどんな人?大倉財閥、大成建設との関係 | 文京つーしん (bunkyo-tushin.com)
~~~~~~~~~~~~~~NHK総合HPより
大倉喜八郎 富は社会に還元せよ!
大倉は私財を投じ日本初の私立商業校を建設。英語を必須科目とし実学を重視。自ら教鞭(べん)をとった。「命をかけても契約を全うすることで、道を開いた」など、体験に基づいた教え。そこから数多くの起業家が誕生した。さらに大正7年、大倉は日本初の私立美術館「大倉集古館」を一般に公開。きっかけは、廃仏毀釈で仏像が壊され海外に持ち出されるのを見たことだった。大倉は、それらの貴重な文化財を、借金までして買い集めた。
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渋谷スタートアップ会社(JOIN THE STARTUP COMMUNITY IN SHIBUYA (upshibuya.com))の渡部志保社長。どこか今の時代に共通する理念がありそうです。
* 大倉喜八郎 珠玉の名言・格言21選 | 心を輝かせる名言集 (soul-brighten.com)
明治初期・中期に活躍した実業家は江戸時代に基礎教育を受けているのですよね、人間教育というか人格形成への情熱は、明治期の富国強兵・殖産興業という時代よりも充実していたのかもしれません、渋沢栄一、大倉喜八郎の業績を振り返って私はそう思います。そして、今の時代、日本の経営者をはじめとしたリーダーに欠けるのは高邁な理念なのではないでしょうか。
ハンガリー・ブダペストから送られてきた最近のブダ城ウィーン門『母子像ふるさと』、像の周りがきれいになり一層素晴らしいですね。
* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)
後ろがウィーン門城壁です。
ブダペストのゲレルトの丘の途中にあるブロンズ製『哲学の庭』彫刻群、以前、大掛かりな窃盗団によって一部が持ち去られ、数年後に修復されましたが、この『母子像ふるさと』はそんな教訓からも「石彫」として建立されています。観光地としても有名なブダ城ウィーン門入り口横で多くの方々の目に触れています、嬉しいですね。
昨年のコロナ明けから、次第に大人数のセミナー・懇親会等も復活してきました。皆さんそれぞれリアルのコミュニケーションの価値を再認識したのでしょうか、以前にも増して新鮮な会話の楽しさを味わっている気がします。
先日は東京で投資関連セミナーとその後の懇親会、広い会場に300人程の着席での出席者、密な交流が楽しいひと時でした。
テーブルにはフルコース仕様のセット、スパークリング・白・赤のワイン!!
デザートのスイーツもオシャレですね。
私自身は以前に比べて出張は減っていますが、これという集まり、打ち合わせには万難を排して変わらず出席している昨今です。ただ、航空会社のマイレージによるステイタスは20年振りくらいにランク落ち、ラウンジ・国際線チェックインでは少し不便になるのかもしれませんね。昨今のステイタス基準はクレジットカードとかグッズ販売金額のウエイトが高くなって、以前より遥かに購買意欲を高めに誘導する施策に代わり、本来の飛行機便利用のマイレージサービスとは変化して何だか不満が積もりますね。先日、スイス人の方も同じようなことを言っていました、特に国際線では従来のステイタス優待よりも様々なローコスト・キャリア―も増えて、そろそろマイレージを追いかけるのは止めた方がいいのかと。ふと、そんな思いも頭をよぎったり、でした。
今年の札幌は、2月3月に雪がかなり降り、家の前の道の除雪もこれまで以上にブルが雪をサイドにはね上げたせいで、ドウダンツツジの生垣はすっぽり雪・氷で覆われてしまいました。3月下旬から春の日差しと日中の気温上昇で雪は融けてはいきましたが、例年になく生垣を覆っていたので、植物の枝が折れているのではと心配になり、先日の土日をかけてスコップで何とか取り除く作業を繰り返しました。すると日を追うごとにドウダンツツジの枝は以前の姿を取り戻すかのように上を向き始め、細い木々に芽も出しているではありませんか。
一番心配した入り口塀の横、ブルが高く雪山を作って、それが氷の塊となって覆いかぶさっていた部分も、雪山を注意深く取り除くといくつかの枝は折れてはいましたが、何とか太い幹は生き残り大丈夫そうで少し安心しました。植物の『レジリエンス』というのでしょうね、何とも愛おしく力強さにも感動したこの数日です。
『レジリエンス』という言葉は、昨今は時々目にしますが、私は10数年前の枝廣淳子さんの東京で開催された連続ワークショップで初めて耳にしました。「復元力」とか枝廣さんは「しなやかな回復力」とかと訳していたような気がします。その後も3・11とか様々な災害からの復興にも、社会科学の世界でしなやかで力強い再生という意味でも多く目にする昨今です。
* 『レジリエンス』関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)
* ドウダンツツジ関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)
今年も『『SDGs QUEST みらい甲子園 公式サイト』』、皆さん頑張りました。秋山財団からは大原常務理事が参加しました。
* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)
~~~~~~~~~~~今年度の表彰対象ほか
<SDGs QUEST アクションアイデア最優秀賞>
* 北海道剣淵高等学校
チーム名:ユニバーサルナマズジャパンUNJ
プラン名:SDGsのトライアングルミミズとナマズとアクポニで町活性化
<SDGs QUEST アクションアイデア優秀賞>
* 北海道札幌視覚支援学校
チーム名:STELLA(ステラ)
プラン名:未来への一歩~多くの人にSDGsに関心を持ってもらう方法~
<コープさっぽろ賞>
* 北海道札幌北高等学校
チーム名:札幌北高校家庭クラブ
プラン名:消費の力で世界を変える ~みんなが主役!Wise User~
<秋山記念生命科学振興財団賞>
* 函館ラ・サール高等学校
チーム名:タイのレモンだもん!美味しいもん!
プラン名:レモンが貧困を救う (100本のレモンの木プロジェクト開始)
<大和リース賞>
* 北海道中標津農業高等学校
チーム名:北海道中標津農業高等学校 植物活用研究班(野菜班)
プラン名:微生物の力で生産性向上!光合成細菌を用いた地場産野菜の生産
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その他ファイナリストチームは以下の通りです。
* 北海道名寄高等学校
チーム名:北海道名寄高等学校SPT
* 北海道札幌西高等学校
チーム名:くぎ&たけ
* 北海道大野農業高等学校
チーム名:果樹専攻班
* 市立札幌藻岩高等学校
チーム名:ACTA
* 北海道旭川農業高等学校
チーム名:アグリデザイン班2年
* 札幌日本大学高等学校
チーム名:札日北広活性化班
* 市立札幌藻岩高等学校
チーム名:Pile up
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今年の<秋山記念生命科学振興財団賞>は、函館ラ・サール高等学校「チーム名:タイのレモンだもん!美味しいもん!」の『プラン名:レモンが貧困を救う (100本のレモンの木プロジェクト開始)』でした。受賞式後に函館ラサールの生徒さんと顧問の先生、大原常務理事と記念撮影も。
「NPO法人北海道市民環境ネットワーク★きたネットWeb (kitanet.org))」解散の件、大きな記事になりました。今年6月の総会で解散を決めて最終的に完了するのはこの秋になるでしょう。
北海道新聞3月24日(日)朝刊~~~~~~~~
私の発言はおおよそ以下のとおりでした。
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Q きたネットの活動を一言で表現してください。
秋山 「接着剤」の役割を果たしたと思います。環境問題に取り組む人たちのネットワークを広げました。
Q 私にとって、きたネットは環境活動の「扇の要」でした。解散は残念です。
秋山 環境保全など公益活動に対する企業の姿勢が変化しました。中間支援組織を支援するよりも企業が直接、自らの看板で動くようになった。同時に会員団体もそれぞれ自前でできることが増えました。きたネットは当初の使命を果たしたと言えます。
秋山 活動の現場は市町村にあるし、政策は国で決めるとなると、道の存在感はどうしても薄れてしまいます。でも本来、北海道は三つの海に囲まれた島で独立性が高い。道には、中央ばかり見るのでなく、もっと独自性とリーダーシップを発揮してほしいと思います。
Q きたネットが活動した22年間に起きた出来事で、私が最も衝撃を受けたのが2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故でした。道内の環境活動にも大きな影響を及ぼしたと思います。当時理事長だった秋山さんはその後の動きをどう見ていますか。
秋山 3・11の後、いわゆる環境系の人の多くがエネルギー問題に取り組みました。きたネットから派生する形で「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」も生まれました。原発に頼らず再生可能エネルギーで道内全ての電力を賄うことを目指す団体です。今の生活は持続可能ではない、社会を変えないといけないと多くの人が考えたと思います。
Q でも、あまり変わらなかった気がします。
秋山 社会全体の意識を変えるにはやっぱり20年、30年かかるんだと思います。若者の中には私たちにない発想で新しいシステムを作ろうとしている人たちがたくさんいます。自分たちの世代ができなかったことを反省しつつ、次の世代に期待しています。
Q きたネットは解散しても環境や社会を良くする活動は続きます。その担い手に望むことはありますか。
秋山 企業が社会貢献活動をする機運は高まっています。北海道を応援し、そのために活動する人たちを支える企業がどんどん出てきてほしいと思います。
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これまでの素晴らしい活動は、宮本さん、黒子さんのお二人の事務局のお陰に尽きます、心から感謝致します。
ボブ・ディランは私の学生時代の忘れられない歌手、先日のNHK総合『アナザーストーリー』では彼の歌の遍歴を番組にしていて、私の知らないことも多く、興味深かったですね。
* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 『バタフライエフェクト』(24) (akiyama-foundation.org)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~NHKの番組HPより
ボブ・ディラン〜ノーベル文学賞 原点のステージ〜
ミュージシャンとして初めてノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。その原点とも言えるステージが約60年前にあった!舞台はニューポート・フォーク・フェスティバル。この日、ディランはエレキギターを持ちバックバンドを従え登場。「フォークのプリンス」と呼ばれていたディランの“変節”に会場は大ブーイング。そして歌われたのが「ライク・ア・ローリング・ストーン」ロックの歴史を変えた伝説のステージの全貌に迫る!
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* <歌詞和訳>Like a Rolling Stone – Bob Dylan 曲の解説と意味も | LyricList (りりっくりすと) (mrshll129.com)
ボブ・ディランは芸名、本名はロバート・アレン・ジンマーマンなんですね、知りませんでした。
「フォークのプリンス」として人気があった彼が、ニューポートフェスティバルでロックの歴史を変える「ライク・ア・ローリング・ストーン」をエレキギターで披露して大ブーイングだったとか。
この時フォークの伝説の歌手、ピート・シーガーは激怒して退場したようです。彼は「花はどこへ行った」の元歌でも有名ですね。
< ピート・シーガー >
* Bing 動画
* Bing 動画
更にアレン・ギンズバーグの影響も受けて作家・詩人としても深化していったのでしょう。
* https://www.greelane.com/ja/%E6%96%87%E7%B3%BB/%E6%96%87%E7%8C%AE/biography-of-allen-ginsberg-american-poet-4800334/
そして2016年ノーベル文学賞受賞です。スウェーデンでの授賞式にも欠席し、当時かなりの物議を醸しだしました。彼を推薦し続けたゴードン・ボール、かなりの時間を経ての受賞となりました。
市民が勝手にメディアの世界で頑張っている方々を表彰する活動「メディア・アンビシャス | 市民が育てるメディア (media-am-s.com)」の授賞式(第15回)が先日開催されました。今年は私は東京出張中で参加できませんでしたが、受賞者の皆さんが全国からご参加頂き、大変盛り上がったと聞いています。
* これまでの関係記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)
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<映像部門>
*大賞 NNNドキュメント「いろめがね~部落と差別~」(山口放送 11月20日STV放送)
*メディア賞 ETV特集「続報 “冤(えん)罪”の深層~新資料は何を語るのか~」(NHK 12月23日放送)
*アンビシャス賞 「閉じ込められた女性たち~孤立出産とグレーゾーン~」(HBC制作 5月29日放送)
*優秀賞 ETV特集「ルポ 死亡退院~精神医療・闇の実態~」(NHK 2月25日放送)
*特別賞 BBC 「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」(ユーチューブ「BBCワールドニュース」など)
※国内放送局の制作放送ではないため各賞の選考外としたが、日本社会に与えた影響の大きさを考え評価した。
<活字部門>
*大賞 特報部掲載の一連のアイヌ民族レポート(東京新聞 5月14日以降)
*メディア賞 自民党派閥パーティ券のスクープによる裏金づくりの一連の報道
(しんぶん赤旗日曜版 ※22年11月6日以降)
*アンビシャス賞 連載「鉄路の行方を考える」(北海道新聞 10月3日~)
*優秀賞 連載「警察庁長官狙撃事件 実行犯はオウムに無縁? 連載Nの記録」(毎日新聞 3月20~23日優秀賞
*優秀賞 連載「追い詰められる女性たち」(朝日新聞 第1部4月11日から8回、6月26日から5回)
*優秀賞 連載「ワンピースを着て、街へ出た」(朝日新聞北海道面 5月31日から3回)
*特別賞 連載「海と国境」(北海道新聞 2017年11月~)
※昨年末現在で658回に及ぶ、異例のロングラン企画。日本と周辺諸国との関係を掘り下げ、資料的価値も高い。
【概況】2023年の大賞選考に先立ち、候補にあがった作品のうち映像部門のBBC「J-POPの捕食者」と、活字部門のしんぶん赤旗日曜版による自民党パーティー券による裏金づくり(22年11月6日付け)を選考対象とするべきかどうか論議になった。前者は日本メディアの制作ではなく、放送もBBCの提供するユーチューブ内などにとどまり、通常には視聴できないという指摘である。会員内で論議した結果、番組テーマはジャニーズ喜多川氏(故人)の性癖で済ませられない人権問題であり、被害の広がり、社会への影響の大きさ、さらに日本メディアの「沈黙」をも浮かび上がらせた実績を考慮し、選考対象に残すことになった。結果的には特別賞となった。もう一つの赤旗日曜版は推薦にあがる報道初報が期間対象外の22年11月で今回の選考対象期間を外れるとの指摘だったが、昨秋の東京地検特捜の摘発の契機となり、さらに自民党派閥の裏金問題として政治化する口火を切ったものとして、23年報道に含めて選考評価することになった。
【映像部門】会員らから推薦された候補は総計23本で、例年よりやや少なめ(前年31本)。性や出自による差別をテーマにする作品が目立ち、それも歴史的・社会的構造はもとより人間心理を探る“実験”番組まで候補に残り、差別問題の深まりを感じた。また社会的なニュースも理解を容易にするドラマ仕立ての作品もあった。【活字部門】推薦された候補は25件(同26本)。例年同様に連載が多く並んだ。中でも道新の「海と国境」は昨年12月末現在でも658回と異例のロングランで、その取り組み姿勢自体が審議された。自民党パーティー券に発した「政治と金」問題、またジャニーズ喜多川氏の性加害問題は、報道関係者が知っていても報じない「メディアの沈黙」として通底しているとの指摘があった。入賞こそしなかったが、BBC放送直後からこの「沈黙」を指摘した週刊文春はじめ、報道姿勢を検証するメディアも少なくなかった。(文責・山本)
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BBCの方からはビデオレターも頂きました。
今月は何かと本州への出張が多く、先日も早朝に札幌から東京に一泊で行ってきました。札幌では前夜からの雪で15センチ程度の積雪、家の周りでは雪解けも進み氷割もしたり日差しも受けて、春に向けての作業をしていた矢先の積雪だったので少々うんざりでした。街なかではロードヒーティングのスイッチも切っていたのか、歩道上は昔懐かしい雪道に人の足跡。この場所で70年前近くに住んでいた私には、何ともノスタルジックな景色に思わずスマホのカメラでパチリでした。
そんな札幌を発って東京に、九段下の寺島文庫(寺島文庫-TerashimaBunko (terashima-bunko.com))で12年続く経営塾に出席。少し早く九段下駅に着いたので、桜の状況はと思い千鳥ヶ淵から靖国神社境内を散策してみました。
靖国神社の桜の標本木はまだまだつぼみのまま、周りにはマスメディア関係者が数名いるだけでした。今年も寒暖差が大きく、桜の開花も迷走するのでしょうか。日本列島は実に広いですね!!
今年も(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(Wagner Nándor Foundation (wagnernandor.jp))の理事会が栃木県益子町のアートギャラリー会議室で開催されました。次年度事業計画・収支計画の承認ほか、今回はハンガリーからワグナー・ナンドール作品保全財団のキッシュ・レイカ理事長、アドバイザーのキッシュ・シャンドールさんもお越し頂き、ハンガリーでの一連の活動報告・計画をご説明頂きました。両財団とも、豊富なワグナー・ナンドール、ちよが残した書簡・資料等を基に、今後も活動することがたくさんあり楽しみです。
この間、昨年秋の展示会終了から庭園整備を行い、全体がかなりすっきり明るくなりました。彫刻・建物・庭園と、二人が暮らしていた場所自体がギャラリーなので、これからも『邸宅美術館』としてメインテナンスに注力していきたいと思っています。
一部物置になっていた小屋をあずまや的に、お客さまがゆっくり過ごす空間の一助になればとリニューアルしました。
今年も4月15日から5月15日まで「春の展示会」、4月21日午後には「ミニコンサート」が互角堂ギャラリーで開催予定です、今年もたくさんの方々にご来場して頂けると嬉しいですね。
私が50年ほど前に東京都江戸川区の公立中学校で教師を5年間やっていたことは、これまで何回か記事を書いていましたが、先日はその中で女子バレーボール部だった教え子からFacebookでメッセージが届きました。久しぶりにチームメンバーだった同期が集まって思い出を語り合い大いに盛り上がったようです、写真も送ってくれました。
* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 鹿本中学校生、40年の時を越えて (akiyama-foundation.org)
* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝 オリンピック選手に選出! (akiyama-foundation.org)
後から聞いたら今年「還暦」を迎えたとか、『還暦!!!!』、信じられません。年月を経る毎に私と年代が近付いてくる気がするから不思議ですね!でも、皆さん元気そうで嬉しいです。
今、彼女たちが中学校時代をどう感じているのか、直接聞いてみたいし不安でもあり、ですね。
久しぶりに東京駅地下の富山名物『白えび』のお店に行きました。食べ物はもちろんですが、ここのお店の店員さんたちが素晴らしい!!
* 『白えび屋』ーー> 白えび富山の特産品、せんべい、お刺身、白えび丼の白えび屋 (shiroebiya.co.jp)
これがまた最高、白えびの唐揚げ!
以前、昼どきに行った時は長い列ができて諦めたのですが、これからもまた行ってみたいお店ですね。