NHK『未解決事件 日本赤軍vs日本警察 知られざる攻防』は、1970年代の私自身の学生・教師時代と重なり、思い出深い出来事として観ていました。
* <未解決事件>「File.08」は「日本赤軍 vs 日本警察」前編 元最高幹部・重信房子らを取材 知られざる攻防の舞台裏が明らかに(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース
当時から「重信房子」の名前は有名で、その道では「伝説的」とも言えたような気がします。
一方、当時の日本警察側の方々は、今ではよく知る人物ですが、今回の番組で初めて当事者だったと知りました。国松孝次氏が署長を務めた本富士警察署は60年代の東大闘争でもしばしば登場した場、赤軍派メンバーから火炎瓶攻撃を受け、逮捕者の差し入れに訪れたのが、後に国際赤軍の中心となる重信房子だったとのことです。
その他にも後に国会議員として政界でも重要な働きをされた皆さん、それぞれこの時代に日本警察の一員として動かれたいたのですね。
国内ばかりでなく、国際的警察組織の協力も得て、日本国内での専門の特殊チームも設置しての捜査、まさに「インテリジェンス」の草分けみたいな活動だったのでしょうね。国際社会で情報を得るには自らが独自の諜報活動による情報を提供する力が無ければ機能しない、そう平沢勝栄さん他の当時の担当者は語っていました。
インターポールの日本人警察局長の力も借りながらです。
あの時代とはいったい何だったのか、世界は相変わらずキナ臭い時代です。歴史を乗り越えることの難しさ、戦争を引き起こしたがる誘惑とは何なのか、昨今の世界の国の指導者を見ているとそう思う日々です。









