がんばれNPO!熱血地球人

Posted by 秋山孝二
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 三井物産環境基金の特別シンポジウム(http://www.mitsui.co.jp/csr/fund/topics/1190935_2767.html)が開かれました。私はここの助成を今年受けた「北海道市民環境ネットワーク:http://www.kitanet.org/index.html」の理事長として参加しました。今回は、基金の立ち上げから5年が経過したのを機に開催されて、この基金の紹介、地球温暖化の最新動向、森林保全に関する基調講演、この基金の助成先3団体の成果発表等と盛りだくさんのプログラムでした。

 また、2011年1月15日よりBS12チャンネルTwellV(トゥエルビ)において、三井物産が提供のドキュメンタリー番組 「がんばれNPO!熱血地球人」の放送が始まりますが、この番組名を今回のシンポジウムのサブタイトルとした旨の説明がありました。

三井物産環境基金シンポ

三井物産環境基金シンポ

 それぞれのプログラムは内容が濃かったですが、私は二日目の(株)ファンドレックス(http://www.fundrex.co.jp/info/profile.html)鵜尾雅隆社長のセッションが興味深かったですね。三井物産の関係幹部のお話もそうでしたが、とにかく、企業経営者の話は分かりやすいですね、それに比べて大学の先生のお話は一般的に分かりにくい(!)。以下、いくつかのキーワードを:

* 「助成金」の意図するところは、将来の活動に「投資する」こと

* 環境系NPOの方々に考えて貰いたいのは、知的蓄積をしていき、それを収益事業に仕上げていく努力を。例えば、テキスト化、研修・教育訓練、調査・業務・研究の委託、個別解決策のコンサルティング等、お金を稼げる事業構築へ

* 課題の数ではなく、優先順位が重要

* “ありたい姿”を明確に、専門性が本当に優位性を持つのか、専門性に埋没して引きこもりオタク的活動が多いのではないか、オレオレメッセージの連続ではなく、受け手側の立場に立つことが大切

* NPOの最大の資源は、「夢」のはず。多くの団体はその「夢」を語り尽くしていない

 昔に比べると、随分NPOはじめ、非営利活動の進化を感じます。明日から2日間、ファンドレイジング協会主催の「FRJ2011:http://jfra.jp/frj2011/index.html」も開催されます。お金の流れにも大きな転機が訪れようとしています。