久しぶりの北大博物館

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 アポイントの合間に時間が出来たので、久しぶりに北海道大学の博物館をじっくり見学しました。

* 北海道大学総合博物館

 特に北海道大学の歴史を記した1階フロアーは大変ユニークな札幌農学校の理念ほか、日本の国立大学の創成期の心意気を感じる内容です。と同時に、今その伝統をしっかりと継承しているのかどうか、北大出身ではない私ですが懸念するところです。

* 一階フロアーーー> 北大の歴史 | 北海道大学総合博物館

アメリカ合衆国の独立宣言ですd!

アメリカ合衆国の独立宣言です!

 一連の歴史に新渡戸稲造博士もきっちり記載されています。

 そして遠友夜学校のことも。

 更に、ノーベル賞のコーナー、鈴木章先生と共に永らく私どもの財団の副理事長を務めて頂いた森美和子先生のご功績も写真入りで掲載されています、誇りですね。

右下の辺りに

右下の辺りに

新渡戸命日祭 2024

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 岩手県盛岡市で毎年開催されている「新渡戸稲造命日祭」、今年は15日ではなく14日に開催され、十和田の三本木開発と十次郎について、奈良哲紀さんのご講演でした。冒頭に、この間の札幌での私たちの活動とご挨拶の時間を頂き、私からこれまでの経緯、今の状況、今後の展開についてご報告致しました。

* top page - (一社)新渡戸遠友リビングラボ(旧 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会)

 終了後に参加者の方々とと個別にお話もできて、更に新渡戸を囲んでのネットワークが広がりました。

* これまでの命日祭の記事ーー> 秋山孝二の部屋

 奈良さん、お元気で嬉しかったです!

* 三本木原の開拓史 | 新渡戸記念館

 藤井茂さんとのトークの後に、自作の動画『三本木の開発と十次郎の功績』を披露、素晴らしい出来栄えでした!!!

創成川イースト まち歩き(上)

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 札幌市内の今ホットなゾーン、『創成川イースト』の街歩きを始めて開催しました。題して、『歴史散歩=遠友夜学校時代の創成川の西と東』、主催は「(一社) 新渡戸遠友リビングラボ」、案内人は札幌建築鑑賞会代表の杉浦正人さんです。

* top page - (一社)新渡戸遠友リビングラボ(旧 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会) (nitobe-enyu.org)

* 杉浦正人 札幌建築鑑賞会|まちさぽ|さっぽろまちづくり活動情報サポートサイトまちさぽ (sapporo-machizukuri.com)

 先ずは札幌地下鉄「豊水すすきの駅2番出口」に集合、最初の試みにもかかわらず20数名の参加者でした。

 最初は都通り、札幌軟石の元倉庫「旧刈穂銘木」、東西の仲通り、南北の仲通りの違いは明治の当初のゾーニングによるものとのご説明。

 京城屋の小路は札幌生まれの私も初めて通る小路でした。

 南四条通りを渡って創成川沿いの竹山食品さん、昔の札幌軟石の門の一部を残しています。

 近くで門柱をよく見ると「海産商」の文字が読み取れます。

 そして今回のメインの場所「新渡戸稲造記念公園」です。秋の空の下、しばし休憩で記念撮影です。この公園に至るまでの私たちの活動は是非、下の関連記事を読んで頂きたいですね。歴史を残す大変さを私をはじめこの間の活動を共にした方々はしみじみ感じています。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

今年もスタート、新渡戸連続講座 2024

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 「新渡戸連続講座2024」が今年もスタートしました。今年の初回は『公益財団法人 ふきのとう文庫』代表理事で北海学園大学名誉教授の高倉嗣昌先生、「私と遠友夜学校 ~高倉新一郎の背中を見ながら~」と題してのお話でした。

* 『ふきのとう文庫』ーー> (公財)ふきのとう文庫/ふきのとう・こどもクラブ | (fukinotou-bunko.com)

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 「布絵本(ふきのとう文庫 [ 写真館 ] (fukinotou.org))」! !

 講演の詳細はこちらにも。

* 高倉先生が「私と遠友夜学校」講演 新渡戸連続講座 | 一般社団法人 札幌農学同窓会 (alumni-sapporo.or.jp)

 検索ジャンルでは「図書館」のようですが、その歴史的背景は新渡戸稲造、札幌遠友夜学校の源流に繋がる素晴らしい活動を続けています。

遠友夏学校 & フォーラム 2024

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 札幌農学同窓会主催の「遠友夏学校」第2回が開催されました、今年はこれまで6月に回を重ねてきた「遠友夜学校フォーラム」も第12回としてこれに合流しての企画となりました。

遠友夜学校フォーラム 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 『遠友夏学校』始まる! (akiyama-foundation.org)

 冒頭に主催者として同窓会の松井博和理事長がご挨拶、そこで「(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」初代理事長として私をご紹介して頂き、席で起立して皆様にご挨拶、拍手で迎えられました。昨年からは三代目の小篠理事長が就任されて記念館建設に更に邁進しています。

 続いて、昨年同様にこの「夏学校」の校長をされている杉江校友会エルム会長のご挨拶。

 その後に講演二題と続きました。 先ずは笠康三郎さんの「美しい公園建設にまつわる秘話、ルイス・ベーマーの深掘りを通じての公園建設の実績紹介。

 続いてのご講演は堀田国元さんの『武士道外論』です。堀田国元氏の『新渡戸稲造の世界』(新渡戸基金)に執筆された論文を紹介しながら、石塚喜明先生、佐々木二先生ほかの遠友夜学校教師から学んだこと、ほか新渡戸と交流のあった方々のお話、東京での「新渡戸講読会」のご紹介等、幅広いお話で興味深かったです。プレゼンの中で、私のこのブログ『秋山孝二の部屋』2017年7月からカナダ・ビクトリアの写真を引用してクレジットまで付けてご説明をして頂き光栄でした。

* 2017年 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 新渡戸の足跡 @ カナダ(5) (akiyama-foundation.org)

 最後に、小篠理事長が新渡戸稲造祈念公園に建設を目指している『(一社)新渡戸遠友リビングラボ』の将来構想と記念館建設に向けた募金のご案内をされました。北海道大学関連団体の中でこれまでの活動の報告と寄付依頼を行ったことは、今後の展開に大きな弾みとなることと期待したいですね。

* (一社)新渡戸遠友リビングラボ(旧 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会) - 武士道から場づくりへ (nitobe-enyu.org)

INAZOマルシェ 2023(上)

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 『INAZOマルシェ 2023(https://inazomarche.studio.site/』が、今年初めて2日間開催されました。秋山財団もその趣旨に賛同して応援しました。これまで『INAZOサミット』を5回開催、初回と5回目は札幌で開催しましたが、今後は札幌でさらに幅広く『INAZOマルシェ』として賛同者のすそ野を広げて活動していくことにしています。アプリ『INAZOマルシェ』も新たにスタートして。

地球にやさしいもの✕映画・講演・トークショー!INAZOマルシェ10/7-10/8開催です! - 一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」

アプリもできて!

アプリもできて!

 同マルシェを運営するメインメンバーは、20代の3人。そのうち実行委員長を務める下元蓮大(れお)さんと、副委員長の久保田華梨(かりん)さん、昨年の『INAZOサミット』でもプレゼンで登壇していました。

*昨年の『INAZOサミット』の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog

~~~~~~~~~~~二人の言葉より

 新渡戸稲造は、明治から昭和初期に教育者、農政学者、そして国際人として活躍した人物。その功績は国内だけでなく、海外でも高く評価されています。そして、環境、人権、ジェンダー…とさまざまな課題が山積みの昨今、新渡戸のイズムや取り組んできたことが改めて注目されています。そんな新渡戸の功績を再認識し、意見を交わし、次世代へバトンを渡していこうと企画されたのが、北海道や東北で開催された「稲造サミット」でした。昨年11月には5回目の稲造サミットが札幌で開催され、幅広い年代が参加。環境問題や地域課題についてそれぞれの立場から意見を交わしました。

 そのサミットがきっかけとなり、発案されたのがこの秋に開催される「INAZOマルシェ」です。市⺠団体、企業、⾏政、⼤学などさまざまな団体や人々が集い、SDGsの学びと活動を発信するとともに、その場から新たな繋がりが生まれたらと考えています。

~~~~~~~~~~~~

 会場ロビーには多くのお店が出店、開始前に宮澤洋子さんからのご挨拶も。

~~~~~~~~DAY1プログラム

はじまりの演奏(杉田知子&阿部純子)

新渡戸記念館建設に向けて(秋山孝二)

マルシェ&カフェ オープン

講演(岩元美智彦)

トークセッション(岩元美智彦&蝦名大也&平本健太)

映画『マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年』

https://www.microplasticstory.org/

~~~~~~~~~

 1日目冒頭は音楽のオープニング

 続いては私から「(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」のこれまでの活動について、30分報告致しました。当日のスライド詳細は秋山財団HP(https://www.akiyama-foundation.org/)にアップしています。

 午後は岩元会長のプレゼン、素晴らしいお話でした。

 平本北大教授、蛯名釧路市長、岩元会長、コーディネーターは鶴羽道議、皆さん超個性的でトークセッションは大いに盛り上がりました、理念と実装が相まってです。

 そしてこの日最後の映画がまた凄かったですね、ニューヨークの市立小学校の取り組みドキュメンタリー映画『マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年』。

* https://www.microplasticstory.org/

新渡戸連続講座スタート 2023

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 新渡戸稲造連続講座、今年度も始まりました。スタートは藤本研一さんによる「アクティブラーニングが生涯学習を変える」でした。参加者全員参加による幾つかのテーマのアクティブラーニング、あっという間の1時間半、面白かったですね。

* これまでの連続講座関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 冒頭、開講にあたって「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)」の松井博和理事長のご挨拶でした。

 藤本研一さん、自ら今も大学院で学んでいます。

<藤本研一@1対1大学院合格塾ゆう塾長>
大学院合格請負人/文章アドバイザー。早稲田大学・早大大学院 修士課程修了後、高校教員に。満を持して2016年独立。毎年早慶をはじめ北大大学院に多数合格者を輩出。他にも「文章作成力向上研修」を北海道庁/市町村職員対象に実施中。公式ブログhttps://school-edu.net/

* https://school-edu.net/fujimoto_kakuron

『遠友夏学校』始まる!

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 (一社)札幌農学同窓会、北海道大学農学部が主催の『第一回遠友夏学校』が開催され、(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会も共催でした。

* (一社)札幌農学同窓会ーー> https://www.alumni-sapporo.or.jp/

*  (一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会ーー> http://nitobe-enyu.org/

 当日のプログラムは以下の通り。~~~~~

講演1

演題:「W.P.ブルックス、札幌農学校における仕事」

講師: 井上 高聡(北海道大学大学文書館准教授)

講演2

演題:「有島武郎と北海道」

講師: 伊藤 大介(ニセコ町有島記念館主任学芸員)

~~~~~~~

 主催者の松井博和理事長の冒頭ご挨拶。

 夏学校初代校長の杉江和男さん(北大校友会エルム会長)の講話、札幌農学校の原点に戻ること他、示唆に富むお話でした。

 続いて最初の講演は井上高聡(たかあき)(北海道大学大学文書館准教授)先生、演題は「W.P.ブルックス、札幌農学校における仕事」でした。豊富な配布資料を基に、札幌農学校の外国人教師の中で11年8か月の最も長い勤務でたくさんの学生たちに影響を与えた実績他、新渡戸稲造のブルックス人物評から受け止める彼のお人柄等、大変興味深く聴かせて頂きました。

* 北海道大学大学文書館ーー> https://www.hokudai.ac.jp/bunsyo/

 後半の講演は、伊藤大介(ニセコ町有島記念館主任学芸員)さん、演題は「有島武郎と北海道」でした。亡くなり方に起因するのか、彼の文学的業績に比べて今一社会的に評価が高くないのが少々残念ともお話されていました。

* 有島記念館ーー> https://www.town.niseko.lg.jp/arishima_museum/

 いずれにせよ、私は北海道大学出身ではありませんが、札幌農学校という極めて先進的なユニークな出自を持つ北海道大学と明治初期の北海道、私たちはもっともっと自らの歴史の深掘りをする必要を痛感したしばしの時間でした。

新渡戸関連の地道な作業 2023

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 『一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/』の活動も今年で10年を迎えています。当初から会報を作成して、それを毎年会員に郵送する作業を地道に続けているのがここにいらっしゃる方々。郵便から宅配へと配送手法は代わっても、多くの方々に伝える活動は本当にやったものでなればその大変さは分かりません。今年もゴールデンウイークの休日をフルに使っての作業、お疲れさまでした。

 今年の会報はこれまでよりかなりシンプルに、コロナ禍を潜り抜けて10年を迎えての新たな体制で記念館建設、そして運営へとまた大きく飛躍する現状を、私の次の二代目代表・松井博和先生がコンパクトにご挨拶としてまとめていらっしゃいます。

 今年の6月の恒例記念フォーラムは、札幌大学理事長の荒川裕生先生、千葉大学園芸学部卒で北海道副知事も歴任されています、楽しみですね。千葉大学園芸学部と言えば、7年前に訪問したカナダ・バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学にある「新渡戸紀念庭園」の制作者・森歓之助先生も千葉大学園芸学部教授、現在のキュレーターで札幌にもお越し頂いた杉山龍さんも同学部出身で深い縁を感じます。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30487

 そして今年も『連続講座』の開催が予定されています。これまで三上節子理事が『読書会』と共に根気強く幹事として企画し続けています。

 10年前には、札幌市民ほか新渡戸稲造関係者の方々には「札幌遠友夜学校」の存在自体の認識が薄かったのですが、こうした私たちの地道な活動により少しずつ皆さまの認知も進んできたと自負しながら先日も作業をしました。

 これらの活動の広がりを経て、記念館建設がかなり現実的になってきた今、更にその運営主体の構想も進んでいます。これから目が離せません、乞う、ご期待です!!!!!!

『INAZOサミット』、再び札幌で!

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 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」が声掛けをして始めた『INAZOサミット』、初回は札幌で開催し、順次、花巻、十和田、盛岡と続いて、今年再び札幌で『第五回INAZOサミット』を開きました。この5年間の活動の進化を表現できたと自負しています。

* これまでの『INAZOサミット』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

写真の説明はありません。

当日早くからの準備

当日早くからの準備

 受付の皆さんも早くからご苦労さま!

 第一回に続いて今回も実行委員会委員長は宮澤洋子さんでした。

 今回の司会は鶴羽佳子さん、私の千葉大学教育学部の後輩になります。

* https://ameblo.jp/tsuruhayoshiko/

司会の鶴羽さん

司会の鶴羽佳子さん

 冒頭はこの会の趣旨と活動報告を松井博和理事長から。

 続いては私から『INAZOサミット』のこれまでの経緯をご説明しました。

 今回は、若い世代の参加・発表も多く、2030年、2050年に向けての力強いメッセージが。

 そして北海道大学からはSDGsに関して岩渕和則教授からの深いお話も。

* https://sdgs.hokudai.ac.jp/

 今回の趣旨、「SDGsの実装化に向けての事例1」として、水野雅弘さんからは実装化プロジェクトの興味深いプレゼン。

SDGsが生み出す未来のビジネス(できるビジネス)

 「SDGsの実装化に向けての事例2」として、地元企業の取り組みは(株)テックサプライ(https://www.tec-supply.jp/)の幡優子社長。サーキュラーエコノミーの実装化実現に向けてのこの間の活動、今後の展望について熱弁でした。

 サプライズ演奏は、第一回でもオープニングで登場して頂いた杉田知子さんのバイオリン、『You raise me up』は心に染み入りました。

* 『You raise me up』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=qe6AXBu9DzA

 各テーブルでの意見交換・交流の時間もたっぷり。老いも若きも、多様な所属の皆さまとなかなか貴重な時間となりました。

 途中でどうしてもお帰りになった方もいらっしゃいましたが、最後は記念撮影、皆さん実にいい笑顔でした。

遠友夜学校フォーラム 2022

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 今年は3年ぶりにリアルで集まる『遠友夜学校フォーラム 2022』を北海道大学学術交流会館で開催できました。さすがに大学の施設だけあって、会場の機器操作デスク他はフォーラム用に大変使いやすく配置されていて、横田篤先生の優れたプレゼンと相俟って、大変充実した時間となり嬉しかったですね。

 近いうちに「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会HP(http://nitobe-enyu.org/」に動画でアップされますのでご覧ください。

* これまでのフォーラム関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9

 まずは冒頭に松井博和理事長の私たちの会の活動報告を含めたご挨拶でした。

 続いては横田篤先生のご講演です。北海道大学の歴史とSDGsについて、特に佐藤昌介先生のご功績と北大の礎について詳細を語られていました。その後の質疑応答では、様々な視点からの質問についても一つ一つ大変真摯にお応えになっておられて、先生のお人柄を垣間見て更に感動した次第です。

 横田篤先生は、2019年の秋山財団の財団賞を受賞されています。

* http://www.akiyama-foundation.org/news/3646.html

 また、その年の贈呈式の特別講演は松井博和先生でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36642

 フォーラム終了後は、久しぶりに会場横のレストランテラスで懇親会、皆さん「久しぶりだ!」と口々におっしゃりながら楽しいひと時を過ごされていました。

 会場入り口には今回の大学の世界的受賞の広報看板も大きく掲載されていました。

 これをステップにしたこれからの活動展開が本当に楽しみですね!!!!

新渡戸連続講座 2022

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 新しい年が始まって最初の『新渡戸連続講座』、今回は北大農学研究院・岩渕和則教授が「牛糞からバイオ炭」という農学部ならではのユニークなSDGs実践を紹介、約25名が参加して学びました。

* 岩渕和則教授(北海道大学総長補佐)https://researchmap.jp/read0169327/

 冒頭には「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」の松井博和理事長からの講師ご紹介と新しいパンフレットのお披露目も。

北海道大学とのコラボも前面に!

北海道大学とのコラボも前面に!

 北大農学研究院・岩渕和則教授が「牛糞からバイオ炭」、微生物の素晴らしい働きです!


 
 今回も熱心なご参加者の方々。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

新渡戸仕様の自販機 除幕式!

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 札幌市内の新渡戸稲造記念公園内に今年4月に飲料の自動販売機が設置されましたが、先日、その正式な除幕式が執り行われました。

* 設置時の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=41323

 北海道コカ・コーラボトリング(株)の佐々木康行社長、北海道大学の横田篤副学長、新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会の松井博和理事長による除幕も行われて、この公園においては2017年の掲示板除幕式に次いでのセレモニーとなりました。今回特筆すべきは北海道大学のこの活動とのコラボが格段に確かなものになっていることですね、本当に力強く喜ばしいことで、記念館建設に向けて大いなる飛躍が期待できます!

* 2017年掲示板除幕式の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29995

右から 社長、松井理事長、横田副学長

左から横田副学長、松井理事長、佐々木社長

多様な参加者!

多様な参加者!

日経新聞と読売新聞

日経新聞と読売新聞

遠友夜学校フォーラム 2021

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 今年の(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/主催の『遠友夜学校フォーラム 』は、昨年予定で1年間延期になった青山淳平さんを札幌にお招きして録画を行いました(https://www.youtube.com/watch?v=_yW1yhPjv58)。新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言期間延長に伴い、今年もかでる2・7での開催を中止し、別途、事務局において安全に配慮して録画し、後日に配信しました。

 基調講演参照資料は下記URLでPDF公開しています。

http://nitobe-enyu.org/wp-content/uploads/2021/07/79501531c944f2a02857d712a3c239e6.pdf

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道民カレッジ連携講座(教養:一般2・ジュニア1

【 第9回 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 記念フォーラム 】

オープニング >

札幌遠友夜学校記念館建設に向けて(経過・現状報告)

松井 博和(一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」理事長)

< 基調講演 >

新渡戸稲造と松山事件 〜警世の扁額から〜

青山 淳平 氏(作家)


< 講師プロフィール >  1949年山口県下関市に生まれる。松山商科大学(現松山大学)大学院修了。高校社会科教諭の傍ら幅広い分野をテーマに小説、評伝などを執筆、各界より高い評価を得る。第3回稲造サミット・十和田パネリスト。いわゆる「松山事件」で屈辱を味わい、苦境に追い込まれた新渡戸博士が揮毫したとされる扁額の謎に迫る「ソローキンの見た桜」原作者として第1回日本放送文化賞。

主な著書: 『海市のかなたー戦艦「陸奥」引揚げ』(中央公論新社)、『夢は大衆にありー小説・坪内寿夫』(中央公論新社)、『海にかける虹—大田中将遺児アキコの歳月』(NHK出版)、『海は語らないービハール号事件と戦犯裁判』(光人社)、『海運王・山下亀三郎』(光人社)、『明治の空〜至誠の人 新田長次郎』(燃焼社)、『小説・

修復腎移植』(本の泉社)、『それぞれの新渡戸稲造』(本の泉社)

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 午後からの録画に備えて、当日は朝から秋山財団一階小ホールで機材準備・設置を始めていました。

 カメラ3台、マイク、照明もセットしての配信に向けた準備も整い、フォーラムは始まりました。

 冒頭はこの会の松井博和理事長からのご挨拶とこの間の活動経過報告。その後、例年のように副理事長の私からこの1年間の会の事業活動報告と収支報告を致しました。

 そして、いよいよ青山淳平先生の2年越しのご講演です。

 これまでの昨年を除いて毎年開催してきたこのフォーラム、今年も新渡戸稲造の晩年の社会情勢とマスメディアの姿勢について、詳細なお話を伺うことができて、あらためて新渡戸稲造の高い見識を知ることができました。

* これまでのフォーラムの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%

久しぶりのコカ・コーラ!!

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 先日は、環境系の打ち合わせのために、北海道コカ・コーラボトリング(株)(http://www.hokkaido.ccbc.co.jp/さまを訪問しました。

 懐かしい国道36号線の旧道沿い、札幌市内で最も水成分のキレイな場所と聞いていますが、本当に久しぶりにコーラを頂きました。気のせいか、なんとなくボトルが昔よりも細身になったような気がしましたが・・・・!

<参考>

https://muuseo.com/riorui79419/diaries/3


 
 今年4月には、全く別の「札幌遠友夜学校記念館」建設プロジェクトで、新渡戸仕様の自販機設置でもお世話になりました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=41323

棚野・白糠町長&松井理事長

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 『新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/』が推進する記念館建設プロジェクト、今年で8年目を迎えていますが、昨年12月からは、その募金活動にふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始めました。全道町村会会長の棚野白糠町長と会の松井博和理事長との永年の信頼関係がこの取り組みの実現に大きく寄与しています。

 先日は、昨年12月の開始から今年3月までの昨年度分として、その手交式と記者会見が行われました。

町長と松井理事長

棚野町長と松井理事長

記者発表

記者発表

北海道新聞朝刊に掲載されました。

 一方、北海道建設新聞はこちらーー>

2021410e58c97e6b5b7e98193e5bbbae8a8ade696b0e8819e1e99da2

 (一社)札幌農学同窓会の会報にはこちらーー>

https://www.alumnisapporo.or.jp/news/%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4

 このふるさと納税によるクラウドファンディングは、今年度も12月まで続き、さらに記念館建設に向けて実現可能性の夢を大きく膨らませてくれます、本当に嬉しいことです。

* これまでの遠友夜学校関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

新渡戸自動販売機を設置!

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 札幌市中央区南4条東4丁目にある新渡戸稲造記念公園、ここに50年活動を続けていた『札幌遠友夜学校』の記念館を建設するプロジェクトを私たちは8年間続けていますが、この度、その募金広報の一環として掲示板横に飲料の自動販売機を設置しました。この売り上げの一部が私たちの活動への寄付金に充当される仕組みです。

* 『札幌遠友夜学校』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

 大型トラックから積み下ろして、水平を正確に取っての設置です。

 前面にはQRコードと記念館完成想像図ほかも!

 裏側・側面にも関連メッセージが満載、こんな自動販売機は初めてとか!

 私たち関係者もその場に立ち会って大喜びでした。早速、第一号を目指して飲み物を買おうとしましたが、2時間は冷却時間とのことですぐには買えませんでした!!

 今後、この新渡戸特製自動販売機を札幌市内、北海道大学構内、新千歳空港等にも設置して募金の弾みと活動の広報に役立てていきたいと思っています。今回、北海道コカ・コーラさまには多大のご協力を頂き、心から感謝申し上げます。

2021年度スタート!

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 コロナ禍の続く中、2021年度の新しい歴史がスタートしました。今年の札幌は3月中に積雪も無くなり、気温も例年に比べてはるかに高い日が続いていて、地球温暖化を実感している昨今です。市内の新渡戸稲造記念公園もすっかり雪が融けています。

中央区南4東4新渡戸記念公園

中央区南4東4新渡戸記念公園

ここに遠友夜学校記念館を建設!

ここに遠友夜学校記念館を建設!

 秋山財団では今年度の研究助成事業の要、選考委員会が初めて「リアル+リモート」のハイブリッドで開催しました。

 財団二階会議室はアクリル板で仕切られる中、大型モニター、マイク、カメラで多少の違和感はありますが、選考方針等についての率直な意見交換で来月の選考議論に向けて動き出しました。

活発な意見交換!

活発な意見交換!

 設立から30数年、私はこの間ずっと選考委員会の場を見てきていますが、純粋民間の地域財団として、理念に基づいて自由闊達な雰囲気は最も大切にしてきた価値であり、「北海道」という多様な命が生息する「バイオリージョン」として一層の深掘りをしていきたいと、その理念・原点を再確認した次第です。今年の選考も楽しみです。

新渡戸連続講座 第5回 2020

Posted by 秋山孝二
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 『新渡戸連続講座 第5回 2020』、今回は新渡戸稲造研究家の三上節子さんによる新渡戸稲造が生前最後に北海道を訪問して数多くの講演を行った濃密な旅程をもとに、新たな新渡戸稲造との北海道人脈を掘り起こしました。

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「新渡戸稲造の離道後二度目で最後の来道〜各地での演説とエピソード〜」

三上 節子 (新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会理事・新渡戸稲造研究家)

〜昭和6年国際連盟顧問として函館、札幌、母校、遠友夜学校、小樽、旭川、帯広、釧路などへ〜

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 定員30名のところ24名(道民カレッジ受講生7名含む)のご参加があり、コロナ禍の中、安全対策をしてのご参加に敬意を表します。「新渡戸稲造の離道後二度目で最後の来道〜各地での演説とエピソード」と題して、1931(昭和6)年5月14日~28日までの行程を特長模造紙4枚に書き、各地の当時の新聞記事を横書きにタイプした32頁の資料集でお話を進められました。新渡戸が一日4回の講演の日があったり、連絡船内、駅の構内でも講演するなど、新渡戸に体力があった時期だったのでしょうね。平和、教育、産業育成と人間の生き方などの講演だったことが新聞記事から窺われます。司会:秋山 受付:金子 書籍販売:村口

* これまでの新渡戸連続講座ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 冒頭、私がご挨拶と三上節子さんのご紹介をさせて頂きました。瀬戸篤先生からはクラウドファンディングについてチラシをお配りしてのご紹介もありました。

 今回の講師は三上節子さん。

 短い期間に実に数多くのご講演を駅での待ち時間等にも行い、精力的に各地を訪問された様子に、並々ならぬ当時の新渡戸稲造博士の熱意をくみ取り、あらたな感動を覚えました。

新渡戸連続講座 第4回 2020

Posted by 秋山孝二
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 今年の新渡戸稲造連続講座第4回は、留学生を巡る環境について、インドネシアからの視点でお二人のゲストにお話を伺いました。北大農学部助教のマリア・ステファニ・ドウイヤンティ先生と、「異国の母」、[留学生の母」として親しまれている須見ウィディアさん(コンサルタント、観光コーディネーター、通訳、レストラン経営)をお迎えして、留学生の生活や技能実習生・特定技能実習生の抱える問題等について、厳しい現実についてもお聞きしました。私たちがもっと関心を持ち取り組んでいかなければならないと思ったひと時でした。今の時代の遠友夜学校の理念の具現化は、留学生たちへの集いの場も大切なのではないかと、貴重な学びとなりました。

* これまでの新渡戸連続講座の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

お二人のゲスト

お二人のゲスト

 北大農学部助教のマリア・ステファニ・ドウイヤンティ先生。ご自身の日本での学びの歴史をわかりやすく語られました。

 須見ウィディアさんは北大の近くでインドネシア料理店「ワルン・ジャワ(http://www.tsu-en.sakura.ne.jp/shop.htm」を経営されていますが、大変パワフルなお話。

 これまで新聞の取材も数多く、『異国の母』の文字が読み取れます。昨今ではハラルや礼拝に関してもアドバイスを求められることも多いようです。