今年は、国連の定める「国際森林年」(International Year of Forests)です。国連総会決議により、「国際森林年」では、現在・未来の世代のために、全てのタイプの森林の持続可能な森林経営、保全、持続可能な開発を強化することについて、あらゆるレベルで認識を高めるよう努力すべきとされています。
また、国連は加盟国が、「国際森林年」に関連した活動を促進することを奨励しており、日本でも各地で様々な取組が行われる事が期待されています。ちなみに、北海道において、「北海道市民環境ネットワーク(きたネット:http://www.kitanet.org/index.html)」は、この間、森づくり活動を主軸にする会員も多く、今年はフラッグ事業「ラブアース」をはじめ、さらに充実した活動を企画しています。
ところで、国連が決める「 国際年(International Year)」というのは、国連総会において採択・決議されるもので、特定の事項に対して特に重点的問題解決について、国連をはじめ全世界の団体・個人に呼びかけるための期間のことです。最近の例としては、 2009年の「世界天文年」、「国際天然繊維年」、「国際和解年」、2010年の「国際生物多様性年」、「文化の和解のための国際年」、「国際ユース年」で、今年は、「国際森林年」、「国際化学年」となっています。
企業のCSRでもそうなのですが、国連の議論・決定事項に関して、日本のメディアはもっとしっかり報道すべきだと思いますね。昨年2月、東京で開催されたフォーラムでは、グローバル企業も国際社会の中で生き残る存在として、CSRを真剣に展開している様子も発表されていました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3348)。
いつも楽しく読んでいるメルマガの中で、田中優さんから送られたきた年末大晦日のトークは絶品でした。3時間と長丁場ですが、特に中ほど(1時間35分過ぎから)で彼が説明する「森の話」は、実に素晴らしいです。
~~~~~~~~「絶望から未来を見つけるトークライブ2010 」http://www.ustream.tv/recorded/11737604
【出演】
田中 優(未来バンク事業組合理事長:http://tanakayu.blogspot.com/)
山田玲司(漫画家/『ココナッツピリオド』『絶望に効くクスリ』他)
枝廣淳子(環境ジャーナリスト/「環境メールニュース」他:http://www.japanfs.org/ja/)
江守正多(気象学者/国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室室長)
【ミュージシャン】
高森ゆうき
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「海老蔵」が一段落すると、今度は「伊達直人」、「斎藤佑樹」の追っかけかよと、相変わらずの内向き・平和ボケの日本のマスメディアですが、国際社会の中で、今日本に期待されている事がらの多さを認識すればする程、焦点を当てるべき重大なテーマは他にあると思うのですが・・・・・。今年も変わらないマスメディアの愚に、ボヤキからのスタートで恐縮です。