祝、スーザン・J・ファー先生!

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 独立行政法人国際交流基金(The Japan Foundation http://www.jpf.go.jp/j/index.htmlの今年度「国際交流基金賞(http://www.jpf.go.jp/j/about/award/archive/2016/index.html)」に、ハーバード大学のスーザン・J・ファー教授が選出され、先日、東京でその授賞式と2日後に特別講演会が開催されました。

 これまで私がファー先生関連で記載した記事はこちら、先生と秋山との関わりは最後に書きました:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2510

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23296

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23298

 授賞理由は以下の通りです。~~~~~~~~~~~~~~~~~

 スーザン・J・ファー氏はアメリカにおける日本研究を長年にわたり牽引してきた。1975年にコロンビア大学で政治学博士号を取得後、米国社会科学研究評議会、ウィスコンシン大学マディソン校、戦略国際問題研究所などを経て、1987年にハーバード大学に迎えられ、1991年にエドウィン・O・ライシャワー記念日本政治学講座教授に就任。1987年以降、同大学ウェザーヘッド国際問題研究所日米関係プログラム所長を務めるほか、2011年までの7年間、ライシャワー日本研究所所長を兼務した。女性の参政権や両性の平等の原則を掲げた革新的な日本国憲法の制定過程に関心を抱き、戦後日本における女性の政治参加を調査したのが日本専門家としての同氏の出発点である。

 以後、先進諸国における比較政治学、日本と東アジアにおける民主化と社会変容、市民社会と非営利組織、政治倫理と汚職、環境をめぐる政治学、政治におけるメディアの役割、女性の活躍とリーダーシップへと研究対象を広げてきた。いずれも今日、重みを一層増しているテーマであり、その先見性と比較政治学の視点に基づいた日本政治への洞察は、多方面から高く評価されている。

 ハーバード大学では、これまで約2000件のセミナーやシンポジウムを実施し、約600人のフェローの研究を支援してきた。その多くが現在、日本やアメリカをはじめ、世界各国の学界、メディア、財界、官界、政界、市民社会などで指導的立場にある。 また、日米友好基金やアジア財団の理事、日米文化教育交流会議(CULCON)委員、マンスフィールド財団「日米次世代パブリック・インテレクチュアル・ネットワーク事業」の諮問委員等を務め、日米間の知的交流の深化のために尽力してきた。ファー氏のバランス感覚に富んだ、フェアな日本理解の姿勢は柔和で誠実な人柄とともに敬意を集めている。 このように日米を中心とした国際相互理解の増進に長年にわたり顕著な貢献があり、その業績は国際交流基金賞にふさわしい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 ホテルオークラ東京での授賞式には、100名程の関係者の見守る中、今年の三人の受賞者が壇上で表彰され、それぞれショートスピーチをされました。ファー先生の日米関係の研究履歴等、ウィットに富んだお話でした。

  理事長とともに写真撮影するスーザン・J・ファー教授

  理事長とともに写真撮影するスーザン・J・ファー教授

受賞後のショートスピーチ

受賞後のショートスピーチ

 二日後には、六本木の国際文化会館で、「ハーバード大学教授/同大学ウェザーヘッド国際問題研究所日米関係プログラム所長スーザン・J・ファー氏 講演会『日米関係の謎―50年を振り返って―』」と銘打っての特別講演会が開催されました、こちらも100人を超える聴衆を前に、素晴らしいお話でした。

「日米関係の謎」、この50年の実践から

「日米関係の謎」、この50年の実践から

 当日のご案内から<講演概要>~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 比較政治学の視点に基づいた、日本政治への鋭い洞察力と幅広い視野を持つファー氏。ハーバード大学では、これまで約2000件のセミナーやシンポジウムを実施し、約600名にのぼるフェローや大学院生の研究を支援してきました。ファー氏のもとで学んだ多くの方々が、今日、各界の第一線で活躍されています。 かつて米国の専門家にとって、日本という国は謎に満ちた存在でした。しかし、さらに不思議なのは、日米両国の関係です。なぜ、全く異なる2つの国が、時に衝突しながらも強固な関係を結び、両国民から幅広い支持を得るようになったのでしょうか。その秘訣は、50年余にわたる日米知的交流の基盤構築に向けた、日本側の地道な努力にあるとファー氏はみています。日本は他のアジア諸国に先駆けて、官民双方でアメリカとの交流に取り組み、両国市民は絆を深めてきました。こうした日米関係の強固な基盤は、今後も磐石と言えるのでしょうか。 日米交流の深化に貢献されてきたファー氏から、日米関係の今後の展望について直接お話を伺える貴重な機会です。ぜひふるってご参加ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

地道に積み上げてきた実践に基づく説得力!

地道に積み上げてきた実践に基づく説得力!

 私のメモから講演で印象に残るフレーズを書き留めます。

* この50年間、日米関係で疑問視する時期は一度もなかった。80%以上の国民が好感度を持ち、20年続いている

* ジョン・ダワーが「敗北を抱きしめて」で書いているように歴史的経過を踏まえ、価値観で大きく異なる二国が、時代を克服して良好な関係を維持してきた事実、大変な人々の努力の結果であることを忘れてはいけない、まさに「基盤」ができている。ジョージ・ブッシュが言う「共通の価値観」ではなく、信仰・性ほか大きな違いがあり、その違いをまさに「乗り越えてきた」、関係であることを認識すべき。「和解」と言いながら対立・紛争が続く世界各地と比較してみれば、日米の交流の奥深さを知る

* ジョセフ・ナイは日本の「ソフトパワー」をすし、アニメほかと専ら芸術・食文化としているが、最も重要なファクターは「人々の営み」である。日本の伝統文化をアメリカ国民に理解してもらう努力は地道に継続されてきた

* 交流に尽力した担い手は、領事館、国際交流基金のような公的セクター、姉妹都市交流の地方自治体、そして企業である。政治とは適当な距離を保ち、時の政権がどうあれ良好な関係性を育んできたことが、今日、実を結んでいる

* 諸外国は、「寄附」に様々な条件をつけてくるが、日本からのそれはアメリカにおいて受け入れられる形で成功している

* 若者への援助をはじめとする日本の草の根の活動は、アメリカ以外の他の国でも適用できるのではないか

 私がこのファー先生のプレゼンで驚き、感動し、そして誇りに思ったのは、企業が推し進める交流活動の成功事例として、日立、三菱、SONY、トヨタ等の名だたる大企業の前に、「北海道の秋山愛生舘」、「本日、出席されているアキヤマコウジさん」、と固有名詞を挙げて感謝の意を語られたことでした。1991年にボストンに子会社設立の時、名称等でご相談したその時の話を詳細に紹介されたのです。今、「AKIYAMA AWARD(http://programs.wcfia.harvard.edu/us-japan/akiyama-award)」として20年以上続いています。

 ファー先生と秋山喜代・私との関わりは、こちらにも記載していますが、敢えてコピー致します。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2510

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「秋山孝二の部屋」より引用

 ハーバード大学といえば、どうしても紹介しておきたいもう一人の先生と研究機関があります。お一人の先生はSusan Pharr教授(http://www.wcfia.harvard.edu/node/4387)で、ジョージア州アトランタ生まれ、その所属はハーバード大学日米関係研究所・所長(Program on U.S.-Japan Relations,Weatherhead Center for International Affairs:http://www.wcfia.harvard.edu/us-japan/index.htm)です。

 1990年代に北海道に「北海道フレッチャースクール」を誘致しようという運動があり、当時の(株)秋山愛生舘秋山喜代会長と社長だった私も少なからず関わっていました。ボストンからの最初の訪問団でいらっしゃっていたのがファー先生でした。91年の(株)秋山愛生舘100周年の年には、ケント・カルダー教授とともにご招待をし、「国際社会で果たす日本の役割」について100周年フォーラムを開催し、示唆に富む議論を展開されました。前日夜にお二人の先生と日本食でのひと時は忘れられません。ファー先生は、何と「生のウニ」が大好物でした。

100周年記念セミナー

100周年記念セミナー

 ケント・E・カルダー(Kent E. Calder )教授は1948年生まれ、専門は日本政治、日韓の比較政治、東アジアの国際関係等です。現在はジョンズホプキンス大学http://www.thepath.jp/archives/2006/04/11/johns_hopkins_university.html教授、同高等国際問題研究大学院(SAIS)付属エドウィン・ライシャワー東アジア研究センター長を務めています。政権交代後も日米関係の現状と将来に対して率直な提言をされています。

100年誌から(18年前ですが)

100年誌から(18年前ですが)

 ファー先生とはその後ボストンに行くたびにお会いして頂き、その時の日本の首相はじめ政治家の評価を伺っていました。大変冷静に個々の資質を見極めていらっしゃって、本当に勉強になりました。91年に(株)秋山愛生舘がボストンに設立したアメリカ子会社「Autumn Hills International Corp.(AHIC)」の名付け親でもあります。相談をした時に先生から、「どうしてもアキヤマという名前を会社名につけたいですか?」と質問され、「どうしてでしょうか?」と逆に聞き返しました。すると「『000 U.S.A.』という名称は如何にも子会社というイメージで、出来れば英語名の方がプライドの高いボストンでは好印象だと思いますが」とのお答。いろいろ知恵を出して、日本語の「秋山」をニューイングランド・サウンドで「Autumn Hills」とした次第です。

 その後登記にあたり同じ名称が無いかどうかを確認しましたら、何と「Spring Hills」、「Summer Hills」、「Winter Hills」はすでに存在していましたが、マサチューセッツ州には「Autumn Hills」だけはまだ登録がなく、この名称を弁護士に伝えて登記をしたことを思い出しました。

 働く女性同士ということか秋山喜代と大変気が合い、私もその後も親しくさせて頂きました。そんな関係性があり96年に秋山喜代が亡くなった時、生前の感謝の意味も込めて香典の一部をファー先生が所長を務める研究所に寄付をしました。するとすぐにお手紙が先生から届きました。「生前の秋山喜代さんの当研究所に対するご尽力に感謝して、今回の寄付金を原資として『Kiyo Akiyama Award』を創設し、毎年大学院留学生を対象に日本への渡航費用の一部に充てるべく計画中だが、賛否をお尋ねしたい」旨の内容でした。「一民間人のこころざし」の価値に対する表現として記念の賞を創設し、名前を刻んで永く後世に残すアイディアに、寄付する者への配慮・奥深さ・裾野の広さを感じた次第です。その後2回目の寄付を行い、現在も毎年この賞の選考・授与は続いています。この辺りのことについては、「08.12.1」の欄にも書きました。

 姉妹都市交流もそうですが、ボストンを中心とするアメリカ・マサチューセッツ州の方々とのネットワークでも、こうやって書き綴っていると止めどもなく次から次へと顔が蘇ります。子ブッシュ時代のアメリカは全く好きになれず、私はあの国とは意図的に距離を置いて参りましたが、昨今はまた昔のネットワークと連絡を取って活動を再開したい気になってきています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 講演が終了してから、多くの参加の皆さんがファー先生にご挨拶をされていました。私もしばし会場の隅で待ち、講演の中で紹介して頂いた御礼と、大変誇りに思う旨を先生にお伝え致しました。本当に人の繋がり、地道で真摯な交わりこそが、レガシーとしての価値を残すのでしょうね、そう実感した一週間でした。

JWLI 10周年記念シンポ

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 フィッシュ・ファミリー財団(本部: 米国ボストン、創設者:ラリー・フィッシュ、厚子・東光・フィッシュ)は、財団が創設したプログラム「JWLI (The Japanese Women’s Leadership Initiative)<http://jwli.org/japanese/」が今年で10周年を迎えることを記念して、「JWLI 2016 東京サミット」を、東京港区東京アメリカンクラブで開催しました。このプログラムは、「日本社会に良い社会変革をもたらす活動を実践する女性リーダーの育成」を目的にした、日本女性を対象とするフェローシッププログラムです。

* 東京アメリカンクラブ(https://www.tokyoamericanclub.org/index.php/en/events-meetings-parties

 今回、300人を越える参加者が集まり、女性の活躍がいかにソーシャルセクターにおいて貢献し変革を起こしていけるのか議論を深めました、参加者の99%は女性でしたが、私は参加していて違和感なく変革の担い手としてのプレゼンに感動しました。イノベーション、チェンジと言った言葉が講演・パネルディスカッションを通じて何回となく語られ、今後、日本のチェンジ・エージェントとしての機能を果たしていくことを確信しました。

厚子・東光・フィッシュさん

厚子・東光・フィッシュさん

会場は300人の参加者で満席、99%が女性!

会場は300人の参加者で満席、99%が女性!

 「グローバル・ギビング(Global Giving)<https://www.globalgiving.org/」創設者・理事長で、米フォーリン・ポリシー誌が選ぶグローバル思想家トップ100人に選ばれた倉石真理さんが、「世界規模で社会変革をリードする女性リーダー」をテーマに基調講演を行い、続いて「女性がリードする米国と日本の社会変革」と題した全体パネルが行われました。

基調講演は倉石真理さん

基調講演は女性のリーダーシップほかメッセージ満載

倉石真理さん

倉石真理さん

 倉石真理さんは、自立して生きてきた自分自身の人生が、目の前の課題解決を市民目線で解決する活動を通じて、「信頼なくしてリーダーシップはない」との確信を得た経緯と、日本社会で女性がリーダーシップを発揮しにくい風土について鋭く指摘しました。NGO立ち上げの動機と経過、継続の中から人づくりができること、失敗に罰を与えない大切さ、やってみないことこそ恥、等、心に残るフレーズが盛りだくさんでした。

 続いては全体パネル、パネリストのお一人・坪内南さんは、3年前の秋山財団第10回「新渡戸・南原賞」を受賞されました。今回の彼女の生い立ち・活動経歴をあらためて知り、震災復興活動ばかりでなく数々の国際的課題解決型市民活動の実績を再確認し、会場で私の感想も伝えました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17968

[ 全体パネル ] 女性がリードする米国と日本の社会変革

モデレーター: 木全 ミツ 認定特定非営利活動法人JKSK女性の活力を社会の活力に会長・理事長
パネリスト:

アイリーン・ヒラノ・イノウエ 米日カウンシル会長、フォード財団理事

エミリー・ライフェルト グリーンタウンラボ CEO

坪内 南 一般財団法人教育支援グローバル基金 ビヨンドトゥモロー 事務局長

松島 由佳 特定非営利活動法人クロスフィールズ 創設者・理事/JWLIフェロー

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 午後からは会場を二つに分けて4つのテーマでパネルディスカッションでした、私はそのうちAとDに参加、米国におけるソーシャルセクター・寄附の現状、日本社会におけるダイバーシティ、こどもの貧困、東北復興活動などを含む幅広いテーマで女性のリーダーシップがもたらす社会変革について議論しました。

午後の分科会A

午後の分科会1パネルA

[ 分科会 1 ] Panel A: Invest in Women 女性の社会変革を支える寄付・社会的投資

モデレーター: 岸本 幸子 公益財団法人パブリックリソース財団 代表理事・専務理事・事務局長

パネリスト: 鵜尾 雅隆 特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事

桑名 由美 グローバル・シチズンズ・イニシアチブ創立者・社長

比嘉 文 ハンズオン東京 理事

龍治 玲奈 日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 渉外・社会貢献課長

午後の分科会D

午後の分科会D

[ 分科会 2 ] Panel D: 女性による社会変革の最前線:日本における社会変革担い手の

新進リーダーによる成功事例
モデレーター: 吉田 亜砂子 メリルリンチ日本証券株式会社ESG推進チーム ヴァイスプレジデント

パネリスト: 栗林 知絵子 特定非営利活動法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 理事長

惣万 佳代子 特定非営利活動法人デイサービス このゆびとーまれ 理事長

原田 文代 株式会社日本政策投資銀行(DBJ)女性起業サポートセンター長兼国際統括部担当部長

矢上 清乃 株式会社グローバルママ・ゲートウェイ 代表取締役/ママスタート・クラブ代表/JWLIフェロー

 今回、厚子・東光・フィッシュさんは、 JWLIの活動が新しいフェーズに入ったと述べ、新たに「チャンピオン・オブ・チェンジ」アワードの立ち上げを発表しました。

 これまでにJWLIプログラムを通して、約40人の日本人女性がボストンの様々な非営利団体およびシモンズ大学で、財務、資金調達、プログラム運営、評価等について全米から集まった女性リーダーとともに学び、帰国後は世界に活躍の場を拡大しているいとのこと、素晴らしい活動です。

 今回のシンポジウム、日本側で事務局を担当した私も評議員をつとめる(公財)公益法人協会からのご案内で参加したのですが、貴重な場を与えて頂きました、今後の秋山財団の活動へ、たくさんのヒントを得ることができました。

IBM北海道会議 2016@旭川

Posted by 秋山孝二
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 第31回IBM北海道会議、今年は旭川で開催、テーマは「オリンピック・パラリンピックと北海道」でした。どんな議論になるか未知数でしたが、基調講演、分科会、全体討論とずっと頭を動かし続けた私にとっては有意義な場となりました。毎年今の時期、北海道を定点観測のように見つめ直すこのような企画に感謝したいですね、31回を重ねた歴史をあらためて噛みしめました。

これまでの記載はこちら――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10557

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21440

 この会にあたって、あらかじめ主催者にお渡しした私の立ち位置は以下のようなものです。

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1)個人プロファイル

(出身地)札幌市 (これまでのお仕事や活動などを簡単にご紹介下さい) 北海道経済同友会 幹事、(公財)秋山記念生命科学振興財団 理事長、(公財)北海道演劇財団 理事長、 (公財)ワグナー・ナンドール記念財団 理事長、 (一財)北海道札幌南高等学校林 理事長、認定NPO北海道市民環境ネットワーク 理事長、(公財)北海道環境財団 評議員、(公財)北海道対がん協会 監事、札幌学院大学 客員教授

2)テーマ『オリンピック・パラリンピックと北海道』について思うこと、ディスカッションしたい内容

* 1972年札幌冬季オリンピックを知る者として、当時の意義・評価と今時代におけるオリ・パラの意義との「違い」について

* 21世紀での開催意義について

* 北海道と国際化について、環境、観光等の視点から

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<基調講演>

* 河合純一さん(一般社団法人 日本身体障がい者水泳連盟会長)

 「夢への努力は今しかない~パラリンピックが日本を変える~」と題してのご講演、パラリンピックの発祥・歴史を知り、2020年に世界で初めて2度目となる東京での開催の意義について、熱く語られました。金メダリストとしてのご自身の経験から繰り出すお言葉は、説得力がありましたね。「アスリート・ファースト」というよりも、「アスリート・センター」、パラリンピック開催は全ての人が参加できる社会の実現に向けた取り組みにしていくべきと、方向性を示唆されました。

* 篠田信子さん(2020東京オリンピック・パラリンピック文化教育委員)

 富良野で活躍される篠田さんは、演劇関係でも以前からお世話になっています。2020東京オリ・パラ組織委員会の文化教育委員会委員として、ほぼ毎月東京でもご活躍中です。21世紀の今、文化芸術、そしてスポーツの「運動会的盛り上がり」が、世界を変える原動力になると、これまでの富良野での実践を踏まえて控え目ながら信念をもって語られました。

<分科会討論>

 今年の分科会は素晴らしいメンバーに恵まれました。それぞれのフィールドからの簡潔明瞭、そして経験に裏付けられた含蓄のある発言の数々、楽しくもあり嬉しかったです。

 参加者で分科会でもご一緒だった永瀬充さんが、2010年バンクーバーパラリンピックで獲得した銀メダルを手に取ってみましたが、ずっしり重く、また表も裏も驚きのデザイン、さらにメダルケースほか、附属品の芸術性も素晴らしいものでした。スポーツと芸術文化の一体感を、メダルを手にして実感しました。

アテネパラリンピック銀メダル

2010バンクーバー パラリンピックでの銀メダル

ケース他附属品も素晴らしい!

ケース他附属品も素晴らしい!

 二日目のラップアップ討論で、私たちの分科会は「道民によるすべての人々のための北海道総点検!」とまとめました、実に内容の濃い意見交換で、分科会メンバーに心から感謝です。

 過去のこの会議の開催記録を読み直すと、この30年間の社会の様子を知ることができます。秋山財団の30年間と重なり、別の視点からの近い過去の総括となりました、皆さま、IBMの皆さま、心から御礼申し上げます。

六華同窓会総会 2016

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 高校の「六華同窓会」、今年の総会・懇親会が盛大に開催されました。8年間幹事長を引き受けていましたが、昨年から副会長に就任です。後任の西尾長幸幹事長が入念に準備をされて、東京六華同窓会幹部との連絡会他、全く滞りなく総会決議も終了しました、皆さん、ありがとうございます。

* これまで記載――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A

総会には東京から「東京六華同窓会」の幹部も参加

総会には東京から「東京六華同窓会」の幹部も参加

 引き続いて南41期が幹事当番期で今年の懇親会が盛大に開催されました。一中の大先輩たちから若い世代と大変幅広く、特に今年は、乾杯の挨拶が和田由美副会長、締めのご挨拶が林美香子副会長、次期幹事当番期実行委員長が南42期の山下美妃さんと、新しい時代の到来を印象づけました。

老若男女、幅広い出席者!

老若男女、幅広い出席者!

 今年も札幌一中校歌の斉唱、一中の大先輩も元気にご登壇。後輩たちと一緒に歌いました。

元気な姿の札幌一中の大先輩の皆さま

元気な姿の札幌一中の大先輩の皆さま

 最後は次年度当番期への引継ぎ、同窓会始まって以来の女性の実行委員長・山下美妃さんです。

世の中に遅れること数十年、初の女性実行委員長

世の中に遅れること数十年、初の女性実行委員長

 私が南19期ですから南42期と言えば23歳も年下!自分は何気なく話をしているのですが、相手から見れば父親の世代だとあらためて思います。こうやって毎年毎年、年を取っていくのでしょうね。

 懇親会の最後までいて、その後は同期の集まりにも参加しました、いつもの狸小路6丁目の梶原くんのお店です。

変わらぬ同期の連中

変わらぬ同期の連中

地域ヘルスリフォームを考える@静岡

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 静岡県立大学大学院附属医療経営研究センター:代表 西田在賢教授(http://cmhw.u-shizuoka-ken.ac.jp/chms/)が、「ひるがえってわが国の地域ヘルスリフォームを考える」と題した静岡県立大学創立30周年記念政策研究会を、 谷田キャンパスの大講堂で開催しました。私は「一般財団法人 社会福祉・医療事業の経営研究会」の理事として参加しました。

 西田在賢先生とご一緒のこれまでの記事はこちらです:

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18261

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24823

静岡県立大学谷田キャンパス

静岡県立大学谷田キャンパス

<プログラム> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

13:15-15:15 第一部(進行:東野定律 医療経営研究センター副センタ―長、大学院経営情報イノベーション研究科准教授)
13:15-14:00 【講演】「英国の病院トラストに見る地域病院の統括管理」
西田在賢 医療経営研究センター長、大学院経営情報イノベーション研究科教授
14:00-14:45 【講演】「英国の医療提供とアカウンタビリティ」
Uddin, Shahzad教授(英国Essex大学Business School, Accounting Centre Director)
(通訳:森 勇治 医療経営研究センター副センタ―長、大学院経営情報イノベーション研究科准教授)
14:45-15:15 【講演】「わが国の非営利ホールディングカンパニー医療法人の議論を振り返る」
橋本英樹(東京大学大学院医学系研究科教授、公共健康医学専攻保健社会行動学分野)

15:30-16:30 第二部(進行:遠藤邦夫 矢野経済研究所首席研究員)
【討論】「はたして日本で病院トラストができるか」
・宮島俊彦氏(内閣官房社会保障改革担当室長、元厚生労働省老健局長)当センターセンター顧問
・角田愛次郎氏(弁護士、㈶社会福祉・医療事業の経営研究会理事長、㈶国際ビジネスコミュニケーション協会監事、
静岡県立大学医療経営研究センターガバナンス会議議長)
・Uddin, Shahzad(Essex大学教授)
・橋本英樹(東京大学大学院教授)
・西田在賢(静岡県立大学教授) ほか

16:30  閉会の辞

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 研究会では、前半にセンター長の西田在賢教授が、今年6月から8月にかけて「社会保険旬報」に連載した『英国病院トラスト考』について概説し、続いて英国からお招きしたウディン教授(エセックス大学ビジネススクールの研究センターAccounting Centre責任者)から、同国の医療サービス提供において求められるアカウンタビリティ、及び地域病院群を統括管理する病院トラストではどのようにしてアカウンタビリティを果たすかを解説されました。いわゆる米国的「会計」とはかなり異なった「アカウンタビリティ」の深い意味合いを理解する機会となりました。

西田在賢教授

西田在賢教授

Uddin, Shahzad(Essex大学)教授

Uddin, Shahzad(Essex大学)教授

 さらに昨年、厚生労働省が公表した地域の医療・福祉施設を統合管理できるとする「地域医療連携推進法人制度(仮称)」の検討委員会の委員をされた東京大学大学院医学系研究科の橋本英樹教授から、日本における病院経営統合の課題等についてご説明・ご意見、そのあと、ファシリテーターを矢野経済研究所首席研究員の遠藤邦夫氏に、厚生労働省や関連分野の有識者の方々を交えたパネルディスカッションが行われました。

後半はパネルディスカッション

後半はパネルディスカッション

パネリストの熱弁が続きました

パネリストの熱弁が続きました

 終了後は、関係の皆さまとで意見交換会。それぞれの方々のこの分野の関わりを知り、個別の会話を通じてさらに理解が深まりました。

浮月楼の庭を観ながら

浮月楼の庭を観ながら

 企画のご案内に、「わが国では人口が縮減する中で高齢化が本格化しており、国の借金と医療介護費用が膨れ上がるのを目の当りにしながらも未だに国のグランドデザインは見えず、まるで沈みゆくタイタニック号のデッキの上でイスの並べ替えを行っているようなもどかしさがあります」と書かれていますが、私も全く同様の現状認識です。リフォームが急務な現状への危機感がないのですね。

 英国はちょうど40年前の1976年に、社会保障負担の重なりも原因となって国の財政が行き詰まりIMF管理に陥りました。その後さまざまな社会改革を重ねて昨今の財政回復に至りますが、この間の改革の研究と努力は「ニュー・パブリック・マネジメントNPM」と総称されますが、医療分野のNPMでは、英国の「ナショナル・ヘルスサービスNHS」によるさまざまな改革、なかでも医療圏ごとに地域の病院群を再編・ネットワーク化する「病院トラスト」の仕組みや運営には学べることが多くあるとの西田先生のご指摘です。

 今話題のわが国のヘルスリフォームすなわち医療改革の重要課題の一つである「地域医療構想」、そしてこの政策に整合することを求められる新公立病院改革は、いずれもが地域の基幹となる公的病院群の相互理解と連帯を求めることになると見られますが、そのような連帯を促すためのロジックがわが国には見当たりません、実現する装置・システムの欠落です。地域の未来像に対する経営責任者の欠如とも言えましょうか、「地域医療構想」の最大の弱点だと思います。

 医療は地産地消、「アカウンタビリティ」は地域住民に対する説明責任であり、見える形の運営責任でもあるとのまとめは説得力がありました。

愛生舘の「こころ」 (18)

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 今年は夏の終わりから今日まで超多忙な毎日が続き、愛生舘の「大鏡」の分解検証についてご報告をするのがすっかり遅れてしまいました。

 秋山財団30周年を記念して、数年前から「愛生舘文庫」創設の一環で歴史のひも解きを続けていますが、8月終わりに、以前から保管してある「愛生舘北海道支部長に送られた大鏡」を、100年の時代を経て分解し、年代の特定を試みました。

* 「愛生舘北海道支部長に送られた大鏡」――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1198

 まずは背板に残る貼り紙の一部を外側から再確認です、ほぼ、いつ頃の時刻表かは分かっています。

汽車の時刻表、年代特定の重要な資料

汽車の時刻表、年代特定の重要な資料

 「れきけん(http://nporekiken.com/)」の東田秀美さんに、ガラス店・職人の福田さんをご紹介して頂き、いよいよ分解を開始、ガラスを気遣いながら、慎重に背板の釘を一本一本抜いていきました。「れきけん」は、秋山財団のネットワーク形成事業助成で応援しています(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_09)。

慎重に釘を抜いていく

慎重に釘を抜いて

 ガラスと背板の隙間に挟んであった新聞紙と思われていた紙は、実はポスターでした。新聞紙だといろいろ情報が読み取れると期待していたので少々残念でしたが、このポスターにも情報は満載で、「札幌松竹座」、「クラブ乳液」ほか、年代特定の大きな手掛かりの予感がしました。ただ、これはガラス製造時期、贈呈時期とは少し違い、送られた後に札幌で一度背板を外して入れられたものと推定できます。商品販売のプロモーションとして映画ご招待といった企画が当時から行われていた、また別の発見も面白かったですね。

ポスターには情報満載!

ポスターには情報満載!

 早速、製造メーカーを調べて検索し、このボトルとデザインから年代を特定できました。

製造メーカーに問い合わせて年代を特定!

製造メーカーに問い合わせて年代を特定!

 今回の一番の発見は、ガラス塗料の検証です。今現在、成分を分析して、この塗料が使用されていた年代を解き明かすことができると期待しています。鉛成分の毒性から、この分野での成分改良も現在まで随分進んでいるとのことも知りました。

初めて開陳された鏡の裏側

初めて開陳された鏡の裏側

 歴史は細部に宿る(?)、数回打ち直された鍵穴も見て取れます。間に挟まっていた先述の2枚の折りたたんだポスターも、贈られた以降に一度背板を外して安定させるために挿入されたものと推察できます。釘穴の後を検証すると、素人が打ち込んだようだと福田さんはおっしゃっていました。

複数回打ち直された釘穴の後

複数回打ち直された釘穴の後

鏡の塗料成分から年代を特定中!

鏡の塗料成分から年代を特定中!

 毎年夏に札幌に避暑で滞在されている片桐一男先生、愛生館文庫創設にお力を借りている山下秀子さんも、背板の細部の検証に集中していました。

背板の細部も検証しながら

背板の細部も検証しながら

 歴史の発掘は、まさに考古学と似た手法なのでしょうね、木製の鏡枠は時の経過を刻み、一つ一つの構成物からも時代時代の特徴を検証できる、本当にエキサイティングな時間でした。現在まだ財団事務所に分解したままに置いていますが、分析中の結果が分かり次第、また組み立てて永く大切に保管し、皆さまのお目にも触れるべく展示したいと思っています。

 永い眠りから息を吹き返した大鏡、本当に愛おしく思えた瞬間でした。

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愛生舘社宝「鏡」の解体調査状況について

解体年月日:平成28817

(秋山理事長、解体者福田ガラス店社長、片桐一男先生傍観、山下)

①裏板の調査について

●列車時刻表の年月日の調査

明治4232日第三種郵便物認可と書かれていることが判明。(但し、何枚かの紙が重なって貼られているため、鏡が出来た時期はそれより早と推定される)

②鏡と板の間から見つかったポスターについて

●札幌松竹座=1925(大正14年南4西3)改称、2年後に火事1929に改築、前身は大黒座として1897に開業)

●ポスターのホルモン含有クラブ乳液(旧中山太陽堂発売)

19311935/昭和6~10年以降に松竹座の広告媒体となったものである)

③愛生舘社宝「鏡」の製造年の特定

●松本順の栄典事項により明治26年から38年(正四位勲二等)に作られたものである。製造年の特定は、調査継続中。

④鏡(8mm)の裏止め塗装・レンガ色の種類の特定

文字を鏡の中に入れる製法について

●④並びに⑤は調査中

(参考)研きガラス(8mm)→鏡に加工(特注)したと考えられる(福田ガラス店社長)

・通常の規格寸法は36インチ×24インチである。

・愛生舘鏡の基板寸法=100インチ(2410mm)×75インチ(1905mm)

11月末を目処に調査を終了する予定

(平成28107日現在 山下)

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附属札幌小学校、開校130周年!

Posted by 秋山孝二
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 北海道教育大学附属札幌小学校(http://www.hokkyodai.ac.jp/fuzoku_sap_syo/outline/)の「開校130周年記念式典・祝賀会」に出席しました。同窓会の副会長を拝命しているのですが、殆ど何のお役にも立っておらず心苦しいばかりです。お目出度い席でもありますので、今回、JR学園都市線・あいの里教育大前からゆっくり歩いて会場の小学校まで足を運びました。

* http://www.hokkyodai.ac.jp/fuzoku_sap_syo/alumni/130anniv.html

あいの里で記念式典

あいの里で記念式典

 少し早目に着いたので、校長室で戸田まり校長と昨今の附属小事情をお伺いしました。実験校としての先駆的試みも多彩で、知的障害学級とのインクルージョンは、給食時、運動会他の校内イベントでもさらに積極的に推進しているようですし、教員の海外交流研修も盛んで、とても小学校での学習とは思えないプログラムにも驚きました。今後、秋山財団との何らかのコラボの可能性について、戸田校長も前向きでした、貴重なお話をありがとうございます。

130年で4か所目の校舎も28年目

130年で4か所目の校舎も28年目

 これまでの附属小の歴史です(http://www.hokkyodai.ac.jp/fuzoku_sap_syo/outline/time_line.html)。

 式典は形式的なものに加えて、「記念アトラクション~音楽と言葉と映像で綴る 附属札幌小の昔・今・未来~」が児童たちにより繰り広げられ、オープニングの金管バンド、「変わってきたもの」、「変わらないもの」、「変化していくもの」の流れに感動しました。最後の全体合唱、「この地球のどこかで(https://www.youtube.com/watch?v=GWEmUQfdTLo)」も素晴らしい曲でした。

 式典を終えて余韻に浸りながら校舎を後にすると、130年の歴史を伝える藤棚が目に入り、4回目の校舎と共に移設されて、今も脈々と命を繋げていました。

伝統の藤棚も健在

伝統の藤棚も健在

移植にも耐えて花を咲かせ続けていると

移植にも耐えて花を咲かせ続けていると

 夜は祝賀会が和やかに開催されました。札教育大・蛇穴治夫学長、同窓会・伊藤義郎会長、附属小学校・戸田まり校長と同じテーブルで、昔話、現状、実験校を取り巻く課題ばかりでなく、文部科学省の未来志向の教育方針の一端も伺えて、深いお話とともに楽しいひと時でした。

北海道教育大学蛇 学長と伊藤義郎同窓会会長

北海道教育大学蛇穴治夫学長と伊藤義郎同窓会会長

記念DVDより校章、校旗

記念DVDより校章、校旗

 祝賀会の終わりは、校歌を参加の皆さまとご一緒に斉唱して、130年の時の経過と同時に変わらぬ伝統を実感した一日となりました。10月は同窓会関連の行事が目白押し、今週末は高校同窓会総会・懇親会、来月は中学校の70周年記念式典・祝賀会と続きます、温故知新、今、あらためて噛みしめる我が人生です。

<校歌>

* http://www.hokkyodai.ac.jp/fuzoku_sap_syo/outline/symbol.html

* http://www.hokkyodai.ac.jp/files/00002800/00002883/koka_2008.3.mp3

デロリアン、札幌に登場!

Posted by 秋山孝二
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 札幌の「Cafe tone(http://cafetone-cafe.com/)」を拠点に活躍する「北海道club」が主催する「つながろう! 北海道(http://tsunagaro-hokkaido.jimdo.com/」プロジェクト第三回が、先日開催されました。

 北24条商店街振興組合との共催、ごみの山を資源の山に〜究極の循環型社会構築を目指す」のテーマで 、日本環境設計(株)(http://www.jeplan.co.jp/ja/)の岩元美智彦氏による講演会が大盛況だったようです。私は講演会には参加できなかったのですが、翌日の北24条イベント会場で岩元美智彦さんとお話ができました。

講演会&イベント2日間

講演会&イベント2日間

北24条北区役所駐車場で

北24条北区役所駐車場で岩元さん(Facebookより)

リサイクル原理

リサイクルプロセス(Facebookより)

 日本環境設計(株)はベンチャー企業で、今年で10年目を迎えます。古着からバイオエタノールを作りだす技術を持ち、酵素と菌の力を使って原子レベルでリサイクルするので、今までゴミとされていた有機物がゴミではなく資源に変わります。さらにこの会社の素晴らしい姿勢は、技術だけでなく、生活する市民を巻き込んだエコシステムを作ろうとしているところです。地上で使われている石油製品をもう一度資源に戻すことができれば地下から掘り出さなくてもよくなる究極の循環系です。石油ほかの地下資源を巡って争奪戦は、国と国との争いの種であり戦争に発展する場合も多く、石油に依存した世界が大きく変わっていく可能性を示唆する「プランB」を提起していると、先日岩元さんとお話をしていて感じました。理念としての環境、循環ばかりでなく、経済合理性としての比較優位性と言えるのでしょうね。

* 別の場所での講演の内容――> http://iitoushi-tanken-nisshi.hateblo.jp/entry/2015/02/04/231831

 北海道で新たな展開を多くの方々と検討し、実現していきたいと強く思いました、これからも宜しく!

「財団深掘りセミナー」でプレゼン!

Posted by 秋山孝二
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 (公財)助成財団センター(http://www.jfc.or.jp/)が主催する「財団深掘りセミナー」の第2回目で、秋山財団が事例研究で発表する機会がありました。JFCの山岡理事長はじめ、全国の財団運営に関わる皆さまとの濃密な意見交換は、秋山財団設立から30数年関わってきた私にとっても、大変収穫の多い場でした。

 助成財団「深掘り」セミナーは、JFCが本年度より新たに企画・運営するもので、個々の活動をく深く掘り下げ、じっくり聴くことにより参加者各々が助成財団の組織及び事業のあり方を学び、実践していくための一助となるこを目的に年3回程度開催を予定しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~当日案内チラシより
http://www.jfc.or.jp/wp-content/uploads/2013/04/160929kenshu.pdf

第2回 助成財団「深掘り」セミナー

「いのちをつなぎ、いのちを育む」― 「秋山財団」の志と価値に学ぶ ―

日 時 : 2016年9月29 日( 木) 14:00~17:00(17:30より交流会)

会 場 : 日本教育会館 (7F ) 704 会議室 (東京都 千代田区一ツ橋 2-6-2)

話し手: 秋山記念生命科学振興財団  理事長 秋山孝二

主催: 公益財団法人 助成財団センター [ JFC]  協力: 公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団

 秋山記念生命科学振興財団は明年1月 、設立30周年を迎えます。設立以来、北海道という 「地域 」と「生命科学:いのち」に対する強い思い入れを核に、地域・ 民間財団としてのユニークな活動 (「いのちをつなぎ、育む」研究活動・市民への支援 )を力強く展開しています。 研究助成については、生命科学に関する基礎的・萌芽独創な研究の発掘、市民活動支援については 「ネットワーク形成事業助成」 による活動創出を狙いとしています。

 このような高い志と独自の価値観に貫かれた財団の活動は、去る2月に開催された「助成財団の集い(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25679」でも多くの関心と注目を集めました。同財団の地道で着実な助成 ・育成活動が、地域から日本社会へ、そして世界へ向けて更なる発展を遂げていくことが期待されます。

 そこで今回のセミナーでは、秋山理事長のお話をじっくりとうかがい、 新たな時代に即した財団と助成のあり方について、 “グローカル ”な視点( (Think Globally, Act Locally)から、皆さんと共に活発な意見交換等を行いたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~チラシコピー おわり

 以下は、当日の私のプレゼン内容の一部です、81枚のスライドを使用しました。私自身、これまでにない突っ込んだ内容にチャレンジしたつもりです。

~~~~~~~~~~~~~~~~

時代の変化とともに歩んで、30

1.秋山財団の現在

2.設立までの経緯

3.理念

4.事業の推移・イノベーション

.公益財団法人への移行認定を通じて

. 今、注力している活動

7.今、思うこと

8.問題提起

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 特に、今回、後半部で注力したポイントです。お金の新しい動きと私から視る問題提起を語りました。

~ところで、大切なお話~お金と事業と公益法人」と題して:

財団の資産運用は「極めて長期的」!と、私は思ってやって参りました~、「基本財産」に込める寄附者の意志の継承

<グローバルマネーの新しい動向>

SRI Social Responsible Investment (社会的責任投資)、主に、社会的責任の観点から望ましくない投資対象を除外したり、望ましい企業を投資対象とするもの

ESG投資 環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)を意識したという意味で、投資判断の材料にするもの

http://www.es-inc.jp/library/writing/2008/libwri_id003014.html

具体的には、①環境問題への取り組み(リサイクル達成率、温暖化ガスの排出量など)、②企業の社会性(法令順守、職場環境への配慮、地域への貢献度など)、③企業内における経営陣、従業員および株主の権利および責任の明確化(社内監査制度の整備、不祥事対応など)が考慮

問題提起として:

1)本来の「第三セクター」の立ち位置は?

①社会変革、アンチテーゼ

②新しい道を切り拓く ー> 合意形成へ

2)「自主」・「自立」・「民間財団」としての矜持

〇科研費の競争的資金、

防衛省 「安全保障技術研究推進制度」、とは一線を画すーー> 民が担う公共

Duty vs Prize

3) 財団法人経営を学ぶ場の必要性

①他財団とのパートナーシップ構築

②「基本財産」に込める出捐者の意志の継承

4)秋山財団「第8期5カ年計画」策定

①助成金は「投資」 → 「託資」、「拓資」

②対応する → 提起する

③「コミュニティ財団」の機能

 以上、当日発表のほんの一部を掲載しましたが、後半の質疑応答も大変内容の濃いものでした。「サラリーマン財団」みたいな言葉も飛び出したり、親企業(?)と財団との関係性、及び今後の自立的活動の展望等、グローバルマネーの動きに絡む新たな展開にも気づきを得ました。様々な環境の中で日々活動されている財団の運営に関わる方々の率直なご意見は、実にリアルで興味深いお話満載でした。

 今後も期待したい場ですね、このような機会を与えて頂き、心から感謝申し上げます。

第6回 九条の会 全国集会

Posted by 秋山孝二
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 むのたけじさんの「魂を継承する会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27735)」の翌日は、九条の会の全国集会でした、今年で第6回目となります。

 これまでの「九条の会」関連のメッセージ――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E4%B9%9D%E6%9D%A1%E3%81%AE%E4%BC%9A

今年で第6回目

今年で第6回目

会場の明治大学駿河台キャンパスは超満員

会場の明治大学駿河台キャンパスは超満員

 冒頭の小森陽一事務局長から、あらたな世話人の発表がありました。世代交代も進み、更に活動に弾みがつきそうです。

事務局長の小森陽一さん、冒頭報告

事務局長の小森陽一さん、冒頭報告

新しい世話人の発表、世帯交代も進んで

新しい世話人の発表、世帯交代も進んで

 当日は、その中から6名の方が登壇し、ご挨拶をされました。名古屋大学名誉教授の池内了さんのご挨拶は、宇宙物理学者のお立場から、昨今の防衛省予算の委託研究費の危険性を分かり易く語られました。

6名の新しい世話人の皆さま

6名の新しい世話人の皆さま

 澤地久枝さんもお元気な姿で、変わらぬ信念を語られました。

今年もご挨拶

今年もご挨拶

 当日は配布された全国各地の「九条の会」のイベントちらしがいっぱいです。

集会、イベントのチラシが満載

集会、イベントのチラシが満載

 安保法制制定から1年経ち、いよいよこの活動も正念場を迎えていて、会場にも緊張感と共に、明るさとしぶとさが感じられ、午後からは分科会に分かれての討論が繰り広げられました。

むのたけじさんの遺志を継ぐ

Posted by 秋山孝二
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 「戦争絶滅」を訴え続けたジャーナリスト・むのたけじ(本名・武野武治)さんが8月21日、老衰のため、さいたま市のご次男宅でご逝去されました、101歳でした。

朝日新聞記事より~~~~~~~

 朝日新聞記者時代に終戦を迎え、「負け戦を勝ち戦のように報じて国民を裏切ったけじめをつける」と終戦の日に退社した。ふるさとの秋田県に戻り、横手市で週刊新聞「たいまつ」を創刊。1978年に780号で休刊してからは、著作や講演活動を通じて平和への信念を貫き通した。

 100歳になった昨年は戦後70年で「歴史の引き継ぎのタイムリミット」といい、講演で各地を飛び回った。今年5月3日に東京都江東区の東京臨海広域防災公園で行われた「憲法集会」でのスピーチで「日本国憲法があったおかげで戦後71年間、日本人は1人も戦死せず、相手も戦死させなかった」と語ったのが、公の場での最後の訴えとなった。

 2002年に胃がんの手術をし、06年に肺がんで放射線治療を受けたが、ほぼ完治。90歳を過ぎても自転車に乗り、「80歳より90歳のほうがいい仕事ができるようになった」と話した。

~~~~~~~記事からの引用 おわり

* 2016.5.3演説――> https://www.youtube.com/watch?v=8HUgguVnNM0

 先月、東京の早稲田大学大隈講堂で早稲田大学大学院政治学研究科主催のシンポジウム「ジャーナリスト・むのたけじの魂を継承する~むのたけじさんを偲ぶ~https://www.waseda.jp/fpse/gsps/news/2016/09/13/7698/」が開催されました、若い方々の参加も多かったですね。

むのたけじさんについてのこのブログでの記載――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%80%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%98

会場の早稲田大学大隈講堂前

会場の早稲田大学大隈講堂前

満杯の会場内には在りし日のむのたけじさんの映像も

満杯の会場内には在りし日のむのたけじさんの映像も

 「偲ぶ会」と言っても、むのたけじさんの強い遺志で、追悼だけの内容にはするなとのこと。当日のパネルディスカッションでも登壇者は皆さん、ご自分の立ち位置からの決意表明でした。

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第一部 パネルディスカッション  「むのたけじのジャーナリスト魂をどう引き継ぐか」

パネリスト: 鎌田慧(ルポライター)、桂敬一(メディア研究者、元立正大学教授)、佐高信(評論家)、宮城修(琉球新報社会部長)

モデレーター: 落合恵子(作家)

第二部 ①「むのさんと出会って」 各大手新聞社(朝日、読売、東京)の取材した記者の皆さん、ほか

②「むのさんの魂を継承する」

『笑う100歳』予告編上映

遺族のご挨拶 武野大策

総合司会:高橋恭子(早稲田大学政治経済学術院教授)

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 思い出のVTRに続いて、映画「笑う101歳×2(http://www.warau101.com/)」のご紹介もありました、完成が楽しみですね。

近日完成予定の映画!

近日完成予定の映画!

 パネルディスカッションは、落合恵子さんの素晴らしいコーディネートで、実に内容の濃い時間となりました。当日配布のプログラムの裏表紙に「死ぬ時そこが生涯のてっぺん」とのご本人の言葉が書き留めてありました。

 終わりのご子息・武野大策さんのお話によると、「自分が死んでも、偲ぶ会など開いてくれるな」と強く仰っていたそうです。「そんな会をやる暇があるのだら、私の著書を読んでくれ」との強い意志です。「父は、『俺を眠らすな!』と言いたかったのでしょう」と語りました。「肉体は死んでも、闘う精神はまだまだ続く!という意志を当日の参加者にお伝えになりました。

 閉会の高橋恭子先生は、「むのたけじの魂を継承する」という意味は、むのたけじのことば・書物を引っ張り出してきて、「あんなこと言ってた」「こう言ってた」と偲んだり語り継ぐのではなく、皆さんがむのさんのことばを読み、自分で考え、自分のことばで語って頂きたい、そのことが、「魂を継承する」ということです、とまとめられました。若い方々の参加も多く、大隈講堂は満席の大盛況、素晴らしい力強いシンポジウムでした。

<印象に残る登壇者の言葉>

* ひとり一人の自立した「個」が基本

* 美しい生き方があるとすれば、自分を鮮明にした生き方である

* 戦争をさせない意志を継ぐ

* むのさんの言葉: 希望は絶望の中に

* 「生きる」ことは「闘う」こと、そして「続ける」こと

* むのさんの言葉: 「対」で思い浮かぶのは「対立」ではなく「対話」

 むのたけじさん、私はご遺志をしっかり受け止めて、これからの自分の頭で考えて行動して参ります!