INAZOマルシェ 2023(上)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 『INAZOマルシェ 2023(https://inazomarche.studio.site/』が、今年初めて2日間開催されました。秋山財団もその趣旨に賛同して応援しました。これまで『INAZOサミット』を5回開催、初回と5回目は札幌で開催しましたが、今後は札幌でさらに幅広く『INAZOマルシェ』として賛同者のすそ野を広げて活動していくことにしています。アプリ『INAZOマルシェ』も新たにスタートして。

地球にやさしいもの✕映画・講演・トークショー!INAZOマルシェ10/7-10/8開催です! - 一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」

アプリもできて!

アプリもできて!

 同マルシェを運営するメインメンバーは、20代の3人。そのうち実行委員長を務める下元蓮大(れお)さんと、副委員長の久保田華梨(かりん)さん、昨年の『INAZOサミット』でもプレゼンで登壇していました。

*昨年の『INAZOサミット』の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog

~~~~~~~~~~~二人の言葉より

 新渡戸稲造は、明治から昭和初期に教育者、農政学者、そして国際人として活躍した人物。その功績は国内だけでなく、海外でも高く評価されています。そして、環境、人権、ジェンダー…とさまざまな課題が山積みの昨今、新渡戸のイズムや取り組んできたことが改めて注目されています。そんな新渡戸の功績を再認識し、意見を交わし、次世代へバトンを渡していこうと企画されたのが、北海道や東北で開催された「稲造サミット」でした。昨年11月には5回目の稲造サミットが札幌で開催され、幅広い年代が参加。環境問題や地域課題についてそれぞれの立場から意見を交わしました。

 そのサミットがきっかけとなり、発案されたのがこの秋に開催される「INAZOマルシェ」です。市⺠団体、企業、⾏政、⼤学などさまざまな団体や人々が集い、SDGsの学びと活動を発信するとともに、その場から新たな繋がりが生まれたらと考えています。

~~~~~~~~~~~~

 会場ロビーには多くのお店が出店、開始前に宮澤洋子さんからのご挨拶も。

~~~~~~~~DAY1プログラム

はじまりの演奏(杉田知子&阿部純子)

新渡戸記念館建設に向けて(秋山孝二)

マルシェ&カフェ オープン

講演(岩元美智彦)

トークセッション(岩元美智彦&蝦名大也&平本健太)

映画『マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年』

https://www.microplasticstory.org/

~~~~~~~~~

 1日目冒頭は音楽のオープニング

 続いては私から「(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」のこれまでの活動について、30分報告致しました。当日のスライド詳細は秋山財団HP(https://www.akiyama-foundation.org/)にアップしています。

 午後は岩元会長のプレゼン、素晴らしいお話でした。

 平本北大教授、蛯名釧路市長、岩元会長、コーディネーターは鶴羽道議、皆さん超個性的でトークセッションは大いに盛り上がりました、理念と実装が相まってです。

 そしてこの日最後の映画がまた凄かったですね、ニューヨークの市立小学校の取り組みドキュメンタリー映画『マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年』。

* https://www.microplasticstory.org/

『INAZOサミット』、再び札幌で!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」が声掛けをして始めた『INAZOサミット』、初回は札幌で開催し、順次、花巻、十和田、盛岡と続いて、今年再び札幌で『第五回INAZOサミット』を開きました。この5年間の活動の進化を表現できたと自負しています。

* これまでの『INAZOサミット』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

写真の説明はありません。

当日早くからの準備

当日早くからの準備

 受付の皆さんも早くからご苦労さま!

 第一回に続いて今回も実行委員会委員長は宮澤洋子さんでした。

 今回の司会は鶴羽佳子さん、私の千葉大学教育学部の後輩になります。

* https://ameblo.jp/tsuruhayoshiko/

司会の鶴羽さん

司会の鶴羽佳子さん

 冒頭はこの会の趣旨と活動報告を松井博和理事長から。

 続いては私から『INAZOサミット』のこれまでの経緯をご説明しました。

 今回は、若い世代の参加・発表も多く、2030年、2050年に向けての力強いメッセージが。

 そして北海道大学からはSDGsに関して岩渕和則教授からの深いお話も。

* https://sdgs.hokudai.ac.jp/

 今回の趣旨、「SDGsの実装化に向けての事例1」として、水野雅弘さんからは実装化プロジェクトの興味深いプレゼン。

SDGsが生み出す未来のビジネス(できるビジネス)

 「SDGsの実装化に向けての事例2」として、地元企業の取り組みは(株)テックサプライ(https://www.tec-supply.jp/)の幡優子社長。サーキュラーエコノミーの実装化実現に向けてのこの間の活動、今後の展望について熱弁でした。

 サプライズ演奏は、第一回でもオープニングで登場して頂いた杉田知子さんのバイオリン、『You raise me up』は心に染み入りました。

* 『You raise me up』ーー> https://www.youtube.com/watch?v=qe6AXBu9DzA

 各テーブルでの意見交換・交流の時間もたっぷり。老いも若きも、多様な所属の皆さまとなかなか貴重な時間となりました。

 途中でどうしてもお帰りになった方もいらっしゃいましたが、最後は記念撮影、皆さん実にいい笑顔でした。

『新渡戸連続講座』、私も語る!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 新渡戸連続講座の今年度最終回は私の『INAZOサミット』のこの間の報告でした、本来は先月の予定でしたがコロナ禍が収まらない中、ひと月延期しての開催となりました。

* これまでの「連続講座」関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 私としても久しぶりの振り返りで、パソコンに収納されている数多くの資料・写真を取り出しながらずいぶん走り続けたなと、独り自分を誉めていました。スライドは初回の札幌でのサミットの前の準備から第二回の花巻、第三回の十和田、そして一年延期となった第四回盛岡と積み重ねて。

 事前準備として、スイス・ジュネーブ、カナダ・バンクーバー、ヴィクトリアにも足を運んだり。

 第一回目としては、縁のある土地・団体の方々にそれぞれの新渡戸稲造先生との関係性を語って頂きました。

 今年2022年は第五回を11月に札幌で再び開催することにしています。今回は私たちの活動も大きく飛躍しているので、一味違ったポスト・コロナの集まりにしようと今検討を進めています、乞うご期待!!!

作家・青山淳平さん 来札 !

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 愛媛県松山市在住の作家・青山淳平さんが、6月の私たちの会のフォーラム講演前に取材目的で、この新型コロナウイルス対策の大変な時期にもかかわらず札幌にお越し下さいました。到着したその日の夜、札幌遠友夜学校記念館建設等の活動を続ける私たちは、ミニ歓迎会を開催し遅くまで懇談しました。

* これまでの青山淳平さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%9D%92%E5%B1%B1%E6%B7%B3%E5%B9%B3

青山淳平さんを囲んで

青山淳平さんを囲んで

青山淳平さん(右)と理事長の松井博和先生

青山淳平さん(右)と理事長の松井博和先生

 青山淳平さんは、9年前の北海道新聞8月の『終戦特集』取材で松山でお会いして以来、不思議な縁でつながっています。昨年10月に十和田で開催された「第三回INAZOサミット」でお会いでき、今度は新渡戸関連でさらにお付き合いは続いています。

* ビハール号事件ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%93%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

藤井茂さん新著 祝賀パーティ

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 盛岡の(一財)新渡戸基金の藤井茂理事長が、新著『増田義一伝(https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-33892-7)』を出版し、その記念祝賀パーティが東京で開催されました。

一代の出版人 増田義一伝

『増田義一伝』 HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 明治から昭和初期にかけて、新渡戸稲造、大隈重信、渋沢栄一ら政財界の重鎮や学者たちから
絶大な信頼を受けた出版人がいた。
 その人の名は「増田義一」。

 多くの良識ある読者から絶大な支持を得た『実業之日本』の創刊から携わり、
『婦人世界』『少女の友』などの雑誌を矢継ぎ早に成功させ、
版元である実業之日本社を大正期を代表する出版社へと牽引。
大日本印刷の初代社長でもあり、日本の出版界に大きく貢献した人物である。

 同社の経営と並行して衆議院議員に8回当選、衆議院副議長などを務めた一方で、
その功績とは裏腹に、いま「増田義一」を知る人は皆無に近い。
なぜ、出版人・増田義一は、あの時代の重鎮と大衆の心をつかみ、
実業之日本社という出版社を一時は日本一の存在に高めることができたのか。

 一代の出版人・増田義一の生誕150年であり没後70年を記念し、
彼の79年の軌跡と人柄、そして生涯貫いた志を、新渡戸稲造の研究家が描いた初の評伝。
現社長による「解説」も所収。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 10月末に十和田市でお会いした方々とも再会しました。

* 『第3回INAZOサミット』ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%AC%AC3%E5%9B%9EINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

右から作家の青山淳平さん、中野さん、私、小笠原さん

右から作家の青山淳平さん、中野英喜さん、私、小笠原カオルさん

 祝賀会の冒頭は、増田義一さんが創業者の(株)実業之日本社(https://www.j-n.co.jp/)、岩野裕一社長のご挨拶。10月の盛岡での「新渡戸稲造命日祭」でパネリストをされていました。

* 「命日祭」関連記事ーー>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37168

実業之日本社の岩野裕一社長のご挨拶

実業之日本社の岩野裕一社長のご挨拶

 岩野裕一社長は、パーティでもお話をしましたが、北海道池田町で小学校時代を過ごされたそうです。当時の貴重なお話を聞かせて頂きました。

 藤井茂理事長も御礼のご挨拶。増田義一と新渡戸稲造との浅からぬ関係をご説明されて、さらに新渡戸稲造博士の幅広い懐の深い人となりに感動しました。

藤井茂理事長

藤井茂理事長

 10月の十和田、12月の東京と、今年も新渡戸稲造博士を巡って、一層その人間像を深めた時間となりました、感謝ですね。

第3回INAZOサミット@十和田(番外編)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今回のサミットでは、青山淳平さんは、松山事件直後の新渡戸稲造博士の憔悴した様子を揮毫から裏付けていました、スペリングも間違える心の動揺も。

新渡戸稲造失意の書

新渡戸稲造失意の書

 津田梅子さんと新渡戸稲造博士との浅からぬ信頼関係について、津田塾大学高橋裕子学長からも詳細の歴史的記録から解き明かしていました。

津田塾大学のミッションステートメント

津田塾大学のミッションステートメント

 幻の穴堰入り口で、お二人の姿。

穴堰見学で。津田塾大学高橋学長と作家青山さん

穴堰見学で。津田塾大学高橋学長と作家青山さん

 さらに、ここの事務所内にある穴堰のジオラマ前では、このジオラマの作者・奈良哲紀さんがその苦労をご説明されている最中に感極まる場面もあり、参加者一同、その思いの熱さに感動した次第です。

自作のジオラマの前で

自作のジオラマの前で

 津軽藩と南部藩の歴史的因縁、その一つとしての「兜」が最後の見学地・野辺地神社の境内に。津軽(新政府軍)鉄砲隊司令官小島左近。左近はねぷた絵を描いたりする文人でもありましたが、かつて「南部藩を裏切った南部藩刀鍛冶の孫」として激戦の矢面へ立たされ、無残にも助太刀者に足払いをかけられ首を切り落とされました。左近無念、呪いの兜がここに収められています。

 歴史の中の情念、語り継がれる物語にしばし魅入られるツアーとなりました、地域の歴史が人を育てる、あらためて日本の近代史の奥深さに余韻が残った一日でした。

第3回INAZOサミット @ 十和田 (下)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 サミット二日目は、 歴史作家・青山淳平氏ほか地元歴史研究者の方々からの説明を受けながらの『幕末南部藩の文化歴史探訪の旅』、大型バス1台満席の50名参加で大盛況でした。

 三本木開拓と稲生川、穴堰見学、野辺地の藩境塚、野辺地戊辰戦争跡、北前船、砲台跡ほか、盛りだくさん。

三本木開発と稲生川:取水口

三本木開発と稲生川:取水口

穴堰内天井のコウモリ

穴堰内天井のコウモリ

稲生川

稲生川

津軽・南部藩境塚

津軽・南部藩境塚

遠くには下北の山々

遠くには下北の山々

 野辺地の観光目玉の一つ、博物館北前船に乗船。陸奥湾の海の青さと高さ30メートルもある帆船・北前船(正式名称:復元北前型弁才船「みちのく丸」)が紺碧の空に映える姿に古の人々の勇ましさと哀愁が漂っています。

北前船

北前船

乗船して内部見学

乗船して内部見学

 外での昼食後、さらに密度濃い見学が続き、夕方に東北新幹線七戸十和田駅で解散となり、私は一路東京に戻る新幹線で北海道を目の前にして南に向かいました。二日間のサミットを地酒ワンカップを味わいながらの振り返り、実に濃密な時間となりました。

第3回INAZOサミット @ 十和田 (中)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 サミット初日の27日は、開始前の9時から札幌組の三上節子さん、この日の朝に八戸港フェリーターミナルに苫小牧から到着した遠藤大輔くん、私の3人で、展示物(模造紙5枚に9枚ずつ、秋山作成のパワーポイント画像を三上さんが自宅で貼り付けたもの、キャプション付き)を会場の壁に養生テープで貼り付け、ほか展示ボード2枚に遠友夜学校校舎の時代順の写真、建設予定の記念館の完成予想図、7回分のフォーラムチラシなど、活動の写真の掲示、会場ホワイエに書籍販売コーナー設置、などを行いました。展示は大変好評で、画像の写真を撮る人が何名もいました。書籍ではこれまで北海道大学東京同窓会から受けた寄贈本のほか、藤田正一先生から『日本のオールタナティヴ』5冊、発表者谷口稔氏より『新渡戸稲造ー人格論と社会観ー』3冊の寄贈も受けての販売となり、心から感謝申し上げます。

 サミットはまず開会式典から、この部分の写真は今現在ありません。

開会宣言 大会長 中野 英喜 氏(「幻の穴堰」オーナー)

来賓挨拶 十和田市長 小山田 久 氏

実行委員長 小笠原 カオル 氏(NPO法人十和田歴史文化研究会理事長)

約170名の参加者で大盛況

約170名の参加者で大盛況

 基調講演は松沢幸一明治屋代表取締役社長で、テーマは、『稲造博士の思いを会社経営に生かす』です。

* 昨年の盛岡『命日祭』の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34514

基調講演

基調講演

 続いては事例発表、私もトップバッターで20分間発表しました。

① 北海道地区(北海道)秋山 孝二 氏(新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会代表理事)

テーマ「6年間の活動を踏まえた札幌市への提案」

② 東北地区(青森県) 北川 博美 氏(むつ市/ 元東通小学校長)

テーマ「新渡戸の人々と川内町」

③ 関東地区(東京都)高橋 和の助 氏(井荻みんなの学校主宰)

テーマ「子育てにも使える武士道」

④ 関西地区(岐阜県)酒井 美香 氏(バイオグラフィー研究家)

テーマ「私の中に生きる新渡戸稲造」

⑤ 関東地区(東京都)谷口 稔 氏(恵泉女学園特任教授)

テーマ「台湾糖業政策にの植民地政策」

⑥ 開催地区(十和田市) 伊藤 一允 氏(青森県文化財保護境界常任理事)

テーマ「稲造博士の源。傳と十次郎」

 残念ながら私の発表の様子は手元に写真がないので谷口先生の写真を掲載します。

谷口稔先生のプレゼン

谷口稔先生のプレゼン

 発表の最後は特別参加で、青森大学薬学部教授の清川繁人先生、テーマ「南部と津軽ー江戸期における忍びの暗躍?」、忍者クラブの学生3名が忍術パフォーマンスを披露しました。江戸期の諜報機能として、南部藩は蝦夷地の「シャクシャインの戦い」でも関わっていたようです。

特別出演:青森大学の忍者部
特別出演:青森大学の忍者部

 続いてはパネルディスカッションでした、大変内容の濃い素晴らしいコメントの数々。

テーマ / 平和主義者・教育者・国際人稲造博士の思い出を、明日へ

~パネリスト~

青山 淳平 氏(ノンフィクション作家、映画『松山捕虜収容所外伝?ソローキンの見た桜』の原作者ほか)

高橋 裕子 氏(津田塾大学学長、アメリカ史学会運営委員会代表、ジェンダー史学会常任理事ほか)

藤井 茂 氏(新渡戸基金理事長、『新渡戸稲造事典』共著者ほか)

~コーディネーター~

神 重則 氏(みちのく銀行参与)

 地元愛媛県出身の青山淳平氏の調べた「松山事件」の真相、高橋裕子学長の新渡戸の津田梅子の女子教育への協力は、含蓄のあるメッセージが続きました。神さんのコーディネートも、十分な準備と周到な構想で素晴らしかったですね。

続いてはパネルディスカッション

続いてはパネルディスカッション

松山事件の詳細

松山事件の詳細

津田梅子と新渡戸稲造との親交

津田梅子と新渡戸稲造との親交

 苫小牧からこの日朝八戸港到着フェリーで駆け付けた遠藤大輔くんは、今度は八戸港からのフェリーで帰途につくために夕方、会場を後にしました。翌日早朝、苫小牧港に到着し、行きに置いておいた自分の自転車で職場に直行という強行軍、本来は、私と一緒に前日は三沢の寺山修司記念館を見学して、道中一緒の予定でしたが、8月の苫小牧転勤で一時は参加を諦めたのですが、何とフェリー使用という奥の手で10時間少々の十和田滞在を実現したのです。今どき珍しい根性のある若者、私たちの会のメンバーとして誇りに思います、お疲れさま、そして、ありがとう!

第3回INAZOサミット @ 十和田 (上)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年で3回目を迎える『INAZOサミット』、今回は青森県十和田市で二日間、以下のプログラムで開催されました。

< これまでの『INAZOサミット』の記事 >

* 第一回 2017年札幌

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32030

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32056

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32087

* 第二回 2018年花巻

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34196

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34198

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34200

『第三回INAZOサミットin 十和田』プログラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【 27日 】 (参加者は約170名)

開会宣言 大会長 中野 英喜 氏(「幻の穴堰」オーナー)

来賓挨拶 十和田市長 小山田 久 氏

実行委員長 小笠原 カオル 氏(NPO法人十和田歴史文化研究会理事長)

< 第一部 > 基調講演 松沢 幸一 氏(明治屋代表取締役社長)

テーマ  /  稲造博士の思いを会社経営に生かす」

***昼食***

< 第二部 > 発表の部  (13:05~15:45)

① 北海道地区(北海道)秋山 孝二 氏(新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会代表理事)

テーマ「6年間の活動を踏まえた札幌市への提案」

② 東北地区(青森県) 北川 博美 氏(むつ市/ 元東通小学校長)

テーマ「新渡戸の人々と川内町」

③ 関東地区(東京都)高橋 和の助 氏(井荻みんなの学校主宰)

テーマ「子育てにも使える武士道」

④ 関西地区(岐阜県)酒井 美香 氏(バイオグラフィー研究家)

テーマ「私の中に生きる新渡戸稲造」

⑤ 関東地区(東京都)谷口 稔 氏(恵泉女学園特任教授)

テーマ「台湾糖業政策にの植民地政策」

⑥ 開催地区(十和田市) 伊藤 一允 氏(青森県文化財保護境界常任理事)

テーマ「稲造博士の源。傳と十次郎」

⑦ 特別参加  清川 繁人 氏(青森大学薬学部教授)

テーマ「南部と津軽ー江戸期における忍びの暗躍?」忍者クラブの学生3名 忍術披露

< 第三部 > トーク  (16:00~18:00)

テーマ / 平和主義者・教育者・国際人稲造博士の思い出を、明日へ

~パネリスト~

青山 淳平 氏(ノンフィクション作家、映画『松山捕虜収容所外伝?ソローキンの見た桜』の原作者ほか)

高橋 裕子 氏(津田塾大学学長、アメリカ史学会運営委員会代表、ジェンダー史学会常任理事ほか)

藤井 茂 氏(新渡戸基金理事長、『新渡戸稲造事典』共著者ほか)

~コーディネーター~

神 重則 氏(みちのく銀行参与)

◎地元愛媛県出身の青山淳平氏の調べた「松山事件」の真相、高橋裕子学長の新渡戸の津田梅子の女子教育への協力

< 第四部 > 懇親会  (18:30?20:00)

【 28日 】 歴史作家・青山淳平氏ほか地元歴史研究者の方々からの説明を受けながらの幕末南部藩の文化歴史探訪の旅

大型バス1台 50名参加

三本木開拓と稲生川、穴堰見学、野辺地の藩境塚、野辺地戊辰戦争跡、北前船、砲台跡ほか。

(野辺地の観光目玉の一つ、博物館北前船に乗船。陸奥湾の海の青さと高さ30メートルもある帆船・北前船(正式名称:復元北前型弁才船「みちのく丸」)が紺碧の空に映える姿に古の人々の勇ましさと哀愁

16時に東北新幹線七戸十和田駅で解散

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 前日26日は、世話人ほかご登壇の方々が集まっての前夜祭、それぞれの立ち位置とメッセージが大変興味深かったですね。

濃いお話の数々!

濃いお話の数々!

今回の中野英喜実行委員長

今回サミットの中野英喜実行委員長

パネリストの高橋裕子津田塾大学学長

パネリストの高橋裕子津田塾大学学長

 2年前の札幌での最初のサミットを思い出しました。

新渡戸 命日祭 2019

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 今年も10月15日は盛岡で『新渡戸稲造 命日祭』が開催されました。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E5%91%BD%E6%97%A5%E7%A5%AD

 今年は9月に関東を襲った強風の台風、10月に豪雨を伴った台風の影響で東日本各地に大きな被害を及ぼしましたが、盛岡ではそれほどひどくは無かったようです。それでも倒木があったりで。

岩手山と盛岡市内を流れる川もそれ程の増水はなく

岩手山と盛岡市内を流れる川もそれ程の増水はなく

街なかでは倒木も

街なかでは倒木も

 今年は(株)実業之日本社(https://www.j-n.co.jp/)代表取締役社長の岩野裕一さん、取締役会長の増田義和さんをお招きしての鼎談でした。

左は岩野裕一社長、右が増田義和会長

左は岩野裕一社長、右が増田義和会長

 岩野社長からは、近代日本における出版業界の歴史を分かりやすくご説明して頂きました。社是の『真・信を以って宝とす』の根本にも言及されました。初代社長の増田義一氏の進取の気性のエピソードの幾つかのご披露も。

 新渡戸稲造と共通する視座として、女性・子供たちへの優しい眼差しと励まし、いわゆる上から目線ではない「通俗性」があるとのご指摘でした。思い起こせば、2年前の札幌で開催された「第一回INAZOサミット」の基調講演、寺島実郎さんのお話にも、新渡戸稲造の凄さは、『武士道』で示された優れた見識以上に、『世渡りの道』で明らかになっている庶民への温かい眼差し、「通俗性」にこそ、人間的な幅・奥行きを感じる、とのご指摘に通じるもので、大変納得した次第です。

 懇親会では盛岡新渡戸基金の藤井茂理事長の冒頭ご挨拶。

藤井茂理事長

藤井茂理事長

 さらに参加の皆さんとはお別れ後に、岩手めんこいテレビの鎌田淑子ディレクターと工藤哲人さんとしばし懇談でした。今年5月の北海道大学での工藤さんのお話は印象的でした。

* 工藤哲人さん関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B7%A5%E8%97%A4%E5%93%B2%E4%BA%BA

今年も稲造カクテルにチャレンジも事情があって居酒屋へ

今年も稲造カクテルにチャレンジも事情があって居酒屋へ

* INAZOカクテル――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34514

 毎年訪れる盛岡市は、行くたびに新しい気づきと歴史を学ぶ場となっています。

盛岡 工藤哲人さん @ 札幌

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 一昨年の第一回「INAZOサミット」でも盛岡からいらっしゃった岩手めんこいテレビの工藤哲人さんが、北海道大学の新渡戸カレッジ(https://nitobe-college.academic.hokudai.ac.jp/)で講師としてお話されました。当日は200名を越える学生ほかで大盛況でした。

* 第一回INAZOサミットほかーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

岩手めんこいテレビの工藤哲人さん

岩手めんこいテレビの工藤哲人さん

大勢の学生ほか

大勢の学生ほか

幅広い話題で熱弁の工藤哲人さん

幅広い話題で熱弁の工藤哲人さん

岩手めんこいテレビの番組シリーズ

岩手めんこいテレビの番組シリーズ

令和時代と新渡戸稲造

令和時代と新渡戸稲造

 そして、夜は参加者の遠藤大輔くんと二人で札幌二条市場隣の「Bar Inazo」に行きました。昨年、盛岡で鎌田淑子さん・工藤哲人さんに連れて行ってもらった「INAZOカクテル」製作者のお店を思い出しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34514

午後8時からオープンの店

午後8時からオープンの店

北海道日米協会 総会 2019

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 今年の北海道日米協会(http://ajshokkaido.org/)総会、在札幌米国総領事館のレイチェル・ブルネット-チェン首席領事もご出席になり、6月で転勤とのご挨拶がありました。アメリカンスクールのバンドの皆さんのオープニングも軽快に。副会長、理事に、新たに若手の方々も参画し、すこし次世代に向けての体制も整ってきています、持続可能な組織としてですね。

* これまでの日米協会関係記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%97%A5%E7%B1%B3%E5%8D%94%E4%BC%9A

オープニング

オープニング

首席領事チェンさんレイチェル・ブルネット・チェン首席領事

 チェン首席領事には、一昨年11月の「第一回INAZOサミット()」でも、冒頭に外交官の尊敬する人物として素晴らしいご挨拶をして頂きました。札幌から1年間アメリカに戻られて、次の任地は香港と伺っています。3年間、大変お世話になりました、今後のご活躍を祈念しています!

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32030

「第三回 INAZOサミット」ほか

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 盛岡の(一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/)から機関紙「太平洋の橋」が送られてきました。その第一面は、今年で第3回目となる「INAZOサミット」、10月に青森市・十和田市で開催となりました。

< これまでのサミットの記事 第一回は2017年札幌、第二回は2018年花巻 >

* 第一回 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%80%8CINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3

* 第二回 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%9B%9EINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

第3回INAZOサミット!

第3回INAZOサミット!

 裏表紙には、私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の活動の紹介も掲載されています。

札幌での活動報告も

札幌での活動報告も

 以下が、私が送った原稿です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(一財)新渡戸基金

一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会

代表理事 秋山孝二

 私どもの会は、新渡戸稲造博士生誕150年を記念して、2012(平成24)年12月に札幌遠友夜学校跡地近くで行われた講演会を契機に設立されました。 市民を中心とした幅広い方々が集い、この跡地の北東部(現在は新渡戸稲造記念公園内)に、今年、2019(平成31)年に、「札幌遠友夜学校記念館(仮称)」建設を目指して活動をしています。この間、多数の応援者から1,600万円のご寄付が集まっていますが、目標金額にはまだまだ遠い金額で、今年は開校125周年の節目の年なので、正念場と意を決めて、更なる募金と建設に向けて活動している昨今です。

 新渡戸稲造博士と札幌との縁、それは「二度 の札幌暮らし」と言えるでしょう。最初は1877(明治10)年から1882(明治15)年まで札幌農学校第二期生として、その後に開拓使御用掛勧業課(2年)に勤務、二度目は1891(明治24)年から1897(明治30)年、アメリカ・ドイツ留学を経て、札幌農学校教授として妻となったメリー・エルキントンと共に札幌で生活しました。

 札幌遠友夜学校の歴史を簡単に振り返ると、北海道庁から1916(大正5)年に「私立学校」の認可、1923(大正12)年に「財団法人」の認可を受けて運営にあたり、この法人格は閉校後も継続していました。1962 (昭和37)年に、札幌市が勤労青少年ホームの建設地を探していた折、当時の理事会が次の三つを条件として土地を札幌市に無償譲渡し、同時にこの財団法人を解散したのです。三つの条件とは、(1)土地は新渡戸博士の考えの具体的表現だった遠友夜学校の跡であることを表示し、その目的に添った利用をしていくこと。(2)敷地内にできるだけ空き地を設け、近所の遊び場にすること。出来るならその一隅に夜学校記念碑を建てること。(3)新しく出来る勤労青少年ホームに一室を設け、札幌と新渡戸博士との関係を語る史料を展示しその精神を伝えること(『さっぽろ文庫18 遠友夜学校』28頁)、でした。

 私たちがなぜ、この札幌遠友夜学校記念館に注力するのか、それはこの学校が1894(明治27)年から1944(昭和19)年まで、明治・大正・昭和の50年間、民間で続けた教育ボランティアだからです。私たちが活動を始めてから、この札幌遠友夜学校跡地は札幌市により、2014(平成26)年12月に「新渡戸稲造記念公園」として造成されました。そしてこの公園の銘板、2つの格言板(メモリアルウォール)、ブロンズ像の銘板の設置に関して、文章表現等について私たちの知見を生かして、市担当部署と意見交換・助言をしてきました。201612月には、一角の記念館用地との境界の鉄パイプが撤去され、歩道沿いの敷地に花壇用スペースが造成、さらに20174月、5か国語の解説文・写真の掲示板も設置され整備が進みました。

 今後はこの土地に刻む歴史的意義として、(1)地域住民が集い、語らい、議論し、学び、啓発し合える「場」、(2)国際交流を促す活動の「場」、(3) liberal arts (リベラルアーツ)の「原点」として、今ふうに言えば、「プラットフォーム」を創り上げたいと思っています。

 今年の課題は、何といっても建設寄付金のファンドレイジングに尽きるので、札幌市・市教委への提案、大口先の団体・企業への依頼、幅広い市民と新しい取り組みとしてINAZOSDGsプロジェクト等で、目標達成を目指します。

 皆さま方の引き続きのご支援をよろしくお願い致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今年の10月、また楽しみです!

新渡戸命日祭 2018 (下)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 命日祭翌朝は盛岡から新花巻駅へ、先月の「INAZOサミット」に続いての花巻訪問です。

駅ロビーの天井が幻想的

駅ロビーの天井が幻想的

 数年ぶりに花巻新渡戸稲造記念館、隣の新渡戸家屋敷跡。

花巻新渡戸記念館

花巻新渡戸記念館

新渡戸家住居跡

新渡戸家屋敷跡

隣の新渡戸家住居跡地には佐藤昌介顕彰碑

隣には佐藤昌介顕彰碑
 昼食は、前日教えて頂いた「台温泉(http://www.daionsen-iwate.com/」にあるお蕎麦屋さん「そば房 かみや(http://www.sobabou-kamiya.com/」へ。透き通るそばとそばがきも絶品でした。

台温泉のお蕎麦屋さん

台温泉のお蕎麦屋「かみや」へ

お蕎麦はもちろん、そばがきも素晴らしい!

お蕎麦はもちろん、そばがきも素晴らしい!

 午後からは宮沢賢治記念館、胡四王山には賢治が残した設計図を元に再現された南斜花壇と日時計花壇、記念館は丁度閉鎖中でしたが、高低差のある不思議な空間でした。

イーハトーブ公園

イーハトーブ公園

イーハトーブ公園

山頂にある注文の多い料理店?

 最終日は盛岡市内で新渡戸ゆかりの場所を散策、途中寄り道で美術館の特別展示も。

盛岡県立美術館の特別展示

先人記念館の特別展示

先人記念館の特別展示

盛岡城本丸近くでの遺跡発掘現場

盛岡城本丸近くでの遺跡発掘現場

新渡戸稲造博士の生誕地

新渡戸稲造博士の生誕地

 今回もまた、実り多い盛岡・花巻訪問でした。

第二回INAZOサミット(下)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 大友啓史監督(http://keishiotomo.com/)は、『龍馬伝』ほかの作品でも有名ですが、翌日、今回の実行委員会で中心的に活躍した工藤哲人さんがFacebookに書いています。

主な映画作品:『ハゲタカ(https://movie.walkerplus.com/mv38071/)』、『るろうに剣心(https://movie.walkerplus.com/mv48497/)』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~工藤さんのFacebookから

 今朝の岩手日報13面の文化欄にINAZOサミットの記事が掲載されています、ありがとうございます。文化に貢献したイベントという評価ですね。うれしいです。大友監督は、龍馬より稲造についてより熱く語り始めています。

 龍馬も稲造も経済的にプラスの仕事をしたのも共通点ですし、国際的な偉人として小学校の道徳の副読本にもこの2人が登場してます。思いを遂げられずに亡くなったところも似てるかな。稲造さんの方が長生きした分、いろんなことをやれたので功績がぼやけてます。

 記事にはないですがトークショーでは、剣心と稲造の比較論を監督が真面目に語ってます。あすのプライムニュースで特集します。お楽しみに。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 『武士道』に対して、今後は『平民道』についても興味があるともおっしゃっていました。

龍馬と稲造

龍馬と稲造

 札幌からの私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)』は、三上節子さんが今年もブースで記念館建設寄付のご案内他を致しました。トークショウの中で、ふじポンが舞台を降りてきてご紹介してくれました。

札幌からのブースで

札幌からのブースで

 最後には、プレゼンを終えた私も含めて、全員が登壇し、来年の第三回に繋げる宣言もされました。

最後は登壇者全員で

最後は登壇者全員で

 後片付けを終えて、花巻市内、その後盛岡に移動しての懇親会と、余韻を楽しむひと時でした。工藤哲人さんは「BUSHIDO」T-シャツで最後まで熱く新渡戸を語っていました。

懇親会で岩手めんこいテレビの工藤哲人さん

懇親会で岩手めんこいテレビの工藤哲人さん

 翌日、私は朝早くに盛岡を経ち仙台経由で札幌に帰りましたが、やはり岩手山と北上川は盛岡のシンボルですね。来月15日は、新渡戸稲造「命日祭」で、私はまた盛岡を訪問する予定です。今回、花巻、盛岡ともに新渡戸稲造記念館等を見学する時間がなかったので、来月はじっくり時間を掛けて向き合ってこようと思っています。

翌朝は快晴の盛岡

翌朝は快晴の盛岡

第二回INAZOサミット(中)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 さて、花巻東高を経て、少し早めに会場準備の手伝いと思って「JAいわて花巻総合営農指導拠点センター(https://www.jahanamaki.or.jp/index.html)」に行ったところ、実行委員会メンバーがすでに汗をかいて机・椅子を並べていました。

会場には机・椅子も並べられ

会場には机・椅子も並べられ

 今年のプログラムも内容満載です、司会は岩手めんこいテレビの工藤哲人さんと岩手のアイドル・ふじポンです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【 特別上映 】

「映画監督・大友啓史と旅する新渡戸稲造の青春~ドイツ留学と武士道~」

https://www.youtube.com/watch?v=gsPPkOaeQgU

【 オープニング 】

岩手高校国際交流部 2年 大下剛夫  1年 浅沼宙

http://www.iwate-jh.ed.jp/

「目指せ、Inazo!真の国際人!我ら、世界の架け橋とならん!!」

【 第一部 基調講演 】

大友啓史 映画監督

「映画製作から見た『武士道』の魅力と可能性」

【 第二部 トークショウ 】

「新渡戸稲造が世界に架けた橋を渡ろう!」

映画監督 大友啓史

(一財)新渡戸基金 理事長 藤井茂

http://www.nitobe.com/

コーディネーター 岩手めんこいテレビ 工藤哲人  岩手のアイドル ふじポン

http://www.menkoi-tv.co.jp/top.html

http://blog.fujipon.info/

【 第三部 活動報告 】

新渡戸文化高等学校 教諭 片岡鉄平

https://www.nitobebunka.ed.jp/high/

(一社)新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 代表理事 秋山孝二

http://nitobe-enyu.org/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第二回INAZOサミット(上)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 昨年11月、札幌で初めて開催した「INAZO サミット(http://nitobe-enyu.org/summit_movie/」は、今年、花巻で第二回が開催となり、昨年から繋がって、言い出しっぺの私としては大変嬉しかったです。

当日ポスター

当日ポスター

< 昨年の様子 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32030

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32056

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32087

 この10年来、盛岡訪問はかなりの回数になっていますが、花巻市内はあまり行く機会がなく、今回、午後1時からの開始に先立って、JR花巻駅から歩いて会場までの道すがら、札幌から参加の遠藤大輔クンと一緒に、街中の壁画、神社、そして花巻東高校を散策しました。

 駅の坂を下りて、まずは「未来都市銀河地球鉄道壁画(https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022876-d8262101-Reviews-Future_City_Galaxy_Earth_Railway_Mural-Hanamaki_Iwate_Prefecture_Tohoku.html」。

日中の壁画

日中の壁画

 たまたまその日の夜、駅に向かうタクシーから見た夜の壁面はかなり幻想的でした!

 続いては「花巻神社(八幡寺跡)https://www.hanamaki-jinja.com/

八幡寺跡

八幡寺跡

 その後は、釜石線、東北本線の陸橋を渡り、会場から300メートル離れた「花巻東高校(http://www.hanamakihigashi-h.jp/」です。私は県立だと思っていたら、私立高校なんですね。「花巻市学園都市構想」の一環で、昭和57年に谷村学院高等学校と富士短期大学附属花巻高等学校(前身は花巻商業高等学校)が全国でも稀な私学同士の統合が行われたそうです。HPでは、「本校の教育方針の基本は、建学の精神である『感謝・報恩・奉仕・勤勉・進取』を生かした心豊かな情操を持ち、礼儀を重んじる品格ある人材の育成にある」と謳われています。

 隣地の市民野球場と一体化の、広大な敷地の中に堂々たるたたずまいは素晴らしいです。すれ違った野球部の生徒たちと言葉を交わし、大谷翔平クンを彷彿させる礼儀正しさにさらに感動した次第です。

岩手から日本一!

ネット裏観客席も整備

バックネット裏観客席も整備

 この観客席には、「ビデオ・カメラ撮影はご遠慮ください」の注意書きも、さすがですね。野球場の隣には道路を挟んで雨天練習場、サッカー場等も整備されていました。

 しばしの時間、小雨の中でしたが、人材育成の背景を垣間見た気持で、有意義なひと時に感謝でした。

ライブ 2018 @ cafe tone

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 札幌市北区の「Cafe tone(http://cafetone-cafe.com/」で、今年初めてのライブ、「花音*めぐ & 洋子『バラード シャンソン 時々 ラテン』 ♬♪♩」でした。お二人には昨年11月の「INAZOサミット」でも大変お世話になりました。

* INAZOサミット――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

参加者全員で

2017年11月「INAZOサミット」で

 この日は大雪のせいか(?)、シャンソン&ラテンはバラードに変更となり、宮澤洋子さんのオリジナル曲で綴られました。さらには、「糸(http://j-lyric.net/artist/a000701/l0000fa.html)」も。

宮澤洋子さんのピアノ・オリジナル曲&伊藤めぐさんの唄

宮澤洋子さんのピアノ・オリジナル曲&伊藤めぐさんの唄

今年、スタートのライブ

今年、スタートのライブ

終了後、しばし歓談!

終了後、しばし歓談!

 この場所は私にとってたくさんの思い出があります。遡ること15年、札幌市長選挙に立候補した時、宮澤洋子さんはじめ多くの支持者の皆さんがここで熱い応援をして頂き、力を貰いました。それ以来、昨年11月のサミットでは、再度、実行委員会代表としてほか、仲間の方々にも力強いパワーを与えてくれました、ありがとうございます。

 これまでの Cafe tone 関係記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=cafe+tone

 ブログを振り返ると、懐かしいこんなコメントも見つけました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

クミコ・スペシャル・ライブ

 今年もtoneでのクミコさんのライブが実現します。昨年もロイヤル・ホテルでのクリスマス・ライブの前日にtoneでライブがありました!その時の感動がまざまざと蘇ります。そして今年は22日(金)の20時からに決定!東京でも 今や年に数回しか聞けないクミコさんの小ライブが札幌で聴くことができる貴重な機会です。クミコさんの唄は心の深いところへ きちんと届く魂の唄です。一度聴いたら忘れられない強い印象が残ります。私は20年前に東京の銀巴里で、一度だけクミコさんを聴いたことがありました。今『わが麗しき恋物語』以来 こんなに活躍されてとても嬉しく思います。彼女の人柄も素晴らしく、上條さんのピアノ伴奏も絶品です。チケット8000円の価値は聴いていただければ納得です。今年はぜひ心暖かな感動のクリスマス・ライブをtoneでお過ごしください。お待ちしております!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今年もクミコさん(http://www.puerta-ds.com/kumiko/)のライブが4月に札幌で予定されています、中島みゆきのカバー、「世情(http://www.kasi-time.com/item-18177.html)」は特に心に沁みます。

2018年を迎えて

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 新年あけましておめでとうございます。昨年末は何かと気忙しく、十分な一年の振り返りも片付けもできずに過ぎてしまいましたが、また、新しい気持で今年も生きていきたいと思います。今年はリセットの年となりそうです、組み立てた事業をまた初めから見直すみたいな、そんな気分の元旦です。

 昨年末29日、FM三角山放送局で毎年恒例の丸山哲秀先生の「先生人語年末SP」8時間生放送」に出演しました。今回は、「INAZOサミットの秋山さん」と紹介されました!

FM三角山・丸山哲秀先生と

FM三角山・丸山哲秀先生と

 年の初めはなぜか、福井県坂井市・谷口屋(http://taniguchiya.co.jp/)の「おあげ(http://www.takeda-no-age.com/」でスタート。

福井県坂井市・谷口屋のおあげ!

福井県坂井市・谷口屋のおあげ!

 秋山財団では、昨年4月から第8期中期五か年計画が始まっています。今年も昨年に続いて、秋山財団の中期計画を再確認したいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<活動目標及び方針>

 財団設立25周年(2011年)に策定した長期方針「未来像・2011から(http://www.akiyama-foundation.org/vision)」、その後の第7期中期5カ年を踏まえて、30周年以降の進化・深化を目指す。更に充実した事業展開としっかりした事業検証を継続し、それを裏付ける財政基盤の拡充を目標として、事業計画及び財務計画の基本方針を次の通りとする。

1) 研究助成、活動助成全般を通じて、「生命科学」の概念を明確にし、「北海道学」に象徴される「地域」について深掘りする一方、生命科学の基礎的研究に取組む若手研究者を重視した助成を継続する。

2) 「新しい公共」の担い手への支援・育成を柱に、「ネットワーク形成事業助成」を検証し、パートナーとして共に進化する道筋を継承する。

3) 自主・自立を堅持する民間財団として、一層の基本財産の保全と充実に努め、さらに積極的な運用を研究し、実行する。

4) 財団経営の充実と発展のために、事務局機能の職務・権限を確立する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今年の財団運営、常務理事を欠いて、しばらくは事務局2名と私の3人体制でコンパクトに脇を固めて再出発です。皆さま、宜しくお願い致します。

初めての「INAZOサミット」!(下)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 今回のこのサミット、アイディアから実施まで、約2年間掛けてのプロジェクト、実に多くの方々のご尽力を頂きました。地道にご案内をし続けた「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)」の三上節子さん、当日は記念館建設寄付ブースに張り付いての頑張りに頭が下がります。

 従来型の硬いオープニングではなく、演劇的に始めようとの狙いで、今回のようになりました。まずは、「友あり、遠方より来たる」で、ワイワイガヤガヤの交流の場を創り出そう、そんな思いは参加者には通じたのかなと、自画自賛する昨今です。

 北海道新聞、朝日新聞、岩手日報、岩手めんこいテレビ、北海道のuhbほか、その後、続々とニュース他特番でも放映されています。随時、こちらにアップして参ります。そして、HPにも当日の様子を全て録画でアップします、乞うご期待!

* http://nitobe-enyu.org/summit_movie/

全て終了して、スタッフ集合

全て終了して、スタッフ集合

ある方の1週間後、個人的感想です。~~~~~~~~~~~~~~~~

 「第1回 稲造サミット」が、札幌で開催されたことの意義は、今後、どのように発展、深化していくのか……関係者ばかりでなく、参加された方々、こうした動きがあったことを後世の方々が知った時のことなど、いろいろなことが可能性として芽吹いてくるように思えます。

 当日の記念品として「文庫ブックカバー」を思いついて実現できたのは、この話に即座に協力していただいた方々の存在があったからこそです。そのような方々に共通するのは、「時代と格闘」する心意気が「顔貌」にあらわれていることでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 そして、こんな視座からの評価も。

朝日新聞道内版

朝日新聞道内版

 来年は盛岡で開催予定。さらに進化して多くの方々の集う場となれば嬉しいですね。ご支援・ご協力い頂いた皆さま、ありがとうございます、そして、お疲れ様でした!!!!