経済同友会全国セミナー 2024(4:最終)

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 翌日の地元新聞朝刊。

 二日目もまた内容の濃いセッションと特別講演でした。

 特別講演は『貪から貧へ~生き方の転換~』と題して、曹洞宗大本山永平寺の副監院・西田正法さん。

* 【公式サイト】大本山永平寺ホームページ (daihonzan-eiheiji.com)

* 西田正法師(大本山永平寺布教部部長) 永平寺の七堂伽藍と修行 - IT記者会Report (itkisyakai.com)

 漢字を読み解き、両方の字に共通する「貝」はお金・財団の意味、「」の本来の読みは「とん」で「」むの意があって、財産を自分だけに囲い込み飽くなき求める姿を意味し、それに対して「」は「」け与えるの意、他人の為に生きる姿を現していると。更に、「縁(えん)」には良い・悪いはなく、全て自身がどう関わるかに掛かっているとおっしゃっていました。

 今回の福井大会、新幹線開業と相まって、大きな盛り上がりで終了しました。二日間の会場では、新幹線開業祝いの記念ペットボトルのお茶も用意されてホスピタリティ満載でした。来年は広島での開催、また多くの皆様とお会いできるのを楽しみしています。

経済同友会全国セミナー 2024(3)

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 第36回の経済同友会全国セミナーはテーマ『どうする!人口減少 NIPPON~“幸福度日本一”の地で考える~』、1,200人の参加者で盛大にかつ内容濃く開催されました。

* 全国セミナー福井大会開催について|福井経済同友会公式サイト (f-doyukai.jp)

* 経済同友会 福井大会 - 検索 動画 (bing.com)

* 【特集記事】第36回全国経済同友会セミナー福井大会 (1).pdf

 オープニングは福井県立福井商業高校チアリーダー部「JETS」のパフォーマンス、舞台にくぎ付けでした!!

* 福井商業高等学校チアリーダー部 JETS in 全日本チアダンス選手権大会 2019 決勝大会 (youtube.com)

 続いて最初のセッション、次のセッションと続きました。

 一日目セッション終了後の懇親会では、『チア―ドリームプロジェクト』によるパフォーマンス、参加者はアナウンスも無いのにどんどん前の方に集まっていました?!!

* 福井からチアの魅力を発信社会に元気と笑顔を|チアドリームプロジェクト (cheer-dream.jp)

 さらに全体の懇親会後は場所を移して北海道経済同友会の参加者の二次会も。参加の皆さんは濃密な内容が続いていたにもかかわらず、疲労感も見えずに最後まで元気でした。

丸谷代表幹事のご挨拶

丸谷代表幹事のご挨拶

経済同友会全国セミナー 2024(2)

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 福井二日目、早朝にホテル近くの福井城跡・お堀をぐるりと散歩。コンパクトな中、桜はほぼ終わりでしたが一本だけはまだ咲いていました、ピリッとした朝の空気が新鮮でしたね。

 本丸跡には福井県警本部、福井県庁建物、その横には基礎石と井戸も見学できました。

 北海道生まれの私にとっては、お城はどの土地に行っても魅力的です!ここを通ってから午後の全国セミナー会場に向かいました。

経済同友会全国セミナー 2024(1)

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 第36回を迎えた『全国経済同友会セミナー』、今年は福井で開催されました。私はこの全国セミナー、もう15年以上連続で参加しています。今年元旦に能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県ですが、一方で3月16日に北陸新幹線福井・敦賀間が開業したこともあり、今、北陸が注目されています。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 その中で私も2012年、パネリストの一人として分科会で登壇しました。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 経営者たち、変わる認識 (2) (akiyama-foundation.org)

 今回私は、前日に札幌から小松空港に飛び、バスで新幹線小松駅に移動して新しく開業した北陸新幹線に乗って福井駅に到着しました。

小松駅はまだ発展途上?

小松駅はまだ発展途上?

小松製作所城下町

小松製作所城下町

車内はまだまだ閑散!

車内はまだまだ閑散!

 福井駅前広場には動き、鳴く恐竜たちがお出迎え、壁からも恐竜が飛び出したりして!!

台湾から学ぶ災害対応

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 『羽鳥慎一モーニングショー』ではタイムリーな話題を掘り下げています。先日は、台湾の地震被害の迅速な対応と日本のそれの比較を行い、課題を炙り出していました。

 日本でも災害対応の研究者の方々も示唆に富んだ指摘をしています。私たちの財団が応援してきている根本昌宏先生もその中のおひとりです。

* 根本昌宏先生関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 一方、日本における課題は山積しています。

『バタフライエフェクト』(25)

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 NHK総合『映像の世紀~バタフライエフェクト』シリーズは、これまでにも大変貴重な視点から歴史の連鎖を捉えた優れた番組だと思っています。先日の『東京裁判』では、それに先立った『ニュールンベルク裁判』の理念からの流れを映像で追いかけていました。

* ニュールンベルク裁判ーー> https://rekisiru.com/6772

* 『映像記録 東京裁判』 HPより~~~~~~~

 アメリカなど11か国が裁判官と検察官を務めた東京裁判は、日本の戦争指導者の責任を追及する様子を世界に発信するため、照明など撮影に万全の体制を整えた法廷で行われた。被告人25人のうち7人に極刑が言い渡された。傍聴していた作家・川端康成は、「劇的な人間の生と死との分れ目を私は眼前に見て、深く打たれるものがあった」と記している。東条英機、広田弘毅など戦争指導者が裁かれた東京裁判の2年6か月をたどる。

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『ニュールンベルク裁判』にメディア記者として出席していた後の西ドイツのヴィリー・ブラント首相の議会での演説も奥深いです。

 その後の極東裁判でも先立って開催されたニュールンベルク裁判の理念が引き継がれました。

『185頭と1人』 @ NHK

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 福島の「牛飼い」吉沢正巳さんを追いかけたNHK総合の番組『こころの時代:185頭と1人』は、「いのちとは何か」を深く考える素晴らしい内容でした。

 福島県浪江町にある「希望の牧場」。

希望の牧場 公式チャンネル - YouTube

 原発事故により出荷できなくなった肉牛を飼い続け、自らを「牛飼い」と呼ぶ吉沢正巳さんが「命の意味、生きている価値」を問い続ける日々を追った番組です。「どんな命にも意味があり、それを全うするべきだ」との信念から、原発事故で出荷できなくなった肉牛の世話を続け、全国から寄付を募り商品にならない牛に餌をやり、生かし続ける日々。

 汚染牛を一切処分せず、自然の流れのまま命を全うさせようと懸命に世話する姿を追う姿、特に牛の命の看取りの場面に言いしれない感動を覚えます。

 ある時期は渋谷の街頭で自らの主張を訴え、多くの人々の賛同を集めたりはしたけれど、必ずしも持続した応援の力にはならなく、いつか一人去りまた一人去っていく状況も。

 これまでの多くの支援にもかかわらず、原発事故から13年がたち、高齢により衰弱する牛たちを看取りながら、果たして生かすことに意味があるのか、一見無意味にも思える営みを続ける吉沢正巳さん、命と向き合う日々の現実と向き合っての取材に基づいた番組は心を打ちました。

トルコ&能登半島地震からの学び

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 NHKハートネットTV『一人ひとりの力を信じて 〜トルコ・能登半島地震 支援の現場から〜』は、被災地の現状や復興の進捗について紹介されていて、その災害と向き合う姿勢から多くの学びを得ることができます。

~~~~~~~~~~~NHKのHPより

 去年2月のトルコ地震と今年1月の能登半島地震。国境を超えて支援に奔走する神戸の災害ボランティア団体の吉椿雅道さん。「復興の主役は被災した人」を信条にトルコでは最大の被災地・ハタイ県で住民の声に耳を傾けながら、住宅再建に取り組む。能登で目の当たりにしたのは行政の支援やボランティアもいない中、自分たちで避難所を運営する住民たちの姿だった。被災者一人ひとりの力を信じて格闘を続ける吉椿さんの日々に密着。

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  トルコ地震(去年の2月)と能登半島地震(今年の1月)について、神戸の災害ボランティア団体の吉椿雅道さんが国境を超えて支援に奔走しています。吉椿さんは「復興の主役は被災した人」という信念のもと、トルコの最大被災地であるハタイ県で、住民の声に耳を傾けながら住宅再建に取り組んでいます。能登では、行政の支援やボランティアが不足している中、住民たちが自分たちで避難所を運営している姿が目撃されています。吉椿さんは被災者一人ひとりの力を信じて格闘しており、その日々に密着して紹介しています。

 一つ一つの言葉から、地域の住民のその土地に対する敬意と信頼の篤さ、その土地への感謝の念が伝わってきて、自然界の恵みと災害を受け入れてなお共に生きていこうとする力強さとレジリエンスを感じます。

高校入学式に思う 2024

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 先日は、公立高校の全日制・定時制それぞれの入学式が行われました。私は学校林財団理事長として毎年出席しています。今年は式の前後、校長室で今の高校生の様子ほか、いろいろお話を聞くことができました。
 その中で、昨今の校是『堅忍不抜、自主自立』について、今からもう50年以上前の私の高校時代は、確か『質実剛健、堅忍不抜』、さらに『自由闊達』だったように記憶しているとお話したら、校長は、「そうなんです、実は今から10数年前に君が代・日の丸問題が勃発して、どうやらそれ以来、『堅忍不抜』は残り、『質実剛健、自由闊達』の文字が校是から消えて『自主自立』に代わったようです」とのお話。ただ、校歌には以前の校是が織り込まれているとも、一番が『質実剛健』、二番が『堅忍不抜』、三番が『自由闊達』と。
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戸津 高之 作詞
小泉 正松 作曲

1.朝に望む藻岩嶺に
夕べ河畔の豊平に
三年の春のいそしみを
共に励まし競いつつ
ああ若人のこの集い

2.年の半ばを振りうずむ
雪にきたえし精神は
堅忍不抜ゆるぎ無き
我が先人の旗印
ああつぎ行かんこの誇り
3.歴史は古りし学び舎に
世紀のいぶき高くして
希望あふるる自由の地
我等が使命謳わなん
ああ札南の我が母校
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 時代時代とともに言葉・表現は変わるのでしょうが、そんな中でも高校の伝統を守り続けている姿を見ると、これまでの学校教育関係者の皆さんのご尽力に頭が下がる思いです。

大倉喜八郎の功績

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 NHK総合『知恵泉』、今回は『大倉喜八郎』の人生・功績の紹介でした。渋沢栄一とほぼ同時代を生きた明治の実業家、経歴の冒頭には「武器商人」と記載されていますが、彼の思想から学ぶことは多いですね。

* 大倉喜八郎ってどんな人?大倉財閥、大成建設との関係 | 文京つーしん (bunkyo-tushin.com)

~~~~~~~~~~~~~~NHK総合HPより
大倉喜八郎 富は社会に還元せよ!

 大倉は私財を投じ日本初の私立商業校を建設。英語を必須科目とし実学を重視。自ら教鞭(べん)をとった。「命をかけても契約を全うすることで、道を開いた」など、体験に基づいた教え。そこから数多くの起業家が誕生した。さらに大正7年、大倉は日本初の私立美術館「大倉集古館」を一般に公開。きっかけは、廃仏毀釈で仏像が壊され海外に持ち出されるのを見たことだった。大倉は、それらの貴重な文化財を、借金までして買い集めた。

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 渋谷スタートアップ会社(JOIN THE STARTUP COMMUNITY IN SHIBUYA (upshibuya.com))の渡部志保社長。どこか今の時代に共通する理念がありそうです。

* 大倉喜八郎 珠玉の名言・格言21選 | 心を輝かせる名言集 (soul-brighten.com)

 明治初期・中期に活躍した実業家は江戸時代に基礎教育を受けているのですよね、人間教育というか人格形成への情熱は、明治期の富国強兵・殖産興業という時代よりも充実していたのかもしれません、渋沢栄一、大倉喜八郎の業績を振り返って私はそう思います。そして、今の時代、日本の経営者をはじめとしたリーダーに欠けるのは高邁な理念なのではないでしょうか。

ブダペスト『母子像ふるさと』 2024春

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 ハンガリー・ブダペストから送られてきた最近のブダ城ウィーン門『母子像ふるさと』、像の周りがきれいになり一層素晴らしいですね。

* これまでの関連記事ーー>  秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 後ろがウィーン門城壁です。

 ブダペストのゲレルトの丘の途中にあるブロンズ製『哲学の庭』彫刻群、以前、大掛かりな窃盗団によって一部が持ち去られ、数年後に修復されましたが、この『母子像ふるさと』はそんな教訓からも「石彫」として建立されています。観光地としても有名なブダ城ウィーン門入り口横で多くの方々の目に触れています、嬉しいですね。

セミナー後のパーティで!

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 昨年のコロナ明けから、次第に大人数のセミナー・懇親会等も復活してきました。皆さんそれぞれリアルのコミュニケーションの価値を再認識したのでしょうか、以前にも増して新鮮な会話の楽しさを味わっている気がします。

 先日は東京で投資関連セミナーとその後の懇親会、広い会場に300人程の着席での出席者、密な交流が楽しいひと時でした。

 テーブルにはフルコース仕様のセット、スパークリング・白・赤のワイン!!

 デザートのスイーツもオシャレですね。

 私自身は以前に比べて出張は減っていますが、これという集まり、打ち合わせには万難を排して変わらず出席している昨今です。ただ、航空会社のマイレージによるステイタスは20年振りくらいにランク落ち、ラウンジ・国際線チェックインでは少し不便になるのかもしれませんね。昨今のステイタス基準はクレジットカードとかグッズ販売金額のウエイトが高くなって、以前より遥かに購買意欲を高めに誘導する施策に代わり、本来の飛行機便利用のマイレージサービスとは変化して何だか不満が積もりますね。先日、スイス人の方も同じようなことを言っていました、特に国際線では従来のステイタス優待よりも様々なローコスト・キャリア―も増えて、そろそろマイレージを追いかけるのは止めた方がいいのかと。ふと、そんな思いも頭をよぎったり、でした。

『レジリエンス』に感動!!

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 今年の札幌は、2月3月に雪がかなり降り、家の前の道の除雪もこれまで以上にブルが雪をサイドにはね上げたせいで、ドウダンツツジの生垣はすっぽり雪・氷で覆われてしまいました。3月下旬から春の日差しと日中の気温上昇で雪は融けてはいきましたが、例年になく生垣を覆っていたので、植物の枝が折れているのではと心配になり、先日の土日をかけてスコップで何とか取り除く作業を繰り返しました。すると日を追うごとにドウダンツツジの枝は以前の姿を取り戻すかのように上を向き始め、細い木々に芽も出しているではありませんか。

 一番心配した入り口塀の横、ブルが高く雪山を作って、それが氷の塊となって覆いかぶさっていた部分も、雪山を注意深く取り除くといくつかの枝は折れてはいましたが、何とか太い幹は生き残り大丈夫そうで少し安心しました。植物の『レジリエンス』というのでしょうね、何とも愛おしく力強さにも感動したこの数日です。

 『レジリエンス』という言葉は、昨今は時々目にしますが、私は10数年前の枝廣淳子さんの東京で開催された連続ワークショップで初めて耳にしました。「復元力」とか枝廣さんは「しなやかな回復力」とかと訳していたような気がします。その後も3・11とか様々な災害からの復興にも、社会科学の世界でしなやかで力強い再生という意味でも多く目にする昨今です。

* 『レジリエンス』関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

* ドウダンツツジ関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)