湯浅誠さん、岩盤を穿(うが)つ!

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  私も世話人の一人になっている「グリーン九条の会」が、「第3回講演会――経済の視点から平和を考える」を開催しました。湯浅誠(http://yuasamakoto.blogspot.com/)さんを演者にお迎えして、「岩盤を穿つ」と題し、質疑応答を含めて約2時間半、250名の聴衆と共に平和と貧困について考える素晴らしいひと時でした。

講演会チラシ

講演会チラシ

  講演の冒頭から、「3万人を越える毎年の自殺者、貧富の格差等、今問われているのは、日本社会そのものの問題である」と、そして2006年から始まった日本の歴史上初めての「人口減少社会」のリアリティが、今を生きる人々に殆ど欠如していることを鋭く指摘されました。

会場は250人の満席

会場は250人の満席

  社会としての解決策は、「一人ひとりの可能性を最大眼に引き出すこと」しかないのではないか、それが貧困問題から考える経済の視点である、と簡潔に語りました。

* 人間は見たいものしか見ないもの

* 貧困は「社会のあり方の問題」、それが「経済成長の問題」であるはず

* 「自死」「交通事故死」等の遺失価値は4兆円を越えるだろう―――社会に取っては「損する方向」に向かってきた結果

* 企業は社員をリストラ出来る、日本国は日本国民をリストラは出来ない、ワーキングプアもホームレスも日本社会のどこかで生きていくのだ

* これまでは「企業」と「家族」で支えてきた日本国、今はそれらの「溜め」が無くなってきた

* 「すべり台社会」で底辺に落ちた「Noと言えない労働者」には、一歩一歩上に昇る階段が必要

* 「貧困」と「貧乏」の違い:「貧乏」は貧しいが人間関係の「溜め」は存在する、「貧困」は貧乏で孤立している、すなわち「無縁」

* 自死する人のほとんどが「ゴメンナサイ」と言って亡くなっていく現実――社会自体の病理と受け止めるべき

* 今の日本は、「不満」と「あきらめ」が同居する状態で、最も不健康な社会

* 世代間格差、官民格差による対立・ギャップは、孤立と分断しかもたらさない、誰かが「呼びかける」必要があり、その人を「活動家」と自分は認識している

  講演後の質疑応答では、紙に多くの方が質問を寄せて内容も多様でしたが、一つ一つに丁寧にお答えになっていました。その後のサイン会でもたくさんの人が並んで、順番に個別に湯浅さんと言葉を交わす姿が印象的でした。25年以上も「もやい:http://www.moyai.net/」、「反貧困ネットワーク:http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/」を通じて活動されてきた方の、本物の姿を見て感動致しました。参加した多くの方々に、大きな勇気を与えてくれた講演でした。

大通公園:紫・白のライラックが満開

大通公園:紫・白のライラックが満開

 気がついてみるともう5月も終わりを迎えて、大通公園のライラックも満開でした。私にとって今年の5月は超過密スケジュールで、週末も連続してダブル・トリプルのイベント・会議の連続、どうやらそれも峠を越えました。しばし思索に耽りたいと思ってはいるのですが・・・・・。

アフガンを語る、中村哲先生

Posted by 秋山孝二
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  やっと実現しました、ペシャワール会(http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/)中村哲先生との出会いです。昨年、札幌で中村先生の講演企画がありましたが、急な用件で現地を離れることができず、別の方の講演となりましたので。今回は500人の聴衆で会場はいっぱいになり、覚悟を決めて取り組まれる現場からの2時間を越えるメッセージは、心にしみるお話でした。

講演会チラシ

講演会チラシ

  以下、印象に残る幾つかの言葉を書き留めます。

* 国・民族による固有の文化は多様で、「違い」は確かにあっても単なる「違い」であって、決して「進んでいる・遅れている」、「良い・悪い」、「新しい・古い」ではない
* アフガン難民の発端は「政治難民」ではなく、土地の砂漠化に起因するもので、緑地が復活すればまた戻ってくる構図、この出発点を間違ってはいけない

* 現地での日本人への感情は大変良い、理由は1)日露戦争でロシアに負けなかった(当時は日本、アフガン、タイ以外はほとんど植民地状態だったから)、2)ヒロシマ、ナガサキに象徴される廃墟から立ち直り平和国家として活動を継続している姿、自分には「大いなる美しい誤解」だと思われるけれど・・・

* 日本及び世界のメディアの誤り:「ピンポイント攻撃」ではなく「無差別爆撃」、地元民にとって外国軍が最も危険な存在

* 外国軍がもたらした「自由」とは、1)ケシ栽培の自由、2)売春の自由、3)餓死する自由

* 「女性の地位」に対して:何を持って「地位が高い、低い」とするかがまず問題。確かに男にのみ与えられた教育の現状、しかしその「男社会」をしっかり支えているのが女性である。母は「それでも男か!」と息子を叱り、女性の支持なしには仕事は出来ない。ペシャワール会の灌漑工事が圧倒的な住民の支持を得たのは、女性に課せられた過重な水汲み労働からの解放をもたらしたからである。

* 現地の常識として、農民=兵士であり、「農民を集める」ことは「一揆を起こす」ことに近いメッセージを与える、そんな中で600名の住民が集まっての灌漑工事と理解すべき、危機感はいつも持っている

* 活動によって「緑地の復活=食べることができる」状態の獲得、これが一番の「防衛」ではないか!

 

500人の聴衆で大盛況
500人の聴衆で大盛況:質疑応答で

 講演後に沢山の質問が出ましたが、一つ一つに本当に丁寧に、真摯にお答えになるお姿を拝見して、中村哲先生のお人柄を感じました。恐らく現地の方々への接し方も、そんなスタイルなのでしょうね。「今、現地で働く日本人スタッフは何人ですか?」という質問に対して、「今は、ゼロです。一昨年8月の伊藤和也さんの事件以来、ある意味で無防備な若者の命を守る体制が自分には難しいので、私一人で今は活動しています」とのご返答でした。一瞬会場が静まり返りましたが、覚悟を決めて26年間活動されている人間の姿を、私は先生のお言葉から強く感じとりました。

 会場では割れんばかりの拍手が鳴り止みませんでした。

市民活動から見える「日本の課題」

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  先日、秋山財団の今年度社会貢献活動助成・報告会が開催されました。一昨年の追加公募と昨年春期公募受領者8団体、それに財団理事・評議員・選考委員の参加で質疑応答も熱心なやりとりでした。

http://www.akiyama-foundation.org/history4/

http://www.akiyama-foundation.org/history4/?year=2008 

●報     

“助成事業のテーマ” (助成年度)

●北海道林業技士会

“藻岩山の自然ガイド養成”(H21)http://www.kitanet.org/kaiin/05_ringyogishi/05_ringyogishi.htm

●社団法人エゾシカ協会

“森とエゾシカと人との共生を支援する人材の育成事業”(H21)http://www.yezodeer.com/

●留萌がんばるかい

“市民の市民による市民のための病院広報紙の発行”(H20)http://www.rumoiganbarukai.com/

●アネサラシネウプソロ(姉茶ひとつのふところ)展・実行委員会

“アネサラシネウプソロ(姉茶ひとつのふところ)展”(H20)

http://www.alles.or.jp/~tariq/datafiles/Anesar_sineupsor.html

●北海道中標津農業高等学校・計根別食育学校

“地域と共に歩み広がれ!!計根別食育学校推進プロジェクト”(H21)

http://www1.nakashibetsu.jp/nagri/katsudo/tokutyou.html

●強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム

“東アジアの和解と平和づくりを担う若い世代の育成”(H20)http://www.asajino.net/

 

●ウィメンズネット函館

“子どもサポート ふわっと”(H20)http://womens.hakoweb.com/

●旭川NPOサポートセンター

“がんばれ!かあさん!!北海道のもったいない野菜で安全・安心な離乳食開発“(H21)

http://potato3.hokkai.net/~asahinpo/

 

 

 

報告後の質疑応答

報告後の質疑応答

 報告後には、参加者で率直な意見交換の場を持ち、発表を補う説明、今後の活動の方向性等について、貴重なメッセージを得ました。活動報告にはいろいろ注文もつきましたが、それぞれ多くの方々の日々の活動がにじみ出ていて、市民活動の力を感じたひと時でした。

 全てが終了して部屋を出られる際に、新しく理事になられたお一人が、「日本社会も課題が山積ですなぁ~」と呟かれました。目の前の身近な課題に取り組む市民の活動から、私自身も同じ思いを受け止めました。多様ないのちの「生きていく」ことが難しい時代ゆえに、真摯に取り組むこのような活動の価値も高いのだと思います。これからも頑張って頂きたいと切に願う次第です。

「環境」への新たなアプローチ

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 先日東京で、「富士通フォーラム:https://forum.fujitsu.com/2010/tokyo/report/?fjsmnroute=F_am_tm03」が開催されましたが、そこでの特別講演は枝廣淳子さんでした。ジャパン・フォー・サステナビリティ( JFS:http://www.japanfs.org/ja/共同代表 ほか環境分野で大活躍されています。今回は「持続可能な社会を目指して~世界の動向と日本企業への期待~」と題して500名程の聴衆の前で、中国語、英語、文字電光板も用意されて、素晴らしい講演でした。会場の設え等、時の移り変わりも感じましたね。以下、印象に残る幾つかの点をメモします。

* 温暖化よりも先に来る「エネルギー問題」、そして「食糧問題」

* これからの環境問題は、時間軸を意識した「バランス良く全体を」考えた取り組みが重要

* 「生物多様性」はストックの問題、「生態系サービス」はフローの問題、と理解すべき:「つながり」と「バランス」がキーワード

* 現在は、「次の長期的均衡を探る混乱期」と位置づけられる――パイの拡大から配分へ、買わない消費者の出現、量的拡大から質的成熟へ、GDPからGNHへ

* 「3脱」の時代: 1)くらしの脱所有化(クルマ、本、CD)、 2)しあわせの脱物質化(つながり)、 3)人生の脱貨幣化(半農半X)

* 競争方位は、「ヒト、モノ、カネ」が自社を越えて、「伝える力」、「つながる力」、「共創力」等のコラボレーションへ――企業・NGO・セクターを越えて「共創型パートナーシップ」がキーワード

* 「チャネル」から「場」へ、マルチ・ステークホルダー(MSH)

* 真の多様性は「真の対話:ダイアローグ」の作法に則って展開されるべき

 

 一方、北海道では、「環境」活動の中間支援4団体がテーブルに着き、「コンソーシアム」を形成して市民活動支援に取り組みつつありますhttp://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3137

 新しい環境への取り組みは、ローカルにもグローバルでも進展しているようですね。

「生物多様性の日」、盛りだくさんなイベント

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  5月22日は「生物多様性の日」、2010年は「国際生物多様性年」とのこと。今年10月には名古屋で、「生物多様性条約第10回締結国会議(COP10):http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/」が開催されます。

 昨日は朝から「まちなか散歩・植物園(http://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/)コース」に参加しました。

「まちなか散歩・植物園コース」に参加

「まちなか散歩・植物園コース」に参加

  本当に久しぶりの植物園を、元園長で現在北海道環境財団(http://www.heco-spc.or.jp/)理事長・辻井達一先生直々のガイドで、晴天の中1時間半の散策でした。遠い昔に父に連れられて遊びに来た記憶、博物館内のクマに傷ついた馬の写真が怖かったのを覚えています。昨日辻井先生にお尋ねしたら、まだその写真は掲示されているとのお話でした。350m×350mの13.5haの広さ、どこに行ってもこれを一マスの広さと頭に入れておくと便利です、と説明が始まり、ライラックの木々、スキー材で懐かしいヒッコリーの木、そしてトリカブトの群生他、素晴らしい奥行きのあるご説明に、参加者30数名は皆大満足でした。

 午後からは環境省主催の「生物多様性フォーラム(http://www.epohok.jp/modules/bulletin1/)」で、150名が参加し「多様性」について貴重なお話の数々でした。名古屋大学エコトピア科学研究所(http://www.esi.nagoya-u.ac.jp/)の林希一郎教授からは、今年10月の「COP10」に向けた議論の一端も紹介がありました。

記念フォーラム「生物多様性地域対話in北海道」

記念フォーラム「生物多様性地域対話in北海道」

  そして、「北海道市民環境ネットワーク(きたネット):http://www.kitanet.org/index.html」の総会でした。昨年5月から私は理事長をつとめていますが、全道57の環境系市民団体が会員、その他個人会員も多くいます。セブン・イレブン記念財団(http://www.7midori.org/)が多大なご支援をして頂き、環境系NPO法人の中間支援団体として活動しています。昨日も熱心な活動状況が報告されて、これからの展開にも期待が出来て楽しみです。

 余談ですが、昼のデザートのつもりでセブン・イレブン記念財団の方と、これも久しぶりの駅前通り「雪印パーラー:http://www.snowbrand-p.co.jp/index.html」に入りました。私たちはソフトクリームをオーダーしたのですが、そこに居合わせた修学旅行で茨城から来ていた中学生のテーブルには、50センチはあったでしょうか、「パラゴン」というジャンボメニューの一つが置いてありましたよ。私たちが店を離れる時には6人でほぼ食べ終わらんとしていました。驚くほどの大きさと生徒たちのすごい食欲です。次から次へと修学旅行生が店に入ってきて、メニューは事前にインターネットで調べてきている様子でした。修学旅行も時代とともに変わったきているのでしょう。

 何とも変化に富んだ充実した一日ではありました。

「木朝会」、そして「オトナ・ヴォーグ?」

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  毎月第3木曜日の朝は、「木朝会(もくちょうかい)」の例会が午前7時から朝食付きで、もう20年以上行われています。

 設立経緯は、20数年前に私と当時北広島の民間病院経営者の先生と相談して、意欲的な民間病院経営者の勉強会をしたいとの事で立ちあげました。私は設立時から事務局長として、毎月講師をお招きして熱心な勉強会を地道に繰り返していました。今では(株)スズケンの方が事務局を担って続けています。

 この勉強会に所属する最初の代表・竹内先生は、厚生省の中央社会保険医療審議会(中医協:http://www.geocities.jp/onlinemedsante/chyuikyou.html)の委員を7年間もお務めになりましたし、現在では以前にこの会の代表でした西澤先生が、全日本病院協会(http://www.ajha.or.jp/)会長に就任後、中医協委員としてご活躍中です。北海道の先生が、全国組織の「会長」に就任するのは、誇り高いことだと思います。様々な会合に出席するバックデータの提供他、これまでの「木朝会」の果たしてきた役割は、大変大きなものです。同時に、まっ暗い冬の朝にも毎回出席される先生も経営に熱心ですね。札幌圏の民間病院の先生方も、厳しい時代を生き残る知恵を、毎回学んでいらっしゃいます。

 

 ところで、先日会場の札幌パークホテル(http://www.park1964.com/)受付の場所で、何気なく隣のスペース「プライダル」を見ていると、素晴らしいフレーズの広告が出ていました。

大人の雰囲気・結婚式パック

大人のウエディングプラン?

  「招くプライドと招かれるステイタスが交差する、それが大人流の心地良さ」(?)

 よく意味が分かりませんが、何となく心地良いリズムと言葉のような気がしました。ところで「大人のウエディング」とは、一体どういう意味なのでしょうかね?勝手に、「初めてではない結婚式」と解釈したり・・・・。

中島公園と藻岩山

中島公園と藻岩山

 木朝会は20数年前の開始の時から札幌パークホテルで継続して開催しています。いつもこのホテルからの眺望で感じますが、藻岩山の全景と手稲山への連なりとその背景、札幌の原風景を今もなお見ることが出来る数少ない場所で、本当に素晴らしいですね。

進化する、「ネットワーク形成事業」

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  秋山財団の「ネットワーク形成事業:http://www.akiyama-foundation.org/network/」は、現在6つのプロジェクトが活動中です。その中で、昨年始まり今年2年目を迎える「世界先住民族ネットワークAINU(WIN-AINU):http://www.win-ainu.com/」の年度総会が開催されました。ひな壇には写真の通り、昨年の設立総会と同じ顔ぶれが並んでいますが、何故か余裕の表情を感じるのは私だけではないと思います。それもそのはず、この1年の間にアメリカ・ニューヨーク、スイス・ジュネーブ、ニュージーランド等での国際会議にも出席して、大いに自信をつけてきているからでしょう。

WIN-AINU・総会

WIN-AINU・総会

  先日の年次総会でも、フロアーには多くの会員が参加して、盛りだくさんの事業報告と今年度の事業計画でした。2年前のG8洞爺湖サミットでは、二風谷・札幌で「先住民族サミット」を開催して、世界の先住民族と交流の機会を設営し、ネットワークの基礎を築きました。その時は、「2010年にカナダで第2回目」と計画されていましたが、今年はCOP10会合が10月に名古屋で開催予定ですので、それに合わせて名古屋で国際会議を準備することに変更との事でした。G8サミットの地元開催で「実質的成果」を最も勝ち取り、着実にネットワークを形成して進化し活動する姿に、胸躍る興奮を覚えました。今年・来年の活動の発展を祈念いたします。

 

 もう一つは、「社会起業研究会:http://www.akiyama-foundation.org/network/tema02.html」です。釧路を拠点とする試みは、今年最終年の3年目を迎えています。先日の釧路でのフォーラムでは、100名を越える地元市民・企業・行政の方々の参加があり、エキサイティングなパネルディスカッションも面白かったです。

フォーラムのチラシ

フォーラムのチラシ

 釧路公立大学(http://www.kushiro-pu.ac.jp/)学長・小磯修二先生の問題提起、NPO法人地域生活支援ネットワークサロン理事・日置真世(http://n-salon.org/hioki/)さん、SANY代表・柴田進さんの活動報告、そして釧路社会起業プロジェクトの相原真樹さんの進行で、軽妙なパネルディスカッションが繰り広げられました。当日は地元「FMくしろ」によるライブ中継(http://946jp.com/20100516/)放送でもリアルに報道されました。当日の視聴者の反応も読みとれます。

大盛況、釧路・「社会起業研究会」フォーラム

大盛況、釧路・「社会起業研究会」フォーラム

 短時間でも大変内容が濃く、振り返えっても「社会起業」のエッセンスが凝縮している気がしました。とにかく評論家の立場ではなく、実践者としてフィールドに立っている方々の説得力は、何にも代えがたいメッセージがあります。「買い物難民」、「買い物弱者」の言葉は、今メディアを飛び回っています。場当たり的なまちづくり、無責任な大手スーパーの出店・撤退等、全国的にも見られる困難な現状ではありますが、、「解決する機会がある、と考えるべき」とおっしゃる日置さんの前向きな姿勢で示される通り、今、自立して地域に暮らす人々の課題に真摯に向き合うことこそが解決の第一歩ですね。

 今という時代はこれまでの「営み」を考え直す時であり、足元の課題・解決策を一緒に考える「たまり場」、いろいろな人が分け隔てなく集まれる場、その構築・提供の機会こそ秋山財団の「ネットワーク形成事業」の一番の目的です。

盛り上がる都心の三吉神社例大祭

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 長い歴史のある札幌都心・中央区南1条西8丁目、「三吉神社:http://nekonote.ath.cx/~sapporo/sapporo/002miyoshi.html」の例大祭が、14・15日と大盛況でした。今回は「本府連合町内会」が年番でしたが、私自身は他の用事で忙しくお役には立てませんでした。更に今年は、札幌市立大学の学生さんたちも境内のお店他お手伝いを頂いたようで、いつもにも増しての賑わいでした。

境内の舞台では、ライブ

境内の舞台では、ライブ

  最近は境内の舞台でライブ演奏も盛んで、幅広い年代の方々が本番開始のかなり前から座って待っていました。今年のように晴天ではなく、どしゃぶりの雨の年も、雪が降りそうな寒い年も、どこから集まってくるのだろうと思う程、次々と人が集まってくるから不思議ですね。都会の中の一空間、私の幼い頃と変わらない「お祭り」の風情に、透明な時間の経過を感じました。

 今の季節、いろいろな会合で「総会」が続きます。三吉神社の境内を後ろ髪を引かれながら後にして、道庁前庭を通っていくと、北側のさくらが満開でした。

道庁前庭のさくらが満開、八重桜はまだつぼみ

道庁前庭のさくらが満開、八重桜はまだつぼみ

  道議会前の八重ざくらはまだ蕾ですから、今年は例年より一週間以上はやはり遅いですね。日本全国的にはさくらのニュースはもう過ぎ去っているのでしょうが、北国・札幌ではまだまだこれからと言った状態です。先日東京のある会合で、「さくらと梅と桃の花が一緒に咲いていますよ」といった所、「それは便利で良いですね」とすかさず反応がありました。

 大通公園のさくらはすでに散っていて、これからはライラックでしょうか。札幌市内を歩いていて花に目がいくなど、昔では考えられませんでした。

梅林も、今、満開です!

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  北海道神宮(http://www.hokkaidojingu.or.jp/)は、桜の名所ではありますが、同時に梅林もかなり有名です。今年は寒さの影響で例年よりも遅い開花で、今まさに桜と一緒に満開です。低温にもかかわらず、連日沢山の方々がゆっくり散策しています。中国からの観光客も、普段は神宮本殿周辺だけですが、今の季節はこの辺りまで訪れてきています。

北海道神宮の梅林も満開

北海道神宮の梅林も満開

  因みに、私の家の桃の花はまだつぼみで咲く気配がありません。今年の低温状態はこれまでになく、この5年間続けている家の庭のささやかな畑への種まき、定植等はいつ頃がベストか、タイミングが難しいですね。気がつくと6月を迎えているかも知れません。農業で生計を立てている皆さまには大変気楽な表現で恐縮です、私なりに「初めての経験」です。

13億人の中国事情

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 北海道経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/links/doyukailist.html)の総会・定例講演会が開催されました。今回の演者は駐札幌中国総領事館の胡勝才・総領事でした。

 大変流暢な日本語で、「中国の発展がもたらすチャンスについて」と題して、約1時間半一気にご講演をされました。1978年以降の「改革・開放」の動きの中で、昨年建国60周年を迎え、今年の上海万博という流れで更に20年は高度成長を続けるだろうと自信を深めている様子でした。同時に大変謙虚に学ぶ姿勢も随所に見られ、これからも世界各国と「Win-Win」の開放政策により経済発展の実現を目指しているとも語られていました。

 現在、7億人は農村地帯に住んでおり、「食」問題は最重要課題であると認識されていて、「和」は中華文化の基本で、経済のグローバル化、政治の多極化の国際社会でも変わることはないと強調していました。そして、世界各国から見て中国は、1)成長推進を促す、2)対中製品輸出の機会増、3)対中投資の機会増、4)「新たな消費」の出現等で期待されるし、未だに都市化は中期段階で、2030年まで一層発展するだろうとも見通しを語っていました。

 中日協力に関しては、1)首脳交流を相互訪問等で継続的に行う、2)戦略的に正しく向き合って正しい歴史観、領土に関しての正しい認識を持ち合う、3)観光による相互交流、青少年の交流拡大等、民意基盤を確立して国民感情の改善に努力することを提起されました。

 13億人の中国の国情とは、日本と比べて、遅れている部分が一人当たり日本と同じであれば日本の10倍、日本を抜いたと言われるGDPでも、13億で割れば一人当たり日本のまだまだ10分の1に過ぎない発展途上国、それが現実ですと講演を結びました。

 北海道日中経済友好協会(http://local.yahoo.co.jp/detail/spot/a439bba360fdbe2668e0e36d7e86d482/)、留学生の相互交流等の活動を通して、これからも北海道での中日の交流を促進したいものですね。

加藤周一、「しかし、それだけではない」

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  加藤周一ドキュメンタリー映画、「しかし、それだけではない:http://www.ghibli.jp/kato/」の札幌上映会が、満員の大盛況で開催されました。

上映チラシより

上映チラシより

  2008年12月にこの世を去った知識人・加藤周一が出演し、監督・鎌倉英也、プロデューサー・桜井均が試みたのは、「決して意見が変わることのない」幽霊たちとの対話でした。武家社会の中、26歳で命を絶たれた源実朝、戦時下自由な言論が失われた状態でも意見を曲げることのなかった神田盾夫、渡辺一夫といった恩師の先生、そして、敗戦直前に学徒出陣で戦地に向かい若い命を落とした友。彼らと語り合う加藤周一の言葉が、映画を観たものへ強い問題提起です。そして気がついてみると、映画を観ている私たちが加藤周一という「幽霊」と向き合うことになっているのです。

 終盤に、「一人の意識が世界を変える力を持つ、そのことは間違いの無いことだよ」と静かに語る場面が、今を生きる私たちに強いインパクトを与えてくれます。彼自身の体験に基づく、「文楽」、「夢幻能」への言及、そして「反戦」への一貫した強い意志、「自由・自立した個人」等、言葉の端から、しばしの沈黙の間から、鋭い眼光の表情から発せられるメッセージは、心の深い所に届きます。ラストの曲、「死んだ男の残したものは:http://www.youtube.com/watch?v=kLThp2qMgDQ&feature=related」は染み入ります、作曲・武満徹、作詞・谷川俊太郎です。

 

 会場に向かう道すがら、円山公園のサクラもやっと咲きました。

札幌円山公園では(1)

札幌円山公園では(1)

札幌円山公園では(2)

札幌円山公園では(2)

 まだまだ気温は低いのですが、恒例となった(?)ジンギスカン他、多くの市民が繰り出し始めようとしていました。ビニールシートで場所取りをする光景は、毎年の風物詩となりましたね。それにしても、焼き肉のもうもうたる煙と臭いには、地域住民としては閉口ですが・・・・。

Move your money !

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  先日テレビのニュースで、「Move your money!」運動の紹介をしていました。

http://moveyourmoneyinfo/

http://moveyourmoney.info/audiovideo

 バブル崩壊後の日本の金融機関の旧態依然とした状態、リーマンショックで露呈した「金融資本主義」の行き詰まりから、根本的に金融機関の機能改革をする必要があると思います。

 この分野で積極的に問題提起をされている田中優さんの発言は、貴重ですね。

http://www.magazine9.jp/interv/tanakayu/tanakayu1.php 、http://tanakayu.blogspot.com/

 日本では間接金融としての銀行が、社会起業(コミュニティ・ビジネス、ソーシャル・ビジネス)に対して殆ど支援をしていません。昨年、ノーベル平和賞受賞のモハマド・ユヌスさんが来札された時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2289)にも、地元金融機関の経営者はほとんど反応がありませんでした。「マイクロファイナンスは発展途上国でのビジネスだろう!」と言って思考停止状態、大いなる誤解に基づく認識が日本・北海道でのマイクロファイナンスの可能性を阻害しています。地域に根差す貢献・企業育成をしなければならない銀行が、手数料収入で大幅黒字となっているとすれば、本来の機能を見失っているとしか言いようがありません。

 預金者である私たちは、そんな銀行等の金融機関に対して「No!」を突き付ける手段、それが「Move your money!」だと思います。おとなしい預金者からもの言う自立した市民へと私たちが変身しなければ、今の日本の閉塞状態は打開できません。

景観運動から社会づくりへ

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  構想日本(Japan Initiative:http://www.kosonippon.org/mail/bk100408.php)の「第153回J.I.フォーラム」が開催され、今回は「景観運動から社会づくりへ」と題して、東京・国立市のマンション計画見直しを求める運動で、最高裁の「景観利益」を認める画期的判決で決着をみた事例他の検証が行われました。この時のグループが中心となって、「景観市民運動全国ネット(景観市民ネット:http://keikan-shimin.net/)」が設立されました。

 当日はパネラーとして、辻井喬さん、国立市長の関口博さん、石原一子さん他豪華メンバーが一市民として、壇上から貴重なメッセージを発信されました。

豪華なパネラーの皆さん

豪華なパネラーの皆さん

  事例としては4つのフィールドでした。

 1)東京・国立市マンション計画見直し運動:http://www.keikan-shimin.net/1234416727532/、 2)千葉県・関さんの森ミュージアム:http://homepage3.nifty.com/matsudo/seki/seki.top.htm、 3)東京・小石川の大谷美術館「銅(あかね)御殿」:http://homepage2.nifty.com/Flute-music/0906to.pdf、 4)龍谷大学・みらいの環境を支える龍谷プロジェクト:http://www.ryukoku.ac.jp/about/pr/publications/69/04_closeup01/index.htm、です。

熱心な活動の軌跡

熱心な活動の軌跡

 国立市の運動の代表者・石原一子さんは、高島屋の広報室長の経験もあるキャリアウーマンです。退社して一市民となって初めて、身の回りの環境に目がいくようになったと率直に話され、同時に北海道阿寒湖畔の前田一歩園財団(http://www.ippoen.or.jp/)創設者・前田光子さんを例に挙げられて、民間人の志が景観を守るポイントであると語られました。

 作家の辻井喬さんは、「国立の名前の由来は、国分寺と立川の間にあるところから来ています。父・堤康二郎が最初にマチの設計を行い、先ほどのように父を褒めて頂くのは滅多にないことで光栄です」と、冗談まじりのお話でした。マチは建物だけでは成り立たない、資本の横暴が目に余る昨今で、クルマが主体(産業が主体)のマチづくりとなり、ヒトが二の次になっている現状を辛口でコメントしていました。

 その他、千葉県松戸市の「関さんの森ミュージアム」も、東京・小石川の「大谷美術館」も、国の重要文化財の隣に高層マンション建設計画が勃発して、その暴力的発想の計画に批判が集中しました。裁判の判例でも、確実に時代の変化が反映されているようです。当初の「日照利益」が「日照権」へ、「眺望利益」が「眺望権」へ、そして「景観利益」が「景観権」へと進化してきた歴史です。特に専門家の視点からは、国立市での運動における最高裁判決は、1)「景観利益」の明確化、2)明確に地域住民の総意が示されていれば認められること、3)景観被害は不明確で、明確な証拠の存在が必要、との意味あいを明らかにしました。

 思い起こせば6年前です、秋山財団事務所の隣に突如11階建マンション建設計画が掲示され、それに対して地元住民が集まり「宮の森の環境を守る会:http://www.jichiro.gr.jp/jichiken/report/rep_hokkaido32/3-1/3-1-jro_3151102/index.htm」を立ち上げました。今回事例となった4つの現実とほぼ同じスタンスのその地に暮らす住民の強い意思表示でしたね。

 行政のスタンスは一貫して従来型の「建てる側の権利擁護」に終始しましたが、結局は市民提案の地区計画策定の結論を導き出しました。その後近隣の地域の活動へのアドバイスを通して、一連の活動の連鎖が生まれた画期的な事例となりました。

 時代は確実に変わって来ているし、これからはもっともっと自立した市民の提案を行政自体が採用する仕組みが必要ですね。先日のフォーラムに集った皆さまの意識の高さと方向性は、私に限りない元気を与えてくれました。日本もまだまだ捨てたものではない、そんな気になりました。

‘71 北アメリカへの一人旅 (4)

Posted by 秋山孝二
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  一人旅での人と出会いは、時として砂漠の中のオアシスのように印象深いですが、長い年月を経ると次第に記憶も薄れてきます。そんな時に当時の写真が残っていると、辛くもその場面を頭の隅に留めてくれるから有り難いですね。

 そんな中で今でも鮮明に覚えている幾つかを書き留めましょう。最初の出会いは、横浜からハワイ・オアフ島経由サンフランシスコ行きの貨客船の中、アメリカ人ジニーです。まだ中学生くらいの女の子でしたか、船上で誕生日を迎えて数人で「ハッピー・バースデー」の歌でお祝いをしたような気がします。次がグレイハウンドバスのサンフランシスコからロスアンゼルス行の車内で、メキシコ系の男の子です。名前は忘れましたが、休憩のバス停で撮った写真がこれです。なぜかこんなポーズを自然に取ってカメラに収まりました。英語はほとんど通じなかった記憶があります。

シスコからロスのグレイハウンドで

シスコからロスのグレイハウンドで

  続いて記憶に鮮明なのは、アメリカンインディアンとの出会いです。バスは確かワイオミング州辺りだったかと思いますが、まずは体の大きい60歳くらいのおじさん、トーマス・ホワイトベアさん。アメリカンインディアンの歴史と言葉「ハオ・ニジ!(やあ、こんにちは)」を教えて貰いました。彼が別れ際に握手した時のグローブのようなごつい大きな手は忘れられません。もう一人名前は忘れましたがアメリカ・インディアンの当時同じくらいの女性でした。席が隣になり少しの時間でしたが、日本の説明を一生懸命した記憶があります。彼女は理解したのかどうか、ずっとケラケラ笑っていましたね。

 ニューヨークからカナダ・モントリオールまでのバスの便では、夜に終点のモントリオールに着く手前からはお客が私一人になり、運転手さんが「前においでよ」と言って、ずっと話をしていました。そして市内に入るとルートを変更してバスステーションではなくて直接バスの車庫に入り、そこから一緒に遅い夕食に行きました。彼は私に家族の写真も見せて、「これからも元気でよい旅を!」とYMCAまで送ってくれました。

 カナダでは秋も深まっていて、すでに気温もかなり下がっている時期でした。観光地でも有名なバンフで車道を歩いていると、下の写真にあるイギリス人に出合いました。名前は忘れましたが、日本人と知ると「日英同盟」の歴史も関係するのか(?)、大変親しく話しかけてきて、初めて会ったような気がしませんでした。

カナダ・バンフで英国人

カナダ・バンフで英国人

 更に別れた後に帰り路を歩いていると、トラックを運転する現地の夫婦が声をかけてきて、特にヒッチハイクをした訳ではないのですが、バンフ市内まで私を乗せてくれました。アメリカとは違った人の心の「優しさ」に、カナダの雄大な自然とともに感動したひと時でした。

今あらためて問う、映画「密約」の意味

Posted by 秋山孝二
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 民放テレビで政治問題がまだタブーだった1978年の作品、映画「密約」を観ました(http://www.mitsuyaku.jp/)。札幌では、5月15日から、シアターキノ(http://theaterkino.net/:狸小路6丁目)で28日まで1日一回の上映予定です。

リアルでした

リアルでした

  この作品ははノンフィクション作家の澤地久枝さんが裁判を傍聴し続けて書いた原作を、千野皓司監督がテレビ朝日開局20周年記念番組として1978年に製作した力作です。当時、「原作者の女性の視点から、深く政治問題を掘り下げた質の高い秀作ドラマ」と評判になりました。日本テレビ大賞優秀賞を受賞しましたが、その後一度も放映されることはありませんでした。

 10年後のバブル真っ盛りの時、1988年に一部の劇場で映画として公開され、モスクワ国際映画祭にも正式出品されました。その後アメリカ側の文書が発見されて政府の密約の存在が表に出始めました。「国民の知る権利か」、それとも「国家の秘密保護か」、激しく意見が対立した裁判の息詰まる描写を通じて、権力の存在を問いかける渾身の作品です。後半部分には、澤地久枝さんの女性としての鋭い人物評を感じました。

 昨年、山崎豊子さんが別の視点で書いたフィクション「運命の人」がベストセラーになるなど、日米の密約問題は国民の一大関心事になっていて、つい先日は画期的判決も出ました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3888)。政権交代と関係者の証言によって明らかにされた一連の密約の存在について、真に一人一人の市民が主権者としての情報開示による新しい歴史認識は、日本に本当に民主主義が根差すかどうかの重要な岐路ですね。今改めて外交を問い直し、国民全体で情報開示の本質的意味について考えるべき大事な時期です。未だに「密約は無かった」と証言してはばからない元官僚たちを、許してはならないと思います。歴史に対する真摯な姿勢、それは同時に国民に対しての誠実な証言により成し遂げられるに違いありません、今後の為にもですね。

 折からの沖縄・普天間基地問題、まさに日米安全保障としての「日本の問題」という認識が私たちに足りな過ぎます。そして連日のメディアの「騒ぎ屋」としての喧騒は何なのでしょうか。3月25日の現地沖縄での9万人集会を含めて、一連の琉球新報(http://ryukyushimpo.jp/)、沖縄タイムス(http://www.okinawatimes.co.jp/top/)の報道姿勢に、メディアのあるべき姿を見る気がします。

地元2社の3月25日「9万人県民集会」の号外

地元2社の3月25日「9万人県民集会」の号外