また薬師寺で『寺島塾』(上)

Posted by 秋山孝二
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 もう何回目になりますか、今年もまた奈良・薬師寺で「寺島文庫戦略経営塾」が開催されました。

* これまでの薬師寺関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA

 前日夜に札幌から伊丹経由で奈良に入り、当日早朝には近鉄奈良駅近くの興福寺を雨の中散策しました。人も少なく静かで降る雨の景色もよかったですね。

猿沢の池から

猿沢の池から

 昼前には東大寺にも。コロナ禍を越えて多くの修学旅行生、外国人観光客が訪れていました。

 二月堂・三月堂への道は人通りがぐっと少なくなっていました、何回来ても心が落ち着きますね。

 近鉄奈良駅近くのお店で買ったあんぱんとどら焼きの掛け合わせみたいな、餡は北海道十勝産小豆、とにかく「大」でした。

変わりゆく東京 2023!

Posted by 秋山孝二
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 先日は「寺島文庫戦略経営塾」が東京渋谷で開催されました。変わりゆく東京の象徴の一つ、渋谷地区再開発についてのプレゼンもあり、あらためて21世紀の東京の変貌ぶりを目の当たりにした次第です。

* 「寺島文庫戦略経営塾」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB%E6%88%A6%E7%95%A5%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%A1%BE

 思い起こせば1969年2月に、私は大学受験の為に札幌から汽車で函館、青函連絡船、青森から夜行と乗り継いで、早朝の上野駅に到着しました。当時、大学生の兄が住んでいた渋谷の並木橋近くのアパートから、山手線代々木駅で総武線に乗り換えて西千葉まで受験に行ったのです。本来志望していた東京教育大学の入試が無くなり、同じく当時国立一期校だった千葉大学を受験するために、船橋駅を過ぎて新検見川駅近くだったと思います、小川に揺られる磯舟を見ながら、何となく都落ちした気分になったのを今でも覚えています。

 試験が終わってから発表まで2週間くらいあったでしょうか、札幌に戻って再度出てくるのも面倒だったので、私は高校卒業式を欠席し、その間、渋谷周辺を毎日ウロウロしていました。その時に、あの寺山修司の「天井桟敷館」がオープン直後だったかと。一体何だろうかと思いながら前を行ったり来たりしたのですが、何となく不気味で、札幌から出てきたばかりの10代の私には怖く、どうしても中には入ることができませんでした。

* https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%BA%95%E6%A1%9F%E6%95%B7_(%E5%8A%87%E5%9B%A3

* 寺山修司関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E5%8F%B8

 そんな私の時代を思い出しながら、先日は経営塾終了後に渋谷駅に向かって歩くと、当時の場所は高層ビルが立ち並び、更にGoogle Japan本社、東急村の再開発の建設で大きく変貌していました。

 更に東京は渋谷地区ばかりでなく、浜松町周辺も馴染みの貿易センタービルも解体になり、新しい高層ビルが建ちそうです。

 思えば、私の東京暮らしからすでに50年近く経つのですから、変わりゆく街並みもある意味当然なのかもしれませんね、あちこちに立つクレーンの光景は、しかしながら私の眼には何とも無機質な都会の風景と映ってしまうのですが。

寺島塾 例会@軽井沢 2021(上)

Posted by 秋山孝二
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 寺島文庫戦略経営塾の特別例会が軽井沢で開催、私にとっては、三重、苫小牧、北陸、シンガポールのインダストリアルツアーに続く特別例会、学ぶこと多き今を生きる情報の集積でした。

*三重 2016ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25817

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25819

*苫小牧 2017ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31314

*北陸 2018ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33271

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33273

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33309

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33335

*シンガポール 2018ーー>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34786

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

 濃密な講演が終わった後は、久しぶりの懇親会、新しい方々ともお話ができて楽しかったです。

4人をマックスに分散テーブルで!

4人をマックスに分散テーブルで!

 翌朝6時前に起きて近くの『雲場池(https://www.slow-style.com/detail/472/index.html』を一人で散歩しました、マスクなしで久しぶりの深呼吸も!

 誰もいないかと思いきや、早朝からカメラを抱えた多くの方々、最高の光線を待っている様子。

 本当に久しぶりの束の間の静寂、早朝の散歩の帰り道には『御前水(https://www.slow-style.com/detail/566/index.html』でしばし立ち止まりました、まさに「癒しの場」、ですね。

寺島文庫から 『特別篇』!

Posted by 秋山孝二
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 東京MXテレビにて放送された寺島実郎さんの緊急特別番組「寺島実郎の日本再生論-時代認識とポスト・コロナへの針路」は、首都圏のみならず北海道を含めた全国から「エムキャス」により多くの方が視聴し、大変反響が大きかったようです。第2弾特別番組放送について、「寺島実郎の日本再生論:ポスト・コロナへの視界」が5月10日(日)20:00~21:00に放送されることが決まりました。

 私はこれまで8年間、現在9期目の「寺島文庫戦略経営塾」で学んできていますが、今、この新型コロナウイルス感染拡大状況においても、寺島実郎さんの認識、分析、考察は、実に鋭く有意義で、多くの人々の羅針盤となっています。

* これまでの寺島実郎さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E5%AE%9F%E9%83%8E

GDPの変遷

GDPの変遷

ポスト・コロナへの処方箋

ポスト・コロナへの処方箋

 あれもこれもで議論が散漫になるのではなく、まさに「定点観測」としての資料集は、このような状況下でも一筋の光を見出す導きとなります。つくづくこの9年間、「戦略経営塾」に参加していてよかったと実感しています。

寺島文庫 駒沢ハウスで

Posted by 秋山孝二
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 「寺島文庫戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html)・東京」での仲間が、「寺島文庫 駒沢ハウス(http://www.terashima-bunko.com/bunko-kokorozashi.html)」にお招きを受けました。寺島実郎さんの思い出がいっぱい詰まった場で、その日は、オタフクソースのお好み焼き(https://www.otafuku.co.jp/okonomiyaki/)とカリフォルニアワインの絶妙なコラボレーション、不思議な知の空間でした!

* 寺島文庫関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AF%BA%E5%B3%B6%E6%96%87%E5%BA%AB

駒沢ハウス

駒沢ハウス

 寺島実郎さんは語っています。

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 私には何とか実現したい夢があった。それは、世田谷の駒沢にあった書庫を都心に持って行き、知的活動の基点にしたいというものであった。

 思い起こせば、学生時代から社会人になっての6~7年間、つまり1970年代、駒沢の家の二階の部屋で、十人前後の友人を集めて、しばしば勉強会を開いていた。時事的テーマや世界情勢に関する報告と議論、相互啓発の場であった。

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 オードブルはオタフクソース+フォアグラで、その日は始まりました。

お好み焼きソースのオードブル

お好み焼きソースのオードブル

 そして、ボージョレ・ヌーヴォーから久しぶりの「Opus One(https://jp.opusonewinery.com/」へと。

久しぶりのOpas One

久しぶりの「Opus One」

 ハイライトのメインディッシュはおたふくソースたっぷりの広島お好み焼き!!

メインは広島お好み焼き!

メインは広島お好み焼き!

薬師寺で再び、戦略経営塾 2018

Posted by 秋山孝二
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 第7期寺島文庫戦略経営塾が、4年ぶりで奈良西ノ京・薬師寺(http://www.nara-yakushiji.com/)で開催されました。

* 4年前の薬師寺での講義

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%A5%88%E8%89%AF%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B6

 開催日の早朝、東京の宿泊先で観たテレビニュース、今回の講義の冒頭で、村上管主はご挨拶の予定でしたので大変驚きました。

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執事長

加藤朝胤執事長

https://mainichi.jp/articles/20180516/k00/00m/040/102000c

 法相宗大本山・薬師寺(奈良市)は15日、最高責任者に当たる村上太胤管主(71)が辞任したと発表した。村上管主は「不徳の致すところで多くの方々の信頼を裏切り、ご迷惑をおかけ致しましたことを、深くお詫(わ)び申し上げます」との書面を寺に提出した。村上氏は寺側に「宗教者として不適切な女性関係について、週刊誌に取材を受けた」と説明したという。村上氏は執事長や法相宗宗務長などを経て2016年8月に管主に就任。当面、加藤朝胤執事長(68)が業務を代行する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ニュース おわり

 私は、受付時刻より早めに奈良西ノ京・薬師寺境内に着き、白鳳伽藍で修復事業中の東塔を除き、

* 金堂で「薬師三尊像【国宝】薬師如来、日光菩薩、月光菩薩(http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/hotoke_kondo.html)」

* 大講堂で「弥勒三尊像【重要文化財】、仏足石・仏足跡歌碑【国宝】(http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/hotoke_daikodo.html)」

* 東院堂【国宝】で「聖観世音菩薩像【国宝】(http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/hotoke_toindo.html)」

* 西塔(http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/garan_seito.html

に足を運び、参拝してしばし黙考できました。

西塔の写真西塔

 午後からの受付後、新たに復興した白鳳伽藍の「食堂(じきどう)http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/garan_jikido.htmlを説明付きで見学し、建物外観は奈良時代の意匠を凝らした作りとし、内部は現代技術を活用することで広い空間を確保し、食堂を多目的に利用することを想定しています。堂内には田渕俊夫画伯により描かれた食堂ご本尊「阿弥陀三尊浄土図」を中心に、全長約50メートルにわたる壁画「仏教伝来の道と薬師寺」が奉納されています。

 さらに、道路を渡って「玄奘三蔵伽藍(http://www.nara-yakushiji.com/guide/garan/garan_genjyo.html」で壮大なインドから西安までの仏教伝来の歴史絵図。4年前にも観ましたが、詳細な解説付きで足を運ぶと、より深い空間となりました。食堂壁画とこの歴史絵図で日本への仏教伝来が完結しています。

 講義では、当初プログラムは変更されて、冒頭ご挨拶は記者会見をされていた加藤朝胤執事長、ニュース報道のお詫びのお言葉から始まり、失った信頼を取り戻すべく関係者全員で努力する旨のお話でした。

 続いては4年前にもお話を頂いた大谷徹奘(http://www.tetsujo.net/)副執事長のご登壇。薬師寺の「まほろば塾(http://www.mahoroba21.jp/)」では、寺島実郎さんとともに講師陣のお一人です。

* まほろば塾 http://www.mahoroba21.jp/about/index.html

 今回は「般若心経(はんにゃしんぎょう)」について、「お釈迦様の教えを現代に活用する試み:般若心経に学ぶ~玄奘三蔵と観自在菩薩」と題して、そのエッセンスを分かりやすくご解説されました。

 お釈迦様の教えの根本は、「死=人間の有限性」。そして玄奘三蔵訳の「般若心経」は、主人公の名を「観世音菩薩(鳩摩羅什訳)」から約240年を経て「観自在菩薩(玄奘訳)」に書き換えたその真意。最後に、その心は、初めの三文字「観自在」と最後の八文字「羯諦羯諦、波羅羯諦(ギャーテイ・ギャーテイ、ハーラー・ギャーテイ)」に表現される、すなわち、最初に「自覚(自ら目覚め)」、まとめに「覚行(かくぎょう:目覚めながら行く)」、永遠なるものを求めて、永遠に努力する人を菩薩という、そう締めくくられました。

 この日最後は、寺島実郎さんの現状認識、今回は特に宗教とAIほか、ホットな話題に鋭く切り込みました。

 普段、なかなか時間を費やしてのこのようなお話は聞くことができなかったので、宗教、お寺というのはまさに学びの場だと、認識を新たにした一日でした。奈良、また時間を見つけて訪れたいものです。