新渡戸命日祭 2024

Posted by 秋山孝二
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 岩手県盛岡市で毎年開催されている「新渡戸稲造命日祭」、今年は15日ではなく14日に開催され、十和田の三本木開発と十次郎について、奈良哲紀さんのご講演でした。冒頭に、この間の札幌での私たちの活動とご挨拶の時間を頂き、私からこれまでの経緯、今の状況、今後の展開についてご報告致しました。

* top page - (一社)新渡戸遠友リビングラボ(旧 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会)

 終了後に参加者の方々とと個別にお話もできて、更に新渡戸を囲んでのネットワークが広がりました。

* これまでの命日祭の記事ーー> 秋山孝二の部屋

 奈良さん、お元気で嬉しかったです!

* 三本木原の開拓史 | 新渡戸記念館

 藤井茂さんとのトークの後に、自作の動画『三本木の開発と十次郎の功績』を披露、素晴らしい出来栄えでした!!!

新渡戸命日祭ほか 2021

Posted by 秋山孝二
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 今年も岩手県盛岡市で『新渡戸命日祭』が開催されました。更に今年は昨年延期になった『第4回稲造サミット』を兼ねての開催と銘打っていたので一層期待して行きました。

* これまでの「命日祭」記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E5%91%BD%E6%97%A5%E7%A5%AD

 メインプログラムは対談です、『新渡戸稲造と津田梅子』と題して、津田塾大学の髙橋裕子学長、新渡戸基金の藤井茂理事長のご登壇。津田梅子の父・津田仙、留学した5人の女性の詳細と梅子の2回目の渡米等、一昨年より一層深掘りしたお話は大変興味深いものでした。

* 2019年十和田でのサミットーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%AC%AC3%E5%9B%9EINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88+%40+%E5%8D%81%E5%

 会場では十和田の奈良哲紀さんとの再会も。

 更に毎年お世話になっている岩手めんこいテレビの工藤哲人さん、それと北海道からの遠藤大輔くんも。

 盛岡駅では先人の功績を称える展示。

 今回の盛岡での集まり、率直に言って「稲造サミット」を冠するには極めて不満で失望しました。サミットは幅広い方々のネットワーク形成が第一の目的、しかしながら今回は例年の「命日祭」の設えで、サミットのサミットたる所以をどこにも感じませんでした。このままではまた従来の「おらが稲造」の集まりに立ち戻ってしまう危惧を抱きました、来年に向けて再度企画を練り直しての別の場所での開催を望みたいです、できれば東京、もし誰も手を挙げる人がいなければ再び札幌での開催でも宜しいのではと帰り道に考えていました。

新渡戸十次郎 生誕200年祭(上)

Posted by 秋山孝二
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 毎年10月15日の『新渡戸稲造命日祭』、今年10月に予定されていた第四回『稲造サミット』は、いずれもコロナ禍の中、相次いで中止となりましたが、『新渡戸十次郎生誕200年記念大会』は、実行委員会の判断で感染防止体制を万全にして開催されました。私も第三部で稲造サミットの設立経緯等についてご報告させてもらいました!

* 『新渡戸稲造命日祭』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E5%91%BD%E6%97%A5%E7%A5%AD

* 『稲造サミット』関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=INAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

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新渡戸十次郎生誕200年記念大会

<役員のご紹介(敬称略・五十音順)>

十次郎生誕200年記念大会実行委員会 実行委員長  友田 博之

大会長

中野英喜    「幻の穴堰」ほかのオーナー、実業家

実行委員長

友田博之    三戸町教育委員会教育長

名誉大会長

新渡戸偉代   十次郎5代目子孫

委員

青山淳平    ノンフィクション作家

秋山孝二    (公財)秋山記念生命科学振興財団理事長ほか

伊藤一允    青森県文化財保護協会副理事長

岩本由輝    東北大・山形大・東北学院大名誉教授

大里康正    世界旅行作家・カメラマン・語学堪能

草原克豪    拓殖大名誉教授・財団法人英語教育協議会理事長

齋藤利男    弘前大学名誉教授・弘前学院大学教授

塩谷未知    青森中央学院大教授

下谷栄治    三沢おもちゃ病院院長ほか

神 重則    みちのく銀行地域創生部部長

高木まゆみ   株式会社また旅くらぶ代表取締役社長

館山紀大    青森市社会科副読本編集元委員長・青森市立筒井小学校元校長

田村まさよし  画家

福士順一    みきの保育園園長・青森県立南高校元校長

藤井 茂    財団法人新渡戸基金理事長・東北アメリカ協会会長ほか

蛇口剛義    南部(八戸藩)藩士蛇口伴蔵5代目御子孫・八戸高校元校長ほか

松沢幸一    株式会社明治屋代表取締役社長・前キリンビール社長ほか

< プログラム >

【第1部】

〇初めての新渡戸十次郎生誕祭にあたって

〇「現在の十和田市へ引き継がれた十次郎のまちづくり構想」

講師 青森県文化財保護協会副理事長 伊藤一允氏

〇「十次郎と辿る南部藩三戸城の歴史」~国の史跡目指して、東北最大級の城跡発掘調査から

講師 三戸町教育委員会 野田尚志氏

【第2部】

出版記念会

* 出版に寄せてのご挨拶 「本の泉社」社長 新舩海三郎氏

* 講演「それぞれの新渡戸稲造」著者 青山淳平氏 『十和田との出会い』

* フォーラム第3号刊行「第3回稲造サミット」に寄せて

(公財)秋山記念生命科学振興財団 理事長 秋山孝二氏

NPO法人 十和田歴史文化研究会 理事長 小笠原カオル氏

【第3部】

「台湾と、根っこでつながってる青森県」 交流構想を考える

パネリスト 友田博之氏、藤井茂氏、奈良哲紀氏

コーディネーター 神重則氏

研究書や古文書の解読、翻訳、勉強会、年表編纂部会

幕末南部藩及び台湾歴史文化探訪研修部会

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 まずは冒頭ご挨拶から午前中の第一部の様子をご紹介。

中野実行委員長の開会ご挨拶

中野秀喜大会長の開会ご挨拶

実行委員長

友田博之 実行委員長

講演

ご講演

三戸教育委員会野田さん

三戸教育委員会野田尚志さん

 南部藩三戸城の歴史についてのご説明は大変興味深いものでした。

藤井茂さん新著 祝賀パーティ

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 盛岡の(一財)新渡戸基金の藤井茂理事長が、新著『増田義一伝(https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-33892-7)』を出版し、その記念祝賀パーティが東京で開催されました。

一代の出版人 増田義一伝

『増田義一伝』 HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 明治から昭和初期にかけて、新渡戸稲造、大隈重信、渋沢栄一ら政財界の重鎮や学者たちから
絶大な信頼を受けた出版人がいた。
 その人の名は「増田義一」。

 多くの良識ある読者から絶大な支持を得た『実業之日本』の創刊から携わり、
『婦人世界』『少女の友』などの雑誌を矢継ぎ早に成功させ、
版元である実業之日本社を大正期を代表する出版社へと牽引。
大日本印刷の初代社長でもあり、日本の出版界に大きく貢献した人物である。

 同社の経営と並行して衆議院議員に8回当選、衆議院副議長などを務めた一方で、
その功績とは裏腹に、いま「増田義一」を知る人は皆無に近い。
なぜ、出版人・増田義一は、あの時代の重鎮と大衆の心をつかみ、
実業之日本社という出版社を一時は日本一の存在に高めることができたのか。

 一代の出版人・増田義一の生誕150年であり没後70年を記念し、
彼の79年の軌跡と人柄、そして生涯貫いた志を、新渡戸稲造の研究家が描いた初の評伝。
現社長による「解説」も所収。

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 10月末に十和田市でお会いした方々とも再会しました。

* 『第3回INAZOサミット』ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%AC%AC3%E5%9B%9EINAZO%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88

右から作家の青山淳平さん、中野さん、私、小笠原さん

右から作家の青山淳平さん、中野英喜さん、私、小笠原カオルさん

 祝賀会の冒頭は、増田義一さんが創業者の(株)実業之日本社(https://www.j-n.co.jp/)、岩野裕一社長のご挨拶。10月の盛岡での「新渡戸稲造命日祭」でパネリストをされていました。

* 「命日祭」関連記事ーー>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37168

実業之日本社の岩野裕一社長のご挨拶

実業之日本社の岩野裕一社長のご挨拶

 岩野裕一社長は、パーティでもお話をしましたが、北海道池田町で小学校時代を過ごされたそうです。当時の貴重なお話を聞かせて頂きました。

 藤井茂理事長も御礼のご挨拶。増田義一と新渡戸稲造との浅からぬ関係をご説明されて、さらに新渡戸稲造博士の幅広い懐の深い人となりに感動しました。

藤井茂理事長

藤井茂理事長

 10月の十和田、12月の東京と、今年も新渡戸稲造博士を巡って、一層その人間像を深めた時間となりました、感謝ですね。

第3回INAZOサミット @ 十和田 (中)

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 サミット初日の27日は、開始前の9時から札幌組の三上節子さん、この日の朝に八戸港フェリーターミナルに苫小牧から到着した遠藤大輔くん、私の3人で、展示物(模造紙5枚に9枚ずつ、秋山作成のパワーポイント画像を三上さんが自宅で貼り付けたもの、キャプション付き)を会場の壁に養生テープで貼り付け、ほか展示ボード2枚に遠友夜学校校舎の時代順の写真、建設予定の記念館の完成予想図、7回分のフォーラムチラシなど、活動の写真の掲示、会場ホワイエに書籍販売コーナー設置、などを行いました。展示は大変好評で、画像の写真を撮る人が何名もいました。書籍ではこれまで北海道大学東京同窓会から受けた寄贈本のほか、藤田正一先生から『日本のオールタナティヴ』5冊、発表者谷口稔氏より『新渡戸稲造ー人格論と社会観ー』3冊の寄贈も受けての販売となり、心から感謝申し上げます。

 サミットはまず開会式典から、この部分の写真は今現在ありません。

開会宣言 大会長 中野 英喜 氏(「幻の穴堰」オーナー)

来賓挨拶 十和田市長 小山田 久 氏

実行委員長 小笠原 カオル 氏(NPO法人十和田歴史文化研究会理事長)

約170名の参加者で大盛況

約170名の参加者で大盛況

 基調講演は松沢幸一明治屋代表取締役社長で、テーマは、『稲造博士の思いを会社経営に生かす』です。

* 昨年の盛岡『命日祭』の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34514

基調講演

基調講演

 続いては事例発表、私もトップバッターで20分間発表しました。

① 北海道地区(北海道)秋山 孝二 氏(新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会代表理事)

テーマ「6年間の活動を踏まえた札幌市への提案」

② 東北地区(青森県) 北川 博美 氏(むつ市/ 元東通小学校長)

テーマ「新渡戸の人々と川内町」

③ 関東地区(東京都)高橋 和の助 氏(井荻みんなの学校主宰)

テーマ「子育てにも使える武士道」

④ 関西地区(岐阜県)酒井 美香 氏(バイオグラフィー研究家)

テーマ「私の中に生きる新渡戸稲造」

⑤ 関東地区(東京都)谷口 稔 氏(恵泉女学園特任教授)

テーマ「台湾糖業政策にの植民地政策」

⑥ 開催地区(十和田市) 伊藤 一允 氏(青森県文化財保護境界常任理事)

テーマ「稲造博士の源。傳と十次郎」

 残念ながら私の発表の様子は手元に写真がないので谷口先生の写真を掲載します。

谷口稔先生のプレゼン

谷口稔先生のプレゼン

 発表の最後は特別参加で、青森大学薬学部教授の清川繁人先生、テーマ「南部と津軽ー江戸期における忍びの暗躍?」、忍者クラブの学生3名が忍術パフォーマンスを披露しました。江戸期の諜報機能として、南部藩は蝦夷地の「シャクシャインの戦い」でも関わっていたようです。

特別出演:青森大学の忍者部
特別出演:青森大学の忍者部

 続いてはパネルディスカッションでした、大変内容の濃い素晴らしいコメントの数々。

テーマ / 平和主義者・教育者・国際人稲造博士の思い出を、明日へ

~パネリスト~

青山 淳平 氏(ノンフィクション作家、映画『松山捕虜収容所外伝?ソローキンの見た桜』の原作者ほか)

高橋 裕子 氏(津田塾大学学長、アメリカ史学会運営委員会代表、ジェンダー史学会常任理事ほか)

藤井 茂 氏(新渡戸基金理事長、『新渡戸稲造事典』共著者ほか)

~コーディネーター~

神 重則 氏(みちのく銀行参与)

 地元愛媛県出身の青山淳平氏の調べた「松山事件」の真相、高橋裕子学長の新渡戸の津田梅子の女子教育への協力は、含蓄のあるメッセージが続きました。神さんのコーディネートも、十分な準備と周到な構想で素晴らしかったですね。

続いてはパネルディスカッション

続いてはパネルディスカッション

松山事件の詳細

松山事件の詳細

津田梅子と新渡戸稲造との親交

津田梅子と新渡戸稲造との親交

 苫小牧からこの日朝八戸港到着フェリーで駆け付けた遠藤大輔くんは、今度は八戸港からのフェリーで帰途につくために夕方、会場を後にしました。翌日早朝、苫小牧港に到着し、行きに置いておいた自分の自転車で職場に直行という強行軍、本来は、私と一緒に前日は三沢の寺山修司記念館を見学して、道中一緒の予定でしたが、8月の苫小牧転勤で一時は参加を諦めたのですが、何とフェリー使用という奥の手で10時間少々の十和田滞在を実現したのです。今どき珍しい根性のある若者、私たちの会のメンバーとして誇りに思います、お疲れさま、そして、ありがとう!

新渡戸 命日祭 2019

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 今年も10月15日は盛岡で『新渡戸稲造 命日祭』が開催されました。

* これまでの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0%E5%91%BD%E6%97%A5%E7%A5%AD

 今年は9月に関東を襲った強風の台風、10月に豪雨を伴った台風の影響で東日本各地に大きな被害を及ぼしましたが、盛岡ではそれほどひどくは無かったようです。それでも倒木があったりで。

岩手山と盛岡市内を流れる川もそれ程の増水はなく

岩手山と盛岡市内を流れる川もそれ程の増水はなく

街なかでは倒木も

街なかでは倒木も

 今年は(株)実業之日本社(https://www.j-n.co.jp/)代表取締役社長の岩野裕一さん、取締役会長の増田義和さんをお招きしての鼎談でした。

左は岩野裕一社長、右が増田義和会長

左は岩野裕一社長、右が増田義和会長

 岩野社長からは、近代日本における出版業界の歴史を分かりやすくご説明して頂きました。社是の『真・信を以って宝とす』の根本にも言及されました。初代社長の増田義一氏の進取の気性のエピソードの幾つかのご披露も。

 新渡戸稲造と共通する視座として、女性・子供たちへの優しい眼差しと励まし、いわゆる上から目線ではない「通俗性」があるとのご指摘でした。思い起こせば、2年前の札幌で開催された「第一回INAZOサミット」の基調講演、寺島実郎さんのお話にも、新渡戸稲造の凄さは、『武士道』で示された優れた見識以上に、『世渡りの道』で明らかになっている庶民への温かい眼差し、「通俗性」にこそ、人間的な幅・奥行きを感じる、とのご指摘に通じるもので、大変納得した次第です。

 懇親会では盛岡新渡戸基金の藤井茂理事長の冒頭ご挨拶。

藤井茂理事長

藤井茂理事長

 さらに参加の皆さんとはお別れ後に、岩手めんこいテレビの鎌田淑子ディレクターと工藤哲人さんとしばし懇談でした。今年5月の北海道大学での工藤さんのお話は印象的でした。

* 工藤哲人さん関係の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%B7%A5%E8%97%A4%E5%93%B2%E4%BA%BA

今年も稲造カクテルにチャレンジも事情があって居酒屋へ

今年も稲造カクテルにチャレンジも事情があって居酒屋へ

* INAZOカクテル――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34514

 毎年訪れる盛岡市は、行くたびに新しい気づきと歴史を学ぶ場となっています。

新渡戸命日祭 2018 (下)

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 命日祭翌朝は盛岡から新花巻駅へ、先月の「INAZOサミット」に続いての花巻訪問です。

駅ロビーの天井が幻想的

駅ロビーの天井が幻想的

 数年ぶりに花巻新渡戸稲造記念館、隣の新渡戸家屋敷跡。

花巻新渡戸記念館

花巻新渡戸記念館

新渡戸家住居跡

新渡戸家屋敷跡

隣の新渡戸家住居跡地には佐藤昌介顕彰碑

隣には佐藤昌介顕彰碑
 昼食は、前日教えて頂いた「台温泉(http://www.daionsen-iwate.com/」にあるお蕎麦屋さん「そば房 かみや(http://www.sobabou-kamiya.com/」へ。透き通るそばとそばがきも絶品でした。

台温泉のお蕎麦屋さん

台温泉のお蕎麦屋「かみや」へ

お蕎麦はもちろん、そばがきも素晴らしい!

お蕎麦はもちろん、そばがきも素晴らしい!

 午後からは宮沢賢治記念館、胡四王山には賢治が残した設計図を元に再現された南斜花壇と日時計花壇、記念館は丁度閉鎖中でしたが、高低差のある不思議な空間でした。

イーハトーブ公園

イーハトーブ公園

イーハトーブ公園

山頂にある注文の多い料理店?

 最終日は盛岡市内で新渡戸ゆかりの場所を散策、途中寄り道で美術館の特別展示も。

盛岡県立美術館の特別展示

先人記念館の特別展示

先人記念館の特別展示

盛岡城本丸近くでの遺跡発掘現場

盛岡城本丸近くでの遺跡発掘現場

新渡戸稲造博士の生誕地

新渡戸稲造博士の生誕地

 今回もまた、実り多い盛岡・花巻訪問でした。

新渡戸命日祭 2018 (上)

Posted by 秋山孝二
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 今年も10月15日、「新渡戸稲造博士命日祭」が盛岡で開催されました。これまでの記事は以下の通り。

* 2015年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837

* 2017年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31793

 昨年10月に内川前理事長がご逝去され、藤井茂常務理事が新しい理事長にご就任されています。また、新渡戸稲造博士のお孫さんの加藤武子さんもお亡くなりになり、訃報が相次いで時の流れも感じざるを得ませんでした。

(一財)新渡戸基金 藤井茂理事長

(一財)新渡戸基金 藤井茂理事長

 今年の記念講演は、(株)明治屋(http://www.meidi-ya.co.jp/index.html)の代表取締役社長、松沢幸一さまのお話、「新渡戸稲造の心を経営に活かす~信頼されるリーダーを目指して~」でした。サッカー選手でもあった松沢社長、新渡戸稲造博士の理念を活かした経営者のスタンスとして全く賛同できるお話に感動致しました。北海道大学農学部ご卒業後、キリンビールで技術畑を歩み社長までお務めになり、今のポジションにいらっしゃいます。

* https://president.jp/search/author/%E6%9D%BE%E6%B2%A2%20%E5%B9%B8%E4%B8%80

特別講演 松沢社長

特別講演 松沢社長

明治屋 松沢社長のご講演

明治屋 松沢社長のご講演

 その後の懇談会では、新渡戸稲造博士にちなんだ詩「永遠の青年」の朗読、IBC岩手放送アナウンサーの浅見智さん、歌の作曲者、太田代政男さんの熱唱ほか、多彩なひと時でした。懇談会の席で私にもお時間を頂き、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」代表理事として、活動報告の概略と記念館建設の寄付依頼をしました。

朗読

詩「永遠の青年」朗読

素晴らしい歌声

素晴らしい歌声

太田代さんは花巻東高校歌の作曲者

太田代さんは花巻東高校歌の作曲者

 終了後は場所を変え、松沢社長を囲んでさらに懇親を深めました。

祝賀会後の二次会で

祝賀会後の二次会で

 この日はまだまだ続きます、私を含めて3名でお寿司屋さんに行き、岩手のお米と納豆の納豆巻と日本酒、その後少し離れて、話題になった「盛岡地カクテルINAZO」の創作者、葛(くず)勇樹さんのバーへ。

* http://www.bartender.or.jp/tohoku/iwate/morioka/detail.php?id=2997

INAZOカクテル

INAZOカクテル

創作者のバーテンダーさん&INAZOカクテル

創作者のバーテンダー葛勇樹さん & カクテルINAZO

 宿泊のホテルに着いて気が付けば日付が変わっていました。新渡戸稲造博士満載の一日、たくさんの思い出を持ち帰りました。翌日は、先月に続き花巻にも足を運び、フォローアップの土地を散策です。

第二回INAZOサミット(下)

Posted by 秋山孝二
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 大友啓史監督(http://keishiotomo.com/)は、『龍馬伝』ほかの作品でも有名ですが、翌日、今回の実行委員会で中心的に活躍した工藤哲人さんがFacebookに書いています。

主な映画作品:『ハゲタカ(https://movie.walkerplus.com/mv38071/)』、『るろうに剣心(https://movie.walkerplus.com/mv48497/)』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~工藤さんのFacebookから

 今朝の岩手日報13面の文化欄にINAZOサミットの記事が掲載されています、ありがとうございます。文化に貢献したイベントという評価ですね。うれしいです。大友監督は、龍馬より稲造についてより熱く語り始めています。

 龍馬も稲造も経済的にプラスの仕事をしたのも共通点ですし、国際的な偉人として小学校の道徳の副読本にもこの2人が登場してます。思いを遂げられずに亡くなったところも似てるかな。稲造さんの方が長生きした分、いろんなことをやれたので功績がぼやけてます。

 記事にはないですがトークショーでは、剣心と稲造の比較論を監督が真面目に語ってます。あすのプライムニュースで特集します。お楽しみに。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 『武士道』に対して、今後は『平民道』についても興味があるともおっしゃっていました。

龍馬と稲造

龍馬と稲造

 札幌からの私たち「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)』は、三上節子さんが今年もブースで記念館建設寄付のご案内他を致しました。トークショウの中で、ふじポンが舞台を降りてきてご紹介してくれました。

札幌からのブースで

札幌からのブースで

 最後には、プレゼンを終えた私も含めて、全員が登壇し、来年の第三回に繋げる宣言もされました。

最後は登壇者全員で

最後は登壇者全員で

 後片付けを終えて、花巻市内、その後盛岡に移動しての懇親会と、余韻を楽しむひと時でした。工藤哲人さんは「BUSHIDO」T-シャツで最後まで熱く新渡戸を語っていました。

懇親会で岩手めんこいテレビの工藤哲人さん

懇親会で岩手めんこいテレビの工藤哲人さん

 翌日、私は朝早くに盛岡を経ち仙台経由で札幌に帰りましたが、やはり岩手山と北上川は盛岡のシンボルですね。来月15日は、新渡戸稲造「命日祭」で、私はまた盛岡を訪問する予定です。今回、花巻、盛岡ともに新渡戸稲造記念館等を見学する時間がなかったので、来月はじっくり時間を掛けて向き合ってこようと思っています。

翌朝は快晴の盛岡

翌朝は快晴の盛岡

新渡戸命日祭 @ 盛岡 2017

Posted by 秋山孝二
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 すっかりアップが遅くなりましたが、今年も10月15日に盛岡で「新渡戸稲造命日祭」が開催されました。さらに今年は、(一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/)の内川頴一郎理事長が10月1日17時にご逝去され、追悼の儀も重なりました。

* 一昨年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837

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命日祭 2017「新渡戸稲造を伝える 、広める」

岩手県知事    達増拓也  氏
盛岡市教育長  千葉仁一  氏
聞き手  (一財)新渡戸基金常務理事  藤井茂 氏

懇親会会場で

懇親会会場で

 前半は、達増拓也岩手県知事と千葉仁一教育長、この財団の藤井茂常務理事による鼎談です。お二人とも、戊辰戦争からの近代の南部藩、岩手県の歴史的認識を踏まえた大変含蓄のあるお話の数々、そして今の地域への見識に感動しました。新渡戸稲造の人物像をただ研究テーマにしているばかりでなく、現在の学校給食に新渡戸の好物の食事のレシピ―を再現したり、今時代に伝え続けているアイディアと努力に学ぶところが多くありました。札幌における新渡戸夫妻の「伝える、広める」は、これらに比べるとまだまだ脆弱と言わざるを得ません。

右が達増自治、左が教育長

右が達増拓也知事、左が千葉仁一盛岡市教育長

コーディネーターは藤井茂常務理事

コーディネーターは藤井茂常務理事

 後半の懇親会では、縁の方々のお話・歌・演奏と続きました。新渡戸稲造の幅広い活動は地元でも多くの方々に多大な影響を与えていることを再認識した会でした。

 11月25日札幌で開催予定の初めての「INAZOサミット」も、更に一層の活動の幅広さを理解できる場となるような気がしています、本当に楽しみです。

盛岡訪問 2017 夏(付録)

Posted by 秋山孝二
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 ところで、今回の盛岡訪問で講演の前夜、新渡戸関係の方々と懇談したと書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31236)。その時に実は話題になったのは、9月9日・10日にフジテレビ系列で放映される「FNS27時間テレビにほんのれきし(http://www.fujitv.co.jp/27h/」で、岩手めんこいテレビの工藤哲人さんが出演するとのことでした。

真ん中の工藤さん

前日夜、真ん中の工藤さん

 全国のお宝が集まりましたが、岩手めんこいテレビを代表して工藤哲人さんは実に目立っていました。

 盛岡先人記念館(http://www.mfca.jp/senjin/から、「キュリー夫人の鉛筆」が出品されました。フジテレビのスタジオまで記念館から持ち出すまでの大変なご苦労を藤井茂さん、工藤哲人さんから伺いました、たかが鉛筆一本なのですが、ね。

 そして、見事「これぞお宝ですね部門大賞」に輝きました!

れきし大賞これぞお宝ですね部門大賞グランプリに輝きました!

れきし自慢大賞これぞお宝ですね部門大賞グランプリ!

 とにかく新渡戸稲造にまつわる話題が満載の盛岡、今度の訪問は来月15日の「命日祭」です。2年前にも参加しました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837)が、また、その道に縁の方、研究者の皆さんとお会いできるので楽しみです。

10・5 新渡戸稲造命日祭 in 盛岡

Posted by 秋山孝二
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 毎年10月15日は盛岡で開催される「新渡戸稲造命日祭(http://www.nitobe.com/meiniti.pdf」、(一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/gaiyo.htm)の藤井茂常務理事からお誘いがあり、参加しました。藤井さんにはこれまで、大変お世話になっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%97%A4%E4%BA%95%E8%8C%82

 今年のプログラムは、対談に続いて追悼会・懇親会でした。

【対談】

「新渡戸記念中野総合病院への道のり」 新渡戸記念中野総合病院(http://www.nakanosogo.or.jp/)理事長・院長 入江徹也 氏

聞き手 新渡戸基金 常務理事 藤井茂 氏

【追悼会・懇親会】

左・ゲストの、右はコーディネーターの藤井茂さん

左・ゲスト入江徹也理事長・院長、右はコーディネーターの藤井茂さん

東京・中野区の新渡戸記念中野総合病院 院長

東京・中野区の新渡戸記念中野総合病院 入江徹也 理事長・院長

(一財)新渡戸基金・藤井茂専務理事

(一財)新渡戸基金・藤井茂常務理事

全てが終了して、記念撮影

全てが終了して、記念撮影

 今年10月1日から、「新渡戸稲造記念」と病院名を改称してのリ・スタート。病院設立に深く関わった新渡戸稲造の理念を再確認し、入江理事長のお話から、21世紀の医療を現場で提供していく意思を感じました。「Back to the basic !」、企業も医療機関も同じですね。

 盛岡での少しの時間、また、「先人記念館(http://www.mfca.jp/senjin/」に足を伸ばしました。特別展「女性のチカラ~カテイの教え」では、新渡戸稲造と母・セキ、原敬とリツの記述も詳細で、「母の持つ力」に焦点を当てて紹介されていたので、少し先の「原敬記念館(http://www.mfca.jp/harakei/)」にも行ってみました。短い時間でしたが、標高2,038メートルの岩手山を背景に、秋の素晴らしい風景でした。

先人記念館と背景の岩手山

先人記念館と背景の岩手山

原敬の生家

原敬の生家

 そして翌日早朝の盛岡駅構内。

盛岡駅には大きな鉄瓶も

盛岡駅には大きな鉄瓶も

 この数年、続けて訪れている盛岡市、経済・文化・芸術、何回来ても感じる歴史・文化の香りですね。

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