新渡戸連続講座スタート 2023

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 新渡戸稲造連続講座、今年度も始まりました。スタートは藤本研一さんによる「アクティブラーニングが生涯学習を変える」でした。参加者全員参加による幾つかのテーマのアクティブラーニング、あっという間の1時間半、面白かったですね。

* これまでの連続講座関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 冒頭、開講にあたって「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)」の松井博和理事長のご挨拶でした。

 藤本研一さん、自ら今も大学院で学んでいます。

<藤本研一@1対1大学院合格塾ゆう塾長>
大学院合格請負人/文章アドバイザー。早稲田大学・早大大学院 修士課程修了後、高校教員に。満を持して2016年独立。毎年早慶をはじめ北大大学院に多数合格者を輩出。他にも「文章作成力向上研修」を北海道庁/市町村職員対象に実施中。公式ブログhttps://school-edu.net/

* https://school-edu.net/fujimoto_kakuron

『遠友夏学校』始まる!

Posted by 秋山孝二
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 (一社)札幌農学同窓会、北海道大学農学部が主催の『第一回遠友夏学校』が開催され、(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会も共催でした。

* (一社)札幌農学同窓会ーー> https://www.alumni-sapporo.or.jp/

*  (一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会ーー> http://nitobe-enyu.org/

 当日のプログラムは以下の通り。~~~~~

講演1

演題:「W.P.ブルックス、札幌農学校における仕事」

講師: 井上 高聡(北海道大学大学文書館准教授)

講演2

演題:「有島武郎と北海道」

講師: 伊藤 大介(ニセコ町有島記念館主任学芸員)

~~~~~~~

 主催者の松井博和理事長の冒頭ご挨拶。

 夏学校初代校長の杉江和男さん(北大校友会エルム会長)の講話、札幌農学校の原点に戻ること他、示唆に富むお話でした。

 続いて最初の講演は井上高聡(たかあき)(北海道大学大学文書館准教授)先生、演題は「W.P.ブルックス、札幌農学校における仕事」でした。豊富な配布資料を基に、札幌農学校の外国人教師の中で11年8か月の最も長い勤務でたくさんの学生たちに影響を与えた実績他、新渡戸稲造のブルックス人物評から受け止める彼のお人柄等、大変興味深く聴かせて頂きました。

* 北海道大学大学文書館ーー> https://www.hokudai.ac.jp/bunsyo/

 後半の講演は、伊藤大介(ニセコ町有島記念館主任学芸員)さん、演題は「有島武郎と北海道」でした。亡くなり方に起因するのか、彼の文学的業績に比べて今一社会的に評価が高くないのが少々残念ともお話されていました。

* 有島記念館ーー> https://www.town.niseko.lg.jp/arishima_museum/

 いずれにせよ、私は北海道大学出身ではありませんが、札幌農学校という極めて先進的なユニークな出自を持つ北海道大学と明治初期の北海道、私たちはもっともっと自らの歴史の深掘りをする必要を痛感したしばしの時間でした。

新渡戸関連の地道な作業 2023

Posted by 秋山孝二
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 『一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/』の活動も今年で10年を迎えています。当初から会報を作成して、それを毎年会員に郵送する作業を地道に続けているのがここにいらっしゃる方々。郵便から宅配へと配送手法は代わっても、多くの方々に伝える活動は本当にやったものでなればその大変さは分かりません。今年もゴールデンウイークの休日をフルに使っての作業、お疲れさまでした。

 今年の会報はこれまでよりかなりシンプルに、コロナ禍を潜り抜けて10年を迎えての新たな体制で記念館建設、そして運営へとまた大きく飛躍する現状を、私の次の二代目代表・松井博和先生がコンパクトにご挨拶としてまとめていらっしゃいます。

 今年の6月の恒例記念フォーラムは、札幌大学理事長の荒川裕生先生、千葉大学園芸学部卒で北海道副知事も歴任されています、楽しみですね。千葉大学園芸学部と言えば、7年前に訪問したカナダ・バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学にある「新渡戸紀念庭園」の制作者・森歓之助先生も千葉大学園芸学部教授、現在のキュレーターで札幌にもお越し頂いた杉山龍さんも同学部出身で深い縁を感じます。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30487

 そして今年も『連続講座』の開催が予定されています。これまで三上節子理事が『読書会』と共に根気強く幹事として企画し続けています。

 10年前には、札幌市民ほか新渡戸稲造関係者の方々には「札幌遠友夜学校」の存在自体の認識が薄かったのですが、こうした私たちの地道な活動により少しずつ皆さまの認知も進んできたと自負しながら先日も作業をしました。

 これらの活動の広がりを経て、記念館建設がかなり現実的になってきた今、更にその運営主体の構想も進んでいます。これから目が離せません、乞う、ご期待です!!!!!!

『INAZOサミット』、再び札幌で!

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 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」が声掛けをして始めた『INAZOサミット』、初回は札幌で開催し、順次、花巻、十和田、盛岡と続いて、今年再び札幌で『第五回INAZOサミット』を開きました。この5年間の活動の進化を表現できたと自負しています。

* これまでの『INAZOサミット』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

写真の説明はありません。

当日早くからの準備

当日早くからの準備

 受付の皆さんも早くからご苦労さま!

 第一回に続いて今回も実行委員会委員長は宮澤洋子さんでした。

 今回の司会は鶴羽佳子さん、私の千葉大学教育学部の後輩になります。

* https://ameblo.jp/tsuruhayoshiko/

司会の鶴羽さん

司会の鶴羽佳子さん

 冒頭はこの会の趣旨と活動報告を松井博和理事長から。

 続いては私から『INAZOサミット』のこれまでの経緯をご説明しました。

 今回は、若い世代の参加・発表も多く、2030年、2050年に向けての力強いメッセージが。

 そして北海道大学からはSDGsに関して岩渕和則教授からの深いお話も。

* https://sdgs.hokudai.ac.jp/

 今回の趣旨、「SDGsの実装化に向けての事例1」として、水野雅弘さんからは実装化プロジェクトの興味深いプレゼン。

SDGsが生み出す未来のビジネス(できるビジネス)

 「SDGsの実装化に向けての事例2」として、地元企業の取り組みは(株)テックサプライ(https://www.tec-supply.jp/)の幡優子社長。サーキュラーエコノミーの実装化実現に向けてのこの間の活動、今後の展望について熱弁でした。

 サプライズ演奏は、第一回でもオープニングで登場して頂いた杉田知子さんのバイオリン、『You raise me up』は心に染み入りました。

* 『You raise me up』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=qe6AXBu9DzA

 各テーブルでの意見交換・交流の時間もたっぷり。老いも若きも、多様な所属の皆さまとなかなか貴重な時間となりました。

 途中でどうしてもお帰りになった方もいらっしゃいましたが、最後は記念撮影、皆さん実にいい笑顔でした。

遠友夜学校フォーラム 2022

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 今年は3年ぶりにリアルで集まる『遠友夜学校フォーラム 2022』を北海道大学学術交流会館で開催できました。さすがに大学の施設だけあって、会場の機器操作デスク他はフォーラム用に大変使いやすく配置されていて、横田篤先生の優れたプレゼンと相俟って、大変充実した時間となり嬉しかったですね。

 近いうちに「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会HP(http://nitobe-enyu.org/」に動画でアップされますのでご覧ください。

* これまでのフォーラム関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A9

 まずは冒頭に松井博和理事長の私たちの会の活動報告を含めたご挨拶でした。

 続いては横田篤先生のご講演です。北海道大学の歴史とSDGsについて、特に佐藤昌介先生のご功績と北大の礎について詳細を語られていました。その後の質疑応答では、様々な視点からの質問についても一つ一つ大変真摯にお応えになっておられて、先生のお人柄を垣間見て更に感動した次第です。

 横田篤先生は、2019年の秋山財団の財団賞を受賞されています。

* http://www.akiyama-foundation.org/news/3646.html

 また、その年の贈呈式の特別講演は松井博和先生でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36642

 フォーラム終了後は、久しぶりに会場横のレストランテラスで懇親会、皆さん「久しぶりだ!」と口々におっしゃりながら楽しいひと時を過ごされていました。

 会場入り口には今回の大学の世界的受賞の広報看板も大きく掲載されていました。

 これをステップにしたこれからの活動展開が本当に楽しみですね!!!!

新渡戸連続講座 2022

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 新しい年が始まって最初の『新渡戸連続講座』、今回は北大農学研究院・岩渕和則教授が「牛糞からバイオ炭」という農学部ならではのユニークなSDGs実践を紹介、約25名が参加して学びました。

* 岩渕和則教授(北海道大学総長補佐)https://researchmap.jp/read0169327/

 冒頭には「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」の松井博和理事長からの講師ご紹介と新しいパンフレットのお披露目も。

北海道大学とのコラボも前面に!

北海道大学とのコラボも前面に!

 北大農学研究院・岩渕和則教授が「牛糞からバイオ炭」、微生物の素晴らしい働きです!


 
 今回も熱心なご参加者の方々。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

新渡戸連続講座 12月 2021

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 『新渡戸連続講座』、今回は北海道大学農学研究院の松島肇先生、「海面上昇の最前線、砂浜海岸から考えるSDGs」でした。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

松井博和理事長

松井博和理事長の講師ご紹介

松島肇 先生

松島肇 先生

 松島先生の千葉の原風景!

今回も大勢の聴衆

今回も大勢の聴衆

 SDGsをESG投資の視座から分類した分かりやすい図でした。

新渡戸仕様の自販機 除幕式!

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 札幌市内の新渡戸稲造記念公園内に今年4月に飲料の自動販売機が設置されましたが、先日、その正式な除幕式が執り行われました。

* 設置時の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=41323

 北海道コカ・コーラボトリング(株)の佐々木康行社長、北海道大学の横田篤副学長、新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会の松井博和理事長による除幕も行われて、この公園においては2017年の掲示板除幕式に次いでのセレモニーとなりました。今回特筆すべきは北海道大学のこの活動とのコラボが格段に確かなものになっていることですね、本当に力強く喜ばしいことで、記念館建設に向けて大いなる飛躍が期待できます!

* 2017年掲示板除幕式の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29995

右から 社長、松井理事長、横田副学長

左から横田副学長、松井理事長、佐々木社長

多様な参加者!

多様な参加者!

日経新聞と読売新聞

日経新聞と読売新聞

遠友夜学校フォーラム 2021

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 今年の(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/主催の『遠友夜学校フォーラム 』は、昨年予定で1年間延期になった青山淳平さんを札幌にお招きして録画を行いました(https://www.youtube.com/watch?v=_yW1yhPjv58)。新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言期間延長に伴い、今年もかでる2・7での開催を中止し、別途、事務局において安全に配慮して録画し、後日に配信しました。

 基調講演参照資料は下記URLでPDF公開しています。

http://nitobe-enyu.org/wp-content/uploads/2021/07/79501531c944f2a02857d712a3c239e6.pdf

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道民カレッジ連携講座(教養:一般2・ジュニア1

【 第9回 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 記念フォーラム 】

オープニング >

札幌遠友夜学校記念館建設に向けて(経過・現状報告)

松井 博和(一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」理事長)

< 基調講演 >

新渡戸稲造と松山事件 〜警世の扁額から〜

青山 淳平 氏(作家)


< 講師プロフィール >  1949年山口県下関市に生まれる。松山商科大学(現松山大学)大学院修了。高校社会科教諭の傍ら幅広い分野をテーマに小説、評伝などを執筆、各界より高い評価を得る。第3回稲造サミット・十和田パネリスト。いわゆる「松山事件」で屈辱を味わい、苦境に追い込まれた新渡戸博士が揮毫したとされる扁額の謎に迫る「ソローキンの見た桜」原作者として第1回日本放送文化賞。

主な著書: 『海市のかなたー戦艦「陸奥」引揚げ』(中央公論新社)、『夢は大衆にありー小説・坪内寿夫』(中央公論新社)、『海にかける虹—大田中将遺児アキコの歳月』(NHK出版)、『海は語らないービハール号事件と戦犯裁判』(光人社)、『海運王・山下亀三郎』(光人社)、『明治の空〜至誠の人 新田長次郎』(燃焼社)、『小説・

修復腎移植』(本の泉社)、『それぞれの新渡戸稲造』(本の泉社)

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 午後からの録画に備えて、当日は朝から秋山財団一階小ホールで機材準備・設置を始めていました。

 カメラ3台、マイク、照明もセットしての配信に向けた準備も整い、フォーラムは始まりました。

 冒頭はこの会の松井博和理事長からのご挨拶とこの間の活動経過報告。その後、例年のように副理事長の私からこの1年間の会の事業活動報告と収支報告を致しました。

 そして、いよいよ青山淳平先生の2年越しのご講演です。

 これまでの昨年を除いて毎年開催してきたこのフォーラム、今年も新渡戸稲造の晩年の社会情勢とマスメディアの姿勢について、詳細なお話を伺うことができて、あらためて新渡戸稲造の高い見識を知ることができました。

* これまでのフォーラムの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%

棚野・白糠町長&松井理事長

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 『新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/』が推進する記念館建設プロジェクト、今年で8年目を迎えていますが、昨年12月からは、その募金活動にふるさと納税を活用したクラウドファンディングを始めました。全道町村会会長の棚野白糠町長と会の松井博和理事長との永年の信頼関係がこの取り組みの実現に大きく寄与しています。

 先日は、昨年12月の開始から今年3月までの昨年度分として、その手交式と記者会見が行われました。

町長と松井理事長

棚野町長と松井理事長

記者発表

記者発表

北海道新聞朝刊に掲載されました。

 一方、北海道建設新聞はこちらーー>

2021410e58c97e6b5b7e98193e5bbbae8a8ade696b0e8819e1e99da2

 (一社)札幌農学同窓会の会報にはこちらーー>

https://www.alumnisapporo.or.jp/news/%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4

 このふるさと納税によるクラウドファンディングは、今年度も12月まで続き、さらに記念館建設に向けて実現可能性の夢を大きく膨らませてくれます、本当に嬉しいことです。

* これまでの遠友夜学校関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

新渡戸連続講座 9月

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 新渡戸連続講座の第3回講義が、松井博和先生を講師にお迎えして開催されました。

* これまでの連続講座の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 今回は、『VUCAの時代を生き抜く新渡戸稲造精神』でした。

VUCA

VUCA

講師は松井博和先生

講師は松井博和先生

リーダー論

リーダー論

 『武士道』と新渡戸稲造とリーダー論、生き方の羅針盤として肝に銘じたいお話でした!

新渡戸連続講座スタート 2020

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 『(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会http://nitobe-enyu.org/)』が開催している連続講座、今年度の最初の回がスタートしました。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 今年度の予定は以下の通り。

今年度のスケジュール

今年度のスケジュール

 第一回は、北星学園大学短期大学部の山本慎平(https://www.hokusei.ac.jp/seikatsu/staff/yamamoto.html)先生のお話でした。

 連続講座開設にあたって、当会の松井博和理事長から参加の皆さまにご挨拶です。

冒頭に松井博和理事長のご挨拶

冒頭に松井博和理事長のご挨拶

 続いては山本慎平先生のご講演でした。

先生のご講演

山本慎平先生のご講演

 新渡戸稲造の思想について三つのテーマを中心に研究を行ってきたこと、第一の研究テーマは、旧制第一高等学校校長時代の新渡戸稲造の教養・作法論です。第二のテーマは大正時代における新渡戸のデモクラシー論です。第三のテーマは晩年の新渡戸の自由主義論や国体論についてです。現在は、新渡戸稲造の経済思想・植民政策論に関心をお持ちで、2017年には台湾に調査に赴き、新渡戸が技師として発展の基礎を築いた台湾糖業の工場跡を視察したり、資料の調査を行ったりしています。

北海道新聞夕刊に掲載

北海道新聞夕刊に掲載

 来年2月まで続く連続講座、今年も楽しみです。また、今年は以下のような特別講座も予定しています。会場の時計台ホールもコロナ禍で密を防ぐために客席を50席くらいに減らしての開催となりそうです、なかなか主催者側としても当日難しい対応を迫られます。

新渡戸稲造記念公園 6月 2020

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 本来は5月予定だったのですが、新型コロナウイルス感染の影響で今年は6月になり、先日の炎天下、新渡戸稲造記念公園で、松井博和理事長、三上節子理事、高木さんが花の定植、水やりを行いました。公園では保育園児たちが元気よく遊んでいて歓声も響き、中にはお手伝いの子も来たりしていました!

 数年後にはこの公園の一角に「札幌遠友夜学校記念館」を建てることを目標に、今、私たちの会は広く皆さんにご支援を呼び掛けています。これまで私が代表理事でしたが、今年2月に新しく松井博和理事長が就任して、体制を新たにさらに活動を展開し、私も引き続き副理事長として活動は続けています。

* 一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会ーー> http://nitobe-enyu.org/

* 新理事長就任ーー> http://nitobe-enyu.org/news/syunin_20200523/

 花壇に花の定植と水やり。

松井博和理事長も

松井博和理事長も

* これまでの「札幌遠友夜学校」関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

作家・青山淳平さん 来札 !

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 愛媛県松山市在住の作家・青山淳平さんが、6月の私たちの会のフォーラム講演前に取材目的で、この新型コロナウイルス対策の大変な時期にもかかわらず札幌にお越し下さいました。到着したその日の夜、札幌遠友夜学校記念館建設等の活動を続ける私たちは、ミニ歓迎会を開催し遅くまで懇談しました。

* これまでの青山淳平さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%9D%92%E5%B1%B1%E6%B7%B3%E5%B9%B3

青山淳平さんを囲んで

青山淳平さんを囲んで

青山淳平さん(右)と理事長の松井博和先生

青山淳平さん(右)と理事長の松井博和先生

 青山淳平さんは、9年前の北海道新聞8月の『終戦特集』取材で松山でお会いして以来、不思議な縁でつながっています。昨年10月に十和田で開催された「第三回INAZOサミット」でお会いでき、今度は新渡戸関連でさらにお付き合いは続いています。

* ビハール号事件ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%93%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

第53回時計台サロン

Posted by 秋山孝二
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 北海道大学農学部・農学院・農学研究院(https://www.agr.hokudai.ac.jp/では、札幌市時計台(正式名:旧札幌農学校演武場)において、『時計台サロン~農学部に聞いてみよう』を連続して開催しています。

 札幌農学校演武場(http://sapporoshi-tokeidai.jp/know/walking.phpは、札幌農学校初代教頭クラーク博士が発案し、2代教頭ウィリアム・ホイラーが基本構想図を作り、開拓使工業局安田喜幸が設計監督した木造建築で、ここから新渡戸稲造、内村鑑三をはじめ多くの卒業生が旅立ちました。

 札幌農学校は現在の北大農学部で、受け継いできた札幌農学校の伝統をふたたび現在に甦らせるべく、その精神を受け継いだ著名な卒業生や現役の教育・研究者の講演を、広く市民の皆さんに公開しています。現在は、200万都市札幌の真ん中に位置する時計台、お勤めや学校帰りにお気軽にお立ち寄り、北海道大学に脈々と流れる精神を感じ取り、また21世紀の未来を語りあう場にしたいと主催者は期待しています。今回で53回と回を重ねています。


 第53回のテーマは、「雑草から学ぶ知恵」でした。

講義1 「栄養バランスを保つしくみ」
北海道大学大学院農学研究院教授 内藤 哲 https://research-er.jp/researchers/view/122768

講義2 「ミネラルを感じるしくみ」
北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授 三輪 京子 https://noah.ees.hokudai.ac.jp/emb/miwalab/

司会:北海道大学大学院農学研究院助教 田上 貴祥 https://research-er.jp/researchers/view/783571

当日チラシ

当日チラシ

大勢の聴衆

大勢の聴衆

内藤先生のお話

内藤哲先生のお話

三浦先生のお話

三輪京子先生のお話

 発芽した場所から動けない植物はどのようにその土壌環境に応答して生きているのでしょうか?私たちは植物の環境応答のしくみを分子レベルで理解する基礎研究を通じて、不良な土壌環境にも強い植物を作出することを目標としています、という研究のテーマは、私のような素人にも大変分かりやすいお話でした。

 終了後は、農学部関係者の方々との交流会にもお誘い頂き、講師の先生はじめ、農学同窓会の松井博和理事長ともお話ができて、大変有意義な時間となりました。

新渡戸連続講座 第4講 磯田憲一さん

Posted by 秋山孝二
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 新渡戸稲造連続講座、今年の第4講は、(公財)北海道文化財団の磯田憲一理事長です。冒頭ご挨拶は、松井博和先生、大変ビッグなお二人をお迎えしてのお話は、本当に素晴らしいひと時でした。松井博和先生は、先月開催した秋山財団贈呈式にも特別講演でご登壇して頂き、磯田理事長について富良野高校の先輩とのご縁もご披露されました。

* 松井博和先生の記事: http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9D%BE%E4%BA%95%E5%8D%9A%E5%92%8C

冒頭ご挨拶の松井先生

冒頭ご挨拶の松井先生

 磯田憲一理事長は、北海道の元副知事、道庁時代から私は北海道演劇財団の創設ほか、大変お世話になってきた方で、今回は、『君の椅子プロジェクト(https://www.hokkaidolikers.com/articles/2188)』代表として、その理念、この間の取り組みについて感動的なお話の数々でした。

君の椅子プロジェクト

磯田憲一さん

磯田憲一さん

 さらに3・11に生まれた「104の命」に『希望のいす』の贈呈もされました。

希望の君の椅子!

希望の君の椅子!

座面裏には名前が

座面裏には名前が

 以下、当日のご講演から私のメモより:

* 札幌大通り公園の古いビルは札幌のランドマーク。解体・新たな高層ビル建設で、いとも簡単に想い出を壊していいものだろうか?そこに関わってきた数多くの人々の絶え間ない仕事の価値、これは単なる郷愁などではない

* 「新しさ」の価値、「若さ」の価値とは何なのか、 「新しい」ことは古くならないこと

* 古いものを日々新しくしていく、手を施していく活動にこそ価値がある

* 「時」を積み重ねていく、古くなっていくことを武器とする、他には真似できない、追いつけない価値

* 『君の椅子プロジェクト』は、2006年スタート~~壊れることを恐れない椅子、汚れ・キズも価値!

* 形あるものは壊れるかもしれない、それを修理する価値

* 富良野演劇工場と道新ホールのちがい、訪れる人を不機嫌にするマチづくり

* 「時のアセスメント」: 組織(役所)は、過去(先輩)を否定することの難しさ、「止める責任」ではなく、「時」を活用してのイノベーション

* 北海道のある町:花火大会で赤ちゃん誕生の時に、花火一発で祝う

* 『君の椅子』は、予約販売という概念はなく、名前と生年月日が決まってからの制作

* 14年の歳月:北海道の職人と北海道の大地で育った木材(道産材)

* 子供が健やかに育つこと――すべての原点

* 「理念」が「形」に:椅子の多様な使われ方ーー>蹴とばす、ひっくり返す、座る

* 椅子職人の技に敬意を表す、出来上がりを「待つ」大切さ

* 正しく古いものは永遠に新しい! スウェーデンの言葉

* 「想い出」という力をたくわえて!!!

 以上、実に素晴らしい言葉の数々、今後、このプロジェクトと秋山財団もコラボレーションしていく計画もあります、乞うご期待!

秋山財団講演会・贈呈式 2019(上)

Posted by 秋山孝二
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 今年の秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)特別講演会、贈呈式も盛会裏に終了しました。近いうちにHP上に当日の模様が動画でアップされると思います。

* http://www.akiyama-foundation.org/wp-content/uploads/2019/08/8b847b9037b75761ed895e5c702db91d.pdf

秋山財団特別講演会 2019

秋山財団特別講演会 2019

< 受領者からのメッセージ >

* 『 子育てに関する問題を神経科学の視点から解決したい 』 室井 喜景 様(帯広畜産大学獣医学研究部門 准教授)

* 『 産後の健康・体力回復の場の促進と SDGs 』 寅嶋 静香 様( ハハラボラトリー 代表)齋藤 寛子 様(ハハラボラトリー 役員)

* 『 サルコペニアと膵癌 ―From bench to bedside を目指して― 』 佐藤 裕基 様(旭川医科大学内科学講座 医員)

< 特別講演会 >

講師:松井 博和 様(北海道大学名誉教授)  演題: 『 未来を創る科学者の役割 』

私が座長

私が座長

松井博和先生のご講演

松井博和先生のご講演

 松井博和先生のお話は、ご自身の豊富なご経験から、市民・社会と研究者との合意形成等、大変示唆に富むお話で感動しました。札幌農学校、新渡戸稲造博士の理念にも言及され、さらに札幌遠友夜学校記念館設立の活動のご紹介もして頂きました。科学技術と社会との融合について、これほど明確なお話は初めてのことです。

 松井博和先生、お忙しい中、誠にありがとうございました。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E8%B4%88%E5%91%88%E5%BC%8F

新渡戸稲造記念公園、春 2018

Posted by 秋山孝二
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 桜前線も一息ついた感、札幌は日差しは春めいてやっと雪が融けはしましたが、体感気温はまだまだといった昨今で、桜の開花はやはりゴールデンウイーク辺りでしょうか。

 先日、久しぶりに行ってみました、2014年12月16日に札幌遠友夜学校跡地に完成した「新渡戸稲造記念公園」は、4月に入って春の装いに日一日と向かっています。

* 新渡戸稲造記念公園の経緯ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」では、この地に記念館を建てるべく、この間、寄付集めをしています。同時に、この記念公園造成にも案内板等の文言作成で協力して、公園完成後は、公園内清掃、彫刻清掃等、ボランティア活動で記念館建設の夢を追い続けており、今年がまさに正念場です。

 昨年は花壇作り、掲示板メインテナンス、そして、今年雪融けを待ってメンバーがひと冬のゴミの清掃活動をしました。毎年少しずつではありますが、50年間この場で続いた札幌遠友夜学校のボランティア活動も多くの市民に知られてきていると思っています。掲示板の内容も新たに、今年も前進します!

雪も融けた公園、掲示板

雪も融けた公園、掲示板

「考える会」メンバーによるゴミ拾いも

「考える会」メンバーによるゴミ拾いも

掲示板には新たな告知

掲示板も綺麗に

当時の遠友夜学校の様子

あらたに当時の遠友夜学校の様子も

裏面は新たな告知も

裏面は歴史年表も整備

公園内の植栽の説明

公園内の植栽の説明

 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」では、今年度は新たな企画として以下のような連続の「火曜講座」も開催します、多くの皆様のご参加を希望します。

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◎ 火曜講座 場所:愛生舘サロン 時間:13:30~15:00、参加費用:千円

7月10日(火)  松井博和氏 「志ある若者を育てるには」

札幌農学校精神や新渡戸稲造のこころで未来を担う若者の育成を!

8月7日(火) 木原直彦氏 「札幌・遠友夜学校・有島武郎」

9月11日(火) 三島徳三氏 「新渡戸稲造の「日本人精神論」と現代」

武士道だけでなく、新渡戸の「日本人の精神・宗教」論、を紹介し、

現代日本人のココロの根底に迫ります。

10月6日(土)    エルプラザ3Fホール(音楽と講演の集い)14:00?16:00(入場料:二千円)

「マザーテレサと新渡戸稲造ーミュージカル『マザーテレサ』の歌声とともに」

ソプラノ 吉村美穂さん ピアノ 野田常喜さん 講演 小野有五氏

11月13日(火)  秋山孝二氏 「遠友夜学校と私たちのこれまでの活動」

今の時代、遠友夜学校の理念に基づいて、私たちは生きていく糧をどう見出していくか。

12月11日(火) 三上節子氏 「 DVDに見る:創立100周年記念放送『魂の燈台・遠友夜学校』、

海外取材放送『フィンランドで見つけた武士道』」

遠友夜学校で育てられた教師たち・生徒たちの歩みと新渡戸の海外での影響力

1月15日(火) 藤田正一先生 「アメリカ独立宣言と遠友魂」

一見全く関係のないこの二つを結ぶ糸とは?

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 また、「考える会」の北洋銀行、北海道銀行の口座番号を変更しました。任意団体から一般社団法人への移行に伴うものです。以前の口座は閉鎖しましたので、今後はこちらをご案内下さい。ゆうちょ銀行は変更ありません。

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<北洋銀行 本店営業部  (下二けたの違いですのでお間違えないように)>

* 一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  会長 秋山孝二

店番号 028  口座番号 6925540

* 一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  記念館建設口座  会長 秋山孝二

店番号 028  口座番号 6925551

<北海道銀行 本店営業部  (口座名称記載冒頭が(社)でよろしいそうです)>

* (社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  会長 秋山孝二

店番号 101  口座番号 3275025

* (社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  記念館建設口座  会長 秋山孝二

店番号 101  口座番号 3274986

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 新しい年度を迎えて、気持ちも新たに活動を進めて参ります、目標にはまだ遠いですが、多くの方々の建設寄付へのご厚志をお願いする次第です。

北大札幌農学同窓会130周年!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
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 私は同窓でも何でもないのですが、いろいろな絡みから「札幌農学同窓会(http://www.alumni-sapporo.or.jp/)130周年記念式典・講演会」に出席しました。

理事長と横田農学院長

松井博和理事長と横田農学院長

農学同窓会理事長

農学同窓会理事長の祝辞

 特別講演は、以前、「新渡戸・南原賞(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02)」でお世話になった草原克豪先生でした。

新渡戸稲造の講演

新渡戸稲造の講演

草原先生の熱弁

草原先生のご講演

 「 パトリオティズム」と「ナショナリズム」の違いについての言及が興味深かったですね。この二つの言葉、インターネットの検索でも大変意見百出しています、安易なリンクはやめておきますね。

 今ひとたび、札幌農学校の建学の理念を高く掲げて、混迷する今の国際社会の中で一筋のたいまつとなって頂きたいものです。