先日テレビのニュースで、「Move your money!」運動の紹介をしていました。
http://moveyourmoney.info/audiovideo
バブル崩壊後の日本の金融機関の旧態依然とした状態、リーマンショックで露呈した「金融資本主義」の行き詰まりから、根本的に金融機関の機能改革をする必要があると思います。
この分野で積極的に問題提起をされている田中優さんの発言は、貴重ですね。
http://www.magazine9.jp/interv/tanakayu/tanakayu1.php 、http://tanakayu.blogspot.com/
日本では間接金融としての銀行が、社会起業(コミュニティ・ビジネス、ソーシャル・ビジネス)に対して殆ど支援をしていません。昨年、ノーベル平和賞受賞のモハマド・ユヌスさんが来札された時(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2289)にも、地元金融機関の経営者はほとんど反応がありませんでした。「マイクロファイナンスは発展途上国でのビジネスだろう!」と言って思考停止状態、大いなる誤解に基づく認識が日本・北海道でのマイクロファイナンスの可能性を阻害しています。地域に根差す貢献・企業育成をしなければならない銀行が、手数料収入で大幅黒字となっているとすれば、本来の機能を見失っているとしか言いようがありません。
預金者である私たちは、そんな銀行等の金融機関に対して「No!」を突き付ける手段、それが「Move your money!」だと思います。おとなしい預金者からもの言う自立した市民へと私たちが変身しなければ、今の日本の閉塞状態は打開できません。