新渡戸連続講座で

Posted by 秋山孝二
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 新渡戸稲造連続講座で、私が(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/のこれまでの活動について報告をしました。

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札幌遠友夜学校記念館建設支援「連続講座」

< 2018年 >

* 7月10日(火)「志ある若者を育てるには」 講師 松井 博和 北大名誉教授 札幌農学同窓会理事長

札幌農学校精神や新渡戸稲造のこころで未来を担う若者の育成を!

* 8月 7日(火)「札幌・遠友夜学校・有島武郎」 講師 木原 直彦 文芸評論家 (公財)北海道文学館名誉館長

北海道功労賞 『さっぽろ文庫』百巻編纂 札幌創成期の姿、札幌精神の真髄、北海道文学の恩人有島武郎等を語る。

* 9月11日(火)「新渡戸稲造の「日本人精神論」と現代」 講師 三島 徳三 北大名誉教授

遠友夜学校創立百年記念事業 新渡戸・南原賞 武士道だけでなく、新渡戸の「日本の精神・宗教」論を紹介し、 現代日本人のココロの根底に迫る。

* 11月13日(火)「遠友夜学校と私たちのこれまでの活動」 講師 秋山 孝二 (公財)秋山記念生命科学振興財団理事長 (一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会代表理事

新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会代表理事 今の時代、遠友夜学校の理念に基づいて、私たちが生きてゆく糧を どう見出してゆくか。

* 12月11日(火)「DVD:創立 100 周年記念放送『魂の燈台・遠友夜学校』・海外 取材放送『フィンランドで見つけた武士道』から見えるもの」 講師 三上 節子 新渡戸稲造研究家 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会理事

遠友夜学校で育てられた教師・生徒たちの歩みと新渡戸の海外での影響力

< 2019年 >

* 1月15日(火)「アメリカ独立宣言と遠友魂」 講師 藤田 正一 北大名誉教授 元北大副学長 平成遠友夜学校校長

一見、全く関係のないこの二つを結ぶ糸とは?

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 今回私は、「遠友夜学校とこれまでの私たちの活動」と題してお話をしました。先週の講演(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34738)に続いての機会を与えて頂きました。

第5回の講師として

第5回の講師として

~ 私の講演内容サマリー ~~~~~~~~~~~~~~~

初代秋山康之進 と 新渡戸稲造博士

1891(明治24)年 秋山愛生舘設立 と 新渡戸夫妻 札幌着任

札幌一中 山田幸太郎校長 と 新渡戸稲造博士

* 札幌農学校で新渡戸稲造博士の教え子、教育の道へのアドバイスも

* 札幌一中での新渡戸博士の講演(学友会誌に記載)

* 山田校長は「札南高学校林」の生みの親、私は今、十八代学校林財団理事長

秋山財団 と新渡戸稲造博士

2009褒賞事業「新渡戸・南原賞」を引継ぎ、2013年休止
~新渡戸・南原賞は、新渡戸稲造と南原繁の精神に学び、これを継承して次世代の育成を図るために2004年に「新渡戸・南原基金」によって設立
~この活動の意義は秋山財団が取り組んできた人材育成の理念に合致するものと考え、この事業を継承。特に、平和活動と教育実践に取り組む次世代に対する支援を目指した
~選考は新渡戸・南原基金運営委員会

遠友精神

教え・教わる 相互の関係で成り立つ開かれた学校、双方の学び合いの場

男女共学

ボランティア精神

liberal arts の原点 >

夜学校設立後の経緯

札幌遠友夜学校は北海道庁から

1916(大正5)年に「私立学校」の認可

1923(大正12)年に「財団法人」の認可

受けて運営にたり、この法人格は閉校後も継続

* 1962 (昭和37)年に、札幌市が勤労青少年ホームの建設地を探していた折、当時の理事会が次のつを条件として土地を札幌市に無償譲渡し、同時にこの財団法人を解散

三つの条件~札幌市との約束

1) 土地は新渡戸博士の考えの具体的表現だった遠友夜学校の跡であることを表示し、その目的に添った利用をして行くこと。

(2) 敷地内にできるだけ空き地を設け、近所の遊び場にすること。出来るならその一隅に夜学校記念碑を建てること。

(3) 新しく出来る勤労青少年ホームに一室を設け、札幌と新渡戸博士との関係を語る史料を展示しその精神を伝えること。

『さっぽろ文庫18 遠友夜学校』28頁)

今後の課題

1)建設寄付金等、ファンドレイジング

~札幌市・市教委への提案

~ 大口先  団体・企業

~ 幅広い市民

新しい取り組み> INAZO・SDGsプロジェクト !

)「遠友みらい塾」活動プログラムの充実

3)活動団体とのコラボレーション

4)企業CSR(社会貢献)と連携

)札幌市・市教委との意見交換

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ サマリーおわり

 今回、あらためてこの5年間の活動を振り返ってみましたが、随分内容の濃い活動を続けてきたものだなと、自分たちを褒めてあげたい気持が沸いてきました。文字での記録、写真等、「活動のみえる化」には極めて大切です。ともすれば、目の前の対応に明け暮れて、時間の幅としての活動を総括することもなく時を過ごしていく、実にもったいない状況です。同時に、今後の展開も含めて、どこまで「本気なのか!」が問われている気もしましたね。これからもさらに活動のすそ野を広げながら、記念館建設の実現とプログラムの充実に向けて、一層努力したいと思います。

祝 亜璃西社 30周年!

Posted by 秋山孝二
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 和田由美(http://wada.alicesha.co.jp/)さんが代表を務める(株)亜璃西社(http://www.alicesha.co.jp/)の設立30周年記念パーティがテレビ塔会議室で開催されました。会場は220人を越える人で満杯、経済界、芸術界、マスメディア界ほか、幅広いセクターの方々がともにこの30年をお祝いしていました。

会場いっぱいの参加者

会場いっぱいの参加者

中田さんの司会で

中田美知子さんの司会で

 「会社を興したときの挨拶状に、“大通公園を見下ろせる自社ビルを建てる”って書いたものだから、大・大・大ベストセラーになる本をつくらなくちゃ。出版界はますます厳しくなっているけれど、でもそれくらい夢を大きく持ってやらなくちゃね」、と。ご招待状にもそう書かれていました。

札幌 亜璃西社 エッセイスト 和田由美さん さっぽろ 喫茶店 酒場 狸小路 グラフィティー

 高校の「六華同窓会(https://rikka.net/)」の副会長としても一緒に活動をしていますし、また、札南高学校林財団(http://www.rikka-forest.jp/)の「100年沿革誌(http://www.rikka-forest.jp/outline/100.html」作成では、中心となってご活躍されて、私も編纂委員の一人として一緒に頑張り、素晴らしい本に仕上がりました。

forest100.jpg

六華同窓会総会 2018

Posted by 秋山孝二
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 高校の「六華同窓会(https://rikka.net/」の総会・懇親会が、今年も開催されました。私は副会長を仰せつかっていますが、10年前の私の記述(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=51)にもあるように、卒業後しばらくは、振り返りたくもない自分自身の高校時代でした。でも不思議なことに、時間が経ってからは先輩・後輩との付き合いほか、現役当時は話もできなかった同期たちとも語りあい、私自身の高校時代を上書できた気がします。

 今年は、私は「札南高学校林財団(http://www.rikka-forest.jp/」の理事長として、9月の台風21号と北海道胆振東部地震の連続被災の復興を目的とした義援金の寄付依頼を、総会の壇上からお願いをしました。

 幹事当番期の南43期(https://www.minami43.com/pages/1469964/page_201712030105)の皆さん、ご苦労さま!!

多彩な同窓生

多彩な同窓生

今年度の実行委員長(南43期)中野さん

今年度の実行委員長(南43期)中野貴英さん

同窓会副会長の大西雅之さん

同窓会副会長の大西雅之さん

一中の皆さまもお元気な姿で

一中の皆さまもお元気な姿で

おみやげは学校林から切り出したミズナラ材から

おみやげは学校林から切り出したミズナラ材から

しおりの裏にコンパクトな説明も

しおりの裏にコンパクトな説明も

 これまでの六華同窓会関連記事ーー> https://www.minami43.com/pages/1469964/page_201712030105

学校林修復・復興作業シリーズ(2)

Posted by 秋山孝二
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 〈復旧プラン概要〉にあるように、ボランティアベースで大人数でできる作業はまずは以下の二つです。

1.林道開通=H30年度積雪(12月初旬)までに完了

2.風倒木処理=H30年度間伐時期(10月~12月中旬)までに完了

 先日の作業では、早朝からはチェーンソー2台、後に一台加わって3台で風倒木を切断、枝を切り、人海戦術で作業道脇にそれらを排除、レーキで整理清掃でした。風倒木の処理は、林業の中でも危険を伴い、この日も切断時に跳ね上がる木も多く、なかなか緊張感のある作業です。とにかく、今後の重機・搬送車投入の道筋をつける意味でも、雪が降る前にはこれらの作業をまずは終わらせておきたいとの思いで頑張りました。

 変わり果てた山の光景に気持は沈みがちでしたが、黙々と作業を続けて、当初予定した以上の修復はできた第3回目、バイクチームを含めた皆さんのご尽力に本当に心から感謝です。

学校林修復・復興作業シリーズ(1)

Posted by 秋山孝二
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 ついこの夏、作業をしたばかりの札南高学校林が、9月5日未明の台風21号と6日未明の北海道胆振東部地震により、大きな被害を受けました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34150

 直後から作業道チームが山に入り被災調査を行った結果、かなりのエリアに倒木・地割れ等が見つかり、当面の作業道の復旧作業と中期的な復興計画を策定して新たな活動を始めています。今回から、「学校林修復・復興作業シリーズ」として、記録を書き留めることにしました。どれくらいの期間続くか分かりませんが、現実と真摯に向き合い学校林の保全に努めたいものです。

* 札南学校林ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 学校林復旧作業第3回目、10月6日朝6時から開始、雨が降る前の15時まで続きました。私は早朝グループに参加、朝5時15分には家を出て清田区白旗山入口の集合場所に向かいました。力強いバイクチームを含めて20名を越える方々が集まり、作業手順を確認して学校林に入り、黙々と作業道修復にあたりました。これも歴史の一コマと後輩たちは語り継いでくれるでしょう!

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【作業チームのスレッドから】

2018年9月5日未明の台風、翌9月6日未明の胆振東部地震の影響で、学校林も少なからず影響を受けました。

学校林内の状況や復旧作業の進捗、
必要な情報等はこちらでやりとりいたしましょう。

まずは画像の被害状況MAPをご覧ください。

〈復旧プラン概要〉
1.林道開通=H30年度積雪(12月初旬)までに完了。
※大人数でできる作業有

2.風倒木処理=H30年度間伐時期(10月~12月中旬)までに完了。
※大人数でできる作業有

3.林道・森林作業道の補修・復旧=H30~31年度(10~12月/来5月~7月)の期間で完了
※林業チームによる

4.被害の大きな箇所の復旧=H30~31年度(10~12月/来5月~7月)の期間で「ある程度は」完了させたい。長期的な作業も必要か。
※大変な危険が伴う作業のため、林業チームが施工、復旧作業コアメンバーに立ち合いと記録を御願いしたい

以上(2018.9.18.足立)

コメント欄にて詳細等後々UPします

被災状況概略図

被災状況概略図

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 繰り返しになりますが、多くの作業道を塞ぐ倒木を目の当たりにすると、しばし呆然。でも、中島みゆきではないけれど、「倒木の敗者復活戦」で頑張ろうと前を向いています、いい歌、心にしみる、東北、札南学校林の敗者復活戦ですね。

https://pv755.com/toboku-no-haisha-fukkatsu-sen

 私は、会社時代の防災用で手元に置いてあったヘルメットを学校林仕様に文字代え、こんな使い途で学生時代以来(?)数十年ぶりに被ることになるとは思いもよりませんでした?!

会社の防災用を学校林修復用に!

会社の防災用を学校林修復用に!

 私は骨折した足は万全ではないのですが、黙ってみている訳にもいかず、できる限りの作業は自分なりに続けました。

私も作業で

私も作業で

学校林、多大な被災!!

Posted by 秋山孝二
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 今月2日に作業を終えてから間もなく、台風21号の強風・大雨、続いての大震災があり、その後、札南高学校林財団関係者が学校林に入り多くの場所を調査・作業したところ、これまでの景色が一変するほどの大きな被害を受けて、倒木が林道・作業道をかなりの箇所で塞いでいることが分かりました。写真ではその大きさがよく分からないのですが、私も昨日現地入りをして、作業の傍ら参加者と今後の復興の道筋と時間を検討しました。年度計画では盛り込んでいない多額の復興財源等、早急な対策が急がれることだけは分かりました、頭の痛い問題ですが、森を預かる私たちとしては、多くの皆さまのご支援も得て、受け継いでいかなければと気持ちを新たにした次第です。

 現場を目の当たりにすると、しばし呆然とすることは確かですが、ただ立ちつくしている訳にもいかず、これからの作業の段取り、対応プラン、財源確保等、時間との闘いの中でやらなければならないことは山積みです。早速、学校林財団HP(http://www.rikka-forest.jp/info/)、Facebook(https://www.facebook.com/groups/rikka.cheer/)に以下の募金のご協力をお願いしました。

 このブログをご覧頂いた方にも、ご支援頂けると幸いです。

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札南高学校林 台風・地震 被災緊急募金のお知らせ 平成30912

札幌一中・札幌南高 同窓生、ほか 皆さま

一般財団法人 北海道札幌南高等学校林 理事長 秋山孝二

 平成3094日、5日の「台風21号」、および6日早朝に発生した「北海道胆振東部地震」により犠牲になられた皆さまに哀悼の意を表すとともに、ご遺族の皆さまに対しまして心よりお悔やみ申し上げます。また、被災された多くの皆さまにも心よりお見舞い申し上げます。

  11日午前に、当財団関係者が取り急いで現状を把握するために白旗山入口から現地入りした結果、山田林道入口までの道、および山田林道ほかの作業道に、予想を遥かに越える倒木が道を塞いでいて、ファイヤープレイス地点までたどり着くのがやっととの報告を受けました。それより奥のエリアでもかなりの倒木被害が予想され、さらなる調査のために15日に企画活動委員数名が現地入り致します。10月には在校生の学校林作業ほかも予定されていて、取り急ぎの応急処置、および安全確保のための施業が急務となっています。

  ついては、今後発生する除去作業等の費用に充当する緊急の募金活動を行いたいと思います。どうか意のある所をお汲み取り頂き、義援金にご協力を願い申し上げます。

振り込み口座は以下となっています、大変恐縮ですが振り込み手数料は各自ご負担でお願い致します。

* 北海道銀行行啓通支店

普通 0158575

口座名 一般財団法人 北海道札幌南高等学校林

理事長 秋 山 孝 二

* 北洋銀行札幌西支店

普通 4936269

口座名 (財)北海道札幌南高等学校林

理事長 秋 山 孝 二

学校林作業 夏 2018

Posted by 秋山孝二
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 札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)で行った夏の作業、事前に関係者掲示板にはチームメンバーから以下のように掲載されました。終わってみれば、私はすっかり騙されました、「か弱い女性」は結局現れませんでしたから!!!

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オオムラサキチームからのお願い

私たちは9月2日(日)に以下の作業を予定しています。
◎エゾエノキ根元の土盛り
◎エゾエノキ移植場所の土起こし

皆さんもご存知の通り、メンバーはみんなか弱い女子ばかりです!
もし、当日少しでも、お手伝いできるよ〜っていう方が、いらっしゃったら是非協力していただきたく思ってます。宜しくお願いします!連絡お待ちしてます。

なお、作業は9時からの予定です

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 イベントと違って、皆さんほとんどプロフェッショナルの風貌、道具の剣先スコップの先もキラキラに研ぎ澄まされていました、私が持参したのは家のさびさびでしたが・・・。

駐車場での直前打ち合わせ

駐車場での直前打ち合わせ

来春のエゾエノキ移植予定現場での穴掘り

来春のエゾエノキ移植予定現場での穴掘り準備

 直径1メートル、深さ30センチの穴を20個ほど。落とし穴にならないように、注意深く作業を続けました。

20個

20個

 掘り終わると、次の作業の南斜面へ移動、途中の作業道から上を見上げると、初秋の陽ざしが木々の間から眩しく、気持ちのよい時間でしたね。

木漏れ日が気持ちよく

木漏れ日が気持ちよく

記念碑の前で作業隊

記念碑の前で作業隊

 現場の斜面に到着すると、早速、エゾエノキの下に土盛りを行いました。オオムラサキの越冬幼虫が地面に降りてきた時に、水たまりとなって溺れないように養生です。

木の下に土盛り

木の下に土盛り

手強い草の根を切りながら

手強い草の根を切りながら

約50本のエゾエノキの養生

約50本のエゾエノキの養生

 地味な作業を続け終えて、とにかく愛おしいオオムラサキ幼虫、元気に越冬して来年の成虫になってもらいたいものです。

矢部玲子先生 公開講座3回目

Posted by 秋山孝二
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 今年で3回目となる、北海道文教大学の矢部玲子先生の公開講座、「明治の青春 『学友会雑誌』に見る学校行事(ようこそ皇太子殿下)と題して、今年は「大正天皇」に焦点を当てての大変興味深いお話でした。

* http://www.do-bunkyodai.ac.jp/college/ExtensionLecture/2017/1265/

 矢部玲子先生のFacebookより~~~~~~~~~~~~~

     今年も北海道文教大学公開講座の季節がやって参ります.
    「現代と人間」シリーズで以下を担当いたします.
    8月31日(金) 9:00~10:30
    明治の青春―『学友会雑誌』に見る学校行事(ようこそ皇太子殿下)―

     私は、6年前にこの貴重な資料の存在を知り、調査研究の傍ら、保存の必要性を訴えてきました。一昨年、同校の「六華同窓会」の開校120周年記念事業の一貫として助成を賜り、これらのうち、昭和20年までをデジタル化しました。将来は、同会ウェブサイト上での公開を計画しています。
     本講座では、デジタル化された資料の中から、明治時代の皇太子殿下(大正天皇)行啓と生徒たちの取り組みをご紹介します。

     『学友会雑誌』は、旧制札幌第一中学校(現北海道札幌南高等学校)時代の、主に生徒の執筆による文芸誌です。現在、北海道札幌南高等学校の同窓会資料館に、明治30年以降のものがほぼ全巻保存されています。当時の生活様式や思想、そして学校生活などを知る上で、大変貴重な資料です。

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「学友会誌」から読み解くシリーズ3回目

「学友会誌」から読み解くシリーズ3回目

矢部玲子先生

矢部玲子先生

 実際は函館に軍艦で到着し、小樽、札幌、江別、旭川、道東、えりも線、室蘭等を訪問する、正式には「行啓」というよりも「巡啓」のようです。

函館から小樽、札幌、江別、旭川、苫小牧、室蘭、門別・・

函館から小樽、札幌、江別、旭川、苫小牧、室蘭、門別・・

 札幌一中での滞在は52分間だったようです。

札幌一中での滞在は53分間

札幌一中での滞在は52分間

 お帰りになった(還啓)後、当時の山田幸太郎先生の訓辞がありました。

還啓後も山田幸太郎校長の訓辞ほか

還啓後も山田幸太郎校長の訓辞ほか

 翌日は提灯行列も。

翌日も提灯行列

翌日も提灯行列

???

???

 この行啓を記念して、「札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/」が誕生しています。

札南高学校林もここがスタート

札南高学校林もここがスタート

 新渡戸稲造先生もここにいらっしゃって、リーダーたるべく勉学に励むよう訓示している記録もあり、2年後の開校125周年に向けて、このデジタル化した『学友会雑誌』を「六華同窓会HP(https://rikka.net/」にアップして、多くの皆さまと共有し、講座開設も企画できればと思っています、乞う、ご期待!

学校林散策会 夏 2018

Posted by 秋山孝二
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 「札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/」で「夏の散策会」を開催しました。当日は子供さんを含めて初参加も多く、40名を越える方々が参加され、新しく造った作業道の検証・散策、担当した陣内さん、足立さんの解説を交えながらの有意義なひと時でした。雨が続いた日々でしたが、ことのほか道はしっかり固まっていて、メインテナンス担当のバイクチームの皆さんのお陰かと、感謝です。

歩く前のミーテイング

歩く前のミーテイング

地形に優しい新しく作った作業道

地形に優しい新しく作った作業道

バイクチームのメインテナンスも見事

バイクチームのメインテナンスも見事

 「メモリアルコーナー」として、モニュメント風の伐採木もさりげなく置かれて、作業に携わった足立さんの思いも聞けました、何とおしゃれな風景か!

時にはコーナーにモニュメントとして!

時にはコーナーにモニュメントとして!

 戦後まもなく、今から数十年前に造った作業道も、今回は一部復活し、今後もさらに整備されていくことでしょう。植林・作業道構築の跡を現在の私たちが目の当たりにする度に、100年を越える先人たちのご努力を感じ取ることができます、「同窓生及び歴史の見える化」まさにそのものです。

旧作業道とのコントラスト

旧作業道とのコントラスト

木漏れ日も心地よく

木漏れ日も心地よく

 学校林は、植林・間伐・作業道構築だけではありません。この10年、故・箱﨑陽一先生の指導により、環境林・教育林としてのフィールドとしても機能していて、その一つがこのエリアです。今はきれいな場ですが、昨年まではササがうっそうと生えていた川辺でした。エゾエノキ・キノコチームの女子力が、何回も通ってここまで整備してきました、地道な努力の結晶です。キノコ栽培は採取が目的ではなく、多様な生態系調査の入口で、これからの継続的調査・観測により、この学校林空間の生物多様性の実態と進化の状況が明らかになってくるでしょう。

* 【参考】箱﨑論文ーー> http://www.shimonaka.or.jp/pdf/hyosho_01.pdf

環境林・教育林としての空間も

環境林・教育林としての空間も

 この日、何人かの方は、夜もテントを張って一夜を過ごしたそうです、検証・散策は24時間ですね!!

森ではたらく!14人 2018夏

Posted by 秋山孝二
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 東京で開催された「出版5周年プレ祝い『森ではたらく!』15人の仕事リレートーク・大交流会!(http://www.gakugei-pub.jp/cho_eve/1807mori/index.htm」、多彩なプレゼンと参加者で大盛況でした。登壇予定のお一人が、大雨災害で被害に合われて急きょ欠席となって、実際は14名の方が発表しました。

 林業の衰退が言われる昨今ですが、従来の林業従事者にプラス「材」「財」として「木」を活用しての活動は多彩でファッショナブルですね。デザインとかマチづくりとか、新しい視点からの取り組みが新鮮でした。

会場ロビーで

会場ロビーで

 プログラムは、

1) 森を「まわす」ーー100年先のサスティナブルな”はたらき”とは?

2) 森で「つくる」—―自然にゆだねるクリエイティブなものづくりとは?

3) 森で「わけあう」――森に生かされ、森を活かすシェアリングエコノミーとは?

と区分けされてのプレゼン。

 ゲストプロフィールはこちら――> http://www.gakugei-pub.jp/cho_eve/1807mori/index.htm#profile

登壇者の皆さん

登壇者の皆さん

 北海道から参加の足立成亮さんも出展・プレゼンし、大盛況でした。「札幌南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/)」の現場でもお世話になっています。

部屋の隅ではプチ・マルシェ

部屋の隅ではプチ・マルシェ

北海道から足立成亮さんも

北海道から足立成亮さんもプレゼン

夢のある活動

夢のある活動

3つのパネルディスカッション

3つのパネルディスカッション

 連日35℃を超える暑さの東京・永田町で、熱い発表と意見交換でした。新しい森づくり・森活かし、新しい担い手たちによって着実に進行している日本の現状ですね。

箱﨑陽一先生、逝く

Posted by 秋山孝二
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 「一般財団法人 札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)」理事の箱﨑陽一先生が、2018年6月12日13時32分、お亡くなりになりました。札幌南高松本事務長、奥様の瑞枝さまから相次いでご連絡がありました。永年、リンパ系のガンで入退院を繰り返し、先月25日に私は久しぶりに病院にお会いしに参ったばかりでしたので、大変残念でなりません。

< 箱﨑先生に関する記事 >

* 2016年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23501

* 2017年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29403

* 2017年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29919

 お通夜・告別式は、北広島市で家族葬で執り行われましたが、連日、大勢の参列者でお別れを致しました。お通夜の折に、奥様の瑞枝さまから、告別式での弔辞を依頼されてお引き受け致しました。家に戻り、しばし生前の箱﨑先生と深夜まで真摯に向き合って準備し、当日、唯一の弔辞として拝読させて頂きました。

優しい笑顔のご遺影

優しい笑顔のご遺影

< 私の弔辞 >

弔辞

 一般財団法人 札幌南高等学校林理事、故箱﨑陽一先生のご霊前に、謹んでお別れの言葉を申し上げます。

 つい二日前の午後、札幌南高から「箱﨑先生ご逝去」の報が届き、私はにわかには信じがたく、しばし呆然としておりました。というのも、年明けから肺炎等で体調を崩されていると伺っていたので少々心配していましたが、先月二十五日に病院を訪問して久しぶりにお会いした姿が、お声にも力があり、ことのほかお元気とお見受けしていましたので。

 私にとって、学校林財団との出会いは箱先生との出会いでもありました。私が理事に就任して間もなく、現役の教諭として地道に活動されていた箱先生は、植林・伐採が主体の活動から、多様な生態系としての視点、教育・研究の場としての視点、言い換えると環境林・教育林としての展開を提案し続けていらっしゃいました。

 今年、百七年目を迎える学校林、当初の焼け野原から植林を軸に立ち上げた壮大な森づくりは、この十数年、大きく変貌してきています。箱先生をリーダーに、これまでの保全事業から環境林・教育林としての価値を創り始めました。

 昨年のゴールデンウイークの合間、箱先生とご一緒に、水芭蕉も真っ盛りの湿地で、シイタケ、なめこ他の植菌をオリジナルの「YH法」はじめ、幾つかの方法で行いました。そして、簡単な昼食の時間は、箱先生のフォトコレクションの回覧時間、いや、正確にはご自分で撮ったのですから「箱ギャラリー」でしょうか。鮮やかなエゾエノキの葉を背景に、国蝶オオムラサキの多彩な写真の数々、じっと待っての接写レンズでの撮影は、かなりの忍耐力が必要でありまさにその執念と情熱に脱帽でした。

 また昨年は、学校での取り組みの論文テーマ「学校林にはばたけ国蝶オオムラサキをスローガンに ~オオムラサキの保護活動を中心に八年間実践した環境教育の総括~」で、公益財団法人下中記念財団第二回表彰事業の最優秀賞を受賞されました。東京での表彰式には私も応援で駆けつけ、箱先生はご夫妻でご出席、素晴らしい受賞スピーチでした。その論文の最後に、「退職後も学校林財団理事会や企画活動委員会の構成メンバーとして、準絶滅危惧種であるオオムラサキの保護に向けた企画・研究活動等に携わり、継続できる喜びを感ぜずにはいられない」と記されていて、私も昨日までそう信じておりました。

 白旗山の一部をなし、複雑な沢や尾根をもつ多様性と魅力のある学校林。 この森を潤した水は、厚別川から石狩川へ、そして日本海へと注ぎ、海の命とつながる位置にあります。 そしてここはまた、教育の場であり、同窓や地域の交流の場であり、天然資源を生み、地域経済に資する場であり、世代間の架け橋でもあります。 連綿と続く札幌一中から札幌南高の歴史とともに歩んできた学校林は、これからも六華同窓の縁と、地域とともに、美しく豊かに続いていくでしょう。先月二十五日、私が病室を離れる時、「学校林は同窓のためだけのものではなく、広く市民に開かれたものであるべき、私はそう信じている」とのお言葉、私は忘れることはありません。

 箱陽一先生、この学校林でのご業績が、言い尽くせぬ貴いものとして私どもの心にしっかり残っております。「箱プロジェクト」の実践は、松本美奈子さん、宮本敏子さんをはじめとする強力な女子力、「オオムラサキ・キノコチーム」として新たな担い手たちが立ち上がり、一歩一歩前に進んでいます。「六華の風」になって、あの大きな空を吹きわたり、百年、そしてさらに先まで見守って頂きたいと思います。歴史に刻まれたこの財産と陽一先生の生前のご尽力に深く感謝するとともに、これからも永く継承し力強く歩んでいくことをお誓いし、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 どうか安らかにお眠り下さい。

平成三十年六月十四日

一般財団法人 札幌南高等学校林

理事長  秋山 孝二

東京六華同窓会 2018

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 今年も高校の東京の同窓会「東京六華同窓会(https://www.tokyorikka.jp/」の総会、懇親会が開催されました。それに先立ち、恒例のシンポジウム「六華ワールドフォーラム2018」は、若い世代のプレゼンが素晴らしかったです。主催者は、海外での活動を視野に入れている同窓の大学生や若いビジネスパーソンに何らかのきっかけを掴んでもらう事を目的に、今年も開催しました。

* これまでの東京六華同窓会関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A

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< 内容 >
1)「世界を見つめ、ここを耕す。」

~日本産米輸出の取組み プロダクトアウトからマーケットインへ~

出口 友洋さん   (南47期、株式会社Wakka Japan代表取締役) http://tawaraya-rice.jp/

起業しさらに発展して!

起業しさらに発展して!

(2)ニューヨーク留学と、今後のキャリアプランについて

中原 かゆきさん(南63期)

ありのままを率直に

ありのままを率直に

 中原かゆきさんの高校時代を知る方に伺うと、大変なガンバリ屋だったとか。挫折も次へのステップとする前向きな姿に感動しました。

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 続いての総会・懇親会は500名を越える参加者で大盛況。

壇上には私も

壇上には私も

今年のテーマ

今年のテーマ

 今年のテーマ「六華フォレスト~つなげよう緑のタスキ~」では、「札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/」の歴史に始まり、活動紹介をとても的確にプレゼンして貰い、この学校林財団の理事長を務める私も、大変嬉しいひと時でした。

 会場内には例年以上に充実したブースも設営し、懇親会中何も食べずに学校林財団の企画活動委員会メンバーが張り付てくれました、お疲れさまでした。

北口さん(南35期)(左)と陣内さん(南35期)(右)」

北口さん(南35期)(左)と陣内さん(南35期)(右)」

札幌一中の校歌を歌う

札幌一中の校歌を歌う

 今年の企画では、札南高学校林について多くの方々の注目を集めてもらい、一段と今後の活動に弾みがつきそうです。幹事当番期の南35期・後藤実行委員長はじめ同期の皆さま、ありがとうございます!

札南高学校林 春の散策会 2018

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 今年も札南高学校林で「春の散策会」が開催されました、雨の中、200名の参加者で大変盛況でした。

 これまでの学校林関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%8D%97%E9%AB%98%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

イベントチラシ

イベントチラシ

有明小学校校庭で全員集合!

有明小学校校庭で全員集合!

 今回は、このイベントの主催者六華同窓会幹事当番期(南43期)と(一財)札南高学校林財団が本格的コラボを組み、参加者が4つのグループに分かれて財団企画活動委員会メンバーによるガイド付き散策。「造林育人」碑では記念撮影も。途中、エゾエノキ・オオムラサキチームがこれまでの活動をコンパクトに説明するプログラムも盛り込み、教育林・環境林としての新たな学校林のステージとなりました、素晴らしかったです。

子供たち班

子供たち班

 それに先立つ一週間前には、札南高学校林財団の企画活動委員会と六華同窓会幹事当番期の43期の方々と事前準備も雨の中、行いました。

キノコチームの今年度の仕込み

キノコチームの今年度の仕込み

散策道の整備・階段構築

散策道の整備・階段構築

ベースキャンプ整備

ベースキャンプ整備

 実に多くの方々のご尽力の賜物です、嬉しいです!

そもそも、学校林と私は

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 これまで札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)のことについては、何回も記事にしてきたつもりでしたが、そもそも「学校林」とは何か、なぜ私が関わるのかは、一度もここでは書いていないことに気が付きました。

* 札南高学校林とはーー> http://www.rikka-forest.jp/outline/100.html

* 札南高学校林関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 たまたま、今年6月の東京の同窓会幹事当番期の方に依頼されて、この間の活動について書いたので、少々フライングですが掲載します。

* 東京六華同窓会(https://www.tokyorikka.jp/

* 2018年度総会・懇親会 (http://www.tokyorikka2018.net/

3月の学校林の空

3月の学校林の空

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あれから5年、「みんなの六華フォレスト」

一般財団法人 北海道札幌南高等学校林 理事長 秋山孝二

 あれから5年、ひと言で表現すると多くの方々のご協力のお陰で、「極めて順調に進捗!」といっていいでしょう、誠に喜ばしいことです。

 その前に、まずは皆さんに報告しなければなりません。2014(平成26)年6月に、新しく私たちの学校林財団理事長に就任された久末聖二さん(南16期)が、このプロジェクトの開始間もない同年11月に、ガンでお亡くなりになりました。同時に常務理事になった私は、プロジェクトの底固めをしようとしていた矢先で大きな衝撃であり、久末理事長のお気持ちを察するに悔しさも感じました。そして直後の理事会で、私が第十八代の理事長、常務理事に池内和正さん(南21期)が急きょ就任して、理事会、評議員会、企画活動委員会の推進等、学校林財団運営の重い責任を背負うことになり、今日に至っています。

 ご承知のように、2013(平成25)年3月に策定された「グランドデザイン」は、紺野忠義理事(南8期)を委員長に事業検討委員会で議論を続けて、これまでの100年間の歴史と活動を踏まえて、長期ビジョンとして策定されました。詳細は、「学校林100年沿革誌」を参照して頂きたいのですが、端的に言うと具体的展開は、「森林経営(Forest Management)」と「運営管理(Social Management)」の二つの要素から成り立っています。いずれも学校林の向こう100年を支える重要な要素で、お陰さまでこの5年間、しっかりしたスタートを切っています。これまでの限られた方々のご尽力から、実に数多くの同窓生の活動へと大きく幅を広げているのです。言い換えれば、「森林保全」主体の活動から、より積極的に森に入り、地下・地表を含めて環境林・教育林として森林生態系に学ぶ活動へと進化しています。

 まずは、「森林経営」ですが、これまでごく一部の理事、札幌森林組合にほぼお任せだった作業道開設、徐間伐作業は、このグランドデザインの理念に基づいて、所有者の私たち学校林財団の構想を主軸に大きく舵を切りました。一つは、10年程度を目途に121haを網羅する「心地よい」作業道を構築し、その後は散策道として多くの方々の憩いのフットパスへと繋げる構想です。最近、足を踏み入れた方はお分かりだと思いますが、この5年間に造られた作業道は、土地の傾斜・表面に優しく、周辺の樹木とも実に調和しています。

 次に、作業道と密接に連なる徐間伐作業も、それぞれのエリアのゾーニングをベースに、100年後の成熟した森を想定した樹種選定を行い、経済性と心地よさに配慮した計画に基づき、同窓生を含むプロの木こり達が活躍を始めています。ただ丸投げのお任せではなく、例えば、その事前調査等には、企画活動委員会メンバーはじめ、同窓生、そのご家族、或はお友達ほか、毎年3月の雪のある時期に、解説付きでカンジキ・スノーシューをはめての山林調査・散策もイベントとして実施したり、作業の様子を見学したり、以前には考えられなかった多くの方々が、四季を通じて学校林に入ってきています。

 学校林のもう一つの柱となる「箱崎プロジェクト」の実践は、「オオムラサキ・キノコチーム」として新たな担い手たちが立ち上がり、一歩一歩前に進んでいます。特に昨年からの活動は目覚ましく、ここでは簡単にご紹介します。

 最初は、エゾエノキ植林・国蝶オオムラサキ繁殖プロジェクトです。準絶滅危惧種に指定のオオムラサキの幼虫の食樹となるエゾエノキの植林活動は、今後の苗木を育成するために、まずは種子拾いから始まり、幾つかの環境で発芽を試行しています。一方、これまで学校林に植林した苗木は、以前、有明小学校に貸与していたスキー場跡地の広さ約0.8haに、定時制の生徒・同窓生たちによる約400本ですが、その後の生育状況の調査と、しばらく滞っていた下草・笹刈り等の環境整備を、年間10回ほど粘り強く行いました。年数が空いていたのでかなり大変な手作業でしたが、強力な女子力のお陰で完了し、今年は雪解けから見違えるほどの良好な環境になっているでしょう。

 オオムラサキ繁殖も大きく進展しています。昨年は、4月の越冬幼虫の観察に始まり、栗山町の「ファーブルの森」で、羽化・産卵を間近に観察、その後、秋には再三の越冬幼虫の採取の後、ネズミ対策を含めた越冬準備作業に取り掛かりました。今後は餌づくり、飼育方法を学びながら、今年5月以降の放虫、飼育・モニタリングも楽しみな一方、オオムラサキのDNA解析も行っていく予定です。

 もう一つはキノコ栽培による昆虫類の生育調査プロジェクトです。以前、箱崎陽一先生が定時制高校生を指導されて実施していましたが、その後の観察が少々手薄になっていましたので、昨年は、ホダ木準備から始まりナメコ、ヒラタケ、シイタケのキノコ植菌、ホダ木の本伏せ、笹刈りほか周辺環境の整備を根気強く行いました。秋にはナメコ・ヒラタケの初収穫もあり、さらに年末には、今年に向けたホダ木の切り出しも終えているので、更なる調査研究の継続・発展が期待できます。

 財団運営の重要な要素のもう一つ「運営管理」は、このグランドデザインのけん引役としての「企画活動委員会」が、ほぼ毎月20名程度の参加で開催され、毎回新たなメンバーも加わり、熱心な議論でフル稼働しています。理事会・評議員会への提言、イベント企画、諸計画の策定等、こらからも中核的機能として活躍してくれると確信しています。

 以上、いっぱい詰まったこの5年間をコンパクトにご報告しました。六華の風が吹き抜ける学校林、私は自分自身の高校時代があまり納得のいくものではなかっただけに、今、四季折々、この風の中に身を置けることが大変心地よいのです。「千の風になって」の唄ではありませんが、「六華の風になってあの大きな空を吹きわたっています」と、100年、そしてさらに先まで見守っていきたい気持です。

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 土の温もり、春の日差しと心地よい風を感じると、私は何か「六華の風」になって学校林を永遠に吹きわたる自分の姿を思い浮かべます。

学校林 新雪の中で事前調査

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 札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)については、これまでも繰り返し書いていきました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%8D%97%E9%AB%98%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 先日は、3月上旬の冬の山林調査の事前調査を、南高校放送部の撮影隊4名を含めたチームで実施、悪天候の予報が幸い外れて、日も差す天気の中、無事終了しました。

山田林道入口で打ち合わせ

山田林道入口で打ち合わせ

現役高校生(南70期)4人が参加

現役高校生(南70期)4人も参加

積雪は120センチ

積雪は120センチ(ゾンデ棒で

事前調査に出発!

事前調査に出発!

拠点近くのコンポストも深い雪の中

拠点近くのコンポストも深い雪の中

 この時期の散策は、これまで数回、自分のカンジキをはめて経験がありますが、今回は深い新雪のためか歩行中の埋まり方が酷く、私は最初の休息地の拠点で車を駐車巣ている所まで引き返すことにしました。3月の本番前には、スノーシューを買って臨まないと、皆さんの行動の足を引っ張ることになりそうで、個人的にも貴重な事前活動となりました。

六華同窓会 新年交流会 2018

Posted by 秋山孝二
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 私の出身高校の「六華同窓会(http://www.rikka.net/」、今年で第3回目の新年交流会(http://www.rikka.net/information/2018/01/2018.html#menu)が開催されました。会を重ねる毎に盛会になり、今後も益々楽しみです。

今年の幹事当番期、南43期

今年の幹事当番期、南43期

 舞台では南30期の斉藤みゆきさんのソプラノ。

ソプラノの響き

斉藤みゆきさんのソプラノの響き

 イベントの告知では、山木将平くんも登壇!

楽しみですね!

楽しみですね!

 そして最後は、今年6月の東京六華同窓会(https://www.tokyorikka.jp/)の幹事当番期・南35期の皆さんの総会・懇親会のご案内でした。

左・北口さん、スーツ姿は初めて!、松野さん、黒川さん、右は中川賢一さん!

左・北口さん、スーツ姿は初めて!、松野さん、黒川さん、右は中川賢一さん!

 締めのご挨拶をしました、同窓会の副会長として。

学校林のご報告を

学校林のご報告を

南19期新春同期会 2018

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 今年も南19期の皆さん、元気に集まりました。初参加の同期もいたり、いつも来るメンバーはインフルエンザで欠席とか、どうしても都合がつかなかったとかで欠席した者も。昔の話よりも今の状況のお話が今年は多かったような気がします。高齢化社会とは言え、60歳代の命の壁はなかなか厚く、ここを生き抜いて長生きしたいみたいな希望も聞かれました、それだけ、身近な方々のご逝去が増えてきているのかもしれません。

一人一人の近況も

一人一人の近況も

 私からは、六華同窓会(http://www.rikka.net/)の近況と今月の新年交流会(http://www.rikka.net/information/2017/12/30.html#menu)のご案内、札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)の昨今の新しい活動について説明しました。3月4日の冬の踏査イベントについてのご案内も。

 最後は今年も記念撮影、来年の卒業50周年に集まることを約束して。高校卒後50年の年月が経ったなど、信じられませんが・・・・。

今年も、みんないい笑顔

今年も、みんないい笑顔

札南高学校林 今年最後の作業

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 札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/、今年の最後の作業は、女性5名と私の計6名の「精鋭?!」が、エゾエノキ植林地区下草刈り、キノコプロジェクト地区下草刈りを完了しました。今年は合計10回作業、そのうち私が参加できたのは最終を含めて2回程、それにしても大変な広さで、ここまでやり遂げた皆さんに感謝です、心からお疲れさまと言いたいですね。この日、私はいつものアルコールを忘れてガス欠状態、午後は朦朧として、夕食後は1時間仮眠でした、疲れました。

* これまでの学校林関係記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%8D%97%E9%AB%98%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 中心になって活躍した松本美奈子さん、宮本敏子さん、最終作業のパワフル女子5名の皆さん、脱帽です!!!

中心になって活躍した松本美奈子さん、宮本敏子さん、最終作業のパワフル女子5名の皆さん、脱帽です!!!

 午前中いっぱいでエゾエノキ植林地帯で残っていた部分の下草刈りを終了。あらためて感じます、ここまでやり遂げた松本さん、宮本さんのこれまでの作業量は尋常ではないです!!

 作業道構築、間伐チームもよく頑張りました。後は、森林組合の搬出を待つだけ。

 今年はウエアでも魅せた宮本さん、毎回進化する姿は来年も楽しみです、どんないで立ちで登場でしょうか!

 この日の午後は、キノコプロジェクトの来年の場所も含めての整備をびっしり。手ごわいササを切り拓き、楽しみな場所となりました、今年は本当にお疲れ様でした。

六華同窓会 総会・懇親会 2017

Posted by 秋山孝二
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 六華同窓会(http://www.rikka.net/の総会・懇親会、今年の当番期は同窓会初めての女性の実行委員長・山下美妃さんほか、南42期の皆さんの企画で大いに盛り上がりました。

* これまでの記事はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AD%E8%8F%AF%E5%90%8C%E7%AA%93%E4%BC%9A%E7%B7%8F%E4%BC%9A

テーマも華やか!

テーマも華やか!

あちこちに華!

あちこちに華!

 生ビールサーバーを背中に、会場も最初から大いに沸いて、飲んで、の今年の懇親会。

真ん中は山下美妃実行委員長、ほか副実行委員長

真ん中は山下美妃実行委員長、ほか副実行委員長

 終盤には、来年の東京六華同窓会(http://www.tokyorikka.jp/の当番期・35期の皆さんも大勢でご登壇、後藤匠実行委員長のご挨拶、その中には一人の木こりのいで立ちの(一財)札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/の陣内くんも。一中の大先輩・横山末雄さんと南高の先輩・古川善雄さんともご一緒に写真をパチリ。陣内くん、8月末のテレビ「ぴったんこカンカン」で葉加瀬太郎の先輩として登場したせいか、会場のあちらこちらから「テレビ見たよ、一緒に写真を!」のリクエストが寄せられていました。

大先輩の右・横山末雄さんと中央・古川吉雄さん、左はテレビでもお馴染みの林業家・陣内雄さん!

大先輩の右・横山末雄さんと中央・古川善雄さん、左はテレビでもお馴染みの林業家・陣内雄さん!

一中校歌を歌う大先輩たち!

一中校歌を歌う山本晋也さんほか大先輩たち!

 翌日は、35期の方々は札幌市清田区有明の札南学校林に足を運びました。この財団の理事長を私はつとめているので、同行して幾つかのポイントを見学・調査しました。季節ごとにまるで違う学校林、奥深い景色に魅せられます。

翌日は来年度東京六華同窓会当番期の35期の皆さんと同行

翌日は来年度東京六華同窓会当番期の35期の皆さんと同行

 来年の東京の総会用に、学校林でドローンを飛ばして上空からの景色を撮影しました、一気に150m上空まで上がる初めての試みで、どんな光景が繰り広げられるのか楽しみですね!

ドローンによる学校林上空からの撮影も!

ドローンによる学校林上空からの撮影も!

 毎回思うのですが、歴史のぎっしり詰まった「同窓会」と124ヘクタールの「学校林」、人と木々の時間軸の中に確かに存在する自分を認識できる、これほど分かりやすい時間はありません。

札南高学校林 経過観察 2017夏

Posted by 秋山孝二
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 札幌南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/では、この数年、教育林・環境林として多様な活動を展開しています。特に今年は、有志で「キノコプロジェクト」、「エゾエノキとオオムラサキ繁殖プロジェクト」等、しばらく中断していた調査・研究を再開し始め、ほぼ毎月現場に入って経過を観察しています。今回のササ刈り、キノコ類の生育にとってプラスかマイナスか、これは今後の推移を見守るしかありませんね。陽当たり、風通しが良くなることは他の動植物にとっても快適な場合も多いでしょうし、自然界、生態系は本当に「複雑系」です。

 これまでの学校林の記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%9E%97

 今月も、先月末のイベントとは別に、晩夏の学校林に入ってキノコプロジェクトのその後、エゾエノキの植林地調査を行いました。冬、春とはまた違った緑濃く木の実もチラホラの景観に、あらたな学校林の表情をみた思いでした。

ササ他が繁茂するキノコプロジェクトの現場

ササ他が繁茂するキノコプロジェクトの現場

早速草刈りを1時間ほど

早速、草刈りを1時間ほど

シイタケの榾木周辺の陽当たりも良くなり

シイタケの榾木周辺の陽当たりも良くなり

ヒラタケ、ナメコの生育を期待し

ヒラタケ、ナメコの生育を期待し

 一方、少し離れた南斜面には、この十数年間、札南定時制生徒、同窓生らが植林したエゾエノキが400本程度。ただ、隣地、地質、陽当たりの違いによるものか、その生育にはかなりばらつきがあり、今後は植えた木々の育樹に重点を移すことになりそうです。

エゾエノキの小枝の先にはトンボの姿

エゾエノキの小枝の先には若いトンボの姿

目印のリボンに残る蝉の抜け殻

目印のリボンに残る蝉の抜け殻

 地道な作業が続きますが、コツコツ、根気よく仲間と活動を続けていきたいです。