あるセリフ、映画「野のなななのか」

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 北海道・芦別を舞台にした映画「野のなななのか(http://www.nononanananoka.com/」については、5月にここに書きました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19951

  大林宣彦監督のこの映画への意気込みはこちらでも読み取れます(http://www.nononanananoka.com/message.html)。

 映画全体についてはさておき、私は5月にこの映画を観て、実はずっと気になっていたことがありました。ご覧になった方はお分かりでしょうが、後半部に、草原で鈴木冬樹、鈴木春彦兄弟が語る場面です。北海道・泊原発に勤務する弟の春彦(松重豊)が、これからの自分の人生について語ります、「北海道には『エネルギーチェンジ100プロジェクト』という活動があり、自分は泊原子力発電所の仕事を辞めてこの活動に参加しようと思う」、そう兄・冬樹につぶやくのです。

 私は、思わず「エネルギーチェンジ100プロジェクト(http://www.enechan100.com/?page_id=174)!」と一人繰り返してしまいました。何故なら、私自身、「認定NPO法人北海道市民環境ネットワーク(http://www.kitanet.org/」理事長として、この活動の発起人の一人であり、今年から「エネルギーチェンジ100ネットワーク(http://enechan100.blogspot.jp/」として独立した活動団体としてバージョンアップしていましたので。

 上映後から、このセリフのよって来たる所以を調べてみようと関係の方にあたってみたところ、このたび全て分かりました。

 まずは、この映画の原作者、演劇関係の劇団「弘前劇場(http://www.hirogeki.co.jp/主宰の長谷川孝治さんにお会いする機会が今月あってお聞きしたところ、この部分は彼の原作にはなく、大林監督が強く要望したとのことです。余談ですが私は以前からこの劇団のファンで、札幌劇場祭でもたびたび上演されていて大賞他も受賞されています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17165

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15633

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15224

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11060

 そこで次に、この映画の制作委員会(http://blog.goo.ne.jp/nanananoka)メンバーで、地元で熱心に活動している「一の薬局(http://byoin.me/pharmacy/147440549/)」石川睦子社長にお電話で伺ってみました。調剤薬局の経営で地域の医療・健康に永年ご尽力されている石川先生には、私はお亡くなりになった石川博識先生とともに幼い頃からお世話になり、また商売上は秋山愛生舘、今の医薬品卸「スズケン」としても大変ご愛顧頂いてます。石川先生はいつものお元気なお声で、セリフは確かに自分の記憶にあるけれど、誰が大林監督にアドバイスしたかは、恐らく芦別で学芸員をやっているハセヤマさんが知っていると思うのですぐに連絡してみます、とのご返事でした。ハセヤマさんのお名前をお聞きしてアレッと気になって私は電話を終えて確認してみましたら、芦別市役所(http://www.city.ashibetsu.hokkaido.jp/)の長谷山隆博さんで、昨年の秋山財団と前田一歩園財団との合同報告会において、15番目に活動報告をされた方でもあります。秋山財団の宮原広幸常務理事(芦別出身)の高校の後輩になり、以前からお名前を承知していました。

* 昨年の合同報告会の様子――>  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17201

 翌日、石川社長、長谷山さんから相前後してご連絡を頂き、このセリフの情報提供者が分かりました。今回の発信源である制作委員会事務局で活動され、旭川市役所所属、現在釜石でお仕事中の酒井智則(http://d.hatena.ne.jp/haruka_nostalgie/)さんです。

 大林監督が脚本を作られる時に、泊原発の将来の方向性や、登場人物(春彦)が原発を退職したあとの選択肢を考えたいとのことで、酒井さんが集めた資料の中にこのプロジェクトがありました(インターネットで見つけたそうです)。酒井さんは、「できあがった脚本の中に、プロジェクトの名前がそのまま使われていたのでちょっとびっくりしましたが、多くの方に伝わる良いきっかけになりましたね」と、FBを通じてご連絡を頂きました。

 そして、この間私と一緒にずっとこの「セリフ」を追いかけてきた「エネルギーチェンジ100ネットワーク」代表・宮本尚さんは、今、語っています。

~~~~~~~~~ 宮本尚さんのコメントから

  名前を出していただいたのも光栄ですが、こうして私がとても喜んでいる理由は、北海道の「未来」のために変わっていこう!という登場人物の選択として、取り上げられたことなんです。全国のみなさん、ぜひ映画「野のなななのか」を見てくださいね。
映画の中のセリフだけ聞くと、架空のプロジェクトに感じるかも。

  実際「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」で、具体的に、発電所をつくってる、とか、そういう組織ではありません。でも、今年5月に立ち上がった新団体北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」には、地域で自然エネルギーをつくり出している方、省エネルギーの活動で成果をあげている方、環境保全に関する活動をしている方、教育に関わっている方など、いろんな分野で実績をあげてきている方が参画してくださっていて、どんどんネットワークが拡がってきています。みなさま、応援お願いします。会員も募集中です!

「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」 http://enechan100.blogspot.jp/

~~~~~~~ 引用 おわり

 これまでのリアルな繋がりをたぐり寄せて、今回の「『セリフ』のよって来たる所以」調査(?)は、思わぬネットワークの再確認となりました。一本の映画の一つの「セリフ」がこんなにも多くの方々の関係性を背景としていること、そして、私自身のこれまでの人生の積み重ねとも言えて、大きな感動を覚えるのです。今回関係した皆さん、お問い合わせをするとすぐに連絡を取って頂いて、空間を稲妻が走るがごとくアッという間に情報がつながっていく、そんな「凄さ」を感じました。

 ネットワーキングのスピード、それは個々の活動の「ホンモノらしさ」に比例するのでしょうね、久しぶりのワクワク感でした!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<追記:2014.12.13>

 実は、上記のブログを書いてから、縁あって大林宣彦監督の娘さん・大林千茱萸(ちぐみ)さんとお会いする機会があり、そこでさらにこのセリフに至った詳細を伺いました。映画のセリフに入れる場合は、大変慎重な言葉の吟味・検証を行うそうです。特に活動の場合は、代表者の信頼性、活動の公開性、今後の継続性・可能性等です。今回の場合、その辺りを念入りに千茱萸さんのご主人がかなり時間を掛けて行っての結果とのことでした。映画はまさに、大変多くの方々のご尽力でできあがるのですね。そんな厳しい検証をパスしたこの「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」に関わる者として、嬉しくもあり、誇りにも感じます。

野茂英雄、伝説のパイオニア

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 昨今、アメリカ大リーグで活躍する野球選手の話題も途切れることがありません。何故か夏になると、私は「野茂英雄(https://www.nomo-radiant.jp/)」選手の存在を思い出します、前回もそうでした。私にとっては、やはりパイオニアとして燦然と輝く存在です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17591

 オールスター戦を迎えて、こちらのコラムも面白いですね。

http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2014072213091.html?iref=com_fbox_u01

 199年代、日本中が野茂の一挙手一投足に注目しました。当時の近鉄を退団し、日本を飛び出した彼は、ロサンゼルス・ドジャースと980万円でマイナー契約、そこからメジャーという頂上を目指す、今とは格段に違った文字通りの“挑戦”でした。その姿に勇気もらったアメリカで仕事をしている多くのビジネスマンにもお会いしました。

このコラムにもあります~~~~~一部コピー

その前年、メジャーは労使関係が悪化し、ストライキに突入。ワールドシリーズが戦後初めて中止になるなど、「暗黒の時代」だった。野茂は、そんなよどんだ空気を一掃するほど、強烈な光を放った。まだ日本人の実力がメジャーで認知されていなかったころ、体を大きくひねる個性的な投球フォームは「トルネード(竜巻)投法」と呼ばれ、そこから繰り出されるフォークボールで屈強なメジャーリーガーから次々と三振を奪うシーンは爽快だった。

~~~~~~~コピー おわり

公法協トップマネジメントセミナーで

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 公益財団法人 公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/ トップマネジメントセミナー」が開催され、以前の御殿場で開催以来、私は久しぶりの参加でした(http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/topics/docs/)。 今回、出席されている方々の顔ぶれは様変わりでしたが、公益移行の期間を経て、その課題も浮き彫りになり、貴重な情報交換の場となりました。

以前は静岡県御殿場で開催

以前は静岡県御殿場で開催

 今回は、公益法人制度改革の移行期間終了後初めての開催、この間、理事長ブログ等で的確なコメントを発していた太田達男理事長の総括と課題認識を共有できました。日本における「民が担う公共」は、まだ始まったばかりですが、新たな局面を迎えていることは間違いありません。

~~~当日プログラム~~~~~

✧7 月 16 日(水)

14:30~16:00 セッション1 「公益法人制度改革の総括と新たな課題」 (公財)公益法人協会 理事長 太田達男

16:20~17:50 セッション2 「公益法人の意義と責任」 慶應義塾大学 教授 松井孝治

18:30~20:30 懇親会

✧7 月 17 日(木)

9:00~10:30 セッション3 「高齢社会と民間公益活動」(仮) (公社)成年後見センター・リーガルサポート 理事長 松井秀樹

10:45~12:15 セッション4 「地域を巻き込む復興支援活動」(仮) (公社)Sweet Treat 311 代表理事 立花貴

13:45~15:45 セッション5 「新制度下における法人運営を考える」

分科会Ⅰ 機関運営、 役員の役割と責任

分科会Ⅱ 財務基準

 法人経営という観点から、事業活動費を確保し、いかに公益事業を充実させるか、法律が要請する役員の心得、リスク分散、組織強化などをテーマに

15:45 閉会挨拶

~~~~~~~~~ プログラム掲載 おわり

 二日目のセッションはいずれも大変興味深かったです。

(公社) 成年後見センター・リーガルサポート http://www.legal-support.or.jp/

 介護保険が導入された2000年に、同時に「新成年後見制度」も始まりました。「後見の社会化」、「声なき声の代弁者」と謳われた新たな制度も、今十数年を経て幾つかの課題が明らかになってきています。日々、現場で苦闘している司法書士の方々の声を聴いた気がしました。

第3セッション:成年後見制度について

第3セッション:成年後見制度について、松井秀樹理事長

(公社) Sweet Treat 311 (http://sweettreat311.org/

 「地域を巻き込む復興支援活動」、雄勝町を拠点として、教育支援ほか、実にダイナミックな活動を続けていらっしゃいます。「被災地」という言葉を「震災地」に変えて、「たくましく生きよ!」と教訓も変えた学校もあったり。今回の震災の被害にあったそれぞれの町は、考えてみると日本全国の少子高齢化の課題が前倒しで来たに過ぎない、自分たちのマチづくりの立ち上がる姿こそが、2万人の犠牲者への弔いであり、「亡くなっていった者のエネルギー」を受けとめることではないか、と。

 単に「復興支援」ではなく、プロセス自体に関わってもらう「プロセスツーリズム」を目指しての活動も前向きでした。「僕らだったらこうやる」といった小さい事例を公開、残す活動が大切であり、ただの批判はすべて後ろ向きなだけ、と。最後に、「もし『生きがい』と同じように、死者に『死にがい』があるとすれば、今日を生きる使命があるのではないか」と。「人を集める」と「人が集まる」の違い、“キラキラした未来”に人は集まるのではないでしょうか、と。

東日本大震災の現場で奮闘

東日本大震災の現場で奮闘、立花貴・代表理事

 講演者の皆さん、本当に素晴らしかったです。私もまだまだ努力が足りないなと、彼らの理念と覚悟を強く受け止めました。

しばし、札幌・平岸の「花粋」で

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 札幌市豊平区平岸の住宅街、和処「花粋(http://www7b.biglobe.ne.jp/~kasui/」で、しばし昔話に華が咲き、飲み過ぎました。

札幌市豊平区平岸の住宅街、和処「花粋」

札幌市豊平区平岸の住宅街、和処「花粋」

 広島県東広島市西条の酒「賀茂鶴(http://www.kamotsuru.jp/)は、最近の話題としては、オバマ大統領来日時に銀座のすし店で振る舞われたお酒として有名になっています(http://www.kamotsuru.jp/category/information/6013.html)。だから何なんだと言われそうですが、先日はその「大吟醸・特製ゴールド賀茂鶴180ml角瓶」を同じ状態で冷やして味見をしました。

戦艦大和でも採用、広島県西条の酒・大吟醸「賀茂鶴」特撰

戦艦大和でも採用、広島県西条の酒・大吟醸特性ゴールド「賀茂鶴」

二片の金箔の花びら

二片の金箔の花びら

 お料理の締めは特製デザート、最後まで手の込んだ和食創作料理でした。

デザートは金魚入り水槽?

デザートは金魚入り水槽?

 「賀茂鶴」は海軍との関係も深く、海軍兵学校が明治初期に東京・築地から広島県江田島に移転して以来、何かと話題になっていました。戦艦大和にも供されて、多くの海軍の方々にも親しまれたようです、恐らく私の父も飲んでいたのでしょう。そんな遠い昔に思いを馳せながら、先日は時間の過ぎるのを忘れて昔からのビジネスパートナーと一緒に楽しいひと時を過ごしました。

竹津宣男さん、逝く

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 札幌交響楽団元事務局長、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)の立役者・竹津宣男さんが急逝、先月の芸術・文化を応援する会の集まりにもご出席されていましたので、突然の訃報に接し言葉を失いました。葬儀はごく内輪での家族葬、先日、札幌で「お別れの会」が催され、多くの参列者が感謝の言葉とお別れに詰め掛けました。

* 札幌交響楽団 (http://www.sso.or.jp/

* PMF (http://www.pmf.or.jp/

竹津宣男さん・お別れの会

竹津宣男さん・お別れの会

 当日の弔辞の中で皆さんお話をされていましたが、いつも柔和な表情を浮かべての的確なアドバイスは、いつも率直に心に響いて参りました。私のチェロの恩師・上原与四郎先生と札幌交響楽団の最初からのメンバーで、幼い頃の私のチェロ演奏も覚えていらっしゃって、数年前のフォーラムでもそのお話をされていたのが嬉しく、心に残っています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5134

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4859

 札幌のクラシック音楽分野の普及啓発では、本当にご尽力されました。失った存在の大きさは計り知れませんが、いつまでも悲しがっているばかりではそれこそ竹津宣男さんの御遺志に背くことになります。残った次の世代がこの宝物を背負って益々発展させていかなければならない、笑顔の遺影からそんな決意を新たにした次第です。

 どうか、安らかにお眠りください、心からご冥福をお祈り致します。

北海道演劇財団の新体制

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 「公益財団法人 北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/」は、今年で創立18年を迎えますが、先月の評議員会、及びその後の理事会で、新しい体制がスタートしました。

 新しい理事長に私が就任しました(http://www.h-paf.ne.jp/hpaf/yakuin140701.pdf)。常勤の専務理事には田渕勝利さんが就任、一足早く4月から新しく事務局長の倉谷敦子さんとご一緒に、創立20周年に向けて基盤を強固にし、新たな発展ができる体制を早急に構築したいと思っています。

 事業系では、これまで日韓の演劇交流にご尽力されてきた木村典子さんが財団のメンバーにご就任。力強いスタッフをお迎えして、またこれまでの活動を支えて来られた従来のスタッフとともに、一層活発な活動をして参ります。

財団歓送迎会で

財団歓送迎会で:前列一番左が木村典子さん

荻谷・前理事長も「演劇シーズン」代表は引き続き。斎藤歩さんも。

荻谷・前理事長も「演劇シーズン」実行委員会代表は引き続き。斎藤歩さんも。

 まずは、8月1日から始まる「演劇シーズン 2014 夏(http://s-e-season.com/」の盛況ですね。

2財団・合同報告会 in 2014

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 今年で第4回目を迎える前田一歩園財団(http://www.ippoen.or.jp/)さんと秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)との「合同報告会」が開催され、この会もすっかり定着して、交流会の最後まで活発な意見交換となりました。

 秋山財団のHPより先に、こちらのHPにも掲載して頂きました、ありがとうございます。

* http://minnanohana.net/2014/07/11/

 これまでの報告会は以下の記載の通りです。

* 2011年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9140

* 2012年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13683

* 2013年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17201

事 業 名、プロジェクト名

1 /  Rio+20 北海道ネットワークプロジェクト

1 /「藻岩山の森林と関わるきのこたち」きのこと野生の花の本を刊行

2 / 次のエネルギー社会を担う人を生み出すエネチェン塾

3 / 森と里つなぎプロジェクト

昼 食(50分間)

4 /「みん菜の花」プロジェクト

2 / 富ヶ岡の森環境整備・地域活性化第1期事業

5 /和解と平和のための東アジア市民ネットワーク

3 /北海道ラムサールネットワークと子どもラムサール交流会

中間質疑(10分間)

6 /「ハッカの香るまちづくり ~ 地域の伝統的農産物を後世に伝えよう ~」

7 /ともにつくろう!江別から発信 食文化の創造

8 / 高校生による被災地とのネットワーク形成

4 / 十勝海岸湖沼群自然調査

中間質疑(10分間)

9 / 医療スタッフの地産地消 ~住民主導で創る世界一の看護学校

5/ 「野生植物入門書 花も実も美しい!」の出版

6 /「なまら!!サロベツ∞クラブ」~ 次世代環境リーダー育成事業 ~

10 / 道内の意思伝達支援普及プロジェクト

中間質疑と休憩(20分間)

7 / 栗山町ハサンベツ里山地の水辺環境の復元と創出

11 / 歴史は生きる力「れきし・いのち」プラットホームプロジェクト

8 / 南北海道・大沼湿地の野生生物ガイドブック「沼のいきもの」の出版

12 / 積雪・極寒冷地域のいのちを護る防災・減災への取り組み-いきるための力を創出する

冒頭のご挨拶

前田三郎理事長に続いて冒頭の私の挨拶

 前田一歩園財団の前田三郎理事長に続いて、私からの冒頭のご挨拶、今年は、「私たちは活動をただ『応援する』ではなく、『徹底的に応援する』のです」、「研究、活動において『挑戦的』、『先駆的』というのは、研究者・活動者側の意欲とか姿勢というよりも、むしろそれを受け入れる組織、社会の側の問題ではないのか」、「私たちの財団は、それらを応援し受け入れる『覚悟』はすでに出来てます」、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平くんの二刀流挑戦、STAP細胞研究の小保方晴子さんの論文発表等を例にとって、皆さんにお伝えしたつもりです。

 続いて今年は20の活動団体からのご報告、午前11時から昼食休憩を含めて午後5時40分までの報告会となりました。

 報告会の動画は近々掲載されます、こちら――> http://www.ustream.tv/recorded/50868288

みん菜の花プロジェクトの成果

「みん菜の花」プロジェクトの成果

極寒地の災害予防

積雪・極寒令地のいのちを護る防災・減災への取り組み

東アジア人道支援

和解と平和のための東アジア市民ネットワーク

iCare北海道の3年間の成果

道内の意思伝達支援普及プロジェクト「iCare北海道」の成果

 今回の報告会を準備し、当日も切り回した両財団の素晴らしいスタッフたち。終了後はしばし「反省会」、また来年もよろしくお願いします、ですね!写真には一部しかご紹介できず、他のスタッフの皆さん、お許しを。

美女と野獣?

他にも反省会参加者は居ましたが、ここは美女と野獣?

閉鎖!市資料館「夜学校記念室」

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 新渡戸稲造夫妻が創設した「札幌遠友夜学校」を顕彰した札幌市資料館の記念室が、今月6日で閉鎖になりました。

 資料の劣化が懸念され、北海道大学への寄贈との張り紙一枚。本来この学校は、民間の寄付で創設し、民間人のボランティアで50年間活動した事業です、それがいとも簡単に国立大学に「移転」される経緯は、札幌市教育委員会の市民に対する説明責任を全うしているとは思えません、理念、歴史の軽視であり、今を担う関係者の見識を疑います。

 一昨年から下記の活動を行っている立場から、今後の札幌市における人材育成の原点として、広くそれらの資料を公開・展示することを強く申し入れしたく、また大学関係者の方々とも話し合いのテーブルを囲みたいものです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

札幌市資料館2階角

札幌市資料館2階角

4年前に中央区南4条東4丁目から移設されたばかり

3年前に中央区南4条東4丁目から移設されたばかり

簡単な告知文書

簡単な告知文書

開放!六華同窓会館 2014

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 昨年から学校祭開催期間に再び開放した六華同窓会館、今年も引き続きたくさんの訪問者で溢れました。人気の一番は何といっても卒業アルバムですね、「エーッ、これあの人!」とか、「これお父さん?、お爺ちゃん?」とか、たくさんの歓声が聞こえて盛り上がっていました。

老若男女、同窓会館展示室は大賑わい

老若男女、同窓会館展示室は大賑わい

卒業アルバムは今年も一番の人気!

卒業アルバムは今年も一番の人気!

 これまで同窓会と言えば、秋に開催される総会・懇親会がメインイベントでしたが、入学式、学校祭、卒業式等、現役高校生のイベント時に、同窓会館開放、六華グッズ販売、学校林100年沿革誌販売等によって、多くの方々により身近に同窓の絆を感じて貰えれば、これまで活動してきた側としては嬉しいですね。卒業アルバム、高校野球で甲子園大会出場の展示、確かな歴史を振り返るひと時です。

 歴史の詰まった空間で、幅広い世代が歓声を挙げる、実に充実した時空にしばし感動でした。

日本海サミット 2014 in 山形(後)

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 今回の基調講演は、私にとっては大変新鮮な内容でした。山形は、もう50年近く前に、蔵王にスキーに行った時に通ったような気がするのと、その後では、医薬品卸時代にご挨拶回り等で行ったきりで、日本の中では馴染の薄い地域だったもので。

 まず最初のご講演、最上川の歴史から読み解く江戸・明治の国内物流を垣間見た気がします。明治中期に鉄道の奥羽本線が開通する前までは物流の中軸として、さらに物流拠点と運ぶ物資の関係等から、当時の暮らしぶりも想像できたりで、しばし歴史空間の拡がりに感動しました。特に青苧(あおそ)は北陸では縮(ちぢみ)、上布(上布)、奈良ではさらしへと受け継がれ、紅花(べにばな)と共に、この地域の特産品として名をはせていました。現在も、南陽市では「青苧フェスティバル」として盛んです。

「やまがたと最上川文化」

講師 : 東北文教大学短期大学部 教授  菊池和博 氏
http://www.t-bunkyo.jp/academics/sougou/professors/5.html

* 最上川 :http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E4%B8%8A%E5%B7%9D

* 青苧(あおそ) :http://aosofukkatsu.com/aoso.html

 二つ目は、主として港湾政策の立場から日本海物流の今後の可能性について、興味深いお話でした。国際港としての整備とともに、循環型社会の拠点として「リサイクルポート」の概念導入等、静脈物流ネットワークの拠点となる港湾を目指して、環境負荷の少ない海上輸送への挑戦も続けています。さらには再生可能エネルギーへのシフトも。

「やまがたの湊 酒田港の可能性」
講師 : 山形県 県土整備部長   上坂 克巳 氏
https://www.decn.co.jp/onlineservice/News/detail/201405070808

* 酒田港 :http://www.city.sakata.lg.jp/ou/shoko/kowan/kuko/160810.html

 交流会終了後、北海道からの参加者で再度地元経済への貢献を続けました(?)!

北海道経済同友会の参加者
屋台村入口で北海道経済同友会の参加者、撮影は事務局次長の久保木眞さん

日本海サミット 2014 in 山形(前)

Posted by 秋山孝二
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 全国各地の経済同友会の中で、日本海に面した各同友会が集まって開催される「日本海沿岸地域経済同友会 代表幹事サミット」、今年は第7回として山形で開催されました。120名を越える参加者で有意義なひと時を過ごしました。

 環日本海地域の経済・文化交流を目的に開催されているこのサミット、江戸時代の北前船の交易などで歴史的なつながりを有する日本海沿岸地域は、成長著しく発展する東アジア諸国、中国やロシアと地理的にも近く、その成長性を取り込む優位性に恵まれています。今後の日本海沿岸地域の発展には何が必要か等、山形市で開かれたサミットでは最上川、酒田港の歴史的役割から議論を深めました。

プログラムは以下の通り ~~~~~

■ 基調講演
1 「やまがたと最上川文化」
講師 : 東北文教大学短期大学部 教授  菊池和博 氏
2 「やまがたの湊 酒田港の可能性」
講師 : 山形県 県土整備部長   上坂 克巳 氏
~~~~~~~~~~~~

最上川

最上川文化について、東北文教大学短期大学部 教授  菊池和博さん

青さの衣装

青苧(あおそ)の衣装

山形県:酒田港

酒田港の可能性について、山形県 県土整備部長 上坂克巳 さん

楽しみな今後の酒田港

楽しみな今後の酒田港

 講演終了後の交流会では、山形県の吉村美栄子知事、山形市の市川昭男市長が来賓ご挨拶、ご本人もおっしゃっていましたが、何か対照的なお二人でした。

吉村知事

「つや姫」の母!、吉村美栄子山形県知事

山形市長

市川昭男山形市長

アッパレ、我が母、脱帽です!

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  ここの写真数枚は、先月末にフェイスブック(FB)でアップしてたくさんの「いいね!」を頂いたのですが、折からの重大な「集団的自衛権の閣議決定」ニュースで全国が憤っている最中に不適切と自分の判断で翌日に削除しました。こちらの私のブログにあらためて書き留めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「ダンススクールトザワ(http://www.tozawa-dance.com/):30周年記念舞踏晩餐会」が、札幌で開催されました。スクールのアマチュアの生徒さんたち、在札幌の先生・プロフェッショナルの方々、大阪からのゲスト出演と多彩なひと時で盛り上がりました。

ダンススクール・トザワ30周年記念:ご挨拶される兎澤範子先生と平寿仁先生

ダンススクール・トザワ30周年記念:ご挨拶される兎澤範子先生と平寿仁先生

 私の母は、もう50年以上のダンス歴、毎年一回はこういった会で皆さんとご一緒に日頃のレッスンの成果を発表しています。今年はいつもにも増してエレガント、91歳の我が母、素晴らしかったです!

91歳の我が母、ワルツを華麗に踊りました!

91歳の我が母、ワルツを華麗に踊りました!男性は私ではありません、平先生です

母と子、見えますか?

母と子、見えますか?

プロ:この光でこのスピードでは、これが撮影の限界!?

プロ:この光でこのスピードでは、これが撮影の限界!?

プロ:トリの優雅なダンス、特別出演!!

プロ:トリの優雅なダンス、特別出演!!

 いつも、兎澤範子先生、平寿仁先生にはお世話になっています。ダンススクールのこれからの益々のご繁栄を祈念しています。

忘れない、2014.7.1

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2014年7月1日12時59分 朝日新聞デジタル よりコピー~~~~~~~~~~~~~~

「日本を変える朝、淡々25分間の合意 集団的自衛権」

 「憲法9条を守れ」。1日も全国で市民たちが抗議の声をあげた。その声が届かない地下の会議室で歴史の歯車は回った。他国への攻撃に自衛隊が反撃する集団的自衛権の行使を認める閣議決定案に自民、公明両党が合意した。

 東京・永田町衆議院第二議員会館地下2階で自民、公明両党の非公開協議が始まって、わずか25分で会議室の扉は開かれた。時計の針は午前8時。「合意しました」。報道陣がバタバタとする音だけが響く。

 5月中旬から11回の協議を重ねたが、結局最後まで両党メンバーが一緒に会見に臨むことはなかった。

 自民の高村正彦副総裁は記者会見で「(集団的自衛権の行使に)しばりをかけることができた。(公明の) 北側一雄座長代理の貢献が極めて大きかった」。淡々と、ゆっくりとした口調で語った。

 北側氏が会見したのは、約30メートル離れた部屋だった。連立維持を優先したのではと報道陣に問われ、天井を見上げた。手元には閣議決定案を記したA4判6枚。ひと呼吸置き、「歯止め役」としての存在意義を強調した。「野党になっていたら、もっと違った方向になっていた可能性があったんじゃないか」

 公明の太田昭宏国土交通相は定例記者会見で、「党内の手続きが一番大事だ。閣議決定ができるか、私は現時点では見守っており、適切に判断したい」と淡々と話した。自公合意については「(公明の)山口代表がお話しされるべきだ」と言葉を選んだ。「国民の理解を得ているのか」との質問には「手続きが途中の段階で閣僚として申し上げるのは適切でない」と語気を強め、質問をはねつけた。

 自民の下村博文文部科学相は、「現下の国際状況を考えれば、適切な政府としての判断だと考えている。次のステージとしては、憲法改正によって集団的自衛権が位置づけられることは、とるべき方向性だと思う」と語った。

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 戦後日本の政治の劣化、メディアの劣化、ここに極まれり。日本国民として、少なくとも戦後を生きてきた一人として、恥を知れ!と言いたい。いよいよ本気で「戦う」時代になりましたね、「戦う」と言っても戦争ではありません、アレとの飽くなき戦いです。

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