HBMS地域医療経営プロジェクト研究センター(https://mba.pu-hiroshima.ac.jp/ja/summary/)開設記念 第5回HbpMSセミナー「ヘルス・ビジネス・アンド・マネジメントの人材像を考える」が広島市で開催されて、久しぶりに足を運びました。
県立広島大学の専門職大学院経営管理研究科(HBMS,Hiroshima Business and Management School)は、2016年4月に開講した中国地域で初めてとなるビジネススクールです。そして設立時より唱えるヘルスケアマネジメント人材養成を推進する期間としてHBMS地域医療経営プロジェクト研究センター(HBMS Commons for Health Policy and Management Studies)は昨年4月に開設されました。
これを記念して医療経営研究セミナーを企画していて、今回第5弾として、「ヘルス・ビジネス・アンド・マネジメントの人材像を考える」が開催されました。
- ご挨拶「医療介護の経営人材養成について」
西田 在賢 センター長(HBMS教授、ヘルスケアマネジメント分野担当) - 講演1「本格的高齢社会における医療介護等社会保障の制度運営の姿(仮)」
講師:迫井 正深(厚生労働省大臣官房審議官、経済産業省商務・サービスグループ政策統括調整官兼任、内閣官房健康・医療戦略室次長)
座長:浅原 利正(広島県病院事業管理者、元広島大学学長、元広島大学病院病院長) - 講演2「社会システム・デザイン論が説く日本の医療システムの改革と経営」
講師:横山 禎徳(HBMS研究科長、東京大学EMP企画推進責任者、元マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社長)
座長:土肥 博雄(日本赤十字社血液事業本部相談役、広島赤十字・原爆病院名誉院長、広島大学医学部医学科広仁会会長)
今回、横山禎徳先生のお話は特に興味深かったです。
* 「現象」と「中核課題」をしっかり見極めること
* グローバリゼーションは相互連鎖(インターリンケージ)であり、対峙する言葉はリージョナリゼーション
* ハイテクに対してハイタッチ
* 自らを「社会システムズ・アーキテクト」と名乗る。「産業」でものを考えるのではなく「システム」で。
* 金槌しか持っていない人は「たたく」こと以外の解決策は見出しえない
* 患者が自分の現在および将来の病気を管理する「患者システム」と「支援システム」が必要
* 「自分はこうやって自分の病気をマネジメントするぞ!」という視点を獲得できるか
翌日は少しの時間を原爆ドーム周辺で過ごしました。
何回来ても、広島では厳粛な気持になります。
* 前回の広島訪問ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26297
11 月 18th, 2024 at 10:51 AM
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