新渡戸連続講座の第3回講義が、松井博和先生を講師にお迎えして開催されました。
* これまでの連続講座の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7
今回は、『VUCAの時代を生き抜く新渡戸稲造精神』でした。
『武士道』と新渡戸稲造とリーダー論、生き方の羅針盤として肝に銘じたいお話でした!
新渡戸連続講座の第3回講義が、松井博和先生を講師にお迎えして開催されました。
* これまでの連続講座の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7
今回は、『VUCAの時代を生き抜く新渡戸稲造精神』でした。
『武士道』と新渡戸稲造とリーダー論、生き方の羅針盤として肝に銘じたいお話でした!
コロナ禍の中、『日本総研50周年 記念フォーラム(https://www.jri.or.jp/archives/4986/)』が東京で開催されました。
フォーラムの運営においては、新型コロナウイルスの感染防止(マスク、消毒等の徹底含む)、またフィジカルディスタンスを十分に保つため、来場者数を限定して行うなど、最大限の予防策をとっての開催でした。
資料の袋の中にはフェイスシールドも用意されて、開催中は全ての参加者が着用していました。私は途中、頭のゴムが少々きつくて、何回かは外して聴いていましたが。
HPからの引用 ~~~~~~~~~~~~~~~
今後、シンクタンクに期待される役割は、現在あるいは将来にわたって社会が抱えるより複雑化する課題に対する解決策を、多様なパートナーとともに創出し、それを実装化していくことだと確信します。弊所では、すでに多彩なパートナーの皆様の英知と共創により、「ジェロントロジー研究」、「県民幸福度研究」をはじめとする研究プロジェクトから、社会実装へとチャレンジしておりますが、本フォーラムでは、こうした共創による取組の一端をご報告させていただく予定です。
~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり
当日の研究プロジェクト報告から、プログラムのタイトルにもあったコロナを超えた日本再生に向けて、「英知・共創・変革」のプラットホーム宣言~サステイナブルな社会システムの創造に向けて~」を再確認した次第です!
先日、地下鉄で仕事場の札幌市中央区南1条西5丁目の「愛生舘ビル(http://aiseikan.net/)」に行こうと大通り駅で降りて地上に上がると、何やら白い煙で辺りが騒然としていました。
駅前通りの辺りかと見られたのですが、後からメディア情報によると狸小路4丁目のラーメン店からの出火のようです。
現場周辺を後にして愛生舘ビル前にくると、消防車が一台駐車して、消火栓からホースの水を供給していました。
私は18歳までここ南1条西5丁目で育ちましたが、幼い時から年に数回、近所で火事がありました。ススキノでもほぼ毎年火事があったことを思い出しました。報道によると、午前11時過ぎに出火して、沈下したのは6時間後のようです、いつの時代も火事は怖いですね!
今から11年前の2009年、私はアウシュビッツを訪問する機会がありました。
< アウシュビッツの関連記事 >
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1457
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1474
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1485
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1501
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1522
その時ガイドだった中谷剛さんが、先日、朝日新聞に大きく掲載されていました、また、私たちが説明を聞いたスモーレンさんのことも語っていました。スモーレンさんは私たちがお会いした数年後にお亡くなりになったと知りました。
当時説明をして頂いた時のスモーレンさんです。(アウシュビッツ収容所会議室で)
~~~~~~~~~~~~~~~~11年前の私の記述から
アウシュヴィッツ展示の説得力は、「そのまま」であることなのかもしれません。「復元」は本当に少なく、施設等の建物は当時のままであり、偶然に残った、或いはポーランド・レジスタンスがクラクフ経由でロンドンの臨時亡命政府に秘密裏に伝えた写真・メモ等の展示となっています。目の前の施設は全く無言の施設・展示物、人々の存在は白黒のやや色あせた写真の中だけです。それ故に、見学者個々の思考と想像力に依拠した問題提起となるのでしょう。「伝える」活動の重要性、「無かった」事にしようとする危険性、ふと世界共通の課題だと納得しました。
中谷さんの1時間半を越える説明から、幾つか印象に残ったフレーズを書き留めておきます。
*「よそ者」の自分には、このアウシュヴィッツの意義が一層理解できるhttp://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7736-2907-1.html
*人道的に許せない、という視点ばかりではなく、20世紀のある時期に「国策として」実行された歴史的事実と認識して頂きたい
*一時の、或いは積年の「感情」だけではなく、ホロコーストには「仕組み・システム」が存在していた。自分たちと無縁の事ではない
*経済的インセンティブがシステムとして組み込まれていた事実、これは再び起こる可能性を暗示してもいる
*元所長ルドルフ・ヘスは家族とともにガス室近くの官舎に住んでいた。冷酷な人間という訳でもなかったらしく、官舎横には家庭菜園もつくっており、ナチス司令官ヒムラーと一緒に農業談義もよくしていたとの話もある。二人とも植物を愛でるタイプの人間でもあったのだ。一連の虐殺を個人的属性に帰するのは誤解のもとになるだけ。当事者は「職務」として実行しており、家に帰れば「良きパパ」だったに違いない
*日本の平均的教育レベルの高さに期待している。ただ極限状態に追い込まれた時に、どの程度理性的に行動し得るのか、人間の本生の赴くままになってしまうのか、それが今もこれからも問われるのだろう
中谷剛さんの変わらぬ姿勢、あらためて11年前に訪問した時のことをしみじみ思い出し、メッセージを再確認致しました。
医薬品卸売業の(株)秋山愛生舘の創業95周年パーティ、その様子を記録したDVDが見つかり、久しぶりに観てみると、懐かしいお顔が次から次へと。この秋山財団の最初の理事の方々もご出席、ご挨拶をされていました。1986年、今から34年も前になります、私は35歳、若かったな!
主賓のご挨拶として、(株)北海道拓殖銀行元頭取の東条猛猪さん。
同じく主賓のご挨拶、秋山財団の生みの親、名付け親の北海道大学元総長の伴義雄先生。
同じく主賓のご挨拶、武田薬品工業(株)札幌支店長の高谷幹夫さん。
乾杯のご発声は大成建設株式会社土肥支店長
会社関係者だけでなく、秋山財団の設立時に大変なご尽力を頂いた志摩理事、江口理事もご出席して頂いていました。
会社からは、当時の秋山喜代社長、秋山宏副社長。
そして、35歳の私も末席に座っていました、まだまだ若僧でしたね!
これらのDVDほか資料は、昨年10月に秋山財団内に創設した『愛生舘文庫』に保存されています、記録は大切ですね。
* 『愛生舘文庫』--> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%84%9B%E7%94%9F%E8%88%98%E6%96%87%E5%BA%AB
このコロナ禍の中、「ELEVEN NINES 2020新作本公演『名もなく貧しく美しくもなく』(http://eleven9.jp/namonakimazusiku/)」が予定通りの日程で終了しました。客席は感染防止から定員の半分以下となりましたが、いずれの公演も満席で大盛況でした。
山木将平くんも音楽だけでなく役者としても進化した姿で熱演でした(http://shoheiyamaki.com/events/event/namonaku2020/)!
* これまでのイレブンナイン関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%B3
「世界は醜い」で始まるこの舞台、ピラミッドの底辺で暮らす人々と向こう側の世界との行ったり来たり、父と娘との危うい関係他、様々な人生が織りなす喜怒哀楽が、山木くんのギターの音色をバックに心に染み入りました。今回、3回も観劇したことで、各回とも違った印象を受けたのも面白かったですね。最近は、2月の「カッコウ」は5回観劇とか、複数回足を運ぶことで、一層作品の奥深さを噛みしめて楽しんでいます。
今年の2月以降のコロナ禍の中、演劇に関わる皆さんの稽古から公演、その後も感染防止に対する涙ぐましいご尽力に頭が下がりますし、そんな環境でもなお劇場に足を運ぶファンの方々にも感謝したいですね。
(写真はいずれもカジタシノブさん)
この公演、期間限定でアーカイブ配信(http://eleven9.jp/news/namonakustream/)もあるようです、早速チケットを買いました。
枝廣淳子さんの異業種勉強会、今回もリモートで、「第62回 コロナ禍に考える、経済と環境の両立の実現~EUタクソノミーから学び、日本企業のチャンスにつなげるには」でした。
* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%95%B0%E6%A5%AD%E7%A8%AE%E5%8B%89%E5%BC%B7%E4%BC%9A
温暖化の影響が増大しつつあり、企業にとっても気候変動リスクの重要度がますます高まっています。そのような 中、欧州では、数年前から経済と環境の両立を進め、産業政策・雇用政策につなげようとする動きが活発になっています。
その大きな動きのひとつが、2018年3月に欧州委員会で策定した、「EU サステナブルファイナンス行動計画」です。これはサステナビリティの中でも特に気候変動対策に対し、ESG投資をはじめとする資金を呼び込むための行動計画で、この中核を担っているものの一つに「タクソノミー」と呼ばれるルールがあります。
「タクソノミー」とは、経済活動が環境的にサステナブルであるかどうかを判断するための分類体系(基準)のことで、具体的には、欧州委員会がパリ協定の達成のため、2050年に二酸化炭素ネット排出量ゼロを掲げ、必要な投資分野を定義したものです。
欧州の精力的な動きに対し、日本政府・企業の乗り遅れ感は大変気になるところでしたので、今回、ESG投資やサステナブルファイナンス関連等、政府の委員会で座長や委員を務められている、CSRデザイン環境投資顧問株式会社の代表取締役社長・堀江隆一さんのご説明は大変分かりやすくタイムリーでした。
以下、私の手元メモより~~~~~~~~~~~
* リーマンショックの教訓として、短期投資ではなく、長期投資としての「ESG投資」の重要性
* キーワードは、「生物多様性」と「サーキュラーエコノミー」
* EUの考え方の根底には、あるべき姿としての『2050年の脱炭素社会』がある。そこに向けたロードマップができているか否かの点で、グリーンなのか、またはトランジションなのかの判断の要素としている
* EUは「脱炭素を目指せ!」、日本は「省エネ技術の開発」になりがち、
* 今後の方策は、各ステークホルダーができることをやる、市民レベルの力の重要性
* 投資の三次元概念ーー> リスク、リターン、社会的インパクト
* ブラウンのタクソノミー策定の議論が始まっている
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
リモート形式になって益々この勉強会は加速しています、毎回、本当に今最も旬な話題を提供して頂ける講師ばかり、時代を追いかけていくのも大変ですが私たちの地域の活動にすぐに役立ちそうです。
大林宣彦監督は今年お亡くなりになりましたが、先日は、NHK総合テレビでアーカイブス『あの人に会いたい』の放映がありました。
* https://www.nhk.or.jp/archives/people/detail.html?id=D0009250605_00000
~~~~~~~~~~~~~~~NHK HPより
大林さんは昭和13年、広島県尾道市の代々続く開業医の家に生まれた。大学時代は自主映画製作に明け暮れ、れい明期のテレビCMを数多く手がける。昭和52年に「HOUSE」で商業映画デビュー。いわゆる「尾道三部作」では懐かしい地方都市の風景と若者たちの情感をみずみずしく描き、その名を高めた。晩年はがんと闘いながら戦争をテーマにした作品を作り続けた。誰よりも映画を愛し、その可能性を信じた82年の人生だった。
~~~~~~~~~~~~~~~
これまでにも何回か監督に関しては、私なりにもコメントしてきました。
* 関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A4%A7%E6%9E%97%E5%AE%A3%E5%BD%A6
札幌でお会いしたのは、北海道・芦別を舞台にした「野のなななのか(https://filmarks.com/movies/56266/spoiler)」の北海道での先行上映に際し、大林宣彦監督、俳優の常盤貴子さん、品川徹さんらを囲んでの初日前夜でのパーティででした。「なななのか」は「七・七日:四十九日」です。ご案内を頂いたのはテレビでも報道されましたが、地元芦別の制作委員会(http://blog.goo.ne.jp/nanananoka)の皆さまでした。
そのパーティの時の写真、一生の宝ですね!
令和2年版『環境白書』のリモート説明会が開催されました、『地域循環共生圏』についてもかなり明確なイメージが示されています。先月の一次産業白書とともに基本方針が示されています。
* http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/
* 『地域循環共生圏』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E5%BE%AA%E7%92%B0%E5%85%B1%E7%94%9F%E5%9C%8F
* 一次産業関連白書の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=39440
説明の後、SDGsに至る国際社会での議論の経緯も説明して頂き、大変勉強になりました。ここまでによって来たる積み上げてきた議論の経過を知ることは重要ですね。
先月のpart1『知る・気づく』に続き、今回はpart2『行動する』です、出演者は前回と同じ。
*part1の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=39445
今回のキーワードは「行動する」です。
差別や偏見を自分が受けた時、受けたと感じた時、目撃した時、あるいは思いがけず差別や偏見を他人に感じさせるような言動をしてしまった時にどう対処すればいいのか。そして、差別や偏見を完全になくすことは難しいですが少しでも減らしていくために出来ることは何か、に焦点をおいて話し合いが進みました。活動主体としての立ち位置の確認とその戦略について、それぞれのお立場と実践から意見交換が興味深かったです。
これまで私自身、ある意味では避けてきたこれらのテーマ、コロナ禍のリモート環境が私にもこのような場への参加のハードルを低くしてくれた気がします、まさに新しい時代の到来であり、学び、活動できるチャンスですね。
「加害者・男性 vs 被害者・女性」の構図から、「性暴力を否定する人々 vs 性暴力を容認する人々」の構図が、新しい活動の始まりになると私は思うのですが・・・・。
彼女たちはそんな私のスタンスを受け入れてくれるでしょうか?
ポストコロナ時代、それぞれの集まりがそれぞれの工夫ですね。
今年6月にもご紹介しましたが、北海道経済同友会の幹事会、さらに広い会場での会合となりました。
* 前回の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=38987
メディアアンビシャス例会後、数人と向かいの路上で飲み会!
* メディアアンビシャス例会関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%B7%E3%8
因みにここで紹介された本、買って読まねば。
そして、私が監事を務める(公財)北海道対がん協会の理事会の様子。
* (公財)北海道対がん協会の関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E5%AF%BE%E3%81%8C%E3%82%93%E5%8D%94%E4%BC%9A
これらの対策は一時的なものではなく、ポストコロナ時代としての新しいスタイルとして定着していくのでしょうね、2020年は、世界的に本当に節目の年になりますね!
野茂英雄(https://www.nomo-radiant.jp/)は、私にっての永遠のヒーローです。これまでに何回かここにも書いていますが、嬉しいことに最近、月刊誌に特集が組まれていました、今なお野球を愛して後輩の育成に熱心な野茂英雄、本当に「野球少年」そのままですね、大谷翔平にも繋がる雰囲気を醸し出します!
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17591
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20671
今回、月刊誌「Number(https://number.bunshun.jp/articles/-/844573)」の特集、懐かしい場面の数々、当時のことをつぶさに思い出しました、私に大いなる勇気をくれました!特に、当時アメリカで闘っていた多くのビジネスマンに大変な人気で、自分の部屋の壁にポスターを貼っていた方もたくさんいましたね。
ドジャース球団オマリー・オーナー、チームのラソーダ監督ほか、たくさんの人との出会い、彼の野球と向き合う真摯な姿勢を高く評価した多くの方々も彼の財産です。それに比べると、日本を出ていく時に9割以上の「野球解説者」「評論家」達の罵声にも似たネガティブ評論は、醜悪でしたね、今、何とコメントするのでしょうか。
~~~~~~~~~~~~~
< コンテンツ >
私は企業経営から身を転じて約20年、それまですっ飛ばしてきた人生の忘れ物を拾い集めるように、「近代史」における保阪正康さん、「歴史認識と世界経済状況」における寺島実郎さん、「地球環境問題」の枝廣淳子さんを師として今日に至っています。リーマンショック、東日本大震災、各地の大災害等の大変衝撃的な事象に対しても、この3人の師のお陰で、羅針盤を得たように冷静に激流を生きて来られた気がしています。
* 保阪正康さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%BF%9D%E9%98%AA%E6%AD%A3%E5%BA%B7
* 寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E
* 枝廣淳子さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9E%9D%E5%BB%A3%E6%B7%B3%E5%AD%90
そんな私の眼からは、この間の安倍晋三首相の政治に関しては、殆どのマスメディアとは見解を異にしていて、今回の退陣表明、この7年8か月の総括についてもかなり違和感を抱き、特に「アベノミクスの効果」とおっしゃる方々の弁を聴いていて、とんでもないと憤りを感じる程です。
安倍晋三首相が退陣を表明した直後、インターネットのリモートで3時間を超える大変興味深い意見交換がありました。この7年8カ月は、日本にとって何だったんでしょうか?戦後75年苦闘の中積み重ねて創ってきた新たな日本の歴史を、数々ただひたすら「壊してきた」に過ぎないのではありませんか!
* https://twitter.com/ChooselifePj/status/1299272074498904071
この緊急企画は、アカデミックな立場、闘うメディア記者、youtuberから市井の活動者と、幅広いフィールドで実際真摯に課題に向き合っている方々のお話で、それぞれ我が意を得たりといった感じで素晴らしかったです。
マスメディアが、首相官邸等の一方的発表の垂れ流しの中、こんなにも各ジャンルで自分の頭で考えて現実と向き合っている方々がいらっしゃるのを知り、大きな勇気をもらいました。
以下、それ以外でインターネットにアップされた幾つかのコメント、つまみ食いですがご紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~ 発言から
* 日銀元副総裁がアベノミクスを総括「辛口の評価をせざるを得ない」
成長率の平均は1%を切る 景気拡大を実感できず、この8年近くの間の実質GDPの成長率は平均1%を切っている。その意味で回復過程は非常に緩やかだったといえる。企業経営者、消費者の感覚からすれば、景気回復、景気拡大を実感できるような状態ではなかった。雇用情勢が良好だった割には、賃金がそれほど増加せず、その結果として個人消費はほとんどゼロ成長だった。つまり、消費者の厚生は高まっていないということだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/db490fb3f7ed51167ce0b982cd684eb84b9633e8?page=1
* 閣僚が不祥事で辞任する度に、「任命責任は私にある」といって国民に詫びては、責任をとることはなかった。それでも、選挙に負けることがなかった。森友、加計学園問題、公文書改竄問題が浮上し、総理主催の「桜を見る会」の私物化が指摘されても、あれやこれやの言い訳を駆使して、都合の悪いことはどこかうやむやにして乗り切ってしまう。“立法府の長”と自称しても許されたように。それでいて「安倍嫌い」と「安倍支持者」がはっきり分かれる。その政策や政権運営を振り返っても、どこかうやむやの中途半端な印象が拭えない。これも日本の政治が軽薄になった証なのかも知れない。
* 報道特集 日下部氏
「日本は報道の自由度ランキングで11位だったのが、安倍政権下で72位、今年は66位。韓国や台湾も40位ぐらい。安倍政権のメディア対応が影響しているが、日本は独裁国家ではない。長期にわたる低迷の原因の1つは私たちメディアにある。メディアは権力の監視とい基本的な役割を果たしてきたか。忖度や自主規制はなかったか。
現場の記者だけでなくメディア全体の問題」
* 「『敬意』などという言葉を軽々しく用いてはならない。この際、盗っ人猛々しい・・・とでも言うのが適当ではないのか。彼にどれだけの悪事を許してきたか。いくたび不正を見逃してきたか。憲法はいかに蹂躙されてきたか。貧者と弱者はこれまでいかにのけものにされてきたか。『痛恨』とはこちらの話だ」(辺見庸さん、8月29日)
* 「長期政権なんで功罪あると言いたいんですけど、罪の方ががあまりにも大きいのが事実。ありとあらゆる疑惑をウソ、詭弁でごまかし、公文書改ざんまで引き起こした。アメリカに媚びへつらい、アメリカとの対等な関係を失い、アメリカ製のオンボロ兵器を売りつけられただけでしょ」(青木理さん)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり
辞任発表からすぐに、後継総裁選びについてマスメディアがこれまで同様の調子であれこれ大きな記事・番組を流していますが、相も変わらずといった感じですね、これからの日本の将来像を語るようなレベルの候補者は一人も出てくる様子がありません、暫くは政治は冬の時代、民主主義において一般市民の政治参加はただ「投票権だけ?」なのかと暗澹たる気持ちにもなります。でも、諦めはしません、自分の4人の子供・11人の孫を含めた若い家族の将来、札幌・北海道地域の明るい未来のためにも、私の残りの人生を精一杯生きなければ、これまでお世話になった多くの方々に申し訳ない、昨今の政治動向を見ながら、今、私はそんな思いに駆られています。
いずれにせよ、私、私に関わりのある組織の責任者・一員として、命果てるまで頑張ろうと思っています!