また薬師寺で『寺島塾』(下)

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 今回の『戦略経営塾』、『薬師寺東塔特別拝観(https://yakushiji.or.jp/toto/index.html』期間と重なり、普段見ることができない塔内のレリーフ観覧の時間もありました。

 12年の歳月をかけて行われた「国宝 東塔大修理」が完了し、東塔落慶記念として初めて東塔初層・西塔初層内の中村晋也作『釈迦八相像(東塔因相・西塔果相)」が今年4月末から来年1月15日まで一般公開されています。銅製のレリーフは、富山県の黒谷(株)(https://www.kurotani.co.jp/)が製作したとのこと、私が理事長を務める「ワグナーナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.html)」の鋳造作品もここで製作されているもので、優れた鋳造技術は高く世界的にも評価されています。

* 東塔修復関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19395

 西棟の初層内展示も併せて開催中でした。

 金堂の前の灯篭には伝説の高田好胤管主が刻んだ文字も。

* 高田好胤(https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009250133_00000

 そして、経営塾の行われた「食堂(じきどう)」は厳かな仏教伝来を絵画で表現した室内で、大谷徹奨(https://www.tetsujo.net/)執事長、寺島実郎さんのご講話、その後はまほろば会館での交流会でした。

天井も艶やかなに

天井も艶やかなに

 講話資料の一部から。

 この経営塾、毎回のことですが、現在のウクライナ、ロシア、中東の歴史認識を遡って検証する時間は、実に貴重な内容でした。そして大谷執事長の「いのち」の深掘りも、心が洗われるような新鮮な響きでした。

奈良は心のふるさととして、原点を見極める場として染み入ります。

アメリカ西海岸事情 2023夏

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 寺島文庫主催の『世界を知る力』、今回は最近サンフランシスコを訪問した寺島実郎さんが、アメリカ西海岸事情の現況を解説していました。特に、シリコンバレーの昨年からの話題とサンフランシスコの街の変貌ぶりの語りが印象的でした。

 シリコンバレーの話題は、何といっても少し古いですが『セラノス』創業者のエリザベス・ホームズを巡る件ですね。

* https://forbesjapan.com/articles/detail/62398

 早速こんな映画もアメリカでは上映されています。

* https://forbesjapan.com/articles/detail/62398

* https://front-row.jp/_ct/17517156

 寺島実郎さんが指摘するシリコンバレーの光と影です。

 寺島文庫(https://www.terashima-bunko.com/)関連では、『寺島実郎戦略経営塾』、『寺島文庫リレー塾』、『寺島実郎の世界を知る力』、『多摩大学リレー塾』等、この間連続して参加・聴講しているプログラムは私にとって大変学ぶことが多いものになっています、継続して定点観測することの重要性を痛感します。

* これまでの『寺島文庫』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

師走 2022

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 11月末は栃木県、東京都への出張、そして今日、2022年師走を迎えました。

 先ずは栃木県益子町、落葉が一面に広がり、晩秋の美しさを醸し出して。都会のマンション前では、これらの落葉が「困ったゴミ」と認識される昨今、植物へのリスペクトもなく日本社会の疲弊を感じる時もありますね。

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

ワグナー・ナンドール記念財団前の道

 JR宇都宮駅では佐野ラーメンと餃子・日本酒で今年の仕上げです。来年こそは本場の佐野市に行って、ラーメンのはしごをしたいものです。

 そして東京、寺島実郎さんのリレー塾、今回もアメリカ・中国の今、そして日本の立ち位置、濃密な第一人者3人の鼎談でした。寺島さんの今月中に発売になる新著も楽しみです。

今回初のリアル参加!

今回初のリアル参加!

 東京都丸の内と御成門付近、師走ですね。ヨーロッパ各国ではエネルギー高騰の折から、今年はクリスマスのライティングは軒並み中止で、街なかは真っ暗とか、どこか多少の罪悪感も感じる今年の師走です。そして、羽田空港もクリスマスツリーが飾られて師走ムードです。

 丸の内で久しぶりに丸善で立ち読みしていると、『山本義隆』の文字と『原子・原子核・原子力』の文字が飛び込んできました、山本義隆さん未だにご健在ですぐに買いました、読むのが楽しみです!!

 そして札幌ではいよいよ雪が降ってきました。

『世界を知る力』、ますます深く!

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 寺島実郎さんの『世界を知る力』シリーズの対談編、今回は以前に何回もお会いしている薬師寺の大谷徹奘https://www.tetsujo.net/)執事長との対談でした。

* これまでの『世界を知る力』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%80%8E%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E5%8A%9B%E3%80%8F

* これまでの『薬師寺』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA

 心に染み入るお話の数々、また近々お会いできる機会があります、楽しみです!!

中村桂子先生 再会!

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 今から10年以上前に、寺島実郎監修の札幌医科大学公開市民講座でお会いした中村桂子先生ですが、その後、2012年の秋山財団贈呈式の特別講演の演者でお招きして以来、先日、美唄の『アルテピアッツァ(https://www.artepiazza.jp/)』30周年特別講演会で再会しました、記念講演 中村桂子 アルテで語る『生きものとしての人間のつながり』~生命誌からのメッセージ~」です。80歳を超えてもなおそのお姿は研究者としての求道を続ける雰囲気は変わらず、お話にも心から感動しました。

* 2009年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1690

* 2012年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11712

* 2012年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14449

 大雨の中、開会かなり前から大勢の聴衆の皆さんがお越しになり、急遽別室でのリモート参加を含めて200名を超える大盛況でした。

 生命誌の研究に基づくこれまでの研究例を挙げながら分かりやすくご説明になり、「私たち生き物の中の私」として考えることが大切であること、人間が人間として生きる上で「食」と「農」がとても重要と強調されていました。

 講演に先立ち、アルテピアッツァ美唄の磯田憲一理事長の冒頭ご挨拶。

 締めのご挨拶は坂東知文美唄市長でした。教育委員会とコラボして、小学校でカリキュラムの中に「農科」を組み込み、副読本の制作を語っていました。

 この講演会の開始前には磯田理事長ご自身プラス市民の皆さんが打った手打ち蕎麦とてんぷらをごちそうになり、おもてなしの心を受け止めました。また、外は大雨の音の中、会場の体育館は中村桂子先生の穏やかながらの熱弁に大いに盛り上がり、講演後の質疑応答タイムでも、興味深い質問が続き、それに真摯にお応えになる中村桂子先生の姿勢に更に感激したひと時でした。開始前に最前列に座らせて頂いていた私は、久しぶりに先生とお話もできてそのお元気な姿と目線の強さが印象的でした。美唄市の今後の幼児教育・初等教育の取り組みに注目ですね!

アメリカの衰退!

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 私も会員になっている『新外交イニシアティブ(https://www.nd-initiative.org/about/』の今回のオンラインシンポジウム(https://www.nd-initiative.org/event/10950/)は、世界の現状認識として大変興味深い内容でした。

今年2月に新著『アメリカ世界秩序の終焉:マルチプレックス世界のはじまり』を日本で出版したアミタフ・アチャリアさん(アメリカン大学教授)の基調講演と、それに先立って本書の日本語翻訳を務め、この度NDの評議員に就任した芦澤久仁子さん(アメリカン大学/ジョージワシントン大学講師)が、本書の解説を踏まえて日本の果たすべき役割について解説されました。

 『マルチプレックス』、概念的にはよくわかる新しい世界秩序です。

 新しい世界秩序をイメージ化すると以下のような景色かと。それぞれがそれぞれの文化と秩序で地球上に存在する新しい枠組み。『新冷戦』、『多極支配』とかの日本での議論自体、過去の枠組みの発想から抜け出していないと、質問への回答でアミタフ・アチャリア教授は語っていました。

 これまでの私も10年以上受講している『寺島実郎戦略経営塾』での寺島塾長と通底するメッセージに共感するところが多く、裏付けを取った気がします。

* 『戦略経営塾』ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A1%BE

寺島文庫『世界を知る力~宗教!』

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 寺島実郎さんのシリーズ『世界を知る力(https://s.mxtv.jp/variety/sekaiwoshiruchikara/)』、今回はウクライナ危機に絡む宗教と歴史に切り込んだ興味深いお話でした。

* これまでの寺島文庫関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

<今月の世界と日本>
・ウクライナ危機の50日と顕在化するユダヤ・ファクター
・欧州・キリスト教理解の基点
<ウクライナ史の深層>
・『正教大国ロシア』を目指すプーチン大統領の思惑

 冷戦構造が終焉してからアメリカを中心とした西側諸国の新しい国際社会の体制が生まれるのかと思いきや、当時、ロシアを訪問した時に囁かれていた共産党支配に代わるロシア正教支配の時代がくるのではという方向、まさにその予想が的中している昨今のウクライナ情勢です。

 寺島文庫では、MXテレビでは寺島実郎さんの一人語りのほかに、対談・鼎談編もアップされていて、いずれも大変深いお話の数々。それとは別に、私自身12年間お世話になっている「戦略経営塾(https://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)」、更に昨年からの「医療・防災産業創生協議会(https://www.mdpc.ne.jp/」、いずれも産業創生の視点から、日本を代表する方々との議論は、私にとっても大変刺激的であると同時に、北海道で実装するきっかけをつかむような内容も多々あり、今後が楽しみです。

 先日は、その「医療防災産業創生協議会」総会が東京で開催されて、私もリアルで出席してきました。日本社会でリーダー的なお立場の方々ともお話ができて、大変有意義な場でした。

 ただサロン的な話、知識レベルから、今はSDGsも含めて実装段階へと進めて社会のイノベーションに寄与したい、そんな意気込みを感じるそれぞれの内容です。

NHKスぺシャル『台湾有事』

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 年末から年始にかけて、たくさんの興味深い番組を録画しましたが、なかなかそれをじっくり観る時間がないのが悩みです。その中で、コンパクトにまとまったこちらの番組、津軽海峡を中国・ロシア海軍が合同での航行を行ったとなると日本の南の話だけではないですね、まさに「有事」です。

NHKスぺシャル『台湾有事(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/LQY2PGJNV4/)』

 台湾を巡る歴史的認識・状況は、これまで私が続けて参加している寺島実郎戦略経営塾でも何回も取り上げられています。米中、中ロ、EU諸国等、日本を取り巻く世界情勢の激変と流動性は、目を離せないところまで来ているのでしょう。

 先日のシミュレーション(図上演習)の場面を垣間見ても、本当に大丈夫?と大いに不安を掻き立てられました。コロナ対応の鈍さ、無策、10年前の原発事故対応、日本国の危機管理体制の脆弱さは、政治の劣化と相俟って甚だ心もとないものですね。

 義理も人情もないなって、今更言われなくてもごく普通の市民でもとうの昔に分かっていることではありませんか!!引き続き注意を払って見つめていかなければなりません。

『日本の埋没』@ 世界を知る力

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 寺島文庫主催の『寺島実郎~世界を知る力』は、シリーズで内容の濃い番組です。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E5%8A%9B

 正しい現状認識、まずは『埋没する日本』を直視すること。

 アメリカ合衆国の歴史を直視すること。

 ワシントンに駐在武官として学んだ秋山真之。

 寺島実郎さんの幅広い見識、寺山ワールドにまで言及!!!

 国際社会の中の日本の立ち位置、その羅針盤として寺島実郎さん主宰の『戦略経営塾』も、今、12年目に突入していて益々深い内容になっています。

2021年を振り返って

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 今年を振り返ると「逝くいのち」と「生まれるいのち」で身近にも大きな変化がありましたが、今、手元にある映像ファイルでは以下のような振り返りでしょうか。来年に期待を繋げたいものです。

 逝くいのちは叔母・和久奈ちよです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42836

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=43104

 生まれるいのちは、私の4番目(三男)の子に3番目の子が生まれました、私の12人目の孫で、「天(てん)」と名付けられました、健やかに育って欲しいものです。

 手元の映像ファイルからは師走の番組から幾つか。

MXテレビの寺島実郎シリーズから

MXテレビの寺島実郎シリーズから

多摩大学リレー講座、田中優子さん講演より

多摩大学リレー講座、田中優子さん講演より

 テレビ番組でも今後に期待できそうな幾つか。

検証番組は年明けにも続く!

検証番組は年明けにも続く!

 そして2年ぶりに再開したFM三角山放送の『丸山哲秀先生人語の8時間連続トーク』に参加。今年を丸山先生と振り返りながらの1時間、楽しいひと時でした。

札幌市西区琴似のFM三角山放送局

札幌市西区琴似のFM三角山放送局

丸山先生もお元気で!

丸山先生もお元気で!

 21世紀ももう20年を過ぎました、今年は『太平洋戦争開戦80年』の節目の年、寺島実郎さんがいつもおっしゃっている「正確な事実に基づく歴史認識」を自分の頭で考えながら、目の前の課題に立ち向かう意欲を失いたくないものです。今年一年、お世話になった皆さまに心から感謝申し上げます、どうかよいお年をお迎え下さい!!

『農政フォーラム』 2021

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 松下政経塾主催の『農政フォーラム~食料自給国家の実現に向けて~(https://www.mskj.or.jp/event/event670.html』、お誘いを受けて参加しました、短時間でしたが寺島実郎さんの基調講演も。実はこの日、寺島実郎さんとは午後一で個別にお会いしてお話、その後、北ガス講演会で2時間の濃密な講演を聴き、さらに夜はこのフォーラム、寺島さん追っかけの一日でした。

多彩なプログラム!

多彩なプログラム!

 会場には定員150名を大きく上回る230名以上の参加者、急遽会場を拡大さしての開催だったようです。オンラインでも全国各地から130名以上の方々が参加、大変な盛り上がりを見せました。昨今の円安、今後、輸入商品の値上がり等、日本の根幹を揺るがす状況に多くの国民が危機感を持っているのでしょうね。

寺島文庫『世界を知る力』

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 寺島実郎さんが主宰する『戦略経営塾』を受講して12年、この間の世界情勢の大きな変化の中、その羅針盤として私が最も信頼している視座は、今、益々その価値を発揮しているような気がしています。日々のメディアをいくら追いかけてみても毎日の天気予報を観ているようで、そこからは温暖化の危機とかは何も見えてきません。

 この月一の番組『世界を知る力(https://www.terashima-bunko.com/terashima/book-info/447-sekaiwoshiru.html』は、youtubeにアップされて世界各地から200万回以上のアクセスを記録しています。

11月発売予定

11月発売予定

 寺島さんの基本的スタンスは、まずは正しい現状認識から。国際社会の中で衰退、劣化する日本の国力を正しく認識するところからしか21世紀の日本の復活を展望することはできません。

 そんな現状認識を踏まえて、大きな構想力で進路を見出す試み。

 例えば、秋山財団も参画しているこの「医療・防災産業の基盤産業化」プロジェクトは、その実装化の一例です。

 繰り返しになりますが、大きく変わる世界情勢の荒波の中で、羅針盤としての寺島実郎さんのこのシリーズ、益々価値を生み出してくる気がしています。

* 寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

私の羅針盤、『世界を知る力』

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 寺島実郎さんの番組、『世界を知る力』シリーズは、私にとっては輝く羅針盤、今回も日本の進むべき方向性について具体的なプロジェクトが提起されていました。

* これまでの『世界を知る力』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E5%8A%9B

基本的な認識

基本的な認識

 それを踏まえた具体的な将来展望機軸。

 今、私たちの財団でもこの防災プロジェクトに地域からの提案をしていこうと思っています、すでにヒアリングも始まっています。

* 秋山財団での『防災プロジェクト』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%98%B2%E7%81%BD

寺島文庫リレー塾 2021

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 『寺島文庫リレー塾2021前期(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』は、毎回大変興味深い内容です。

* これまでの「リレー塾」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

 今回は、第3回日米中のトライアングルからの視点、それに先立って寺島実郎さんから世界の中の日本、現状認識の確認です。「日本の埋没」、以前から繰り返し語られている現実です。

* 柯隆(かりゅう)さんーー> https://www.tkfd.or.jp/experts/detail.php?id=31

こちらの記事もーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34734

* 渡部恒雄さんーー> https://www.spf.org/about/staffs/0007.html

 「寺島文庫リレー塾」もさらに佳境に入っています。桜田一洋さん、秋山財団でも二年に渡り特別講演をお願い致しました。

:* 桜田一洋さん記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%A1%9C%E7%94%B0%E4%B8%80%E6%B4%8B

* これまでのリレー塾記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

寺島文庫 連続講座 第7回

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 寺島実郎さんの戦略経営塾、リレー講座、連続講座をこの10年継続して参加していますが、今月の寺島実郎の世界を知る力 #7「世界経済の見通し/”北の黒船”知っておくべき日露関係の近代史(https://www.youtube.com/watch?v=wFvESgeQnds」も素晴らしい内容でした。

 事前に寺島さんから私に電話でご連絡を頂いて、「是非、ロシアとの関係においては北海道の多くの方々に視聴して頂きたいのでご案内を!」とのメッセージでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~番組内容:多摩大学の久恒啓一教授の発信から

経済というのはそもそも中国古典からは、「世を経(おさめ)、民を済(すくう)」こと。

世界経済

  • IMFの世界経済予測では、世界同時好況の3年間。2020年はコロナ禍により▲3.3%成長。2021年は1月予測は5.5%だったが、4月予測は6.0%と強気
  • 主たる原因はアメリカが2020▲3.5%で、予測が15.1%から6.4%になったこと。バイデン大統領はワクチンの接種もすでに60日間で目標の1億人を突破(100日の予定だった)。4月末までに2億回の目標を設定。年収864万円以下には15万円の給付を行う。200兆円(1.9兆ドル)のインフラ投資の財政出動でアクセル全開
日本経済
  • 日本は2020▲4.8%でこれは20132014年の規模。1月予測は3.1%、4月は3.3%でなお水面下
  • 中国は20202.3%とプラスで、1月予測は8.1%、4月はさらに加速し8.4%。インドは4月予測で12.5%、アセアンは4.9%。アジアの世紀が顕著
  • 日米の違い、アメリカの政策は機動力と柔軟性がある。

1:日本は赤字国債を日銀が青天井で引き受けており、後続世代の借金にしているだけ。

2:実体経済の悪さと株高(米33800ドル49日。日2970849日)という不自然さ。不安材料がでてきた。投資会社アルケガスの破綻で日米欧の金融が大きな損失、レバレッジ投資、行き過ぎたマネーゲーム金融資本主義のいびつな姿

日本経済の「家計」

  • 家計:勤労者(現役)世帯の可処分所得は、201043.0万円、201542.7万、201947.7万。2020年49.9万(10万円給付を除けば47.1万円)、ピークは1997年の49.7万円)
  • 全国全世帯の家計消費支出では2020年は月27.8万円、ピークは1993年の33.5万円。2000年から2020年の20年間では、年間47.3万円ダウン!!

衣は▲47.1%、食は8.6%、住は▲11.3%。小遣い・交際費は▲49.0%で34673円で20年前と比べ年間で▲41.6万円(最大の減少)。光熱・通信13.4%。教育・娯楽は▲28.0%で月▲15499円で年▲18.6万円

日本人は学ばなくなった、学べなくなった。シケて、内向きに!

  • 消費支出の中身の推移

食の分野のプラスは調理食、肉類、お菓子、飲料。マイナスは外食と魚介類、食生活も変化。増えたトップ3分野は諸雑費(どうでもいいもの。雑費貧乏)4152円増加、通信3958円増加(価格は4分の1に値下がりだがスマホ需要が大きく増加)、自動車関連(地方は2台、モールへ)3312円増加。一方で医療や健康(サプリ)は増えているのをみると賢くなっているともいえ、努力して情報に接することが必要だ、内向きから賢くへ!

全体知への接近

今回からの3回は北方領土問題をめぐるロシアとの向き合い方がテーマ。今回は前提としての日露関係の歴史。

  • 日本人は1853年のペリーの浦賀来航で近代が始まったと考えているが、「北の黒船」が先にやってきている。半世紀前の1792年にラックスマン根室へ。函館への回航させ、長崎の通行許可証を発行。9ヶ月滞在した。漂流民であった大黒屋光太夫1783年に漂流)を連れてきた。光太夫エカテリーナ二世と面会。ロシア語をマスターし44歳で帰国。老中は松平定信。一時金30両を与えられ、月3両の手当をもらい、千代田区番町に住み78歳まで生きた、聞き書き『北瑳聞』
  • 1785年には林子平が「蝦夷国全図」という北海道の概念図1798には近藤重蔵が択捉を調査、「大日本恵土呂府」の標識を建てた。1800伊能忠敬が日本地図を完成
  • 1804年にはレザノフが長崎に6か月間留め置きで、通行証を取り上げられる。仙台石巻の漁師4人(1793年に漂流)を連れてきた。世界一周を初めてした日本人、アレクサンドル一世と面会。聞き書き『環海異聞
  • 情報は受け手の能力に比してしか伝わらない。レザノフは択捉で略奪行為を働き警戒された。
  • 1806年に津軽藩南部藩に守備の要請。1807年幕府の直轄地天領にする。1821松前藩に返却。1860ロシアが清国と結んだ北京条約でウスリー川東岸を割譲させ、ウラジオストック(東を攻めよ)を建設。北海道と極東ロシアは双生児、どちらも移民で成立。近代史はロシアと向き合った100年だった(司馬遼太郎
  • ロシアが東へ向かう理由ピョートル大帝ロマノフ王朝の中興の祖)は16973月から18月間欧州視察を行ない、4か月間オランダ東インド会社で造船術を学ぶ。1703年サンクトベルクの建設を開始1792-1918年のロマノフ王朝の首都)。1705日本語学校を創設。漂流民の大坂出身の伝兵衛(1701年)を教師にした。1754日本語学校イルクーツクに移転。13世紀から15世紀にかけてモンゴルに支配された「タタールのくびき」から、東方に巻き返し。
  • 日本の動向ラックスマンとレザノフの間の1800八王子千人同100人(家康が武田軍団を郷氏にした10010組の大軍団)が蝦夷地へ入植。原半左エ門。苫小牧50人、白糠50人。ロシア対策の開拓だった

 今月からは続いて翌週に細川護熙元首相との対談も、歴史を遡りリアルな細川家伝承のお話の数々、説得力が素晴らしかったです!細川護熙さんとは奈良・薬師寺でもリアルにお話を伺いました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B4%B0%E5%B7%9D%E8%AD%B7%E7%86%99

第11期 寺島リレー塾 最終講

Posted by 秋山孝二
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 第11期寺島文庫リレー塾は、最終講を終えました、今回もタイムリーな寺島実郎さんの話題満載で大変興味深い内容でした。

* これまでのリレー塾記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

 まずは、毎年年初に寺島実郎さんが紹介されているイギリスの経済誌の話題。2017年に奇妙なことが起こりました。画面左が原本の表紙、右の寺島さんが手に持っているのが翻訳されてきた日本版の表紙(日経BP社発行)、原本右上の黄色いロゴ「Planet Trump」の文字が消えています、実は表紙だけでなく本文の中の「アベノミクス」への痛烈な批判記事数十ページが日本版には全て削除されていたのですね。恐らく原本とは異なっているゆえの小細工かと推察されます。この年以降、日本語に翻訳されたものは出版されていません。こういった情報操作が安倍政権下では日常的に行われていたのです、テレビ番組のコメンテイターに対しても特定人物をウオッチ(監視)し続けて、番組途中でもメールで発言への批判を送信していたというのです。

 そんな話はさておき、今の世界を覆う資本主義の行き詰まり、それを資本主義の本来の「産業資本主義」に戻す必要性を語っていました。もちろん、ただ戻るというのではなく、イノベーションの次に新しい産業を興すという意味ですが。格差の時代、中間層の喪失は、主体だと思っていた人々が実は「デジタル・プロレタリアート」(主役と錯覚した奴隷)に成り下がっている現実を指摘されていました。

 日本の貧困化、昨今の女性蔑視発言にも見られるような多様性容認の遅れ、まさに目を覆いたくなる日本の現実を直視するところからしか新しい時代は見えてこないのでしょうね。

最近のアメリカ事情を読み解く!

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 少し時間が経ってしまいましたが、私が登録しているサイトではアメリカの新しいバイデン政権に関する興味深い報道が幾つかありました。

朝日新聞GLOBE+(https://globe.asahi.com/』から、現地ワシントンのカメラマン・ランハム裕子(https://www.instagram.com/yukolanham/?hl=ja)さんの就任式当日の様子、ホワイトハウスに向かうトランプ支持者たちの様子等、臨場感あふれる素晴らしい報告、詳細は下のサイトから。

* https://globe.asahi.com/article/14105942

 もう一つの私も会員登録しているサイト『新外交イニシアティブ:ND(https://www.nd-initiative.org/』、毎回、猿田佐世代表の見識高い解説ほかで、バイデン新政権との向き合い方等、大いに賛同する内容、『第五次アーミテージ・ナイ報告書(https://www.nd-initiative.org/research/9146/』の解説は、先月の寺島実郎戦略経営塾でのお話と符合し、大変腑に落ちる話でした。

* 猿田さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=40279

 このような優れたファクトに基づく報道が、私自身、日常的にアクセスできる今のインターネット環境は、たとえマスメディアのニュースがどんなに物足りなく劣悪でも、一筋の光、羅針盤として大変有難いですね、昔では想像もできなかった情報環境です。

新時代 まほろば塾 @ 薬師寺

Posted by 秋山孝二
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 奈良・薬師寺の『まほろば塾(https://www.mahoroba21.jp/』は、今年は中止となっていましたが、先日から新たに配信による新しい時代でのスタートを切りました、『まほろば塾オンライン配信(https://www.mahorobadoga.jp/』です。

* これまでの『薬師寺』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA

 先日は再開第一号として、スペシャルゲストのお二人、細川護熙元総理大臣と寺島実郎多摩大学学長、コーディネーターは薬師寺の大谷徹奘https://www.tetsujo.net/)幹事長です。大谷幹事長は1999年から「心を耕そう」をスローガンに全国各地を駆け巡り、年間約300回の法話会をされています。

 第一部は寺島実郎さんの特別講演、1964年に修学旅行で訪れた時、当時の高田好胤管主のお話に感動されて以来、奈良、薬師寺とのお付き合いの経緯をお話されました。

お二人の対談+コーディネーターの大谷

第二部はお二人の対談+コーディネーターの大谷徹奘幹事長

 最後は、加藤朝胤管主の簡潔明瞭な締めのお話、素晴らしく充実したひと時でした。

薬師寺管主

薬師寺・加藤朝胤管主

寺島文庫リレー塾 第4回 2020

Posted by 秋山孝二
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 東京の九段下にある「寺島文庫ビル(https://www.terashima-bunko.com/」には、一階にカフェがあります。Wi-Fi環境も整い、今回は近くのホテルで早朝講演会があり、終了後に午後からの寺島実郎戦略経営塾の間、昼食を取り、3時間程、ここで配信動画再生と仕事をさせて貰いました。

 『寺島文庫リレー塾(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』の今期(第11期)も始まっていて、ここ文庫で第4回録画をゆっくり観ました。今回は、藤原帰一先生、相変わらずの冷静な分析と現状認識、日本国内でのメディア報道とは少し違った角度と認識が新鮮でした。特にトランプが大統領選挙に敗れても、共和党内、アメリカ国民の中でのトランプ的勢力は残り、アメリカの分断は容易には解決しないだろうとの看立ても。

 バイデン政権は上院の共和党過半数の状況で、かなりの妥協をせざるを得ない展開を予想されていました。

 新政権の対中国戦略は注目ですが、その中での日本の立ち位置も、これまでのアメリカ一辺倒では難しい展開になるのは容易に想像できます。今現在、日本の貿易相手国は、いわゆる「グレーターチャイナ」で50%を超えているのですから。

 日々のマスメディアからは得られない貴重な知見収集の場として、このリレー塾は貴重です。

* これまでの寺島文庫リレー塾の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

ハラリ先生の特別授業

Posted by 秋山孝二
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 NHK教育TVのEテレ『ハラリ先生の特別授業(https://uwcisak.jp/jp/nhk-harari/』は大変興味深かったですね。この特別授業に、「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」の生徒8名が出演して、 ハラリ氏と熱い議論をかわしていました

NHKのHPより~~~~~~~

 歴史学者で世界的ベストセラー「サピエンス全史」著者のハラリ氏が、日本で学ぶ若者たちのために特別授業を開講する。コロナ禍の世界で巻き起こるさまざまな出来事・事件をどう捉えるべきか。パンデミック後の世界をどう生き抜くべきか。人類史の教訓をもとに講義し、それを受け止めた若者たちと丁々発止の熱い議論を展開する。出演:ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンの皆さん 司会:道傳愛子 声:森山未來

~~~~~~~~~ 引用おわり

2020年ダボス会議での講演

2020年ダボス会議での講演

ハラリ

ユヴァル・ノア・ハラリ先生

マンガ本にまで

マンガ本にまで

時代認識として

時代認識として

 時代認識としての深い見識、寺島実郎さんの視座にも通じるものを感じました。

* 寺島実郎さん関連のこれまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E