創成川イースト まち歩き(下)

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 南4条東4丁目の新渡戸稲造記念公園で小休止・記念撮影の後は、日本清酒工場・千歳鶴酒ミュージアム見学、続いて森田たま生家へ。

当時の工場の様子

当時の工場の様子

屋根の近くには当時のロゴマーク!

屋根の近くには当時のロゴマーク!

  少し歩いて森田たまさんの生家。

 そこから創成川沿いを歩いて大通り1丁目。有島武郎の『星座』に出てくる大木かと!

豊平館跡のハルニレの古大木

豊平館跡のハルニレの古大木

創成川再生の景観

創成川再生の景観

 営林署跡のホテル敷地には当時の巨木も残して。

 裏側には当時の札幌軟石の塀の基礎部分も。

 更に北に歩くと現在のクラウンプラザホテル札幌、新渡戸夫妻の札幌農学校官舎跡です。

 そして、今は少し南に移動した『札幌農学校演舞場』後へ。

 最終地点は現在の時計台横の小公園、周囲の建築も時計台の歴史に配慮してこのスペースを公園として確保したとか。2時間の予定の今回のまち歩きツアー、予定を40分オーバーでしたが、実に充実した時間で質疑応答も活発で実り多き時間となりました、杉浦正人さん、ありがとうございました!!!

創成川イースト まち歩き(上)

Posted by 秋山孝二
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 札幌市内の今ホットなゾーン、『創成川イースト』の街歩きを始めて開催しました。題して、『歴史散歩=遠友夜学校時代の創成川の西と東』、主催は「(一社) 新渡戸遠友リビングラボ」、案内人は札幌建築鑑賞会代表の杉浦正人さんです。

* top page - (一社)新渡戸遠友リビングラボ(旧 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会) (nitobe-enyu.org)

* 杉浦正人 札幌建築鑑賞会|まちさぽ|さっぽろまちづくり活動情報サポートサイトまちさぽ (sapporo-machizukuri.com)

 先ずは札幌地下鉄「豊水すすきの駅2番出口」に集合、最初の試みにもかかわらず20数名の参加者でした。

 最初は都通り、札幌軟石の元倉庫「旧刈穂銘木」、東西の仲通り、南北の仲通りの違いは明治の当初のゾーニングによるものとのご説明。

 京城屋の小路は札幌生まれの私も初めて通る小路でした。

 南四条通りを渡って創成川沿いの竹山食品さん、昔の札幌軟石の門の一部を残しています。

 近くで門柱をよく見ると「海産商」の文字が読み取れます。

 そして今回のメインの場所「新渡戸稲造記念公園」です。秋の空の下、しばし休憩で記念撮影です。この公園に至るまでの私たちの活動は是非、下の関連記事を読んで頂きたいですね。歴史を残す大変さを私をはじめこの間の活動を共にした方々はしみじみ感じています。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

新渡戸仕様の自販機 除幕式!

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 札幌市内の新渡戸稲造記念公園内に今年4月に飲料の自動販売機が設置されましたが、先日、その正式な除幕式が執り行われました。

* 設置時の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=41323

 北海道コカ・コーラボトリング(株)の佐々木康行社長、北海道大学の横田篤副学長、新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会の松井博和理事長による除幕も行われて、この公園においては2017年の掲示板除幕式に次いでのセレモニーとなりました。今回特筆すべきは北海道大学のこの活動とのコラボが格段に確かなものになっていることですね、本当に力強く喜ばしいことで、記念館建設に向けて大いなる飛躍が期待できます!

* 2017年掲示板除幕式の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29995

右から 社長、松井理事長、横田副学長

左から横田副学長、松井理事長、佐々木社長

多様な参加者!

多様な参加者!

日経新聞と読売新聞

日経新聞と読売新聞

新渡戸自動販売機を設置!

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 札幌市中央区南4条東4丁目にある新渡戸稲造記念公園、ここに50年活動を続けていた『札幌遠友夜学校』の記念館を建設するプロジェクトを私たちは8年間続けていますが、この度、その募金広報の一環として掲示板横に飲料の自動販売機を設置しました。この売り上げの一部が私たちの活動への寄付金に充当される仕組みです。

* 『札幌遠友夜学校』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

 大型トラックから積み下ろして、水平を正確に取っての設置です。

 前面にはQRコードと記念館完成想像図ほかも!

 裏側・側面にも関連メッセージが満載、こんな自動販売機は初めてとか!

 私たち関係者もその場に立ち会って大喜びでした。早速、第一号を目指して飲み物を買おうとしましたが、2時間は冷却時間とのことですぐには買えませんでした!!

 今後、この新渡戸特製自動販売機を札幌市内、北海道大学構内、新千歳空港等にも設置して募金の弾みと活動の広報に役立てていきたいと思っています。今回、北海道コカ・コーラさまには多大のご協力を頂き、心から感謝申し上げます。

2021年度スタート!

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 コロナ禍の続く中、2021年度の新しい歴史がスタートしました。今年の札幌は3月中に積雪も無くなり、気温も例年に比べてはるかに高い日が続いていて、地球温暖化を実感している昨今です。市内の新渡戸稲造記念公園もすっかり雪が融けています。

中央区南4東4新渡戸記念公園

中央区南4東4新渡戸記念公園

ここに遠友夜学校記念館を建設!

ここに遠友夜学校記念館を建設!

 秋山財団では今年度の研究助成事業の要、選考委員会が初めて「リアル+リモート」のハイブリッドで開催しました。

 財団二階会議室はアクリル板で仕切られる中、大型モニター、マイク、カメラで多少の違和感はありますが、選考方針等についての率直な意見交換で来月の選考議論に向けて動き出しました。

活発な意見交換!

活発な意見交換!

 設立から30数年、私はこの間ずっと選考委員会の場を見てきていますが、純粋民間の地域財団として、理念に基づいて自由闊達な雰囲気は最も大切にしてきた価値であり、「北海道」という多様な命が生息する「バイオリージョン」として一層の深掘りをしていきたいと、その理念・原点を再確認した次第です。今年の選考も楽しみです。

新渡戸連続講座 第2回 2020

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 今年度の「新渡戸連続講座」は第2回目、久田徳二さんのご講演、ジャーナリストとしての新渡戸稲造にも焦点を当てた大変興味深いお話でした。
* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

大勢の参加者で盛況!

大勢の参加者で盛況!

久田徳二さん

久田徳二さん

 さらに、新渡戸稲造の晩年の苦境の時代と減退との近似性についても、歴史的事実から鋭い考察をされていました、まったく私も同感でしたね。

 そして最後には、今私たちが活動している「新渡戸稲造記念公園」の「札幌遠友夜学校記念館」建設のご紹介もして頂きました!

新渡戸稲造記念公園の定期清掃!

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 毎年定期的に行っている新渡戸稲造記念公園(http://sapporo-jouhoukan.jp/sapporo-siryoukan/sizen2/nitobe/nitobe.htmlの清掃活動、今年も始まっています。

<公園紹介サイト>

* https://www2.wagmap.jp/sapporo_koen/detail?fid=810108-1

* https://ameblo.jp/heightlegacy/entry-12030754736.html

* これまでのこの公園の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 いつも近くの保育園の子供たちは、保母さんに引率されてこの公園でしばし遊んでいます、日陰に荷物を置いて、時々水分補給を忘れずに。

保育園の園児たちも

保育園の園児たちも

 数年前に始まった植栽は、今ではすっかり定着し、短い札幌の夏を迎えています。

花壇も花でいっぱい!

花壇も花でいっぱい!

 この場所に、数年以内には『札幌遠友夜学校記念館』を建設したいと、今、私たちは頑張っています!!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

新渡戸稲造記念公園 6月 2020

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 本来は5月予定だったのですが、新型コロナウイルス感染の影響で今年は6月になり、先日の炎天下、新渡戸稲造記念公園で、松井博和理事長、三上節子理事、高木さんが花の定植、水やりを行いました。公園では保育園児たちが元気よく遊んでいて歓声も響き、中にはお手伝いの子も来たりしていました!

 数年後にはこの公園の一角に「札幌遠友夜学校記念館」を建てることを目標に、今、私たちの会は広く皆さんにご支援を呼び掛けています。これまで私が代表理事でしたが、今年2月に新しく松井博和理事長が就任して、体制を新たにさらに活動を展開し、私も引き続き副理事長として活動は続けています。

* 一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会ーー> http://nitobe-enyu.org/

* 新理事長就任ーー> http://nitobe-enyu.org/news/syunin_20200523/

 花壇に花の定植と水やり。

松井博和理事長も

松井博和理事長も

* これまでの「札幌遠友夜学校」関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

新渡戸連続講座 第二回 2019

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 「札幌遠友夜学校記念館建設支援 連続講座」の今年度第二回は、「新渡戸稲造: 昔と今〜人々との出会い〜」と題して、北大准教授 ミッシェル・ラ・フェイさんのお話でした。

 新渡戸稲造が北海道で出会った人々と築いた関係から、新渡戸の今日までの影響力が分かります。エドウィン・ダンやケプロン、内村鑑三などと新渡戸の関わり、内村鑑三は東西の考え方を繋ぎ、新渡戸は東西の人をつないだ人。新渡戸の植民地政策に異をとなえる人も居るが、今も台湾の人は新渡戸の威光を讃えています。新渡戸が札幌農学校の学生達と作り繋いだ遠友夜学校は札幌市民の宝であり、誇りです。

 最後は、「一日も早く新渡戸稲造記念公園に記念館が出来るよう働きかけましょう‼️」で締めくくりました。お盆にも拘らずたくさんの参加者

ミシェル・ラフェイ先生

ミシェル・ラ・フェイ先生

 いくつかの書物のご紹介も。

先生のご著書!

先生のご著書!

* これまでの連続講座記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34744

「第三回 INAZOサミット」ほか

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 盛岡の(一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/)から機関紙「太平洋の橋」が送られてきました。その第一面は、今年で第3回目となる「INAZOサミット」、10月に青森市・十和田市で開催となりました。

< これまでのサミットの記事 第一回は2017年札幌、第二回は2018年花巻 >

* 第一回 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%80%8CINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3

* 第二回 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%9B%9EINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

第3回INAZOサミット!

第3回INAZOサミット!

 裏表紙には、私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の活動の紹介も掲載されています。

札幌での活動報告も

札幌での活動報告も

 以下が、私が送った原稿です。

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(一財)新渡戸基金

一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会

代表理事 秋山孝二

 私どもの会は、新渡戸稲造博士生誕150年を記念して、2012(平成24)年12月に札幌遠友夜学校跡地近くで行われた講演会を契機に設立されました。 市民を中心とした幅広い方々が集い、この跡地の北東部(現在は新渡戸稲造記念公園内)に、今年、2019(平成31)年に、「札幌遠友夜学校記念館(仮称)」建設を目指して活動をしています。この間、多数の応援者から1,600万円のご寄付が集まっていますが、目標金額にはまだまだ遠い金額で、今年は開校125周年の節目の年なので、正念場と意を決めて、更なる募金と建設に向けて活動している昨今です。

 新渡戸稲造博士と札幌との縁、それは「二度 の札幌暮らし」と言えるでしょう。最初は1877(明治10)年から1882(明治15)年まで札幌農学校第二期生として、その後に開拓使御用掛勧業課(2年)に勤務、二度目は1891(明治24)年から1897(明治30)年、アメリカ・ドイツ留学を経て、札幌農学校教授として妻となったメリー・エルキントンと共に札幌で生活しました。

 札幌遠友夜学校の歴史を簡単に振り返ると、北海道庁から1916(大正5)年に「私立学校」の認可、1923(大正12)年に「財団法人」の認可を受けて運営にあたり、この法人格は閉校後も継続していました。1962 (昭和37)年に、札幌市が勤労青少年ホームの建設地を探していた折、当時の理事会が次の三つを条件として土地を札幌市に無償譲渡し、同時にこの財団法人を解散したのです。三つの条件とは、(1)土地は新渡戸博士の考えの具体的表現だった遠友夜学校の跡であることを表示し、その目的に添った利用をしていくこと。(2)敷地内にできるだけ空き地を設け、近所の遊び場にすること。出来るならその一隅に夜学校記念碑を建てること。(3)新しく出来る勤労青少年ホームに一室を設け、札幌と新渡戸博士との関係を語る史料を展示しその精神を伝えること(『さっぽろ文庫18 遠友夜学校』28頁)、でした。

 私たちがなぜ、この札幌遠友夜学校記念館に注力するのか、それはこの学校が1894(明治27)年から1944(昭和19)年まで、明治・大正・昭和の50年間、民間で続けた教育ボランティアだからです。私たちが活動を始めてから、この札幌遠友夜学校跡地は札幌市により、2014(平成26)年12月に「新渡戸稲造記念公園」として造成されました。そしてこの公園の銘板、2つの格言板(メモリアルウォール)、ブロンズ像の銘板の設置に関して、文章表現等について私たちの知見を生かして、市担当部署と意見交換・助言をしてきました。201612月には、一角の記念館用地との境界の鉄パイプが撤去され、歩道沿いの敷地に花壇用スペースが造成、さらに20174月、5か国語の解説文・写真の掲示板も設置され整備が進みました。

 今後はこの土地に刻む歴史的意義として、(1)地域住民が集い、語らい、議論し、学び、啓発し合える「場」、(2)国際交流を促す活動の「場」、(3) liberal arts (リベラルアーツ)の「原点」として、今ふうに言えば、「プラットフォーム」を創り上げたいと思っています。

 今年の課題は、何といっても建設寄付金のファンドレイジングに尽きるので、札幌市・市教委への提案、大口先の団体・企業への依頼、幅広い市民と新しい取り組みとしてINAZOSDGsプロジェクト等で、目標達成を目指します。

 皆さま方の引き続きのご支援をよろしくお願い致します。

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 今年の10月、また楽しみです!

新渡戸稲造記念公園、綺麗に 2018

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 気温変化の激しい今年の札幌の春、恒例となった札幌市中央区にある「新渡戸稲造記念公園」の花壇の整備・掲示板整備・清掃活動を、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」メンバー有志が行いました。

<会員の三上さんからのご報告>
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 先週12日(土)10時~14時岸本・原田・三上で花壇の草
取り、土起こし、宿根草植え、掲示板へのラミネート加工
版の掲示をいたしました。
 また15日(火)10時~12時常田、岸本、原田、三上で
買った花の植栽、花壇横のフェンス下の草取りをしました。
保育園の2歳ぐらいの子ども達が植える前から花をめがけて
走ってきてくれたり、保母さんとアリやミミズ探しにやって
来てくれたりと、公園に遊びに来た子ども達、保母さん、お
母さん達がお花を見て喜ぶ姿を多く見ました。初老の男性
(昨年もお会いしたビル管理人さん)も花を見たり、掲示
板を見たりと、かなりきれいになった公園を「我が町の誇り」
といった表情で心を休めておりました。
 作業を眺めに来る方々にここに遠友夜学校があったこと、
ここに記念館を建てること、トイレもできますよと原田さん、
常田先生が説明をしました。私はフォーラムのチラシをあげ
たりしました。
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* 新渡戸稲造記念公園ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 掲示板も新しいイベント案内を加えて。

 今年は、記念館寄付活動の正念場、この公園でも子供たちの歓声をたくさん聞くことができるでしょう。

新渡戸稲造記念公園、春 2018

Posted by 秋山孝二
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 桜前線も一息ついた感、札幌は日差しは春めいてやっと雪が融けはしましたが、体感気温はまだまだといった昨今で、桜の開花はやはりゴールデンウイーク辺りでしょうか。

 先日、久しぶりに行ってみました、2014年12月16日に札幌遠友夜学校跡地に完成した「新渡戸稲造記念公園」は、4月に入って春の装いに日一日と向かっています。

* 新渡戸稲造記念公園の経緯ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」では、この地に記念館を建てるべく、この間、寄付集めをしています。同時に、この記念公園造成にも案内板等の文言作成で協力して、公園完成後は、公園内清掃、彫刻清掃等、ボランティア活動で記念館建設の夢を追い続けており、今年がまさに正念場です。

 昨年は花壇作り、掲示板メインテナンス、そして、今年雪融けを待ってメンバーがひと冬のゴミの清掃活動をしました。毎年少しずつではありますが、50年間この場で続いた札幌遠友夜学校のボランティア活動も多くの市民に知られてきていると思っています。掲示板の内容も新たに、今年も前進します!

雪も融けた公園、掲示板

雪も融けた公園、掲示板

「考える会」メンバーによるゴミ拾いも

「考える会」メンバーによるゴミ拾いも

掲示板には新たな告知

掲示板も綺麗に

当時の遠友夜学校の様子

あらたに当時の遠友夜学校の様子も

裏面は新たな告知も

裏面は歴史年表も整備

公園内の植栽の説明

公園内の植栽の説明

 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」では、今年度は新たな企画として以下のような連続の「火曜講座」も開催します、多くの皆様のご参加を希望します。

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◎ 火曜講座 場所:愛生舘サロン 時間:13:30~15:00、参加費用:千円

7月10日(火)  松井博和氏 「志ある若者を育てるには」

札幌農学校精神や新渡戸稲造のこころで未来を担う若者の育成を!

8月7日(火) 木原直彦氏 「札幌・遠友夜学校・有島武郎」

9月11日(火) 三島徳三氏 「新渡戸稲造の「日本人精神論」と現代」

武士道だけでなく、新渡戸の「日本人の精神・宗教」論、を紹介し、

現代日本人のココロの根底に迫ります。

10月6日(土)    エルプラザ3Fホール(音楽と講演の集い)14:00?16:00(入場料:二千円)

「マザーテレサと新渡戸稲造ーミュージカル『マザーテレサ』の歌声とともに」

ソプラノ 吉村美穂さん ピアノ 野田常喜さん 講演 小野有五氏

11月13日(火)  秋山孝二氏 「遠友夜学校と私たちのこれまでの活動」

今の時代、遠友夜学校の理念に基づいて、私たちは生きていく糧をどう見出していくか。

12月11日(火) 三上節子氏 「 DVDに見る:創立100周年記念放送『魂の燈台・遠友夜学校』、

海外取材放送『フィンランドで見つけた武士道』」

遠友夜学校で育てられた教師たち・生徒たちの歩みと新渡戸の海外での影響力

1月15日(火) 藤田正一先生 「アメリカ独立宣言と遠友魂」

一見全く関係のないこの二つを結ぶ糸とは?

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 また、「考える会」の北洋銀行、北海道銀行の口座番号を変更しました。任意団体から一般社団法人への移行に伴うものです。以前の口座は閉鎖しましたので、今後はこちらをご案内下さい。ゆうちょ銀行は変更ありません。

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<北洋銀行 本店営業部  (下二けたの違いですのでお間違えないように)>

* 一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  会長 秋山孝二

店番号 028  口座番号 6925540

* 一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  記念館建設口座  会長 秋山孝二

店番号 028  口座番号 6925551

<北海道銀行 本店営業部  (口座名称記載冒頭が(社)でよろしいそうです)>

* (社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  会長 秋山孝二

店番号 101  口座番号 3275025

* (社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会  記念館建設口座  会長 秋山孝二

店番号 101  口座番号 3274986

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 新しい年度を迎えて、気持ちも新たに活動を進めて参ります、目標にはまだ遠いですが、多くの方々の建設寄付へのご厚志をお願いする次第です。

十輝くんライブ @ Waya

Posted by 秋山孝二
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 昨今、大変人気の高いゲストハウス、その一つ札幌の「Waya(http://waya-gh.com/」を運営する木村高志さんは、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)」で一緒に活動しています。

 先日、そこで「清水十輝(とき)(http://toki-shimizu.com/」くんのライブが催されました、5月の新渡戸稲造記念公園での掲示板除幕式(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29995)に参加してくれたパートナーの「あいぼん(https://aiboso0809.wixsite.com/bonfam」こと平岡愛さんからご案内が届いたので足を運んできました。

5月に札幌に来た時のあいぼんと考える会メンバー!

5月に札幌に来た時のあいぼんと考える会メンバー!

 彼は広島県広島市を本拠地として、テーマ“This is Life”を掲げ、生きたままの表現者を目指し魂へ歌いかけ、ヒッチハイクで全国を巡るツアーを行っています。

 ライブ開始前に十輝くんともお話が出来て、その透き通った優しい眼差しが印象的でした。さらに、あいぼんの「ゴエンジャー・プロジェクト」のハガキとご縁玉も頂きました。

ゴエンプロジェクト

ゴエンジャー・プロジェクト

 ライブに集まった人たち、私は断トツの最高齢者!、ゲーム、歌、語り、私にとってはもう50年近くも前のユースホステルを思い出すような、そんなノリのひと時でした。

参加者で記念に

参加者で記念に

 5月に札幌に来た時、あいぼんの「卒ローン(https://peraichi.com/landing_pages/view/soturon」、私も一口のりました。彼女流に言えば、新渡戸稲造は、「ニトベッチ!!!」、新しい時代は新しい世代が担う、これからの活動の担い手の一人なのでしょうね。

気になる卒論の中身

『新渡戸稲造〜悲哀に基づく犠牲と奉仕の精神〜』

目次
■第1章 悲哀の人生
第1節 家族の死
第2節 精神と身体の病 1)重い眼疾と信仰への懐疑 2)新渡戸を救った一筋の光
第3節 軍閥化する日本への憂い

■第2章 ジャンヌ・ダルクへの崇拝
第1節 「救国の乙女」ジャンヌ・ダルク
第2節 ジャンヌに対する新渡戸の思い
第3節 2人の共通点 1)キリスト教的神秘体験 2)憂国家 3)「犠牲と奉仕」の生涯

■第3章 新渡戸の女性教育
第1節 新渡戸の女性観
第2節 人格教育における理想
第3節 東京女子大学に託した夢

《ひと言メモ》
旧5000円札の顔、新渡戸稲造さんについて書いたわたしの卒論!多種多様な肩書きを持った彼の思想やジャンヌダルクとの関係性について調べました。我ながら大変な自信作です(*´∇`*

除幕式 @ 新渡戸稲造記念公園

Posted by 秋山孝二
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 新渡戸稲造記念公園についてはこれまで何回か書いてきましたが、先日は、新しく記念館建設用地に設置された掲示板の除幕式が手作りで行われ、地元の方々ほかご来賓を含めて40名を越える皆さまにお集まりいただきました。通りがかりのご近所の方もバイオリンの音色で足を止めてしばし公園に。宮澤洋子さん、福間ひとみさんはじめ、準備に携わって頂いた皆さま、ありがとうございます!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

< これまでの私が関わった除幕式 四件 >

* 東京都中野区哲学堂公園 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2792

* 札幌円山公園角 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10890

* 栃木県益子町 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12758

* ハンガリー・ブダペスト http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14710

開会の挨拶 私

開会の挨拶 私

台北

ご来賓 台北駐日經濟文化代表處札幌分處 周學佑處長

地元の第15町内会 南治会長

ご来賓 地元の第15町内会 南治会長

札幌遠友自主夜間中学 工藤慶一元代表

ご来賓 札幌遠友自主夜間中学 工藤慶一元代表

 続いてクライマックスの除幕です。

ヒモを持って少々緊張気味の園児たち

ヒモを持って少々緊張気味の園児たち

除幕の瞬間!

除幕の瞬間!

 最後は杉田知子さんのバイオリン演奏です、「遠友夜学校校歌」、「この道」、「時計台の鐘」、真っ青な空に響き渡りました、素晴らしい音色!

杉田知子さんのバイオリン演奏!

杉田知子さんのバイオリン演奏!

締めのご挨拶は高橋大作さん

締めのご挨拶は高橋大作さん

 30分程のセレモニーでしたが、駆けつけて頂いた札幌市教育委員会、ご来賓、保育園児たち、ご近所の皆さまほか、本当にありがとうございます、これまでの苦労が吹っ飛んだ気がします。幅広い世代と幅広い分野の方々がつなぐ場を求て、これから記念館建設に向けてさらに頑張らねばと、お力を頂きました!

 さらに私たちの活動は、6月3日のフォーラムへと続きます。

新渡戸稲造記念公園、リニューアル!

Posted by 秋山孝二
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 これまで数回掲載している札幌市中央区南4条東4丁目の「新渡戸稲造記念公園」が、リニューアルされています。昨年末に記念館建設用地と公園との鉄パイプ柵が取り払われて、当面広く使えるようになり、さらに花壇敷地、掲示板設置も実現しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 本日、最初は激しい風雨の中、花壇の花植えを10名で終えて、5月18日午前11時からは「掲示板除幕式」を行う予定です。

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

記念館予定敷地と公園の柵も取り払われて

掲示板も設置

掲示板も設置:五か国語の説明文!

私たちとの意見交換の末に

私たちとの意見交換の末に

日本語以外にも4か国語で説明

日本語以外にも4か国語で説明

 花植えは激しい雨と強い風の中、3名の小学生も含めて10名で一生懸命にやりました。網・柵にはつる性の植物を、前面には色とりどりの草花、さらにコスモス他の種も蒔いて、夏以降が楽しみです。

 一緒に作業をしてくれたエンドウダイスケくんが素敵なコメントをFBにアップしてくれました。

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『花から学んだこと』

 今日は新渡戸稲造記念公園の花植えの日。開始前から雨が降り出し悪状況の中の作業になりそうだなと思い現地へ。すると他の参加者がもう準備を始めていて「花にとって恵みの雨だね〜」との言葉を聞き、自分と逆の発想だとビックリ。

 元々自分はガーデニング等は全くしたことがなくこれからも縁がないものだと思っていたので今回経験でき非常に良かったです。特に自分が植えた花はこれからどうやって成長して夏にはどんな姿になっているのかとても楽しみ。これはもしかすると子供の成長、ペットの赤ちゃんの成長、新入社員の成長などの過程の楽しみと似ているのではと感じました。特に自分が初めて植えた小枝のような細い苗木はもしかしたら将来大木になり、自分よりも長い年月この札幌の地を見守り続けることになるのだろうなぁ〜と終了後にふと思い、色々学び多き日になりました。

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スタート時は激しい雨も

スタート時は激しい雨も

予想以上に広いsペース

予想以上に広いスペース

1時間半ほどで植え込みは終了

1時間半ほどで植え込みは終了

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

皆さん、風雨の中、よく頑張りました!

 昨年の柵の撤去、「札幌遠友夜学校」の掲示板と花壇の設置は、あくまでも私たちが推進してきた「記念館建設」計画が、当初より2年ほど先送りになったその間の暫定的措置です。先日、ご挨拶に伺ったあるところでは、いきなり「残念でしたね、やっぱり大変でしたものね」と言われてこちらは面食らいました。記念館建設計画がダメになったので掲示板・花壇で代えたのではないのです。少し先に延びたので、出来上がるまでは工事現場のような姿よりも地域のお子さんたちが遊べるような空間として活用出来る方が良いだろうと、私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」が札幌市教育委員会にお願いし続けてきたことなのです。こうやってきれいにした方が、これまでのイヌのフンとかゴミ捨て場になることもないでしょうし。

 作業の終わり頃には雨風もおさまって陽も出てきました。近所の子供たちの歓声が聞こえてくるような気がします。参加された皆さん、お疲れさまでした!!

読み聞かせ@新渡戸稲造記念公園

Posted by 秋山孝二
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 「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」とコラボし、「新渡戸稲造記念遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/」の一つのプログラムとして、先日、札幌市中央区南4条東4丁目にある新渡戸稲造記念公園で、子供たちへの「読み聞かせの会」を行いました。当日は、雨が降りそうでしたが、開始の10時前には日差しも見えてきて、終了までは天気に恵まれました。

* 新渡戸稲造記念公園――>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21820

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22176

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22197

開始前には公園の掃除も

開始前には公園の掃除も

新渡戸稲造記念公園ベンチにも絵本がずらり

新渡戸稲造記念公園ベンチにも絵本がずらり

幼児、小学生、グループに分かれて

幼児、小学生、グループに分かれて

読み手、聞き手も代わる代わる

読み手、聞き手も代わる代わる

 今回の企画に当たって、事前に連合町内会回覧板、近隣のマンション管理組合の方々、地域の小学校の先生・保護者の方々、お店にご案内を差し上げました。皆さん大変好意的で、少しずつですが、この公園の由来、遠友夜学校の理念、活動等についての理解も深まってきている気がします。なにせ明治・大正・昭和の50年間この札幌の地で続いたボランティア活動です、教える側も教わる子供たちから学んだ貴重な財産、私たち札幌で暮らす市民が忘れてはいけない人づくりの原点、「Soul of Sapporo」ですね。これからも定期的に開催したいと皆で話をしていました。

遠友夜学校フォーラム 2016

Posted by 秋山孝二
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 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」主催の第4回遠友夜学校フォーラムを開催しました、今年の記念講演は「新渡戸稲造・内村鑑三とその弟子達」と題して、大山綱夫先生です。近いうちに当日の動画を掲載致します。

大山綱夫先生ご講演動画――>

昨年の様子はこちら――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23786

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23653

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<プログラム>    司会: 蔵田親義

1. 開会の言葉

2. 本会からの報告(2015年度行事・会計報告、2016年度行事予定) 副会長 高橋大作

3. 札幌遠友夜学校校歌・奨励歌演奏

歌: 北川由美子さん(元保育士・幼稚園教諭、現在はソロ・合唱で音楽活動)

アコーディオン: 石澤佳子さん(「うたごえ便(びん)よりみち」主宰)

4. 記念講演  「新渡戸稲造・内村鑑三とその弟子達」

講師: 大山綱夫先生 学校法人 北星学園理事長・内村鑑三研究家

1938年埼玉県生まれ。北海道大学文学部史学科卒、アメリカイーストウエストセンター留学。北星学園・恵泉女学園で教え、この間フルブライト基金によりアマスト大学客員研究員、同基金によりハートフォード5大学連合客員教授、のち恵泉女学園短期大学学長を歴任。NPO法人今井館教友会理事長

著書:『札幌農学校とキリスト教』(単著)、『現代を見る眼』(編著)、『プロテスタント人物史 近代日本の文化形成』(共著)他

5. 質疑応答

6. 閉会の言葉   会長 秋山孝二

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120名の参加者で盛況

120名の参加者で盛況

大山綱夫先生のご講演

当日配布した「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」会報第4号に、私は挨拶文を書きました。

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【はじめに】

代表理事  秋山 孝二

 私たちは、この1年間も多彩な活動を行って参りました。詳細は、「活動報告」にまとめていますが、ネットワークは少しずつ拡がりを見せ、団体・個人の会員も増えてきています。

 昨年6月に創立120周年記念作文・論文コンクール授賞式と、記念館建設に向けて新渡戸博士の人と思想、ならびに札幌遠友夜学校の教育精神に今一度思いを新たにし、理解を深めたく、第3回記念講演を開催しました。「新渡戸稲造~世界に示した紳士道」と題して、(一財)新渡戸基金常務理事の藤井茂さんにお話をして頂きました。

 次に、21世紀における「札幌遠友夜学校」の理念に基づく活動として、昨年10月に、「新渡戸稲造記念遠友みらい塾(http://enyumirai.main.jp/)」を立ち上げ、塾長に寺島実郎さんが就任し、参画する方々の自らが得意とする領域をフルに活かしながら、記念館建設に先駆けて活動することで、21世紀にふさわしい人材育成プログラムの構築を目指しています。「農業本論」読書会、ポートランドに学ぶマチづくりプロジェクト、「寺島未来塾」フォローアップ等、幾つかが既にスタートしています。

 さらに、藤田正一先生の新著『札幌遠友夜学校』を当会が発行元として増刷・販売し、広報に活用すると同時に、記念館建設資金の一助としています。

 一方、新渡戸稲造記念公園内の記念館建設用地では、昨年2回ほど草抜き・種まき、顕彰碑清掃等を行いました。今年もより多くの方々の参加で実施し、夏以降に向けては、この場で幾つかのイベントも企画しています。地域住民の方々との交流の場として、子供たちにも参加を促したいですね。

 記念館建設資金の募集は時間が掛かりますが、賛同する方々は着実に拡がっていることをご報告すると同時に、引き続きのご支援をお願い申し上げます。

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遠友夜学校 廃校時の検証

Posted by 秋山孝二
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 「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の会員総会で、勉強会を開催しました。

< 参考 ~~ http://nitobe-enyu.org/

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講演:「遠友夜学校の周辺-松井愈から戸津高知へ-」
講師: 北明 邦雄 先生   前北海高校校長・現北海学園理事
北大修士卒(日本近代史専攻)、学生時代から平和・社会運動にも携わる。
著書: 「北中時代の野呂栄太郎」(1984)、『北海百年史』(1886)編集執筆、
『松井愈平和運動論文集』(1997)編集など
質疑応答・討論

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北明(きため)先生のご講演

北明(きため)邦雄先生のご講演

詳細な文献を検証されて

詳細な文献を検証されて

 昭和19年に廃校する前後の様子を、「遠友夜学校の周辺-松井愈から戸津高知へ-」と題して資料を読み解いてお話があり、講演後の質疑応答も熱心に交わされました。

質疑応答も活発に

質疑応答も活発に

 言論弾圧で困難な時代にも、歴史の真実を真摯に伝える術を教えて頂いた、そんな濃密な内容でした。昔の話ではなく、今の時代にも通じる貴重なやり取りでした。

新渡戸稲造記念公園の記念碑清掃ボランティア報告も

新渡戸稲造記念公園の記念碑清掃ボランティア報告も

 札幌市中央区南4条東4丁目の跡地には、昨年12月に「新渡戸稲造記念公園」が造られて、市民に供用開始となっています。冬の雪の中で、すでに近所の子供たちの遊ぶ姿が見られました(http://nitobe-enyu.org/nitobe-park/)。

 6月27日には、記念講演会も開催予定です、是非、足をお運び下さい。

* http://nitobe-enyu.org/award_ceremony_invitation/

「新渡戸稲造記念公園」、補足版

Posted by 秋山孝二
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 公園造成の窓口、「札幌市環境局みどりの推進部(http://www.city.sapporo.jp/ryokuka/shiryo/gaiyou.html」からご提供頂いた公園の写真が届きましたので、補足としてアップします。

公園全景(仲通側から)

公園全景(仲通側から)

メイン入口①

メイン入口①

メイン入口②

メイン入口②

ブロンズ像と銘板

ブロンズ像と説明板

説明板

説明板

記念館予定地

記念館予定地

公園銘板

公園銘板

休憩スペース

休憩スペース

遊具の一つ

遊具の一つ

「新渡戸稲造記念公園」、完成!

Posted by 秋山孝二
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 昨年11月末に、完成間近の「新渡戸稲造記念公園」は(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21820)、12月16日に完成し、今は雪の中で静かに今年春の供用開始を待っています。

 ただ、遊具で遊ぶのを待ちきれない近所の子供たちは、雪の中を公園に漕ぎ入りながら、すでに遊び始めているようです、嬉しいですね。2年前のワークショップで、「冬でも遊べる公園に」との要望が地元のお母さんたちから出ていましたので。雪を頂く公園入口の塀も、風情があって「札幌遠友夜学校」の歴史を彷彿させる雰囲気を醸し出します。

仲通側入り口

仲通側入り口

遊具も設置済み

遊具も設置済み

豊平川側の入り口

豊平川側の入り口、奥に新渡戸ご夫妻記念碑像が移動完了設置

 下の写真の右手に、「札幌遠友夜学校記念館」が来年着工、再来年完成予定で、今、建設寄付金の募集に奔走しています。

アプローチと新渡戸ご夫妻記念碑像

アプローチと新渡戸ご夫妻記念碑像

 記念碑の文面については、私たち市民グループ「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」メンバーが、市役所担当者とやり取りを重ねて、以下のような内容で案内版に刻まれています。

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新渡戸(にとべ)稲造(いなぞう)の精神を受け継ぐ札幌(さっぽろ)遠友(えんゆう)(や)学校(がっこう)跡地(あとち

 この土地は、1894年(明治27年)新渡戸稲造が勤労青少年や晩学者のために開設した男女共学の無料の私設夜間教育施設「札幌遠友夜学校」の跡地です。

 当時札幌農学校の教授であった新渡戸稲造は、妻メリー夫人の実家に引き取られて育った孤児の女性から遺贈された1000ドルをもとに古家付き土地を購入して学校とし、主に札幌農学校(のち北海道大学)の学生たちが無償で教育に当たりました。女子に対する裁縫等の教育は地域の女性たちが協力しました。1944年(昭和19年)に閉校するまでの50年間に数千人が学び、1000人以上もの卒業生を世に送り出しました。

 その後、運営母体の財団法人札幌遠友夜学校から市に無償譲渡されたこの土地に、1964年(昭和39年)札幌市勤労青少年ホームが建設され、1979年(昭和54年)新渡戸稲造博士顕彰会により、札幌出身の彫刻家山内壮夫制作の「新渡戸稲造萬里子両先生顕彰碑」が前庭に建立されました。

 そして、2011年(平成23年)レッツ中央(旧札幌市勤労青少年ホーム)が解体されたことをうけて、2015年(平成27年)地域の交流拠点となり新渡戸稲造の精神を受け継ぐ「新渡戸稲造記念公園」として整備されました。

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 まずは今春から、子供たちの元気な声が聞こえてくる公園として、まさに21世紀の「札幌遠友夜学校」がスタートします!