『1945 最後の秘密』

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 メディアアンビシャスの戦後80年講演会が開催されました。今回は朝日新聞盛岡総局の三浦英之記者です。

* メディアアンビシャス関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 著書の基盤になってきた取材を基に、アッと驚くような満州建国大学卒業者からの証言ほか、濃密な内容でした。

* 三浦英之 - 記者:朝日新聞

* 建国大学 - Wikipedia


 
 開会前から参加者も続々。

 これまでの数冊の著書を手に講演された三浦英之記者。

1945 最後の秘密

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 人は戦時下で、どう生きようとしたのか――。

* アフリカを攻撃した「特殊潜航艇」日本兵の最期。

* 「空母赤城」整備兵が語るミッドウェイ海戦とその後。

* 元満州国官僚が死の直前に綴った最後の「極秘計画」。

* 回天が配備された八丈島の疎開船「東光丸」の悲劇。

* 原爆に奪われた「元タカラジェンヌ」園井恵子の希望。

* 国家に背いて「原爆疎開」を決断した新潟県知事の覚悟。

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 この中の以下の二つのお話は特に衝撃でした。

* 元満州国官僚が死の直前に綴った最後の「極秘計画」

* 国家に背いて「原爆疎開」を決断した新潟県知事の覚悟

小方良子さんを送る会

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 4月28日に急逝した(公財)ワグナー・ナンドール記念財団の「小方良子事務局長を送る会」が先日、栃木県益子町のワグナーナンドールアートギャラリー内の庭園で開催されました。お誕生日の前日、生前に大好きだった蓮の花が咲く頃、炎天下でしたが風が吹き抜ける中、思い出話、捧げるバイオリン&ピアノの音色を聴きながら、参加された皆さんは暫し小方さんの人生に思いを馳せて偲び、送る時間となりました。

 開催前の早朝の庭園では蓮の花が一輪咲いて、今にも咲きそうな蕾も複数ありました。

 冒頭に理事長の私からご挨拶、HPにアップした内容で語ったのですが、感極まって終わりは暫し絶句でした。

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< 訃報 >
謹んで当財団をご支援して頂いてる皆様にご報告申し上げます。
これまで20年あまり、皆さまにお世話になり当財団の事務を担っていた小方良子が、2025(令和7)年4月28日午後6時頃に虚血性心疾患で急逝しました。突然の報に関係者はにわかには受け入れ難く、対応に追われて皆様へのご連絡が遅れた事を深くお詫び申し上げます。葬儀は家族葬でごく内輪にてお済ませとご親族から連絡を受けております。今年度「春の展示会」の最中の悲報でしたが、私たちは当初予定通り5月15日迄開催して多くのお客様にお越し頂き、滞りなく終了しました。
小方良子は和久奈ちよと共に、益子のアートギャラリーの運営に献身的に尽力し、展示会での応対をはじめ、作品・建築物・庭園等の日々のメインテナンスを担っている方々とのコミュニケーション、栃木県庁担当部署への報告、理事会・評議員会資料作成等、事務全般をこの間担って、当財団の活動の基盤を構築してくれました。2021(令和3)年10月にちよが亡くなった後は、まさに孤軍奮闘で新たな当財団の方向性を探りながら仕事に向き合っていました。
私とも頻繁に意見交換を行って、ちよ亡き後のギャラリーの展開を語り合ったり、地元益子町の方々との更なる関係構築、栃木県を芸術の視点から情報発信するための方策についてもアイディアを交換したりして、ギャラリーの将来像を明るい眼差しで思い描いていました。
今、在りし日の姿を顧みると、小方良子は日本航空国際線CAの誇りを胸に、いつも仕事に向き合っていたような気がします。そして、若い後進を育てる途上での今回の突然の旅立ちは、どこか心残りだったかもしれません。
残された今を預かる私を含めた財団関係者は、そんなギャラリーへの熱い思いをしっかり受け継ぎ、これからのこの美術館の更なる発展に尽力することをお誓い申し上げて、ご報告に代えさせて頂きます。
今後とも、皆さま方に喜んで頂ける「ワグナー・ナンドール アートギャラリー」を目指して参ります、どうか宜しくお願い申し上げます。

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 duo阿久澤のミニコンサート、心に染み入りました。特に『Time to say goodbye』は。

* Bing 動画

海に沈める融ける骨壺

海に沈める融ける骨壺

南極料理人は語る!

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 南極料理人西村淳さんのミニ講演&スライドショーが愛生舘サロンで開催されました、企画責任者は和田由美さんです。

 彼の著書を基に以前に映画も作成されました。

* 南極料理人 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

 冒頭ご挨拶する和田由美さんです。

 秋山財団の防災関連プロジェクトでも以前からお世話になっていました。

* 根本昌宏 | TEAM防災ジャパン

 また、こちらのサイトでは彼の二度にわたる南極観測隊での経験も紹介されています。

* ご参考ーー> https://www.hophouse.co.jp/ishide-talk/talk-953/#

 当日は、オーロラの多様なスライドほか、南極ならではの光景も観ることができてひと時澄み切った空気と氷の世界を堪能できました。今後も多くの施設でのミニ講演を続けていくようです。

赤松良子さんに続く「長い列」

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 NHKスぺシアルのシリーズ「未完のバトン」、今回は赤松良子さんに続く活動紹介、『”均等法の母”に続く長い列』でした。

* 未完のバトン 第3回 “均等法の母”に続く長い列 - NHKスペシャル - NHK

 40年前の1985年に成立した男女雇用機会均等法で、当時法案づくりに奔走した赤松良子さん(旧労働省婦人少年局長)は、昨年94歳でお亡くなりになりました。番組で紹介された資料からは、この法案成立に決して満足ではなく、昇進差別、男性の育児休業、非正規雇用、女性の政治参加など積み残した課題の解決に取り組む姿が浮かび上がってきました。

 赤松さんと共に歩みながら、その後の活動を続ける多くの女性たち、「バトン」というよりも闇を切り拓く「鎌」、いつかそれがバトンに代わって走り回れる大地になればいいですね!と。

 「長い列」、それは先輩、後輩たちの弛まない努力の継続なのでしょうね。

 一歩ずつ、諦めることなくしたたかに前に進む隊列、日々暮らしを過ごす矜持も感じます。秋山財団の『秋山喜代賞』も、そんな流れの中での一コマとなれば嬉しいです。

* 秋山喜代賞 - 秋山記念生命科学振興財団

NHK『僕の日本人助産師を探して』

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 NHK『戦後80年』企画の一つとして、BS番組「僕の日本人助産師を探して」は、これまでとは一味違った角度からの深掘りに感動しました。

* 戦後80年 僕の日本人助産師を探して - BSスペシャル - NHK

 中国人ジャーナリストの寇愛哲さんは自身を取り上げた助産師・浦山あき子さんの消息を探していました。

 中国での戦争体験を経て、その後日本に帰ってからの苦労等、時代に翻弄された一人の女性の人生、一般的には「在留邦人」と一括りにされてきてますが、貴重な時代の証として心に刻まなければなりません、戦後を生きてきた私の世代として。

 丹念に彼女を知る人々を訪問・取材する寇愛哲さんの情熱に感動すると共に、彼の質問に率直に応える人々の言葉にも温かさを感じました。

ネットワーク事業交流会 2025

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 今年で第5回目となる秋山財団の「ネットワーク形成事業助成」の交流会が先日開催されて、例年にも増して大盛況でした。開会前から、或いは休憩時間も濃密なコミュニケーションの数々、化学反応により新たな展開も生まれたようで何よりでした。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 活動報告会 2022@秋山財団

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 秋山財団 交流セミナー 2023

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 秋山財団 交流会 2024

 振り返れば、コロナ禍での第1回は秋山財団でアクリル板を挟んでの意見交換会、回を重ねるごとに交流のレベルもバージョンアップし、プログラムだけでなく、お菓子の詰め合わせの事務局の心遣いもあったり、新しくデジタルプラットホームのアプリの予告もされて、今後が楽しみですね。

 一団体3分の活動報告とその後の質疑応答、窮屈な持ち時間と思っていましたが、どの団体も見事に時間を有効に使ってのプレゼン、真の「交流」が板についてきたことを確信しました。

リニューアル、「日本海沿岸サミット」

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 経済同友会でこれまで十数回開催していた「日本海沿岸地域サミット」を、今回からリニューアルして 「第一回日本海沿岸地域経済同友会サミット 札幌大会」として開催しました、大会テーマは『日本海沿岸を結ぶ交通網の整備』で、全国から12の経済同友会の代表幹事・副代表幹事・事務局総勢50名が集まりました。

<これまで私が参加した前身の「日本海サミット」の記事>

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 日本海サミット 2014 in 山形(前)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 日本海サミット 2014 in 山形(後)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 第8回 日本海サミット in 福岡

 基調講演は京都大学工学研究科教授の藤井聡氏、テーマは『北海道沿岸エリア発展における必須プロジェクト~羽越・北陸・山陰・北海道新幹線と那覇名護鉄道による「国土軸」の形成~』でした。「マーケットの論理」と「国家の論理」の違い、「相対的交通利便性」、「対抗投資」等の概念についても時々過激な内容もありながら示唆に富むお話でした。

 その後は、各地の経済同友会からのそれぞれの問題意識を基に質疑応答を含めた意見交換も休憩時を含めて大変活発、懇親会でもそれぞれのテーブルで更に深掘りした話し合いも続きました。来年は富山経済同友会がホストで開催予定です。

日本酒 試飲会@かんてんパパ

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 札幌の秋山財団事務所のお隣さん『かんてんぱぱ(伊那食品工業株式会社)』札幌営業所には、所長さんはじめいつもお世話になっています。先日、昨年から始めた年一回の日本酒の試飲会イベントのお誘いがあり行きました。

* 伊那食品工業株式会社

 いつもは事務所2階の一室で、関連する長野県の酒蔵の地酒が並んでの試飲会、夏限定の冷酒ほかたくさんの銘柄を解説付きで飲み比べ、すっきり爽やかな味でした。

* かんてんぱぱグループ米澤酒造株式会社

 しばしいろいろ説明を聞いた後、一階のショップで今錦二種類を買って家に持ち帰りました。かんてんパパさんで日本酒を売っていることも殆ど知らなかったので。

 因みに、これまで長野のお酒と言えば『真澄 蔵元 | 宮坂醸造株式会社(信州諏訪 7号酵母発祥の酒蔵)』でした、私の妻の名も文字は少し違いますが「眞澄」、いつも「辛口」で緊張感を抱いて飲んでいます?!

* これまでの「日本酒」関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

新たなDVD、完成!

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 栃木県で続いたワグナーナンドール財団関連のイベントの記録DVDが完成しました。

 一つは「大谷石研究会主催の講演会」、もう一つは「ロマンの碑・復元関連イベント」です。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 講演会 @ 大谷石研究会(下)

* 秋山孝二の部屋 ロマンの碑復元関連イベント(除幕式ほか)

 当日の感動はもちろんですが、こうやってDVDとして記録に残して振り返ると、また違った深掘りの印象があり、より一層当日の新鮮な感動が蘇ります、ワグナーナンドール財団の江原評議員の毎回の力作、ありがとうございます。

観劇後の懇親会も盛況!

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 ジョブキタ北八劇場で『病は気から』を観劇した後、今回は4年前に終了した『北を語る会』の元メンバーたちが集まってそれぞれこの舞台の感想他を語り合い、大いに盛り上がりました。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 「北八劇場」一周年!!

* 「北を語る会」関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 懐かしいお顔の面々、皆さんは千秋楽のこの日が初めてのこの作品の観劇、それでもこれまでの演劇鑑賞の経験を踏まえて、大変深い感想を多く聴かせて頂き、北八劇場関係者にも伝えたいと思いました。例えば、シンプルな舞台装置の中でストーリーと俳優たちの演技だけで2時間の時間・空間を楽しませるその姿への称賛とか、俳優たちの溢れる熱演からエネルギーを貰ったとかですね。

 その中で特に印象に残ったのは北海道大学の教授だった高村泰雄先生のお言葉、この日95歳のお誕生日を迎えられて皆さんでお祝いをしましたが、先日亡くなった斎藤歩を偲ぶ中で、学生時代の斎藤歩の青テントのエピソードには感動しました、キャンパス内に無許可でテントを張って演劇活動をしていた歩たちを排除しようとした大学側に対して、表現の自由から彼らを擁護した数少ない大学関係者だったことを、絞り出すようなお言葉で語られました。

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 旅立ったお二人!

絞り出す声で語る高村先生

絞り出す声で語る高村先生

 久しぶりにお会いした先輩たち、最初は多少お歳を取られた気がしていましたが、飲むほどに酔うほどにさすがに錚々たる経歴の皆さん、持論を含めて深い観劇の感想等、傾聴に値するお言葉の数々でした。リアルな集まり、やっぱり大切ですね、また近いうちにお会いしたい皆さんでした。

「北八劇場」一周年!!

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 昨年5月にオープンした「ジョブキタ北八劇場 」が一周年を迎えて、先月から今月に掛けて一か月公演24ステージ『病は気から』が大盛況で千秋楽を終えました。

* 『病は気から | 劇場スケジュール | ジョブキタ北八劇場

 千秋楽終演後のカーテンコール!

脚本・演出の納谷真大さん

脚本・演出の納谷真大さん

 隣のホテルバーとのコラボ企画『キャスト・イメージカクテル』で一番注文の多かったエレキくん、賞品の電気ブランボトルを獲得!

 終演後、キャストの方々も元気そう。

* これまでの北八劇場関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

永い年月を経て @ 薬師寺

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 薬師寺にはこれまで何回も足を運んでいますが、昨年はここの食堂(じきどう)でのライブコンサートがあると伺い、前後の日程もあったりで参加しました。

 田辺靖雄さんと九重佑三子さんのご夫婦。薬師寺大谷執事長のご配慮で最前列の真ん中の席で臨場感満載の時間でした。ライブ前に本堂の薬師如来に奉納のお参りもご一緒にさせて頂きました。その昔、九重佑三子さんのファンだった私としては60年近くの時を経て至近距離でお話ができました。お父様が北海道の礼文島ご出身とか。

* Bing 動画

* これまでの薬師寺関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

スローフード第2弾、盛況!

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 湯浅優子さんが代表の「秋山財団ネットワーク交流会実行委員会によるトークイベント第2弾」は、予定の参加者を大幅に越えて大盛況でした。

* 秋山財団ネットワーク交流会実行委員会によるトークイベント第2弾のご案内 - 秋山記念生命科学振興財団

 アリス・ウオータースの映画『食べることは生きること』上映を含め、昨年11月の第1弾も内容の濃い参加者との交流でしたが、今年は更に全国で活躍するお二人のゲストの事例発表も感動しました。

* 映画『食べることは生きること 〜アリス・ウォータースのおいしい革命〜』公式 | 世界中の料理人と教育者に影響を与える彼女が信じる「おいしい革命」とはー?

* 小野寺愛|note

* 阿部裕志 風と土と

* 昨年11月の第1弾ーー> 秋山財団ネットワーク交流会上映会&TALKが開催されました - 秋山記念生命科学振興財団

 更に関連してそれに先立って一昨年開催されたイベントにも小野寺愛さんはご参加されていました。

<2023年5月のトマムで>

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝 スローフード北海道 20周年!(上)

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 祝 スローフード北海道 20周年!(下)

 今回の第2弾、前日夜の交流会。

 この会の代表で秋山財団評議員の湯浅優子さん。

 翌日は映画上映会とお二人のゲストの事例発表と意見交換会。

 小野寺愛さんの映画の解説ほか。

 阿部さんからは海士(あま)町の実践ほか。

 昼食後は、4名の方々からそれぞれの素晴らしい実践のご報告とアピールでした。これからの秋山財団のアウトリーチ活動の軸として「食~農」の楽しみなネットワークが進化しそうです!!!

6月の川甚 @ 札幌

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 札幌に残る数少ない割烹「川甚」、しばらくぶりに集合時間前にしばしお庭を拝見、夕暮れ前からのライトアップに映える変わらぬご神木のポプラです。

* さっぽろ川甚本店

 さる場所にはこんなものも?!

 今回のメンバーはこちら、川甚オーナー会社会長を囲んで岐阜からのご一行でした!

 今から40年くらい前の札幌には、「いく代」、「海陽亭(小樽が本拠)」、「あをき」等、私が知っているだけでも複数あったのですが、現在はこの「川甚」さんくらいしか昔の風情がある割烹は無いような気がします、貴重な札幌のおもてなしの場ですね、加森公人さんに感謝です!

旅立ったお二人!

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 一緒に仕事をしてきて自分より若い方が旅立つのは、心にポッカリ穴が開いた感じで、なかなか受け入れるのに時間がかかります。
 演劇界、とりわけ北海道に多大な足跡とレガシーを築いた斎藤歩が6月11日にご自宅で静かにを息を引き取りました。私が(公財)北海道演劇財団理事長の時に当時の田淵専務理事と、彼を北海道に呼び戻した張本人、一緒に持続可能な財団運営を目指して共に尽力した言わば戦友の気持ちですが、多くの苦労を掛けてしまった懺悔の気持ちもあるのが正直な心境です。

* これまでの斎藤歩関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 亡くなられた当日、眠るように横たわるお姿を拝むことはできました。葬儀は家族葬で営まれて、私は外せない出張があり参列できませんでしたが、ご家族以外にも多くの方々がお別れに訪れたようです。

 私が好きな最近の彼の写真、『ひかりごけ』公演での船長の舞台です。

斎藤歩

 歩さん、これまでの演劇界へのご貢献に心から感謝致します、どうか安らかにお眠りください、

 もうお一人の旅立ちは、(公財)ワグナーナンドール記念財団の事務局長の小方良子さんの急逝です。4月28日、折からの春の展示会の最中、出勤予定の時刻になってもギャラリーに現れないので不審に思って関係者がご自宅に行ったところ、虚血性心疾患でお亡くなりになっていました。突然の訃報を受けて、私はしばし茫然、直前までSNSでメールのやり取りもしていたので。ご主人は出張中で急遽益子に戻り、海外勤務の娘さんご家族も駆け付けて、家族葬で見送られました。

* これまでのワグナーナンドール財団関連記事ーー> 秋山孝二の部屋

 在りし日の小方良子さん、FMラジオスタジオにて(座っている小方さん)

 20年の財団へのご尽力、まさに基盤を支えてくれたその業績に心から感謝致します、以下、私のHPでのご挨拶を添付します。

< 訃報 >
謹んで当財団をご支援して頂いてる皆様にご報告申し上げます。
これまで20年あまり、皆さまにお世話になり当財団の事務を担っていた小方良子が、2025(令和7)年4月28日午後6時頃に虚血性心疾患で急逝しました。突然の報に関係者はにわかには受け入れ難く、対応に追われて皆様へのご連絡が遅れた事を深くお詫び申し上げます。葬儀は家族葬でごく内輪にてお済ませとご親族から連絡を受けております。今年度「春の展示会」の最中の悲報でしたが、私たちは当初予定通り5月15日迄開催して多くのお客様にお越し頂き、滞りなく終了しました。
小方良子は和久奈ちよと共に、益子のアートギャラリーの運営に献身的に尽力し、展示会での応対をはじめ、作品・建築物・庭園等の日々のメインテナンスを担っている方々とのコミュニケーション、栃木県庁担当部署への報告、理事会・評議員会資料作成等、事務全般をこの間担って、当財団の活動の基盤を構築してくれました。2021(令和3)年10月にちよが亡くなった後は、まさに孤軍奮闘で新たな当財団の方向性を探りながら仕事に向き合っていました。
私とも頻繁に意見交換を行って、ちよ亡き後のギャラリーの展開を語り合ったり、地元益子町の方々との更なる関係構築、栃木県を芸術の視点から情報発信するための方策についてもアイディアを交換したりして、ギャラリーの将来像を明るい眼差しで思い描いていました。
今、在りし日の姿を顧みると、小方良子は日本航空国際線CAの誇りを胸に、いつも仕事に向き合っていたような気がします。そして、若い後進を育てる途上での今回の突然の旅立ちは、どこか心残りだったかもしれません。
残された今を預かる私を含めた財団関係者は、そんなギャラリーへの熱い思いをしっかり受け継ぎ、これからのこの美術館の更なる発展に尽力することをお誓い申し上げて、ご報告に代えさせて頂きます。
今後とも、皆さま方に喜んで頂ける「ワグナー・ナンドール アートギャラリー」を目指して参ります、どうか宜しくお願い申し上げます。

令和7年5月19日
公益財団法人ワグナー・ナンドール記念財団
理事長 秋山 孝二

二人の被ばく女性、禎子&節子

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 NHKの『映像の世紀~バタフライエフェクト』シリーズは毎回歴史の繋がりを人の関係から追いかける素晴らしい企画です。

* シリーズ 核の80年(2)ヒロシマ 世界を動かした2人の少女 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK

 今回は被爆者の女性二人、佐々木禎子と中村節子(現・サーロー節子)、それを世に知らしめ問いかけた二人のジャーナリストのお話、皆さんの勇気ある行動に敬意を表します。禎子は白血病を患い折り鶴に希望を託しながら12歳でこの世を去り、節子は生き埋めから奇跡的に生還、戦後カナダに移住し、英語で原爆被害を生々しく伝え続けています。

芦別での出会い(下:最終)

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 この芦別シリーズ(上)でも少しご紹介した今回のサプライズ、先ずはこの『野のおもひで館』で大林宣彦監督の奥様の恭子さんとお会いし、昼食を共にしながらこれまでのたくさんのご経験他を伺うことができました。また、ご一緒にいらっしゃった映画・テレビ・美術監督協会の竹内公一理事長とも大林監督との永いお付き合いのお話も新鮮でした。

 恭子さんからはサイン入りの著書を頂き、札幌に戻ってから一気に読みました。

 そしていつも恭子さんが持ち歩いている大林監督のCM制作時代の一枚、その時に撮影したもう一枚『ムーん、マンダム!』、「男の世界」で有名になったチャールズ・ブロンソンとの写真は竹内さんが保管していました。大林監督は初期の時代、ソフィアローレンの「ホンダ・ロードパル』の「ラッタッタ!」CMも手掛けたのですよね、いずれも1970年代の忘れられないCMです!

* マンダム CM (1970年) チャールズ・ブロンソン 男の世界

* 1976年 ホンダ ロードパル CM ラッタッタ

 もう一つのサプライズは、何と女優の常盤貴子さんとの「再会」です、「再会」とは言ってもあちらは覚えているはずもないのですが、私としては「お久しぶりで!」とご挨拶、詳細はお忍びのようなので書きません。

 以前お会いしたというのはこちらの写真、2014年、札幌で映画『ののなななのか』の先行上映のパーティで。

大林宣彦監督と女優の常盤貴子さんと札幌で

 今回の芦別訪問の日程は、全く私自身の都合で合間を見て石川睦子さんにお伝えしたのですが、何とも偶然にお会いできて思い出に残る滞在となりました。それにつけてもここまでの情熱で関係性を創り上げてきた石川睦子さんのご尽力には心から感動するとともに、地域を愛して地域に生きる姿勢を学びましたね、これからも益々のご活躍を祈ります、貴重な出会いをありがとうございました!!

芦別での出会い(中)

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 大林宣彦監督の「野のなななのか」は、芦別を舞台にした映画で、地元の方々の多大な協力によって制作されました、DVDでも観ることができます

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%87%8E%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B

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人の生き死には、常に誰か別の人の生き死にに繋がっている。

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 そんな地元の中心となったのが石川睦子さん、永らく芦別の薬局経営で私たちの会社「(株)秋山愛生舘」も大変お世話になりました。下の北海道新聞の告知で一番下に秋山財団の名前も記載されて、品川徹さん、常盤貴子さんが出演と出ています。石川さんは当時の新聞を大切に保管されていました。

野のなななのか

野の男二人、いいですね!

野の男二人、いいですね!

  エンドロールのクレジットにも石川睦子さんのお名前が数カ所に。「制作パートナーズ」、「実行委員会」!!

 大林宣彦監督はお亡くなりになりましたが、石川さんは奥様の恭子さん、俳優の常盤貴子さん他当時のスタッフとは今も交流が続いています、それを目の当たりにしたサプライズ、次の私のメッセージで!!

芦別での出会い(上)

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 今年の年明けから約束していた芦別訪問、6月になり先日実現しましたが、サプライズの連続で素晴らしい時間を過ごしました。

 以前は札幌から道内地方の長距離バスは札幌駅ターミナルに集中していましたが、新幹線札幌延伸工事に伴って、現在は道庁・駅前通り付近に分散されています。芦別方面富良野行きは道庁正門横からの出発です。折からのよさこいソーラン祭りの会場の一つになっているので、開始前から観客が集まり始めていました。

 芦別訪問の目的は、『野のおもひで館(https://obayashinobuhiko.life/nonoomoidekan-1720』の石川睦子館長にお会いすることでした。永くJR芦別駅近くで「一の薬局」を開業され、ご主人が亡くなられた後も切り盛りし続けました。2022年9月に薬局を他の方に譲り、土地を得て『野のおもひで館』を開設しました。「星のふる里芦別・映画学校』を20年続けて、集大成として芦別を舞台とした大林宣彦監督の映画『野のなななのか』に至りました。映画については次の記事で詳細をお知らせします。

 芦別市内を眺望できる高台に映画でも登場した医院の正面をイメージした館、中は大林宣彦ワールドが空間いっぱいに拡がっていました。

 天井には当時使われていた巨大フラッグも全面展開!!他にも大林宣彦監督関連、映画で使用された家具、絵画等がびっしり展示されて大変興味深いですね。そして最初のサプライズは何と大林宣彦監督の奥様・恭子さまがちょうど滞在されていたのです。

祝 !「未来教育サポート」10周年

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 「一般社団法人未来教育サポート | mirai-ksp.jp」の創立10周年記念祝賀会にご案内を頂き、出席しました。代表の棚橋伸男さんは、秋山財団のネットワーク形成事業助成の選考委員としてお世話になっています。

 私は主賓の挨拶として最初に登壇でした。自分自身の東京での教師生活ほか、経済同友会の終身幹事だった品川正治さんのお言葉、「未来は予測するものではなく、創り出すもの!」をお伝えし、この10年間のご業績を称賛しました。

 会が始まる前に、参加者全員での記念撮影、私は何と偉そうにド真ん中に座っていますよ。

 会の締めでは代表の棚橋伸男さんが御礼のご挨拶。

 オープニングのマーチングバンド演奏とダンスに始まり、多彩なテーブルスピーチの数々、二胡演奏、ギター&プレゼントソング、10年の歩みのスライドショー等、リラックスして楽しいひと時の祝賀会でした。これからの10年、20年のこの会のご活躍を期待しています、おめでとうございました!!!