今年を振り返る 2015 (番外編)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

今年を振り返る 2015 (下)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 日本の「ガラパゴス化」と昨日書きましたが、外国から見る、或は日本を愛する外国人のメッセージは傾聴に値し、今年も腑に落ちる場合が多かったです。

 まずは、秋に東京で食事をしながら外資系金融機関の方から聞いた話、数題。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

< 変革の「アップル」三世代?! >

* アダム&イブ の「禁断の実」

* ニュートン の「落ちるリンゴ」

* スマホ の「アップル社」

< 経済の三大潮流 >

* シェアリング・エコノミー http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242110.html

* サステナビリティ 「持続可能性」をビジネスモデルの中核へー>価値創造能力を強化

参考 ESG(Environment + Social + Governance)

* ソーシャル・インパクト・インベストメント まとまった採用から市民生活の改善へ http://andomitsunobu.net/?tag=%E3%82%A4%E3%

事例 http://andomitsunobu.net/?p=7703

< 4つのメガトレンド >

* BOP市場(Bottom Of Pyramid) http://mf.nobisiro.com/kihon/bop.html

* LOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability) http://www.lohasclub.org/100.html

* グリーン成長 https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h24/html/hj12010102.html

* 福祉国家の再編

<注目のポイント>

* マイクロファイナンス(グラミン銀行ほか) BOP(ボトム・オブ・ピラミッド)向けの金融システムー>貧困層が「被支援者から生産的な企業家へ

* 教育、保健医療、失業、環境、再生可能エネルギー等、社会課題の触媒的役割で市場を形成し始める

* 「助成金」から「投資」への概念進化

* 「社会貢献」と「経済的成功」の双方を実現しようとする「投資」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 次は、海外試合で活躍した方々のコメントにも、今の日本の低迷を脱却するヒントがあります。今年、ラグビーのワールドカップでの初戦、南アフリカを劇的逆転で破った日本チーム。そのヘッドコーチ、エディ・ジョーンズの言葉には説得力がありました。何の遠慮も忖度もなく、「試合に勝つ」目的に対して、的確に日本人社会の弱点を指摘しトレーニングに励み、同時に長所を伸ばすサイドワークも欠かしません、根底に日本を愛する気持を持ってことに臨む姿は美しかったですね。

* http://president.jp/articles/-/16452

 今年10月に、シンガポールに行った時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868)、これからの日本はコラボレーションの中で日本の良さを活かしていくことに展望が見出されると感じました。日本チームを日本人だけでやろうとする時代は終わっています、母国の代表を捨てて日本チームで活躍した外国人ラガーマンのように、魅力ある日本の風土を築き、人が集まるプラットホーム創りに注力する、エディのパフォーマンスを見ていて、私の立つフィールドでの希望を抱いた今年2015年でした。

今年を振り返る 2015 (中)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 1年おきに札幌学院大学で「経営組織論」一コマ15回講義を行っています。年明け早々に2回講義をして終了しますが、今年は「組織の病理」として、東芝問題、マンション杭打ち手抜き問題、化血研問題等も取り上げました。これまでは、10年ほど前の自動車メーカーのリコール隠しを題材としていましたが、次々と明るみに出る今年の企業の不祥事、というよりも「犯罪」については、学生たちにどう説明したら宜しいのか、私はいつになく悩んでしまいましたね、現場の不注意とか怠慢ではなく、明らかに組織の責任ある立場の意図的仕業だからです。これまで何回も使った言葉、「経営者の劣化」が露呈してきています。

* 東芝不祥事&リコール http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201512/CK2015122002000124.html

 「組織文化」は、「伝統」とか「伝承」とかと言い換えても良いのでしょう、今、日本国内の大企業で、その価値を壊している経営者とその取り巻きの連中、内部ばかりでなく監査役とか監査法人も含めて、多くいるような気がします。何年か前に私も出席した経済紙関連主催のフォーラムが東京で開催され、千人以上の聴衆が居たでしょうか、当時の東芝・西田厚聡社長が1時間の講演を行いましたが、私は正直、大きく失望しました、これが経済紙、メディアで評価されている人物かと。内容が陳腐であるばかりでなく、ただ傲慢な姿でした。同じ会場でお話をされたセブン・イレブンの鈴木敏文社長は戦略的で鋭い指摘等、経営者としての存在感を示していました。私は、人に対する自分の直観には自信を持っているので、この時、東芝は大丈夫かなと感じたことを鮮明に覚えています。今年の一連の不祥事を越えた「犯罪行為」を目の当たりにすると、それらの兆候は随分前からあったのだと妙に納得します。

 しかし、一方では、日本全国には数百年続く企業も多くあり、モノづくりの伝統とイノベーションによりそれぞれの時代に合った価値を提供しています。今月の最終講義では、老舗企業を幾つか紹介し、「変えてはいけないこと」、「変えるべきこと」の判断を的確に行って幾多の困難を乗り越えてきた様子を一緒に学びました、優れた経営者はいつの時代も地道に健闘しているものですね。

 以下は、私の論文から「組織文化」についての引用です。~~~~~~~~~~~~~~~~

 企業が持続的に成長していると、成長をもたらしている企業の外部内部環境を守ろうとする慣性が働き、大きな環境変化へ適応しづらくするリスクはある。あえて自社の成長をもたらしている経営資源や経営戦略とは異なる資源や手法を、自ら獲得していく、経営革新が必要である。そのため組織が一定の成果をあげていたとしても、経営を客観的に分析し、具体的な事象として現われにくい環境変化と経営課題を認識できるようなベンチマークを経営者が持つ必要がある。それに加えて、経営と組織の変革を躊躇せずに実行できるリーダーシップが、経営者に求められる。特に組織文化や成功のパラダイムを変えられる経営者の存在は、長期間にわたる企業成長には必要不可欠である。

 企業の中で舵取りをする経営者が日常の業務に追われていると、企業の外部環境と内部環境の漸次的変化を認識しにくく、環境変化への対応が遅くなってしまう危険性がある。そうした危険性を回避するためには、経営者はぶれない視点を持つことが求められる。ぶれない視点は、組織が受け継いできたDNAとの比較と、他組織との比較の中から生み出されると考える。組織のDNAは変化しない要素であり、現在の経営理念の解釈と形成されている組織文化が組織のDNAから逸脱していないか、判断することができる。そして、ベンチマークとすべき他組織のDNAとそこから生まれる経営理念や組織文化の解釈と比較することは、単一組織の中でDNAを解釈するときの異なった物差しを提供してくれる。

 企業を巡る環境変化を察知する経営能力は、経営者と社員が伝承するDNAを基盤にしたものであり、組織のDNAをしっかり解釈し、経営理念や組織文化として表現できない組織は、また後生へ伝承できない組織は、環境変化に不適応してしまう危険性がある。反面、経営能力はDNAから解釈される経営理念や、経営理念から形成される組織文化を構成要素としているため、漸次的に変化しやすく、大きな変化はしにくい。組織としてのぶれない軸や視点を提供してくれるDNAが、結果として組織の環境変化に対する経営理念や組織文化の適応を防げる逆機能をもたらすこともあり得る。

 結論的に言うと、組織の中のDNAを解釈し、伝承していくためのリーダーシップを発揮するのが経営者である。持続的経営の根幹をなす組織文化が自然に醸成されるのを期待するのではなく、経営者が長期間に渡って耐えうる、優れた組織文化を意図的に育成していくことが必要である。また、秋山愛生舘が医療費抑制に伴う薬価引き下げといった市場環境の変化に直面したとき、株式上場や多角化による組織文化の革新を図ったように、組織の環境変化に対して、組織文化を大胆に革新していくことも時には必要となる。 組織のDNAをその時代の環境に合わせて解釈し、組織文化を革新していくことが、結果として企業を守ることにつながり、そうした時にも経営者のリーダーシップと組織文化の変化を促進できる経営幹部が必要である。優れた組織文化も重要であるが、組織文化自体を変えられる経営者とそれを受け入れる社員も、持続的経営を成し遂げる重要な構成要素となる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 論文コピー おわり

 経営陣の不祥事・不始末の結果、大リストラで現場で働く人々が路頭に迷う不条理は許せません。メディアも「犯罪」としての認識を明確にして、責任の所在を曖昧にしないようにしなければ、今の日本の体たらくに歯止めが掛かりません。とにかく、日本の「ガラパゴス化」は深刻で、国際社会の中での地盤沈下を実感する今年一年でした。そんな中でも未来への展望を切り拓きたいですね。

今年を振り返る 2015 (上)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 あっという間に2015年も押し迫ってきました、今年は相変わらず忙しかったですね。数日間で今年を振り返ります。

 まずは、この8年間務めてきた「六華同窓会(http://www.rikka.net/」幹事長を10期後輩の西尾長幸さんと代わりました。私よりはるかに繊細な心の持ち主、きっと素晴らしい同窓会にしてくれるでしょう。昨年、予期せずに「一般財団法人 札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/」の理事長に就任して、結局、私は高校に一層関わることになっています。以下は、今年10月の同窓会総会の会誌に寄稿した内容です。

~~~~~~~~~~~~~~~
歴史の一コマに生きて

六華同窓会 幹事長 秋山孝二

 2015年六華同窓会総会・懇親会の開催を迎えて、これまでご準備にあたられた南40期の小林伸行実行委員長はじめ、幹事当番期の皆様に心から感謝申し上げます。今年のテーマ「六華のキセキ」からは、学校創設120周年の「軌跡」、新たな「輝石」の発見、「奇跡」への思いを感じます。

 同窓会は財政改革を終えて、昨年、懸案だった規約改正を行いました。決算期を3月から7月末へと変更し、今年度から運営の仕組を「4役会議」、「運営会議」、「常任幹事会」、「総会」とそれぞれの機能を明確にしてスタートし、今の時代に見合った、末永く安心して楽しめる活動体として再整備を行いました。

 一方、同窓のもう一つの宝である「学校林」活動も、「一般財団法人」として100周年を祝い、今、200年に向けた基本コンセプト「Rikka Forest」の理念に則り、大きな一歩を踏み出しました。恒例の春の散策会に加えて、5月末には初めての試みとして「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め」を実施しました。

 これまでは、「下草刈り」、「植林」等、将来への備えが主でしたが、今回は森に残された間伐材を回収する活動でした。地面に転がる間伐材は、大先輩たちが育てた「材」、「財」であり、現役高校生を含めた多くの参加者と手渡しリレーで運び出しながら、幾多の時代を越えた100年の歴史に思いを巡らせました。さらに、私も太いカラマツ材を一個だけ持ち帰り、家でじっと見つめながらハッと気が付いたのです、その年輪一つ一つの間から先輩たちのぎっしり詰まった意志とメッセージが聞こえてくることに。静まりかえる緑豊かな学校林の中に立つ自分、まさに歴史の一瞬間に生きている、これ程分かりやすい光景はありませんでした。

 皆さん、私は幹事長として長くお世話になりましたが、この10月総会で退任致します。この間は改革の連続でした、多くの若い世代と出会う機会も多く、そして、「未来プロジェクト」の優れたメンバーたちが、これからの六華同窓会を引き続き支え続けてくれるでしょう。今後の会の益々の発展を祈念し、これまでの皆さまのご支援・ご協力に心から感謝申し上げます。

 ~~~~~~~~~~~~~~~

 改革に次ぐ改革でしたが、お陰さまで当分の健全な財政の目途はつきました。多くの幅広い世代が楽しく集える場となって欲しいですね。我ながらよく頑張りました、皆さま、ありがとうございます!

 こんな音楽とひと時過ごします――> https://www.youtube.com/watch?v=v2SlpjCz7uE&index=16&list=RD_k6AA1VsZLY

元気な日々、92歳の舞い

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 昨年7月にこの欄に書いたブログ「アッパレ、我が母、脱帽です!」に続いて、今年も踊りました、92歳です。昨年は「Waltz」でしたが、今年は「Standard Medley」。

母・寿美と平先生

母・寿美と平先生

 大トリはダンススクールの兎澤範子先生と平寿仁先生の「Latin」で締めくくりました。

大トリは兎澤先生と平先生

大トリは兎澤先生と平先生

 パーティ終了後には、ロビーに当日参加の「寿美・応援団」の皆さんと両先生で記念撮影、お忙しい中ご出席頂き、ありがとうございました。

寿美の大応援団が集合!
寿美の大応援団が集合!

* 昨年(2014)の30周年記念はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20454

「高尾の森自然学校」で!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 以前から一度訪問したかった「高尾の森自然学校(http://www.7midori.org/takao/」で、先日会議がありました。鳥のさえずり、木々の揺れる音等、都会の中の小さな空間は本当にオアシスですね。

26haの森を委託管理
26haの森を(一財)セブン・イレブン記念財団が委託管理

セブンイレブンが建設して東京都へ寄附した木製建物

セブンイレブンが建設して東京都へ寄附した木製建物

トイレは総ヒノキ

トイレは総ヒノキ

 隣の研修棟では、(一財)セブン・イレブン記念財団(http://www.7midori.org/)が支援する全国4つの環境中間支援団体の年一回の合同会議が開催されました。

* http://www.7midori.org/katsudo/support/chiikishien/

 一泊二日の日程、私は、認定NPO北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/)の理事長として、黒子奈美江事務局長と共に参加しました。中部、大阪、九州地区の環境活動の現状も聞くことができて、今後の私たち北海道での活動にも大いに役に立ちました。

活動発表する黒子事務局長

活動発表する黒子奈美江事務局長

 会議の合間に裏の森を参加者全員で散策、沢には水の流れ、棚田跡も見つけました。

両手に花の平田理事長、右は辻さん、左は黒子さん両手に花の「エコネット近畿」平田通文理事長、右は辻郁子さん、左は黒子奈美江さん

* エコネット近畿 http://econetkinki.org/

武蔵陵墓地、しばし厳粛に

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 40年ぶりに東京都JR中央線高尾駅に行きました。一泊二日の会議を終えて、小雨の中、「武蔵陵墓地(http://syoujukai.com/kantou/img/140712musasinogoryosiryo.pdf」を訪問し、しばし厳粛な心持で参拝・散策しました。

大正天皇・皇后陛下、昭和天皇・皇后陛下の陵墓

大正天皇・皇后陛下、昭和天皇・皇后陛下の陵墓

表参道

表参道

大正天皇 多摩陵(たまのみささぎ)

大正天皇 多摩陵(たまのみささぎ)

昭和天皇 武蔵野陵(むさしののみささぎ)

昭和天皇 武蔵野陵(むさしののみささぎ)

香淳皇后 武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)

香淳皇后 武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)

お並びの陵墓

お並びの陵墓

公法協、評議員として初めて出席!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年6月に、私は(公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/の評議員に就任しました。今回、理事会後に開催された報告会・懇談会に評議員として初めて出席し、初対面の理事・評議員の皆さまにご挨拶できました。日本の民間公益活動を常にリードしてきた公法協の活動に少しでも貢献できれば私自身の喜びとするものです。

開会のご挨拶をする太田理事長(中央)、左・金沢俊弘専務理事、右・鈴木勝治専務理事

開会のご挨拶をする太田理事長(中央)、左・金沢俊弘専務理事、右・鈴木勝治専務理事

理事会&報告会

理事会&報告会

 太田達男理事長には、公益法人改革の過程で、「公益認定」に絡んで数々のアドバイスと激励のお言葉を頂き、この分野での尊敬するリーダーです。理事会での議案では、政策提言等、日本の民間による公共・公益活動への指針を示す意気込みを感じます。

会議後の懇談会

会議後の懇談会

 懇談会の司会は金沢専務理事、先月のトップセミナー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24966)のまとめのお言葉でもそうでしたが、簡潔明瞭な言葉の中にメッセージをいっぱい詰めたお話は、いつも素晴らしいと感じています。この日の司会でも、短い挨拶をきっちり誉めて、長いお話をやんわり評論するそのセンス、「いいね!」です。

 年数回の会合ではありますが、この場に集う皆さま方との意見交換が楽しみです。早速、懇談会の場で、来年2月の宿題を貰いました、日本の民による公益活動に希望の光を灯したいですね。

経済同友会幹部、北海道へ

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 (公社)経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/)の幹部が、北海道経済同友会幹部と意見交換し、知事、市長、ホクレン幹部等とも懇談しました。夜は交流会で盛り上がりました。

 東京からは、小林喜光 (三菱ケミカルホールディングス 取締役会長)代表幹事ほか、副代表幹事、監事、地方分権委員会の皆さまがご出席、地方創成等、今の地方の課題について地元の生の声に耳を傾け、特に基幹産業としての農業の現在・未来について、質問が幾つかありました。「北海道のおける地方創生の取り組み」、「地域経済活性化に向けた取り組み」がメインのテーマでしたが、それに付随する意見交換も。

 夜の交流会では、日頃なかなかお話ができない東京の幹部とも親しく懇談し、認識を共有しました。北海道のポテンシャルに関しては、地元の私たち以上に期待感が強かったですね。

 交流会のアトラクションは、北海道で活躍する茂呂剛伸(http://www.goshinmoro.com/)グループの「縄文の響き、未来へ」の縄文太鼓演奏でした。

縄文太鼓とアフリカのコラボ

縄文太鼓とアフリカのコラボ・茂呂剛伸さん

アンサンブルも

アンサンブルも

 茂呂剛伸さんのプロフィール~~~~~~~~~~~ HPより

株式会社オフィスモロ 代表取締役
ジャンベ太鼓・縄文演奏家

自ら制作した土器の太鼓「縄文太鼓」をジャポニズムとアフリカンを融合した独自の演奏スタイルで独奏する太鼓演奏家。
銀座での個展を初め、CDメジャーデビューも果たし、コンサートホール キタラで演奏会を行い、2013年5月18日には、60年に一度行われる出雲大社「平成の大遷宮」にて奉祝奉納演奏を行った。
「縄文太鼓の演奏と制作」を通じ、北海道から世界に向けて北海道の縄文芸術や縄文文化の素晴らしさを発信する活動を行っている演奏家である。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 当日出された日本酒には「北海道新幹線開業』スペシャルラベル入りも。

日本酒も開業を前にスペシャルラベル

日本酒も開業を前にスペシャルラベル

 東京からのご一行は、翌日朝から夕張市に視察に行かれました。今、地方における経済団体の重要性を再認識した次第です。

だまされないこと、ですね

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 インターネット時代、マスメディア以外でもたくさんの情報に接することが出来て、昔と比べてはるかに情報的には質・量ともに豊かになっている気がします。この数か月、目の前のスケジュールに追いかけられて、時として熟考を見失う場合もありましたが、幾つか記憶に残るコメントを書き留めます。

 まずは、FBでも「保存」している、むのたけじさんのメッセージ。「人さまに頼むのはやめよう!」は、究極の自立に向けた発言ですね。(https://www.youtube.com/watch?v=UTPtxOu-0XE

 次は北海道新聞に掲載されていた白井聡さんの意見。「もう、騙されないこと」と、現在の政治状況に警鐘を鳴らしています。「戦前の支配勢力は敗戦の責任を問われて退場しなければならなかったが、冷戦構造の中、米国の反共戦略により戦後も権力の座に居座り続けた。それが世代交代して今日まで続いている。安倍晋三首相はその象徴だ」、「異様なる対米従属。天皇の代わりに米国を戴(いただ)いている。米国中心の世界秩序というものが天壌無窮(てんじょうむきゅう)のものとされている」、「現に戦争をしている状態を作れば、憲法改正は現状の追認に過ぎなくなる。まずは後方支援から始めるのではないか。戦死者が出るのを待っているんですよ、彼らは」。沖縄へ連帯のメッセージは力強いですね。

http://dd.hokkaido-np.co.jp/cont/books_visited/2-0031759.html

 そして、長渕剛ですね。Web記事からのコピーです。~~~~~~~

・・・・・
 これら奥田氏の活躍に長渕は「よし、っと、久しぶりに拳が上がりました。希望を見ました」と絶賛の言葉を寄せる。それに引き換え、彼が気になったのは若いミュージシャンの日和見な態度だった。何者でもない、普通の大学生があれだけ自分たちの意見を主張しているというのに、率先して言葉を紡ぐべきミュージシャン、表現を生業としている者たちが意見を主張するそぶりすら見せない。

 「おかしいです。誰に口止めされているのか? 誰かに操られて音楽を作って、それで楽しいんだろうか。自分の言葉を持ち、そして発言する。音楽家がやるべきことなんてそれしかない。ロックでもパンクでもヒップホップでも、ジャンルはなんだって良い。日頃、社会に対してああだこうだ難癖つけてるくせに、いざとなったら、何にも言えない」

 「若いミュージシャンを見ていてもね、「おい、お前は何に寄り添っているんだ? 銭か? ったく、若いのによぉ」、しょっちゅうそう思う。パフォーマンスを見ても、歌を聞いても、「そんなに銭が欲しいなら、もっと勉強して、医者か弁護士になれば?」と思う。表現で飯を食う、なんてね。笑わせるなよ。その前に荒くれろ!」

 長渕が若いミュージシャンたちに対してここまで強い言葉を投げかける理由、それは彼の音楽的ルーツにある。長渕は同書に収録されている、写真家・作家の藤原新也との対談でこんな言葉を語っている。 「ギターは攻撃するための武器でした。どちらかと言うと関西フォークの源流やその周辺に傾倒していたんです」 「関西フォーク」とは、ザ・フォーク・クルセダーズ、高石ともや、中川五郎、高田渡、岡林信康といったシンガーを中心に60年代後半から70年代始めに最盛期を迎えたムーブメント。彼らは色恋の歌に終始する売れ線のカレッジフォークとは違い、政治的なメッセージ色の強い楽曲を数多く発表。学生運動華やかりし時代、若者たちのテーマソングとなっていった。

 南北に分断された朝鮮半島の悲しみを歌うザ・フォーク・クルセダーズ「イムジン河」、学歴偏重社会をコミカルに皮肉った高石ともや「受験生ブルース」、安保条約や自衛隊を揶揄した高田渡「自衛隊に入ろう」、山谷に住む日雇い労働者の哀愁がテーマの岡林信康「山谷ブルース」……etc、彼らの楽曲は歌詞の過激さから放送禁止楽曲に指定されるものも多かったが、それにも屈しない気骨溢れるアティテュードは多くの人々を魅了する。長渕もまさしく魅了された一人であり、それが前述の「親知らず」「静かなるアフガン」といった楽曲につながっていく。・・・・・・

~~~~~~~~~~~~~~ コピー 終了

* 「イムジン河」 https://www.youtube.com/watch?v=1-eJDL3zLCQ

* 「受験生ブルース」 https://www.youtube.com/watch?v=cCxIuxGdi24

* 「自衛隊に入ろう」 https://www.youtube.com/watch?v=QfffBvRhlNA

* 「山谷ブルース」 https://www.youtube.com/watch?v=yuPyhdzyGlI

 岡林信康は今も元気に歌っていますね(https://www.youtube.com/watch?v=gx9PiBYRQ2M)。数年前にライブを聞きに行きました。

 私は長渕剛とはほぼ同世代、出てくる歌・歌手たちも懐かしく、首都圏での学生時代を想い出します。そして、沖縄の米軍基地反対闘争と機動隊を見ていると、当時の三里塚空港反対闘争とダブります。今、国際空港はやっぱり羽田空港だよね、みたいな論調を目にすると、一体あそこまで反対を圧殺して新空港建設にこだわる大義は何だったのかと、ただの権力の誇示と膨大な予算消化の利権だったのではないかと、思わざるを得ません。

 今、時代を構図で見つめる、過去の歴史に学ぶ、そんな古典的な条理が手元に温める情報から読み取ることができるような気がしている私の師走です。

TGR 2015、盛況で終わる!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年の「札幌劇場祭(http://www.s-artstage.com/2015/」は、つい先日、盛況のうちに終了しました。12月2日には「公開審査会」、今年の大賞はロシア・サハリン州のチェーホフ劇場「素晴らしい未来(http://www.s-artstage.com/2015/tgr2015/list/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%95%E5%8A%87)に決まりました。

 今年の参加作品は市内10劇場でこちら――> http://www.s-artstage.com/2015/tgr2015/

公開審査会

公開審査会

 「素晴らしい未来」の紹介 HPより~~~~~~~~~~~~~

 生と死、人間の魂を永久模索する美的な叙情劇。登場人物である天使たちは、遠く、美しい命に帰依することを夢見ている。主人公たちは、いま目の前にある現実だけが貴重なのだと思い込み、生きている事がどれほど自由で幸せなのか気付かない。それに気付く頃、もう彼らの人生は終わりに近づいているのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大賞はチェーホフ劇場「素晴らしい未来」でした!

大賞はチェーホフ劇場「素晴らしい未来」でした!

 特別賞として「審査員賞」も二つです。その一つ、琴似屯田兵入村140周年記念事業実行委員会「会津藩、かく戦えり」は、素晴らしい出来栄えだったと思います、是非、また再演を期待します。

特別賞の審査員賞も二つ

特別賞の審査員賞も二つ

 今年、私は11月に9公演を観劇しましたが、外国からの作品「アイランドー監獄島」、「素晴らしい未来」と地元劇団との違いを強く感じましたね。韓国のプロジェクトアイランド、ロシアのチェーホフ劇場、いずれも脚本、演出が実にきっちりしていて終始一貫しており、それを受けての役者陣もセリフの抑揚・強弱、身体表現等、バランスが良く、舞台上のストーリーを盛り上げていました。

 日本の、特に地元札幌の劇団の公演は、この十数年、確かに実力は付けてレベルアップしていますが、何かセリフに頼り過ぎ、原作者が演出を兼ねている場合は、独りよがりで観客不在の印象ですね。別の言い方をすると、「これはこういう意味です、分からなければ結構です」みたいな突き放すような姿勢を感じるのです。以前、韓国に札幌からの同行ツアーで一緒に行った時、向うの劇場・劇団の観客を喜ばせようとする意欲を強く感じました。それを受けてか、観客の方も、ひと時観劇することを楽しみに来ていることがありありと分かる、そんな場に舞台全体がなっているように思いました。

 今回のチェーホフ劇場、鏡が向こうの世界とこちら側を象徴し、木製の簡素な長椅子を自由に移動させての場の変化、動きも特に奇抜ではないのですが、その重厚さが作品に落ち着きをもたらし、何か昔観た演劇を思い出すようなオーソドックスな雰囲気を醸し出していました。退屈することなく引き込まれていく演出と役者の演技、札幌の演劇関係者も大いに学んで欲しいですね。とにかく、「独りよがり」からは早く脱却しなければ、多くの市民が劇場に足を運ぶことは難しいと思います。

 それでも以前に比べると、初めて芝居を見に来てる方が随分増えました、大変嬉しいことです。これも、若者の登竜門としての「札幌劇場祭(TGR)」が10年を経て、さらに冬・夏の「札幌演劇シーズン」へと繋がり、札幌・北海道のこの分野の裾のは大きく拡がってきていることは間違いありません。

 これからの更なる発展を期待したいです、関係者の皆さま、お疲れさま!

 これまでのTGRの関係文章――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=TGR

演劇「アイランド」、素晴らしい!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 昨年度の札幌劇場祭で大賞を受賞(http://www.s-artstage.com/2014/tgr2014/news/2014/12/257/)した「アイランドー監獄島(http://artalert-sapporo.com/events/detail/497」公演が、今年も同じ時期に札幌で再演となりました。本当に素晴らしい芝居、テーマ、演出、役者、その他全てが力強く、観客に感動を与えるものでした。この札幌劇場祭では、9年間で初めての外国作品の受賞でした。字幕のハンディもものともせず、気迫のあるセリフ、演技、照明の素晴らしさ、総合劇術としての「演劇」をあらためて感じさせてくれました。

 実は私、昨年は観劇できなかったので、今年は大変楽しみにしていて、初日公演、交流会・ワークショップ、そして後日もう一回足を運び再びの熱い舞台を堪能しました。これまで観た多くの演劇の中でも、トップクラスに記憶に残るものでした。

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

 初日公演後は、関係者による交流会も催され、韓国劇場関係の重鎮ほかプロジェクト「アイランド」のカンパニー全員、札幌の演劇人も多数参加して大いに盛り上がりました。私も、演出家のソ・ジエさんほかと作品について意見交換が出来て大変楽しいひと時でした。

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

 2回目の観劇後には「アフタートーク」があり、そこで観客からの質問にも答えながら作品のサイドストーリーを聞くことができました。南アフリカの政治情勢そのものより、二人の関係性の変化、「倫理感」と「法律」、国家権力と民の力等、全世界時代を越えての普遍性を通してメッセージを発信したいとのお言葉も。実際、南アフリカに行って現地をスラム街で体感して、そこの子供たちに未来と希望を見つけたことも語っていらっしゃいました。

交流会・ワークショップも

交流会・ワークショップも

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

 この日は、演出のソ・ジヘさんのお誕生日、サプライズのケーキと皆さんでお祝いの歌も。とにかくパワフルな皆さんで、私も何か元気を貰った気がします、心から「アリガトウ!」と言いたいですね。

第8回 日本海サミット in 福岡

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年の経済同友会「日本海サミット」が、福岡で開催されました。私は昨年の山形に続いての参加でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20492

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20511

 今年のプログラムは以下の通りです。

<第8回 日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット(福岡開催)プログラム >

開会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 貫 正義

特 別 講 演 ◇講 師 講談師 神田 紅 氏 ◇演 題 「福岡とアジアの交流の歴史 金印物語とグリーンファーザー」

パネルディスカッション ◇テーマ 「アジアとともに発展する福岡・九州 ~東アジアとの近接性を活かした地域の発展戦略~」

◇パネリスト 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、北九州市長 北橋 健治 様

◇コーディネーター 福岡経済同友会 恒久幹事 石原 進

閉会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 久保田 勇夫

<交流レセプション>

オープニングアトラクション 「精華女子高校吹奏楽部」

歓迎挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 宇佐見 昇

来賓挨拶 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、 来賓挨拶 北九州市長 北橋 健治 様

乾杯挨拶 富山経済同友会 特別顧問 中尾 哲雄 様

~懇談~ ~アトラクション「博多見番の芸妓による舞踊」~

次回開催地挨拶(未定) 閉会挨拶 福岡経済同友会副代表幹事 田中 亮一郎

閉 会

特別講演は講談師・神田紅さん

特別講演は講談師・神田紅さん

パネルディスカッションは知事、市長です

パネルディスカッションは知事、市長です

精華女子高校生の吹奏楽部

精華女子高校生の吹奏楽部

金沢市内の芸者さんたち

博多見番の芸妓さんたち

 パネルディスカッションでは、それぞれの首長が、「アジアの活力を取り込む戦略」を披露し、地元でも三人が一堂に会する場は極めて少ないそうで、大変濃密な意見交換の場となりました、次回開催地は京都に決まりました!