EXPO 2025(中)

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 ハンガリーパビリオンでの『The Art and Legacy of Nandor Wagner in Japan』セミナー、私は1時間のプレゼン準備のために、前日に下見で足を運び、当日も数時間前に会場入りしてパソコン等のリハーサルを行いました。

* The Art and Legacy of Nándor Wagner in Japan Tickets, Mon, May 12, 2025 at 3:00 PM | Eventbrite

 階段の壁にはハンガリー縁の物語がオシャレにイラスト!

会場入り口で

会場入り口で

 キシュ・シャンドールさんのプレゼン、ワグナー・ナンドールのハンガリー、スウェーデンでの創作活動について、私も初めてみる写真も数多く、素晴らしい内容でした。

ハンガリーからのキシュ・シャンドールさんご講演

ハンガリーからのキシュ・シャンドールさんご講演

 続いては私のプレゼン、主としてナンドール・ちよ夫妻の栃木県益子町での創作活動について語りました。後半にはNHKエデュケーショナル制作『哲学の庭』の22分間の動画も紹介。

* 哲学の庭ーー> 秋山孝二の部屋

 最後に、今回のこの『EXPO 2025』の「大屋根リング」と「哲学の庭」のサークルの目指す理念に共通項を見出して不思議な縁(円?)を感じたことも付け加えました。

* 大屋根リング | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

 更にこの大イベント、「基本設計・実施設計・工事監理:2025年日本国際博覧会 会場デザインプロデューサー 藤本壮介」となっています。3年前にハンガリー・ブダペストを訪問した時のあの音楽堂の設計者でした、またご縁を感じました!!

* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 3年ぶり、ハンガリーへ 2022(9)

復元!『ロマンの碑』除幕式(上)

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 2年前(2023年)に盗難にあった栃木県芳賀郡芳賀町『ロマンの碑』の復元記念除幕式が、現地の「五行橋河川公園」、「芳賀町総合情報館」、「芳賀温泉ロマンの湯」で一連のプログラムとして開催されました。私は最初のブロンズレリーフを制作したワグナー・ナンドールの財団代表者としてお招きを受けました。

* 芳賀町公式ホームページ

* 芳賀町/ロマンの碑河川公園

* 芳賀町総合情報館(知恵の環館) | 見る・遊ぶ | 芳賀町観光協会 公式サイト|HAGA A GOOD TIME~はがまちで楽しいときを~

* 芳賀温泉 ロマンの湯 | 見る・遊ぶ | 芳賀町観光協会 公式サイト|HAGA A GOOD TIME~はがまちで楽しいときを~

 『ロマンの碑』は、青木繁と芳賀町出身の福田たねとのロマンスに因んでの物語です。

* 青木繁と福田たね - UAG美術家研究所

* 恋人・福田たねと息子・蘭童 : 青木繁「海の幸」記念館・小谷家住宅

 芳賀町東高橋の五行川ほとりのメモリアル公園にあったブロンズレリーフ『ロマンの碑』、今回は藤原郁三先生の陶板による復元が完成し、現地で除幕式が開催されました。

 除幕式冒頭に大関一雄町長の主催者ご挨拶に続いて、来賓として私からご挨拶の機会を得たので以下のようなお話をしました。

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 本日の「芳賀町ロマンの碑復元除幕式」、誠におめでとうございます。また、このお目出たい場にご招待頂き、心から感謝申し上げます。

 ワグナー・ナンドール記念財団の初代理事長はワグナー・ナンドール、二代目が妻のワグナー・ちよ、私は三代目の理事長で今に至っています。今年で設立38年目を迎えて、この間、お隣の益子町で二人はアトリエで創作活動に励み、同時に住居として暮らし、庭園造成も行い、今はその空間を「邸宅美術館」として展開しています。毎年、春(415日から515日)・秋(1015日から1115日)の展示会では、五画堂ギャラリーでの特別展示を含めて開催し、アトリエ、展示室で彼の彫像、水彩画、庭園等を多くの方々にご覧頂いています。

 既にご承知の方も多いとは思いますが、ワグナー・ナンドールはハンガリー、正確には現在のルーマニアのナジュバラドで生まれ、その後ブダペストで学び、創作活動を行っていました。1956年のハンガリー動乱、現在は「ハンガリー革命」と国民は認識していますが、当時、彼は学生代表の一人だったので、その後、スウェーデンに亡命を余儀なくされ、そこで私の叔母・秋山ちよと出会い1966年に結婚しました。1970年に益子町に移住し、後に帰化して、波乱万丈な人生の中で日本は安寧の地であり、彼は日本文化へのリスペクトも強く、生涯で最も多くの作品をこの地から世に産み出しました。

 芳賀町のこのレリーフ『ロマンの碑』をなぜワグナー・ナンドールが制作することになったのか、幾つか資料を調べましたが明確な記録は見当たりませんでした。恐らく当時のプロジェクトの建設委員会の藤松正憲会長のご縁から、名誉あるオファーがあったのではないかという私の推測です。

 2年前にこの『ロマンの碑』の盗難の一報に接して、当初は大変な驚きでしたが、幸いにも石膏原型は一部破損はしていたものの、私どもの財団に保管されており、それをワグナー・ナンドールと永年の友人の藤原郁三先生が見事に復元修復されました。盗難と言えば2008年にハンガリーのブダペスト・ゲレルトの丘の彫像群『哲学の庭』の8体の像のうち3体と台座3枚が(大規模に)盗難にあいました。当時ヨーロッパでは頻発している金属系盗難事件が続き話題となりました。

 そのような事例を承知していた私は、言い方は微妙ですが特段驚きはしなかったのです。その後、多少の時間は掛かりましたが、ハンガリーでも復元されました。更にこの事件には後日談があり、ブダ城ウイーン門の外にある彼の作品「母子像・ふるさと」が事件の後に盗難に遭いにくい石彫として建立され、今回の経過と酷似しています。
 
 こちらの『ロマンの碑』の復元では、新たに藤原郁三先生との繋がりもあり、新しい物語が始まる喜びを感じています。地元の皆さんを中心に幅広い方々によるクラウドファンディングでは、予定を上回るご寄付に感謝すると共に、大変誇りに思っています。

 今日この場にご招待して頂き心から御礼申し上げると共に、来月15日から始まる今年の春の展示会にも是非、多くの皆さまに足を運んで頂けると大変光栄です。

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秋の展示会 @ 益子2024

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 栃木県益子町の「ワグナーナンドール・アートギャラリー」では、春と秋にそれぞれ一か月間の常設展示会と五画堂での特別展示会を開催しています。先日は、秋の展示会の最終日、午後にはオカリナとギターのライブ『EM’Sギター・オカリナ EIJI/オカリナ/MAYUMI』、秋の益子の空に響きました。

哲学の庭

哲学の庭

昨年から建立されたペア胸像

昨年から建立されたペア胸像

 このナンドールとちよとのペア胸像の作者はハンガリーの彫刻家です。

* 2年前のハンガリー訪問でーー> 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 3年ぶり、ハンガリーへ 2022(9)

 午後はオカリナとギターのライブです。

 オカリナ奏者のさんは着物と帯も拘りが、音符柄の着物とギター・オカリナプリントの帯です。

 演奏が終わり、今年の秋の展示会も閉園の時、空は晴れて秋の夕方の景観でした。

* これまでのWNアートギャラリー記事ーー> 秋山孝二の部屋

ブダペスト『母子像ふるさと』 2024春

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 ハンガリー・ブダペストから送られてきた最近のブダ城ウィーン門『母子像ふるさと』、像の周りがきれいになり一層素晴らしいですね。

* これまでの関連記事ーー>  秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 後ろがウィーン門城壁です。

 ブダペストのゲレルトの丘の途中にあるブロンズ製『哲学の庭』彫刻群、以前、大掛かりな窃盗団によって一部が持ち去られ、数年後に修復されましたが、この『母子像ふるさと』はそんな教訓からも「石彫」として建立されています。観光地としても有名なブダ城ウィーン門入り口横で多くの方々の目に触れています、嬉しいですね。

朗読会@益子、感動!

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 ワグナー・ナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.htmlでは秋季展が始まっています。

 今回は、昨年10月29日に亡くなった和久奈ちよの一周忌を踏まえて、五角堂併設展は「ワグナー夫妻の日々」企画となっています。普段、事務棟横の祈りの部屋に掛けられている絵画「夫婦」も、特別に移設して展示しています。また、二週間前にハンガリーで開催された「ワグナー・ナンドール生誕100年展」の様子も、江原評議員のご尽力で編集されて放映しています。

五角堂特別展

五角堂併設展

先日のハンガリーでの特別展のう様子も

先日のハンガリーでの特別展の様子も

 そして先日は、哲学の庭横で『朗読会・ワグナー・ナンドール物語』を開催しました。2008年に幻冬舎から出版された下村徹先生著『ドナウの叫び』をベースにした2時間のフルートと朗読の熱の入ったコラボです。この10月23日は、1956年ソ連がハンガリーに侵攻してきた記念すべき日です、この日にこの企画を選んで頂いた沼尾さんに感謝ですね。日本の教科書では「ハンガリー動乱」と記述されていますが、ソ連邦崩壊後は、ハンガリー国民も「ハンガリー革命」として後世に伝えています。今、ウクライナ情勢を鑑みて決して20世紀の出来事として仕舞う訳にはいきません。

* 朗読 沼尾ひろ子さん(https://www.hirokonumao.com/

* フルート 高橋詩織さん(https://www.musikolor.com/

 屋外の会場は予想を遥かに上回るお客さまで、駐車場も満杯。終演後は皆さま口々に感動したとのお言葉で嬉しかったですね。

大勢のお客さま

大勢のお客さま

 スペシャル企画で原作の下村徹先生、ワグナー・ナンドール財団評議員でもご尽力して頂いていますが、沼尾さん、高橋さんとのアフタートークも大好評でした。

 全て終了後には下村ご夫妻を囲んでの記念撮影、秋の益子を背景に素晴らしいひと時でした。

終演後に記念撮影

終演後に記念撮影

3年ぶり、ハンガリーへ 2022(1)

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 今回の3年ぶりの海外出張は、ハンガリー・ブダペストで開催される『ワグナー・ナンドール生誕100年記念展示会(http://mucsarnok.hu/exhibitions/exhibitions.php?mid=vDptk9njGpl36mY3LTr3lG』のオープニング式典ほか、ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/)が関係するイベントへの出席とお世話になった方々との訪問・意見交換が目的です。

 道中、合計16時間の飛行機の旅を終えて、先ずはブダペスト到着後にホテルにチェックイン、昼食後に『英雄広場(https://amazing-trip.xyz/t-blog/heroes-square/』側の会場「ブダペスト現代美術館(http://mucsarnok.hu/index1.php」に行き、準備の様子を見に行きました。正面玄関はエントランス階段が修復中ですが、展示会場は一番奥まった素晴らしい場所、記念展示の大きさに胸が躍りました。

修復中の階段はかなり昔の遺跡

修復中の階段はかなり昔の遺跡

裏正面と側面

裏正面と側面

 早速展示会場に足を運ぶと初日まであと3日にもかかわらずこの程度の仕上がり、果たして本番開始までに完成するのか一抹の不安を正直抱きました。メインの『哲学の庭』8体は3Dのレプリカですが、色合いも含めて実によくできていました。

台座も塗装の最中、まるで本物!!

台座も塗装の最中、まるで本物!!

 日本での活動プースでは日本の栃木県益子町にある『ワグナー・ナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.html』から取り寄せたオリジナルの図面を基に、地元ハンガリー的な解釈を入れての『茶室』の復元です。こちらもまだまだ段ボールによる木組みだけの仕上がり、率直に言って、障子を含めた建物の高さ・太さがどこか少しずつ違和感がありましたね。

 これまでもそうでしたが、ハンガリーの皆さんの仕事の運び方は、日本人から感覚からは準備の段取りもゆっくりで大丈夫かと思うのですが、必ず本番にはきっちり仕上げてくる、そんなスタイルがまた興味深いですね。いずれにせよ、オープニングを間近に控えて、ワクワク感が高まってきたブダペスト到着初日でした。

ハンガリー経済ミッション @ 益子

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 今月上旬に、ハンガリーから経済ミッションが来日し、オルバン首相は国立新美術館(https://www.nact.jp/で「ブダペスト展 のオープニングセレモニーを開催しました。

* ブダペスト展 https://budapest.exhn.jp/?fbclid=IwAR1CxLpa0fK0MCJAy6M8NaSNi2tSCAbYV5hV1MR_wTfip4qAdGXg4gxHXXk
オルバン首相は、「ハンガリーで日本人と話をするとき、私たちを隔てるものよりも私たちを結び付けるものが多いという印象を持っている。『精神、感情、美徳の共通点』は、ハンガリー人が日本人と話すとすぐに理解できます。」と話しました。

ご挨拶するオルバン首相

ご挨拶するオルバン首相

 その後、ミッションの有志が栃木県日光市と益子町を訪問され、益子町では(公財)ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/にお越しになり、夜は私たちが歓迎交流会も開催しました。

 今年、財団では、春季展2019で「日本・ハンガリー友好150周年」の記念企画として、駐日ハンガリー大使館のご後援を頂き、「ハンガリアン・コープス」の資料を展示し、秋はハンガリーの詩人 ヨーゼフ・アティラをテーマに、ポスターとDMデザインを企画しました。海外での活動では、今年はハンガリーのAcademia Fumana財団」の20周年の年で、記念フォーラムほか幾つかのイベントがブダペストで企画され、大変節目の年でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36842

記念財団アトリエを見学

記念財団アトリエを見学

哲学の庭で

哲学の庭で

 夜は歓迎交流会、阿久澤政行さんのピアノと打保早紀さんのヴァイオリンで、くるみ割り人形作品をはじめクリスマスにちなんだ楽曲を演奏されました。

阿久澤政行さんと打保早紀さんのライブ

阿久澤政行さんと打保早紀さんのライブ

経済ミッション団長のキッシュ・シャンドールさん

経済ミッション団長のキッシュ・シャンドールさん

和久奈ちよさんもご挨拶

和久奈ちよさんもご挨拶

最後は皆さんで記念撮影!

最後は皆さんで記念撮影!

 来年は東京オリンピック・パラリンピックの年、栃木県はハンガリーのホスト県として、選手団を受け入れることになり、一段と飛躍の機会となりそうです。

愛生舘の「こころ」 (21)

Posted by 秋山孝二
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 秋山財団の一室に開設した『愛生舘文庫(http://www.akiyama-foundation.org/news/3854.html』は、秋山財団25周年にその開設準備活動を始めましたが、7年を経て、この10月にスタートすることができました。これまでの経過については、以下の「愛生舘の『こころ』」シリーズに掲載してきました。

* 愛生舘の『こころ』シリーズーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%84%9B%E7%94%9F%E8%88%98%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%80%8D

 北海道の皆さんには「秋山愛生舘」で馴染み深い会社ですが、実はその前には明治初頭から中期に始まった全国的健康増進の「愛生館」事業の存在があったのです。今回の「愛生館文庫」は、地場企業化以前のこの「愛生館」の創設の背景、関わったキーマン達に焦点を当てて、日本の近代における医学・薬学・公衆衛生等の黎明期を再確認する意味合いが主たる目的です。

11月27日北海道新聞朝刊に掲載!

11月27日北海道新聞朝刊に掲載!

 これまでの私のブログの記事の中に以下のような記載があります~~~~~~~~~~~~~ 引用

私の永年の友人からのメール―――明治維新は、厳密な意味ではフランスやロシヤみたいに迫害された民衆が自ら闘って自由を勝ち得た”革命”ではありませんでした。あくまでも政治の面で捉えれば、単に江戸幕府衰退と共に雄藩が政権を握ったに過ぎません。

 開拓期、そうした薩長土肥の藩閥政府が横行する初期、民衆に医療・公衆衛生を持ち込んだ松本良順や高松保郎の思想の源流、その彼らを中心とする「愛生舘事業」の実践は、ある意味では、すなわち必ずしも新時代の変革は「政治」の舞台だけではないという意味で、後年、藩閥に反発して立ち上がる自由民権運動よりも更に先んじた自由平等主義の実践者たちであったろうと思われるのです。老若男女が心身共に病むこの21世紀の日本が失った、取り戻さなけれなばならないエスプリが、愛生舘のルーツに秘められている気がしてなりません。それは蘭学が内包する”博愛”とか”弱者救済”精神に基づいた学問・技術・文化などが、質実的な面で明治時代の民衆を支えたと言えます。政治の暗闇に光を当てたのではないでしょうか。近代への道は決して政治力だけではなかったはずです。

 黒船来航に伴い幕府が設立した長崎伝習所、勝海舟や松本良順はじめ、幕末のインテリが学んだ”蘭学”に内包する哲学は、タオ財団のワグナー氏の言葉「それぞれ民族の違いの主張ではなく、いかなる共通点を探し求めるか」とする、作品「哲学の庭」に通ずるテーマと言えるでしょう。貴兄の言葉通り「いのち」とは平和そのもの、世界共通語であります故、「人類愛」を意味するキーワードでもあります。

(注)タオ財団http://wagnernandor.com/indexj.htm ――――メールおわり

衛生書「通俗民間療法」(左)、大鏡(右:高さ1.5m)

 全国的な愛生舘事業の中で、特に北海道支部のミッションは、北海道開拓を担う屯田兵の後方支援、及び全国から入植してきた開拓移民の健康維持・向上でした。1891(明治24)年、東京神田の館主・高松保郎亡き後は、北海道支部長だった初代秋山康之進が自らの名前を掲げて自立し、「秋山愛生舘」となりました。愛生舘事業の理念は、自社販売していた「通俗民間治療法」の中に明確に示されています。「山間僻地までの医薬品供給、医師の診療を受けられない病人の救済、貧者・弱者への施薬、すなわち、利益追求ではなく、あくまでも民間の衛生・治療の便益を図る事を最優先にする」、それが事業の目的であると書かれています。この理念を継承し地場企業として、秋山愛生舘は北海道の地を基盤に、第二次世界大戦後1948(昭和23)年には株式会社として法人化し、私は1991(平成3年)6月に第五代目社長に就任し、1992(平成4)年には札幌証券取引所上場、1997(平成9)年に東京証券取引所市場第二部上場となりました。その後、(株)スズケンhttp://www.suzuken.co.jp/ と資本・業務提携を経て合併し、北海道は「愛生舘営業部」として、今も活動しています。

 私は2002(平成14)年11月に(株)スズケン代表取締役副社長を退任しました。その後、故郷札幌に戻り、これまでの(株)秋山愛生舘の108年の活動を振り返り、持続する企業として3本の論文にまとめました。

「地域企業の持続的経営の分析」http://ci.nii.ac.jp/naid/110004813846以下、「地域企業の進化の分析」http://ci.nii.ac.jp/naid/110004813848/、「持続的経営論」http://ci.nii.ac.jp/naid/110006392571/と続きます。

 一方、(株)秋山愛生舘の100周年事業の一環として、それに先立つ1987(昭和62)年1月に「(財)秋山記念生命科学振興財団」を設立しました。http://www.akiyama-foundation.org/ 「地域社会への貢献」という理念の実現は、医薬品販売の事業から更に発展して、愛生舘事業の理念を根幹に、財団の助成・育成事業として継承・進化しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 そして、今月、オープン後の初めての企画として、「連続講座~愛生館文庫の集い~」をスタートして、記念すべき第一回として新祐一さんをお招きしてのミニフォーラムでした。(株)秋山愛生舘の社内報『愛輪』の創刊号から最終号まで、全てを保管してこの愛生館文庫に寄託して頂き、さらにご自身の書き下ろしの会社人生の著書も。

スズケンの幹部たち

スズケンの幹部たち

 秋山財団1階の『愛生舘文庫』でご講演の後は、2階でさらにその続きのフォローアップ懇談会、参加の皆さんは懐かしい思い出話と当時の一生懸命だった自分自身を振り返り、何とも感動のひと時でした。これから、数か月毎に連続して講師を招いての開催を決めて、取り急ぎ次回は2月開催となりました。

 これからが楽しみです!

ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (2)

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 今年はハンガリーにある「Academia Fumana財団]の20周年記念の年、滞在3日目は今回のメインイベントの記念フォーラム、オープニングはバイオリン・打保(うつぼ)早紀さん&ピアノ・阿久澤政行さんのコラボ演奏でした。

* 2011年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%

* 2017年 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=W.N+%E6%B2%A1%E5%BE%8C20%E5%B9%B4

 お二人のライブは前半はハンガリーの曲、後半は日本の曲のメドレー、浜辺の歌、ふるさと、心に染み入る素晴らしい演奏でした。打保早紀さんの和風ドレスも大好評!

バイオリンの打保早紀さんとピアノの阿久澤政行さん

バイオリンの打保早紀さんとピアノの阿久澤政行さん

 私は栃木県益子町にある「(公財)ワグナー・ナンドール記念財団」の理事長として、ピアノ・バイオリン演奏に続いて、冒頭にご挨拶をしました。

* ワグナー・ナンドール記念財団(WN財団)(栃木県益子町) http://wagnernandor.jp/

* Academia Fumana(AF財団)(ハンガリー・ブダペスト)  http://www.wagnernandor.com/

100名のお客様

100名のお客様

冒頭ご挨拶

冒頭ご挨拶

< 私のご挨拶 >

Academia Fumana財団]の20周年、おめでとうございます!

* ナンドールの妻・和久奈ちよ(私の叔母)の近況  股関節の手術、その後のリハビリにより順調に回復

ハンガリー友好150周年の記念の年

駐日ハンガリー大使館の後援:春季展では、ハンガリアン・コープスをテーマに終了、秋季展では、ハンガリーの詩人ヨーゼフ・アティラをテーマに準備中

77日 宇都宮市立南図書館とコラボ:「~~ハンガリーってどんな国?」

・駐ハンガリー大使館 観光局 勝田氏によるハンガリー紹介

・ブダペスト第1 区長 ナジュ・ガボール・タマシュ 氏の講演を紹介 2017 中野区開催のシンポジウムでの講演)

・リスト音楽院 留学経験者 ピアニストの阿久澤政行氏によるピアノ演奏

102 ペテフィの記念会では、奥様の打保早紀さん・バイオリンと共に演奏予定)

東京オリ・パラ2020に向け ハンガリーのホストタウン 栃木県との連携

・水泳、水球、サーフィン、陸上の選手団の事前合宿を受け入れ、新聞・テレビの報道にもハンガリーの名前が度々登場しており、ハンガリーの知名度も向上。

~~~~~~~~~私の挨拶 おわり

 続いてティボールさんは、ワグナー・ナンドールの残した作品について、一つ一つ丁寧なご説明でした。未だにハンガリー国内の博物館に目に触れることなく保管されているものもいくつかあるが、この10年間に随分復元されて表にでるようになっているとも。

Tbolさん

ティボールさん

 次は、ブダペスト市第一区のタマーシュ区長からは、ゲレルトの丘の「哲学の庭」を中心に、その設置から現在までの歴史を、音楽を背景に詩を詠むような素晴らしい雰囲気のプレゼンを展開されました。2017年12月の中野区での伝説のプレゼンを思い出しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32274

タマーシュ第一区長

タマーシュ第一区長

 最後にキッシュ理事長からは、AF財団の設立趣旨とこの20年の経過・実績が大変分かりやすくまとめられていました。これらのプレゼン・資料は、近いうちにワグナー・ナンドール記念財団のHPにも翻訳されて掲載される予定です、乞うご期待!

キッシュさん

キッシュさん

 フォーラム終了後には今後の固い絆を誓ってがっちり握手もしました。

終了後に

終了後に

 タマーシュ区長と終了後にお話をしましたが、2年前に日本にいらっしゃった時同行されたお嬢様は、その後も日本に興味を持ち続けているとのこと、また、10日後には区長選挙があり、街なかには選挙ポスターも。現在5期目、今度で6期目を目指しているそうです。任期が5年ですからもう25年になるのですね、30歳代で区長にご就任されていることになります!

10日後の区長選挙用ポスター・副市長候補と

10日後の区長選挙用ポスター・副市長候補と

 フォーラムの後は、参加者での交流会でした。

交流の輪

交流の輪

 全て終了して外に出てみると、雨でしっとり濡れていました。

酔って手元が揺れて

酔って手元が揺れて

 そして、本当の最後、直来の食事会でこの日は全て終了しました。

世話人と関係者で

世話人と関係者で

 今回のフォーラムでは、ハンガリーのAF財団のこの間の歴史を初めて詳細に渡り知る良い機会となり、今後の日本のWN財団との連携も一層深めて、新たな展開をしていくきっかけとなる一日でした。ワグナー・ナンドールという一人の彫刻家の作品を通して、ブダペスト・栃木県益子町、さらにはハンガリーと日本の交流の促進につながれば、これ以上の喜びはありません!

ハンガリー・ブダペスト訪問 2019 (1)

Posted by 秋山孝二
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 2年ぶりにハンガリーへの出張、今回はワグナー・ンドール記念財団(WN財団)評議員で映像担当の江原稔さん、ピアニストの阿久澤政行(https://www.elise-music.com/jury/7754.html)さん、バイオリニストの打保(うつぼ)早紀さんとご一緒でした。

* ワグナー・ナンドール記念財団(WN財団)(栃木県益子町) http://wagnernandor.jp/

* Academia Fumana(AF財団)(ハンガリー・ブダペスト)  http://www.wagnernandor.com/

阿久沢さん、打保さん、江原さん

阿久澤さん、打保さん、江原さん

 札幌から飛行機を二回乗り継いで夜にブダペストに到着、翌日は早速、WN財団理事であり、ブダペストのAF財団のキッシュ・シャンドール理事長、江原さんと一緒に、ゲレルトの丘の中腹にある「哲学の庭」を訪問しました。目障りだった不似合いな真っ赤なベンチは取り外されてすっきりしていて、広いブダペストの空と、ここから臨むブダ城はいつ見ても素晴らしいですね。

哲学の庭からブダ城を臨む

ゲレルトの丘中腹の「哲学の庭」からブダ城を臨む

 後ろにあったベンチは取り外されて。

 札幌よりも少し気温が低い感じで、紅葉もすでに始まっていました。昼食は住宅地の屋外のレストランで、お二人とご一緒に、何とも言えない乾燥した爽やかな雰囲気、長旅の疲れも吹っ飛ぶようなひと時でした。

昼食は屋外で

昼食は屋外で

 午後からはアジアの芸術・文化の多くの所蔵で著名な「Hopp Ferenc Museum(https://hoppmuseum.hu/」、ディレクターのDr.Gyorgyi Fajcsakと面談です。ワグナー・ナンドールの作品を通して、AF財団の新たな事業として書物の出版で、日本の芸術・文化を発信していくことについて意見交換をしました、実現すると楽しみです。

Hopp Ferenc Museum

Hopp Ferenc Museum

モダンアートの展示

モダンアートの展示

Dr.Gyorgyi Fajcsak of Director

ディレクターのDr.Gyorgyi Fajcsak

 夜は急なリクエストにもかかわらず、キッシュさんがセットしてくれた「ドナウ川ディナークルーズ」でした。ペシュト側のホテル前に集合して、約50人ほどの参加者が速足で15分、老若男女、とにかく歩くスピードの速いこと、くさり橋近くの桟橋に着き順番に乗船です。夕日の中のマーチャーシュ教会が何とも幻想的で素晴らしい!

聖マーチャーシュ教会と漁夫の砦

マーチャーシュ教会と漁夫の砦

 ブダペスト初日から盛りだくさんに芸術の街を堪能し、今後のWN財団とAF財団の将来展望にも期待を持ちました!

新渡戸連続講座 第3回 2019

Posted by 秋山孝二
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 新渡戸稲造連続講座の2年目第3講は、小野有五先生のお話。

< これまでの記事 >

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=34744

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36502

小野有五先生

小野有五先生

 参加者は道民カレッジ受講生6名、一般参加者は19名でした。当日のレジュメA3裏表のほか昨年の「音楽と講演のつどい」のレジュメも含め資料として皆様にお渡ししました。講演では、「コトバ」と「言葉」の違い、「言葉」は意味を限定するが、「コトバ」には自由があり、「真如」(神・自然・宇宙)に上昇する「優れた詩」のような性質があるということ、また、新渡戸稲造がよく言及する「分け登る麓の道は多かれど同じ高嶺の月を見るかな」(傳一休禅師)(『新渡戸稲造全集』第一巻『東西相触れて』162頁ほか所収)にある「東西宗教の合一」につながる精神についても言及され、その後、活発な質疑がなされ、この精神は西行に通ずるのではないかとのご意見も参加者から発言が出ていました。

* 傳一休禅師 http://www.ko-kon.net/kokoro/shinjin/wakenoboru.html

宗教と新渡戸稲造

宗教と新渡戸稲造

 今回のお話、私が理事長を務めるワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/)の「哲学の庭(https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/219000/d007585.html)」の理念にも通じるもので、大変内容の濃い、深いひと時となりました。「哲学の庭」の像群は、ハンガリーのブダペスト・ゲレルトの丘にも設置されています。

「哲学の庭」の画像検索結果

* ハンガリー・ブダペスト、ゲレルトの丘  http://wagnernandor.com/javato.htm

 小野有五先生、2回目のご登壇ありがとうございます!

振り返り2) WN記念会 @ 中野区

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 (公財)ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/)ではそれぞれ諸団体とコラボし、昨年は「ワグナー・ナンドール没後20年記念」として、春からシリーズで彫像と縁のある場で記念会を開催しました。

* 宇都宮   http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30736

* 札幌    http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31220

* ブダペスト http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31593

* 東京    http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31770

* 東京    http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32032

 その最後を飾るイベント、東京都中野区の哲学堂公園(http://www.tetsugakudo.jp/top.htm)つながりで、中野区サンプラザで12月に開催されました、題して、「『哲学のまち・中野』をめざして」です。井上円了とワグナー・ナンドールの理念の見事なまでのコラボレーション、中野区の皆さまほか、多くの方々に愛されている様子が嬉しかったですね。

* 哲学堂公園――> http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/102500/d024809.html

田中中野区長のご挨拶

田中中野区長のご挨拶

駐日ハンガリー大使館アニタ一等書記官

駐日ハンガリー大使館アニタ一等書記官

WN保全財団(在ハンガリー)キッシュ・シャンドール理事長

WN保全財団(在ハンガリー)キッシュ・シャンドール理事長

タマーシュブダペスト第一区長

ブダペスト市ノジュ・ガーボール・タマシュ第一区長

 第一区長のプレゼンは、パワーポイントの動画とコラボしたナレーション風で、一級の芸術作品でした。文化の薫り高く、さすがにブダペスト市のリーダーとの印象も多く聞かれ、会場内を魅了しました。

 その後のパネルディスカッション、中野区の歴史の中に、哲学堂公園の価値がしっかり位置付けられていました、そして、新たにワグナー・ナンドールの「哲学の庭」も加わって。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 終了後の懇親会、ノジュ・ガーボール・タマシュ第一区長がプレゼンで引用した石川啄木の短歌は、ハンガリー語に訳されたインターネットからのものだったと分かりました

楽しいひと時

楽しいひと時

堅田優衣さん指揮 コンサート

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 ワグナーナンドール没後20年記念イベントの一つ、堅田優衣さん指揮の合唱ユニット「Noema Noesis(http://nn2014.wixsite.com/noemanoesis」による「軌道~声で辿る、ワグナー・ナンドーの世界」コンサート・東京新宿は、200名の参加で大盛況のうちに終了しました。

 このユニット、「Noemaとは考えられたもの、Noesisとは考える行為・作用を意味している。私たちの活動においても、能動的に考え、試行錯誤を繰り返しながら声の可能性を追求し、メッセージ性のある音楽を創っていきたいという意味が込められている」という理念を、ワグナー・ナンドールの生涯を通じてまさに表現した今回のコンサートとなりました。

イベントのチラシ・表

イベントのチラシ・表

イベントのチラシ・裏

イベントのチラシ・裏

 第一部は彼が生きた三つの国、ハンガリー、スウェーデン、日本の曲をアレンジして、その生涯を辿る企画、それぞれのお国柄が曲に表現されていて楽しかったです。国の歌はその国の言語で唄ってこそ意味があるという信念を貫いて、各言語での合唱、さらに歌詞対訳集も配布される丁寧な企画となっていました。第二部は、彼の代表作『哲学の庭』をテーマとした楽曲、ユニットのチャレンジですね、斬新な曲風とパフォーマンスが素晴らしかったです。

 開場直後からたくさんの方々にお越し頂きました。

公演前から多くのお客さま

公演前から多くのお客さま

公演後に和久奈ちよさんも御礼のご挨拶

 最後に和久奈ちよから御礼のご挨拶も。

オペラシティの吹き抜け

 オペラシティの吹き抜けに立つ大きな像を通り抜けて。

 会場の東京オペラシティリサイタルホール(http://www.operacity.jp/concert/facilities/rh/index.php#floormap)は文化の薫る場、ハンガリー・ブダペストから戻った翌日でしたが、東京でもまた芸術の秋を味わう日となりました。堅田優衣さん、ありがとうございます!

W.N 没後20年 @ ハンガリー(3)

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 ワグナー・ナンドール没後20年の記念会がブダペスト市内のゲストハウスで開催されました。

  さんの住宅だった建物

  ヨーカイ・アンナさんの住宅だった建物

ヨーカイ・アンナサロン

サロンの玄関看板

ブダペスト第一地区 区長のご挨拶ブダペスト第一地区ノジュ・ガーボール・タマシュ区長のご挨拶

ワグナー・ナンドールの三男 バリント

ワグナー・ナンドールの三男ワグナー・ バリント

 私も日本におけるワグナー・ナンドール財団のこれまでの活動について報告をしました。

左隣は通訳のレイカさん、道子妃殿下の通訳もされた第一人者

左隣は通訳のレイカさん、美智子妃殿下の通訳もされた第一人者

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2017.10.4ブダ記念会あいさつ文 秋山 孝二

<財団の事業報告>

今年でWN財団は30年を迎えます。5年前に3代目の理事長に就任し、今、WN没後20年を振り返っています。ちよさんは、先月の誕生日で88歳、日本では「米寿(べいじゅ)」と言ってお祝いを致します。本人は益々元気いっぱいですのでこれからも宜しくお願い致します。

WN自身の業績は、すでに皆さまよくご存じだと思いますので、私はこの20年間、特に直近5年間のちよさんを先頭にしたWN財団の活動をご報告致します。

まずは、これまでの栃木県益子を拠点とした春・秋の展示会、及びコンサート・写真展の同時イベント開催により、知名度が飛躍的に上がってきていること、そして、栃木県が2020年東京オリ・パラピックのハンガリー選手団のホスト県になったことにより、関係が大変親密になっています。

今年7月には、「ようこそ!栃木県に!」をハンガリー語で大きく横断幕に書き、栃木県庁でHOC代表(ハンガリーオリンピック委員会)の方々をお迎えしました。 そのハンガリー語をちよさんはキシュ夫妻に教わったので、この場を借りて御礼申し上げます。さらに栃木県教育委員会とHOC代表二名がWN財団を訪問し、アトリエ他をゆっくりご見学されました。両者とJOC三者による栃木県での「五輪前合宿の覚書」の正式調印は、106日 で、WN財団からも立ち合いに評議員が出席しています。

また、パラノビチ・ノルバート駐日大使にはプライベートで益子のWN財団に足を運んで頂き、つい先日は、東京都中野区哲学堂公園の「哲学の庭」に、ハンガリーのホッパール・ペーテル文化担当事務次官パラノビチ駐日大使、田中中野区長、出井(いでい)区議会議長ほかが訪問され、大変熱心に鑑賞されていました。田中区長は、帰り際に、「中野区にとって誇りである」と私におっしゃっていました。

一方、日本の文化庁宮田長官は6月に益子を公式訪問され、ちよさんはじめ、財団理事・評議員がお出迎え、ご案内しました。

今年の「WN没後20周年記念事業」は、7月の栃木県宇都宮南図書館でのコンサート、講演会でスタートし、9月の札幌での「母子像・ふるさと」を巡るご講演、ピアノトリオ演奏、いずれも大変好評でした。今後は、来週の東京で評議員の堅田さんの娘さんが指揮する合唱団コーラスライブ、12月東京都中野区でのフォーラム、パネルディスカッションと盛りだくさんに続きます。これにはブダペストのノジュ・ガーボール・タマシュ区長のご出席も決まったと先日伺いました。

今年は、本当に内容の濃い一年、皆さまの応援を背に受けて、栃木県益子から元気いっぱいWN財団も世界に発信して参りますので、宜しくお願い致します。

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民族楽器演奏

民族楽器演奏

 会の後は交流パーティ、100歳になるワグナー・ナンドールの友人もご参加・ご挨拶でした。

100歳の友人の冒頭ご挨拶

100歳の友人の冒頭ご挨拶

 没後20年記念に相応しい、ハンガリー、スウェーデン、日本での創作活動の振り返りのひと時でした!

W.N 没後20年 @ ハンガリー(1)

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 ワグナー・ナンドール没後20周年の記念の年、活動拠点だったハンガリー・ブダペストでも記念会ほかが企画され、日本からも和久奈ちよ、WN記念財団の堅田憲弘評議員と私が参加しました。

 幾つかの行事に先立ち、まずはブダペスト市内のゲレルトの丘中腹に建立されている「哲学の庭」に行き、キッシュ理事を交えてのこの間の振り返りでした。

丘の上からブダ城方面を展望

丘の上からブダ城方面を展望

元祖 哲学の庭

元祖 哲学の庭

 しばし懐かしい思い出話の後は、ワグナー・ナンドールがアトリエとして使っていた王宮下の場所、今はリノベイトされて新しい観光名所となっています。

右から二つ目の入口がアトリエでした

右から二つ目の入口がアトリエでした

 前回訪問時は、リノベーション工事中でしたが、敢えて古く見せる建築・リニューアル技術がすごいです。そして、博物館前の大きな戦士の像は、この期間の特別展示用のディスプレイで、全てプラスティック製、まるで歴史的彫像のようです。

隣は歴史博物館 前の像二体はプラスティック製の一時展示とか

後ろは歴史博物館 前の像二体はプラスティック製の一時展示とか

 ここはブダ城の東の端、ここから階段、エスカレーターで昇っていくと、従来のブダ城内に繋がっています。

ブダ城内へ

ブダ城内へ

途中で東側を望むとゲレルト丘も

途中で東側を望むとゲレルト丘も

 ブダペスト到着翌日の日中は、20年を振り返り、ワグナー・ナンドールの創作活動の原点を見つめ直すひと時となりました。

枝廣淳子 & 異業種交流会

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 枝廣淳子さん主宰の異業種勉強会(http://www.es-inc.jp/network/forum/index.html)、第47回は「急拡大するESG投資――企業に迫るリスクと新たなビジネスチャンス(http://www.es-inc.jp/network/forum/2017/nwk_id009128.html」について、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社クリーン・エネルギー・ファイナンス部主任研究員の吉高まりさんのお話でした

* 前回の様子「テーマはSDGs」 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30859

* これまでの積み重ねはこちら――> http://www.es-inc.jp/network/forum/index.html

以下は枝廣淳子さんからのメッセージ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 先月7月3日に、世界最大の年金基金である日本の公的年金(GPIF)が、日本株のESG指数を採用し、1兆円を投資したことは、金融のみならず企業にとっても大きなニュースでした。

 欧米では当たり前であったESG投資が、年金基金などの長期的な収益向上に資する重要なツールであることがようやく日本でも認識されるようになり、一過性ではない、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の要素に配慮した投資が、一気に加速しています。

 一方、金融システムの安定化においては、気候変動が大きなリスクであると認識されています。金融機関や金融機関が関係する事業体に対し、気候変動に関するリスクなどの情報開示の動きが強まり、フランスではすでに法律で義務化されています。

 こうしたESG投資の動きを、一部の上場企業とGPIFの資産運用に関わる金融機関だけの問題で、自社には関係がないと思われる方も多いかもしれません。しかし、ESG投資は金融機関と何らか関わりを持つ企業・団体にとって、今後直接的にせよ、間接的にせよさまざまなレベルで、本業であるビジネスに影響を与えることは間違いないといわれています。

 加速化する金融の大きなうねりに対し、企業はステークホルダーである投資家やサプライチェーン等から指摘を受けてから動くのではなく、いかにリスクに備え、同時に攻めの準備をし、チャンスに変えていくのかーー、それぞれの立場でしっかりと考えることが、真の持続可能な経営を実現する上で鍵となるでしょう。

 今回のフォーラムでは、長年、気候変動に関して金融機関で対応した経験を有し、かつ、昨今はESG投資の現場で様々なアドバイスをしている三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の吉高まりさまから、ESG投資動向とともに現場で得た学びや気づきについてお話しをうかがいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 秋山財団の立ち位置は、投資を受ける側ではなく、投資をする側としては唯一の参加者だったのかもしれません。基本財産の運用において、ファンド等の選択で大いに参考になるお話でした。世界金融の流れと企業のリスク認識が、世界の枠組みの変化と連動して大きく変わってきていることを改めて感じます。

 日本国内のメディア等だけに接していると、世界の流れが見えて来ない相変わらずの現状、この異業種交流会はいつも刺激的かつ先進的で腑に落ちるお話と意見交換が大変有意義です。参加企業の方々の意欲的姿勢も、日頃札幌のような地方ではなかなか出会えないもので、学びの場として大切にしていきたいですね。

 随分前に、枝廣淳子さんにこの会にお声を掛けて誘って頂き、今となっては感謝です。そう言えば、先日少しお話をした所、今年9月の枝廣淳子さんもメンバーのハンガリー・バラトングループ合宿で、ブダペスト・ゲレルトの丘にあるワグナー・ナンドールの「哲学の庭」彫像群に足を運ぶようにとの話題が出たそうです。彼女がネットで検索すると私が理事長の「ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/」にたどり着いたとか、思わぬところで話が繋がりました。

 ワークショップ後の懇親会では、一番遠くから来ているということで、私はいつも最初の乾杯の挨拶をさせられています。先日は、「今回もコウレイにより秋山さんに最初の乾杯を!」と枝廣さんから促されたので、「高齢なので乾杯の音頭をとります」といつになく(?!)絡んでスタートしました。2時間で3回も席替えをする交流会というのも、ここだけですよね。

WS後の懇親会で

WS後の懇親会で

 いずれにせよ、私&秋山財団にとって益々大切な情報収集・交換の場となっています、これからも宜しくお願い致します。

ハンガリーから事務次官 @ 哲学堂公園

Posted by 秋山孝二
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 東京都中野区の哲学堂公園(http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/504000/d002700.html)を訪問されたハンガリーのホッパール・ペーテル文化担当事務次官(真中)とパラノビチ・ノルバート駐日大使(左)、ワグナーナンドール作品「哲学の庭」へご案内した田中大輔中野区長(右)、通訳の大使館アニタさん、区議会出井良輔議長。もう一枚は、縁の下の力を発揮された人たち、手塚さん、植竹さん、堅田さん、お疲れさま!私も1時間前から財団理事長としてご訪問をお待ちしておりました。

中央が事務次官、その右がパラノビチ駐日大使、左が田中大輔中野区長、出井区議会議長

中央が事務次官、その右がパラノビチ駐日大使、左が田中大輔中野区長、出井区議会議長

 事務次官45歳、駐日大使39歳、皆さんお若いですね!

縁の下で支えた皆さま

縁の下で支えた皆さま

 今年2017年はワグナー・ナンドールが他界して満20年の節目の年、「公益法人 ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.jp/の前身「財団法人タオ世界文化発展研究所」の設立が1987年で、今年は財団設立30周年を迎える年でもあります。

 この記念の年、 彼の作品が建立されている栃木県、東京都中野区、札幌市、ハンガリー・ブダペスト他、複数の場で、「没後20周年記念会」をシリーズで開催し、各地で数多くの縁のある方、ファンの方々にお集まり頂いています。ある方は在りし日の姿を偲び、ある方はその作品から世界平和への強い意志を感じ取り、そしてある方は、初めて接する彼の波瀾万丈の人生に生きる力を受けとめたとお話をされて、この20年間の活動と作品に込められた思いをそれぞれに再度噛みしめています。ここ中野区でも、今回のご訪問に加えて12月9日(土)中野サンプラザで13時30分から記念フォーラムを開催予定です。

 生前、ワグナー・ナンドールは、この財団に自らの名前を冠することを良しとせず、世界平和と共通理解の理念を掲げて創作活動を続けていました。没後は妻・ちよが二代目理事長に就任して、しばらくは名称を継承し、個人の命は逝きましたが、その理想は一層輝きを増し、亡き夫の遺志をしっかり引き継ぎました。原点の益子のアトリエを軸に庭園創設ほか、周辺施設の整備等を着実に行い、記念ギャラリーとして毎年、春・秋に多くのお客さまが足を運び、広く彼の思想・哲学を理解して頂く活動を続けています。

 私は「公益財団法人」に移行する時期と同じくして、三代目の理事長に就任しました、財団設立以来、特にこの没後20年のちよ及び財団関係者の民としての公益普及活動を、大変高く評価し、誇りに思っています。ともすると美術館・博物館運営は、個人の崇拝に終始しがちですが、私たちの理事会、評議員会での議論は、栃木県を本拠地とする財団として地域への貢献が十分であるかどうか、全員がいつもこの間の財団活動を真摯に検証し、厳しい自らへの問い掛けを続けています。特に、ワグナー・ナンドールと活動を共にしてきたちよ理事のアイディア・企画・判断は、「これで最後」の気持を胸に、溢れる情熱をぶつけてこの財団活動に注ぎ込んだ賜物と言っても宜しいと思います。

 私たち財団関係者は、今日まで陰に陽に支えて下さった日本全国、世界各地の数多くの皆さまに感謝を申し上げると共に、没後20年の記念の今年を、振り返りだけでなく、ワグナー・ナンドールの作品を通して、これからの世界平和にささやかでも貢献できる活動を目指す確認の年として邁進したいと思っています。どうか、今後とも引き続きのご支援を宜しくお願い致します。

ワグナーナンドール展示会 2015春

Posted by 秋山孝二
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 ワグナー・ナンドール記念財団(http://wagnernandor.com/indexj.htm)の「展示会 2015春」が今月15日から始まっています。今年は初めての企画として、五角堂での「ミニコンサート」が毎日開催されていて、連日大いに盛り上がっているようです。先日はその初日、財団の奨学金助成事業で応援した阿久澤政行さん(http://www.danube4seasons.com/search/international-student/02_d4s_2012-15_2.html)と、一緒に演奏活動をされているチェロの白佐武史(http://takeshirasa.blogspot.jp/)さんが、財団内のアトリエで演奏を披露しました、素晴らしいひと時でした。

アトリエでの阿久澤政行さんのライブ

アトリエでの阿久澤政行さんのライブ

チェロ・白佐さんとのコラボレーション

チェロ・白佐武史さんとのコラボレーション

 阿久澤政行さんは当日配布のチラシに次のように書いています。

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 奨学生としての2年間、あっという間に過ぎました。演奏家としての技量の幅と感性の磨きは、生涯かけて学ぶものと感じております。この2年間で、私は多くのことを習得できました。演奏から学ぶだけでなく、幅広い芸術家との交流ができたことも、とても勉強になりました。

 特に大きな演奏会の前には、この「哲学の庭」にて、静かに心を清め、頭の中で音楽を流しながら本番に向けてのイメージトレーニングをすることが、最近の私のこだわりです。また、演奏会の燕尾服は、ワグナー・ナンドール先生が着ていらしたものです。

 ワグナーナンドール財団のご支援に心から感謝するとともに、より一層演奏家として精進して参る所存です。4月18日のアトリエでの演奏では、成果の発表とともに財団への感謝を音に込めたいと思います。今後とも更なるご指導、ご鞭撻のほどを宜しくお願い申し上げます。

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 阿久澤政行さんは、以前、宇都宮南図書館でも演奏をしています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18276)。

 一方、チェロの白佐武史さんは北海道釧路のご出身で、6月には地元での予定もあります。

埋め込み画像への固定リンク
 今回の演目は、ゾルタン・ゴダイ作曲の曲「ウィーンの音楽時計(ハーリヤーノシュより)」、「ドビュッシーへのオマージュ」、「上場的ロマンス」を中心に、サンサーンス作曲「白鳥」、ヴィラロボス作曲「黒鳥」等、普段あまり耳にしない曲も多く、聴き入りました。翌日からの五角堂でのミニ演奏会は、楽器、ソプラノ他盛りだくさんのプログラム、彫刻と音楽のコラボレーションは、また新しいワグナー・ナンドールの世界で大変嬉しいですね、これからも若い世代の皆さんに夢を託したいと思います、宜しく!

ワグナー・ナンドール秋季展 2013

Posted by 秋山孝二
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 「ワグナー・ナンドール記念財団(http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/TOP.html)・秋季展示会 2013」が開催されています。

 これまでたくさんの記事を掲載してきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC

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 今年は、財団内の庭を新しくしての初めての展示会、ヨーゼフ・アティラ像もプロモナード沿いとなりました。

新装なった庭も好評で

新装なった庭も好評で

詩人「ヨーゼフ・アティラ像」も新しく設置

詩人「ヨーゼフ・アティラ像」も新しく設置

ワグナー・ナンドールがハンガリー国・文化遺産に登録

ワグナー・ナンドールが今年、「ハンガリー国・文化遺産」に登録となりました!

特別展示室では「ワグナー・ナンドールの生涯」も

特別展示室では「ワグナー・ナンドールの生涯」も

 この数年、話題が実に豊富で、訪れるお客さまも格段に増えています。「Bar レモンハート:http://www.yomiuri.co.jp/otona/people/sakaba/20130711-OYT8T00777.htm」にも登場したりです。

HPより~~~~~http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/mobile/002-2.html

 「減点パパ」 「ダメおやじ」の作者として有名な古谷三敏氏のロングランシリーズ 【BAR レモン・ハート】 第26巻に、 ワグナー・ナンドールと作品が登場しましたのでご紹介します。人情噺の第一人者 古谷三敏先生のお酒にまつわる うんちく を扱った漫画作品です。第1話 part.333 「亡命した酒」と、最後の第13話 part.345「ワインの素性」に登場します。ワグナー・ナンドールの代表作【哲学の庭】に関しましても わかり易く描かれています。

~~~~~~~~~ 引用 おわり

 今年も実り多き一年でした、芸術・文化の「力」を感じる昨今です。

ハンガリー 2012 (2)

Posted by 秋山孝二
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<「ワグナー・ナンドール」シンポジウム in ブダペスト>

 昨年出席しましたが(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10355)、今年は会場は同じ「ペトフィ文学博物館(http://www.pim.hu/object.1160b1a4-08c9-4ea9-bb65-1d30e97d1eb0.ivy)」で、テーマは「ワグナー・ナンドールの人生の軌跡」をたどるものでした。

会場はブダペスト市内中心部の美術館

会場はブダペスト市内中心部のベトフィ文学博物館

  私は今回、トップバッターで以下のような挨拶をしました。

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今日、ここで「ワグナー・ナンドール記念財団」の理事長として、皆さまの前でご挨拶できることを、大変光栄に思っています。当財団は、20114月から「公益財団法人ワグナー・ナンドール記念財団」として、新たに活動を始めています。さらに、今年6月に私が二代目理事長に就任しました。勿論、ワグナーちよは変わらず元気で、引き続き理事として情熱を傾けています。

 

 せっかくの機会ですので、この数年間の<新しい事業>を報告致します。

まず、2011年に「ワグナー・ナンドール記念研究助成事業」を開始し、第1回として陶芸家の成良仁(なりよしひとし)氏に贈呈しました。つづいて2011年、DVD 日本語版のNo2 No3を完成し、新しい視点からのWNの思想・哲学の紹介を試みています。

一方、2011.3.11震災で益子の財団では多少の被害があり、修復のためにしばし休館しました。2012春季展開催(4/155/15)は、「ワグナー・ナンドール没後15周年記念展示」として、多くの方々に訪問して頂きました。2012年、DVD 英語版3巻を完成、秋季展は1016日から1カ月を予定しおり、併設展としてWN研究助成受賞者・成良仁さんの作品展示も開催します。最近の来館者の特徴は、1)栃木県外からの来館者が増加、2)新規来館者が増加、3)HPを見て興味もち、来館する人も増加しています、関係HPとのリンク、モバイル版もUP等の効果だと思います。

 

 次に、今日、私がここにお集まりの皆さまに是非お伝えしたいことは、この間、ハンガリーと日本の二つのWN財団の交流が「作品」を通じて一層進化していることです。

一つは、ハンガリー、アカデミア・フーマーナから贈って頂いた「ハンガリアン・コープス」ブロンズ像は、2012429日に益子アトリエで除幕式を開催しました。EU協議会前副議長テーケシュ・ラスロー氏(ルーマニア代表)、大塚朋之益子町長を始め、地元の皆さん、財団関係者多数のご出席を頂きました。さらに、「ヨーゼフ・アティラ」ブロンズ像は、益子の庭園に設置完了し、「嘆き」石膏原型は、禅の廊下に展示しています。

次は、2年前から【母子像・ふるさと】石彫をブダペスト市に設置の企画が起こり、写真資料とテラコッタを「ハンガリー・アカデミー・フーマーナ」に送付し、今年、これらの限られた資料から素晴しい石彫が完成したと、ワグナー・ちよが絶賛していました。明後日、こちらで除幕式が開催されることを心からお喜び申し上げます。また、【母子像・ふるさと】ブロンズ像は、ワグナー・ちよのふるさと札幌市・市長公邸跡に設置完了し、除幕式が20111118日、札幌市副市長、隣地のアメリカ総領事館リース総領事、地域の保育園の子どもたち・保護者の皆さん等のご出席で、なごやかに執り行われました。当日は雪が少し積もっていましたが、その後、春を迎えたこの場では、多くの子どもたち、親子連れ、お年寄り、若者たちのくつろぎ、癒(いや)しの場として人気を集めています。

 

以上ご報告したように、この間の、ワグナー・ナンドールの作品を軸とした、ダイナミックな活動は、あらたな発展の段階に入っていると思います。ワグナー・ナンドールを直接知る方々の時代から、作品を通じて彼の哲学・理念をしっかり伝えていく時代を迎えていること、言い換えると、益子町のアトリエを本拠地として、「哲学の庭11体」の東京都中野区、「母子像・ふるさと像」の東京都麻布(あざぶ)、札幌市、そしてハンガリー各地、ナジュバラド等、作品と土地を結ぶネットワークを基盤に、WNの思想・哲学をあらたなメッセージとして世界に発信していく段階に進化してきています。

これまでの皆さま方のご尽力に心から感謝申し上げるのと同時に、このことを今後活動の軸に据えていきたい、私はそう感じています。

 

ご清聴ありがとうございます。

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シンポジウム終了後の懇親会で

シンポジウム終了後の懇親会で

会終了後に玄関を出て見ると、雰囲気のある街並みの路地

会終了後に玄関を出て見ると、雰囲気のある街並みの路地

 今年のシンポは、原点に戻って、ワグナー・ナンドールの生涯を、特にハンガリー、スウェーデン時代の創作活動を通じて、出席した皆さんと共有するひと時となりました。