この所、演劇公演の案内が目白押しで芝居三昧の私です、これは高校の後輩・金崎敬江さんが出演する舞台でした。二部作の大作、「直也の会」第9回公演、「法師の旅、空の彼方」ですが、主演の二反田雅澄さんの迫力は素晴らしかったですね、もちろん金崎さんの個性あふれる役どころも魅力でした。旅、輪廻、生と死、禅などさまざまなテーマをもとに、2000年の時をかけて2人の人生と2つの旅を描き、「人はなぜ生きるのか」を問う作品、煩悩に苦しむ法師、引き込まれました。
公演の間のトークショーも面白かったです、「出トチリ(?!)」、「メイクの先走り」等、終わったばかりの舞台の意外な話も聞くことができて、逆に臨場感いっぱいで楽しみました、生の人間が織りなす芝居は、本当に面白いですね!
* 直也の会: (HPより)
石橋直也が企画・脚本・演出を務めるプロデュース公演。
過去八回にわたり公演を打ち、時代劇から現代劇まで幅広く作品を上演。独自の手法で描く世界観には定評があり、前回の番外公演「数右衛門」では、鶴屋南北の傑作戯曲「盟三五大切」を基に新たな解釈と大胆なアレンジを加え多くの反響を呼んだ。
これまでも、歌舞伎役者・市川猿三郎丈、声優界の大御所・大塚明夫丈...等、さまざまな俳優が会に出演している。今作ではワンピース歌舞伎にてブルック・赤犬の二役を演じた嘉島典俊氏も出演し、総勢35名の大規模な芝居を創作。
そして今回は、初の劇場との提携公演でもある。
つかこうへい氏をはじめ数々の名演出家・名俳優を輩出した劇場《シアターX》で、今作品を上演する。