秋山財団贈呈式 2016

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 少々報告が遅くなりましたが、今年も秋山財団の受領者からのメッセージ、講演会、贈呈式、祝賀会が開催されました。これまでの贈呈式についてはこちら――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E8%B4%88%E5%91%88%E5%BC%8F

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〇 「受領者からのメッセージ」

・『 シラカバ樹液の研究と地域づくり』

・『「生きづらさ」を抱えた私たちにできること』

・『 がんを何とかしたい!〜私のモチベーションとコラボレーション〜』

〇 特別講演会  ・講師:鷲谷 いづみ 様(保全生態科学者・中央大学 理工学部 教授)

* http://www.human.chuo-u.ac.jp/?page_id=1881

演題: 『 「ナチュラルヒストリーと市民科学」  ~ 保全生態学のよりどころ ~ 』

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 受領者からのメッセージでは、研究者になった動機ほか、興味深いお話の数々でした。

研究者への道を選択した動機ほか

研究者への道を選択した動機ほか

 特別講演は保全生態科学者で中央大学理工学部教授の鷲谷いづみ先生です。

ナチュラルヒストリーと市民科学

ナチュラルヒストリーと市民科学

特別講演 鷲谷いずみ先生

特別講演 鷲谷いづみ先生

 今年の受領者はこちら――> http://www.akiyama-foundation.org/news/1743.html

 贈呈式での私の挨拶は以下の通りです:~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本日は、多数のご来賓のご臨席を賜り、またお手伝いに株式会社スズケン様より社員の皆様に駆けつけて頂き、秋山記念生命科学振興財団「2016年度贈呈式」を開催出来ますことは、大変光栄に存じ感謝申し上げます。

秋山財団は1987(昭和62)年1月に設立以来、本年度30周年を迎えることとなりました。お陰様でこの間、総額約91,000万円、1,293件の助成を行う事が出来ました。本日お集まり頂きました皆様をはじめ、これまで当財団に寄せられましたご指導・ご支援に対しまして、改めて心からの御礼を申し上げます。

今年度の選考の詳細につきましては、このあと、各選考委員長よりご報告がありますが、「秋山財団賞の受賞者なし」の決定について、選考委員会に陪席した私から一言申し上げます。財団賞選考は選考委員会において、2時間を超える白熱した議論、率直な意見交換の結果、出席選考委員全員一致で「受賞者なし」と決定しました。審議の過程で、私は各選考委員の利害関係を排除して合意形成しようとする粘り強さと高い見識を目の当たりにし、第一線研究者の矜恃を感じると同時に、30年間培ってきた秋山財団の財産であることを再確認致した次第です。秋山財団は設立以来、選考委員会の「透明性」を最も大切にしており、それゆえ理事会・評議員会でもその選考決定を尊重し、今日まで順調に事業を推進して参りました。この場を借りて選考委員の皆さまに心から感謝申し上げます。

設立30周年の節目の今年、理事長として考える当財団の立ち位置をお伝えしたいと思います。

当財団設立時に、最初の理事会において、ひとりの理事がおっしゃいました、「生命科学の基本目標は、人類、そして地球の『健康』を確保する点にあり、『健康』とは、人類が、世界が、平和を保つ状態だと思う」と。そしてある理事は、「生命科学(ライフサイエンス)は心の問題を含め、人類の幸せを目指す いのちの科学”であり、その領域は自然科学分野のみならず、哲学も含む人文科学、更には社会科学をも視野に入れた学問と理解している」と。

私はこの間、毎年この場で受領者の皆さまに「夢を託している」と申し上げてきました。今年はさらに、ただの夢ではなく、「魔性(悪魔のささやき)と闘う勇気」、或は、「社会課題と真摯に向き合う姿勢」を求めたいと思うのです。

NHKで放送された、映像の世紀プレミアム「戦争 科学者達の罪と勇気」をご覧になった方も多いかと思います。歴史上大きな功績を挙げた科学者たちは、時代の要請の中、その成果が戦争に応用されたり、或は積極的に戦争推進に加担した経緯を記録から浮き彫りにしていました。番組の後半では、「ラッセル・アインシュタイン宣言」が取り上げられていました。この宣言は、イギリスの哲学者・バートランド・ラッセルと、物理学者・アルバート・アインシュタインが中心となり、195579日、ロンドンにて世界の最先端の科学者ら11人の連名(うち9名はノーベル賞受賞者)です。米ソの水爆実験競争に対して核兵器廃絶と科学技術の平和利用を訴えた科学者の平和宣言文で、日本の湯川秀樹も署名しています。

湯川秀樹、朝永振一郎、小川岩雄は、宣言の後、カナダ・ノバスコシア州でのパグウォッシュ会議や科学者京都会議の活動を通して、日本国憲法の平和主義に基づきながら、「反戦・反核」の思想と理論を一層深化させていった物理学者でした。その理念は、現在も日本パグウォッシュ会議に脈々と受け継がれて、来年、創立60周年を迎えます。

一方、昨年、秋山財団贈呈式の特別講演では、保阪正康先生の言葉が思い出されます。「魔性、悪魔のささやきと闘うことこそが、本当は科学者としての最も大事な要件、資質だと考えています。自主・自立の民間財団として北海道にその歴史を刻み続ける秋山財団への期待を込めて、“魔性と闘う人間性”を受賞者、受領者を決定する際の重要な選考の柱、基準として頂きたい」と結ばれました。

本日の特別講演でも、鷲谷いづみ先生のキーワードとして、“生物多様性の保全”や“市民科学”、そして、3・11からの復興においても、“生態系”“生物多様性”という視点抜きでは、人間自身の持続性、生存を担保できないと語られました。

私たちは、今後も「競争的資金」と位置付ける文部科学省の科研費、或は実質的「軍学研究」である防衛省の「安全保障技術研究推進制度」とは一線を画し、微力ながら、とりわけ若き世代の育成を担い続けたいと考えています

本日ご出席の大学関係者、研究機関、そして受領者の皆さんに申し上げます。

100年の時を越えて、北の生命と共に歩んで来た秋山愛生舘の歴史とDNAを受け継いだ財団です、しなやかに、レジリエンスに活動を展開して参ります。皆さんに期待すると同時に、私たち自身も社会の不条理とひるまず闘い続けて行くことを、ここでお誓い致します。本日ご列席の皆様には30年間のご支援、ご厚誼に感謝し、引き続きなお一層のご厚情を賜りますようにお願い申し上げて、私の挨拶と致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ おわり

 贈呈式に続いての祝賀会、冒頭ご挨拶は理事の佐藤昇志先生、「Duty」としての公的な助成金と「Prize」としての民間の助成金の対比を実に分かりやすくお話を頂きました。

佐藤先生の素晴らしいご挨拶

佐藤昇志先生の素晴らしいご挨拶

 締めは(株)スズケン常務取締役愛生舘営業部長の山本律さん、懐かしいお話で嬉しかったですね。

(株)秋山愛生舘での入社当時のお話も

(株)秋山愛生舘での入社当時のお話も

 今年も長丁場でしたが、「式典」というよりも「交流の場」としての時間を多くの方が過ごして頂けたと思っています。今年は創立30周年の節目の年、贈呈の後に30分時間を頂き、私から「秋山財団三十年のあゆみ~地域をつなぐ、世代をつなぐ~」と題してお話をしました。その様子は秋山財団HPに近々アップ――> http://www.akiyama-foundation.org/news/2190.html

愛しい! オオムラサキ幼虫@札幌市(後)

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 観察後は、近くの「八剣山エコケータリング(http://www.hakkenzan.jp/ecocatering/」で昼食とビアンカさんによる環境教育の概要説明を伺いました、今後、どこかでコラボができそうな、そんな印象を持ちました。ハワイ・カウアイ島からのお客さまも一緒に、楽しいひと時でした。

八剣山の峰、498m

八剣山の峰、498m

 昼食は野外でジンギスカン、気分のいい秋の札幌。

まずは昼食!

まずは昼食!

 環境教育のケータリングで活躍するビアンカさん、様々なツールで再生可能エネルギーを見える化し、ごく日常の生活の中で、その可能性を説いています。今年2月、第7回さっぽろ環境賞 「環境保全創造部門 札幌市長賞」を受賞しました!

* http://www.city.sapporo.jp/kankyo/award/result/jyushousha07.html

ビアンカさんの環境教育ツールほか

ビアンカさんの環境教育ツールほか

室内の電気は再生可能エネルギーで賄う

室内の電気は再生可能エネルギーで賄う

野外でもいろいろな試みが続いています!

野外でもいろいろな試みが続いています!

 素晴らしい一日でした、ありがとうございます!

愛しい! オオムラサキ幼虫@札幌市(前)

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 札南学校林(http://www.rikka-forest.jp/)の「エゾエノキ植林&オオムラサキ繁殖プロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%B5%E3%82%AD」、来年からの新たな取り組みの準備として、先日、企画活動委員会メンバーによるまずは幼虫の観察でした。葉を食べた後に秋の深まりをじっと待ちます。来月、幼虫の変化を再度観察することになっています。

エゾエノキに生息するオオムラサキ幼虫 松本美奈子さん撮影

エゾエノキに生息するオオムラサキ幼虫 三枚は松本美奈子さん撮影

 札幌市南区八剣山登山口付近にも、エゾエノキの大きな木がたくさん生えています。背が高い木が多く、なかなか幼虫観察は難しいかな、と。

八剣山登山口のエゾエノキ

八剣山登山口のエゾエノキ

札幌市内にこんな素晴らしい場が(登山口から定山渓方面を臨む)

札幌市内にこんな素晴らしい場が(登山口から定山渓方面を臨む)

 札幌市内の身近な場所に、深い自然があるのも大切にしたいですね。山あり川あり樹木あり、60年以上札幌に住んでいて、あらためて地域の豊かさを感じることができて嬉しいです。

危うい日本の金融政策

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 日本銀行がつい先日、新たな金融政策を発表しましたが、危うい状況が続きます、とにかく、現実を正視したしっかりした総括がないので、どうにも方向転換ができなく泥沼です。

 私は、このサイトにある朝日新聞の見解に賛同します、今の日銀、日本を潰します。

* http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/21/boj-changes-a-policy_n_12128868.html

 下の一枚は、9月23日寺島実郎さんの未来先見塾からの引用です。

BS11寺島未来先見塾フリップより

BS11寺島未来先見塾フリップより

 以下は、先日のBS11寺島実郎の未来先見塾で語られていた今回の発表前の一連の政策に関してのコメントと新聞記事です。

異常な状態の日本経済

異常な状態の日本の株式市場

まるで社会主義経済

まるで社会主義体制!

これも将来世代へのつけ回し!

これも将来世代へのつけ回し!

 さらに、真壁昭夫先生の少し前のコメントはこちら――>* http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49325

 目を覚ませ日本銀行!メンツに拘っているヒマはないでしょう。

読み聞かせ@新渡戸稲造記念公園

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 「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」とコラボし、「新渡戸稲造記念遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/」の一つのプログラムとして、先日、札幌市中央区南4条東4丁目にある新渡戸稲造記念公園で、子供たちへの「読み聞かせの会」を行いました。当日は、雨が降りそうでしたが、開始の10時前には日差しも見えてきて、終了までは天気に恵まれました。

* 新渡戸稲造記念公園――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21820

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22176

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22197

開始前には公園の掃除も

開始前には公園の掃除も

新渡戸稲造記念公園ベンチにも絵本がずらり

新渡戸稲造記念公園ベンチにも絵本がずらり

幼児、小学生、グループに分かれて

幼児、小学生、グループに分かれて

読み手、聞き手も代わる代わる

読み手、聞き手も代わる代わる

 今回の企画に当たって、事前に連合町内会回覧板、近隣のマンション管理組合の方々、地域の小学校の先生・保護者の方々、お店にご案内を差し上げました。皆さん大変好意的で、少しずつですが、この公園の由来、遠友夜学校の理念、活動等についての理解も深まってきている気がします。なにせ明治・大正・昭和の50年間この札幌の地で続いたボランティア活動です、教える側も教わる子供たちから学んだ貴重な財産、私たち札幌で暮らす市民が忘れてはいけない人づくりの原点、「Soul of Sapporo」ですね。これからも定期的に開催したいと皆で話をしていました。

十和田市 新渡戸記念館シンポ @ 上野

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 十和田市新渡戸記念館(http://www.nitobe.jp/)の現状と今後を語るシンポジウムが上野公園・東京文化財研究所セミナー室で開催されました。

* http://www.nitobe.jp/pages/012.html

 私は3年前に、十和田市のこの記念館を訪問しましたが、今、この記念館は廃止・存続を巡って十和田市と訴訟問題になっているようです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16854

* http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150920_23037.html

上野寛永寺

上野寛永寺

 記念館の設計に携わった生田勉ほか、様々な視点からの言及がなされました。

十和田市・新渡戸記念館シンポ

十和田市・新渡戸記念館シンポ

 来賓として参加された安倍昭恵さん、肩書がなんと「内閣総理大臣夫人」でした、かなりの違和感でしたね。

来賓あいさつ:安倍昭恵さん

来賓あいさつ:安倍昭恵さん

 同じく来賓のコシノジュンコさん、お話もメッセージ満載で芸術家としてのコメントが印象的でした。

来賓あいさつ:コシノジュンコさん

来賓あいさつ:コシノジュンコさん

 基調講演のトップ、青柳正規さん(前文化庁長官)は土壇場のキャンセル、主催側と何かトラブルがあったのでしょうか。三井所清典さんのお話は新渡戸のメッセージと言うよりも、記念館設計についての価値が主だったように私には受け取られましたが。

基調講演

基調講演

 第二部はパネルディスカッション、と言うより連続ショートスピーチ。

第二部はパネルディスカッション

第二部はパネルディスカッション

先生

矢島國雄先生

駐日大使

サンマリノ共和国駐日大使 マンリオ・カデロさん

 際立って良かったのが、十和田新渡戸記念館の学芸員・角田美恵子さんのプレゼンです。現在までの多彩なプログラムを丁寧に説明されました。角田さんは6月の札幌でのフォーラムにもご参加頂きました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27044

十和田記念館の学芸員・角田さん

十和田記念館の学芸員・角田美恵子さん

多彩な人材育成プログラム

多彩な人材育成プログラム

 パネルディスカッションとは言っても、それぞれの方々が30分くらいのプレゼンをされましたので、質疑応答は殆ど実現せず、少々消化不良の印象でした。その中で、地元十和田市民の立場からの保土沢道是さんの発言、「市と記念館が裁判で決着をつけるのでは、どちらが勝ったとしても市民としてはしこりが残るだけ。何とか和解で合意を模索できないものか」と。

札南学校林の財、搬入・保管

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 札幌南高校学校林(http://www.rikka-forest.jp/)については、もう何回も書いています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 100年を越えて、ここ数年、学校林活動の幅も拡がってきています。今回は、昨年の強風で倒れたミズナラの大木を切り出し、乾燥して木製品の材料として街なかに保管しました。

乾燥を終えてトラックで搬送された財

乾燥を終えてトラックで搬送された財

台車では難しく一枚一枚の搬入に

台車では難しく一枚一枚の搬入に

 地下倉庫に搬入して、一枚一枚番号を附って写真撮影し、今後の材として重ねて保管しました。結構手間の掛かる作業でしたが、皆さんの協力を得て滞りなく終了しました。

地下では番号を附って写真を撮り記録簿作成

地下では番号を附って写真を撮り記録簿作成

写真撮影での記録

写真撮影での記録

どんな商品に加工されていくのでしょうか、楽しみ!

どんな商品に加工されていくのでしょうか、楽しみ!

 愛生舘ビルも随分多様な使われ方の場となりました。これまでのテナントさんに加えて、「玄関カフェ」、「屋上ビルガーデン」、そして「木財保管庫」ですから、一つ一つに数多くの方々の汗と涙の跡が。

愛生舘ビルガーデン、出現!

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 札幌市中央区南1条西5丁目の愛生舘ビル(http://aiseikan.net/屋上で、スポット的なビアガーデンが出現、初めての試みにもかかわらず、60数名のご参加で賑わいました。コールマン(Coleman)(http://www.coleman.co.jp/の皆さまには大変お世話になりました。

愛生舘ビル屋上での初めての試み、ビアガーデン!

愛生舘ビル屋上での初めての試み、ビアガーデン!

北を向くと大通、北海道庁、南門通り

北を向くと大通、北海道庁、南門通り

南西には藻岩山のシルエットも

南西には藻岩山のシルエットも

 私は5時の開始時刻よりも1時間以上も前に行って、持参の缶ビールでお試し体験、西日がまだまだきつい時間帯でしたが、トンボが飛び、少しすると夕方の風が心地よかったです。今回の参加者、最初から最後までどんなグループなのか私には分かりませんでしたが、明らかだったのは私が最年長だったことです!皆さん、それぞれに飲みながら食べながら、実に楽しそうに歓談している姿は、見ているだけで心地よかったですね。

 ビールを少々の後は、大きなボトルのワインを数杯、いやかなりかもしれません。日が暮れる頃には溢れんばかりの人が次から次へと屋上に、賑わいは最高潮。

予定時刻前から三々五々、人が集まりだす!

予定時刻前から三々五々、人が集まりだす!

 終了予定時刻になっても話は尽きず、6階の愛生舘サロン(http://aiseikan.net/salonに移ってさらに懇談は続きました。私は途中で帰りましたが、翌日聞くと、12時過ぎまで帰る人がいなかったとか。若さと言うか何というか、人と会って話すことがこんなにもエキサイティングなことかと、あらためて感じた次第です。

終了予定時刻後は、6階愛生舘サロンに移動して深夜まで!

終了予定時刻後は、6階愛生舘サロンに移動して深夜まで!

 今まで、屋上でこのようなイベントをするなど考えも及ばなかったですが、若い連中の発想は若い仲間には響くのですね、越えられない世代の違いを痛感しながら、何か嬉しさもこみ上げて来たりして・・・。すっかり最年長者のつぶやきになっていました。また、機会を見つけてやりたいとは、皆さんの一致した感想でした。ただ、準備側から言うと、7階から屋上までの階段を重たい器具を運ぶのは、結構、体力勝負の所があり、選ばれし者だけの作業になりそうです。

保阪正康さん@ 秋山財団

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 日本の近代史研究家・保阪正康さんが、秋山財団を訪問されて、事務局含めての意見交換をしました。保阪さんは札幌でもしばしば講演をされています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%BF%9D%E9%98%AA%E6%AD%A3%E5%BA%B7

保阪正康さんと意見交換

保阪正康さんと意見交換

 歴史をしっかり若い世代に伝えるには、記憶に頼るだけでなく、何か仕組み・装置が必要な気がしています。「戦争を知らない世代」では免罪できない今を生きる日本国民としての責務もあるようにも感じます。単発の講演会でどんなに感動しても社会を変える力にはなり得ないので、自分自身の思想として戦争の無い社会、国際社会での日本の果たすべき役割等、21世紀を生きる、或はさらに22世紀を生きる日本国民としての基盤づくりに寄与するような、そんな人材育成プログラムを構築したいと企画を練っています。

 8月に天皇陛下が自らビデオメッセージで直接国民に伝えられた思いについて、保阪さんはその経緯ほか貴重なお話をして頂きました。戦後の日本国憲法の「象徴天皇」と真摯に向き合って、皇后陛下とともに慰霊の旅をお続けになっている姿勢から、誰よりも平和を希求する強い意志を感じ取ることができます。また、NHKテレビで、保阪さんが「平成の玉音放送」と表現されたその真意も、今回の秋山財団でのお話から受けとめることができました。

* 東京新聞から――> http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201608/CK2016080902000114.html

 サンデー毎日からの引用 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「お言葉」は正確には、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のお言葉」とのタイトルがついている。象徴天皇としての率直な気持ちを語っているという意味になるであろう。
 この「お言葉」について、まず私なりの解説を加えておこう。この内容は以下のような構成になっている。
〈老齢の今、個人としての意見を明らかにしたい(A)→象徴天皇としての行動を貫いてきた(B)→老齢の今、肉体的に不安(C)→私の28年間の活動について(D)→摂政には疑問(E)→天皇の終焉(しゆうえん)時の一連の儀式(F)→国民の理解を求める(G)〉
 この七つのポイントが、「お言葉」の中には整理されている。あえていうと、天皇は、自らの発言が「政治」に関わるとの懸念があるにもかかわらず、今回その心中を吐露したといっていいのではないかと思う。いや、天皇という制度、システムの枠から離れて、あえて「個人」としての視点から問題提起をしたといってもいいであろう。一面で、このビデオメッセージは「平成の玉音放送」と評していい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

法師の旅、空の彼方 !

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 この所、演劇公演の案内が目白押しで芝居三昧の私です、これは高校の後輩・金崎敬江さんが出演する舞台でした。二部作の大作、「直也の会」第9回公演、「法師の旅、空の彼方」ですが、主演の二反田雅澄さんの迫力は素晴らしかったですね、もちろん金崎さんの個性あふれる役どころも魅力でした。旅、輪廻、生と死、禅などさまざまなテーマをもとに、2000年の時をかけて2人の人生と2つの旅を描き、「人はなぜ生きるのか」を問う作品、煩悩に苦しむ法師、引き込まれました。

 公演の間のトークショーも面白かったです、「出トチリ(?!)」、「メイクの先走り」等、終わったばかりの舞台の意外な話も聞くことができて、逆に臨場感いっぱいで楽しみました、生の人間が織りなす芝居は、本当に面白いですね!

二部作、5時間の力作!

二部作、5時間の力作!

「直也の会」第9回

「直也の会」第9回

高校の後輩・金崎敬江さんが出演(上から二段目右端)

高校の後輩・金崎敬江さんが出演(上から二段目右端)

* 直也の会: (HPより)

石橋直也が企画・脚本・演出を務めるプロデュース公演。

過去八回にわたり公演を打ち、時代劇から現代劇まで幅広く作品を上演。独自の手法で描く世界観には定評があり、前回の番外公演「数右衛門」では、鶴屋南北の傑作戯曲「盟三五大切」を基に新たな解釈と大胆なアレンジを加え多くの反響を呼んだ。

これまでも、歌舞伎役者・市川猿三郎丈、声優界の大御所・大塚明夫丈...等、さまざまな俳優が会に出演している。今作ではワンピース歌舞伎にてブルック・赤犬の二役を演じた嘉島典俊氏も出演し、総勢35名の大規模な芝居を創作。

そして今回は、初の劇場との提携公演でもある。

つかこうへい氏をはじめ数々の名演出家・名俳優を輩出した劇場《シアターX》で、今作品を上演する。

コラボ塾、その後の意見交換

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 7月に秋山財団30周年を記念して、コラボ塾「ネット&ワーク(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27213)」を開催しましたが、そのアウトカムを検討するフォローアップを、先月、財団事務所で行いました。

 今後のネットワーク形成助成と公募の選考プロセス等について、熱心な意見交換が続き、今後に役立つ論点整理もできました。

冒頭、私のご挨拶、なぜか皆さん笑ってます

冒頭、私のご挨拶、なぜか皆さん笑ってます

当日の資料を振り返りながら

当日の資料を振り返りながら

7月開催のコラボ塾、分科会資料を基に

7月開催のコラボ塾、分科会資料を基に

熱心な討論の末の貴重な資料を基に

熱心な討論の末の貴重な資料を基に

 皆さんの貴重なご意見を、このように見える化して次の展開の構想を構築していく、大変地味な作業ですが、この積み重ねが、秋山財団のプログラムのイノベーションの原点です。

 明日の今年度の贈呈式を前に、一つ一つのイベントを丁寧に仕上げていきたいといつも思っています。

シアターZooでブレヒトを語る

Posted by 秋山孝二
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 (公財)北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)は今年で創立20周年を迎えます、特設サイトも出来ています(http://sapporoza.wixsite.com/h-paf-20th)!

 この財団の理事長の私もご挨拶を――> http://sapporoza.wixsite.com/h-paf-20th/about

 記念事業の第二弾、ブレヒト「肝っ玉おっ母とその子どもたち(http://www.sapporoza.com/program-index/?program_id=877」の上演を前に、出演者によるブレヒトについての座学が開催され、大変興味深い内容でした。芝居の題名からは、私たちの世代は京塚昌子の割烹着姿を思い出しますが、17世紀のヨーロッパにおける30年戦争と呼ばれる長い戦争の最中の女性・アンナの物語です。この数年、戦争する国・日本への危機感を持ちながら、今、私たちが考えなければならないピッタリの演目ですね。

* ブレヒト――> https://kotobank.jp/word/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%92%E3%83%88-127748

9月公演が楽しみ!

9月公演が楽しみ!

劇作家ブレヒトの思いは?

劇作家ブレヒトの思いは?

チラシにも情報が満載

チラシにも情報が満載

 HPにもありますが、以下のメッセージが心に響きます。

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演出家からのメッセージ

「肝っ玉おっ母とその子どもたち」なんとも古風なタイトルですが、わが国の演劇の世界では古くから有名なタイトルで、ブレヒトというドイツの劇作家の代表作とも呼ばれる音楽劇の大作です。世界中あちこちで数々の有名演出家・音楽家の手で舞台化がなされ、日本でも名のある大女優さんたちが「母・アンナ」の役を演じてきました。

17世紀のヨーロッパにおける30年戦争と呼ばれる長い長い戦争の最中「私が産んで育てた子どもたちを兵隊になんかやりたくない」そう願い戦争を呪いながらも、戦争を糧にした商いで生計を立てている母・アンナは、ひとたび停戦・平和が訪れてしまうと仕入れた品物が売れず、商売が成り立たず愚痴をこぼし、そして再び戦争が始まると、生き生きとビジネスを始めるのです。

「70年もの間、戦争を経験していない国があるが、そんな国には国民を把握する帳簿もないから、徴兵もできない」というようなセリフがあります。私たちの国でも最近になってついに、国民すべてを把握する帳簿に相当するマイナンバーが割り振られました。戦争放棄を謳った憲法を書き換えようという議論もなされ始めています。

自分が生きるため、子どもを生かすため、とにかく目の前にある現実に真正面から立ち向かい続ける母・アンナの姿を通して、70年も戦争を経験していない国で暮らす私たちは、舞台上に何を観るのでしょうか。

札幌の町はずれ、新札幌のサンピアザ劇場で、櫻井幸絵の母・アンナと子どもたち、彼女たちに次々と襲い掛かる男達による音楽大活劇を、ぜひ目撃してください。

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 9月23日から、サンピアザ劇場での公演が楽しみです!

東京乾電池創立40周年記念公演!

Posted by 秋山孝二
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 今年の夏は、例年以上に演劇が活況を帯びた札幌でした。

 東京乾電池創立40周年記念公演「ただの自転車屋(http://www.h-paf.ne.jp/zoo/program-index/?program_id=579」は、同時に「北海道演劇財団20周年・シアターZOO15周年」記念事業」の意味合いです。

 1976年に、柄本明、ベンガル、綾田俊樹の3人で結成した劇団東京乾電池は今年40周年を迎えます。 記念公演として、北村想書下ろしの新作を6月の東京・本多劇場を皮切りに全国公演を開始し、ツアー最後がシアターZOO公演でした。先日の終演後にロビーで、柄本明さんにお祝いと御礼のご挨拶をしました、これからも益々頑張って頂きたいですね。

「ただの自転車屋」

Zoo入口

Zoo入口

いつもの階段も違った趣で

いつもの階段も違った趣で

劇場ロビーにもお祝いメッセージがいっぱい

劇場ロビーにもお祝いメッセージがいっぱい

演劇財団20周年記念企画案内がズラリ

 独特の間合いと個性のコラボは、観る者がホッとするゆとりを醸し出し、終演後の満足感が不思議でした。長い間この道で活躍されてきた方々の味わいなのでしょうね、数年前、やはりこのシアターZooで公演されてその後亡くなられた米倉斉加年さんの姿(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14812)とダブりました、強く印象に残る作品でした。