札仙広福 円卓会議(上) @ 広島

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 北海道経済同友会も参加している「札仙広福・円卓会議」が、今年は広島で開催され、副代表幹事の私も北海道メンバーの一員として、コロナ禍もあり久しぶりの参加でした。

* 以前の円卓会議の関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 今年は、円卓会議開催前に、北海道メンバー独自のプログラムとして自動車メーカーのマツダの工場内にある『マツダミュージアム|体験する・楽しむ|MAZDA 企業サイト』、お好み焼き「おたふく」さんのお好み焼き体験『お好み焼き体験 広島駅 OKOSTA-オコスタ- | オタフクソース』で自ら作って食べる企画もあって楽しかったですね。どの会社もアイディア満載で顧客拡大に努めていて学びが多いです。特に、「おたふく」の佐々木社長は寺島文庫経営戦略塾でも長い間ご一緒でしたので、今回実際に体験できて嬉しかったです。

早朝の原爆ドーム

早朝の原爆ドーム

 「マツダミュージアム」では、車づくりに至る歴史を知り、形・色にこだわる経営理念も十分理解できました。何よりも熱く語る助光浩幸館長のお話に感動しました。

タイムトンネル入り口で助光館長

タイムトンネル入り口で助光館長

 マツダと言えばロータリーエンジンですよね、先駆的アイディアは当時衝撃でした。

 そして、「赤」色へのこだわりでしょう、独特の立体効果を!

 未来へのデザインテーマ『魂動(KODO)』です。

 お昼は広島駅のおたふくさんの「OKOSTA」での体験。

私の作品、素晴らしい出来上がり!!!

私の作品、素晴らしい出来上がり!!!

 参加した北海道メンバー、普段地元では見られない?!真剣な眼差しと手作業で楽しいひと時でした。最初はどうなることか、或いは着地がイマイチとか、和気あいあいで昼食時盛り上がりました!同時に新しい体験型観光のスタイルも実感したり、ですね。

<これまでの広島関連記事>

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 地域医療セミナー @ 広島

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 寺島文庫 駒沢ハウスで

『3か月でマスターする世界史』

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 NHKのドキュメンタリーほか歴史番組は本当に素晴らしい見識と視座からの制作、『3か月でマスターする世界史』も『歴史総合』につながるユーラシアの歴史からの解説できわめて興味深いです。書店でテキストも続けて買いました。

* 3か月でマスターする世界史 - NHK

 以前からこれまでの日本の歴史教育が「日本史」、「世界史」と区分している現状に対して、より地球規模でとらえる「歴史総合」的な視座の重要性が叫ばれてきました。今回のこのNHKの企画はそれを実践するような極めて斬新な内容になっていると私には感じられます。

 例えば文明の発祥を単に川の流域と位置付けるのではなく、遊牧民の果たした役割、さらに狩猟民族、農耕民族を繋ぐ働き、ユーラシアを舞台にしたモンゴルの位置づけ等に言及している点、アジアにおける中華王朝の国の治め方とヨーロッパの帝国主義的発想の違いが何れ17世紀に衝突し始める過程、大航海時代、イギリス・オランダの東インド会社の経済的目的から軍事力を強めての侵略性、とにかく繋がりを追い求めての歴史の必然性が語られて実に説得力がありました。

 私の高校時代、こんな授業を受けていたらもっと「歴史」に興味を惹かれたのかもしれません。寺島実郎さんの『戦略経営塾』で度々言及されてた「17世紀オランダ論」の重要性もこの流れで心に響きます。

*寺島文庫『戦略経営塾』ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

札幌・東京の3月 2024

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 今月は何かと本州への出張が多く、先日も早朝に札幌から東京に一泊で行ってきました。札幌では前夜からの雪で15センチ程度の積雪、家の周りでは雪解けも進み氷割もしたり日差しも受けて、春に向けての作業をしていた矢先の積雪だったので少々うんざりでした。街なかではロードヒーティングのスイッチも切っていたのか、歩道上は昔懐かしい雪道に人の足跡。この場所で70年前近くに住んでいた私には、何ともノスタルジックな景色に思わずスマホのカメラでパチリでした。

新雪が15センチほど

新雪が15センチほど

 そんな札幌を発って東京に、九段下の寺島文庫(寺島文庫-TerashimaBunko (terashima-bunko.com)で12年続く経営塾に出席。少し早く九段下駅に着いたので、桜の状況はと思い千鳥ヶ淵から靖国神社境内を散策してみました。

 靖国神社の桜の標本木はまだまだつぼみのまま、周りにはマスメディア関係者が数名いるだけでした。今年も寒暖差が大きく、桜の開花も迷走するのでしょうか。日本列島は実に広いですね!!

また薬師寺で『寺島塾』(上)

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 もう何回目になりますか、今年もまた奈良・薬師寺で「寺島文庫戦略経営塾」が開催されました。

* これまでの薬師寺関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA

 前日夜に札幌から伊丹経由で奈良に入り、当日早朝には近鉄奈良駅近くの興福寺を雨の中散策しました。人も少なく静かで降る雨の景色もよかったですね。

猿沢の池から

猿沢の池から

 昼前には東大寺にも。コロナ禍を越えて多くの修学旅行生、外国人観光客が訪れていました。

 二月堂・三月堂への道は人通りがぐっと少なくなっていました、何回来ても心が落ち着きますね。

 近鉄奈良駅近くのお店で買ったあんぱんとどら焼きの掛け合わせみたいな、餡は北海道十勝産小豆、とにかく「大」でした。

アメリカ西海岸事情 2023夏

Posted by 秋山孝二
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 寺島文庫主催の『世界を知る力』、今回は最近サンフランシスコを訪問した寺島実郎さんが、アメリカ西海岸事情の現況を解説していました。特に、シリコンバレーの昨年からの話題とサンフランシスコの街の変貌ぶりの語りが印象的でした。

 シリコンバレーの話題は、何といっても少し古いですが『セラノス』創業者のエリザベス・ホームズを巡る件ですね。

* https://forbesjapan.com/articles/detail/62398

 早速こんな映画もアメリカでは上映されています。

* https://forbesjapan.com/articles/detail/62398

* https://front-row.jp/_ct/17517156

 寺島実郎さんが指摘するシリコンバレーの光と影です。

 寺島文庫(https://www.terashima-bunko.com/)関連では、『寺島実郎戦略経営塾』、『寺島文庫リレー塾』、『寺島実郎の世界を知る力』、『多摩大学リレー塾』等、この間連続して参加・聴講しているプログラムは私にとって大変学ぶことが多いものになっています、継続して定点観測することの重要性を痛感します。

* これまでの『寺島文庫』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

変わりゆく東京 2023!

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 先日は「寺島文庫戦略経営塾」が東京渋谷で開催されました。変わりゆく東京の象徴の一つ、渋谷地区再開発についてのプレゼンもあり、あらためて21世紀の東京の変貌ぶりを目の当たりにした次第です。

* 「寺島文庫戦略経営塾」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A1%BE

 思い起こせば1969年2月に、私は大学受験の為に札幌から汽車で函館、青函連絡船、青森から夜行と乗り継いで、早朝の上野駅に到着しました。当時、大学生の兄が住んでいた渋谷の並木橋近くのアパートから、山手線代々木駅で総武線に乗り換えて西千葉まで受験に行ったのです。本来志望していた東京教育大学の入試が無くなり、同じく当時国立一期校だった千葉大学を受験するために、船橋駅を過ぎて新検見川駅近くだったと思います、小川に揺られる磯舟を見ながら、何となく都落ちした気分になったのを今でも覚えています。

 試験が終わってから発表まで2週間くらいあったでしょうか、札幌に戻って再度出てくるのも面倒だったので、私は高校卒業式を欠席し、その間、渋谷周辺を毎日ウロウロしていました。その時に、あの寺山修司の「天井桟敷館」がオープン直後だったかと。一体何だろうかと思いながら前を行ったり来たりしたのですが、何となく不気味で、札幌から出てきたばかりの10代の私には怖く、どうしても中には入ることができませんでした。

* https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%BA%95%E6%A1%9F%E6%95%B7_(%E5%8A%87%E5%9B%A3

* 寺山修司関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E5%8F%B8

 そんな私の時代を思い出しながら、先日は経営塾終了後に渋谷駅に向かって歩くと、当時の場所は高層ビルが立ち並び、更にGoogle Japan本社、東急村の再開発の建設で大きく変貌していました。

 更に東京は渋谷地区ばかりでなく、浜松町周辺も馴染みの貿易センタービルも解体になり、新しい高層ビルが建ちそうです。

 思えば、私の東京暮らしからすでに50年近く経つのですから、変わりゆく街並みもある意味当然なのかもしれませんね、あちこちに立つクレーンの光景は、しかしながら私の眼には何とも無機質な都会の風景と映ってしまうのですが。

『ジャパン・リバイバル』

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 以前から、寺島文庫の「戦略経営塾」では繰り返し言われてきてることですが、『日本の世界経済における凋落』、いよいよNHKでも大きく取り上げています。NHKスペシャル『ジャパン・リバイバル(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/98XK419554/)』、データに基づく日本の立ち位置、危機感を強く持たなければ浮上はできません。

 これらの現状を受け入れて、どんな今後を展望するのか、ですね。

 その解決策は「異質性」を受け入れた大胆なイノベーション、リストラクチャリングの着手なのでしょうね。

< 参考 > 寺島文庫『戦略経営塾』

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A1%BE

『世界を知る力』 最終2022

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 寺島文庫主催『世界を知る力』、2022年最終は今年のまとめでした。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E5%8A%9B

 新たな枠組みの台頭となるか、「グローバル・サウス」!

* https://ideasforgood.jp/glossary/global-south/#:~:text=%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%

寺島文庫『世界を知る力~宗教!』

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 寺島実郎さんのシリーズ『世界を知る力(https://s.mxtv.jp/variety/sekaiwoshiruchikara/)』、今回はウクライナ危機に絡む宗教と歴史に切り込んだ興味深いお話でした。

* これまでの寺島文庫関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

<今月の世界と日本>
・ウクライナ危機の50日と顕在化するユダヤ・ファクター
・欧州・キリスト教理解の基点
<ウクライナ史の深層>
・『正教大国ロシア』を目指すプーチン大統領の思惑

 冷戦構造が終焉してからアメリカを中心とした西側諸国の新しい国際社会の体制が生まれるのかと思いきや、当時、ロシアを訪問した時に囁かれていた共産党支配に代わるロシア正教支配の時代がくるのではという方向、まさにその予想が的中している昨今のウクライナ情勢です。

 寺島文庫では、MXテレビでは寺島実郎さんの一人語りのほかに、対談・鼎談編もアップされていて、いずれも大変深いお話の数々。それとは別に、私自身12年間お世話になっている「戦略経営塾(https://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)」、更に昨年からの「医療・防災産業創生協議会(https://www.mdpc.ne.jp/」、いずれも産業創生の視点から、日本を代表する方々との議論は、私にとっても大変刺激的であると同時に、北海道で実装するきっかけをつかむような内容も多々あり、今後が楽しみです。

 先日は、その「医療防災産業創生協議会」総会が東京で開催されて、私もリアルで出席してきました。日本社会でリーダー的なお立場の方々ともお話ができて、大変有意義な場でした。

 ただサロン的な話、知識レベルから、今はSDGsも含めて実装段階へと進めて社会のイノベーションに寄与したい、そんな意気込みを感じるそれぞれの内容です。

『日本の埋没』@ 世界を知る力

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 寺島文庫主催の『寺島実郎~世界を知る力』は、シリーズで内容の濃い番組です。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E5%8A%9B

 正しい現状認識、まずは『埋没する日本』を直視すること。

 アメリカ合衆国の歴史を直視すること。

 ワシントンに駐在武官として学んだ秋山真之。

 寺島実郎さんの幅広い見識、寺山ワールドにまで言及!!!

 国際社会の中の日本の立ち位置、その羅針盤として寺島実郎さん主宰の『戦略経営塾』も、今、12年目に突入していて益々深い内容になっています。

寺島塾 例会@軽井沢 2021(上)

Posted by 秋山孝二
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 寺島文庫戦略経営塾の特別例会が軽井沢で開催、私にとっては、三重、苫小牧、北陸、シンガポールのインダストリアルツアーに続く特別例会、学ぶこと多き今を生きる情報の集積でした。

*三重 2016ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25819

*苫小牧 2017ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31314

*北陸 2018ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33271

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33273

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33309

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33335

*シンガポール 2018ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34786

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

 濃密な講演が終わった後は、久しぶりの懇親会、新しい方々ともお話ができて楽しかったです。

4人をマックスに分散テーブルで!

4人をマックスに分散テーブルで!

 翌朝6時前に起きて近くの『雲場池(https://www.slow-style.com/detail/472/index.html』を一人で散歩しました、マスクなしで久しぶりの深呼吸も!

 誰もいないかと思いきや、早朝からカメラを抱えた多くの方々、最高の光線を待っている様子。

 本当に久しぶりの束の間の静寂、早朝の散歩の帰り道には『御前水(https://www.slow-style.com/detail/566/index.html』でしばし立ち止まりました、まさに「癒しの場」、ですね。

寺島文庫『世界を知る力』

Posted by 秋山孝二
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 寺島実郎さんが主宰する『戦略経営塾』を受講して12年、この間の世界情勢の大きな変化の中、その羅針盤として私が最も信頼している視座は、今、益々その価値を発揮しているような気がしています。日々のメディアをいくら追いかけてみても毎日の天気予報を観ているようで、そこからは温暖化の危機とかは何も見えてきません。

 この月一の番組『世界を知る力(https://www.terashima-bunko.com/terashima/book-info/447-sekaiwoshiru.html』は、youtubeにアップされて世界各地から200万回以上のアクセスを記録しています。

11月発売予定

11月発売予定

 寺島さんの基本的スタンスは、まずは正しい現状認識から。国際社会の中で衰退、劣化する日本の国力を正しく認識するところからしか21世紀の日本の復活を展望することはできません。

 そんな現状認識を踏まえて、大きな構想力で進路を見出す試み。

 例えば、秋山財団も参画しているこの「医療・防災産業の基盤産業化」プロジェクトは、その実装化の一例です。

 繰り返しになりますが、大きく変わる世界情勢の荒波の中で、羅針盤としての寺島実郎さんのこのシリーズ、益々価値を生み出してくる気がしています。

* 寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

寺島文庫リレー塾 2021

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 『寺島文庫リレー塾2021前期(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』は、毎回大変興味深い内容です。

* これまでの「リレー塾」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

 今回は、第3回日米中のトライアングルからの視点、それに先立って寺島実郎さんから世界の中の日本、現状認識の確認です。「日本の埋没」、以前から繰り返し語られている現実です。

* 柯隆(かりゅう)さんーー> https://www.tkfd.or.jp/experts/detail.php?id=31

こちらの記事もーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34734

* 渡部恒雄さんーー> https://www.spf.org/about/staffs/0007.html

 「寺島文庫リレー塾」もさらに佳境に入っています。桜田一洋さん、秋山財団でも二年に渡り特別講演をお願い致しました。

:* 桜田一洋さん記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%A1%9C%E7%94%B0%E4%B8%80%E6%B4%8B

* これまでのリレー塾記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

ESG投資の深掘り!!

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 『寺島文庫リレー塾2021前期(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』の第2回、総合政策学部 総合政策学部白井さゆり教授(http://www.sayurishirai.jp/)のご講演、これまでのESG投資に関する内容で最も分かり易く、ホットなお話でした。

 国際金融の大きな変化とESG投資の基本的概念、コーポレートガバナンスの原則とその変遷等、カーボンニュートラルに向けた企業経営の新しい方向性を示されていました。

 環境系からのESG投資のアプローチは何回か聞いていますが、企業・経営者サイドからの言及は新鮮で、腑に落ちるお話でした。

* これまでのESG投資の記載ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=ESG%E6%8A%95%E8%B3%87

寺島文庫 連続講座 第7回

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 寺島実郎さんの戦略経営塾、リレー講座、連続講座をこの10年継続して参加していますが、今月の寺島実郎の世界を知る力 #7「世界経済の見通し/”北の黒船”知っておくべき日露関係の近代史(https://www.youtube.com/watch?v=wFvESgeQnds」も素晴らしい内容でした。

 事前に寺島さんから私に電話でご連絡を頂いて、「是非、ロシアとの関係においては北海道の多くの方々に視聴して頂きたいのでご案内を!」とのメッセージでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~番組内容:多摩大学の久恒啓一教授の発信から

経済というのはそもそも中国古典からは、「世を経(おさめ)、民を済(すくう)」こと。

世界経済

  • IMFの世界経済予測では、世界同時好況の3年間。2020年はコロナ禍により▲3.3%成長。2021年は1月予測は5.5%だったが、4月予測は6.0%と強気
  • 主たる原因はアメリカが2020▲3.5%で、予測が15.1%から6.4%になったこと。バイデン大統領はワクチンの接種もすでに60日間で目標の1億人を突破(100日の予定だった)。4月末までに2億回の目標を設定。年収864万円以下には15万円の給付を行う。200兆円(1.9兆ドル)のインフラ投資の財政出動でアクセル全開
日本経済
  • 日本は2020▲4.8%でこれは20132014年の規模。1月予測は3.1%、4月は3.3%でなお水面下
  • 中国は20202.3%とプラスで、1月予測は8.1%、4月はさらに加速し8.4%。インドは4月予測で12.5%、アセアンは4.9%。アジアの世紀が顕著
  • 日米の違い、アメリカの政策は機動力と柔軟性がある。

1:日本は赤字国債を日銀が青天井で引き受けており、後続世代の借金にしているだけ。

2:実体経済の悪さと株高(米33800ドル49日。日2970849日)という不自然さ。不安材料がでてきた。投資会社アルケガスの破綻で日米欧の金融が大きな損失、レバレッジ投資、行き過ぎたマネーゲーム金融資本主義のいびつな姿

日本経済の「家計」

  • 家計:勤労者(現役)世帯の可処分所得は、201043.0万円、201542.7万、201947.7万。2020年49.9万(10万円給付を除けば47.1万円)、ピークは1997年の49.7万円)
  • 全国全世帯の家計消費支出では2020年は月27.8万円、ピークは1993年の33.5万円。2000年から2020年の20年間では、年間47.3万円ダウン!!

衣は▲47.1%、食は8.6%、住は▲11.3%。小遣い・交際費は▲49.0%で34673円で20年前と比べ年間で▲41.6万円(最大の減少)。光熱・通信13.4%。教育・娯楽は▲28.0%で月▲15499円で年▲18.6万円

日本人は学ばなくなった、学べなくなった。シケて、内向きに!

  • 消費支出の中身の推移

食の分野のプラスは調理食、肉類、お菓子、飲料。マイナスは外食と魚介類、食生活も変化。増えたトップ3分野は諸雑費(どうでもいいもの。雑費貧乏)4152円増加、通信3958円増加(価格は4分の1に値下がりだがスマホ需要が大きく増加)、自動車関連(地方は2台、モールへ)3312円増加。一方で医療や健康(サプリ)は増えているのをみると賢くなっているともいえ、努力して情報に接することが必要だ、内向きから賢くへ!

全体知への接近

今回からの3回は北方領土問題をめぐるロシアとの向き合い方がテーマ。今回は前提としての日露関係の歴史。

  • 日本人は1853年のペリーの浦賀来航で近代が始まったと考えているが、「北の黒船」が先にやってきている。半世紀前の1792年にラックスマン根室へ。函館への回航させ、長崎の通行許可証を発行。9ヶ月滞在した。漂流民であった大黒屋光太夫1783年に漂流)を連れてきた。光太夫エカテリーナ二世と面会。ロシア語をマスターし44歳で帰国。老中は松平定信。一時金30両を与えられ、月3両の手当をもらい、千代田区番町に住み78歳まで生きた、聞き書き『北瑳聞』
  • 1785年には林子平が「蝦夷国全図」という北海道の概念図1798には近藤重蔵が択捉を調査、「大日本恵土呂府」の標識を建てた。1800伊能忠敬が日本地図を完成
  • 1804年にはレザノフが長崎に6か月間留め置きで、通行証を取り上げられる。仙台石巻の漁師4人(1793年に漂流)を連れてきた。世界一周を初めてした日本人、アレクサンドル一世と面会。聞き書き『環海異聞
  • 情報は受け手の能力に比してしか伝わらない。レザノフは択捉で略奪行為を働き警戒された。
  • 1806年に津軽藩南部藩に守備の要請。1807年幕府の直轄地天領にする。1821松前藩に返却。1860ロシアが清国と結んだ北京条約でウスリー川東岸を割譲させ、ウラジオストック(東を攻めよ)を建設。北海道と極東ロシアは双生児、どちらも移民で成立。近代史はロシアと向き合った100年だった(司馬遼太郎
  • ロシアが東へ向かう理由ピョートル大帝ロマノフ王朝の中興の祖)は16973月から18月間欧州視察を行ない、4か月間オランダ東インド会社で造船術を学ぶ。1703年サンクトベルクの建設を開始1792-1918年のロマノフ王朝の首都)。1705日本語学校を創設。漂流民の大坂出身の伝兵衛(1701年)を教師にした。1754日本語学校イルクーツクに移転。13世紀から15世紀にかけてモンゴルに支配された「タタールのくびき」から、東方に巻き返し。
  • 日本の動向ラックスマンとレザノフの間の1800八王子千人同100人(家康が武田軍団を郷氏にした10010組の大軍団)が蝦夷地へ入植。原半左エ門。苫小牧50人、白糠50人。ロシア対策の開拓だった

 今月からは続いて翌週に細川護熙元首相との対談も、歴史を遡りリアルな細川家伝承のお話の数々、説得力が素晴らしかったです!細川護熙さんとは奈良・薬師寺でもリアルにお話を伺いました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B4%B0%E5%B7%9D%E8%AD%B7%E7%86%99

第11期 寺島リレー塾 最終講

Posted by 秋山孝二
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 第11期寺島文庫リレー塾は、最終講を終えました、今回もタイムリーな寺島実郎さんの話題満載で大変興味深い内容でした。

* これまでのリレー塾記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

 まずは、毎年年初に寺島実郎さんが紹介されているイギリスの経済誌の話題。2017年に奇妙なことが起こりました。画面左が原本の表紙、右の寺島さんが手に持っているのが翻訳されてきた日本版の表紙(日経BP社発行)、原本右上の黄色いロゴ「Planet Trump」の文字が消えています、実は表紙だけでなく本文の中の「アベノミクス」への痛烈な批判記事数十ページが日本版には全て削除されていたのですね。恐らく原本とは異なっているゆえの小細工かと推察されます。この年以降、日本語に翻訳されたものは出版されていません。こういった情報操作が安倍政権下では日常的に行われていたのです、テレビ番組のコメンテイターに対しても特定人物をウオッチ(監視)し続けて、番組途中でもメールで発言への批判を送信していたというのです。

 そんな話はさておき、今の世界を覆う資本主義の行き詰まり、それを資本主義の本来の「産業資本主義」に戻す必要性を語っていました。もちろん、ただ戻るというのではなく、イノベーションの次に新しい産業を興すという意味ですが。格差の時代、中間層の喪失は、主体だと思っていた人々が実は「デジタル・プロレタリアート」(主役と錯覚した奴隷)に成り下がっている現実を指摘されていました。

 日本の貧困化、昨今の女性蔑視発言にも見られるような多様性容認の遅れ、まさに目を覆いたくなる日本の現実を直視するところからしか新しい時代は見えてこないのでしょうね。

謹賀新年 2021 !

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 新年明けましておめでとうございます!札幌は−12℃の元日の朝、テレビでは富士山からの初日の出を中継していました。

今年もテレビ朝日の羽鳥さんモーニングショーから

今年もテレビ朝日の羽鳥さんモーニングショーから

 年末ぎりぎりに一般配信に以下がアップされ、「本編映像」の35分過ぎから私も少し登場!!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

SAPPORO TOUR with English !
* 札幌演劇シーズンのYouTubeチャンネル
からご覧になれます。
また、以下のURLをクリックすると、直接ご覧いただけます。
* ツアー本編映像(75分) https://youtu.be/aKZPEqa3o5M
* 北大編パフォーマンス部分映像 https://youtu.be/pdqwkWucqTI
* 道庁赤れんが庁舎でのパフォーマンス部分映像 https://youtu.be/5TaMAlJyzMM
* 豊平館でのパフォーマンス部分映像 https://youtu.be/QD2Buz9Gsgc
 次は12月の寺島文庫リレー塾、講師は法政大学の田中優子総長で江戸時代研究の第一人者ですが、そこから考察する現代の認識は鋭く切り込むお話でした。

法政大学田中学長の講演より

法政大学田中学長の講演より

 更にNHKテレビの『逆転人生』、ラグビー全日本チームのメンタルコーチ・荒木香織さんのお話、素晴らしかったですね。

~~~~~~~~~~~~番組HPより

 日本代表が、劇的な逆転トライで南アフリカに勝利した2015年のラグビーW杯。当時の選手や監督が「功労者」と感謝するのが、スポーツ心理学者の荒木香織さん。荒木さんはメンタルコーチとして代表チームを支え、選手たちの心を鍛えあげた。実は荒木さんには、かつて大一番で失敗し、緊張との向き合い方に悩まされた過去があった。スポーツ史に残る逆転劇に秘められた、人生の逆転劇を紹介。大舞台に強くなりたい方、必見です!

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『逆転人生』メンタルコーチの言葉より

『逆転人生』メンタルコーチの言葉より

 そしてもう一つ、年末に、1961年製作『ナヴァロンの要塞(https://movie.walkerplus.com/mv6619/』を観ました、昔は最後の巨大な大砲が爆破されるシーンしか覚えていなかったのですが、先日はそこに至るたくさんの会話の中に、実に味わい深い意味合いを見出して、当時はそんなやり取りの深さも受け止めることなく観ていたことが分かり、歳を経て昔の映画を再度楽しめる幸せを感じた次第です。

 元旦の朝日新聞のこの記事、米津玄師は只者ではないですね、実に深いお話に合点がいきました。

 今年一年、また気持を新たに前を向いて進みたいものです、皆さま、よろしくお願い致します!!!!

寺島文庫リレー塾 第4回 2020

Posted by 秋山孝二
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 東京の九段下にある「寺島文庫ビル(https://www.terashima-bunko.com/」には、一階にカフェがあります。Wi-Fi環境も整い、今回は近くのホテルで早朝講演会があり、終了後に午後からの寺島実郎戦略経営塾の間、昼食を取り、3時間程、ここで配信動画再生と仕事をさせて貰いました。

 『寺島文庫リレー塾(https://www.terashima-bunko.com/bunko-project/relay.html』の今期(第11期)も始まっていて、ここ文庫で第4回録画をゆっくり観ました。今回は、藤原帰一先生、相変わらずの冷静な分析と現状認識、日本国内でのメディア報道とは少し違った角度と認識が新鮮でした。特にトランプが大統領選挙に敗れても、共和党内、アメリカ国民の中でのトランプ的勢力は残り、アメリカの分断は容易には解決しないだろうとの看立ても。

 バイデン政権は上院の共和党過半数の状況で、かなりの妥協をせざるを得ない展開を予想されていました。

 新政権の対中国戦略は注目ですが、その中での日本の立ち位置も、これまでのアメリカ一辺倒では難しい展開になるのは容易に想像できます。今現在、日本の貿易相手国は、いわゆる「グレーターチャイナ」で50%を超えているのですから。

 日々のマスメディアからは得られない貴重な知見収集の場として、このリレー塾は貴重です。

* これまでの寺島文庫リレー塾の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A1%BE

寺島文庫、『特別編』第二弾!

Posted by 秋山孝二
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 寺島実郎さんの「日本再生論 第2弾『ポスト・コロナへの視界』」が放映されました。今回もそもそものお話、少し現状を引いてみた視点からの考察、相変わらず示唆に富む内容でした。

 まずは、そもそも、人類はこの地球においては「新参者」である認識からスタートすべきと。

 人類と感染症との歴史は、「スペイン風邪」との比較の教訓から学び取れます。

 背景の時代の違い、特にメディア環境の視点から鋭く読み解いていました。

 各国が対策で苦慮していますが、アメリカの特徴も明快でした。

 翻って日本の現状に目を移すと、実はこんな具合です、冷静さを取り戻し、「事実を正確に知って、正しく恐れる」ことが必要なのでしょうね。

 以前からアベノミクス批判で寺島実郎さんが語っている、「リアル(実体)経済の再生」が、この期に及んでも重要であると強調していました。

 自動車産業の次にやってくるべき日本が誇る「産業」、イノベーションに基づく新たな「産業」の創設こそが、この時代の突破口となるのでしょうね。

 最後は、高村光太郎の詩で結ばれました。第三弾も近く放映される予定です、楽しみですね!

* これまでの寺島実郎さん関連の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

寺島文庫から 『特別篇』!

Posted by 秋山孝二
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 東京MXテレビにて放送された寺島実郎さんの緊急特別番組「寺島実郎の日本再生論-時代認識とポスト・コロナへの針路」は、首都圏のみならず北海道を含めた全国から「エムキャス」により多くの方が視聴し、大変反響が大きかったようです。第2弾特別番組放送について、「寺島実郎の日本再生論:ポスト・コロナへの視界」が5月10日(日)20:00~21:00に放送されることが決まりました。

 私はこれまで8年間、現在9期目の「寺島文庫戦略経営塾」で学んできていますが、今、この新型コロナウイルス感染拡大状況においても、寺島実郎さんの認識、分析、考察は、実に鋭く有意義で、多くの人々の羅針盤となっています。

* これまでの寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

GDPの変遷

GDPの変遷

ポスト・コロナへの処方箋

ポスト・コロナへの処方箋

 あれもこれもで議論が散漫になるのではなく、まさに「定点観測」としての資料集は、このような状況下でも一筋の光を見出す導きとなります。つくづくこの9年間、「戦略経営塾」に参加していてよかったと実感しています。