D×P 今井くん、頑張ってるね!

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 『認定NPO法人D×P(https://www.dreampossibility.com/』理事長の今井紀明くん、先日のTV朝日で紹介されていました、頑張ってるね!

 『松岡修造のみんながん晴れ』のコーナーで、松岡さんの取材に真摯に対応していました。

* https://www.youtube.com/watch?v=gfIRJKFj4Ok

 誘拐脅迫、帰国後の日本における激しいバッシングの経験も語り、その体験から若者支援のNPO活動を続けている様子をコンパクトに伝えていました。彼のメッセージはこちらに詳細が!

* https://www.dreampossibility.com/about/story/

 この間、札幌で何回かお話をする機会がありました。「若者が希望を持てる社会を創らないと未来がないと思う」、全くその通り。「自己責任」を振りかざして責任逃れをする今の日本社会の窮屈感、その中で自身の経験を踏み台に頑張っている彼を応援していきたいですね。

愛生舘の「こころ」 (24)

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 先日の北海道新聞朝刊の別刷『さっぽろ10区(トーク)」に、秋野薬局さんの取材の一環で、愛生館文庫の記事も掲載されています。北海道の薬業界の黎明期の様子も語られています。

* 『愛生館文庫』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%84%9B%E7%94%9F%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB

 一の秋野総本店薬局と初代秋山康之進の妻ナカは、深い縁があり、大変お世話になったことが受け継がれて語られています。今回、「受け継ぐ信頼」との見出しで紹介されたのは大変嬉しいことですね。『愛生館文庫』についても写真入りで紹介して頂きました、ありがとうございます。

『バタフライエフェクト』(20)

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 映像の世紀『バタフライエフェクト』シリーズ、今回は『朝鮮戦争~そして核がばらまかれた」でした。

* https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/episode/te/268ZY7WZ1N/ 8ZY7WZ1N/

 1950年、北朝鮮軍が突如韓国に侵攻し朝鮮戦争が勃発しました。わずか3日でソウルは陥落、韓国は国土の大半を失う危機に陥いり、朝鮮半島の戦火は冷戦のさなか世界の脅威に発展していきます。日本では敗戦後の混乱と復興に国民の意識が集中して、その後の朝鮮半島の歴史への認識が薄かったような気がします。

 今の南北を隔てる38度線の線引きも、歴史の一コマとしてはかなり適当だったとの印象も受けますね。以前、ここのツアーに参加した時の緊張感は今も忘れることができません。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=876

 下のような写真に見られる時代もあったのですね。

 韓国を支援した国連軍の指揮官マッカーサーは、戦局打開のため、核兵器の大量使用を主張。対する北朝鮮・金日成を支援したソ連スターリン、中国・毛沢東も核の誘惑に取りつかれていきます。日本の戦後体制も一変し、権力者たちの思惑も絡み歴史は大きく動いていきました。

 日本の占領政策の大成功で一躍名を上げたマッカーサー、その後朝鮮戦争でも司令官として指揮を執りましたが、戦局打開のための核兵器使用要請を強行に主張し、やがて解任される運命に至ります。

 私自身、「戦後」の日本を生きてきたわけですが、朝鮮半島を巡る虚々実々の米ソ中の動きには学びが足りなかった気がしています。それにしてもアメリカの核兵器に対する認識は、広島・長崎への投下の評価も含めて戦争推進国の実像を示している気がします。

如月、二題 2023

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 先日の東京出張、面談の時刻に間があったので有楽町界隈のアトリウムでスマホ片手に時間を潰す優雅なひと時、下からはピアノの音色が心地よく響いてきていました。

 何となくデジャヴ、そう数年前のシンガポールのセントーサ島での光景でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34784

 全く別件で、先日のBS-TBSでの『表現者ちあきなおみ~ジャンルを越えた魅惑の歌声』、彼女の幅広い歌のジャンルをあらためて知り、感動の1時間半でした。

* https://www.youtube.com/watch?v=0f8_RLHE3wU

乞うご期待、『ひつじが丘』

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 来月札幌で公演予定の『ひつじが丘(http://www.h-paf.ne.jp/program/230309hitsujigaoka/』、稽古も佳境に入っているようです。

ひつじが丘

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 三浦綾子さんの長編小説『ひつじが丘』を斎藤歩の脚本により舞台化。佐々木譲『暴雪圏』に続く、北海道ゆかりの文学を舞台化するシリーズ「北の本棚」第2弾としてかでるホールで公演します。

<『暴雪圏』の記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32276

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32828

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=43756

 東李苑・戸沢亮・梅原たくと・大森弥子ら札幌で活躍する実力のある若手俳優をメインキャストに起用し、納谷真大・西田薫・山野久治・泉陽二・小島達子らベテラン実力派俳優で脇を固め札幌を舞台にした三浦綾子の壮大な長編ドラマを舞台化します。当初2021年秋に上演予定でしたが感染症拡大の影響で延期。2023年3月劇場を「かでるホール」に変更し更に大きな舞台で、大きなスケールで上演します。

 「愛とは赦すこと、相手を生かすこと」厳しく険しい父母の言葉。良一への失望を胸に、奈緒実は愛することの困難に立ち向かう。札幌の高女を巣立った娘たちの哀歓の日々、さまざまの愛と、破局。こんなにも辛い生を全うしなければならないのか?彷徨える羊たちが求め続ける真実の生きかたとは、真実の愛とは・・・

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 大変楽しみなのですが、私は公演日程にどうしても東京出張が被っていて今回足を運ぶことが難しい状況、ゲネプロか稽を観れれば行ってみたいですね。

新渡戸連続講座『二宮尊徳と北海道』

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 新渡戸稲造連続講座、今月は『二宮尊徳と北海道』と題して、(一財)北海道報徳社(http://dohotoku.sakura.ne.jp/研究員の柴田浩一郎さんのお話でした。

* これまでの連続講座記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 「徳を以て、徳に報いる」、これは二宮尊徳の言葉です。二宮尊徳の教えを「報徳」と言い、「報徳思想」とは「至誠(しせい)」を基本とし、「勤労(きんろう)」「分度(ぶんど)」「推譲(すいじょう)」を実行するという考え方で、 二宮尊徳は報徳思想を広め、実践することにより、ききんや災害などで困っていた多くの藩や村を復興しました。

 戦後、全国の多くの小学校に薪を背に本を読む「二宮金次郎像」が勤勉の象徴のように建立されている風景が残っていましたが、そもそもその姿は本来の「報徳思想」からは大きく外れた活用だったようです。

* https://www.hotoku.or.jp/sontoku/

 本来、北海道におけるこの思想は北海道開拓にも大きな影響を与え、札幌の大友亀太郎による『大友堀』、十勝の開発等、その基本的羅針盤として大いに貢献したばかりでなく、戦後は経済更生運動として、農協設立等にも大きな力を発揮して数々の人材を輩出したようです。

 今回も参加者が熱心に聞き入っていました。柴田さんの大変丁寧なご説明により、時代を経てその思想が受け継がれてきている様子がよく理解できました。

『長期的視点』の大切さ

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 この定期ニュースレター『厚生通信(https://www.jiji.co.jp/service/senmon/welfare/index.html』に昨年から『巻頭言』として掲載して頂いています、今回は年明け最初で通算5回目の文面、昨今考えていることをつらつらと書きました。

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「長期的視点」の大切さ

公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団

理事長 秋山孝二

 昨年は、21世紀にこんなことが起きるのかと思わせる出来事が目白押しでした。そんな中、私は幾つかの場で、今こそ「長期的視点に立つ」ことの重要性をあらためて学びました。

 先ずは投資の世界、財団法人活動の神髄はどんな時代でも持続可能なこと、その原資となる収入は当然「長期的」に維持されることが必要条件です。基本財産の運用収入は「長期的視点」からの投資ポートフォリオで、それ故に為替リスクほか取れるリスクもあるはずです。

 次は政策論議、日本は「少子高齢社会」と言われてきましたが、実は「高齢化」よりも「少子化」の将来に与える影響を真剣に考えなければなりません。これまでの延長線上で課題解決を図ろうとすると、どうしても高齢者対処になりがちで、「長期的視点」に立てば人口ピラミッドの劇的変化による全ての社会システムの歪が露呈してきます。最優先課題は出生率の向上、子育て環境の改善、教育制度の改革等のはず、更に財源論議になると、近視眼的ゆえに後代負担(先送り)の論理がまかり通っている惨状です。

 そして、「長期的視点」の最も重要なのは人材育成・教育分野です。数年前に、私が東京都江戸川区の公立中学校理科教諭だった時の生徒たちから、40年ぶりの同期会開催連絡がありました。私の教師生活は僅か5年間、この期は理科の授業で3年間、私にとって2回目の卒業生でした。当時は、私なりに生徒たちと向き合って一生懸命だったと信じていたのですが、後に生徒たちにとって本当によい教師だったのか、甚だ確信が持てませんでした。私の若さと正義感ゆえに、一言が生徒たちの心の傷になってはいないか、そんな不安を抱えながら当日会場に足を運びました。懇談の場で、「今日あるのは先生のお陰です」、「先生の理科の授業で今の道に進んでいます」と複数の生徒たちが語ってくれて、私は感動と興奮を抑えきれず涙が溢れてきました。ただ同時に、「私の人生、いろいろありました」とつぶやく生徒もいて、これまでの人生40年間、山あり谷ありだったとも推測します。その日の帰り道、教育の評価はやはり長い年月を経てのものだと心から実感したのです。

 あらゆる分野での基軸は、「長期的視点」に立つことなのではと、年をあらためて思います。

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『独裁体制から民主主義へ』

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 NHKテレビ『100分de名著(https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/』は、コンパクトに名著を紹介していて注目しています。今回のジーン・シャープの『独裁体制から民主主義へ』は、書店に行ってもテキストが売り切れの大人気、今の時代に求められている名著なのでしょうね。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=100%E5%88%86de%E5%90%8D%E8%91%97

 オトポール!セルビア語「抵抗!」の意)は、ユーゴスラビア連邦共和国の青年運動。スロボダン・ミロシェヴィッチ退陣をもたらした2000年の闘争を主導したことで広く知られています。

 最後も面白かったですね、独裁政権側もこの著書から学んでいるので、市民運動側は過去の抵抗運動の歴史を学ぶだけでなく、運動の更なる進化させなければ成功しない、と。

演劇シーズン、『ひかりごけ』!

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 札幌演劇シーズン2023冬、イレブンナインの『ひかりごけ(http://eleven9.jp/2023hikarigoke/』は完成度が高かったですね。

* これまでの「演劇シーズン」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

 イレブンナインが2021年に上演し、TGR札幌劇場祭2021にて大賞、菊地颯平くんが俳優賞を受賞したこの作品が今回オリジナルキャストで再演しました。北海道知床沖で実際にあった人肉食事件を元に描いた武田泰淳さんの同名小説を、イレブンナイン納谷真大が戯曲化しました。生きることの意味を問いかける衝撃作、怖い話と思って観劇を見送った方もいらっしゃったとか、ただ、舞台自体は脚本も面白く、人食いというよりも「生きる」という前向きなメッセージと私は受け止めましたが。繰り返し発せられる「我慢しているんです!」が重く心に響いてきました。

 音楽担当の山木将平くん(https://shoheiyamaki.com/)も素晴らしかったですね。

ひかりごけ

姉・せつが永眠

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 私の5つ年上の姉・せつが2月6日午後4時00分、自宅で息を引き取りました。昨年6月にすい臓がんの診断を受けて以来、母を自宅で介護していた状況を維持するのが難しく、母はサービス付き高齢者住宅に移動し、姉は自宅で療養を続けていました。母を介護する想定で10年以上前に自宅をバリアフリー化にリニューアルして、この数年は様々な在宅医療・介護・サービスを活用して献身的に母の面倒を見ていた姿は、自らの体調に負荷を掛けての状態だったのかと思ったりもしています。この間、母より先には絶対に逝ってはならないという強い信念で自らの療養に励み、年明けた先月20日に母の逝去、その後の葬儀はZOOMでライブで病床から観ていて、何か母を看取ったある種の安ど感を抱いたのかもしれません。母の逝去を見届けるように2月6日に逝きました。昨年12月17日に喜寿の誕生日を家族でお祝いしたばかりでした。

 昨年暮れ12月30日に孫の智帆、年明け1月20日に母の寿美、そして先日2月6日に姉のせつ、40日間に3人の肉親を亡くした喪失感はたとえようがありません。このブログを始めて15年になりますが、こんなに書けなかった期間もありません。まだしばらく時間を必要とする今の心境、いずれの葬儀でも自分が予想する以上の弔意・参列者に、あらためて私が理解していなかったそれぞれの人生の幅広さと奥深さを知った思いです、貴重な2023年早々の日々です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=45925

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=46036

『バタフライエフェクト』(19)

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 『バタフライエフェクト』シリーズ、しばらく記載が滞りましたが、相変わらず興味深い話題の連続、以下に二つ続けてご紹介します。

危機の中の勇気

 2001年1月、新大久保駅のホームで転落した人を助けようとして命を落とした韓国人留学生イ・スヒョンさん、6年後の同じ日、またしても転落事故が起き、助けようと線路に飛び込んだ人がいて今度は助かりました。助けようとした人は6年前に亡くなったスヒョンさんの本を読んでいたとか。ひとつの勇気は次の誰かを動かす、サンフランシスコ大地震、関東大震災、ロンドン大空襲、同時多発テロ、東日本大震災、危機の中の物語、まさに勇気の連鎖です。

零戦 その後の敗者の戦い

 日本の工業技術の粋を集めながら、最後は特攻という悲劇的な作戦に使われた海軍の主力戦闘機「零戦」。戦後GHQにより日本の航空産業は解体され、零戦には火が放たれ、研究開発の一切が禁じられました。すべてを否定された技術者たちは、戦後の日本のために何ができるか探し続け、その後、世界初の胃カメラの実用化、新幹線の高速運転を可能にした技術、そして日本の宇宙開発の基礎を築いたロケット等、絶望から立ち上がった技術者たちの物語です。

<参考記事>

* 戦艦「大和」 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4585

* 戸髙一成さんと面談 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11782