北八劇場 こけら落とし公演大盛況!!

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 今年5月にオープンした札幌駅北口の『ジョブキタ北八劇場』のこけら落とし公演『あっちこっち佐藤さん』が追加の1ステージを含めて31公演、大盛況で大いに沸きました、5000人の皆さまにご覧頂き、劇場は素晴らしいスタートで幕を開けました。

* これまでの『北八劇場』関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 千秋楽の公演終了後はトリプルカーテンコール、満席のお客さんのスタンディングオベーション、手拍子数回、とにかくフィナーレは出演者とお客さんが一体となり、劇場空間いっぱいの興奮と熱気でした!!!

千秋楽繰り返しカーテンコール!!

千秋楽繰り返しカーテンコール!!

 ダブル、トリプルキャスト、ほかに裏方の皆さんも含めて大活躍、よく頑張りました。

 札幌・北海道の演劇がこの北八劇場のオープンで一層盛り上がっていくことを期待したいですね。稽古期間を含めてほぼ3か月、この劇場のスタートに相応しいクオリティーを目指しての納谷真大芸術監督ほかの皆さんのご努力に、心から感謝し敬意を表します、本当にお疲れさまでした。これからも素晴らしい演劇創造をよろしくお願い致します。

北八劇場 グランドオープン!

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 札幌駅北口に新しい劇場『ジョブキタ北八劇場』が完成、こけら落とし公演『あっちこっち佐藤さん』で初日幕開けしました、これから約一か月30ステージ・キャスト27パターンで絶賛公演中です。

* これまでの『北八劇場』関係記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 私は初日に観劇、満席のお客さまで大いに盛り上がり感激しました。その後のささやかな関係者のお祝いの会で、これまでご尽力された方々のお言葉も心に沁みました、私もここを運営する田中財団の評議員としてひと言ご挨拶。

 グランドオープンの様子はメディアにも大きく取り上げられていました。

 田中重明理事長の冒頭ご挨拶。

 報道されていたように、5か年計画では1年間に6本以上の主催公演を企画して、「劇場のある街づくり」を目指す意気込みで芸術監督の納谷真大さんは抱負を語っています、楽しみですね。

 先ずは今回のこけら落とし公演、皆さん頑張って!!!!

札幌に5月、『北八劇場』オープン!

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 札幌駅北口から直結する新たな舞台『北八劇場:一般財団法人 田中記念劇場財団 | (tmtf.jp)』がいよいよ今年5月にオープンします。先日は、芸術監督の納谷真大さんがニュースでインタビューを受けていました。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E5%85%AB%E5%8A%87%E5%A0%B4

 この劇場の杮(こけら)落しは『あっちこっち佐藤さん』、5月上旬公演予定です。

* ご参考にーー> SASARU Hokkaido | 札幌駅直結の小劇場「北八劇場」が誕生!演劇界隈の新しい歴史スタート!2024年春始動

愛生舘の「こころ」 (29)

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 さて、今回の取材・撮影プロジェクト、いよいよ最終日は東京に移動しました。先ずは「愛生館事業」の発祥の地、神田岩本町の現在地に立っての納谷真大さんとのやり取り撮影です。東京の古地図を調べてみると、ここに「愛生館」の存在が確認できています。デジタルコンテンツではこの場面が一番最終になる予定です、まさにルーツを辿る物語の到達点として。

 引き続いては松本順先生の四代後で、現在、順天堂大学医学部耳鼻咽喉科の主任教授・松本文彦先生との対談、一日の外来を終えての時間帯、医局応接室でお話を伺いました。内容はデジタルコンテンツ完成品をご覧頂きたいのですが、本当に心から感動するお話の数々、48歳の若さも相まって素晴らしいお人柄、今後に大いにご活躍を期待したいですね。

大学病院正面玄関で

大学病院正面玄関で

医学部付属病院一階ロビー

医学部付属病院一階ロビー

 11月に医局の面談室でご挨拶した時の写真、秘書の方々の対応も丁寧で素晴らしく、12月の撮影も快くお引き受け頂きました。実は松本教授は2015年1月に訪問した松本和彦先生の三男、和彦先生は現役を退き、クリニックも閉院したとのご連絡あり、今後は文彦先生と会うようにとのご意向でした。

* 秋山孝二の部屋 »愛生舘の「こころ」 (14) (akiyama-foundation.org)

 今回の取材の最後に、松本文彦先生の素晴らしいお話を伺い、ここでも愛生館事業のキーマンの松本順先生の今と出会った気がして心が躍りました。

 デジタルコンテンツ制作の最終局面での撮影ツアー、素人の私が想像する以上に下見ほか撮影準備等で手間の掛かる作業だと分かりました。ただ、単に昔の歴史を調査するだけでなく、それが今の時代にもしっかり繋がって息づいていることを発信するのも、この『愛生館文庫』の狙いとする所でもあったので、現在ご活躍のそれぞれの方々にお会いしてお話を伺うことができたのは大きな収穫だったと思っています。歴史を繋ぎ、今の課題に正面から立ち向かって解決しようとする姿勢をいつまでも失いたくないものです。ご協力して頂いたすべての方々に感謝致します。

演劇『オトン、死す』!

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 演劇『オトン、死す(ELEVEN NINES「オトン、死ス!」 | ELEVEN NINES (eleven9.jp)』は、劇団イレブンナイン(ELEVEN NINES (eleven9.jp))主宰の納谷真大さんのリアルストーリーを戯曲化した作品『ワタクシ演劇』、当初は個人的なお話かと思いきや、親の旅立ちを経験している方、これから経験するであろう方、いろいろな事情でその瞬間に立ち会えなかった方、様々な思いでこの舞台を観劇して、多様な感想を終演後に会場で語り、SNSでもアップされています。リアルストーリーの普遍性なのでしょうね、素晴らしい作品でした。

 コロナ禍の中でも舞台製作を続けてきた数少ない劇団、それぞれの役者の方々が伸び伸びと演じていた姿が印象的でした。

北八劇場、ワークショップ @ 江別

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 今年度の秋山財団ネットワーク形成事業助成の採択された一つ、来年春オープン予定の『北八劇場(https://tmtf.jp/』を拠点とした演劇ワークショップです。

プロジェクト名

劇場を拠点とする多文化共生のための対話の場の創出

代 表 者

平田 未季(ヒラタ ミキ) SHAKE★HOKKAIDO代表

概 要

北八劇場を拠点に、劇場・劇団と外国人住民支援団体との協働によって、演劇ワークショップを通じて外国人住民と地域住民が相互理解を深め多文化共生に向けた対話を行う場を創出する。

 その『多文化えんげきワークショップ』が江別市のTSUTAYA(https://ebetsu-t.com/で開催されました。

* https://ebetsu-t.com/event/minnnadetukuruenngeki-ws-8-20/

 北八劇場芸術監督の納谷真大さんと劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』の皆さまによるワークショップです。

 インドネシア、中国、ベトナムからの技能実習生と地元の方々とのコミュニケーション交流が、演劇的手法で実習されていました。かなり狭いパブリックスペースでしたが、事前に納谷さんによって十分練られたプログラムに沿って、皆さん楽しそうに展開されていました。今後の発展が楽しみです。

公演『ブリテン罰符の錬金術』

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 札幌座第60回公演『ブリテン罰符の錬金術』は、イギリスの社会保障制度を風刺しながら、どうにも行き詰っていく様をひたすら笑う肩の凝らない作品。『あっちこっちの佐藤さん』のレイ・クーニーの息子さんの作品、どこか似たようなテイストでした。

* 『あっちこっちの佐藤さん』記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31437

 今年度の札幌座ラインナップ第1弾。今回はマイケル・クーニーのコメディ作品『Cash on Delivery』をもとに、ELEVEN NINESの納谷真大さんが演出を手がけ自らも登場。舞台はイギリス・ロンドン郊外、うそを駆使して社会保障手当を不正受給し生計を立てていて、男はそのことを妻に隠しながら、2階を間借りしている友人を巻き込み、うその上塗りを重ねていく物語。出演者には札幌座公演とうたいながら、イレブンナインのメンバーも多く出演し舞台を盛り上げていました。客演の箕輪直人さんは雰囲気を変える面白みが印象的でしたね。

札幌座第60回公演「ブリテン罰符の錬金術」 | 道新プレイガイド ...ブリテン罰符の錬金術 | 北海道演劇財団

 公演後のアフタートーク、本作品の翻訳を手掛けた小田島恒志さんを囲んでのお話も面白かったですね、ブリテンの雰囲気を巡ってのやり取りほか。『あっちこっち・・』の時のように、もっと大きな劇場での再演を期待したいです、今回も複数回観劇しましたが、つくづく演劇って観客の反応と共にあることを痛感しました、乗りのいい回と少々固い回とかですね、いずれにせよ、皆さん、お疲れさまでした。

乞うご期待、『ひつじが丘』

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 来月札幌で公演予定の『ひつじが丘(http://www.h-paf.ne.jp/program/230309hitsujigaoka/』、稽古も佳境に入っているようです。

ひつじが丘

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 三浦綾子さんの長編小説『ひつじが丘』を斎藤歩の脚本により舞台化。佐々木譲『暴雪圏』に続く、北海道ゆかりの文学を舞台化するシリーズ「北の本棚」第2弾としてかでるホールで公演します。

<『暴雪圏』の記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32276

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32828

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=43756

 東李苑・戸沢亮・梅原たくと・大森弥子ら札幌で活躍する実力のある若手俳優をメインキャストに起用し、納谷真大・西田薫・山野久治・泉陽二・小島達子らベテラン実力派俳優で脇を固め札幌を舞台にした三浦綾子の壮大な長編ドラマを舞台化します。当初2021年秋に上演予定でしたが感染症拡大の影響で延期。2023年3月劇場を「かでるホール」に変更し更に大きな舞台で、大きなスケールで上演します。

 「愛とは赦すこと、相手を生かすこと」厳しく険しい父母の言葉。良一への失望を胸に、奈緒実は愛することの困難に立ち向かう。札幌の高女を巣立った娘たちの哀歓の日々、さまざまの愛と、破局。こんなにも辛い生を全うしなければならないのか?彷徨える羊たちが求め続ける真実の生きかたとは、真実の愛とは・・・

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 大変楽しみなのですが、私は公演日程にどうしても東京出張が被っていて今回足を運ぶことが難しい状況、ゲネプロか稽を観れれば行ってみたいですね。

演劇シーズン、『ひかりごけ』!

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 札幌演劇シーズン2023冬、イレブンナインの『ひかりごけ(http://eleven9.jp/2023hikarigoke/』は完成度が高かったですね。

* これまでの「演劇シーズン」記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3

 イレブンナインが2021年に上演し、TGR札幌劇場祭2021にて大賞、菊地颯平くんが俳優賞を受賞したこの作品が今回オリジナルキャストで再演しました。北海道知床沖で実際にあった人肉食事件を元に描いた武田泰淳さんの同名小説を、イレブンナイン納谷真大が戯曲化しました。生きることの意味を問いかける衝撃作、怖い話と思って観劇を見送った方もいらっしゃったとか、ただ、舞台自体は脚本も面白く、人食いというよりも「生きる」という前向きなメッセージと私は受け止めましたが。繰り返し発せられる「我慢しているんです!」が重く心に響いてきました。

 音楽担当の山木将平くん(https://shoheiyamaki.com/)も素晴らしかったですね。

ひかりごけ

ブラボー!公演『農業少女』

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 昨年の演劇の見納めは野田秀樹(https://www.nodamap.com/)作品『農業少女』でした。野田作品独特の複数のテーマが種まきされて終盤に刈り取られていく様は、まさに廃れ行く農業そのものの移り変わりであり、都市と地方の矛盾、熱狂の中の空虚ほか、スピード感あふれる1時間30分でした。イレブンナイン(http://eleven9.jp/nougyoushoujo/)の皆さんの「young」チームと「adult」チームとの対比も大変興味深く観劇しました。

* これまでの野田秀樹さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%87%8E%E7%94%B0%E7%A7%80%E6%A8%B9

* 野田マップの気迫の公演『フェイクスピア(https://www.nodamap.com/fakespeare/

ElevenNines_nougyo_omote_ol

 2000年にNODA・MAP番外公演として上演された野田秀樹脚本の「農業少女」、今回はELEVEN NINESの納谷真大さんが演出、主演は同劇団の内崎帆乃香さん。また内崎以外の出演者3人は今回「young」、「adult」の2チームに分かれ、ダブルキャストでの上演でした。

 西日本の田舎の農家に生まれた百子(ももこ)は、ある日東京に憧れ電車に乗って上京、様々な大人に出会い、変わり、影響され、いつしか米を作る「農業少女」へと。1960代・70年代を彷彿させる社会描写にも共感しました。

<Aチーム(ヤングチーム)>

内崎帆乃香

菊地颯平

坂口紅羽

梅原たくと

  • 若手チーム!
youngチーム!

<Bチーム(アダルトチーム)>

内崎帆乃香

泉陽二(札幌座)

小島達子

納谷真大

アダルトチーム!

adultチーム!

 年齢の違いによって時代の受け止め方も違うのでしょうね、この作品は20年前の初演とはいえ、折からのサッカーワールドカップの熱狂が過ぎて、ヒットラー率いるナチスの熱狂と重ね合わせたり、現在にも十分通じるテーマも織り込まれています。地方からみる花の都・大東京の時代、線路が続くその先に果てしない夢を一度は見た世代としてはとても懐かしい風景です。

 両チームともに出演し続けた内崎帆乃香さん、お疲れさま!!

先行上映会 @ 栗山

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 先日は、北海道の栗山町で「『ライブアートツアーin栗山』THE MOVIE」と銘打って、一般公開に先立って上映会が栗山町駅前の会場で開催されました。

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 「ライブアートツアー」は、札幌の俳優たちが、まちにゆかりの歴史上の人物などに扮して市街劇を行い、秘められたエピソードやまちの特産物、観光名所などを紹介する新しいツアー企画。ツアー参加者は行く先々で行われるライブパフォーマンスを楽しみながら、まちを巡り、まちを知り、まちの魅力に触れていきます。
 2020年には札幌市、2021年には増毛町を舞台に行い、大きな注目を集めました。2022年9月29日には栗山町で行われ道外からの参加者も含め計12名の方々が参加しました。本作はその映像版。 アフターコロナにむけた地域観光の活性化を支援するとともに、地元の人たちにとっては地域の価値を再発見する機会にもつながっています。

 今回の栗山町版、最初に栗山町の長さんと以前から演劇に興味を持っていた私の知人・遠藤大輔くんが秋山財団にお越しになって提案書のご相談でした。その後、数回お会いして幾つかのプランにブラッシュアップし、私も関係している(公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長と面談・ご相談しました。この案件は一度そこで小休止していたのですが、その後、斎藤歩さんが注目度を上げて数回の現地取材、長さんはじめ現地の方々の溢れる情熱の甲斐もあって、ツアープログラムに辿り着き、更には映像作品としてアーカイブ化の企画に発展してこの日に至りました。

 基本的には今回の企画、栗山町民の方々への先行上映会でしたが、札幌からも10数名の方々が参加し、札幌駅前からの貸切バスの中では、『おむすびプロジェクト』で実際のおむすびも頂きました、本当に地元の具材がぎっしり詰まって美味しかったですね。

 栗山駅前の会場には満席の地元のお客様、先ずは札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉委員長のご挨拶。

* 『札幌演劇シーズン』ーー> https://s-e-season.com/about/concept.html

 続いてはツアーの様子を記録した動画の上映会、素晴らしい内容でした。

[構成・脚本・演出]
斎藤歩(札幌座)
[出演]
山野久治(風の色)、納谷真大(イレブンナイン)、小島達子(イレブンナイン)、
磯貝圭子(札幌座)、泉陽二(札幌座)、MAREWREW ほか

 第二部は、北海道演劇財団の斎藤歩理事長とクリエイティブオフィスキューの伊藤亜由美社長の対談。

* (公財)北海道演劇財団ーー> http://www.h-paf.ne.jp/

* (株)クリエイティブオフィスキューー> https://www.office-cue.com/

 伊藤社長の映画製作を通じての地域おこしのプレゼン、素晴らしい取り組みです。

 対談の途中で、映画にも登場して人気だった桃井かおりさんと武田鉄也さんが乱入!!!

 映画はこちらのサイトからご覧になります、特に最後の部分で皆さん号泣でした!!!

* https://s-e-season.com/jlyp2022/program/kuriyama/

 斎藤歩さんの度重なる取材に裏付けられた歴史スポット紹介、更に、最初にこの地に踏み込んだのが女性で、小林酒造を支えてきたのも女性、そんな物語に仕上げた斎藤歩の手腕に脱帽です!是非、1時間の動画をじっくりご覧頂きたいと思います。

 ここまで実に多くの皆さまのご尽力、最初に関わった私からも心から御礼申し上げます!!

 蛇足ですが、栗山町と私とのこれまでの関わりは、『オオムラサキ観察』、アースカフェでの『サラサラレッド』ほかの農業チャレンジ等、大変興味深い話題で満載でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%A0%97%E5%B1%B1%E7%94%BA

頑張ってね、颯平くん!

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 札幌の劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』で活躍する菊地颯平(そうへい)くんが今朝の地元新聞で大きく取り上げられていました。彼は昨年のTGRで大賞受賞した『ひかりごけ』にも出演し、見事「俳優賞」の栄に浴しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42960

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=43037

8月11日北海道新聞朝刊

8月11日北海道新聞朝刊

 この記事の中、「札幌市内の駐車場でアルバイト」とありますが、これは私が代表取締役会長をつとめている不動産会社のテナントビルの立体駐車場です。彼とか同じ劇団の梅原たくとくんのような若い世代が地元劇団で活躍し続けられる環境をこれからも応援していきたいですね。

劇団『イレブンナイン』HPより~~~~~~~~~

 札幌を拠点に活動する演技至上主義集団。 富良野塾の卒塾生を中心に2004年に「演劇ユニット イレブン☆ナイン」を結成。演劇でしか表現できないもの、ライブならではのエンターテインメント性を追求しつつ、質の高い作品を生み出している。2008年、札幌に拠点を移してからは活動の場をCM、ドラマ、映画、ラジオなどへも広げ、道内のTV局が製作する番組に企画から携わるなどの活動も行う。2013年より、企画・制作団体「ELEVEN NINES(イレブンナイン)」へと名称を変える。納谷真大オリジナル作品の他、海外戯曲や近代日本戯曲にも積極的に取り組み、「12人の怒れる男(レジナルド・ローズ)」「あっちこっち佐藤さん(レイ・クーニ−原作)」などは高い評価を受けている。札幌演劇シーズンにも多数参加。2018年には5,000人近くの集客を記録し、札幌演劇界を牽引する劇団のひとつと言われる。 2019年6月、代表の納谷真大が北海道演劇財団の理事に就任。以降、近年は北海道演劇財団や札幌座との共同制作公演も行なっている。

~~~~~~~~~~~~~

 主宰の納谷真大さんには秋山財団の『愛生舘文庫』デジタルコンテンツ作成でもお世話になっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42556

札幌演劇シーズン 2022-夏

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 『札幌演劇シーズン 2022-夏』がもうすぐ始まります、今年は10周年の節目の年、楽しみです。恒例の札幌チカホの広告スペース、カタログを手に取る通行人も多くいましたね。

* https://www.youtube.com/watch?v=SiTldALAbgc

 先日は、3年ぶりに『キックオフイベント』も!

 札幌演劇シーズン実行委員会の樋泉委員長の冒頭ご挨拶。

樋泉実行委員長のご挨拶

樋泉実行委員長のご挨拶

 続いては今年の演目の紹介をそれぞれのスタイルで! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「札幌演劇シーズン2022-夏」

劇団 風蝕異人街「THE BEE」

https://fushokuijingai.wixsite.com/fushoku/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E6%AC%A1%E5%9B%9E%E5%85%AC%E6%BC%94-%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%81%95%E3%81%BE

2022年8月6日(土)~13日(土) 北海道 シアターZOO 共同脚本:野田秀樹&Colin Teevan 演出:こしばきこう 出演:三木美智代、川口巧海、関戸哲也、太田有香、伊達昌俊、ノザワリンカ、渡部萌

座・れら「アンネの日記」

https://doshin-playguide.jp/products/detail.php?product_id=2598

2022年7月30日(土)~8月7日(日) 北海道 札幌市こどもの劇場 やまびこ座 作:ハケット夫妻 翻訳:菅原卓 演出:小沼なつき、鈴木喜三夫 出演:鈴山あおい、齊藤雅彰、西村知津子、町田誠也、原子千穂子、谷川夢乃、佐藤みきと、信山E紘希、つくね、小沼なつき

ELEVEN NINES「12人の怒れる男」

http://eleven9.jp/12angrymen2022/

2022年8月13日(土)~20日(土) 北海道 かでるホール 作:レジナルド・ローズ 訳:額田やえ子 演出:納谷真大 出演:泉陽二、梅原たくと、河野真也、菊地颯平、菊池拓帆、久保隆徳、瀧原光(13~16日のみ)、戸澤亮、納谷真大、箕輪直人、明逸人、山田マサル、山野久治、横尾寛

 最後は勢ぞろいで記念撮影も。今年も楽しみですね。

楽しみな『北八劇場』@ 札幌

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 札幌駅北口の高層マンションプロジェクトの一角に、2024年春に新しく客席数226席の劇場が完成します、『北八劇場』です。

* https://tmtf.jp/20220511-2/

 この計画を進めてきたのが一地権者である「JBEホールディングス株式会社(旧田中合資会社)」で劇場を所有し、完成後の維持管理とその効果的な運用を目指して設立されたのが、「一般財団法人 田中記念劇場財団(https://tmtf.jp/」です。

 そして、劇場運営のソフト面を担う『芸術監督』には、納谷真大(イレブンナイン代表)、支配人には笠島麻衣が担うことが発表されました。納谷さんは秋山財団の『愛生舘文庫』DVD作成でお世話になっています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42556

* 納谷真大さんの記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B4%8D%E8%B0%B7%E7%9C%9F%E5%A4%A7

 札幌の演劇界に新たな劇場が出現し、新幹線も札幌に乗り入れて、札幌駅北口もこれから先、大いに楽しみなゾーンとなってきます。

ライブアート増毛!!

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 『ライブアート・ツアー第二弾、増毛編』、前回の札幌編とはまた違って大変面白かった!

* 前回の『札幌編』ーー> https://s-e-season.com/SBLAC/program/lat/

 『秘められた歴史遺産を巡るライブアートツアー』と題してのこのシリーズ、今回の増毛編は北海道の歴史の断片を浮かび上がらせる面白さがありました。俳優の山野さん、納谷さん、二人そろうと黙っていても笑っちゃいました。

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会場

増毛町内

増毛山道入口・国稀酒造・旧増毛駅舎・果樹園・漁港・旧増毛小学校ほか

出演

山野久治(風の色)/廣田直美(アトリエブルーバード)/納谷真大(イレブンナイン)/斎藤歩(札幌座)/磯貝圭子(札幌座)/MAREWREW ほか

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 納谷さんだと気が付かなかった豊かな黒髪!!

* 納谷真大さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B4%8D%E8%B0%B7%E7%9C%9F%E5%A4%A7

誰かと思ったら、大活躍納谷真大さん!!!

誰かと思ったら、大活躍納谷真大さん!!!

TGR2021 授賞式

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 今年の『TGR札幌劇場祭 2021(http://s-artstage.com/2021/tgr/』授賞式が先日行われて、大賞はイレブンナインの『ひかりごけ(http://eleven9.jp/hikarigoke/』が受賞しました。また俳優賞の3人の中の一人に、出演したイレブンナインの若手の菊地颯平くんが受賞し、ダブルの喜びでしたね。

* 『ひかりごけ』の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=42960

 授賞式の様子はこちら: https://www.youtube.com/watch?v=055ZnryerbU

イレブンナイン代表の納谷真大さんと、今回若手で出演して俳優賞を受賞した菊地颯平くん

 今回の『ひかりごけ』、私は4回も足を運びましたが、事前に1992年製作のホラー映画『ひかりごけ(https://eiga.com/movie/38972/)』、三國連太郎ほか出演をDVDで観ていたし、公演のチラシ冒頭にも

~~ 北海道で実際に起きた人肉食事件をもとに描いた武田泰淳の同名小説をイレブンナイン納谷真大が戯曲化。極限状態におかれた人間の、生きるために「仲間の肉を食べる」という行為を通して、「生」が内包している様々な矛盾と向き合いながら「生きること」の意味を問いかける。

主演に斎藤歩、泉陽二を。音楽に山木将平を迎えた衝撃作。~~

とあったので、このコロナ禍で若干気落ちしている時におどろおどろしい芝居かと少々気弱になりながらの観劇でした。ところが、いい意味で予想を裏切ってくれて、斎藤歩さんが事前に言っていたようなファンタジーといった雰囲気も感じられるほど軽やかでテンポよく、緊張を解く脚本も素晴らしかったですね。トラマツルグの斎藤歩さん、音楽担当の山木将平くん他のスタッフの皆さまのプロの技を魅せてもらった気がして、これまでの『素麺』、『アイランド』に並ぶ久しぶりの高いレベルのTGR大賞となり、私自身も嬉しいです。是非、再演して頂きたいですね。

カメラマンの脇役に徹する斎藤歩も素晴らしい!

カメラマンの脇役に徹する斎藤歩も素晴らしい!

* 『素麺』2012年TGR大賞受賞

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15224

* 『アイランド』2014年TGR大賞受賞

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21853

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25100

 イレブンナインの皆さん、おめでとうございます!!!

ブラボー、『ひかりごけ』!

Posted by 秋山孝二
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 劇団「イレブンナイン(http://eleven9.jp/」の話題作『ひかりごけ』が10日間12ステージ、大盛況で終演しました。「人食いの実話」との前評判で怖くて観に行けなかったとおっしゃる方もいました、事前に昔の映画をDVDで観ていましたが、今回の芝居は遥かにファンタジックで、ホラーではなく透明感もありました。ギターの音楽がリズムを刻み、軽やかな印象を与えていたのと、脚本の展開が追い詰められた観客の心理をふと現在に呼び戻して悪夢から覚めたかのような気持ちにさせる、脚本、演出、舞台装置、照明、そして山木将平くんの音楽、役者たち、素晴らしかったです!!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

STAFF スタッフ

原作:武田泰淳

作・演出:納谷真大

ドラマトゥルグ:斎藤歩

音楽:山木将平

舞台美術:高村由紀子/舞台監督:高橋詳幸(アクトコール(株))/照明:熊倉英記/音響:奥山奈々(pylon Inc.)/宣伝美術:若林瑞沙(studio COPAIN)/演出助手:梅原たくと、内崎帆乃香/ゼネラルマネージャー:カジタシノブ(tab)/広報協力:越智香奈江/制作:小島達子、澤田未来、上總真奈、坂口紅羽、沢井星香/著作権管理:日本文藝家協会/協力:北海道演劇財団、F.C.S.、さっぽろアートステージ2021実行委員会、札幌劇場連絡会/制作協力:ダブルス/企画制作:ELEVEN NINES、tatt Inc.

斎藤歩

斎藤歩

左から納谷真大、菊地颯平、泉陽二

「あなただったら食べますか?」

「食べるかもしれません。生きるために。」

 「我慢してるんです!」、「せつねぇー」が耳に残る印象深い、久しぶりの大人の作品でした。

乞うご期待、動画の収録!

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 秋山財団では2年前の10月に、建物の一室に『愛生館文庫』を開設しました。この財団の由って来る所以を記録に残して、財団の名称にある「記念」の意味を多くの方々に理解して頂きたいという設立に関わった私の思いです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=37374

 資料整備もほぼ整い、今年からデジタルコンテンツを作成して資料館のバージョンアップを図る企画が進んでいます。先日はその第一号としての録画撮りを財団事務所と愛生館発祥の場所で行いました。

 まずは秋山財団事務所一階ミニホールで。劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』を主宰する俳優・脚本演出家の納谷真大(なやまさとも)さんを聞き手に、私がインタビューを受けました。

* 納谷真大さん、ほかーー> http://eleven9.jp/member/

 翌日は愛生館北海道支部が1891(明治24)年に開設された札幌市中央区南一条西6丁目の発祥の地での録画撮り。

 ナレーション、再現会話、資料等の映像を編集して、近いうちには第一号が世に生み出されると思います、乞うご期待!!!ですね!

演劇の力 二題!

Posted by 秋山孝二
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 『夜は短し歩けよ乙女(https://www.yoruhamijikashi.jp/』、札幌の劇団『イレブンナイン(http://eleven9.jp/』の代表の納谷真大さんも客演で出演しているので、東京・大阪の両方の公演を観劇しました。ストーリーの詳細はHPに掲載されていますが、テンポのいいセリフとエンターテインメント性を存分に発揮して、観客を魅了していました!

東京・新国立劇場

東京・新国立劇場

 一方こちらは野田マップの気迫の公演『フェイクスピア(https://www.nodamap.com/fakespeare/』、同様に詳細はストーリーはHPに譲りますが、当初はシェイクスピアのパロディかと思いきや、とにかく多様なテーマを盛り込んで終盤でグッと凝縮していく野田秀樹さんの手法、どこで気が付くかの違いは有っていも、感動の作品、4回のカーテンコールとスタンディングオベーション、大変な盛り上がりでした!

 池袋のこの劇場ビル内のカフェ、オーダーはスマホからとは言いつつ、オーダー以外の幾つかの質問とかへの対応はまだまだの感で少々フラストレーション!!

『虹と雪、慟哭のカッコウ』(下)

Posted by 秋山孝二
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 今回のこの公演、予定では2020年2月20日(木)~ 3月1日(日)でした。

新型コロナウイルス感染予防策を入念に立てて、

2/20(木) 19:00
2/21(金) 19:00
2/22(土) 14:00
18:00
2/23(日) 14:00

2/24(月) 19:00

と6公演を積み重ねていましたが、2月24日公演終了後に、石井館長、伊藤部長ほかと意見交換をして、以下の対応強化策を示して、引き続き公演を継続することを決めました。

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新型コロナウイルスへの対応強化について

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、札幌市内でも各種イベントの延期や中止が発表となっておりますが、私共、北海道演劇財団が札幌文化芸術劇場hitaru(札幌市芸術文化財団)との共催で公演をしておりますAll Sapporo Professional Actors Selection Vol.1「虹と雪、慟哭のカッコウ」は、現段階では公演を継続することといたします。

 220日に発表した声明文にあるように、これまでも、お客さまへの咳エチケットへのご協力の周知、スタッフ・キャストの手洗い・うがいの徹底、すべての座席やお客様の手が触れる可能性のある場所の除菌消毒、劇場内の換気の徹底で、安心してご観劇いただける劇場環境を整えてまいりましたが、本日より、劇場内でのお客さまへの手指消毒のお願いや、開演前に出演者らによる「せきエチケット」や「正しい手洗い」などについての周知活動も行い、感染拡大防止のための周知活動も開始することといたしました。

 今後、さらに状況が変化した場合、公演を中止する可能性も含め、最新の情報が入り次第、臨機応変に適切な対応をすることとします。

 既に前売り券をお買い求めで、観劇を断念なさるお客様には、払い戻しの手続きを行っております。33()までにお電話(011-520-0710:北海道演劇財団)でお問い合わせくだされば、払い戻しの手続きを取らせていただきます。

 ご来場のお客様には、感染予防・拡散防止の趣旨をご理解の上、以下の点に、重ねてご協力をお願いいたします。

〇発熱・咳・全身痛などの症状が継続してある方は、観劇をお控えくださいますよう、くれぐれもお願いいたします。

〇既に前売り券をご購入のお客様には33()までにご連絡を頂ければ、払い戻しの対応もいたしますので、ご連絡ください。(☎ 011-520-0710

〇劇場内の換気、消毒などには万全を期しております。観客の皆様も、うがい、手洗いなど、可能な限りのご協力をお願いいたします。

224日の公演より、ご来場のお客様すべての皆様に、ご入場の際、手指の消毒をお願いすることとします。何卒、ご理解の上、ご協力ください。

〇急な咳・くしゃみなどの症状が現れた場合、周囲のお客様にご配慮いただき、マスクの着用やハンカチ、着衣で覆うなどの対応をお願いいたします。

〇受付スタッフ・場内整理スタッフはマスクを着用させていただきます。

〇受付時、せきなどの症状が見受けられるお客様には、お声掛けをさせて頂き、体温を測定させていただき、問題がないようであれば、連絡先をお聞きしてからご入場いただく場合もあることをご理解ください。

 私たちは安全で快適な劇場空間を用意し、お客様をお待ちしております。

 何かお気づきの点がありましたら、遠慮なくスタッフにお申し付けください。

2020224

公益財団法人 北海道演劇財団

芸術監督 斎藤歩

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開始直前の手洗い他ご案内も

開始直前の手洗い他ご案内も

28日公演が最終に

28日公演が最終に

2/25(火) 14:00/19:00

2/26(水) 休演日
2/27(木) 14:00
2/28(金) 19:00

 2月28日19時公演を観劇した一人の若手精神科医の感想が以下の通りです。

・・・昨日はどうも。見れて良かったです。深い感想はなかなか書き切れませんが、あそこまでわかりやすい「非人道的」な治療はいまでこそ確かに「非人道的」として理解され、なくなりましたが、全体として精神科の病棟で生まれやすいあの「構造」は、今もなお変わりないと感じます。だから劇中の各登場人物の葛藤は、日々僕も抱くもの。ラストまで迫るものがありました、素敵でした、素晴らしかったです。あとまったく個人的に、山木氏のギターきいて、高校時代が懐かしくなりました。・・・・

 そして28日公演終了後に、石井館長ほか関係者と再度意見交換して、周辺環境の悪化に伴い、以後三回の公演を中止することを決めました、まさに苦渋の選択ですね。決定後、出演者・関係者全員が舞台に集合して、私も財団理事長として同席し、芸術監督の斎藤歩から中止の決定とその経緯を皆さんに説明しました。これまで10公演を終えて、日に日に作品の評価も高まり、このような状況の中、予約のキャンセルは若干有ったものの公演毎に当日券はかなりの枚数に上っていましたので、胸の張り裂けるような気持でした。

素晴らしいカンパニー!

素晴らしいカンパニー!

 私は主催者団体の理事長として、以下のメッセージを演劇財団関係者にご報告しました。

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北海道演劇財団

理事、監事、評議員の皆さま

<公演三回中止のお知らせとその経緯>

 2月20日から札幌市民交流プラザ3Fクリエイティブスタジオで公演を続けていた、All Sapporo Professional Actors Selection Vol.1「虹と雪、慟哭のカッコウ」ですが、2月28日の公演(19時)を終えた段階で、共催する札幌文化芸術劇場hitaru(札幌市芸術文化財団)石井館長とも協議した結果、残る2月29日、3月1日の公演3回を中止することと致しました。

 これまで斎藤歩、木村典子が「公演前告知」、「2月24日対応強化連絡」と、予防等についてできる限りの努力をして参りました。

* 公演初日前告知 http://www.h-paf.ne.jp/200220geijutukantokuseimei/

* 2月24日対応強化告知 http://www.h-paf.ne.jp/200224geijutukantokuseimei/

 この間、札幌文化芸術劇場hitaruの石井館長、伊藤舞台技術部長ほか関係者の方々と連日意見交換をしながら、劇場内の殺菌や徹底した清浄、マスクの着用、今日までの公演の継続にご尽力して頂いたスタッフの皆様のご協力のお陰で、28日まで何とか公演を続けることができました。また、24日以降では、対応強化として、入場前に全てのお客さまの手のアルコール消毒を徹底し、公演冒頭にセットのナースステーションから「予防の手洗いの詳細手順説明」も行い、拍手も頂いたりしました。日ごとに新型コロナウイルスのまん延気配でしたが、予約キャンセルは若干あったものの、公演の評判は高く、当日券枚数も伸びてきていました。そんな状況の中、28日夕方の鈴木知事による「週末外出自粛要請」発表があり、公演終了後に、斎藤歩、納谷真大、木村典子と私で石井館長に面談を求めて意見交換をし、以降の三公演中止を決めました。すぐに中止告知をHP他、SNSでも行い、さらに個別に観劇予定のお客さまには各自中止連絡を行いました。29日、3月1日もお越しになる方々への対応、2日以降は払い戻し他の手続きについて関係者とさらに詰めた議論をする予定です。

 昨年末から稽古を重ねたきた斎藤歩、納谷真大ほかユニット関係者の忸怩たる思いは察するに余りあるものですが、この貴重な経験を次の公演に活かすようにと、石井館長からも励ましの言葉を頂いています。

 以上がこの間の中止に至った概略経過で、3月予定の理事会、さらに詳細をご説明する予定です。取り急ぎのご報告でまとまりませんが、どうかご理解のほどをよろしくお願い致します。

(公財)北海道演劇財団 理事長 秋山孝二

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 その後、芸術監督の斎藤歩からは以下のような報告も届きました。

・・・・2月29日にも、劇場に全員が集まり片づけをして、3月1日に予定通りバラシをして打ち上げをしようとしていたのですが、2月29日の段階で、hitaru の伊藤さんが、技術スタッフ全員を招集してくださっていて、劇場スタッフ総出でバラシをやってくれて、2時間ほどでバラシが終了してしまい、それならもう…と、29日の段階で、シアターZOOの稽古場で、打ち上げをやってしまおうということになり、お酒や食べ物を持ち寄って、稽古場で夜2時まで、盛大に打ち上げを行い、解散しました。

 そして昨日3月1日昨日も、上演予定時間に劇場の受付に立ちご来場くださったお客さまへの説明の用意をしていました。hitaru の丸田さん、技術部長の伊藤さんも立ち会ってくださいましたが告知が行き届いていたようで、一人もお客様はいらっしゃいませんでした。・・・・・・

斎藤歩のブログ――> http://sapporoza.blog.fc2.com/blog-entry-136.html

バラシを終えて

バラシを終えて

 伊藤部長、丸田さんには、本当に連日及び最後の最後まで大変お世話になりました、心から感謝申し上げます。

 私が関係する今回の演劇公演も千秋楽前に三公演残して中止せざるを得ない苦渋の選択でした。個々の事情による判断が一番重要で、上から言う話ではありません、続ける社会的使命があると確信しているからです、そんな風に考えていると、劇作家・演出家の野田秀樹さん(64)は1日、政府が新型コロナウイルス感染対策として文化イベントの自粛を要請したことに対し、「一演劇人として劇場公演の継続を望む」との意見書を公式ホームページで発表されました。平田オリザさんも賛同の意を示しています。政府の要請を受け、野田さんが芸術監督を務める東京都立の東京芸術劇場など国公立劇場の主催事業や、松竹主催の歌舞伎、宝塚歌劇団、劇団四季といった民間大手のほとんどが3月前半までの公演中止を決めている最中にです。

 今回の一連の対応中、野田秀樹さんのメッセージが心に響きました。

* https://www.nodamap.com/site/news/424?fbclid=IwAR01L6bz-IjukmthgyYG2WUHQyNxtFBnBS2fi9Jk919sEuUJzhPQCouKCU4

 公演を巡っての一連の判断を今振り返ってみて、私は民間財団理事長として北海道演劇財団が目指す「公益としての『演劇』振興」と真摯に向き合った数週間だったと感じています。「自粛」「自粛」の同調圧力の中、「今」、「ここ札幌」で公演を続ける責任みたいなものをギリギリまで追求してきたことに、私自身は誇りを持っているつもりです。もう克服したと思っていた感染症との闘い、芸術・文化の価値とどう折り合いをつけていくのか、少し時間を経て再度深く考えてみたいと思った次第です。