新渡戸 Days、濃密でした!

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 「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」は第3回目のフォーラムを開催しました(http://nitobe-enyu.org/award_ceremony_invitation/)。当日の様子は後日、録画でHPに掲載します。

 これまでのフォーラムの記録はこちらです。~~~~~~~~~~~~~~~~~

* 2013年  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

*  2014年  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20282

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 今年は作文・論文コンクール(http://nitobe-enyu.org/120-essay/)授賞式も同時に行いました。

<受賞者>

優秀賞  須田 洵(まこと)氏

「新渡戸稲造の思想と札幌遠友夜学校精神の今日的意義」

優秀賞  谷口 稔 氏

「新渡戸稲造の『武士道』と札幌遠友夜学校に学ぶ」

佳 作  中島 悠介 氏

「新渡戸稲造の思想と札幌遠友夜学校精神の今日的意義」

左:中島さん、中央:須田さん、右:谷口さん

左:中島さん、中央:須田さん、右:谷口さん

 続いては藤井茂先生の記念講演、ご本人のご要望でもあり、質疑応答にもたっぷり時間をとって頂きました。

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演題 「新渡戸稲造 ~ 世界に示した紳士道」

講師:  藤井 茂 氏 (一般財団法人 新渡戸基金 常務理事・事務局長、新渡戸研究家、著述家)

* 一般財団法人 新渡戸基金(http://www.nitobe.com/

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藤井茂常務理事の特別講演

藤井茂常務理事の特別講演

 約100名の参加者は、旅行中で札幌に滞在中だった方、本州からの方を含めて、藤井茂先生による新渡戸稲造の著書以外の日常生活・言葉から読み解く人物像に、魅入った2時間半でした。新渡戸思想は、私たち自身の日々の行動の中で体現していくことの大切さを強調されたように思います。

 講演会終了後は交流会、腰にコルセットを装着してまでご参加になった方もいたり、さらに新渡戸稲造の実像で盛り上がりました、身長は172センチ、血液型はB型とか。「新渡戸先生と同じだ!!」と絶叫する方もいらっしゃって、最後まで名残惜しいひと時でした。

懇親会での盛り上がり

懇親会での盛り上がり

藤井先生、受賞者の方々、「考える会」運営委員

藤井先生、受賞者の方々、「考える会」運営委員

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 このフォーラムに先立って、前日に勉強会も開催しました、藤井茂先生によるテーマ「有島武郎と新渡戸稲造」です。頂いたお土産も新渡戸です。前日の夜に盛岡を発って、この日の朝、札幌駅にご到着、仮眠をとっての過酷な日程の中でしたが、熱心な勉強会となりました。

勉強会での藤井茂先生

勉強会での藤井茂先生、有島の人生の師は新渡戸、と!

クッキーにも新渡戸

藤井先生のお土産、クッキーも新渡戸

学びの数が多すぎて、とてもここには書き切れません。ただ、南部藩・藩校「作人館(http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000130874)」への言及部分は、歴史を振り返りつつ興味深かったですね。

 今回も、自分が主催の一員だと当日の様子の写真撮影がままらならず、残念ではありますが、とにかく濃密な二日間でした。

朝もやの千葉県・館山

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 6月、千葉県館山市の早朝、日の出時刻の朝もやでした。空気がまだひんやり美味しく、「ニッポンの朝」と思わずつぶやきたくなる爽やかな気分です。すぐにどこへともなく消えてゆき、真っ青な初夏の空に変わっていきました。

安房高の向うから朝日が

安房高の向うから朝日が

 「朝もや」と言えば、思い出します、歌手・三好鉄生の「朝もやの二人(https://www.youtube.com/watch?v=wItYTr80RPk」、1982年の作詞・作曲なのですね、30年以上前の曲か・・・・。

 「涙を流さずに~、二人なら幸せを信じてただ歩く、お前の笑顔だけが心の支えさ、涙をこらえながらただ歩く~~、朝もやの霧の中を消えてゆく」、当時、心に染み入る歌詞でしたね。そう、三好鉄生で「涙」と言えば、やはり「涙をふいて」でしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=PDECRrXb1R8

 医薬品卸の経営者時代、あるメーカーのトップとカラオケで北海道出身なのでこの唄を歌った途端、「他社のCMの唄はやめてくれ!」と叫んだのには驚いた記憶があります、凄いな日本の企業戦士は、です。

 今回の館山は、家の周辺の雑草狩りで超肉体労働、北海道よりも温暖な土地の草は、生え方もしぶとく手ごわい作業でした、「涙を拭いて」といった程ではありませんでしたが・・・・。

沖縄慰霊の日・翁長知事の言葉ほか

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 6/23「沖縄慰霊の日」全戦没者祈­念式典で翁長知事「辺野古新基地建設はできない」と訴えました。

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=121068

こちらの特集も――> http://blog.livedoor.jp/gataroclone/archives/44538515.html

 
 これまで沖縄については何回も書いてきましたが、私にとってはこちらが一番濃密な内容です

――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12980

アミノアップ化学(株) 見学

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 六華同窓会の会長は小砂憲一さんですが、2年前に訪問した「アミノアップ化学(株)本社・研究棟(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16395」、「第5回六華交流会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21219」でのお話に続いて、今回は今年度「特別事業」として現役高校生を含めた本社見学研修会を同窓会幹事当番期が企画しました。50名を越える参加者は、小砂会長の果敢なこれまでの挑戦とユニークな発想に、あらためて感動した様子でした。

地元北海道出身の芸術家を応援!

地元北海道出身の芸術家を応援!

今年はあらたにベートーベンも「入社」!

今年はあらたにベートーベンも「入社」!

エネルギーチェンジの実践を「見える化」

エネルギーチェンジの実践を「見える化」

芸術の香りいっぱいのロビー

芸術の香りいっぱいのロビー

当番期の心遣いはここまで:大先輩のお店から提供!

当番期の心遣いはここまで:大先輩のお店から提供!

 高校の教頭・教諭を含めた幅広い世代が小砂会長のお話を聞き、質疑応答も大変活発でした。テストの成績など関係なく、世界へ羽ばたけとの激励は心強かったですね。同窓の縦糸が、現役高校生の勇気に繋がってくれると嬉しいです。本当に充実したひと時を過ごすことができました、皆さん、ありがとう!!

東京六華同窓会 2015

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 毎年恒例の「東京六華同窓会」総会・懇親会が、今年も600名の参加で盛大に開催されました(http://satsunan32.org/)。

 高校同窓会は札幌の「六華同窓会(http://www.rikka.net/」と、東京(本州)の「東京六華同窓会(http://www.tokyorikka.jp/」の二つがあります。

* これまで「六華」関連の掲載分――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%85%AD%E8%8F%AF

 総会・懇親会に先立って、今年で3回目となる「ワールド・フォーラム」、今年のパネリストは佐々木芽生さんと矢口祐人さん。フロアーとのやり取りも活発で、本来の「グローバル人材」について、今の日本とのギャップも議論になりました、面白かったですね。

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■ テーマ  「グローバル人材って何?」

■ 内容
(1) キーノートスピーチ(基調講演) 「私が考えるグローバル人材像」

 ① 佐々木芽生さん(南31期) 米国ニューヨーク在住、(映画監督・ジャーナリスト)

 ② 矢口祐人さん(南35期) (東京大学大学院総合文化研究科教授)

(2) 佐々木さん、矢口さんのミニ対談

(3) 全体でのダイアログ(対話)

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佐々木芽生さんと矢口さん

佐々木芽生さんと矢口祐人さん

 今年の総会、懇親会も盛り上がりました。

一中の方々による校歌斉唱

一中の方々による校歌斉唱

来年の幹事当番期も南33期に託されました

来年の幹事当番期も南33期に託されました

 同窓会終了後は、場所を四谷に移していつものように同期会です。久しぶりに会う同期が居たり、ゆっくり話もできて楽しいひと時でした。

同窓会後は恒例の東京在住の同期会

同窓会後は恒例の東京在住の同期会

文京区小日向 界隈の今

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 寺島実郎さんの「戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」で、何回か出てきた東京都文京区小日向の界隈は、歴史的に「切支丹屋敷跡」、「新渡戸稲造旧居跡」で著名ですが、今回時間を見つけてやっと足を運ぶことができました。閑静な住宅街、学校からは子供たちの歓声も聞こえてくるこの場所で、深い時代が過ぎていたのでしょう。

<「切支丹屋敷跡」東京都教育委員会説明版より> ~~~~~~~~~~~~~~~

島原の乱(1637~1638)の5年後、イタリアの宣教師ペトロ・マルクエズら10人が筑前に漂着、すぐに江戸送りとなり伝馬町の牢に入れられた。
その後、宗門改役の井上政重の下屋敷内に牢や番所などを建て収容したのが切支丹屋敷の起こりである。
寛政4年(1792)の宗門改役の廃止まで続いた。
鎖国禁教政策の下で、宣教師や信者を収容した。
宝永5年(1708)イタリアの宣教師ヨハン・シドッチが屋久島に渡来し、切支丹屋敷に入れられた。
徳川6代将軍家宣に仕えた新井白石はシドッチを尋問し、『西洋紀聞』にまとめられた。

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* 切支丹屋敷跡 http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/shiseki/kirishitan.html

* 新渡戸稲造旧居跡 http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/ato/nitobe.html

小日向1丁目「切支丹住居跡」に建つ記念碑

小日向1丁目「切支丹屋敷跡」に建つ記念碑

説明版にはこの土地の因って来る所以も

説明版にはこの土地の因って来る所以も

 幕府のキリシタン禁教を背景とした江戸における収容施設でした。正保2年(1645年)頃、幕府大目付、井上筑後守政重が自分の屋敷内に作ったと伝えられ、当時は4千坪あったそうです。

 昨年でしたか、向いの工事現場から三つのお墓が発掘されました。

お墓発掘の新聞報道:掲示板に掲載

お墓発掘の新聞報道:掲示板に掲載

右が跡地、左がマンション建設現場

右が跡地、左がマンション建設現場

そこから5分位の場所に、新渡戸稲造の邸宅跡地もあります。

今は、財務局管理の土地に

小日向2丁目、今は、財務局管理の土地に

大邸宅に様々な人を招いてネットワークづくり、意見交換も

大邸宅に様々な人を招いてネットワークづくり、意見交換も

 東京都内には、そう遠くない時代の歴史的メッセージを発信する場がいつくもあるのですね、途中の坂の上り下りとともに古の人々の往来を想像しました。

< 追補 2016.4.5> DNA鑑定の結果です http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2740965.html

遠友夜学校 廃校時の検証

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 「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の会員総会で、勉強会を開催しました。

< 参考 ~~ http://nitobe-enyu.org/

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講演:「遠友夜学校の周辺-松井愈から戸津高知へ-」
講師: 北明 邦雄 先生   前北海高校校長・現北海学園理事
北大修士卒(日本近代史専攻)、学生時代から平和・社会運動にも携わる。
著書: 「北中時代の野呂栄太郎」(1984)、『北海百年史』(1886)編集執筆、
『松井愈平和運動論文集』(1997)編集など
質疑応答・討論

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北明(きため)先生のご講演

北明(きため)邦雄先生のご講演

詳細な文献を検証されて

詳細な文献を検証されて

 昭和19年に廃校する前後の様子を、「遠友夜学校の周辺-松井愈から戸津高知へ-」と題して資料を読み解いてお話があり、講演後の質疑応答も熱心に交わされました。

質疑応答も活発に

質疑応答も活発に

 言論弾圧で困難な時代にも、歴史の真実を真摯に伝える術を教えて頂いた、そんな濃密な内容でした。昔の話ではなく、今の時代にも通じる貴重なやり取りでした。

新渡戸稲造記念公園の記念碑清掃ボランティア報告も

新渡戸稲造記念公園の記念碑清掃ボランティア報告も

 札幌市中央区南4条東4丁目の跡地には、昨年12月に「新渡戸稲造記念公園」が造られて、市民に供用開始となっています。冬の雪の中で、すでに近所の子供たちの遊ぶ姿が見られました(http://nitobe-enyu.org/nitobe-park/)。

 6月27日には、記念講演会も開催予定です、是非、足をお運び下さい。

* http://nitobe-enyu.org/award_ceremony_invitation/

スズケン愛生舘営業部 新社屋で!

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 (株)スズケン(http://www.suzuken.co.jp/)愛生舘営業部、新社屋が57年ぶりに東区北6東3から中央区の桑園エリアに新築移転して営業を開始しました。

札幌市中央区の新社屋

札幌市中央区の新社屋

 広いオフィススペースには、新築移転お祝いのお花が数えきれない程並んで、各方面からの期待の大きさを感じ取れます。

広いワンフロアーの事務室

広いワンフロアーの事務室

 新社屋披露式典・祝賀会は500人を越える皆さまで大盛況、本社からは代表取締役会長・別所芳樹さんもご出席になり、開会前にはご挨拶される方が長蛇の列、お一人お一人丁寧にお言葉を交わしながら名刺交換をされていました。変わらぬお元気な姿、嬉しかったですね。

開始前から別所芳樹会長に長蛇の列

開始前から別所芳樹会長に長蛇の列

(株)スズケン 別所芳樹代表取締役会長

(株)スズケン 別所芳樹代表取締役会長

 締めの挨拶は、今年4月に愛生舘営業部長に就任した山本律くん、敢えて「くん」付けて呼ばせて下さい。彼が秋山愛生舘に入社する時、面接での姿を昨日のように思い出します、群馬、千葉、名古屋本社の経験を重ねて常務取締役、今回10年ぶりに故郷に錦を飾りました、大きく成長した姿、嬉しかったですね。

締めの挨拶 山本律・常務取締役愛生舘営業部長

締めの挨拶 山本律・常務取締役愛生舘営業部長

 会冒頭の挨拶は、愛生舘営業部札幌支店長の金田学くんです、こちらも敢えて「くん」付けでお許しください。彼も入社の面接の姿を忘れられません、詰襟の学生服で背筋を伸ばし初々しかったですね。先日のご挨拶も立派でした、本州での経験を踏まえて、再度、北海道でも活躍してくれるでしょう。

金田学・札幌支店長

金田学・札幌支店長

 アトラクションも多彩でした。東京六本木で活躍する小野ひとみ(http://www.art-makoto.co.jp/hitomi/indexTOP.htm)さん、ほんの少しの時間でしたが、素晴らしかったですね。ボードビリアンのあの小野栄一さんのお嬢さまです。今度、東京で時間があれば、是非一度、ライブに足を運んでみようと思っています。

アトラクションのミニライブ・小野ひとみさん

アトラクションのミニライブ・小野ひとみさん

 更には釧路地区のお得意さまとスズケンの社員との混成バンドの熱演、普段ちゃんと仕事をしているのかな(?!)と不安になるほど、プロ顔負けの演奏でした、よかったよ!

バンド:社員とお得意先とのコラボ

バンド:社員とお得意先とのコラボ

 30年程前になりますでしょうか、今の幹部たちが新入社員だったころ、将来のリーダー育成の「マネジメント研修」を行いました。その時の連中が、今、皆さんスズケン全社で大活躍ですよ、私の何よりの誇りとするものです。頑張ってねと、思わず手を真っ赤にして拍手の連続でした。

学校林(その3 最終) 繋がりの見える場!

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 「6月6日」と言えば、ノルマンディー上陸作戦の決行日。第二次世界大戦中の1944年6月6日に連合軍によって行われたナチス・ドイツ占領下の北西ヨーロッパ・ノルマンディ―への侵攻作戦です。1962年のアメリカ映画「史上最大の作戦:The Longest Dayhttps://www.youtube.com/watch?v=d2I2zHKkPhY)」は忘れられない映画です。

 さて、それはさておき、今回の「ドンコロ集め」の趣旨は以下のようにHPにあります。

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 学校林の保護、育成のためには計画的な間伐作業が欠かせませんが、森の中にはその間伐作業の際に発生した端材、通称「ドンコロ(なぜ、ドンコロと呼ばれるようになったのか、はっきりした理由は不明)」が多数残置されています。この「ドンコロ」、森の中に放置しておけばただ朽ちてしまうだけですが、拾い集めて「薪」として利用したり、ちょっと手を加えるとアウトドアで活躍する「イス」にしたり、ガーデニングをおしゃれに演出する「鉢置き」にもなります。

 せっかく六華同窓生みんなの財産である「学校林」から生み出された森のめぐみ、みんなで拾い集めて利用したい人がどんどん利用しちゃいましょう。「ドンコロ」集めのワークショップは、ちゃんと林業のプロが指導してくれます。また、作業後は昨年の秋にこれも同窓生のワークショップで製作した「ファイヤープレイス」で焚き火を楽しみ、お昼は森でつくったカレーです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コピー おわり

 実は私、昨年、この学校林に入ってから初めてそこで空を見上げたのです。今まではただひたすら地面とか斜面、そして良くて水平の視線で樹木を見回す程度。それが間伐、作業道と少し立ち入った作業準備でこの場に入ると、自然に目線が上を向き始めた、そんな過程です。言い換えると、「学校林を三次元の『空間』と捉えた!」。

 これまで、この学校林では、散策会他で主として現役定時制高校生が植林したエゾエノキを見てきました。そう、将来の為にまさに「木を植えて」夢を託す気持ですね。先日の「ドンコロ集め」で、多彩な世代とドンコロリレーにより間伐作業で出た様々な太さと樹種のドンコロを運び、見詰めながら、私はこれまでの先人・同窓の大先輩たちと向き合っている自分を感じました。さらに続いて、空中テントで仰向けになって木々の間からの太陽光・空を眺めていた時、この100年を越える「学校林」と「六華同窓会」とが過去、現在、未来、「ピカッ&ビタッ!」と突合したのです、実に不思議な体験でした。一人、腑に落ちる思いで納得し、「そう、これが歴史なのだ!」と。

 作業の後、札幌軟石で昨年秋に皆で造ったファイヤープレイスの火を囲みながら、カレーライスにノンアルコールビールで歓談のひと時を経て、作り立ての作業道の説明を受けて散策。いよいよイベントの終わりになってから、私は持ち帰らないつもりだったドンコロを、一つだけやっぱり家に持ち帰ることにしたのです。

集めたドンコロ

集めたドンコロ

 今、自宅の庭の一角にカラマツのドンコロを置いて、朝一番にじっと向き合うと、多数の先輩たちの声が聞こえてきます、そうですね、百数十年前からの六華同窓の先輩たちです。身が清められるというか、自分自身がその年輪の中に溶け込んでいくような、百年後の後輩たちも自分たちをそう見てくれるのだろうかとか、たくさんの会話が行き交って楽しんでいます。

カラマツのドンコロを一つ家に持ち帰り

カラマツのドンコロを一つ、歴史を見つめながら・・・

 今回の初めてのイベント企画、100年を経ての新しい「学校林」のあり方を示して面白かったですね。来年以降もさらに磨きをかけて幅広い方々との交流と学校林への理解を深める場にしていきたいものと関係者一同で確認した次第です。

学校林(その2) ドンコロ集め

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 札南学校林での初めてのイベント、「林業体験プチワークショップ~ドンコロ集め(http://www.rikka-forest.jp/info/2015/05/post-4.html)」は30名の参加で濃密でした。初回で試験的な企画ではあったのですが、現役高校生、教頭先生、同窓生ほか、多彩な方々の参加で楽しかったですね。

一列になってドンコロリレーです!

一列になってドンコロリレーです!

 ドンコロを拾ってリレーで渡してトラックに積む、難しい作業ではありませんが、休憩時に時計をみると恐ろしく時間が経っていない、そんなひと時でした。

一か所に集めてそれぞれ搬出

一か所に集めてそれぞれ搬出

 実験的な作業道づくりは、斜面、周囲の木々に優しい自然道といった感じで心地よかったですね、周辺の生態系を変えることなく100年後も環境に優しいのでしょう、年を重ねて変化する様子も注目です。

新しいコンセプトによる作業道づくり

新しいコンセプトによる作業道づくり

 昨年整備したファイヤープレイスの拠点では、イギリス製空中テントも特別展示、代わる代わるテントに入ってみると、これが実に不思議な体験空間です。中で仰向けになって上を見ると、まるで林の中を浮遊している錯覚に陥り心地よいのです。

イギリス製空中テントも特別展示

イギリス製空中テントも特別展示、市販もされていると

テントの中であおむけに空を見上げると

テントの中で仰向けになって空を見上げると

 作業の後は、カレー班が作った美味しいカレーです。今回私は、朝にノンアルコールビールを二缶買って、食事をしながら飲みました、最高でしたね。昨今、森と言いうとすぐに「木を植える」と成りがちですが、実は継続的な育林がさらに重要で、天然林ではないこの学校林では、毎年の間伐、作業道づくりも大切な活動です。

 今年はその「作業」をイベントとして初めて企画しましたが、ドンコロの年輪から100年を越す大先輩たちのメッセージを受けとめた気がします、この辺についてはまた次に記載します。来年以降のこのイベントの課題は、学校林までの「足」かなと、関係者で振り返っています。

学校林(その1) 「散策会」

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 今年も「札南学校林散策会(http://www.rikka.net/information/2015/05/17.html)」が150名を越える参加者で賑わいました。毎年、六華(りっか)同窓会・幹事当番期が準備をしてくれて、この所現役高校生を含め参加者がどんどん増えてきています、嬉しいことですね。今年の幹事期は「南40期(http://www.minami40.org/)」の皆さんです。

* 当日の様子はFacebookのこちらでも――>https://www.facebook.com/RikkaForest

学校林の碑、全員集合

学校林の碑、全員集合

 清田区有明小学校校庭に集合し、まずは準備体操、体操のお兄さん・齋藤くん。今年は有明小学校の児童、さらに渡邊悟校長もご参加頂き、コラボレーションも拡がってきています。

山登り前に、軽くアキレス腱を伸ばして

山登り前に、軽くアキレス腱を伸ばして

植林したエゾエノキも順調な生育

植林したエゾエノキも順調な生育

 永らく札南高定時制でご指導頂き、退職された箱崎陽一先生のミニ講演、エゾエノキの植林活動と国鳥オオムラサキのお話でした。

箱崎先生のエゾエノキ、オオムラサキのお話

箱崎先生のエゾエノキ、オオムラサキのお話

 毎年のように、幹事当番期のお世話で、山菜天ぷら、ジンギスカン、飲み物多種類、多彩な世代の交流の場となりました、楽しかったですね。

* 札幌南高学校林――> http://www.rikka-forest.jp/

芸森 浮世絵師 2015

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 札幌芸術の森美術館(http://artpark.or.jp/category/miru/art/)で、特別展示「浮世絵師 歌川国芳展(http://event.hokkaido-np.co.jp/kuniyoshi/)」が開催されています。江戸、幕末期に活躍した絵師・歌川国芳(1797~1861)の画業を紹介する大回顧展です。先日はその前編を見に行きました、今は、総入れ替えで後編が開催中です。

 展示作品はとても多岐に渡り、ワイド画面の妖怪画、風景画、美人画、社会諷刺画、滑稽画、英雄たちを力強く描きあげた武者絵などなど。前編、後編の二部に分け、総入れ替えでそれぞれ100点ずつを紹介するようです。作品毎に図解パネルを併せて掲示してあり、説明も懇切丁寧で、見逃しがちな絵の中のメッセージをフォローアップしてくれ、浮世絵鑑賞が一段と興味深くなります。一枚の絵の中に、着物の紋ほか実に多彩なメッセージが詰め込まれ、作者の伝えたい意図を受けとめるのも大変です。

特別展示 歌川国芳展

特別展示 浮世絵師・ 歌川国芳展

前編の野外広告

前編の野外広告

 私には社会風刺画が面白かったですね、時間を見つけて後編も行ってみます。

 80秒紹介はこちら――> http://event.hokkaido-np.co.jp/kuniyoshi/midokoro/index.html

海軍記念日 2015

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 5月27日は海軍記念日(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BB%8D%)、この日に札幌護国神社(http://s-gokoku-jinja.sakura.ne.jp/index.html)では「北海道全海軍英魂之碑」顕彰会の例大祭が執り行われました。境内の彰徳苑(http://s-gokoku-jinja.sakura.ne.jp/1_syoutokuen.html)には、昭和53年に「北海道全海軍英魂之碑」が建立されています。

 私の父・秋山宏(旧姓野田)は、この「北海道全海軍の集い」の会長を務めていて、北海道の全ての海軍関係者の「集い」であることに誇りを感じていました。将来を展望して、永くこの鎮魂の意志を伝え続けるために、顕彰碑を建立し、会の発展的解消を提案し、平成20年に護国神社での例祭として会の転換を図りました。

 今年の例祭も各地から元海軍関係者、ご遺族ほか、多数の参列者でした。

 * これまでの「海軍」のこの部屋での記載――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%B5%B7%E8%BB%8D

全海軍の英魂の碑

護国神社神殿での祭事:奉納の舞い

護国神社神殿での祭事:奉納の舞い

 御身体がご不自由な方々もいらっしゃいましたが、背筋をしっかり伸ばし参列する姿を後ろから拝見し、それぞれの戦争を振り返り、若き時代の友の追悼と、今の時代の平和への祈りを受けとめた時間でした。戦争を最前線で体験しているが故に、平和の大切さ、有難さを痛感している皆さまなのでしょう、反橋宮司の奏上のお言葉も素晴らしく、今の政情を鑑みて、今年のこの例祭は、私にとって平和への一層の祈願となりました。「戦争を始めるのも人間、終わらせるのも人間」、故・品川正治さんのお言葉を思い出します。

降旗の儀

境内の彰徳苑で「降旗の儀」

ラッパの演奏とともに

慰霊碑の前では元帝國海軍・ラッパ奏者の渾身の演奏も