医療現場での奮闘、あらためて

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 NHK総合「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜 - NHK」でコロナ禍の医療最前線「パンデミック 東京の危機〜第1波 医療従事者の闘い〜」は、医療現場で格闘し続けた人々に焦点を当てた感動の番組でした。

* パンデミック 東京の危機〜第1波 医療従事者の闘い〜 - 新プロジェクトX〜挑戦者たち〜 - NHK

 2020年4月、新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が発せられ、東京の街中から人が消えましたが、その裏で医療従事者たちは闘っていました。確たる治療法や薬もなく、致死率は5%以上。死と隣合わせの重症患者が次々とやってきましたが、その中に意識不明のまま出産した女性がいたそうです。このままでは子どもをひと目も見ることなく亡くなってしまう、医師たちは最後のとりでと言われたエクモで治療に取り掛かりました。

 その勇気ある行動はもちろん感動したのですが、私はそれ以上に聖路加国際病院の鈴木千晴看護部長のお言葉に感銘を受けました、看護の何たるかをビシッと教えられた気がします。

 コロナ禍の厳しい管理下の病室で、防護服の物々しい姿から少しでも患者さんの恐怖感を取り除くべく、笑顔の看護師本人の写真と名前を付けて任務に当たっていた様子です。

 医療現場でギリギリの状況で命と向き合っていたその姿は、医療技術ばかりでなく人の心の機微に寄り添う潤いみたいなソフトウエアの重要性をメッセージとして発していたような気がします。エッセンシャルワーカーズのまさに神髄を観た思いです。