私の【戦後80年談話】(4)

Posted By 秋山孝二
Categoirzed Under: 日記
0 Comments

(3)からの続き~~~~~~

 復学して大学を卒業し東京での教職暮らしから札幌に戻り、会社では姉妹都市のアメリカオレゴン州ポートランド市との経済・教育交流、インターンシッププログラム作成、学生の企業受け入れ等、今振り返ってもよく動き回り、たくさんのアメリカの友人を得ました。

 入社後まもなく、ハワイ州にある「JAMES」 での「AMS(アメリカン・マネジメント・サイエンス)6か月コースを履修し、36単位を取得しました。ちょうど、エズラ・ヴォ―ゲル先生の『Japan as No.1』が話題になって日本型経営が注目されている時でしたね。労務関係のWhitehill先生の講義は、そのお人柄も含めて今も心に強く残っています。

* 秋山孝二の部屋

 昨年お亡くなりなった伊藤義郎さまのご紹介で、アメリカ海軍空母「ミッドウェイ」に千歳空港から米軍小型輸送機で太平洋上に着艦、艦内見学・昼食会の体験も思い出深かったですね。戦略指令室はまるでゲームセンターの一室のようでした。

 1980年代後半、北海道とマサチューセッツ州が姉妹州締結後に当時の横路孝弘知事一行の一員としてボストンを訪問しました。その後、北海道フレッチャースクール設立に向けた意見交換で札幌にいらっしゃったハーバード大学のスーザン・ファー教授とこれをきっかけに親密になりました。1990年代には、マサチューセッツ州ボストンに現地法人「Autumn Hills International」を設立(秋山孝二の部屋、私は代表取締役に就任して、現地責任者にはKevin Stewartに任せました。

Kevin Stewart関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 1996年に秋山喜代が亡くなり、その香典の一部を当時スーザン・ファー先生が所長の「ハーバード大学日米関係研究所」に寄付をしようとした時に、向こうから逆に『AKIYAMA AWARD』創設のご提案を頂き、すぐに賛同してこの賞がスタートしました、今年で第29回目を迎えます。これまで追加寄付を数回行い、今後とも秋山財団のアウトリーチ活動として変わらぬ日米の親密な関係のささやかなお力になればと思っています。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝 ハーバード大学プログラム 40周年!

* Akiyama Award Winners | Weatherhead

~~~~~~~~~~~

 大変長くなりました、ここまで思い出すままに書いてきましたがまだまだ漏れている記憶もありそうです。ただ、戦後80年という歴史を考えると、戦って負けた相手国のアメリカとこれ程までに親密な関係を結べる時代に生きている私たちの世代は、やはり幸せと言えるのでしょうね。そして、今のトランプ政権のアメリカは、私は吐き気がする程嫌悪し、これまで築いてきた国際社会におけるアメリカの信頼が壊れていく状況を憂う昨今です。しかしそんな中、私たちがこれまで築いてきた草の根の交流に基づく信頼は少しも揺らぐことはないという確信があります。国レベルではどんな状況になろうとも、私たちの絆は変わらず続きます!!!!

Comments are closed.