演劇「アイランド」、素晴らしい!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 昨年度の札幌劇場祭で大賞を受賞(http://www.s-artstage.com/2014/tgr2014/news/2014/12/257/)した「アイランドー監獄島(http://artalert-sapporo.com/events/detail/497」公演が、今年も同じ時期に札幌で再演となりました。本当に素晴らしい芝居、テーマ、演出、役者、その他全てが力強く、観客に感動を与えるものでした。この札幌劇場祭では、9年間で初めての外国作品の受賞でした。字幕のハンディもものともせず、気迫のあるセリフ、演技、照明の素晴らしさ、総合劇術としての「演劇」をあらためて感じさせてくれました。

 実は私、昨年は観劇できなかったので、今年は大変楽しみにしていて、初日公演、交流会・ワークショップ、そして後日もう一回足を運び再びの熱い舞台を堪能しました。これまで観た多くの演劇の中でも、トップクラスに記憶に残るものでした。

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

昨年の札幌劇場祭大賞受賞作品です!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

演出のソ・ジヘさん、ウィンストン役のナム・ドンジンさん、ジョン役のチェ・ムインさんと記念撮影!

 初日公演後は、関係者による交流会も催され、韓国劇場関係の重鎮ほかプロジェクト「アイランド」のカンパニー全員、札幌の演劇人も多数参加して大いに盛り上がりました。私も、演出家のソ・ジエさんほかと作品について意見交換が出来て大変楽しいひと時でした。

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

韓国からも演劇関係の重鎮の皆さまも

 2回目の観劇後には「アフタートーク」があり、そこで観客からの質問にも答えながら作品のサイドストーリーを聞くことができました。南アフリカの政治情勢そのものより、二人の関係性の変化、「倫理感」と「法律」、国家権力と民の力等、全世界時代を越えての普遍性を通してメッセージを発信したいとのお言葉も。実際、南アフリカに行って現地をスラム街で体感して、そこの子供たちに未来と希望を見つけたことも語っていらっしゃいました。

交流会・ワークショップも

交流会・ワークショップも

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

初日は演出のソ・ジヘさんのお誕生日!シアターZoo支配人の阿部さんと

 この日は、演出のソ・ジヘさんのお誕生日、サプライズのケーキと皆さんでお祝いの歌も。とにかくパワフルな皆さんで、私も何か元気を貰った気がします、心から「アリガトウ!」と言いたいですね。