『レジリエンス』に感動!!

Posted by 秋山孝二
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 今年の札幌は、2月3月に雪がかなり降り、家の前の道の除雪もこれまで以上にブルが雪をサイドにはね上げたせいで、ドウダンツツジの生垣はすっぽり雪・氷で覆われてしまいました。3月下旬から春の日差しと日中の気温上昇で雪は融けてはいきましたが、例年になく生垣を覆っていたので、植物の枝が折れているのではと心配になり、先日の土日をかけてスコップで何とか取り除く作業を繰り返しました。すると日を追うごとにドウダンツツジの枝は以前の姿を取り戻すかのように上を向き始め、細い木々に芽も出しているではありませんか。

 一番心配した入り口塀の横、ブルが高く雪山を作って、それが氷の塊となって覆いかぶさっていた部分も、雪山を注意深く取り除くといくつかの枝は折れてはいましたが、何とか太い幹は生き残り大丈夫そうで少し安心しました。植物の『レジリエンス』というのでしょうね、何とも愛おしく力強さにも感動したこの数日です。

 『レジリエンス』という言葉は、昨今は時々目にしますが、私は10数年前の枝廣淳子さんの東京で開催された連続ワークショップで初めて耳にしました。「復元力」とか枝廣さんは「しなやかな回復力」とかと訳していたような気がします。その後も3・11とか様々な災害からの復興にも、社会科学の世界でしなやかで力強い再生という意味でも多く目にする昨今です。

* 『レジリエンス』関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

* ドウダンツツジ関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

札幌の2月も過ぎゆく 2024

Posted by 秋山孝二
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 今年の札幌の冬、新年早々は雪もそれ程多くはなかったのですが、その後は連日の降雪、1月のごみステーション当番としては連日夜・朝の雪かきを家の前に加えてのお仕事、いい運動でした。能登半島地震ほか、自然災害の土砂等に比べれば、「いずれは水になって流れる雪」、雪かきは毎年大変ですが、災害に比べれれば北国に住む人間にとっては当たり前と受け止める方が心身に良いのでしょうね。

 今シーズンは気のせいでしょうか、家の前の道に入るブルトーザーの回数も少ないようで、降っては踏み固めていくとどんどん高くなり、3月にはこれが氷となって今度は氷割作業に代わっていきます。ずいぶん前には春の日差しの中でスコップ・つるはしで氷を割った記憶もあります。
 
 年によって降雪量も降り方も違うので、雪かきの頻度も変わります。全国放送のテレビの天気予報はどうしても首都圏中心で違和感があり、昨今ではスマホの天気予報が一番信頼できる感じでしょうか。これまで雪が解けて4月中旬過ぎには庭の木々も息を吹き返しますが、今年はどうなるやら。生垣のドウダンツツジほかにはかなり雪が積もっているので、枝が折れていなければと少し不安ではありますが、植物の「レジリエンス」を信頼しましょう!!

 明日から弥生三月、春はもうすぐの札幌です。

移りゆく季節、秋へ!

Posted by 秋山孝二
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 9月も最終週を迎えています。今年は札幌も記録的な猛暑、北海道の魅力の朝晩の涼しさもどこへやら、とにかく寝苦しい夜も続きましたが、ここにきてさすがに朝晩は10℃台になっています。家の樹々もそんな変化を敏感に感じ取って、秋への準備なのでしょうか。

 生垣のドウダンツツジも表面から少し色が変わり始めました。毎年、10月中には真っ赤になり秋を象徴する感じです。

 一方、桃の実、柿の実は、今年は例年以上に数多くの実を付けていて、今はまだ緑ですがやがてそれぞれに色づき始めるでしょう。

桃の実

桃の実

渋柿と色づき始めた葉も

渋柿と色づき始めた葉も

 実の付き方は気温ばかりでなく、花が咲く時期に比較的高温が続くとか、日照時間の長短とか、複雑な自然環境により何か周期的な気もしています。そして桃の実は虫たちにも魅力的なようで、早々に食らいついてきます。柿は渋柿なので虫も鳥もあまり寄り付かず、真冬の厳しい環境の時はカラスをはじめ鳥たちも非常食?としてついばみ始めるのが通例です。何れにせよ、植物・動物、それぞれの「いのち」は生きることに一生懸命、それを観ているだけで有り難い気持になります、自然の摂理に感服ですね。

 とは言え、今年は季節の移り変わり、一日の寒暖差等に体調管理がなかなか追いつきません。コロナ禍の後遺症とも思えるような身体のだるさ、少し沈む気持、70歳代を生きる難しさも感じながらの今日この頃です。

札幌 宮の森 11月 2022

Posted by 秋山孝二
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 今年の札幌は未だに初雪がありません、手稲山はすでに少し頂上付近は白くはなっていますが、例年より遅れている気がします。

 今朝の札幌中央区宮の森の朝、冷え込みが厳しく2℃、早朝にごみ出しに行くと朝焼けが美しかったですね。

 一方、我が家の庭のドウダンツツジも、紅葉がいつもより若干遅れ気味の感じです。

 数日前の北海道神宮境内から円山公園は、紅葉真っ盛り。

神宮境内の梅林を臨む

神宮境内の梅林を臨む

円山公園には人影もなく

円山公園には人影もなく

 秋は、私は四季の中で一番好きな季節です!

「WN財団 秋の展示 2017」終了

Posted by 秋山孝二
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 今年の(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/)の秋の展示会は、WN没後20周年を記念して開催されました。記念イベントも春から今月9日まで、縁のある各地で開催されています。

 先月15日のワグナー・ナンドール20年目の命日、今年も秋の展示会は終了しました、たくさんのお客様にお越し頂き心から感謝申し上げます。

お墓の希望の鶴のステンレス像

お墓の希望の鶴ステンレス像

 企画展示は乾剛さんの写真展です。

* http://inuiphotographoffice.weebly.com/introduce.html

 栃木県益子町のギャラリー敷地は、すっかり秋の気配。今年は何か一層樹々も鮮やかな気がしました。

秋の風景、ドウダンツツジも美しく

秋の風景、ドウダンツツジも美しく

一番の季節!

五角堂からの景色、一番の季節!

五角堂からアトリエを臨む

五角堂からアトリエを臨む

茶室はまた別の秋

茶室はまた別の秋

 ワグナー・ナンドールとちよさんがデザインして制作したこの場所、水平・垂直にも景観が実によく練られていて、それぞれの建物から観る景色が四季折々、本当に美しく楽しめます。

 その中でも、私の一番好きなアングルは、このヨーゼフ・アティラ像の後ろから茶室方面を眺めたもの。彼の後ろ姿が何とも言えない男の憂いと抵抗の精神を表現しています。

私は彼の後ろ姿が好き!

私は彼の後ろ姿が好き!

憂いと抵抗の表情も

憂いと抵抗の表情も

 そして、一番新しく整備した東屋も人気のようでした。囲炉裏を囲んでしばし歓談、そんな時間が持てること自体が最高の贅沢かもしれませんね。

様々な活動の場としても

様々な活動の場としても

 没後20年、ちよさんは元気で訪れるお客さまと歓談されていました。夫亡き後のちよさんの活動は、本当に妻として仕事をしている、そんな気がします、素晴らしい姿と身内ながら誇りに思います。

久しぶりのハチの巣、ほか

Posted by 秋山孝二
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 今年、久しぶりに家の庭にハチの巣が出現!地上から70㎝くらいの場所、気が付かず通っていました。

スズメバチかと思ったら野生のミツバチのようです

スズメバチかと思ったら野生のミツバチのようです

 8年前にも外のドウダンツツジにこんな巣が出来ました、こちらはスズメバチ。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1701

 本来は長男家族が友人たち家族と庭でバーベキューパーティを予定していたのですが、急遽場所を隣の中庭に変更しました。直前でしたが見つけてよかったです、何事もなくて。

小さな子供たちも楽しそう!

小さな子供たちも楽しそう!

 ご近所の方の話によると毎年2・3個は出来ているそうです。私の家では、できる年とできない年があります。そう言えば、カラスの攻撃性も今年は強いのかな、と。先日、北海道大学構内のプロムナードを歩いていると、急にカラスが後ろから数回攻撃してきました。頭の上を狙うかのように音を立ててです。毎年恒例の時期なのか、それとも年によって何かの条件が揃うと活性が高まるのか、ささやかに知る動物たちの生態から自然の変化を知る日々です。気温の較差も大きい昨今でもありますし・・・・。

2012年、深まりゆく札幌の秋

Posted by 秋山孝二
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 今年の札幌の秋は、9月に異常な暑さが続き、10月からは一気に気温が下がって大雨と強風の連続。例年真っ赤に色づく木々の葉っぱは、色が変わる前に落ち葉となって地面に。少し違った秋を経て、いよいよ冬への準備です。

北海道神宮境内

北海道神宮境内

 

神宮から円山公園

神宮から円山公園、円山からの水も多めです

円山公園入口近くのいつものポイント

円山公園入口近くのいつものポイント

 庭の名月カエデ、ドウダンツツジも殆ど赤くなりません。ただ、昨年異常に少なかった柿の実(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10619)は、今年は実にたくさん成っています。開花時の虫が一生懸命働いてくれたのでしょう。熊の出没は、今年はかなり早い時期からでした。人間が自然に近づき過ぎた(?)のかもしれませんね。

秋のさっぽろ、円山公園の「母子像・ふるさと」です。<今井さん撮影>

 秋の円山公園、「母子像・ふるさと」<今井さん撮影>

一級の芸術作品でした

Posted by 秋山孝二
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  先日ある晴れた日に、自宅のドウダンツツジの生け垣をそろえようと久しぶりに近くに寄って見た所、何とスズメバチの巣が出来ているではありませんか。まだソフトボール大の大きさでしたが、数匹のハチが出たり入ったり。巣の写真では上方部が陰になっていますが、これは葉によるもので、ほぼ完全な球形でした。一匹のハチが巣の右上方にとまっています。外側の模様がブラウンを基調とした素晴らしい曲線のデザインで、思わず見とれてしまいました。

庭のハチの巣
庭のハチの巣

妻は大学時代ミツバチの研究で卒業論文を書いたので、ハチに関してはいつも教えられています。綺麗などと感心してはいられなく、仲通りの人が歩くちょうど顔の高さなので、特に子供たちにとっては大変危険とのこと。専門の駆除業者に連絡して昨日取り除いて貰いました。

その担当者の方によると、これは「コガタスズメバチ」の巣だそうです。「コガタ」はハチが小型ではなく、巣が小型とか。ハチ自身は北海道では2番目の大きさだそうで、巣はコロニーが拡大するにつれて大型になるのですが、夏が短い北海道では大きな群れを創るには至らない、それだけを養える環境がないとでも言うのでしょうか。どこか人間社会と似ている気がします。この作業には昨年までは市の補助金もあったそうですが、実費はかなりのコストでした。またこの専門業者に行きつくまでに、何と4か所も電話のタライ回し、最後は担当者が「ハチ駆除業務についての同意書」を提出して、「同意確認書」にサイン・押印を求められました。担当の方は大変プロフェッショナルだったのですが、補助金行政の名残でしょうか、およそサービス業の仕事手順とは思われませんでしたが・・・。除去後の責任問題へのクレームがあったのかと想像致します。

巣と言えば最近カラスの巣が財団事務所前の木に出来て、ひと月程前に除去して貰いました。また私の前の家にもカラスの巣が出来て、やはり取り除いたようです。山に近いせいか、気候の変動か、鳥の巣づくり・ハチの巣づくりにも変化があるようで、都会は住みにくくなってきているのでしょうか、それともまだ札幌の場合は自然がそばにあると言うべきなのでしょうか。

巣を失くしたハチは暫くその場所に戻ってくるそうです。ホームレスとなってこれからどうするのか気がかりではありますが、人間社会との折り合いの中で、この矛盾を受け入れるしかないのでしょうね。