『喜久一100年特別展』が札幌で開催されていて、先日早速足を運びました。企画した伊藤千織さんは高校の遥か後輩、学校林財団理事としてもお世話になっていますが、100年の歴史の重みを感じると共に、ご一族の芸術への造詣の深さに驚きます。
* https://www.sapporo-community-plaza.jp/upimg/20230725134441-pdf1.pdf
1923年(大正12)年に創業し、現在四代目の伊藤隆彦さんが仕切る「喜久一本店(https://kikuichihonten.com/)」(札幌市中央区南13西8)。山鼻地区で永年親しまれてきた仕出し屋であり、親族から多くのアーティストを輩出しています。
展示は3部構成。創業からの歩みや地域との関わりを写真や昔の看板などで振り返り、次に2代目社長の伊藤隆起さんが残した作品を中心に紹介しています。特に、戦時中に一時移住した中国・海南島での「海南島防衛隊記」は、当時の暮らしや戦況を知る貴重な資料ですね。最終は、喜久一ファミリー12人のアート作品の展示でした。美術系大学の名誉教授、アーティストほか多彩な顔ぶれ、絵画、グラフィック、映像など多くの作品が並んでいました。