今年も「公法協ウェッブ版コラム」に寄稿しました、3年連続です。
< これまでの寄稿 >
* 2018年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33924
* 2019年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36280
今年の寄稿は、(公財)北海道演劇財団から、コロナ禍の演劇公演を考察しました。
■■(公法協NEWS)
今年も「公法協ウェッブ版コラム」に寄稿しました、3年連続です。
< これまでの寄稿 >
* 2018年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33924
* 2019年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36280
今年の寄稿は、(公財)北海道演劇財団から、コロナ禍の演劇公演を考察しました。
■■(公法協NEWS)
札幌の老舗『千秋庵』ビルの跡地に、ホテル『ザ ノット札幌(https://hotel-the-knot.jp/sapporo/)』が開業しました。そのオープニングを飾る展示スペースでは、森のイメージがユニークに展開されています。札南高学校林でもお世話になっている「Out Woods」代表の足立成亮さん企画。
どこかで観た樹木、まき、人、です!
* 札南高学校林関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97
今年度の「新渡戸連続講座」は第2回目、久田徳二さんのご講演、ジャーナリストとしての新渡戸稲造にも焦点を当てた大変興味深いお話でした。
* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7
さらに、新渡戸稲造の晩年の苦境の時代と減退との近似性についても、歴史的事実から鋭い考察をされていました、まったく私も同感でしたね。
そして最後には、今私たちが活動している「新渡戸稲造記念公園」の「札幌遠友夜学校記念館」建設のご紹介もして頂きました!
先日はリモートで24時間企画、「24時間劇場イベント オンライン ~みんなの愛でBLOCHを救う~(http://wavision.net/bloch24/)」、一部分だけでしたがオンラインで観ました、それぞれのこの劇場の思い出等、面白かったですね、私も「投げ銭」、少しでしたが送りました!!
「BLOCH(http://bloch-web.net/)」が札幌市中央区北3条東5丁目岩佐ビル1Fで開業したのは2001年、99席でスタート。その前身は、1986年に建てられた「札幌本多小劇場」が、その後名称を変え、札幌の演劇界の拠点となっていた「ルネッサンス・マリアテアトロ」でした。私自身、生まれた札幌市中央区南1条西5丁目から近かったので、本多小劇場、マリアテアトロには何回か観劇に行きましたね。
そしてこちらの記事も歴史を語っています。
< 札幌の劇場文化を受け継ぐ、演劇専用小劇場「BLOCH」 > https://sapporoyard.com/story/2114/
『人間と感染症』と題して、村上陽一郎先生のリモート講演に参加しました。秋山財団の7回目の特別講演でお越しになって以来の先生のお話、20年ぶりでしょうか、現在のコロナ禍において、歴史に基づいたそもそも論として、大変示唆に富む内容でした。
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秋山財団第7回特別講演
医学と医療のはざま 村上陽一郎 [著]
(秋山財団ブックレット, no. 7) https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA44631443
秋山記念生命科学振興財団, 1999.1
* 秋山財団ブックレット一覧ーー> https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN10297670
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今回はのテーマは『人間と感染症』。
印象的な幾つかの言葉をメモしました。~~~~~~~~~~
* 歴史的には、感染症は人口増に対する調整弁
* 戦後の日本社会ーー「生きる」ことを最大価値としてきたー>生きさえすればいいー>「死」を遠ざけ過ぎ
* 超高齢社会はいき過ぎ
* 核家族ーー>「死」を遠くし過ぎた=生きていることの意義からも遠ざかる
* 明日死ぬかもしれない、身近な「死」ーー>「生」も充実するはず
* 「常識」から「良識」へ:自分の中に育てる努力が必要、新しいものを取り入れること
* 「サイエンス・コミュニケーター」の重要性
* ワクチン接種の課題ーー>健康な人を病気にすることで、100%安全ではない
* 「個人防衛」 VS 「社会防衛」 のジレンマ
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村上陽一郎先生編『コロナ後の世界を生きる』が、24名の著名人の提言として、7月に出版されています。
こちらが主催のオンラインイベント、新しい気付きが満載でした。今回、ハーバード大学の日米関係研究所からご案内がありました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37754
今の時代だからこそ観ることができて、身の回りの差別について気づくこと、知ること、そして、差別に対して考えていくヒントを得られたような気がします。
Japan https://japan.girlsintech.org/blog/
トークの詳細はこちらーー> https://japan.girlsintech.org/%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e5%a0%b1%e5%91%8a%ef%bc%
~~~~~~~~~~~~~~HPからの引用
最近,差別の話を日本でもアメリカでもよく耳にしますね。
ニュース等で話題には上がるけれど自分では話題にしにくいなぁとか、私は当事者ではないから差別について話すべきではないのではないかと思っていませんか?
でも、差別は様々な形で私たちの周りに日常的に蔓延しています。私たちも無意識のうちに誰かを傷つける差別的発言をしているかも知れませんし、海外では私たち日本人も差別を受けることがあるかも知れません。
そこで、国内外様々な分野で活躍する女性をお呼びし, ジョージフロイド氏の事件を機に世界的に広がりをみせたBlack Lives Matter運動を始めとする人種差別問題だけでなく,性差別など差別全般について話し合うイベントを開催します。
パネリストには,差別と偏見の違いや、私たちの日常生活に浸透する差別や偏見に基づいた行動や言動について話し合っていただき、身近で起こっている差別に関する意識を深めたいと思っています。
イベントは日本語で行われます。グローバルな視点での行動を取りたい日本語話者,日常的に海外との仕事等やり取りが多い日本語話者の方々が主な対象となると考えています。
8/1 (土)第一回目は,「知る・気付く」
8/22 (土)第二回目は,「行動する」
で開催します。
~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり
Part2ももうすぐですね。
NHK教育TV 『こころの時代~命の輝きをうつす』、保山(ほざん)耕一さんの昨年末の再放送でしたが感動しました。
* 奈良県在住の映像作家・保山耕一さん(https://hozankoichi.wixsite.com/profile)
末期のがんを抱えながら、毎日、奈良の自然や寺社仏閣を撮影しています。その日に撮った映像はすぐさま編集してSNSで発表、「奈良の365日の季節のうつろいを写した作品」は「涙が出る」「神様の気配がする」と静かな反響を呼んでいます。自らの死と向き合いながら、奈良の風景を写し続ける保山さんにレンズの先に見つめる世界についてのインタビュー(2019年2月放送)。
映像作家・保山耕一さんの言葉
「繊細な月はゾクッとしますよ。真剣に探さなければ見つからないんですよ。でも、誰でも見ることができる。見つけた先には極上の美がそこにはある」
* https://www.youtube.com/playlist?list=PLS5Pw7C3Z4tCwQ10as2VF9Q-6Du_hWEpF
自らの病気からの復活により、「いのち」への洞察が深く、広くなり、それを映像を通じて表現し世の中に発信する、素晴らしい活動です!
「第一回SDGsQUEST みらい甲子園(https://ict-enews.net/2020/01/29sdgs/)」表彰式、関西・北海道オンライン大会がZOOMで開催されました。新型コロナ感染の影響からオンライン大会とし、関西と北海道の合同による表彰式です。
「SDGsみらい甲子園」~~~~~~ HPより
気候変動、エネルギー、生物多様性、ジェンダー、水・・・さまざまな地球や人間社会にある問題をどうしたら解決していけるか。高校1・2年生がその解決策となる「SDGsアクション」アイデアを発表するコンテストです。空想や夢よりも、より多くの人たちへの参加や広がり、課題を解決する力や効果、新しいそして楽しい発想に基づいたこれぞというアイデアを表彰し、応援します。
~~~~~~~~~引用 おわり
これは、2030年に向けて持続可能な開発目標の達成を加速させるために、高校生自身が考えた優れたアイディアやアクションの中から、世界と地域の課題を解決する勇気あるアクションを讃え、表彰されました。
一次審査を通過した選抜チーム(北海道10チーム・関西12チーム)は、6月にプレゼンテーション動画による二次審査を経て、審査は各実行委員及びアドバイザーや協賛企業の協力によって採点され、オンライン大会にて以下の各賞が決まりました。オンライン大会では、選抜された北海道と関西の22チームがZOOMで参加頂き、探求テーマから立案されたSDGsアイデアとアクションを公表し、自己紹介の後、各賞の発表が行われました。
また後半は高校生の交流を目的に、北海道と関西のチームが混合し、SDGsアイデア賞やアクション大賞のモデルを磨き上げるワークをブレークアウトルームにて討論されました。
* 選考結果ーー> https://sdgs.ac/areas/result/
北海道エリアでは、秋山財団も協賛させて頂き、賞も提供しました。
北海道函館水産高等学校 チーム: 函水CPR
「七重浜の海の豊かさを守ろう~農業と漁業が基幹産業の北斗市を発展させるための活動~」
北斗市七重浜の海の豊かさを守るために、海岸清掃、環境保全、海洋調査の三つの活動を行い、SDGsアクションを展開。海を中心にみんなが幸せになることをSNSで発信していく提案です。
今回の企画、後半は高校生の交流を目的に、北海道と関西のチームが混合し、SDGsアイデア賞やアクション大賞のモデルを磨き上げるワークをブレークアウトルームにて討論されました。ZOOMで開催した故の企画で第一回として大変貴重な体験となりました、これからが楽しみです!!!
「一次産業 四つの『白書』 2020」の合同説明会が開催されました。
* 『食料・農業・農村白書』 https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r1/index.html
* 『食育白書』 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/r1_index.html
* 『森林・林業白書』 https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/r1hakusyo/index.html
* 『水産白書』 https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/R1/index.html
コロナ禍での説明会、3密を避けての座席も新しい開催の雰囲気。
特に私は、『森林・林業白書』に注目しましたが、SDGsを含めた新しい時代の展開については、札南高学校林の方向性と同じで、大変興味深く聴いていました。
そして、これまでの「経済 vs 環境」の図式ではなく、こらからは「経済」「社会」「環境」の共存の概念の重要性は、今のコロナ禍を、「経済 vs 感染症」の図式ではなく、ポスト・コロナは「経済」「社会」「新型感染症」の共存こそを目指す概念の必要性を感じました。
さらに、白書の説明の最後で紹介された『北の森のマンガ(https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/square/kinoehon/index.html)』、作者の平田美紗子さんは、北海道森林管理局に勤務で、私の高校の後輩、素晴らしいお仕事です!
今年度の札幌南高等学校林の作業道づくりが終了し、先日は学校林財団(http://www.rikka-forest.jp/)理事による検証活動が行われました。
着々と100年の森づくり戦略に基づいて前に進んでいます。
* これまでの学校林関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97
「ポスト・コロナ時代」の新しい様式、その顕著な事例が演劇分野で観て取れます。「札幌演劇シーズン2020-夏キッズプログラム」として、劇のたまご「ぐりぐりグリム~長靴をはいた猫(http://www.h-paf.ne.jp/zoo/200728nagagutsu_syuuryou/)」は、全公演を予定通り実施し、無事終了しました。
先日、暫くぶりにオープンした「シアター・ZOO(http://www.h-paf.ne.jp/zoo/)」、今回の公演では新型コロナ対策のガイドラインを明示して、実際の劇場では入り口から受付、劇場内と、以前とは違った様相を呈していました。私はこの斎藤歩芸術監督のメッセージは、歴史的名文だと誇りに思っています。
* 芸術監督のメッセージーー> http://www.h-paf.ne.jp/zoo/200723geijutukantoku_seimei/
* 対策の様子ーー> http://sapporoza.blog.fc2.com/blog-entry-145.html
私が観劇した時も、地下に降りていく階段から始まり、ロビー・受付の景色、そして小劇場内の客席の様子、以前とは大きく異なり、これがこれからの演劇・劇場のあるべき姿かと、驚きでもあり、ここまで事前に対策を講じた関係者のご尽力に感動した次第です。
お金のやり取りにも最新の注意、お釣りのお札は消毒液に浸けて乾燥してのお渡し!!
小劇場内は、英語翻訳はいつも通りながらのスライドで、座席は最前列はいつもよりも舞台から距離を取り、座席間隔も空けての公演です。
つい6か月前には、考えられもしない演劇を取り巻く環境の激変、今思えば、今年2月の公演『虹と雪、慟哭のカッコウ(http://sapporoza.blog.fc2.com/blog-entry-136.html)』も、このような様式で行われた最後の記念すべき芝居だったとも言えます、時代は変わりました!!
NHKの(実質はテムジンの制作)BS1スペシャル「封鎖都市・武漢~76日間 市民の記録~」は、実に見応えのある番組でした。
新型コロナウィルスが発生し、76日間、封鎖された中国・武漢。ロックダウンされた町で何が起きていたのか。ソーシャルワーカーの郭晶さん(29)は封鎖初日から「武漢封城日記」を発信し、同じマンションの住人、清掃員の夫婦…庶民の生の声を伝えてきました。
* 『武漢封城日記』--> https://www.ato-shoten.co.jp/index.php/product-119363.html
そもそもはこんな発表でした。
一方この間、北京のネットラジオ番組「故事FM(https://podcasts.podinstall.com/fm/)」は、武漢の医師、患者の悲痛な声を配信し、官製メディアが伝えない医療崩壊など切迫した実態が浮かび上がってきました。
当初から警告をしていた医師。
しかし、当局からは処罰される事態に。
更には別の書物『武漢日記』も中国本土では発禁になりました。
* https://www.afpbb.com/articles/-/3280534
ドキュメンタリー番組の真骨頂、制作チームの気迫を感じる時間となりました。
寺島実郎さんの『日本再生論』第4弾、鋭い指摘が続きます。
* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%86%8D%E7%94%9F%E8%AB%96
死亡者が少ない『JAPANモデル』についての考察は、京都大学の山中伸弥先生の『ファクターX』にも通じる読み解きなのでしょうね。
* 山中伸弥先生『ファクターX』 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73291
今のコロナ禍の状況で、一言でいえば「正しく恐れろ!」っていうことに尽きるのでしょう、9月の第5弾にも注目です!
『木朝会』の第366回は、「FMアップル(http://765fm.com/)」の塚本薫さんのお話、『コミュニティラジオ局が目指す地域創生』、素晴らしいお話でした。1997(平成9)年4月7日に全国で65番目、北海道内で10番目に開局したコミュニティ放送局で、愛称は平岸が開拓使時代よりリンゴの生産が盛んだったことに由来しています。
* これまでの『木朝会』の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%A8%E6%9C%9D%E4%BC%9A
塚本薫さんのお話は、一昨年9月の北海道全域ブラックアウト時にコミュニティラジオの果たした役割、まさに防災の地域における情報拠点として大活躍だったこと、そして、今の時代の「子供食堂」の活動についても熱いお話が続きました。
* Npo法人子どもの未来・にじ色プレイス(https://nijiiro-place.com/)
子どもたちとの時間は、これからの日本の未来に夢を託すひと時なのでしょうね、塚本さんの頑張りを応援します!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~HP より
立上げに「思い」は大切 それを具現化するための準備はもっと大切、“自分の子育て時代に子ども食堂があったら、絶対利用してたな” 、自分自身が共働きで、わが子には一人でご飯を食べさせてしまっ たという自責の思いがありました。
地域交流サロンのボランティアの「子ども食堂をやってみた い」という一言が後押しになり、すぐさま立上げを決断しましたが「思い」だけで突っ走ってはいけません。まずは先輩子ども食堂「にじ色こども食堂」の門を叩き、経験を積ませてもらいました。
安全な居場所づくりのためには、多少時間をかけて土台を固めることが必要だと思っています。子どものために、頼るべきところは頼る、顔見知りが来てくれる際には「○○を持ってきてくれたら嬉 しいな。」、漁師の友人には「子どもにおいしい魚を食べさせてあげたいな。」とお願いしています。みなさん「子どもたちのためなら!」と快く協力してくれます。 中には、体験講座を企画してくれる方もいます。
何でもかんでも一人ではできません。周囲の人に頼ることも 運営する上で大切なポイントです。 企業プロジェクトとしての子ども食堂 、子ども食堂の継続のためには、ある種の経営感覚をもって運営を回す必要があると思っています。 どうしても赤字になりがちな子ども食堂、母体となる地域交流サロン「ぴらけし」の事業性を上げるなど、助成金などに頼らずとも、自分たちの団体の中で上手く運用するという感覚は意外と重要です。中学生にフォーカスを当てた居場所を検討中、子どもの抱える悩みが周りに見えにくくなる世代だと思います。静かで落ち着いた環境で学習したり、将来の夢を話したりできればいいなと、大学に相談をもちかけるなど、 少しずつ準備を始めています!
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