「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」は第3回目のフォーラムを開催しました(http://nitobe-enyu.org/award_ceremony_invitation/)。当日の様子は後日、録画でHPに掲載します。
これまでのフォーラムの記録はこちらです。~~~~~~~~~~~~~~~~~
* 2013年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103
* 2014年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20282
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今年は作文・論文コンクール(http://nitobe-enyu.org/120-essay/)授賞式も同時に行いました。
<受賞者>
優秀賞 須田 洵(まこと)氏
「新渡戸稲造の思想と札幌遠友夜学校精神の今日的意義」
優秀賞 谷口 稔 氏
「新渡戸稲造の『武士道』と札幌遠友夜学校に学ぶ」
佳 作 中島 悠介 氏
「新渡戸稲造の思想と札幌遠友夜学校精神の今日的意義」
続いては藤井茂先生の記念講演、ご本人のご要望でもあり、質疑応答にもたっぷり時間をとって頂きました。
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演題 「新渡戸稲造 ~ 世界に示した紳士道」
講師: 藤井 茂 氏 (一般財団法人 新渡戸基金 常務理事・事務局長、新渡戸研究家、著述家)
* 一般財団法人 新渡戸基金(http://www.nitobe.com/)
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約100名の参加者は、旅行中で札幌に滞在中だった方、本州からの方を含めて、藤井茂先生による新渡戸稲造の著書以外の日常生活・言葉から読み解く人物像に、魅入った2時間半でした。新渡戸思想は、私たち自身の日々の行動の中で体現していくことの大切さを強調されたように思います。
講演会終了後は交流会、腰にコルセットを装着してまでご参加になった方もいたり、さらに新渡戸稲造の実像で盛り上がりました、身長は172センチ、血液型はB型とか。「新渡戸先生と同じだ!!」と絶叫する方もいらっしゃって、最後まで名残惜しいひと時でした。
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このフォーラムに先立って、前日に勉強会も開催しました、藤井茂先生によるテーマ「有島武郎と新渡戸稲造」です。頂いたお土産も新渡戸です。前日の夜に盛岡を発って、この日の朝、札幌駅にご到着、仮眠をとっての過酷な日程の中でしたが、熱心な勉強会となりました。
学びの数が多すぎて、とてもここには書き切れません。ただ、南部藩・藩校「作人館(http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000130874)」への言及部分は、歴史を振り返りつつ興味深かったですね。
今回も、自分が主催の一員だと当日の様子の写真撮影がままらならず、残念ではありますが、とにかく濃密な二日間でした。