「好きな季節はいつ?」と聞かれれば、私は迷わず「秋」と答えます、それも「晩秋」でしょうか。
「春」は、あらゆる植物が一斉に芽を吹き、咲き出して、その勢いに自分の気分がついていけない、そんな気が幼い時からありましたね。学校に入学してからはこの季節、新しい環境の場合が多く、その辺の緊張感も更に気持を押しつけるのかもしれません、自分自身の「出遅れ感」とでもいうのでしょうか。「夏」は太陽がまぶし過ぎて、気持は解放されますが奥行きが無いといった感じですね。「冬」も好きですが、一面の白は立体感に欠けて味わいが無い(?)。「秋」は盛りを過ぎて枯れていく魅力みたいな、紅葉も春の緑よりもはるかに多様で変わりゆく時間的経過もあり、色それぞれのストーリーを想像すると、何ともそれまでの道程をいとおしく感じます。
先日、札幌市西区琴似方面に用事があって歩いて行きました。屯田兵舎跡も一緒の琴似神社境内は、午後の陽を浴びて素晴らしい景色でしたね。北海道神宮もいいですが、ここもまさに「晩秋」でした。
そう言えば、10月下旬に札幌に初雪が降った日、市内のたくさんの木々の枝が折れて地面に落ちていました。広葉樹の葉の色が、まだ変わるか変わらないかの内に湿った雪が降って、枝が重さに耐えきれなく折れたようです。それくらい自然界では「急激」という時間軸の短縮は、大きな影響を与えるのですね。「適切な時間」、適時というタイミングの妙、実に見事に創り上げられている「環境」、「生態系」です。後で思えば、自然界の剪定作業だったのでしょう。
これから、いよいよ北海道の冬の到来ですね。
1 月 9th, 2011 at 10:39 AM
[...] 新雪が積もった日には、毎年、昨年11月のこの欄にも書きましたが(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6454)、家の庭の柿の実にたくさんの鳥たちがやってきます。 [...]
5 月 23rd, 2011 at 8:20 AM
[...] 我が家には、桃の木と柿の木があります。春・秋、北海道では珍しいそれぞれの木の恵みに、ひと時心が和みます(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6454)。昨年の5月は気温が低かったですが、今年も同じような感じですね。つい1週間ほど前に、やっと庭の「桃の花」が咲きました。その年によって、しっかり見ることが出来たり、見逃したり、自分の時間の都合で実に勝手なものですが、植物は律儀です。秋には実をつけてほんのり桃の香りもしますが、いつも虫用です。 [...]
10 月 26th, 2011 at 7:37 AM
[...] まずは柿の木、昨年の11月には柿の木に200個以上の実(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6454)がなりました。今年はどう見ても数個ですね。 [...]
11 月 12th, 2012 at 9:39 AM
[...] 気がついてみると、中島公園もすっかり秋の気配、この写真は1週間程前ですから、今日あたりはもう葉っぱもすっかり落ちているかもしれません。色とりどりの紅葉、それぞれのシーズンの収穫期とでも言うのか、2年前にも書きましたが(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6454)、私は「秋」が最も好きな季節です。 [...]