二日目は秋山財団のネットワーク形成事業助成のプロジェクトの一つ、社会課題、地域課題を考える探究学習内容の質の向上を図ることを目的に、「オホーツク管内高等学校探求学習発表・研修会」が開催され、私も参加しました。
この日の朝も抜けるような青空の北見でした。
会場に着くとオホーツク管内から8つの高校から参加者で会場はいっぱい、生徒は、地域の様々な大人との対話を通して「知り、考え、行動する」本質を学び、先生は探究学習の進め方の参考として活用し、授業内容の充実を図る良い機会となったでしょう。
そして今回のアドバイザー陣、川北秀人さんはじめこの分野のベテランの皆さんです。
<講評者>
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IIHOE代表 川北秀人 氏
東京農大教授 上田智久 氏
北見市教育委員会教育長 佐々木賢一 氏
北海道教育庁 川端将史 氏
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の4名、生徒の課題研究発表に対して、課題設定や研究の進め方などについてそれぞれのお立場からご質問、ご意見を頂きました。
学校内だけでなく、他校の生徒、先生との活発な意見交換もあり、一方的発表の場ではなく、それぞれ深掘りできた場となったのでしょう。
特定非営利活動法人北見NPOサポートセンター( | ローカルSDGsの実現のため、地域の団体と連携し、新たな地域価値の創造を目指しています。)の谷井貞夫理事長も初めての学習発表・研究会の試みで、スタート前から最終準備でお忙しそうでした。テレビカメラクルーも取材に来てたり。
様々なテーマでのプレゼンで面白かったです。とは言え、当初私はある程度の「定型プロトコル」的なプレゼンのスタイルを予め案内しておいた方がよかったのではと思って、休憩時間に川北さんと意見交換したら、従来型の型にはまった発表ではなく、もっと自由に自分たちの活動の表現を試みる場にしたい意図もありとのお話で納得した次第です。それぞれのプレゼン後の質疑応答が特によかったですね、先生も巻き込んでの。
やはり、リアルなフィールドの時間と空間の共有は、財団活動の原点を見直す思いで貴重な二日間となりました。