秋山財団が応援するネットワーク形成事業の報告会への参加、および北見工業大学の陽川憲先生との意見交換のために、先日は本当に久しぶりに飛行機で女満別空港に向かい、北見市内に行きました。
北見工大のキャンパスは初めての訪問でしたが、当日の抜けるような青空と相まって広大な土地に広がる研究棟ほか、素晴らしい環境に感動しました。陽川先生は、今年の秋山財団贈呈式で自らの研究のプレゼンをして頂きました。
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【 受領者からのメッセージ 2 】
北見工業大学工学部応用化学系 准教授 陽川 憲 様
( 研究助成〈一般〉 助成期間2024年度 )
テーマ『根は大事!花や果実(成果)のために』
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* 2024年度 贈呈式の動画 - 秋山記念生命科学振興財団
北見工業大学の創業者はあの五島慶太、国立大学には珍しく創業者の物語が!
研究室訪問後は、市内の『北見ハッカ記念館 ~Kitami Mint Memorial Museum~』、歴史を伺うと、ある時期は世界の8割のハッカのマーケットシェアを占めていたとか、凄いですね。ハッカはシソ科ハッカ属で、根(地下茎)で増える多年草の植物、畑作で生産するマメ科の作物はマメとして収穫され、イネ科の作物は麦、米の形で収穫、ナス科の植物などは実だけを採って収穫されますが、ハッカは葉の中に蓄えられた油分が作物に該当するので、その油を取り出すために水蒸気蒸溜を行うとのこと。
産業の振興には必ずその功労者が存在します、ここでも何人かのご尽力が詳細に解説されていました、大切にしたい地域の歴史ですね。