2024年を振り返って

Posted by 秋山孝二
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 今年も大晦日を迎えて、2024年を振り返ってみるとなかなかに激動の年だったのかなと。メディアでは盛んに「ひと言でいえば」みたいなフレーズを目にしますが、私自身はとてもひと言では今年を括ることはできません。駆け足で私なりにこの一年を振り返ります。

 今の時期、先ずは昨日の私の孫の智帆の三回忌法要、ごく内輪で済ませましたが、亡くなったとはいえ今もずっと、そしてこれからも忘れることはない命の存在です。

* 秋山孝二の部屋 » 2023» 1 月

 二つ目は、この20年近く、毎年年末に私も1時間出演したFM三角山放送の丸山哲秀先生の『先生人語』、今年は丸山先生のご都合で番組自体が中止となり、私は一年を振り返ってみる機会を無くしました。ただ、テレビでは各局年末特集で振り返りの報道番組も多く、録画して観ながら自分自身の振り返りも重ねています。私は今年一年「勇気」と「覚悟」という言葉が強く心に残っていますね。よく「将来はどうなると予測・予想しますか?」と聞かれますが、これだけ変化が激しいと予測不可能なことがたくさんあり、もっと能動的に「未来は創り上げていくもの!」と言いたくなります、言い換えるなら、想定外の状況にも瞬時に判断できる自頭(じあたま)と深い構想力を日常的に身に着けることの方が大切な気がします。

 三つ目は、今年も演劇関係でずいぶん時間を割いた気がします。札幌駅北口にオープンした『ジョブキタ北八劇場』はオープニングはじめ様々なジャンルの公演で賑わっていました、今後が楽しみですね。

* 北八劇場関係ーー> 秋山孝二の部屋

 四つ目は秋山財団の『愛生館文庫』デジタルコンテンツの制作完了です。

* デジタルコンテンツ一覧 - 秋山記念生命科学振興財団

 昨年末に千葉・東京にロケに行き、今年は最終の第5番目を撮影完了して、このシリーズを一応終えました。明治期の全国の「愛生館事業」、地場企業としての「秋山愛生舘」、秋山愛生舘創業100周年を記念しての「秋山財団」、そして「愛生館文庫」と、一連の事業を貫く理念は『愛生済民』です。「生命を愛おしみ、民を救う」、私が今ここで語っておかなければ将来歴史の継承はないとの思いで、秋山財団40周年(2026年)を前に完成しておきたかったプロジェクトでした。

* 『愛生館文庫』ーー> 秋山孝二の部屋

 五つ目は、久しぶりの海外出張、駆け足でしたがひと時心が洗われる想い、ただ飛行機代の大幅な値上がりは驚きでしたね、来年もできれば機会を見つけて足を運びたいものです。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » つかの間の海外出張 2024

 最後は日本人にとっては今年一番の出来事かもしれません、ノーベル平和賞を『日本被団協』が受賞しました。受賞式の吉田代表のお言葉も素晴らしかったですね。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 日本被団協にノーベル平和賞 2024!!

 今日、国際社会における日本の存在は経済を筆頭に地盤沈下が著しいですが、スポーツ界における大谷翔平をはじめ、若い世代の活躍には目覚ましいものがあります、戦後の高度成長期を生きた私たちの世代も少しでも若者たちが思う存分活躍できる社会を夢見る状況を残りの人生を賭けて創りたいものです。今年一年、皆さまには大変お世話になりました、どうかよいお年をお迎えください。

『高石ともや』を偲ぶライブ!

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 演劇応援の「札幌座くらぶ」でもご一緒している金子国彦さんは、亡くなられた高石ともやさんと北海道の滝川高校で同級生とのこと、先日は今年オープンした「ジョブキタ北八劇場 」で『ともやさんを偲び歌いつくす会』が開催されました。

* 高石ともや - Wikipedia ーー> 高石ともや公式HP TOPページ

* ご参考ブログーー> 高石ともやさんを偲び歌いつくす in 北八劇場 - 田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

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 配布されたパンフレットには「語りつくす」と書いていましたが、実際は「歌いつくす」でした。集まったお客さんは高石ともやさんと同世代の少し年齢が高めの方々?!

 高石ともやさんのご長男・のりみちさんも京都から駆けつけて、マンドリンの木山さんと一曲歌われました。

 北海道大学ブルーグラス研究会の部長 ラッキー林さん、その大先輩・木山さん、苫小牧からTaco-mand.髙橋さんとでステージ第2部を盛り上げました。

 私は都合でここで退席しましたが、後から聞くところによると午後1時にスタートしたこの会、終了したのが6時頃とか、皆さん元気だったようです。私にとっての彼の思い出の歌は、やっぱり『受験生ブルース(Bing 動画)』、『死んだ男の残したものは(Bing 動画)』ですね、日本のフォークソングの先駆けとして。

『民衆の敵』@ ZOOサロン

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 ジョブキタ北八劇場での公演『民衆の敵(https://kita8theater.com/stage-schedule/2024minsyu/』は、「TGR札幌劇場祭2024参加作品、札幌座第62回公演」です。

民衆の敵

 ノルウェーの文豪・イプセンが1882年に書いた大作「民衆の敵」、圧倒的多数の民意が一つの正義を圧し潰す物語。世論に抗い、多数派を否定し、科学的事実に基づき、独り闘う医師の姿を滑稽なまでに誇張して描いたこの作品を、斎藤歩の新演出と音楽、イデビアン・クルーの井手茂太を振付に迎え、ジョブキタ北八劇場で上演します。

* 民衆の敵 | 北海道演劇財団 (h-paf.ne.jp)

 先日の「札幌座サロンの会」では、以下のキャストのうち明逸人さん以外が参加されての作品紹介。

* 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

<キャスト>

泉陽二笠木誠(T Factory)磯貝圭子(札幌座)宮島健(オフィスコットーネ)横尾寛(ヨコオ制作所)明逸人(ELEVEN NINES)熊木志保(札幌座)斎藤歩(札幌座)

出演者の皆さん

出演者の皆さん

大勢の参加者!!

大勢の参加者!!

 斎藤歩としては、北海道の地でいわゆる重厚な作品を上演したいと、これまでシェークスピア、カフカ、ベケット等。

<ゴドーを待ちながら>

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » ゴドーを語る @ ZOOサロン  (akiyama-foundation.org)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 大盛況、演劇『ゴドーを待ちながら』! (akiyama-foundation.org)

<虹と雪、慟哭のカッコウ>

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 『虹と雪、慟哭のカッコウ』(上) (akiyama-foundation.org)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 『虹と雪、慟哭のカッコウ』(中) (akiyama-foundation.org)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 『虹と雪、慟哭のカッコウ』(下) (akiyama-foundation.org)

<北緯43°のリア>

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 札幌演劇シーズン 2021冬(5 終) (akiyama-foundation.org)

 11月公演が楽しみです、北八劇場の新たなジャンルとしても!!

北八劇場 こけら落とし公演大盛況!!

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 今年5月にオープンした札幌駅北口の『ジョブキタ北八劇場』のこけら落とし公演『あっちこっち佐藤さん』が追加の1ステージを含めて31公演、大盛況で大いに沸きました、5000人の皆さまにご覧頂き、劇場は素晴らしいスタートで幕を開けました。

* これまでの『北八劇場』関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 千秋楽の公演終了後はトリプルカーテンコール、満席のお客さんのスタンディングオベーション、手拍子数回、とにかくフィナーレは出演者とお客さんが一体となり、劇場空間いっぱいの興奮と熱気でした!!!

千秋楽繰り返しカーテンコール!!

千秋楽繰り返しカーテンコール!!

 ダブル、トリプルキャスト、ほかに裏方の皆さんも含めて大活躍、よく頑張りました。

 札幌・北海道の演劇がこの北八劇場のオープンで一層盛り上がっていくことを期待したいですね。稽古期間を含めてほぼ3か月、この劇場のスタートに相応しいクオリティーを目指しての納谷真大芸術監督ほかの皆さんのご努力に、心から感謝し敬意を表します、本当にお疲れさまでした。これからも素晴らしい演劇創造をよろしくお願い致します。

北八劇場 グランドオープン!

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 札幌駅北口に新しい劇場『ジョブキタ北八劇場』が完成、こけら落とし公演『あっちこっち佐藤さん』で初日幕開けしました、これから約一か月30ステージ・キャスト27パターンで絶賛公演中です。

* これまでの『北八劇場』関係記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 私は初日に観劇、満席のお客さまで大いに盛り上がり感激しました。その後のささやかな関係者のお祝いの会で、これまでご尽力された方々のお言葉も心に沁みました、私もここを運営する田中財団の評議員としてひと言ご挨拶。

 グランドオープンの様子はメディアにも大きく取り上げられていました。

 田中重明理事長の冒頭ご挨拶。

 報道されていたように、5か年計画では1年間に6本以上の主催公演を企画して、「劇場のある街づくり」を目指す意気込みで芸術監督の納谷真大さんは抱負を語っています、楽しみですね。

 先ずは今回のこけら落とし公演、皆さん頑張って!!!!

公開稽古 @ 北八劇場

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 今月11日から『ジョブキタ北八劇場』のこけら落とし公演『あっちこっち佐藤さん』の初日前の稽古が二日間それぞれの方々に公開されました。

* 『ジョブキタ北八劇場』秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

* 『あっちこっち佐藤さん』公演日程・キャスト発表! | 一般財団法人 田中記念劇場財団 (tmtf.jp)

 一日目は、普段なかなか演劇を観る機会に恵まれないお子様連れの親子の回、夜は今回の演目に因んで佐藤姓のみの方々、二日目は一般の方30名程度限定で。私は二日目に参加しましたが、普段なかなか観ることができない稽古風景は面白かったですね。

 場面を区切っての繰り返しの振り付け検討、セリフの修正等、きめ細かな演出家の指摘にテキパキと応えて演じる俳優に皆さん、11日からの1か月ロングラン公演は楽しみです。

札幌駅から地下通路で

札幌駅から地下通路で

新しい空間から二階へ

新しい空間から二階へ

札幌に5月、『北八劇場』オープン!

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 札幌駅北口から直結する新たな舞台『北八劇場:一般財団法人 田中記念劇場財団 | (tmtf.jp)』がいよいよ今年5月にオープンします。先日は、芸術監督の納谷真大さんがニュースでインタビューを受けていました。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E5%85%AB%E5%8A%87%E5%A0%B4

 この劇場の杮(こけら)落しは『あっちこっち佐藤さん』、5月上旬公演予定です。

* ご参考にーー> SASARU Hokkaido | 札幌駅直結の小劇場「北八劇場」が誕生!演劇界隈の新しい歴史スタート!2024年春始動

札幌の演劇、今とこれから!

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 『seek | 札幌で演劇に関わる人のためのサイト (sapporoseek.art)』主催の札幌で演劇に関わる各世代を繋ぐプロジェクト、そのシリーズの一環で先ずは今年1月5日に続いて([1/5・1/16開催]札幌演劇いまとこれから01 シンポジウム「札幌の演劇史」 | seek (sapporoseek.art))、今回の対談が企画されました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~HPより

札幌舞台芸術制作協議会(SEEK)について

 「演劇」という狭い世界の話ではありますが、「演劇が盛んな地方都市は?」と問われれば、日本で演劇に関わる多くの人が「札幌」と答えるに違いありません。これまで不断の努力で「札幌スタイル」とも呼べる⺠間主導の演劇創造環境づくりを実現してきた先輩方には感謝してもしきれません。

 これから先、この環境を守り、より良い状態で後の世代へ繋いでいくために、次の世代として手を取り合い、課題解決に取り組むべく新たな団体を立ち上げました。感染症の流行という予想しえなかった事態で打撃を受けているように、これから先も思いもよらない危機が訪れる可能性は否定できません。その時に柔軟に対応していけるように、日常的な情報交換と問題意識の共有ができるチームでありたいと考えています。

参加者(2023年8月現在)

小室明子(ラボチ)
小島達子(株式会社tatt/ELEVEN NINES)
笠島麻衣(北八劇場/一般財団法人田中記念劇場財団事務局長)
佐久間泉真(弦巻楽団/札幌演劇情報サイトd-SAP 編集長)
鶴岡ゆりか(テアトロエクスプレス有限会社/演劇専用小劇場BLOCH)
清水友陽(公益財団法人北海道演劇財団芸術監督)
尾崎要(アクトコール株式会社)
太田真介(NPO法人コンカリーニョ)

~~~~~~~~~~~~~~

 劇場のロビーには札幌演劇シーズン (s-e-season.com)』の初回から今回までのパンフが展示されていました。それら全てを観てきた私にとっても感慨深いものがあります。

 そして劇場内では世代を越えたトークセッションも。演劇シーズンプログラムディレクターの斎藤歩さんとNPO法人コンカリーニョ/札幌演劇シーズン実行委員会事務局の太田真介さんの対談。これまでを振り返り、冷静な総括、そして今後の展望について、これまでの実績、課題を踏まえた興味深いやり取りでした。

楽しみな『北八劇場』!

Posted by 秋山孝二
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 先日は、札幌駅北口の新たなマンション・テナントビルに併設された『北八劇場(https://tmtf.jp/』の内覧会があり、私は評議員をお引き受けしているので、その前の懇談会に引き続き参加しました。

 こけら落としの演目も決まり、年明け5月オープン、札幌にまた一つ200席規模の劇場が誕生です、楽しみですね。

北八劇場、ワークショップ @ 江別

Posted by 秋山孝二
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 今年度の秋山財団ネットワーク形成事業助成の採択された一つ、来年春オープン予定の『北八劇場(https://tmtf.jp/』を拠点とした演劇ワークショップです。

プロジェクト名

劇場を拠点とする多文化共生のための対話の場の創出

代 表 者

平田 未季(ヒラタ ミキ) SHAKE★HOKKAIDO代表

概 要

北八劇場を拠点に、劇場・劇団と外国人住民支援団体との協働によって、演劇ワークショップを通じて外国人住民と地域住民が相互理解を深め多文化共生に向けた対話を行う場を創出する。

 その『多文化えんげきワークショップ』が江別市のTSUTAYA(https://ebetsu-t.com/で開催されました。

* https://ebetsu-t.com/event/minnnadetukuruenngeki-ws-8-20/

 北八劇場芸術監督の納谷真大さんと劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』の皆さまによるワークショップです。

 インドネシア、中国、ベトナムからの技能実習生と地元の方々とのコミュニケーション交流が、演劇的手法で実習されていました。かなり狭いパブリックスペースでしたが、事前に納谷さんによって十分練られたプログラムに沿って、皆さん楽しそうに展開されていました。今後の発展が楽しみです。

楽しみな『北八劇場』@ 札幌

Posted by 秋山孝二
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 札幌駅北口の高層マンションプロジェクトの一角に、2024年春に新しく客席数226席の劇場が完成します、『北八劇場』です。

* https://tmtf.jp/20220511-2/

 この計画を進めてきたのが一地権者である「JBEホールディングス株式会社(旧田中合資会社)」で劇場を所有し、完成後の維持管理とその効果的な運用を目指して設立されたのが、「一般財団法人 田中記念劇場財団(https://tmtf.jp/」です。

 そして、劇場運営のソフト面を担う『芸術監督』には、納谷真大(イレブンナイン代表)、支配人には笠島麻衣が担うことが発表されました。納谷さんは秋山財団の『愛生舘文庫』DVD作成でお世話になっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42556

* 納谷真大さんの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B4%8D%E8%B0%B7%E7%9C%9F%E5%A4%A7

 札幌の演劇界に新たな劇場が出現し、新幹線も札幌に乗り入れて、札幌駅北口もこれから先、大いに楽しみなゾーンとなってきます。