民衆の唄

Posted By 秋山孝二
Categoirzed Under: 日記
0 Comments

 もう数カ月も「未公開」の欄に仕舞われたこの原稿でしたが、やっと公開出来ます。

 音楽には不思議な力が有って、人々を勇気づけたり、集団の心を一つにしたりする時があります。私にとってのそんな曲の一つは、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の中の「民衆の唄:Do you hear the people sing?」です。

戦う者の歌が聞こえるか、鼓動があのドラムと響き合えば

新たに熱いいのちが始まる、明日が来た時、そうさ明日が

列に入れよ我らの味方に、砦の向こうに世界がある

戦え、それが自由への道 

(ミュージカル「レ・ミゼラブル」、「民衆の唄」の一部)

 ロンドン公演とニューヨーク・ブロードウェイ公演では歌詞も多少異なり、また違った味わいもありますね。私はこれまでに、ブロードウェイ公演を3回程観ましたが、その都度違った感動でいっぱいでした。毎回終了時はスタンディング・オベーション(Standing Ovation)で、大変な盛り上がりであることは変わりませんが。とにかく全キャストの歌が抜群に上手です。日本では考えられない厳しいオーディションを経ての配役なのでしょうか、毎回の感動は表現のしようがありません。

http://www.youtube.com/watch?v=FmaTNf4YhEs&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=wWzmYhiu-zs&feature=related

 

 今年行われる予定の日本公演の解説には、下記のようなコメントがあります。~~~~~~~~~~~~~~ 

 ご存じのように、原作はフランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を、当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いたロマン主義大河小説です。この原作小説をベースに、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」などのエッセンスを、余すところなくミュージカル化した『レ・ミゼラブル』の日本初演は、24年前の1987年6月、帝国劇場でのことでした。その普遍的なテーマ性、卓越したストーリー展開、郷愁を誘う美しいメロディ、劇中のセリフほとんど全てを歌って表現するという特異性、群衆による歌唱シーンの迫力、舞台装置の圧倒的なスケール感は、それまでのミュージカルの概念を完全に吹き飛ばし、観客に熱狂的な支持を持って迎えられ、帝劇史上初の6カ月ロングラン公演大成功という快挙を成し遂げました。以来24年間、日本全国各地でコンスタントに上演され、東宝演劇史上最多の2,481回という上演回数を積み重ね、延べ360万人の動員を記録する、まさに東宝ミュージカルを象徴する作品となりました。~~~~~~~~~

 帝国劇場開場100周年の今年2011年4月から、『レ・ミゼラブル』の公演が始まるようです:http://www.youtube.com/watch?v=zxw5fiWcd5o&feature=fvw

 一方、別の話題としては、一昨年のNHK紅白歌合戦にも出場したイギリスのスーザン・ボイルが歌った唄「I dreamed a dream(これは日本語字幕付きサイトhttp://www.youtube.com/watch?v=hZTmbmvYSm0&feature=related)」も、このミュージカル「レ・ミゼラブル」からの曲です。ところで、彼女が大ブレイクしたイギリスのオーディション番組では、インターネットにアップして5日目で、全世界から1,800万アクセスがあったそうで、いまではそのYoutubeオリジナルサイト(http://www.youtube.com/watch?v=RxPZh4AnWyk&feature=related)は、5,600万アクセスを越えているから驚きですね、審査員・聴衆の驚きと称賛の様子がリアルです。

 素晴らしい歌手・唄はいつまでも心に残り、時として気持に安らぎを、ある時は励ましを与えてくれます。こんな曲もいいですね。

http://www.youtube.com/watch?v=GNEcQS4tXgQ

http://www.youtube.com/watch?v=Bpbuqh12oj4

http://www.youtube.com/watch?v=vLBKOcUbHR0&feature=fvw

Comments are closed.