先月のNHK・ETV特集『心の扉をたたき続けて~福島アウトリーチ支援の現場から~』は、「こころのケアセンターなごみ」を取材して現場で格闘する方々の日々を追っていました。
* 治療にとどまらない一歩先の支援ができる「こころのケアセンターなごみ」 | 未来ワークふくしま
NHKの番組HPより~~~~~~
震災と原発事故から13年半、今なお癒えぬ心の傷とともに生きる人がいる。福島県南相馬市にある“こころのケアセンターなごみ”。震災直後に精神科のある病院が次々と機能停止する中、全国から心のケアの専門家が集まり結成された。看護師や精神保健福祉士、社会福祉士など多職種の専門家が連携し、被災者宅を定期的に訪ねる「アウトリーチ」を実施。心の復興と生活再建をめざし、当事者に徹底して寄り添う支援の現場に密着した。
私は「アウトリーチ」という言葉に反応して、この番組を観ていました。
* 何かあったら駆けつける「心の救急隊」
* 地域と信頼関係を積み重ねてきた12年
* 病気の有無にかかわらず、支援できることがやりがい
* 枠を超えた発想ができる人になれる場所
今、秋山財団でも研究助成募集要項に「アウトリーチ活動」の実績を記載することを要請していますし、財団自身、研究者と小中高生、市民、NPO等の地域とのネットワークを繋ぐ活動を模索し続けています。現在の予測不可能な時代に、地域で生きる皆さんとネットワーキングで化学反応を期待するみたいなイメージと言えばいいでしょうか。40周年を来年に控えて、秋山財団のチャレンジは続きます。