高校入学式に思う 2024

Posted by 秋山孝二
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 先日は、公立高校の全日制・定時制それぞれの入学式が行われました。私は学校林財団理事長として毎年出席しています。今年は式の前後、校長室で今の高校生の様子ほか、いろいろお話を聞くことができました。
 その中で、昨今の校是『堅忍不抜、自主自立』について、今からもう50年以上前の私の高校時代は、確か『質実剛健、堅忍不抜』、さらに『自由闊達』だったように記憶しているとお話したら、校長は、「そうなんです、実は今から10数年前に君が代・日の丸問題が勃発して、どうやらそれ以来、『堅忍不抜』は残り、『質実剛健、自由闊達』の文字が校是から消えて『自主自立』に代わったようです」とのお話。ただ、校歌には以前の校是が織り込まれているとも、一番が『質実剛健』、二番が『堅忍不抜』、三番が『自由闊達』と。
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戸津 高之 作詞
小泉 正松 作曲

1.朝に望む藻岩嶺に
夕べ河畔の豊平に
三年の春のいそしみを
共に励まし競いつつ
ああ若人のこの集い

2.年の半ばを振りうずむ
雪にきたえし精神は
堅忍不抜ゆるぎ無き
我が先人の旗印
ああつぎ行かんこの誇り
3.歴史は古りし学び舎に
世紀のいぶき高くして
希望あふるる自由の地
我等が使命謳わなん
ああ札南の我が母校
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 時代時代とともに言葉・表現は変わるのでしょうが、そんな中でも高校の伝統を守り続けている姿を見ると、これまでの学校教育関係者の皆さんのご尽力に頭が下がる思いです。