房総・久留里線での心地良さ

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 千葉県の房総半島を、木更津からほぼ中央を走る久留里線(http://www.kururisen.com/index.html)は、大正元年(1912年)に開通し、第二次世界大戦中は一時廃線となりましたが、戦後復活して、沿線は安房の昔の風景を残しています。木更津から数人の乗客でしたが、途中の駅からたくさんの幼稚園児が遠足で乗ってきました。

久留里線車内の幼稚園児たち

久留里線車内の幼稚園児たち

 わずか30キロ程の非電化・タブレット交換鉄道、ゆっくりと走り、約1時間で終着上総亀山駅に到着です。昔、木更津中学の陸上部の生徒が競争して勝ったとか、自転車にも抜かれたというエピソードもある程、そのスピードは話題を集めてきました。どこか昔の定山渓鉄道(http://www.digi-pad.jp/jdc/)を想い出させる雰囲気でしたね。

 沿線には、幾つか神話・伝説のある場もあり、どことなく神秘的な雰囲気をかもしだし、終点の上総亀山駅からは、亀山ダムによる人造の亀山湖を巡る散策路があります(http://www.mmjp.or.jp/kameyama-no-sato/map02.htm)。

亀山湖畔の紅梅・白梅

亀山湖畔の紅梅・白梅

 湖畔を登り切るとそこには紅梅・白梅が咲いていました。別の時間・空間にいるようで、大変心地よい時間でした。

栗山町議会改革から学ぶ

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 北海道経済同友会の今年度4回目の地方行財政問題委員会が開催され、今回のテーマは、「栗山町議会(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/parliament/gikai.html)の改革の取り組みについて」と題して、北海道・栗山町議会議長・橋場利勝さんのお話でした。

 平成12年の地方分権一括法(http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/990401bunkenhou.html)で、それまでの機関委任事務の市町村への移管が最も大きな改革の糸口となったこと、「栗山町議会基本条例(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/parliament/g_kihon.html)の誕生と展開についてほか、着実に進めてきた変革の足跡を理解することができました。

* 条例を作って初めて「2元(首長と議員)代表制」の意味を知った

* 総務省・北海道庁は当初は極めて冷ややか

* 策定のきっかけは平成17年3月の「議会報告会」の実施――市民の評価が高く、これからも続けて欲しいとの要望大

* 議会における議決責任は、すなわち「市民への説明責任」

* 議員は町民の代表として広く意見を聴く――議員の評価の場=住民の前に立つこと

* 議員は「口利き」の為ではなく、議論ができなければ資質が問われる

* 情報公開条例等、議会を「見せていく」努力: 「言論の府」であるには、議員同士の議論、合議に至る過程も

* これまでの「追認機関としての議会」からの変革

 「議会モニター制度」、「議会サポーター制度」等の導入、ユニークな取り組みの源泉は、ごく当たり前のことを合意を形成して一つ一つ実践していく着実さだと感じました。特別の手法が有るわけでもなく、この委員会に集まっている企業経営者にとっては、いわば「常識」的変革です。国政レベルでは何とも歯がゆく不甲斐ない政治の世界ではありますが、基礎自治体でも基本的構造は同じな中で、ひときわ新鮮な議会イノベーションのお話でした。

 それにしても、どうして日本全国の議会では、このようなごく当たり前の改革が実施されないのでしょうか、議員の資質の貧困か、それを許す民度の低さなのでしょうか。政治の枯渇と叫んでみても、今の日本の議員レベルでは、今後しばらくは期待しても難しいですね、どいつもこいつもストライクゾーンを大きく外れた連中ばかり、歴史認識はじめ全く勉強不足ですし、人生できっちり仕事をしてきた人間がこの世界にはほとんどいないのではないかと思われるし、まさに自立する市民の活動に期待する方が、現実味があるような気がします。

 税金の最大の無駄遣い、それは見識の無い連中が議会で時間を潰していることでしょうね!!ブルーベル・シンガーズ、天地茂が歌ってヒットした「昭和ブルース:http://www.youtube.com/watch?v=MbP_G40haAQ」の一節(うまれた時が悪いのか、それとも俺が悪いのか、何もしないで生きてゆくなら、それはたやすいことだけど・・・)が、妙に心に沁み入りますね。

久しぶりの留萌で

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 一昨年11月に、早稲田大学で自主上映映画「降りてゆく生き方:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2600」を観ましたが、今回は少しバージョンアップされて、留萌(るもい)で再び観ることができました。会場は800人を越える地元の方々ほか全国からもいらっしゃって、大盛況でした、2万5千人のマチでですよ。

会場の留萌文化ホール前

会場の留萌市文化センター前

自主上映に活躍された実行委員会メンバーの紹介

自主上映に活躍された実行委員会の皆さん

 上映終了後に、舞台では鼎談もありました。

 この映画の脚本・プロデューサーで弁護士・森田貴英さん、映画のモデルでもある新潟の今代司酒造株式会社(http://www.imayotsukasa.com/user_data/history.php)社長・山本吉太郎さん、「共働学舎:http://www.kyodogakusya.or.jp/about/greeting.html」理事長・福澤和雄さん、北海道でこの上映企画の連鎖を続ける(株)ネイチャーズ主宰・伊達弘恭さん、「べてるの家:http://urakawa-bethel.or.jp/」の女性、の5名の方々で、寧楽自家製ソーセージを試食しながら、点が線につながる感じでしたね。

上映後の鼎談

上映後の鼎談

 以前にNHKテレビ「新時代ファイル~生き方~:http://www.youtube.com/watch?v=RtAe5WM6huQ」でも取り上げられました。見終わった後の交流会での意見交換、「降りる」というのは「取り戻す」ことなのですね、という言葉が印象的でした。

 留萌というと、あがた森魚、宮川泰、森田公一といった音楽関係者、それにプロ野球の若松勉さんを思い出しますね。数年前の夏に、札幌から車で石狩経由で日本海を見ながら行って以来です。今回は深川乗換えのJR留萌線で訪れたのですが、車内で面白いフレーズの広告を見ました、ガンバってますね、JR北海道さん!!

留萌線・深川から留萌の車両で

留萌線・深川から留萌の車両で

 2年前の早稲田大学の雰囲気とはまた違った留萌でのひと時、北海道各地の取り組みが線・面でつながっていく予感がしました、今後の進化が楽しみです、北海道の可能性を信じながら・・・・。

演劇「てけれっつのぱ」、ほか

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 このところ、演劇・映画を濃密(?)に鑑賞。一つは、劇団文化座(http://bunkaza.com/)「てけれっつのぱ」です。江戸の名残をとどめる文明開化の東京と、開拓まもない北海道・小樽で、愛情と人情、様々な人間模様が繰り広げられます。あの時代の一面を覗いたような気がします。

当日チラシより

当日チラシより

時代の象徴、人力車

時代の象徴、人力車

  一昨年でしたか、文化座「天国までの百マイル:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2094」も面白かったですね、実話を芝居にしたもので、千葉県のイメージも湧いてきて。先日の舞台では、佐々木愛さんはお元気そうで安心しました。

 もう一つの舞台は、シアターZOO企画公演「じゃぱどら!地区大会:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7214」の後半部分、岸田國士(くにお)作・清水友陽演出、「犬は鎖に繋ぐべからず」です。こちらは数十人の客席、役者よりも低い目線からの1時間超、さらに短編の「紙風船」も観ることができました。

 一方映画では、還暦を迎えたのでいつでも60歳以上割引適用、高齢社会の恩恵を現実に感じた最初ですね。見たい映画も目白押しですが、取り敢えず二つを、「ウォール・ストリート:http://movies.foxjapan.com/wallstreet/」、「ソーシャル・ネットワーク:http://www.socialnetwork-movie.jp/」です。

 WSはNew Yorkの現場がリアルでしたし、SNはボストンのハーバード大学(http://www.harvard.edu/)を舞台にものすごいスピード感でした。ボストンというと思い出しますね、1991年にボストンのハーバード大学のすぐ近く、ハーバードスクウェアに(株)秋山愛生舘の子会社「Autumn Hills International:AHIC」を設立し、私は社長に就任しました。ヘルスケアのリサーチ等を主体としたビジネスでしたが、現在は二代目社長だったアメリカ人男性が、MBOでボストン郊外で独立した会社として発展しています。

 二つの映画では、ともに時間との戦いでサイバー上で繰り広げられるすさまじいやり取りとバトル、そして中国・中国人の登場が特徴的でした。少し前でしたら、それぞれの場面は日本人だったのでしょうが・・・。「facebook:http://www.facebook-japan.com/」誕生の様子が実にリアルに描かれています。

 つい最近では、チュニジアでのジャスミン革命、エジプトでのムバラク政権崩壊、それに続く中東諸国、中国での反政府デモ等で、今や「facebook」ほかソーシャル・メディアは注目の的です。先日のファンドレイジングのフォーラムでも(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7411)。

100兆ドル紙幣?!

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 先日の晩、ある会合で会った方が、ジンバブエ共和国(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/zimbabwe/index.html)出張から戻ったばかりでした。そこに集まったほぼ全員が、「ジンバブエって、アフリカのどこなの?」と。そして、通貨の「ジンバブエドル紙幣(Z$)」を見せてもらってさらに驚きでした、100兆ドル!!!!こども銀行もびっくりですね!

アフリカ・ジンバブエの紙幣

アフリカ・ジンバブエ中央銀行の紙幣:数字に注目!

one hundred trillion dallers

one hundred trillion dollars

 2年前の4月にすでに発行停止紙幣のようですが、ムガベ大統領の名は独裁政権として耳にしたことが有りますね。猛烈なハイパーインフレ、劣悪な経済事情に加えて、秘密警察による監視や反体制派への暴力など、「世界最悪の独裁国家」との記事も読んだことがあります。つい先日のエジプト・ムバラク政権の崩壊をはじめ、強圧的政権国家は必ずほころびがでてきます。ジンバブエはイギリスの植民地から独立をしたものの、先進諸国のエゴとのつながりで、苦しむのはいつもそこに生きている庶民です。

 昨年3月に訪れたマラウィ―共和国(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3435、ほか続く)とはすぐ近くに位置していますが、同じ貧しいとは言っても、「平和」であるかないかの違いは大きいですね。指導者によりひどく異なる国情は、とても遠いアフリカの現状とのんびり語っている訳にもいきません。紙幣に並ぶゼロを数えながら、ため息が出てきました。

今年の「助成財団の集い」で

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 公益財団法人助成財団センター(http://www.jfc.or.jp/)主催の「助成財団の集い:http://www.jfc.or.jp/tsudoi2010.pdf」が、180名を越える参加者で、今年も開催されました。

会場の星陵会館玄関

会場の千代田区永田町・星陵会館玄関:当日撮れた唯一の写真

 前半は内閣府の方から、一連の「移行認定」に関して、これまでのご報告と今後の留意点等について、ご説明がありました。後半は、下記のメンバーでのシンポジウムで、私もシンポジストの一人として参加する機会を得ました。

課題提起 「公益法人制度改革と民間助成活動の活性化」 コーディネーター・山岡義典さん(法政大学現代福祉学部教授)

シンポジスト 鮫島俊一さん(公益財団法人 旭硝子財団:http://www.af-info.or.jp/ 専務理事)

        加藤広樹さん(公益財団法人 トヨタ財団:http://www.toyotafound.or.jp/ 常務理事)

        秋山孝二(公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団:http://www.akiyama-foundation.org/ 理事長)

 山岡先生から、民間公益活動の歴史等総括的な流れのご説明があり、次にそれぞれの財団の紹介を兼ねた15分程度のプレゼンでした。私のプレゼンは(2011214e7a78be5b1b1e38397e383ace382bce383b3e69c80e7b582e78988)このような内容です。

 当日の模様は、参加者のお一人、日本財団(http://www.nippon-foundation.or.jp/index.html)の荻上健太郎さんが、60近くも驚くほど「つぶやいて」報告して頂いています(http://twitter.com/mash_najo)。まさに「実況中継(?)」ですね!!

 民が担う公共の草分け的担い手・山岡先生、日本の民間財団として代表的な旭硝子財団・トヨタ財団の幹部の方とこの機会に何回かお会いして、財団運営の考え方、不断のイノベーション等、実に多くのことを学びました。民間の英知というか、品格の底力みたいなエネルギーを感じて、あらたな勇気が湧いて参りました。

 昨日、山岡先生は議員会館での寄付税制の緊急集会でもお話をされていました(http://www.ustream.tv/recorded/12709290)。現在上程中の税制改革法案、是非通過して欲しいですね!!

 公益財団法人への移行認定は一つの通過点、先日の秋山財団の理事会・評議員会でも議論されましたが、来年度以降、ホームページをフルに活用して双方向のコミュニケーションを充実させて、さらに飛躍したいと決意を新たに致しました。

 貴重な機会を与えて頂きました助成財団センターさまに心から御礼申し上げます、ありがとうございました。

菜の花忌:司馬遼太郎のたいまつ

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 司馬遼太郎記念財団(http://www.shibazaidan.or.jp/)が主催「第15回 菜の花忌」が大阪で開催され、1400人を上回る人で大盛況でした。NHK教育テレビの番組としても後日放映されるようです。この記念館については、昨年書き留めました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5898)。開演2時間前に、下見を兼ねて会場ロビーを通ったところ、すでに200人以上の方々が列をなしているではありませんか。少し驚きましたが、私は取り敢えず隣の歴史博物館(http://www.mus-his.city.osaka.jp/)の特別展示、「発掘された日本列島2010」を見学しました。

隣の博物館では

隣の歴史博物館では

 この「菜の花忌」は、司馬遼太郎さんの命日の2月12日に、東京と大阪で交互に開催されています。今年は第15回とのこと、ホールの舞台前方には端から端までたくさんの菜の花で飾られていて、終了時には参加者の方々にお土産としてプレゼントされました。

当日のプログラムから

当日のプログラムから

 プログラムは2部構成、第一部は「司馬遼太郎賞」、「フェローシップ」の贈呈で、それぞれ現理事長・福田みどりさまからの手渡しでした。福田みどりさまは、昨年夏に腰を患って入院中とのこと、先日も病院からお越し頂いたとのことでしたが、しっかりとしたまごころ溢れる冒頭のご挨拶でした。

福田みどり理事長のご挨拶: 入院中に、あらためて「生きる」ことの意味を学んだ。入院している方々は、清らかな魂からこぼれ落ちるような笑顔、前向きで、明日だけを見ている眼差しに感動した。存命だった司馬さんを、どれだけ本当に理解出来ていたのか、振り返る時がある。

 第二部は、シンポジウム「司馬遼太郎のたいまつ――われわれが受け継ぐべきもの」と題して、興味深いお話。小学校の教科書にも掲載された、「洪庵のたいまつ:http://www.youtube.com/watch?v=ePjlDn-VH0Y」、「二十一世紀に生きる君たちへ:http://gogodiet.net/Forkids.htmhttp://yokohama-now.jp/home/?p=3504」を題材に、緒方洪庵の大阪・適塾の理念ほか、4人のパネラーそれぞれの視座から含蓄のあるご発言でした。

 ~~~~~~~「人間は自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている」と、中世の人々は、ヨーロッパにおいても東洋においても、そのようにへりくだって考えていた。この考えは、近代に入ってゆらいだとはいえ、近ごろ再び、人間たちはこのよき思想を取りもどしつつあるように思われる。

 この自然へのすなおな態度こそ、21世紀への希望であり、君たちへの期待でもある。そういうすなおさを君たちが持ち、その気分をひろめてほしいのである。そうなれば、21世紀の人間はよりいっそう自然を尊敬することになるだろう。そして、自然の一部である人間どうしについても、前世紀にもまして尊敬しあうようになるのにちがいない。そのようになることが、君たちへの私の期待でもある。~~~~~~~~~~~「二十一世紀に生きる君たちに」より引用

 江戸の各地における多様な教育の再評価、「理屈」と「道理」との違い、岡潔の「鋭い発見の喜び」ほか、パネルディスカッションで紡ぎ出される味わいのある言葉を反芻し、私は帰り道に何回もうなずきながら余韻に浸っていました、素晴らしい会でした。

ファンドレイジング・日本2011

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 先日は、ファンドレイジング協会(http://jfra.jp/)主催の「ファンドレイジング・日本2011:http://jfra.jp/frj2011/」が開催されました。

ファンドレイジング協会・堀田理事長の開会ご挨拶

ファンドレイジング協会・堀田理事長の開会ご挨拶

常務理事・事務局長:鵜尾雅隆さん

常務理事・事務局長:鵜尾雅隆さん

  「ファンドレイジング」という言葉は随分前から耳にはしていましたが、はっきりその意味を理解したのは、今から5年前のアメリカ・シアトルでの1000人規模のフォーラムだったでしょうか(http://www.akiyama-foundation.org/media/media2.html)。

 今回は昨年に続いての第2回の開催、案内とほぼ同時に500人の定員がいっぱいとなったようです。当日はアメリカでもファンドレイジングの第一人者、「Noble Service:http://niccinoble.com/」社長・Nicci Nobleさんも駆けつけて、ご挨拶と講演もありました。

アメリカからのゲスト:Nicci Nobel さん

アメリカからのゲスト:Nicci Noble さん

 プレを含めて3日間のセッションは、多彩な内容で今後の参考になるものでした。以下に幾つかキーワードを書き留めます。

* 日本の伝統・文化で、「寄付」の拡大可能性は大変大きい

* 「寄付」は、関係を構築すること――いきなり「お金をくれ」ではなく、まず活動の説明を誠実に行い、共感を得ること

* 「ニーズがある意識」を双方(寄付をお願いする側、する側)が持つ

* トレンドとして注目べきこと 1)Ustream等の動画は世界を変える、2)モバイル機器を使っての寄付が伸びてくるだろう、3)「ドナー・エンパワーメント」、どうすれば変革の一員となれるか、の意識が拡大、4)「ブランド・レイジング」、ブランド(名前・メッセージ・価値観、等)を創る・向上させる意識が大切、5)「Facebook」、「Twitter」等の「ソーシャル・メディア」の爆発的拡大、一日6億人のアクセス

* NPOにとって「夢」は最大の経営資源

* フィランソロピーは「ボランティア」と「寄付」、寄付することは「信じて託すこと」

* ソーシャル・メデァア・ネットワークの形成は重要:ただ、それが目的とならないように、双方向の「対話」があること、支持基盤を確立すべき

* インターネットは合理的な手段、場所

* 「草食系男子」ならぬ「ソーシャル系男子」を目指して?!

 ランチョンミーティングの山田さんのお話、大変参考になりました(http://blog.canpan.info/jfra/archive/454

 ある意味では、「ソーシャル・メディア:http://www.itmedia.co.jp/keywords/socialmedia.html」一色の感もありましたが、日本における非営利活動、民による公益活動に、新しい時代が確実にやってきていますね。秋山財団でも活動それ自体で、NPOとのコラボレーションが必要なのかもしれないと思いました。

何なの、除雪へのクレーム!

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 今年の札幌は、お正月5日までは雪も少なく穏やかな天候でしたが、6日から以降は連続の降雪で、毎日雪かきでした。実は秋山財団の理事長の仕事で、冬期間、最も財団に貢献度の高い仕事は、「基本財産保全業務:財団事務所周りの雪かき」です。事務所のある建物・土地は財団の基本財産の一部ですし、多い少ないはあっても、冬は雪かき業務(?)は必須で、究極のボランティアです。

 2月に入って先日もたくさん降りました。北海道神宮・円山公園は素晴らしい新雪の雪景色、私の好きな光景でもあり、思わず足を止めてカメラを構えました。白黒トーンで、人の声が吸い込まれる雰囲気、何とも言えない素晴らしい時間・空間です。

円山公園のいつものポイントで

大雪の朝、円山公園のいつものポイントで

素晴らしい芸術作品ですね

感動の芸術作品ですね

 ところが昨今、住宅地ではこの雪を邪魔ものに考える人々が増えているようです。「家・車庫前の除雪が出来ていない」と、すぐに札幌市役所にクレームの電話をする若い家族が多いと聞いています。私の子どもの頃は、家の前は「除雪」というより「踏み固め」で、どんどん積もると玄関より歩道が高くなるので、雪の階段を作り、それを降りて家に入る、そんな感じでした。私の子ども達がまだ小さかった頃、「たまには家の雪かきをしろよ」と言ったら、「雪はいずれは融けるじゃないか」と答えが返って来たのには驚きましたね、でも全くその通り、火山灰とか土砂とは違うのですよね。交通量の多い財団前の場合は、玄関前の雪は道路に直角に雪を出すのが最も速く雪が融けて効率的です。車の走る面が一番除雪がされていますから。

 昨日から、「第62回さっぽろ雪まつり:http://www.snowfes.com/」が始まりました。

今年の大雪像の一つです

今年の大雪像の一つです

 外国からの観光客で賑わっています。

 「雪」は、本来、北国の貴重な財産ではありませんか。観光資源であり、自然のダムでもあり、今を生きる我々は、その重要さを認識していませんね、とにかく、雪の素晴らしさをじっくり五感で受けとめたいと思います。過剰な行政への依存、それは自分たちの生きる力を弱めます。雪はあと一カ月もすれば融けて、春が来るのですから・・・。

指揮官、ザッケローニ

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 先月の「AFCアジアカップカタール2011:http://www.jfa.or.jp/」では、日本代表「SAMURAI BLUE」が見事激戦を勝ち抜いて優勝しました。これまでの日本代表チームよりはるかに粘り強く、大きな感動を与えてくれました。 

 考えてみれば決勝までの道のりは、とても順調と言えるものではありませんでしたね。退場者を出して10人になる試合、先制された後の逆転劇、死闘の末のPK戦など、数々の劣勢や逆境を跳ね返して勝ち上がってきて、決勝戦も延長の末の劇的勝利でした。今までのサムライブルーにはない、個々の選手の精神力の強さと冷静さが備わってきたように思えます。

 試合前の記者会見で、キャプテンの長谷部が語った言葉が忘れられません、「日本人であることに誇りを持って戦いたい」。新しく就任したザッケローニ監督の指導力の賜物、早くもチームに浸透させたチームカラーと言えるのでしょう。それにしても、戦略・戦術、選手の見極めと投入の妙、監督としてのかなりの蓄積を感じさせる感動的采配でした。

 アルベルト・ザッケローニ、 1953年4月1日、イタリア生まれ、57歳。新聞によると、「地元メルドラで、サイドバックの選手としてプレーしたが、肺炎のため17歳で引退。家業のペンションで働き、保険代理店を経営しながら、サッカーのコーチとして腕を磨く。30歳で下部リーグのチェゼナティコの監督に就任。その後は、ウディネーゼをはじめ、ACミラン、インテル、ユヴェントスなどセリエAの強豪クラブを指揮。ACミランでは1998-99年シーズンにリーグ優勝し、年間最優秀監督に輝く。家族は夫人と一男」とあります。決して選手としては陽の当たるサッカー人生だったとは思えませんが、その後の「指導者」としての修練には奥行きを感じさせます。特に一人一人の選手のモチベーションを、心にくいほど把握して高め、ベストの状態を作り上げるその手腕は、今後に一層の期待を持たせてくれます。

 先日は地元イタリアでの記者会見で、アジアカップを「素晴らしい経験だった、控え選手が素晴らしかった」と振り返ったようです。。試合には1試合も出なかったDF森脇(広島)の名前を唯一あげて、「盛り上げてチームを支えてくれた」とも。テレビで見ましたが、ずっと同行していた日本のスポーツ記者の一人も、やはりこの森脇選手を「MVPだ」と言っていましたね。ザッケローニ監督は、 その後は「日本愛」を強調して、地元記者の質問に、「教育、しつけ、清潔さ、すべてが素晴らしい。物価は2倍だが、お金を払うのも気持ちいいぐらい」、「私は半分日本人だと思っている、日本に恋している」とまで語ったそうです。

 そんな話を聞くと、何かイザベラ・バードの著書とか、渡辺京二著「逝きし世の面影」とかを思い出しますね。

 サッカーに対するひた向きさと、哲学を感じます。オシム監督も同じ雰囲気を持っていましたが、やはり一流の監督には「思想・哲学」が必要なのでしょう。高校野球監督の我喜屋さん、香田さんにも、共通するものがありますね。日本代表監督に招聘した日本サッカー協会の眼力にも拍手です。

 年の初めに、素晴らしいドラマを見せてもらって、久しぶりに気持のよい朝を迎えました。

がんばれNPO!熱血地球人

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 三井物産環境基金の特別シンポジウム(http://www.mitsui.co.jp/csr/fund/topics/1190935_2767.html)が開かれました。私はここの助成を今年受けた「北海道市民環境ネットワーク:http://www.kitanet.org/index.html」の理事長として参加しました。今回は、基金の立ち上げから5年が経過したのを機に開催されて、この基金の紹介、地球温暖化の最新動向、森林保全に関する基調講演、この基金の助成先3団体の成果発表等と盛りだくさんのプログラムでした。

 また、2011年1月15日よりBS12チャンネルTwellV(トゥエルビ)において、三井物産が提供のドキュメンタリー番組 「がんばれNPO!熱血地球人」の放送が始まりますが、この番組名を今回のシンポジウムのサブタイトルとした旨の説明がありました。

三井物産環境基金シンポ

三井物産環境基金シンポ

 それぞれのプログラムは内容が濃かったですが、私は二日目の(株)ファンドレックス(http://www.fundrex.co.jp/info/profile.html)鵜尾雅隆社長のセッションが興味深かったですね。三井物産の関係幹部のお話もそうでしたが、とにかく、企業経営者の話は分かりやすいですね、それに比べて大学の先生のお話は一般的に分かりにくい(!)。以下、いくつかのキーワードを:

* 「助成金」の意図するところは、将来の活動に「投資する」こと

* 環境系NPOの方々に考えて貰いたいのは、知的蓄積をしていき、それを収益事業に仕上げていく努力を。例えば、テキスト化、研修・教育訓練、調査・業務・研究の委託、個別解決策のコンサルティング等、お金を稼げる事業構築へ

* 課題の数ではなく、優先順位が重要

* “ありたい姿”を明確に、専門性が本当に優位性を持つのか、専門性に埋没して引きこもりオタク的活動が多いのではないか、オレオレメッセージの連続ではなく、受け手側の立場に立つことが大切

* NPOの最大の資源は、「夢」のはず。多くの団体はその「夢」を語り尽くしていない

 昔に比べると、随分NPOはじめ、非営利活動の進化を感じます。明日から2日間、ファンドレイジング協会主催の「FRJ2011:http://jfra.jp/frj2011/index.html」も開催されます。お金の流れにも大きな転機が訪れようとしています。

祝!湊晶子先生

Posted by 秋山孝二
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 先日ごく内輪で、湊(内平)晶子先生の「瑞宝中綬章受章を祝う会」が大変和やかに、かつ格調高く開催されました。2年前から秋山財団でお引き受けしている「新渡戸・南原基金」事業の運営委員をされていて、昨年秋にも、札幌で講演をされました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5961)。当日の湊先生のご挨拶、「ビジョン、パッション、ミッション」はあらためて心に響きました。

ご挨拶する湊晶子先生

ご挨拶する湊晶子先生

 ご出席者の中、湊先生の神戸の高校時代の恩師・天満美智子先生は、簡潔明瞭なお言葉でご挨拶をされました。その後に続いた日本の高等教育に携わる見識の高い皆さまのお話に、何か日本の教育者の品格を感じました。

元津田塾大学学長:天馬美智子先生

元津田塾大学学長:天満美智子先生

元日本女子大学学長:後藤祥子先生

元日本女子大学学長:後藤祥子先生

  パイプオルガニストのご令嬢・内海恵子さんの演奏も素晴らしかったです。ご長男、ご次男の母を語るそれぞれのストーリーは、本当に久しぶりの心温まる内容の数々でした。

オルガニストの娘:内海恵子さん

オルガニストとしてご活躍の娘:内海恵子さん

  湊晶子先生は現在、ワールド・ビジョン・インターナショナル(http://www.wvi.org/wvi/wviweb.nsf)のアジア代表理事をお務めになり、世界を舞台にボランティア・教育活動でご活躍されています。当日はゆっくり動く(?)時計がお祝いの品物として贈呈されました。

 湊先生の今後のご活躍を心から祈念しています、素晴らしい会でした。