『ドライブ・マイ・カー』と広島

Posted By 秋山孝二
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 第94回アカデミー賞の授賞式が先月末にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー(https://dmc.bitters.co.jp/』が国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)を受賞しました。同部門で日本映画が受賞するのは滝田洋二郎監督の『おくりびと』(2008)以来13年ぶり、ノミネートは是枝裕和監督の『万引き家族』(2018)以来3年ぶりと大変な話題です。

 更に、アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の計4部門にノミネート。日本映画として初めて作品賞にノミネートされる快挙を成し遂げたほか、濱口監督が『乱』(1985)の黒澤明監督以来36年ぶりに日本人として監督賞の候補、濱口監督と大江崇允が日本人として初めて脚色賞の候補にもなりました。これに先立ち、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞を皮切りに、全米映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞などアカデミー賞の前哨戦となる賞レースで作品賞を受賞。英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞などで外国語映画賞も受賞していました。

 先日はNHK中国放送『ラウンドちゅうごく(https://www.nhk.or.jp/hiroshima-blog/6000/462714.html)』は裏話的な番組で面白かったですね。なぜ、広島でのロケだったのかを軸に。

~~~~~~~~~~~~番組HPより

 平和記念公園や国際会議場など世界に誇る名建築や瀬戸内の風景といった、美しい広島の今の魅力が映し出されている。「原爆から復興した広島の姿に、妻を亡くした男性の再生を描いた物語が重なる」と濱口竜介監督は語る。広島の街に導かれたという撮影現場。そのクライマックスにNHKのカメラが潜入。世界的に評価を受ける映画の舞台裏とは?濱口監督が広島に託した思いに迫る。

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 「喪失」と「再生」が広島とこの作品を結ぶキーワードなのですね、納得です!!

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