コン・ユイン選手のこと

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 先日新聞記事で、大変爽やかな記事を読みました(http://www.asahi.com/sports/spo/OSK201101220077.html)。そして出張中に、たまたま朝のNHKニュースで、また見ることが出来たのです。(「笑顔のノーサイド:http://oskhrfc.d2.r-cms.jp/topics_detail1/id=85」)

 今回のゲーム、どなたの発案かと読んでいくと、「初戦で脳振盪と診断され、以降はピッチに立てなかった権(コン)のため、大阪朝鮮高校の呉英吉(オ・ヨンギル)監督が呼びかけて実現」とありました、素晴らしいセンスですし、それに応えた各校の監督・選手に心からの拍手です。

 「高校ラグビー」というと、昔、「青春とは何だ!」という夏木陽介が高校ラグビーチーム監督役、岡田可愛(http://ameblo.jp/okadakawai/)のデビュー作の学園ドラマがありました(http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-9059)。原作・原案は石原慎太郎だったんですね、夏木陽介は森山高校英語教師・野々村健介を演じ、主題曲は布施明が歌っていました(http://www.youtube.com/watch?v=lhA0PtbgrIE&feature=relatedhttp://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-9059)。みんな一生けん命に生きていた良き時代でした。

 先日のサッカー・アジア杯の日韓戦を見ながら、高校ラグビーでもこんな素晴らしい交流があったことに、胸が熱くなりました。

地球規模でみる日本の少子高齢化

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 寺島文庫リレー塾(http://www.terashima-bunko.jp/)第6回は、公益財団法人さわやか福祉財団(http://www.sawayakazaidan.or.jp/)理事長・堀田力(http://hotta.sawayakazaidan-blog.org/http://www.t-hotta.net/)さんでした。

 当日は冒頭に堀田さんの紹介を含めて、寺島実郎さんがご挨拶。大先輩に対して失礼とは思いますがと前置きして、「こんな清々しい方」、「まっとうな日本人」、「元検察庁幹部がどうしてこんなに優しいのか」と表現し、この講演が「真面目に考えなくては」と思うきっかけとしてあることに期待感を滲ませました。

 講演は最初からしばらくは、一連の特捜部の事件についてでした、「実家が火事になっている感じ」と今の心境を率直に。検事が本来の真実を探求する強い情熱・志を失っていく、組織の劣化、怠惰への傾斜が、原因ではないかと分析していました。本題のテーマについては、日本の「少子高齢化」は国内問題としては毎日のように目にしますが、地球規模でこれを問いなおした貴重なお話でした。以下、キーワードを幾つか。

* 19世紀は1800対の戦争があったが、「民主国」対「民主国」の戦争は一つも無かった。すなわち、国民は戦争が嫌い

* 産業革命――>長寿 ――>死なない ――>産児制限 ――>少子化 :他の国の領土を取る必要がなくなる

* 「少子化」、「孤族」は先進国の方向性としては、「当たり前

* 発展途上国は早く「少子化」へ――環境問題・エネルギー問題・食糧問題の解決に向かう

* 戦争をしない民主主義国の取り組むべき課題:連合体を構成して経済のクッションとなるべき――>世界連邦へ

* 「モノ」「知恵」は経済の基本であり、金融だけで経済は動くものではない

* 先進国の労働力の海外流出は「当たり前」、付加価値企業が雇用増にならないのも「当たり前

* これまでも正しい方向で発展してきたし、これからも間違いはないだろう――>人間の「本能的に生きる知恵」を信じている、地球は他生物との共存からみても20億人くらいが適正規模ではないか?

* 経済が右肩上がりの時代は、「稼ぎ」に応じた評価で「つながり」は希薄:モノが無い時代は「モノの豊かさ」が価値。満たされた社会でも「ブランドの違い」が価値のうちは、未だに「競争時代:一億総中流」。それが更に進むと成熟期、すなわち「心の時代:つながり、快適さ、協働の喜び」の価値増大

* 介護・教育はすべて「ヒト」相手の仕事で、「心の満足」が重要な分野。今後はサービス業として成長戦略を目指すべきで、新しい仕組みを創り出す努力をしなければならない

 

 日本で課題視されている「少子化」を、グローバルな視点から論旨を展開する姿が新鮮で、「当たり前」と現実を捉えて対処していこうとする冷静さを感じました。ヨーロッパ先進諸国も同じ傾向であり、ただそのスピードが日本の場合最も速い、それ故に先行モデルがないことが日本の難しさとも指摘されていました。日本の21世紀的「成長戦略」のヒントを見つけました。

メディア・アンビシャス大賞!!

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  優れた報道を勝手に褒めたたえて表彰するメディア・アンビシャス(http://media-am.org/)の、今年度の公開選考会が50名以上の参加者で開かれました。当日は映像系ノミネート作品4本を5時間かけて上映し、活字系ノミネート記事5つをそれぞれの会員が推薦講評、投票の結果、得票順に「メディア・アンビシャス大賞」、「メディア賞」、「アンビシャス賞」を決定し、それ以外のノミネート作品は「入賞」としました。

公開選考会の案内チラシ

公開選考会の案内チラシ

<活字部門>   *ノミネート5作品の中から1作品を選んで投票

メディア・アンビシャス大賞: 「いのち 自死3万人の時代に」(北海道新聞)
メディア賞:            「追跡・累犯」(毎日新聞)
アンビシャス賞:         「ヤマトよ偽善だ/沖縄は怒り疲れ虚脱」(朝日新聞)
入賞:               「フリーター労組が国賠訴訟」(北海道新聞)
入賞:               「現代かわら版 ウラン渇望 ソ連の原爆開発と日本」(北海道新聞)

 大賞には、「自殺」をテーマにした連載作品が選ばれました。この作品は第1部から第4部までの隔月の長いシリーズで、「自殺をどう減らすか」を目的に企画され、残された遺族、医師、電話相談員等の思いや、うつ病の現実、保護活動の動きなど多様な視点を伝えています。テーマ的には不幸にも新しいものではないのですが、「統計数値の外で消えるいのち」、「数値の奥に続く多くの苦悩」ほか、日本社会の病理に正面から向き合った内容が評価されました。

 メディア賞には、犯罪と福祉のはざまに陥って再犯を繰り返す「累犯」を長期間のシリーズで追跡した作品が選ばれました。福祉からこぼれ落ちてきた知的障害者、高齢者が多いことに注目するなど、その視点の新しさが称賛されました。

 アンビシャス賞には、基地問題をめぐる沖縄の現場と日本メディアの偽善を伝えた作品が選ばれました。「政治のせいだけにはできない、メディアの責任も大きい」として、大手メディアが自らメディア批判に切り込んで、「記者魂」を感じたとの高い評価があり、ぜひこれからもこの姿勢を続けてほしいという期待を込めた受賞となりました。

 

<放送部門>     *4作品鑑賞者は上位作品から順に4点/3点/2点/1点を付け、
               3作品鑑賞者は同様に3点/2点/1点、
               2作品鑑賞者は同様に2点/1点、
               1作品鑑賞者でその作品に投票したい場合は1点を付け、
               その得点を合計する方法で行いました。

メディア・アンビシャス大賞: 「あるダムの履歴書~北海道・沙流川地域の記録~」(NHK制作)
メディア賞:           「雨はすべてを洗い流す 在宅死に向き合う三家族の絶望と再生の記録」(UHB制作)
アンビシャス賞:        「NICU その先の現実~医療と福祉のはざまで~」(STV制作)
入賞:              「英霊か犬死か~沖縄から問う靖国裁判~」(琉球朝日放送制作)

 大賞には、「違法ダム」として残り続ける二風谷ダムの歴史とアイヌの人々の思いを描いた作品が選ばれました。圧倒的な長期間取材に基づく説得力が支持されての受賞となりました。

 メディア賞には、在宅死を選択した家族模様を描いた作品が選ばれました。従来のドキュメンタリーにはなかった表現方法や、日常の中にある「死」を描いている点などが評価されました。林先生の言葉、「その人の人生を知らなければ本当の治療は出来ない」は、看取りの真髄なのでしょうね。

 アンビシャス賞には、NICUを出た後に障害児に対する十分な支援や受け入れ機関がないまま、苦しい生活を強いられる家族を描いた作品が選ばれました。現実を報告するだけでなく、「現状改善のためにどうすべきか」を提案している点が支持されました。また被写体との距離も的確で、改めてメディアスタッフの信頼感、コミュニケーションの大切さも教えられた作品でした。

 これ以外の入賞作品も大変素晴らしい内容で、4作品とも非常に僅差でした。

 制作者の方もお招きした授賞式を、2月7日(月)夜・シアターキノ(http://theaterkino.net/)で行う予定です。詳しい制作の背景や会員の評価などもさらに聞けると思います。私も世話人の一人として、この機会に一つの作品・記事を何回も観たり読んだりしました。最初より2回目、3回目にさらに新しい気づきが有る場合も多く、メディアの力を感じます、奥が深いものですね。

ドキュメンタリー「花と兵隊」

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 メディア・アンビシャス(http://media-am.org/)の新春特別例会として、2009年の映画「花と兵隊:http://www.hanatoheitai.jp/」の上映と、監督の松林要樹(http://d.hatena.ne.jp/motokiM/)さんと北海道大学准教授・中島岳志(http://indo.to/nakajima/)さんのトーク「ノンフィクションをめぐって」が開催されました。

 上映前に松林監督は、彼が卒業した映画専門学校の今村昌平校長の言葉を受けてと前置きして、「僕たちは、戦争を知らない世代って言われるけれど、それは違うと。戦争を知らないのではなくて、戦場を知らないだけ。戦争っていうのは政治の延長だから、ごく最近でも日本が加担した戦争があるし、自分たちのすぐ手元にあるものなのだ。政治に興味を持たなければ、戦争はなくならない。戦争を止めさせたければ、政治に興味を持つしかない」と、熱く語りました。

 この映画「花と兵隊」では、「未帰還兵」への取材を通して、「生きるとは?家族とは?そして戦争とは?」を問いかけ、田原総一朗ノンフィクション賞<奨励賞>を受賞しています(http://www.forum-j.com/bana024.html)。反戦へのストレートなメッセージというよりも、終戦から今日まで、彼らの家族との暮らしから、祖国日本に還らずに現地に残った気持をあぶり出す、そんな感じでしょうか。それぞれの現地の女性たちが皆さん実にきれいでした。

 アフタートークでは、松林監督の1年間のアジア放浪の旅、アフガンでペシャワール会・中村哲(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4289)先生との出会い、そして中村先生の伯父(母の兄)である火野葦平(http://hinoashihei.com/)との脈絡によって、この映画製作に至る過程等、周辺の興味深いお話も聴くことができました。火野葦平の作品「花と龍」は、数社で映画・テレビドラマ化されていますし、今回のこの映画タイトルは、彼の戦前の作品「花と兵隊」に由来するそうです、「北九州つながり」とでも言うのでしょうか。

 ドキュメンタリーは、作品を観ることは第一歩なのですが、それを創った監督の思い・狙い・周辺のストーリーを一緒に聞かせて頂くと、より一層味わいも深まります。それと自宅という空間でよりも、多少時間は掛っても出かけての鑑賞の方が、集中力が増すというか、鑑賞後の他の方との意見交換も含めてさらに興味深いです。

明日、札幌で、今年の「メディアアンビシャス公開選考会」が開かれます(http://media-am.org/?p=243)。

●日時:1月23日(日)13:00~(開場12:00)
●場所:中央区民センター(南2西10)2F 視聴覚室 入場無料

 映像系と活字系でそれぞれ大賞を選考する予定です。ドキュメンタリー作品・記事によって、事象がさらにメッセージ性を強めます。

面白いですね、地元演劇界は

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 北海道舞台塾(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/dbs/butaijuku/)公演「ぐるぐる、しない:http://www.haf.jp/butaijuku/」は、大変面白かったですね。演出・脚本・出演の納谷真大(なや・まさとも)さんは、以前から注目していますが、この3年間の貴重な経験を生かして、一層飛躍をして貰いたいです。

北海道舞台塾公演「ぐるぐる、しない」チラシ

北海道舞台塾公演「ぐるぐる、しない」

  毎年、事務局を担う北海道文化財団(http://haf.jp/)では、「北の舞台塾」公演もコーディネートして、昨年の札幌劇場祭(http://www.s-artstage.com/2010/category/tgr/)には、以下の三つが参加しました。

* 釧路市から、劇団北芸(http://www.geocities.jp/hokugei_nori/hokugei.top.index.html)の「この道はいつか来た道:作/ 別役実、演出/ 加藤直樹」

* 帯広市から、おびひろ市民ミュージカル(通称:obiカル:http://www.obical.com/Top.html)の 「ミュージカル さようなら、スパッツァカミーノ!原作/『黒い兄弟』(1941年 作/ リザ・テツナー)脚色/ 山本和彦(obiカル)演出/ 黒田勝史(obiカル)」

* 大空町から、町民舞台東藻琴の「薄荷物語-軌道が走っていた頃:作・演出/ 松岡義和」

 特に劇団北芸の芝居は完成度が高く、実に味わいの深い舞台で素晴らしかったです、一昨年の韓国公演でも高い評価を得ました。

 一方、日本の戯曲をしっかり舞台にのせるシリーズを、との企画で「じゃぱどら!!」が始まりました。今回は「地区大会」と銘打って、先日は井上ひさし作・西脇秀之演出・劇団回帰線(http://web.me.com/kaikisen/Top/KaikisenWeb/KaikisenWeb.html)「国語事件殺人辞典」が上演されて、来月には岸田國士(くにお)作・清水友陽演出・WATER33-39(http://water33-39.com/)「犬は鎖に繋ぐべからず」が予定されています。

「日本の戯曲:ジャパニーズ・ドラマ」シリーズのはじまりです!

「日本の戯曲:ジャパニーズ・ドラマ」シリーズのはじまりです!

来年この「1JAPADORA(?)紙幣」持参すると何かのサービスがあるそうです

来年この「1JAPADORA紙幣?」を持参すると、何かのサービスがあるそうです、ホントかな?

 言葉を縦横無尽に駆使して芝居にしてしまう、そんな勢いを感じます。観客としては、後半部にその膨大な言葉を追いかける疲労感も出てきたのですが、タイミング良く織り込まれる役者のアドリブで、ホッと一息つける場面もありました。日本語の原作はセリフに奥行きがあり、演技と相まってひと味違う面白さがあります、今後に期待したいですね。

「懐かしい公共」であるはず!

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 先日、公益財団法人公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)の新年交礼会がありました。この間、「民による公益活動」を一貫して日本社会の中で啓発し、民間財団を指導・助言されています。秋山財団の公益移行認定でも、大変お世話になりました。この場を借りて、太田理事長はじめ関係の皆さまに心から御礼申し上げます。

太田理事長のご挨拶

太田理事長のご挨拶

 当日冒頭の太田理事長のご挨拶は、大変含蓄のあるものでした。以下、その中から少し書き留めます。 

* 一昨年亡くなられた朝日新聞の辻陽明さん(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1761)の言葉、「公益法人は元祖NPOですね」

* 今の国の財政・来年度予算案は、民間企業では考えられない状況、迅速な改革が急務。今後も中・長期的に「官による公共」は期待できない

* 2011年は、税制改訂(http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_pol_zeisei20101216j-04-w380)の方向性から見ても、「寄付文化元年」となるだろう

* 「新しい公共」ではなく、「懐かしい公共」であるはず:日本社会には昔からあった「民による公共」

 

 HPにある理事長のコラム(ブログ:http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/column/)は、毎回興味深く読ませて頂いています。いずれにせよ、新たなセクターとして「公益財団法人」らが、地域再生・人材育成の力になっていきたいですね。

 ところで、秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)は、今年「創立25周年」を迎えます。先の15日の財団の会合でも、この記念すべき年について、「広報活動が弱体だ」等、いろいろ貴重な意見が提起されました。「四半世紀」の重みを感じながら一層の展開を企画し、一方で原点を見つめ直す年としたいものです。

 もう一つ、余計なことですが、今日で私は「還暦」を迎えました。昔は「お年寄りの仲間」みたいに感じていましたが、とうとう(?)私もその時を迎えました。これからは、一層、社会のため、若い世代のために出来るだけ尽力したいと思っています、余計なことするな!と言われない程度にですけれど・・・・。少し遅れた「年頭所感」でした!!!

新春の千葉県館山市は

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 房総半島の南端、千葉県館山市は1月~3月の「房総フラワーライン:http://precious.road.jp/chiba/flowerline.htm」で有名で、JR館山駅から近くの鏡ヶ浦は、夏には海水浴客で賑わいます。1月の海では毎年、地元高校生・海上自衛隊館山航空隊の隊員他が参加し、それぞれの団体が大きな旗を掲げながら浜まで行進し、寒中水泳のイベントもあります。

新春の館山市鏡ヶ浦から望む海

新春の館山市鏡ヶ浦から望む海:視界の良い日は右奥に富士山がはっきり見えます

 菜の花が1月には咲き始めるのですが、最近は12月中に咲いている年も見られます。とは言っても朝晩の気温は一ケタ台で、家の中は札幌よりも寒く感じます。ロータリーのある東側は、本来は表口なのですが、海とは逆側で、昨今大型ショッピングセンターも郊外に出店し、昔の駅前通りは閑散としています。おまけにアクアラインの開通で、バスが千葉・東京・羽田空港・横浜方面と時間短縮で便利になり、JR電車の本数が以前より減っているからでしょうか、中学生・高校生を除く駅の一般の乗降客も少なくなっているような気がします。

JR館山駅表玄関は静かでした

JR館山駅・表玄関は静かでした

若潮マラソンとお膳の広告

若潮マラソンとお膳の広告

 今月末には「若潮マラソン」、「南総里見八犬伝:http://www.city.tateyama.chiba.jp/satomi/arasuji/arasuji.html」をもじった「南総館山発見膳?」のポスターでは、こだわりのメッセージが込められています。

<房総産「八種」こだわりの食材>

:(季節の野菜)・白菜と金目鯛蒸し、:(鯵:アジ)アジのなめろう、:(サザエ)・サザエの素焼き、:(伊勢海老)・伊勢海老の活き造りと地魚、:(豚肉)・まほろばポークのトマト煮、:(季節の魚)・金目鯛、平目、鮑、野菜、:(ひじき)・ひじきの白和え、田舎煮、:(季節の果物)・いちご

だそうです。

 最近の話題では、観光でも戦跡再発見プランが人気です。「赤山地下壕跡:http://bunka-isan.awa.jp/About/?iid=49」はじめ、今も戦時の名残を見て取れます。この2年間、アウシュビッツ・中国の旅でお世話になった「旅システム」のメールマガジンでも、2月の旅の案内が載っていました(http://www.tabisystem.com/modules/tinyd15/index.php?id=28)。

 2月には、房総半島の真ん中、久留里線周辺(http://www.hat.hi-ho.ne.jp/nishimura/tetudo_ryoko100kei/kanto/kururi.html)を訪ねてみようと思っています。以前、東京から安房鴨川に行く時にバスで通りましたが、首都圏のすぐ近くに、歴史の香り豊かな町がありました。

「国際森林年」って?

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 今年は、国連の定める「国際森林年」(International Year of Forests)です。国連総会決議により、「国際森林年」では、現在・未来の世代のために、全てのタイプの森林の持続可能な森林経営、保全、持続可能な開発を強化することについて、あらゆるレベルで認識を高めるよう努力すべきとされています。

 また、国連は加盟国が、「国際森林年」に関連した活動を促進することを奨励しており、日本でも各地で様々な取組が行われる事が期待されています。ちなみに、北海道において、「北海道市民環境ネットワーク(きたネット:http://www.kitanet.org/index.html)」は、この間、森づくり活動を主軸にする会員も多く、今年はフラッグ事業「ラブアース」をはじめ、さらに充実した活動を企画しています。

 ところで、国連が決める「 国際年(International Year)」というのは、国連総会において採択・決議されるもので、特定の事項に対して特に重点的問題解決について、国連をはじめ全世界の団体・個人に呼びかけるための期間のことです。最近の例としては、 2009年の「世界天文年」、「国際天然繊維年」、「国際和解年」、2010年の「国際生物多様性年」、「文化の和解のための国際年」、「国際ユース年」で、今年は、「国際森林年」、「国際化学年」となっています。

 企業のCSRでもそうなのですが、国連の議論・決定事項に関して、日本のメディアはもっとしっかり報道すべきだと思いますね。昨年2月、東京で開催されたフォーラムでは、グローバル企業も国際社会の中で生き残る存在として、CSRを真剣に展開している様子も発表されていました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3348)。

 いつも楽しく読んでいるメルマガの中で、田中優さんから送られたきた年末大晦日のトークは絶品でした。3時間と長丁場ですが、特に中ほど(1時間35分過ぎから)で彼が説明する「森の話」は、実に素晴らしいです。

~~~~~~~~「絶望から未来を見つけるトークライブ2010 」http://www.ustream.tv/recorded/11737604

【出演】
田中 優(未来バンク事業組合理事長:http://tanakayu.blogspot.com/)

山田玲司(漫画家/『ココナッツピリオド』『絶望に効くクスリ』他)

枝廣淳子(環境ジャーナリスト/「環境メールニュース」他:http://www.japanfs.org/ja/

江守正多(気象学者/国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室室長)

【ミュージシャン】
高森ゆうき 
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 「海老蔵」が一段落すると、今度は「伊達直人」、「斎藤佑樹」の追っかけかよと、相変わらずの内向き・平和ボケの日本のマスメディアですが、国際社会の中で、今日本に期待されている事がらの多さを認識すればする程、焦点を当てるべき重大なテーマは他にあると思うのですが・・・・・。今年も変わらないマスメディアの愚に、ボヤキからのスタートで恐縮です。

 

柿に鳥たちが・・・・

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 この所、寒い日が続いています。7日から北海道らしい粉雪が降り続き、8日昼までに30センチくらいの新雪が積もったでしょうか。

早朝の幹線道路

早朝の幹線道路

 朝6時前に起きて雪かきを始めましたが、最近は一気には終えられず、家に入ってしばらくの休憩をはさみ、再度の試みで終了となります。寒いと言っても、天気予報の気温ではせいぜいマイナス10℃前後、札幌の冬の気温としてはそれ程でもないです。私が知る札幌での最低気温は、マイナス18℃だったと思います。因みにこれまで体験した最も低い気温は、道北・歌登でのマイナス30℃くらいでした、息を吸った時に鼻毛が凍る、そんな記憶があります。最近は、感じる体のセンサーが老化したので寒く感じるということでしょうかね。

 新雪が積もった日には、毎年、昨年11月のこの欄にも書きましたが(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6454)、家の庭の柿の実にたくさんの鳥たちがやってきます。

熟した柿の実を食べに鳥たちが
熟した柿の実を食べに鳥たちが

 秋には綺麗な色だった柿の実も、今頃は黒く色も変わってはいるものの、熟した実はこの時期餌の少ない鳥たちには格好のご馳走のようです。鳥は飛び続けなければならず運動量が多いとのこと、新雪が積もると餌の確保が難しくなるのでしょうか。ヒヨドリだと思うのですが、その他複数の種類の鳥が、それぞれ10羽程度の群れとなって交代でやってきています。時々カラスも来ますが、カラスはせいぜい1羽とか2羽、同じカラスでも他は近くの電線で様子を見ている、そんな状況です。

 今年は柿の木にはまだまだたくさんの実が付いていますので、暫くは鳥たちにお役に立てそうです。

民衆の唄

Posted by 秋山孝二
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 もう数カ月も「未公開」の欄に仕舞われたこの原稿でしたが、やっと公開出来ます。

 音楽には不思議な力が有って、人々を勇気づけたり、集団の心を一つにしたりする時があります。私にとってのそんな曲の一つは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の中の「民衆の唄:Do you hear the people sing?」です。

戦う者の歌が聞こえるか、鼓動があのドラムと響き合えば

新たに熱いいのちが始まる、明日が来た時、そうさ明日が

列に入れよ我らの味方に、砦の向こうに世界がある

戦え、それが自由への道 

(ミュージカル「レ・ミゼラブル」、「民衆の唄」の一部)

 ロンドン公演とニューヨーク・ブロードウェイ公演では歌詞も多少異なり、また違った味わいもありますね。私はこれまでに、ブロードウェイ公演を3回程観ましたが、その都度違った感動でいっぱいでした。毎回終了時はスタンディング・オベーション(Standing Ovation)で、大変な盛り上がりであることは変わりませんが。とにかく全キャストの歌が抜群に上手です。日本では考えられない厳しいオーディションを経ての配役なのでしょうか、毎回の感動は表現のしようがありません。

http://www.youtube.com/watch?v=FmaTNf4YhEs&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=wWzmYhiu-zs&feature=related

 

 今年行われる予定の日本公演の解説には、下記のようなコメントがあります。~~~~~~~~~~~~~~ 

 ご存じのように、原作はフランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を、当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いたロマン主義大河小説です。この原作小説をベースに、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」などのエッセンスを、余すところなくミュージカル化した『レ・ミゼラブル』の日本初演は、24年前の1987年6月、帝国劇場でのことでした。その普遍的なテーマ性、卓越したストーリー展開、郷愁を誘う美しいメロディ、劇中のセリフほとんど全てを歌って表現するという特異性、群衆による歌唱シーンの迫力、舞台装置の圧倒的なスケール感は、それまでのミュージカルの概念を完全に吹き飛ばし、観客に熱狂的な支持を持って迎えられ、帝劇史上初の6カ月ロングラン公演大成功という快挙を成し遂げました。以来24年間、日本全国各地でコンスタントに上演され、東宝演劇史上最多の2,481回という上演回数を積み重ね、延べ360万人の動員を記録する、まさに東宝ミュージカルを象徴する作品となりました。~~~~~~~~~

 帝国劇場開場100周年の今年2011年4月から、『レ・ミゼラブル』の公演が始まるようです:http://www.youtube.com/watch?v=zxw5fiWcd5o&feature=fvw

 一方、別の話題としては、一昨年のNHK紅白歌合戦にも出場したイギリスのスーザン・ボイルが歌った唄「I dreamed a dream(これは日本語字幕付きサイトhttp://www.youtube.com/watch?v=hZTmbmvYSm0&feature=related)」も、このミュージカル「レ・ミゼラブル」からの曲です。ところで、彼女が大ブレイクしたイギリスのオーディション番組では、インターネットにアップして5日目で、全世界から1,800万アクセスがあったそうで、いまではそのYoutubeオリジナルサイト(http://www.youtube.com/watch?v=RxPZh4AnWyk&feature=related)は、5,600万アクセスを越えているから驚きですね、審査員・聴衆の驚きと称賛の様子がリアルです。

 素晴らしい歌手・唄はいつまでも心に残り、時として気持に安らぎを、ある時は励ましを与えてくれます。こんな曲もいいですね。

http://www.youtube.com/watch?v=GNEcQS4tXgQ

http://www.youtube.com/watch?v=Bpbuqh12oj4

http://www.youtube.com/watch?v=vLBKOcUbHR0&feature=fvw

ライブ・芝居ほか、今年も楽しみ

Posted by 秋山孝二
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 この数年、ライブ演奏とか芝居とか、自由になる時間を得たこともありますが、随分たくさん足を運んできました。今年も出来るだけ機会を見つけて、興味深いものを追いかけたいですね。

 2008年12月(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=170)、2009年1月(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=427)、2009年3月(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=741)と、この欄にも書き留めた白田路明(http://con-sent.net/peace/shirata_michiaki/index.html)くんのライブが、昨年末開催されました。

“あしあと”10周年記念コンサートのチラシ

“あしあと”10周年記念コンサートのチラシ

 10周年記念コンサートとなった今回のライブ、スペシャルゲスト・ピアニストの齊藤桃子さんとのコラボが素晴らしかったです。伝統と新しい試みとがバランスよく、自然な流れの中であっという間の時間が過ぎました。「疲れない」というのか、心地良いライブで、これからの活躍が一層楽しみになってきました。この10年にヨーロッパ公演も数回経験して、多様な観客の前で学んだことも多いのでしょう、今後も原点を見失わずに飛躍することを期待しています。 

 一方、年明けの3日夜には、昨年1月3日にお亡くなりになった高木(扇谷)孔美子さんの一周忌追悼公演として、朗読劇・北の本棚、原作・高橋揆一郎、構成・演出・斎藤歩、「観音力疾走」が、斎藤歩の朗読で上演され、その後に「偲ぶ会」も開催されました。作品のいのちに寄せる優しい眼差しが心に響きました。

一周忌追悼公演として

一周忌追悼公演として

 今から10年ほど前に、孔美子さんの多大な寄付の申し出が切っ掛けとなり、マンション地下倉庫部分が劇場・スタジオへと整備されて、シアターZOO(http://www.h-paf.ne.jp/ogist/)開設につながりました。現在、この施設は演劇財団の創作活動に無くてはならないものになっています。

 「偲ぶ会」で斎藤歩は、「今日の朗読は、自分が孔美さんに言った通りの振り付けでやってみたのでけれど、自分で演じて見て、本人が足を骨折している時も無理な演出を強要した気がして、誠に申し訳ないことの数々でした」と、涙をこらえて語っていました。

 高木孔美子さんはじめ、演劇に寄せる熱き思いの数々が、今の北海道演劇の基盤を創ってきたのでしょうね。故人を偲ぶと共に、あらためて「情」の奥行きを感じるひと時でした。

お正月、札幌では・・・

Posted by 秋山孝二
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 今年も北海道神宮への初もうでは、大変な人でした。雪は少なかったのですが、人が歩く路面は氷でツルツル状態、車道は乾いて最も通り易かったのではありませんか。

元旦、北海道神宮・表参道は人も車も大混雑

元旦、北海道神宮・表参道は人も車も大混雑

  札幌市内の「シアターZoo:http://www.h-paf.ne.jp/tps/schedule.html」では、元旦からイヨネスコ原作・斎藤歩演出「椅子」の公演がありました。ロビーはお正月の雰囲気満載、受付の阿部さんも美しい着物姿でした。

シアターZooでは元旦から公演

シアターZooでは元旦から公演

イヨネスコ原作・斎藤歩演出「椅子」

イヨネスコ原作・斎藤歩演出「椅子」

 一方昨日と本日、箱根駅伝(http://www.ntv.co.jp/hakone/index.html)では、昨年末(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6768)のイベントでも話題となりました3連覇を狙う東洋大学、東京農業大学も頑張りましたね、結局は早稲田大学の優勝で終了しました。

 2日のNHK-BS1の番組、森達也、ジョン・ダワ―が語る「アメリカの深層:http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2011-01-02&ch=11&eid=1881」が面白かったです。アメリカではタブーとなっている言葉「ナショナリズム」について、10年前の2001年「9・11」を契機に顕在化した問題を、第二次世界大戦とダブらせての捉え方が興味深かったです。ジョン・レノンの「イマジン:http://www.youtube.com/watch?v=TCBNF4_Zf9w」で幕開けの正月、今年も課題山積ではありますが、しかし一つ一つ丁寧に議論して、解決策を見出していきたいものです。

2011年が良き年でありますように

Posted by 秋山孝二
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 新年「うさぎ年」、明けましておめでとうございます。

 難しい時代ではありますが、穏やかな新年の朝でした。秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)事務所は北海道神宮にも近く、毎年、初詣客で年末・年始は大勢の人々が行き交います。今年1年が、皆さまにとって素晴らしい年であることを祈念しています。

 私は6年前でしたか、それまでせっせと積み重ねてきたパソコンにある年賀状の宛名リストを、一瞬のミスで「全消去」してしまいました。慌てていろいろ手立てを尽くしましたが、結局復活することが出来ずに今日に至っています。毎年多くの方々から心のこもった年賀状を頂きながら、ご返事も書くことなく欠礼しています事を、この場を借りてお詫び申し上げます、「パソコンのリストを失くしたくらいで欠礼するな、手書きで復活も簡単に出来るではないか!」と叱られそうですが。今年こそ、順次再入力してまた以前のようなご挨拶をしっかりしていこうと思っています。取り敢えず、「年賀状が来なくなっているけれど、あいつ生きているのか?」と思われている方には、「元気」であることをお伝えいたします。

 今年は「年男」、あと少しで「還暦」です。また新しい視点から目の前の課題解決に向かって参りたいと思います。今年も皆まさ、宜しくお願い致します!!!