冒険家 ベルトラン・ピカール

Posted By 秋山孝二
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 先月末、シンガポールでベルトラン・ピカール氏の講演を聴く機会がありました。冒険家というよりも哲学者と言った方がよいですね、素晴らしいお話でした。「再生可能エネルギー」のこんな視点からのメッセージもあるのだと、新鮮に感じました。

再生可能エネルギーの啓発

再生可能エネルギーの啓発

 ベルトラン・ピカールはスイス人の飛行家、精神科医。1958年3月1日スイスのローザンヌ生まれで、パイロットとして「ブライトリング オービター 3」にクルーのブライアン・ジョーンズと搭乗し、1999年3月1日から21日にかけての20日間弱の飛行で気球による初の無着陸世界一周飛行を達成しました。更に、太陽エネルギー飛行機「ソーラーインパルス2」による世界一周のプロジェクトにも挑戦中です。7月には名古屋空港からハワイまで無着陸飛行に成功しています。日中は太陽光、日没後は蓄電器を使っての駆動で飛び続けます。

http://japanese.engadget.com/2015/07/05/2-118/

熱弁を奮うピカール氏

熱弁を奮うピカール氏

講演終了後に

講演終了後に

 彼は、父とのフロリダ州滞在中に子供としてアポロ計画関係者に会い啓発され、1985年にハンググライダーでヨーロッパ曲技チャンピオンとなりました。マイクロライト飛行も活発に実施。1992年にクライスラーチャレンジ大西洋横断レースで優勝。ブライトリング オービター 3の成功の後は世界中で講演するのに加えて「Winds of Hope Foundation」による社会活動に力をいれ、太陽エネルギー飛行機「ソーラー・インパルス2」による世界一周飛行のプロジェクトを展開しています。夢を追いかける男のロマン、太陽光のみを原動力として地球を回る、何とも空間を自由に浮遊する感覚が素晴らしいですね。

4 Responses to “冒険家 ベルトラン・ピカール”

  1. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 今年を振り返る 2015 (下) Says:

    [...]  今年10月に、シンガポールに行った時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868)、これからの日本はコラボレーションの中で日本の良さを活かしていくことに展望が見出されると感じました。日本チームを日本人だけでやろうとする時代は終わっています、母国の代表を捨てて日本チームで活躍した外国人ラガーマンのように、魅力ある日本の風土を築き、人が集まるプラットホーム創りに注力する、エディのパフォーマンスを見ていて、私の立つフィールドでの希望を抱いた今年2015年でした。 [...]

  2. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » RETHINKING IMPACT @香港 (1) Says:

    [...]  秋山財団の基本財産運用でお世話になっているロンバー・オーディエ(http://www.lombardodier.com/home.html)が、毎年、今頃開催するフォーラムに参加しました。昨年はシンガポール(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868)でしたが、今年は香港で濃密な二日間でした。 [...]

  3. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » シンガポール 2017 (中) Says:

    [...] http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868 [...]

  4. 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ロンバー・オディエ セミナー 2018 Says:

    [...] * 2015 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24868 [...]